料理はやはり総合力です！ : しのはら

今回は、サプレマシー様主催の会にお誘い頂き参加させて頂きました。
最近忙しくて、来れていなかった所のお誘いでしたので、二つ返事で参加させて頂きました。

13000円のコース
時間の余裕があまりなく、早めにお料理の提供をして頂きました。
昼の部が押してしまったようで、大変な中本当にありがとうございました。

料理内容はすでに、Mハルさんの詳細なレビューの記載がありますので割愛させて頂きます。

今回も素晴らしい料理内容でした。
鰻、蛤、スッポンと素晴らしい
八寸も豪華絢爛で、どれも抜かりなし

みなさんから良く口に出ていたフレーズ
「凄いコスパですね」
なんとなく、CPが良いのは、豪華食材を使ってこの値段は、素晴らしいというように聞こえてしまいます。
確かにどんどん良い食材を入れられるようになったのも事実です。
京都の高級店にもひけをとらないと思います。
というか、それ以上のような気もします。

でも当初から変わらず大将は、山菜や装飾の葉等は自分で山へ採りに行ってます。
ついでに猪を捕まえることだって(笑)←この事実確認はとっておりません！

そして、昼、夜の部が１回転
京都の人気店は夜の1回転なんて普通です
値段上げて夜の1回転にすれば、少しは楽にはなるのでしょうが、この食材でかつ3時間に及ぶコース、そしてこの値段を維持するにはそのようなスタンスを変えることは難しいんです。
薄利多売で頑張るしかないんですよね。
要は食材のコストだけでなく、労力のコストも非常にかかっております。
大将の当初からのおもてなしとして、お腹いっぱいに美味しい物を食べさせたいという思いは今も変わっていません。
確かに昔と比べると少し量は減ったかもしれません

いつもは、あまり感じなかったのですが、コスパが素晴らしいという声が多かったので、個人的にそこが気になりました^^;
ここまで来る人達は、コスパだけでは来ないですよね^^
僕が、ここへ通う理由として、料理を通して五感以上に感じるものがあるからだと思います。

過去のレビュー

8月中旬、とうとう鮨職人さんが日本料理しのはらでの研修を終えました。
大将とは本当に兄弟かのごとく仲が良く、料理人として素晴らしいパートナーに思えてしょうがなかったです。
大将にも彼にとっても辛い別れだったとは、周りから見ていた方なら誰もが思ったと思います。
この二人、間違いなく今後、料理界で名を轟かせる事になるだろうと思います。
そんな遠くない将来

そんな鮨職人の彼が去ってしまった3日後に来店。
大将の涙で料理の塩気が強くないか心配しておりましたが、そんな心配ご無用でした。
序盤の穴子は最高の食感、味でした。
銀座で食べた穴子と同じぐらい美味しかった！
小柴産と食材も素晴らしいのですが、一流の鮨職人直伝の穴子はやはりすごいです^^;

以下の料理は一部です。
特に素晴らしかった物を

・先附の胡麻豆腐
これはもうスペシャリテですね。
今回は、ボタンエビ(北海道)、雲丹(唐津)、海ぶどう等が乗っかってます。
組み合わせが素晴らしいというより、それぞれの食材が素晴らしい。
全部一気に食べるわけではないので、それぞれの食材と胡麻豆腐を一緒に頂きます。
相変わらず、胡麻豆腐の食感が素晴らしい^^;

・飯蒸しに干瓢
干瓢は穴子の煮汁で炊いた物です。
干瓢も鮨職人の技ですね！

・熟成ノドグロお造り　
ウマすぎます(T_T)

・冷製炊合せ
蛸　万願寺唐辛子　茄子　ミョウガ　湯葉　
出汁がウマすぎます
昆布がしっかり目だったかな
毎度出汁を変えてきますね〜
そしてどの野菜も旨いです！
炊合せで感動したのは、飯田さんぶりでしょうか。

・松茸のフライ
今までにもありましたが、こんな美味しかったっけ？
と思っちゃいました。
松茸自体の香りはさほどですが、フライの技術でしょうか

・ご飯
白ご飯にイクラ、何のヅケだったかな？(笑)、鮎茶漬けと3種類
最後の豪華ご飯で満腹です(笑)

やはり最高過ぎます・・・
最初から最後までどこにも隙がない！
自分の中では、ほぼパーフェクトです。


☆過去のレビュー

滋賀の中でも、三雲というアクセスの悪い場所にお店をだされていますが、料理に関しては、京都の名店を凌ぐ内容です。
でなければ、このような評価にはならない事は、みなさんご存知の事だと思います。

