名物女将が楽しいお店 : 翁

平成２６年１２月　　

今年も２回目の訪問です。
女将さんはまだリハビリ中とのことでした。
あの毒舌が聞けないのは残念ですが、お料理は相変わらず絶品でした。
雲丹、ふぐ、白子、鮑、白と黒のトリュフをふんだんに使った美味しいお料理を出してくださいました。

熱々の天つゆに黒トリュフとバターを落とし、そこにトリュフを練ったお蕎麦を入れていただく。
香りもお味も大変素晴らしく、とてもとても美味しかったです。(*^_^*)

そしてもちろん、更科も大変美味でした。
やはりお蕎麦は翁さんが一番☆


平成26年　　5月と12月に再訪しましたが、まだ女将さんはリハビリ中でお店には出ていらっしゃらないとの事でした。残念。

お料理の方は相変わらず美味しくて、また新しい驚きがありました。
なんと、チョウザメを目の前でさばいて、文字通り獲れたてのキャビアを出して下さったのです(≧▽≦)
とっても美味しいキャビアでした。

また、ジャガイモの2倍の大きさはある白トリュフが入っていて、お料理にふんだんに使って下さいました。

トリュフ蕎麦を揚げてもらったところ、更級を揚げたものと違う食感でさっくり、これまた美味ではまりました。!(^^)!


平成２５年１０月　再訪

今回は、トマト蕎麦を初めていただきました。
まるでナポリタンのような赤いお蕎麦にビックリしましたが、とても美味です。
またおつゆはトマトとオリーブオイルから作られていて、これが素晴らしく美味しく、サラダにかけてもきっと美味しいだろうなと思いました。

リクエストで揚げ蕎麦もつくっていただいたのですが、お酒のおつまみにピッタリでした。＾＾


この日いただいた松茸は、今まで食べた中で一番美味しい調理法だと思いました☆

いつも素敵な驚きをありがとうございます(*^_^*)

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平成２４年１2月　再訪

恵比寿にあるお気に入り の蕎麦懐石の老舗「翁」。

こちらの名物は更科蕎麦ですが、それ以上に名物なのが強烈な個性を持つ女将さんで、御歳80過ぎでも驚くほど口達者なんです。
この日もマシンガントーク全開で私達を迎えてくれました。＾＾

この日は数週間前から仕入れをお願いしてあった、常連さん専用スペシャルコース（5万円）です。

大根のおひたし
蟹肉と蟹味噌和え　　炙り鯵　どちらも無言になる美味しさです

イカの和え物
蕪の酢漬け　自家製のカラスミ　塩気が弱くて、いくらでも食べちゃえるような極上のカラスミでした。＾＾

イクラ　このほど良い塩梅、イクラの柔らかさは天下一品です

もどり鰹　　見た目からして鰹とは思えない見事なお刺身。
脂が非常によくのった素晴らしい美味しさに絶句☆
これぞ翁の仕入れの凄さ。

芋をすったものに白トリュフが散らされたお椀が出され、これは何？と思っていると
串にさした天ぷらが沢山運ばれてきました。

天ぷらは贅沢にも白子、車海老、鮑、イカ、アスパラなど。
これを芋あんにつけていただくのです。
天ぷらの衣には蕎麦粉が用いられ、普通の天ぷらとは全く味わいが違います

