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平日の新橋〜銀座界隈 漫ろ歩き 隠居の特権 (昼酒) を行使する
サンダルに白いソックス
冬、ヨーロッパやアメリカの寒い地域に行くと、女性の普段着や仕事着は殆どパンツルックです。
パンツは防寒着としてスカートよりリーズナブルであり、機動性に富み、防寒効果も期待できます。冬に日本女性が短靴にスカート姿で外を歩いていると奇異な目で見られてしまいます。カシミアのタイツや厚手の生地のスカートにブーツを履いて風を通さないコートを着ていれば良いのですが、高級天然素材のベビーカシミア、カシミナ、ビキューナなどはなかなか手が届きません。
季節が移り、これから暖かくなってきますので、人々が軽やかに闊歩する姿を見るのが楽しみです。日本人は、女性男性にかかわらずお洒落な人が多いです。特に青山、六本木、銀座などの繁華街を歩いている方々は、ファッション雑誌から出てきたのではないかと思われるぐらい個性的で美しいです。またそれが似合っているのでマンウォッチングをしている私としては嬉しくなります。40年ぐらい前は、流行を追って皆同じ格好をしていたのですが、現代は、決して高級な素材ではないものの自分に合った着こなしが上手になっています。(国の経済力とファッションは相関しています。日本はなんだかんだ言っても経済的には豊かで国家としてのオペレーションも良い国です。)
私は、生足が似合う年頃の女性が、膝上丈のスカートに短靴やサンダル履きでソックスを身に付けている姿が好きです。昔の女学生が短靴に白いソックスを段々に丸めてくるぶし辺りに巻き付けているのはいただけません。最近流行の足カバーみたいなチョット見、靴下を履いていないようにしか思えない格好も好みません。それだったら赤系のペディキュアに裸足でサンダルを履いてもらいたいと思います。ともかく足元というのはスッキリしているのが最高です。
***
さて、本題に入りますが、竹葉亭銀座店は午後2時半が昼の部のラストオーダーです。銀座の殆どの鮨屋は午後1時までに入店しなければ食べることができません。何日も前から予約したり、行列に並ぶことが嫌いなので、プラプラ歩いて店の前に行って暖簾が仕舞われていたら「あ〜ぁ、残念。」と諦めるしかありません。この日も既に午後1時半を過ぎていました。通しで営業している店も何軒か知っていますが、天ぷらでもフレンチでもイタリアンでもそば屋でもない気分だったのでカフェ・ド・ランブルで美味しいコーヒーでも飲んで済ませようかと思っていたら晴海通りの筋向いに竹葉亭銀座店があることに気づきました。竹葉亭本店も近いので迷ったのですが、ここには入ったことがなかったのでドアを開けました。
受付の男性に「まだよろしいですか?」と尋ねたら「午後2時半がラストオーダーでございます。座敷とテーブルがありますが如何致しましょうか。」と言われ一階のテーブル席に案内してもらいました。二人掛けのテーブル席が幾つか用意されていますので、お一人様歓迎のようです。同時に入った中国からのカップルはガイドブックを片手に楽しそうにお喋りしています。ホール係の女性が巧みな英会話で対応していました。私には別の女性がお茶とおしぼりを運んでくれました。
まずは、「お酒をぬる燗でください。」間をおいて「うざくとうな重と肝吸い」をお願いしました。一人でお銚子を傾けながら うざく を待っていると小鉢に盛られた彩りの良い うざく が運ばれて思わずその中のキュウリを凝視してしまいました。そのキュウリは、親指ぐらいの太さであり、実に薄くスライスされていました。余程包丁が切れないとこんなにキレイに仕上げることはできません。良い調理人の丁寧な仕事です。キュウリを箸で摘んで口に運ぶと塩加減が丁度良いのです。塩辛過ぎず甘過ぎず、歯触りが良く、焼いた鰻にぴったりの味です。
酒を飲みながら、ここで気づいたのですが、お店の女性は皆、サンダル履きに白いソックス姿でした。紺色のスカートに白いブラウスというのも東京の和食店では昔から一般的な姿です。冒頭に書いた「サンダルに白いソックス」だったのです。清潔感があり質素でありながら少し艶があり、とても宜しいです。店の印象はこんな些細な部分で大きく影響されるのかと自分でも可笑しくなってしまいました。
勿論、その後に運ばれてきたうな重は「竹葉亭のうな重」そのものであり、江戸前正統派の味でした。肝吸いも塩辛過ぎず新鮮な鰻の肝が使われています。極細の芽葱だけが少し浮いていて余分な香りが立たず、これまた正統派の肝吸いでした。
