いつでも青春時代に戻れるお店 : 中華麺店 喜楽

東横線沿線飲みツアー 最終地シブヤに戻ってきました。
まだ〆たわけでもないんですけどご無沙汰ながら喜楽へやって来ました。

２０時近く こんな夜遅くに来たの初めて
ちゅうか麺以外のメニューを食べたのも初めて

喜楽ってギョウザも最高にウマいんです
なんで今まで知らなかったんだろ？

１つ１つ大ぶり 焼き面もしっかり 餡もギッシリだし

夜の部は外人さんが厨房で働いていたのは驚き
ただ言っときますけど中華麺のクオリティーはなんら変わりずだからご安心を

シャキシャキ感覚も残るフレッシュ萌やしと太い玉子麺
揚げネギでコクを出した醤油スープとのコラボ

なんとも耐えがたい旨さなんですよね〜

餃子へは大阪の友人にTOKYO式に酢とコショウをレクチャーしたんです
なんだか口に合わなかったみたいで やっぱ醤油を足してましたね…

個人の価値観を人に押し付けちゃホント駄目ですよ
でも友人は心とてもピュアな人なんで反応がオモロくて ありがと。

渋谷は人ものスゴく多くて 新宿にくらべたら好きじゃないけど
喜楽に来ると２０代時分、クアトロやON AIRへライブ通っていた頃

青春時代にいつでも戻れるお店 泣けてきます。

※【再訪】２０１５年１１月

雨の日曜日、午後２時。奇跡の行列ゼロ！店内を覗くとカウンター１席がちょうど空いていた。
あの席を目掛けてと、傘をたたんで入店しようとしたら後から来た人にサッと先を越され入らてしまった。
ガッカリしてドア前で待っているとおかみさん「お１人さん？お二階へどうぞ」２階の客席はなんと初体験。

スゴく急な階段を上がると、狭いスペースにお客さんがひしめき合いラー麺以上に熱気度。
ひと１人しか立てないトイレがある階段の踊り場で、そこにあるステンレス製の棚に客は荷物を置いていいのか？
考えながら待つ。棚にだれも荷物を置いてなく小さなメニューのっているだけ。
そんじゃ置いてダメなんだと察したら（真相は分からん）手に持つリュックサックが急に重く感じた。
あの狭いテーブルの足元に荷物を置かなければならいと思うと憂鬱になる。

「あの席イヤだな・・・あそこはないだろう」

店員「お１人さんどうぞ！」そんなことを考えているとそこに座っちゃうんだよね〜
相席も相席、その大きなテーブルには知らない者同士が７人座って食べている。
そこは１階からラー麺が上がってくるエレベーターがある場所の隣。
相席は構わないけど目線をどこにやればいいのか悩む至近距離なこの激セマ感は究極の相席。

今日はカラダが肉を欲しがっていたからチャーシュー麺（９００円）
この上ない美味さはたまに食べるから感動もひとしお。煮豚すぎない肉歯ごたえが残るチャーシュー。
魚介を使わないのにこのサッパリしていてコクのあるスープ、揚げネギの香りが鼻に抜ける。

１階のカウンターと違うのは、ラー麺がくると伝票の役目である注文品が書かれた紙切れが一緒にくる。
それをレジで渡すと１階みたいに申告せずに店員さんがこの人なに食べたんだなってわかって会計できる。

自分は今まで喜楽でラー麺の味にブレなど感じなかったから味はいつでも変わらない印象。
なのでこの日はお初な２階の経験をレビューできてよかった。

※【再訪】２０１５年３月

最近、東急文化村界隈の新しいラーメン店でばかり食べていたら、無性に老舗の味（１００年経ってないけど）が、
食べたくなりました。はやり食べ慣れたというか、飽きない味を求めてしまうものです。
円山町にある映画館の帰り、行きの東急文化村通りとは違い、道玄坂を回り駅に行くのも途中、
百軒店を横目で見て、喜楽の行列を見たいがため。新店で食べても、決してこの店のこと忘れることはありません。

そうは言っても２年半ぶりですか・・・月日の経つのは早いもの。行列していても、相変わらず回転は早いです。
１階のカウンターが綺麗に改装されていたのは、記憶違いでしょうか？
昔のスーパーで流れているような歌謡曲のインストＢＧＭもあったかなぁ・・・

