手羽先とカシラ : あさひ

あさひ＠おでん祭は

　日曜日の午後４時半です。
今日は夕飯前のちょい飲みに「あさひ」さんまでやってきました。
最近はほとんどこの時間に来ますね。
しかし並んでいるお客さんは三人だけでしたから、ゆっくりと一番乗りでお店に入れました。

　まずはカウンターの端席に座って、ボトルを出してもらいます。
これは前回入れたばかりですから、十分残っていますね。
氷と水を出してもらって、手作りの水割りでいただきます。
するとわずか５分ほどのうちにお客さんがぞろぞろと入ってきました。

　そしてカウンター席が満員になります。
これは一番乗りしてよかったな。
コロナもおさまりつつある中、あさひさんの賑わいも完全に元に戻りました。
しかしここで大きな誤算が生じました。

　あさひさんでは注文を紙に書いて渡す形式なんですが、私の席にあるはずの鉛筆がなくなっていました。
それを探して手間取っているうちに一番めの注文に乗り遅れます。
鉛筆は何とかお隣の方に借りましたが、私の注文が一番最後になってしまいました。
というのも例のアクリル板があるのでお隣にあるものには手が出せないんですね。

　そんなわけで手羽先が出て来るのには１７分もかかりました。
まあ、待つ時間が長いほど美味しく食べられるんでしょう。
あいかわらず美味しい手羽先ですね。
そしてもう一皿も定番のカシラニンニクです。

　こちらはもう中毒としか言いようがないです。
さて、あさひさんにはお店の休日を知らせるカレンダーが掛かっています。
先代がなくなられてからは通常は月曜火曜と連休になりました。
ところが今日見てみると一部で火曜日も営業になっていました。

　そこでお兄ちゃんに聞いたところ、今月から隔週で火曜も営業にしたそうです。
私としても火曜日はお休みの可能性が高いので、使いやすくなりました。
そしてお店からはさらに追加の情報が飛び込んできました。
それは３月３日から３日間行われる、「静岡おでん祭」のイベントです。

　「あさひ」さんはこのイベントに出店するということでした。
今はその準備もあって大忙しだということです。
そして最終日の５日日曜日は、お店のほうはお休みするということでした。
これは偶然ですが、今日お店に来て良かったなあ。


　私もころあい時だと４０分でお会計をしました。
混んでいるときは譲り合いが大切ですね。
では、ごちそうさまでした。

あさひ＠雨でも

　大雨の水曜日、午後７時近くになると何とか小やみになって一安心です。
しかし今から街中に出かけるのはおっくうですから、今夜は近場で済ませることに決めました。
今までも何回か行きましたが、満員で入れないことが多かった繁盛店「あさひ」さんにやってきました。
まあ今日は大雨ですから大丈夫でしょうと高をくくっていました。

　しかし入口の引き戸を開けると、これはかなりの賑やかさです。
数あるテーブル席はすべてお客さんで埋まっていますし、カウンターも埋まっています。
それでも一席空きを見つけたので一安心です。
お店の方に断ってそこに座ることにしました。

　「瓶ビールください」
「キリンサッポロとありますが」
「キリンで」
「ラガーと静岡何とかがありますが」
「ラガーでお願いします」

　最近では瓶ビールの注文も面倒くさくなりましたね。
注文は紙に書いて渡し、ついでにおでんもいただきます。
「味噌田お願いします」

　すぐに出てきたのが味噌田楽です。
このコンニャクの歯応えと、甘いお味噌がまたよく合うんです。
熱々でしかもしっかりと厚く食べ応えがあります。
毎回楽しみにしていますが、今夜も大満足でした。

　しばらくたって焼き物も出来上がってきました。
まずはレバーたれ焼きです。
分厚いレバーですが、しっかり中まで火が通っています。
このお店では串物の焼き方に特徴があって、詳しくは書きませんが、出来上がるのが早いのでお客さんを待たせません。

　レバーも良いですがたれも程よい味でビールが進みますね。
お店は相変わらず満員で、そこに電話が掛かってきました。
どうやら席の予約のようですが、たぶんこれでは無理でしょうね。

　焼き物の二本目は「手羽先」です。
これは焼きあげるというよりも蒸しあげたような柔らかさで、身離れが良いです。
レモンを絞りかけて、そのまま手でかぶりつきますが、、これも美味しいですね。
思わずビールのお代わりを決めました。