くいしんぼりん様が、以前に変幻自在と仰ってて、なる程と思ったのですが、大将は常に変わり続けています
というか、進化し続けてるいると思います

食材の質もどんどん良くなっています。
これは大将が色々な料理屋に行き、交流している賜物でしょう。
食材の質も向上し、大将の向上心も相まって、美味しくなる一方です。
こちらのお店に行っていれば、京都へ行く意味さえ感じなくなってしまいました。
それは言い過ぎでしょうか・・・

今回は・・・20th　13000円

久しぶりのレビューです！

毎月行ってると、ありがたみなくなりそうですが、むしろ行かない事が考えられなくなってきました(笑)
こちらの料理は何が凄いって翌週に来ても料理が違うんです
2週連続はどうかなと思っても、心配無用です。
大将はその日届いた食材を見て、献立を考えるので、毎日料理が変わります。
なので、一度でどうこう判断できるお店ではないと思っています。
僕自身も、今回はさほどだなと思う事がないわけではありませんでした。
まぁ極めて稀ですが

今回のおっかなビックリは、とり貝です。
前週にも、とり貝の刺し身でびっくりしましたが、本日は焼きでした。
厳密には単純に焼いてるだけではないのですが、肝まで完璧な香り
びびりました

そして、今月から東京の某鮨屋さんの職人が2か月だけ研修？に来ていまして、冗談で握ってと言ったら本当に握ってくれました。
どうやら、今日のお昼から握りもサービスでしてくれているようです。
※これは本日、たまたま好意でしてくださっただけで、行けば必ず出るというわけではないので注意してください。

まさか鮨職人がにぎる鮨まで頂けるとは^^
しかも、まっとうな鮨です！
そして、この鮨職人さんの助言で、とり貝があのように最高の物になったようです。
改めて、鮨職人の魚介類の扱いのレベルの高さを知らされました。
なんと良い相乗効果！！
鮨職人を研修させるのではなく、逆に鮨職人の魚の扱いも習うという・・・


その他も素晴らしすぎる食材と大将のセンスによる最高の料理達
そして、原価率は完全に無視の大盤振る舞い！
別に20回目だからとか関係ないですよ

また最近は、新しいお弟子さんも2人増え調理場の活気も良い感じです。
そして、みんな五厘刈りになってました！！
全員五厘刈りのお店は、外さないと勝手に思っています。

男ってのは、本気になったら五厘刈りです。
勝手な体育会系のノリですかね(笑)


料理の一部は写真にアップしているので、参照してください。


完全に毎月の楽しみになっている「しのはら」さんの食事。
今回で8回目の来店ですが、創意工夫、独創性、料理の味もさることながら、大将のサービス精神には本当に感動させられっぱなしです。
まさに食する幸せを感じられます。←どっかの言葉のぱくりな気が・・・

8th
今回は雲丹コースを頂きました。
15000円

・先付　八寸
筍(台湾)の天ぷら　
アン肝(山形)○　溶けるような肝で最高でした。
烏骨鶏の肝揚げ
フォアグラ姜○　やっぱりまた美味しくなってました。
ホタルイカ　
筍の木の芽和え

・お椀
利尻昆布7年物の出汁とトラフグ白子○
一見白味噌かと思ったら、なんと白子とのことでした。でも意外にあっさり。出汁の深みを残すために白子は控えめだったのでしょうか。あっさりしつつも、この7年物の利尻昆布の深みは存在感あります。ただ前々回のお椀が最も出汁の深みを感じました。
そして伊勢海老の真薯もかなり美味しかったです。伊勢海老の旨みの塊みたいな真薯でした。今まで食べた真薯では最高だったかも。

・お造り
オニオコゼ、紋甲イカ、ヒラメ？
今日のお造りはおとなしいなと思っていたら・・・その後にとんでもないものが！
といっても相変わらずとても美味しいお造りでした。
やはり素材の質、管理はすごい。

・伊勢海老のお造りに雲丹乗せ◎
厳密にはお造りというか、下味がついてます。少し中華風な味付けでしたが、雲丹との調和は秀逸というかびっくりするぐらい美味しかった！
海老はフレンチがいいという前回の発言撤回です。これが最高です。
また伊勢海老は長いヒゲが綺麗に残ってました。見せるために状態の良い物を選ばれているだろうなと思いました。
人生史上最高の伊勢海老を食べられました。

・オマールエビと筍(合馬)の炭焼き◎
伊勢海老の後にこれを持って来るのかと・・・
オマールはレアな部位と焼きになった部位とがありました。
ミソも香ばしく身と一緒に食べると
本当に笑えるぐらいでした。
筍も旨い！
写真ではあまり大きく見えないかもしれませんが、ボリュームも充分です。