味もさることながら、客人対応担当の女性や若い人の態度はとても良い。６０年以上商いやっている昔の店にはめずらしい。
仙人みたいな調理場のダンナさんは不在で、よく顔は知っている肩腕のベテランのおじさんが、若い職人を調理補佐をして、
教えてえいました。私も今まで何回か遭遇しましたが、このような場面、客人の前で怒鳴りちらす職人さんいるじゃないですか。
あれって凄く気分悪くて、食べ物もノド通りずらく、消化に悪い。
でもここはそんなことはなく、声荒めだけど小さい声で教えていて、まわりに配慮いいなぁと。
その場で教えなきゃわからないから必要ってのも理解できますけどね。客人の食べている前でどうかと思いますよ。
若い職人さんには、明日の喜楽が懸かっているので、全力で頑張ってほしいです。

それでやっとラーメンのお話。米を食べていないので、炒飯の文字にすごく反応っ～。
タンメンもいいなぁと思うのですが、やはり私の中では喜楽といえば、醤油スープなので。
それで中華麺だったらいつもと同じだよなぁと。だからワンタンメン（８５０円）にしようと並んでいる時に決定。

中華麺に、ワンタンがのっているってだけで、あとは同じなんですけど。
ワンタンがある分、中華麺よりモヤシは控えめだけど、それでも大量。

ドンブリの脇で寄り添う薄くて、四角くい肉塊が透けて見えるワンタンが、
揚げネギ浮くスープに溶け込んだ光景が芸術的。厚切りチャーシューは、肉の歯ごたえ残っている本物の旨さ。

私の体調の変化なのか、若い職人の麺上げ（湯切り）が甘かったのか？スープがいつもより薄い感じがしました。
でも若い時に出会って、それなりに愛してきたラーメンだからまた食べに来よう。今度は２年半も開かないで（笑）

※２０１２年９月初レビュー

１３年ぶりに喜楽に来ました！　いやぁ～なつかしい！　食べたかった！

若い時、ラーメン王石神氏の本を片手に食べ歩きしていた頃
ほぼ最初に訪れたのが渋谷の喜楽で何回か来た憶えがあります。

お店の場所は、道玄坂を上り右手の細い坂道の「百軒店（ひゃっけんだな）」
近くにはココも若い時に時間を過ごした名曲喫茶ライオンも健在

とある週末に訪れたのですが、さすが１０人ほど行列していました。

どこで知ったのか？　そんなポピュラーなラーメン店でもなく
渋谷ならもっとチェーン店あるのに意外と若い人が来ているんです。

１階が６、７人ほど座れるカウンターで、１人で来た場合は必ずココ通されます。
オープンキッチンで待つ間、調理がよく見えて退屈しないのですが、
１階はとても狭く高いイスも座りにくいです。

２階の客席はまだ潜入したことないのですが、私の家族が言うにはテーブル席のみだけど
これまた狭く相席は当たり前らしいです。

さて注文なんですが、メンや餃子、ご飯系いろいろありますが、
私はぜったい中華麺（６５０円）しか食べません！　てゆーか食べたことありません。

これが思い出の味なんです。中華麺とはラーメンのことです。
さてさて１０年以上ぶりの味は・・・「うまい！！！」

表面の山盛りモヤシで麺がまったく見えない。箸でなんとか麺を探してまずはスープをすする。
醤油ダレの動物系ダシのみ。煮干しなどの魚介系はいっさい使っていない。その味しないから。

アッサリなんだけどスープ自体にコクがある。キレがいいとはこのこと。
拍車をかけてそのサッパリにコクを出しているのが、喜楽最大の特徴でもある揚げネギ
この揚げネギで風味出し。しつこさはまったくない。

中太の平打ちメンはまっ黄色で、カン水の匂いただようような昔ながらのメン
モチモチっとして噛むとブチッ！と切れるような弾力感

まっすピンと伸びたモヤシ、スープ、メン全てがマッチ
肩ロースのチャーシュー２枚と味付け玉子までのって大満足

これぞ渋谷の味！これぞ喜楽の味！
シンプルだけど、どこにもないここでしか食べられない喜楽オリジナルの中華麺。

喜楽食べずしてラーメンを語れず！たまにはご無沙汰しているラーメン店にも足運ばなきゃ。