　お隣の年配男性は燗酒で焼きトンを楽しんでいらっしゃいます。
さらに左手のお客さんがお会計で席が空きました。
すると店員さんからお声がかかりました。
「すいませんひとつずつ詰めていただけないでしょうか」

　私の右席も空いたのでそこに移動すると三席ができることになります。
どうやらそこに予約のお客さんを入れるようです。
混みあっているときに融通するのは客の嗜みですから、笑顔で腰を上げます。

　それがきっかけでお隣の年配男性とお話をすることができました。
今日はけっこう遠くからバスでやってきたということです。
見知らぬ二人がたまたま居酒屋さんで出会うというのもまた、酒飲みの楽しみです。
あれこれと面白いお話が聞けて楽しかったです。

　さて、この日は例の藤井４段が連勝記録を達成した日でもあります。
その結果が気になって時々脇のテレビを見るんですが、よくわかりません。
お話は弾んでいますが、そわそわしてしまって早めに帰ることにしました。
ビール２本で４０分ほどの滞在、我ながら早飲みでした。

　何時も混んでいるのと、終了時間が早いのでなかなか行けませんが、良いお店です。
ごちそうさまでした。

あさひ＠新装初めて

　　こちらは「あさひ」さん。
だいぶ前に新装建て替えて綺麗なお店になりましたが、それから初めての入店になります。
店内は全面禁煙ですから快適です。

　「こんばんは」
入ってすぐの左手に厨房があり、それを囲むカウンター席が８席ほどあります。
ちょうどまん中に空き席があって、そこに座らせてもらいます。

　すると
「こちらの傘でよろしいですか」
傘の間違いを区別するために、私の傘に番号札を付けてくれました。
こういう細かい気配りが嬉しいですね。

　「瓶ビール（５８０円）下さい」
「朝日と麒麟がありますが」
「麒麟でお願いします」
定番のやりとりがあって瓶ビールが出てきます。

　つまみを何にするか悩みましたが、「本日のお刺身（６３０円）」にしました。
このお店ではお刺身類は一つだけで、ホワイトボードに書かれています。
今日はカツオでした。

　「ニンニクがご入り用でしたら、言ってください」
「いやけっこうです」
生姜にアサツキの薬味を従えて、鰹のお刺身が出てきました。

　カウンター席を見渡すとみなさん年輩で、全て常連さんのようですね。
御主人と気さくにお話をしています。
座敷席のほうは一組だけで空いていますが、予約札も置いてあってだんだんにお客さんが増えてきます。

　これは人気があるようで、カウンター席のお客さん全員がこの鰹刺身を注文していて、さらにニンニクのスライスも付いていました。
なるほどニンニク無しは私だけです。
隣のお客さんは二皿目を注文していました。

　鰹だけでビールが空き、二本目の注文です。
このお店では注文を紙に書いて渡すのがお決まりですが、他の常連さんは全て口頭での注文でした。
焼き物は１本からいただけますが、迷っているうちにお客さんが増えてきて厨房も混んできました。

　「味噌田下さい」
すぐに出るものではおでんが一番です。
温まってスタンバイしているコンニャクを味噌だれに付けて完成です。
これは、久しぶりに食べました。

　第一印象はコンニャクが分厚いです。
これは食べ応えがありますね。
味噌だれは甘めです。
不思議ですがこの甘さも良い酒の友になります。

　宴会のお客さんは二階に上がっていくので、１階はそれほど騒がしくなく、のんびりした会話が交わされています。
お隣に新規のお客さんが座って、これまた鰹の注文でした。
もちろんニンニクが付いています。

　その方も常連さんらしく、色々教えていただきました。
何でも開店前からお店に入ってしまう常連さんが多いそうです。
確実なのはその一番客が帰る時分に来ることだそうです。
団体は無理ですが一人客はその方が確実だそうです。

　そうかこれからは少し遅めに来た方が良いのか。
これは参考になりました。
他のお客さんはみなさん、あさひさんの名物でもある「ニンニクだれ」の焼き肉を食べています。
私は明日があるので今回はパスです。

　そこでおでんを追加です。
今度は「昆布」にしました。
理由は特にありませんが、たまに昆布が食べたくなります。

　宴会のお客さんが入ってきたので、おでん鍋が大活躍です。
土鍋に注文のおでんを入れて、ダシをお玉で注ぎます。
これを宴会のテーブルにあるコンロで温めていただきます。
たまにはこちらでの宴会もやってみたいですね。

　２本目のビールを飲み干してお会計です。
２０１０円なり。
地元ですからもう少し顔を出さなくちゃいけませんね。
ごちそうさまでした。