お刺身鰤ね♪ : 酎坊

来る2015年10月11日(日)このおでん屋さん酎坊を特別に営業してもらいます。題して「河童かい？」興味のある方は是非予約の上いらして下さい。時間は15:00から21:00です。

病院の門限があるので無理言って昼にあけてもらう。
来なかった月日の長さを感じずにはいられない。もう国立競技場は更地になっていた。
思い出は純化されていくのだから、変わらないというのはお母さんの味が進化しているのだろう。
車いすを友人達が神輿のように担いでくれました。重い出。
秋ですね。おでんが身にしみます。
広島に新型爆弾が投下されたあの日のこと、ソフトの強化選手だった少女時代の話をしました。
タイムトラベルしてみませんか？忘れては行けないものがつまっています。思い出。（2015/9/29）

またやってしまった。
理学療法士のMさんに「聞きましたよ。プロのおでん屋さんに持ち込みしてもらっているそうじゃないですか。この美味しそうなのがそうですね。確かにうまそうだ。これを食べているんなら今日のリハビリきつくても大丈夫ですね。」
これは叶わない。何を言われても辛くない，大丈夫と答える私にMさんは，じゃあこれもできるでしょ，あれもできますねと課題をエスカレートしてくる。望んで受けている鬼指導だが，ふとリハビリ室で横を見ると，「あれ，こんなことも出来ましたね。じゃあ次はこれできるかな。よくできました！」。神指導。わしのときと全然違う。
慌てて婦長さんを読んで，おでんの持ち込みを患者の皆さんにたいしてするのは可能か，お母さんにも持ち込めますかと問い合わせる。他の患者に配ったからといって自分のリハビリが軽減されるはずもないだろうに，慌てると何をしだすか分からない。
嚥下の問題もあり，ミキサー食しか食べられない患者もいて，申し出は有り難いけど辞退しますと婦長に言われる。冷静に考えれば分かることなのに。お母さんにも入らぬ心配をさせた。申し訳ない。
食事時は避けて，皆の目に触れぬよう自室で出してもらうなどいくらでも工夫は出来ただろう。発病から１年が経過したのに，まだまだ周りの人に寄り添って考えられていない。反省。

お母さんお見舞い有り難うございます。
若い友達が来てくれますと隠し子？となりますが，さすがに母親は知っているので間違えませんが，自分のお母さんぐらいの年代の人がお見舞いに来てくれても，友人という説明は受け付けてくれないのが，世の中のようです。友人は若すぎても，お年を召していても駄目なようです。こんな世間に誰がした？正直によく飲みに行っていたおでんやのお母さんと説明するとさらにがっかりする。そんなことあるわけないじゃない。そんなことがある世界に住んでいられて幸せです。
この前のお見舞いの時に，卵，ちくわぶ，じゃこ天だけでもと食事制限のある病院に持ち込み成功を勝ち取ったお母さん。今度はこぶやら竹輪やらがんもたちまで。おまけに山芋漬け。デザートのブラックチェリーまで持ち込み有り難うございます。そういうお母さんの攻める姿勢大好きです。生徒達にも見習って欲しいものです。
味は，言わずもがな，手間暇かけて味の染みこんだ卵やちくわぶは病院では味わえないものです。
ただ，ここは療養型病院。おじいさん，おばあさんの視線が痛い。
卵を泣きながらほおばっているうちに，自分に注がれる熱い視線に気づき，皆さんにもお見舞いが来てくれればいいのにと口の中に何も残っていなくても泣き続けなければいけません。私の分を一緒に食べて喜んで欲しいのですが，一人一人症状は違います。食べ物を配ったり，交換することは堅く禁じられています。
どうか皆さん，身内でも，そうではなくても入院しているお世話になった方はいませんか？是非お見舞いに行ってください。食堂には患者全員がいます。数少ない食事の時にお見舞いに来てくれる方を，エレーベータに消えるまで患者は手をふるものなのです。中には自分の所に来た人でもないのに手を振り続けて居る人もいます。私達はここにいるんです。（14/5/25）

