焼鳥店脱却、丹波高坂和鶏料理店へ！ : たて森

◆完全予約制
◆8,200円　鶏料理コース(食事つき)
◆6,800円　鶏料理コース(食事なし)
◆5,800円　焼き鳥のコース

2012年、丹波高坂和鶏を使った焼き鳥店としてオープンしたたて森。
この度、焼鳥では丹波高坂和鶏の魅力を引き出し切れないゆえ、高坂和鶏料理専門店としてステップアップへ。

当店の鳥は、北丹波農園の養鶏家高坂英樹氏が和食のために完全無薬の放牧養鶏で育てた、世界的レベルの最上級品質の高坂和鶏を使用している。
高坂和鶏は、カンテサンスなどでも使用される注目度の高い貴重な鳥である。

―　8,200円のコース(食事つき) お品書き　―
・鳥刺身。。。砂肝、レバー、ももたたき
・炭焼。。。レバー、丸はつ、合鴨
・鳥とうにの寿司
・チキンカツ
・とまととじゅんさいの土佐酢掛け
・鳥鍋。。。つくねとふりそで（手羽のつけねの肉）、旬の野菜の鍋
・新生姜ごはん　椀、そぼろ、漬け、たまご
　まず一杯目のご飯はそぼろで。
　次の一杯は、高坂和鶏の卵で究極のTKG。
　〆は鳥の漬けに出汁をかけてヅケ茶漬けに。
・甘味

◆マリアージュセット（5種の飲み物　4,500円）
それぞれの料理に合わせ、チョイスしたワインや日本酒のお任せコース。
・丹波ワイン　シャルドネのスパークリング　2013（兵庫）
・Morgon 仏Rhone 2012
・松原農園 2013 ミュラー・トゥルガウ（北海道）
・新政　2013
・亀泉　貴賓　純米大吟醸

高坂和鶏の味わいはいうことなし。
メニュー構成はまだ暗中模索な感もあるが、高坂和鶏を味わう店としては、これでいいと思う。

高坂和鶏は、内臓も肉も美味であることは言うまでもないが、それにしてもTKGの旨いこと。
これだけでも食べに行きたいかも。

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この界隈にあるすし 小川に伺ってみようと出向いてみたら、予約時間より小一時間以上も早く到着してしまった。
「さて、どうするか？」
『どこかのカフェで時間を潰すかな？』　などと思案しつつ、ふとワンブロック先に目をやると、花束がある店がある。『なんのお店だろ？』 と店頭まで行ってみたら、焼き鳥屋だった。
店頭メニューを覗くぼくの姿を見て、スタッフさんが出てきた。
「開店して、まだ一週間も経ってないんですよぉ～」 なんて明るく話すお姉さまスタッフさん。そんなこんなで、ちょっと立話を交わしてみたら、なんだかいい感じを受けたので、小一時間を当店で過ごしてみることにした。

◆7本セット　（2,900円）
・叩き。。。パリッとした皮の食感、甘みのある肉質、柚子の香りがアクセント
・白レバー。。。白レバーは美味ですね。ボリューミーなのも好感度高し。
・もも肉。。。周りがパリッ、内部ジューシー、焼き加減優良な一本。
・安納芋。。。甘～くて、いい感じの口直しに。
・サラダ。。。さらに、口直しの一皿。さっぱりとしたドレッシングはぼく好み。
・せせり。。。これは必須の一本！
・ハツ。。。これも、ぼく的に外せない一本！
・半熟うずら。。。半熟の黄身がとろりと口の中に広がる、心地よい焼き上がり。旨し！
・鶏団子
レモンとすだちのさわやかな酸味が印象的なひとしな。
本当はつくねとして出す予定だったようだが、この方が人気が高くなってしまったそうな。
確かに、ぼく的にも好みかも。
・鶏スープ。。。さっぱりとした味わいは、木の芽の香りがアクセント。

◆LES TANNES 2011 （仏　ラングドッグ ソービニオンブラン） （G 500円）
この後すし屋に行く予定があったので、ソーニオンブランを軽くグラスで頂くことにした。
このラングドッグ産のソービニオンブランは、ほのかな甘みもあって塩味系の焼き鳥には十分フィットした。
グラスで500円という価格も、銀座という地において思うと、庶民的お気軽価格にて好感が持てる。

店長兼オーナーの建守氏は、元ホテルオークラの和食部門で和食職人として在籍した後、海外での飲食店においての職人も経験されている。ゆえに、焼鳥とはいえ、そこにはしっかりとした本格和食職人の技術やテイストが見え隠れする。したがって、“焼き”における料理技術は、いうまでもなく優れており、この日の焼き加減は上々だった。また、味つけについても繊細なセンスを感じたし、ボリュームに関しても画像の通り十分ある。

メニュー構成は、数種類のコースが基本だが、単品注文も可能とか。
この日は7本セットを頂いたが、10本セット他、ご飯ものも用意されているゆえ、しっかり腹を満たせるメニューを用意している。
また、ぼくとしては、肉だらけの焼鳥セットは、飽き飽きしてしまうので、セットの途中、芋やサラダをはさんでくれるのは、口直しになってとてもありがたかった。

肝心の当店で使用する鶏は、カンテサンスなども使用する兵庫県の某有名養鶏場にて、和食用に育てられたものを使用している。
しっかりした肉質、風味や味わいも良好な鶏である。

店内イメージは、白基調の店内に白木のカヌウターが眩しくもあり、とても明るく清潔感がある。
換気も良好。
店長や他二名のスタッフの感じもよく、居心地はすこぶる良好だった。

なお、“森”の文字をデザインした五色のオリジナルの皿は、建守氏の息子さんによるデザインだ。ほのぼのとして、とてもいい作品だと思う。

ふと目に入って訪れてみた焼鳥　たて森は、ぼく的に久しぶりのヒットな一軒だった。
連休の合間、銀座にお気に入りの一軒ができた、し・あ・わ・せ！