銀座界隈にはたくさんの鰻屋がありますが、美味しい鰻を食べたくなった時にこの店はお奨めです。
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oggeti209
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店名 |
竹葉亭 銀座店(ちくようてい)
|
---|---|
ジャンル | うなぎ、天ぷら、どじょう |
お問い合わせ |
03-3571-0677 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄銀座駅 A5出口徒歩1分/JR有楽町駅 徒歩6分 銀座駅から166m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
無し |
席数 |
70席 (地階(テーブル24席)、1階(テーブル18席)、2階(お座敷28席)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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"漫ろ歩き" と言っても『お昼に何を食べようかなぁ。』と、空いた時間を持て余した結果、彷徨っただけです。
都営三田線「内幸町」駅で下車したのが午前十一時前。何日も前から食べ物屋へ予約を入れ "おまかせ料理" や "コース料理" を食べるのが自分の性分に合っていないので "超高額予約困難各馬一斉ゲートインおまかせカウンター割烹料理" に興味はありません。
【思い浮かんだ昼食を食べる店】(歩いた順に記載)
・新橋鶴八 石丸親方時代しか知らないので → 鰹の握りを食べてみたかったが、現在、昼の営業は行っていない
・しみづ 鶴八一門らしい (営業中) → 移転前に三回、この店で一回訪れているが私は T8 と縁がなくなった ↑
・ロオジエ フランス料理を食べる服装じゃなかった → 6月2日より営業開始
・伊勢廣 銀座五丁目店 "焼き鳥どんぶり" おいしいのだけれど → 天気が良いので地下に潜るのはやめた
・ローマイヤレストラン 銀座店 むむ、ドイツ料理 → えっ、シュパーゲル (spargel) ないの
・天一本店 "おこのみ" で食べる天ぷらも良いなぁ → 建て替えのため来年まで工事中
・ほかけ いきなり暖簾を潜って「こんにちは」と思ったが → 持ち合わせが三枚しかなかった (いつも現金で支払っている)
***
晴海通りを西に戻りちょうど午前11時半、いつもはインバウンド客の列が出来ていて入店できなかった「竹葉亭 銀座店」の昼の部が始まる時刻になり、「こんにちは、独りです。」と告げると「座敷席とテーブル席のご用意ができます。」にこやかに案内があり、いつも通り一階のテーブル席に座ると既に四組の客が静かに会話しながら料理の出来上がりを待っています。
私は、銀座八丁目の本店 脇にある小さな店よりこの銀座店の雰囲気が好きです。サンダルに白いソックスを履いたお姐さんたちの東京銀座らしい応対を素っ気ないと感じる方もいるかもしれませんが、本来の東京の接客というのはこのスタイルなのです。銀座、日本橋、神田、浅草、向島とそれぞれ微妙に差はあるのですが、決して客に諂う(阿る)ことのない、そうかと言って無愛想でもない東京人の矜持を感じさせる客遇らいなのです。「お席はこちらで宜しかったでしょうか?」と、ファミリーレストランのマニュアル化された接客に慣れ親しんだ若い人には、「わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」(©︎ 松鶴家 千とせ)
お姐さんを相手に一言二言交わし、ぬる燗をもらい、鰻の蒲焼と飯盛茶碗に持ったご飯 (小) をお願いして、すし屋では味わうことのできない "安らかな昼のひととき" をゆっくり過ごしました。
鰻の味に関しては「信川円」のレビューに書いたのと同じ穏やかな "五月の鰻" です。鰻レビューが続きましたが、違う店を食べ比べ、納得のいく "鰻食い" に満足した一日でした。おいしかった!!!
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