羊たちの沈黙でハンニバル・レクター博士は，クラリス・ワーク捜査官に捜査に協力する代わりに，クラリスの私的で個人的なことを一つ教えてくれるように頼む。
ご縁とは本来そういうものであるとして，お店の人たちとお付き合いさせてもらっているが，その付き合い方は特異なものとして小説になるほど今の社会では当たり前のものではないようだ。
長くなるので例は一つだけにするが，「仙一」。仙台では名前を知らない人はいないほどの名店だ。
旧店が出講している仙台の予備校の近くにあり，新規出講にあたりどこかいい店ないかなということでお邪魔した。あいにく大混雑で，そもそも昼休みの間にさっと食べに行こうとするこっちが悪いのだが，授業ぎりぎりになってしまった。
しかもまずはお寿司屋さんは並からとか変なこだわりがあり，しかも仙台まで来てぶどう海老を食べない奴はいないだろうと並に入っていないことを聞くと追加で注文。迷惑な客。数寄屋橋二郎で鮨を焼いてくれと注文する客とそんなにかわりがない。
早く早くと大将をこちらの都合で急がせてしまった。こんな異常な出会いでお店の評価ができるはずはない。でも未熟だからしてしまった。興味がある方は過去のレビューをお読み下さい。
私に少しでも褒められるところがあるとすれば，諦めない変な性格。生徒の将来を簡単には諦めないのと同じだ。飲食店は自分の作っているものに誇りを持っていれば，３回は食べさせてもらってから評価を決める（何様？＞自分）ところ。毎週仙台に出講する度，午前の授業が終わってはすぐに足繁く通った。大将も変な客と思ったに違いない。毎週，竹，松，おまかせと注文も進化するにつれ，私的で個人的なお付き合いも深まり，仕入れの産地を聞いたり，地酒の蔵本の話を聞いたり，大将の若い頃の苦労話を聞かせてもらったりした。たまに翌日が休講日で，東京に移動しなくても良い日は，仙台に宿泊して夜も楽しませてもらった。評価はここに書くまでもないだろう。
私的で個人的なことに始まったご縁は時に意外で途方もない発展を示す。病に倒れ病院で寝ていると，若い友人が立川までお見舞いに来てくれた。利久東口分店の佐藤さんから大切な品を預かってきてくれたのだが，今は書く紙幅がない。嬉しかったのだが，横に初対面の可愛らしいお嬢さんをつれている。
「ときにお主。そちらのお嬢さんはどなた？」
聞きたくもないうらめやしい話が続き，「へー，仙台のお寿司屋さんのお嬢さんなんだ。仙台にはいいお寿司屋さんさんがあってね。最近は予備校の出講もなくていけないんだけど，仙一っていうんだけど…」
「あ，実家です。」
「へーそう。…えぇっ！！そうなの。そんな遠くに座ってないで，こっちにどうぞどうぞ。おまえちょっとあっちに行っててよ。」
幸せな一時を過ごせた。「あいつ閖上って読めるかな？赤貝の産地なんだけど，復興が大変でね…」と時々想像の翼（by花子）をひろげている。
万事この調子で，盛のポルコロッソの山崎さん，弘前の四季亭の大将，会津のばんげぼんごの大将，…皆さんと私的で個人的なきっかけからご縁が始まり，時を重ねて縁を深めさせてもらっている。
さて，前置きは長くなったが，前田さん。千駄ヶ谷・外苑のおでん「酎坊」の店主でらっしゃる。どんなお店かはレビューをお時間あるときにみていただくとして，今週も病室まで来て頂けるそうだ。ありがたい。もはやお店でのお付き合いに留まらない。あつあげが食べたいなとリクエストしてみるか。
お母さんの積み重ねてきた時間の重み。普通には出会えないであろう方達とも常連として交流させて頂いた。この縁はどこまで広がるのであろう。胸にわくわくを一つ抱え込んで幸せです。
最近は，来店する前から，「注文の仕組みは？何時間までいられますか？焼酎の銘柄を全て言ってください？おでんのたねは何がありますか，全て言ってください？」と聞いてくる客が多いそうです。唖然。その間予約の客は電話に出られない。
交換不可能などこにもない出会いをしたいんでしょ？2500円で飲み放題です。交換可能な話はそれくらいでいいでしょ。私的で個人てきなつながりから始めましょう。どこまでひろげられるかは，あなたの気持ちの持ち方次第です。数学と同じ。
Do！やってみる！
（14.5）