トリュフの香り高い、美味しい芋あんは残さず平らげました。＾＾

毎回出されるずいきの煮物

蕎麦のかえしを用いたフカヒレの姿煮

続いて本命のお蕎麦が運ばれてきました♪

お蕎麦は注文をうけてから粉をひいて練るので、いつでも作りたてをいただけるのですが、茹でる前の生の状態を1本いただいてみたところ、生でも美味しい

更科蕎麦
柚子蕎麦
前回度肝を抜かれたトリュフ蕎麦の3種類

お箸も3膳用意されました。

まずは更科。　　やはり翁のお蕎麦は本当に美味しい
初めて食べた時、こんなに美味しいお蕎麦は初めてだと感動しましたが、それは何度食べても変わりません。

柚子蕎麦　　爽やかな柚子の香りに食欲が刺激されます。＾＾

そして、トリュフ蕎麦
熱々のおつゆにバターを溶かし、白トリュフを沢山入れていただきます。
あぁ、至福の味☆

この美味しいお蕎麦を食べる為に、また頑張ってお仕事しなくちゃと思います！


平成２４年　６月　再訪

この日は、女将さんお薦めの「スペシャルコース」を御願いしてありました。

まずはいつもの「鬼もずく」　歯ごたえあって、酢加減もちょうど良いです。＾＾

帆立と車海老　鯵の炙り　一見、なんでもないように見えますが、ものすごく美味しいんです。

ぼうこ（ばちこを棒状にしぼって干した珍味）の炙り　

京都から届いたばかりの鱧の炙り　　季節柄、どこに行っても鱧をいただきますが、我が人生でたくさん食べてきたどの鱧よりも美味しく、驚くほど柔らかく、まったく骨を感じさせない見事な鱧でした☆
これだけで、今日ここにきた価値があると思いました！

これまた、本日届いたばかりの富山産のどぐろ
脂ののり方が半端ではなく、これも間違いなく今まで食べたノドグロの中でトップです。

ずいきの煮物　これは定番ですが、優しい鯵で好きです。＾＾

衣笠で包んだツバメの巣のスープ　　前回も出されたものですが、大変美味しいです。

次に、ふかひれの天ぷら☆　蕎麦粉をふってから揚げてあるせいか、まろやかな優しい味にしあがっています。＾＾


そして、真打ちのお蕎麦ですが、今回は普段の更科と、こちらの名物というトリュフ蕎麦をお願いしました。

毎回オーダーをうけてから蕎麦を打つので、打ち立ての味が楽しめます。


トリュフ蕎麦は、蕎麦の中にトリュフを練りこみ、さらにつけだれにもトリュフを用いてあり、さらにトリュフ蕎麦の上にサマートリュフをふんだんに散らして出してくださいました。
そして驚いたことに、熱々のつけだれに、バターをひとかけら落として、その中にお蕎麦をつけていただくのです☆

恐る恐る食べてみたところ、濃厚なトリュフとバターの香りと蕎麦が一体となって、素晴らしい風味をかもしだしました！
こんな味のお蕎麦は初めてです！！
そして、こんなにも美味しいとは思わなかったので、大感激☆

他にもトマト蕎麦、茶そば、桜そばなど、幾つもレパートリーがあるそうです。
これはしばらく通わなくては。。。（笑）

最後に、自家製のわらび餅が出されました。
これも、驚くべき美味しさ。
きなこは和三盆で甘さ控えめ。

何もかも素晴らしいお料理尽くしに、幸福に包まれた夜となりました。


そして怖いのはお会計ですが、、、
アルコールを入れて、１人あたり６万円弱☆
お酒はそんなに飲んでいないので、おそらくお料理は５万円前後だと思われます。

でもその金額に納得できる、本当に美味しいお料理と感動でした。

また来月あたり再訪の予定です。＾＾


H24年　4月　再訪

名物女将とお話がしたくて（笑）再訪しました。
土曜日のせいか店内はすいていましたが、おかげでお料理がすいすいと出てくるので、次回も土曜日にしようかなと思いました。＾＾
今回はカウンター席の後ろにある掘りごたつの個室に通されました。

今回はカメラを忘れなかったので写真もアップできました。

白菜の南蛮漬け　一見なんでもないように見えるこの白菜ですが、非常に美味しい！　

鯛も鯵も、すばらしい熟成具合です。

おにもずくは長くて歯ごたえがよく、その名の通りの逸品。

この日一番の感動は「ねぎま」。　鮪の脂身が素晴らしいのりかたです☆

ずいきもよい塩梅と柔らかさ。

そして真打ちのお蕎麦は相変わらずの美味しさ。
こちらのそばつゆはやや甘めなので、好みは別れるかもしれませんが、私にはまさにストライク☆
とろっとした美味しい蕎麦湯も残さずいただいちゃいました。＾＾

今回デザートはなかったけれど、女将の楽しいおしゃべりや駄洒落（笑）が何よりのデザートでした。

また来月か再来月あたりに再訪の予定です♪


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恵比寿西口から商店街を抜けると右手にそのビルがあります。　
酔ってたら絶対落ちそうな急な階段を降りた地下１階にあります。
　
落ち着いた和の造り。
すぐにご年配の女将さんが顔を出し、
「お嬢さん、ようこそいらっしゃいませ。」とにこやかな笑顔。
予約してくれた友人の名前を告げると、
「あぁ、○○様でしたらこちらのデラックスルームでございます」と案内されたのですが、いたって簡素な普通の４人用個室でした。（笑）
他には２人用個室がひとつと、カウンターと、普通席がいくつかありました。
こちらのお店は喫煙可となっていたので、煙が苦手な私の為に、友人が個室を取っておいてくれたのでした。

