滋賀県には、ホント、素晴らしいお店があるのですね、驚きました : しのはら

2014/02

三雲のホテルから徒歩で ”しのはら” に向かいます。
車の往来の激しい、暗い道を歩くこと７分、ポツンっと灯りが見えます、「おぉ～、此方だ、此方だ！」。

名前を告げると、１階の甲冑のある部屋に案内をされます。
すると、直ぐに、ご主人が挨拶にみえます、このようなことは出来そうで、なかなか出来ませんよ、嬉しくなっちゃいます（笑）。

まずは、「ビール」で乾杯、その後、「大治郎」、「宝寿」、「松の司　中取り」、、、、、と続きます。

「先八寸」・・・・・器に入った 蒸した 新潟産 本ズワイ蟹と菜の花の生姜酢かけ、右手前 徳島県産 蒸し鮑 黄身酢のせ、その左 クワイの松風、その左隣 スッポンの出汁で炊いた ”おから” を酢飯に見立てた 鰯の卯の花寿司、真ん中奥 フォアグラの市田柿のせ、その後ろ 柚子風味の玉厚焼き玉子、一番左 帆立貝のすり身の湯葉の唐揚げ。
どれもが素晴らしい酒の肴です、案の定、酒がすすみます。

「お椀」・・・・・新潟県山北産 蟹の真薯と近江蕪
真薯がふわふわ、汁も旨い、蕪が良く炊けておいります、良いお椀です。

「お造り」・・・・・大間の平目 と 南インド鮪
１０Kg超の ”大間の平目”、これ、甘味も感じられ、味、食感とも素晴らしく、非常に美味しかったです。
今や、幻と言われる ”南インド鮪” も良かった。
”土佐醤油”、”ポン酢ベースのちり酢”、”酢橘塩” が出されておりましたので、好みで色々と楽しめます。

「お造り本体」・・・・・ハマチ、南インド鮪、大間の平目の縁側、昆布〆の平目

ハマチ は、三重県産で、土佐造りにしてから、一晩寝かせたものです。
沢庵と酢漬けの赤蕪と大根おろしを合わせたものをのせています、これは、山葵とちり酢で頂きました。
”大根おろし” は、よくありますが、沢庵や酢漬けの赤蕪とは面白いですね、とろっとした旨味のあるハマチに、ポリポリと食感の良い沢庵、赤蕪が不思議に合います、笑っちゃうほど美味しかったです。

南インド鮪 は、三重県のあおさ海苔をのせており、山葵醤油で頂きます。
大間の平目の縁側 は、キャビアのせてあり、山葵と塩酢で。
昆布〆の平目 は、ちり酢で。

沢庵、赤蕪、あおさ海苔、キャビアをのせたりと、驚きのアイディアですが、これが、ピッタリなんで、益々の驚きです。

「フォアグラの西京漬けの鮨」・・・・・白味噌に漬けたもの と 酒粕に漬けたもの がご飯の上にのせられております。
洋のフォアグラが、白味噌や酒粕に漬けることにより、完全に和と化します、凄いですね。
一口で食べるのは勿体なかったのですが、思い切って一口で、、、、、これが、旨いのなんのって（笑）。

「長崎の天然クエ　カラスミのせ」・・・・・皮目に香ばしさを付けるために、目の前で、炭火で焼いてくれます。
香ばしく焼いた ”クエ” と 炙った ”カラスミ” 香ばしさがダブルできます。


「下関の天然ふぐ」
４，２Kgもあった下関の天然ふぐを、１週間寝かせ、それを、目の前で焼いてくれます。
弾力のある、コリコリの食感の ”焼 下関の天然ふぐ” を、ちり酢で。　

「炊き合せ」・・・・・隣の畑で採れた小芋と大根と鮟肝の炊き合せ、生姜と葱添えてあります。
柔らかく、美味しく炊かれております。

「雉鳩 と 猪 のロースト」
雉鳩 とは珍しい、玉葱のソースで。
猪 は信楽で獲れたもので、スパイシーマスタードがのせられております。
これぞ、ジビエですね、ホント、旨かった、手を合わせ、ご主人に感謝です。

「白菜の漬物」・・・・・お口直しです

「白味噌で炊いた伊勢具足煮」・・・・・わぁ～、ここで伊勢海老ですか、子供の頃観た、東映オールスター総天然色みたいですね（知っている人、少ないでしょうね）。
ウキウキしちゃいます（笑）。

「ご飯」・・・・・”コシヒカリ　龍の瞳”、粒が大きですね、このお米も美味しいですね。

「海鼠腸のせご飯」・・・・・へへへっ、堪りませんなぁ～。

「羆（ヒグマ）の味噌汁」・・・・・北海道の羆です、月の輪熊に比べ、男性的で、力強い脂でした。
残った汁に、チーズを入れると美味しいと言われましたが、お腹が一杯で食べることが出来ませんでした、今となると、食べれば良かったと後悔（笑）、ブリオッシュにもピッタリだろうな。

「香の物」

「デザート」・・・・・ブランマンジェ、苺、キュウイ、デコポンののった ブランマンジェでした。

「デザート」・・・・・葛きり

「抹茶」

”徳山鮓”、”招福楼 本店” は素晴らしかったですが、此方も、素晴らしいですね。
滋賀県には、ホント、素晴らしいお店があるのですね、驚きました。

”食べログ” を見てみますと、まだまだ、良い処があるようです、また、滋賀の旅を計画してみましょう。