評判が評判を呼び，混んでいると思って敬遠する方が多いのか，最近客足が…。
今月は，日祭も営業しているそうです。
今がチャンス。ぜひ足を運んでください。（12.9）


最近の話題
８／１９日の神宮外苑花火大会。まだ空席あります。お早めにお電話を。
クーラー改修しました。冷房ガンガン効いています。
どうせあの店は予約がないと入れないだろうと敬遠なさっている方，確かにそういうときもありますが，７月は＊日連続お客なしという絶不調もありました。諦めずにご確認を。（10.8）

えー、通い慣れてくるといいことが。
おかみさんの「お腹空いてます？」の綺麗な関西弁がでたところで「はいはい！」というべし。
色々美味しいものが食べられます。おでんとお好み焼きでは無茶苦茶満腹です。
でも、初めてお好み焼きうまいなと思った。
桃太郎のしうまいは別だけど。（08/06）

おかみさんの許可をいただいて登録しようとしたら…すでに登録されている。
食べログすごいな。
いつもの散歩コースからちょっと足を延ばして、といっても１００ｍぐらいだが。
だいぶお店が変わっていますね。難しいんだろうなこのあたり。
横断歩道わたって団地の方までお店ができている。
ん？2100円２時間焼酎飲み放題。
どうせ頭の痛くなる酒だろう、でも、おしんこ、おでんつきの言葉が妙にひっかかり入ってみることに。
んー扉にとってがないんですけど。
横開き…でもない。すきまに爪を入れても動かない。仕方ないので体重かけると開いたよ。
みんな素直に手で押しましょう。
宴会が２組にカウンターに一人。なかなかの繁盛。
で、カウンターを見て気絶。ずらっと焼酎のボトル。後ろの棚も含めると３０本はある。ジュルル…、あ！よだれが。
カウンターに座るとおしんこ、キュウリと山芋のとりあわせ。山芋が青のりの香りとあってとてもおいしい。キュウリも古、新両方入っていて楽しい。
で、グラスと氷が。なんと勝手にボトルとってじゃぶじゃぶ注いでいいんだと。知らないのも知っているのもいろいろ。梅酒もある。これが二時間のみ放題！天国だ！
にたっとしながらちょっとずつ色々楽しむ。閻魔も赤黒緑といろいろあるぞ。地獄も楽しいね。
おでん到着。ん？いいんですかこんなに？牛すじたっぷり。関西風の薄味でもしっかり。とくに、すじ、じゃこ天、白滝がうまい。みんなうまいけど。もぐもぐしながら焼酎を楽しみ、とても豊かな時間がすごせました。これで２１００円です。くどいようだが２１００円です。お会計御願いしますの必要ないんです。野口２枚に１００円一枚。おかみさんに後光がさします。
なんでこういう営業形態になったかとかは、いってみたときのおかみさんとの会話の楽しみに。上品な関西弁のそのお話ぶりには心和みます。女性一人のお客が多いという話に納得。年齢を想像するのも楽しいでしょう。答に気絶します。
あまりに楽しかったので次の日も友人をつれていく。
おでんがすごいことになりました。

日曜は休み。営業時間は六時頃から二時頃まで。日曜も宴会ならあけてくれます。宴会は4200円？で同じ形式。この場合普段食べられない料理もでてくるそうなので一回はやってみたいなあ。