さて、まずは飲み物を注文することに。
　
私は梅酒のソーダ割りとウーロン茶を頼んだのですが、梅酒は１．５合分くらい？が器にどんと出されました
ペリエと氷は別添えです。
女将が
「私が作ると薄いだの濃いだの言われてしまうので、お客様のお好きなようにお作りになって下さいませ」と仰います。（笑）
花粉症の薬を飲んでるので、お酒は梅酒１杯だけ～と思っていたのですが、グラス大盛りで４枚は飲むことになりました
ウーロン茶もコップ1杯のつもりで注文したら、瓶１本で出されましたが、とっても美味しくどちらのか尋ねたところ、台湾産の有名なウーロン茶だそうです。

コースは蕎麦懐石にしては高めの値段設定で、１万５千円、２万円、２万５千円の３つ。
２万５千円のコースを頼んでみました。

京都でとれるサファイヤ茄子のおひたし
のっけからあまりの美味しさにびっくり
「翁は素材の良いものばかりを扱うので、高いけど本当に美味しい！」とこちらを絶賛していた友人の言葉が思い起こされ、次への期待が高まります。

鮑、車海老、菜の花など春を思わせる蒸しもの。
もう８０過ぎたというこちらの元気な女将さんは、一つ一つ丁寧にその仕入れ先から調理法まで詳しくユーモアたっぷりに解説してくださいます。＾＾
鮑は直に湯で煮ると硬くなるので蒸すのが良いこと、料理には全て蕎麦を何らかの形で用いていることなどを教えてくださいました。
驚くほど柔らかく美味しい鮑はもちろん、車海老の美味しさに感動しながら平らげました。

一口食べて、その上質さがわかるほっき貝、ほたて貝、やりイカの子供、白魚、きゅうりなどを漬けにしてあります。
全てその日に仕入れたものだそうで、特別な出入りの業者でないと入手できない、などと女将が得意げに話されてるのが可愛くて笑ってしまいます。＾＾
御歳60を超える職人さんが一つひとつ手造りでつくったというこちらの器。友人が料理に合う日本酒をリクエストしたら出てきたのですが、福を呼ぶそうで、もうすぐ私の誕生日と友人が話したら、女将が「じゃあ特別に」と下さいました

女将が「最高級の平目でございますよ！」と力説したヒラメの昆布〆。
本当に美味しくて文句のつけようがありません。

「今年最後の白子でございます。」と出された焼き白子、全く生臭さがなく、中身が甘く塩加減が絶妙で、過去に私が食べた白子の中で、間違いなく№.1の美味しさでした☆

ずいきのおひたし。
これも美味しくてお酒がすすみます。

続いて出されたのはフカヒレの姿煮
スープは蕎麦や鰹など和の素材ばかりを使っているそうで、なるほど中華でなく和風の味に仕上がっていて、フカヒレ自体もすごく美味しい。
「このふかひれだけで、某店では1万5千は取るよね～」と話しながら堪能しました。
そして女将が誇らしげに蕎麦を持って登場
「こちらが本日の真打ちでございます！」


蕎麦の芯の部分だけをつかった白いお蕎麦、偶然ですが私の最も好きな蕎麦なので嬉しさ倍増
しこしこの歯触り、豊かな蕎麦の香り、蕎麦つゆの美味しさ、どれをとっても一級品です

最後に女将が「これは試供品でございますが、宜しければお召し上がりください」と出して下さった、百合のはちみつとバニラをつかったアイスクリーム。
普段はデザートないそうですが、御客様からの要望が多く、現在あれこれ考えているとのことでした。

お料理が素晴らしいのはもちろんですが、女将とのやりとりや話が面白すぎて、私達はず～っと笑いっぱなしでした。
お蕎麦は季節によって変わるそうで、たっぷりのトリュフを打ち込んだり、桜を打ち込んだりと色々あるそうです。
予約時に電話でリクエストすると応じて下さるそうなので、また絶対来ます！と女将と約束してお店をあとにしました。

夜10時以降の入店もＯＫなお店です。
女将さんのキャラが強烈なので好き嫌いがあるかと思いますが、お蕎麦好きな方、是非行かれてみて下さい 。