・雲丹、キュウリ、筍、トマト、鮑の和え物○
見た目通りあっさりな味ですが、調味の塩梅が絶妙で美味しい！鮑が隠れているようで、存在感ありました。

・大間のトロと雲丹
ネギトロ風の上に雲丹が。イエローオリーブとペッパー？がいいアクセントになってました。
・筍の出汁ジュレに筍と雲丹とゴマ豆腐
・山菜と筍
・筍と牛肉の炊き合わせ
・原木椎茸とうるい　ゴマソース？
・雑炊○
　フカヒレ、蟹等・・・他忘れました。
　しかし、メッチャ旨かったです・・・
・デザート　2種類
今回も少し飲み過ぎました。料理が美味しすぎたので・・・
本当にこんな料理が食べられて幸せと言うしかないです。
雲丹15000円コースもお勧めです！
鼈もすごかったですが、雲丹コースも半端なく美味しい！

7th
・今回は牛肉
11000円

・生ローストビーフ
薄切りですが、お肉の味はしっかり。出だしからこんな旨い肉！
・お造りとフグの白子和え○
カツオ、大トロ、ヒラメ、赤貝、ツブ貝、メイタカレイ、鯉
赤貝は生きたまま1週間エイジングさせると・・身に養分が蓄積されるとのこと。
鯉の洗いはよく食べますが、お造りは初めてでした。洗いとは食感、味が全然違います。
洗いは酢味噌等で食べますが、お造りなので醤油、酢橘塩で頂きました。とても美味しいです。
・お椀○
前回と同じく利尻昆布7年物の出汁ですが、やはりこの出汁は最高です。
入っていたゴマ餅？は、食感がすごかったです。フワッモチッ！という表現しかしようないですが、初めて食べる食感でした。
・牛肉の治部煮寿司
甘辛さがご飯と合いますね。1切れで茶碗半分ぐらいのご飯いけそう(笑)。
・八寸
氷魚のかき揚げ、イカ、ホタルイカ、フォアグラ姜、玉子焼き、もう一つ(失念)
貝の食器の中にイカが入ってますが、少し貝っぽい？盛り付けになってました。これは意図的でしょうか。おもしろい趣向ですね！
・伊勢海老炭火焼き　蕪と柚子のソース
ここの伊勢海老そりゃ旨いです！
ただ個人的に、甲殻類はフレンチで食べるような少し濃厚なソースで食べる方が好きかも。

・牛肉とパン
最初はレアで頂き、残りはウェルダンで頂きました。
味噌のソースがまた美味しい！
パンも美味しかったです(笑)
・炊き合わせ
・筍ご飯
・鼈のスープと猪肉○
これはきました。猪肉の臭みまったくなしで、肉質の素晴らしいこと。２切れ入ってましたが、少し肉質が違うようでした。気のせいか？
1つはちょうどいい茹で加減でしたが、1切れは少し茹で過ぎているように感じました。しかし、猪肉の旨みを感じさせてもらえる一品でした。味噌ベースで食べる事が多い猪肉ですが、鼈スープで頂けるほど臭みのない猪肉でした。
本来はどちらも臭みのある食材なのに、どちらも臭みなしで旨みだけを引き出してます。
今回の秀逸でした。
・抹茶　デザート　

6th　2月

11000円　今回は完全おまかせ
全て美味しいですが、特筆して美味しかったものに○をつけてます。

先付け
・柚子に入った蟹、ナメコ
　柚子の香り、ナメコのねっとり感、そして温かさがとても良いバランスでした。

・八寸
帆立真薯の湯葉揚げ、鰯卯の花、フォアグラ姜○、鮑(徳島産)黄身酢のせ　蟹と菜の花の酢の物
厚焼き玉子　
フォアグラ姜は好きな一品ですが、さらに美味しくなっている気がしました。気のせい？いやきっと試行錯誤して進化しているんだと思います。

・お造り
ヒラメ(青森 )、そのエンガワ、鰤(氷見)タクワン乗せ○、鮪、ヒラメ昆布〆
お造りも毎度すごいなと思う。素材の質の高さもさることながら、すばらしい熟成具合。
先日に「さえ㐂」で特大のヒラメ(7kg)を見てびっくりしましたが、こちらはさらに大きい11kgと・・・現物は見てないですが、エンガワの厚みでとんでもないヒラメだという事ははっきりわかりました。
普通のエンガワを3枚ぐらい重ねたようなエンガワで、食感は驚きの逸品でした。
鰤も逸品でした。熟成と皮目の薫香は完璧で且つ、タクワンとの組み合わせ。この脂ののった鰤とタクワンとの対比的な食感がとても面白いです。最初、鰤にタクワンが乗っているのを見て、まさかこれはタクワン？と思いましたが、期待を裏切らない素晴らしい一品でした。

・お椀　蟹真薯○
利尻昆布7年物の出汁だそうですが、とてつもない出汁の深み・・・
僕の人生では、king of 出汁です。
水筒に入れて持って帰りたい(笑)


・鮑と鼈出汁のリゾット風雑炊？　いやリゾット？○
以前に鼈雑炊の鮑乗せを頂きましたが、その進化系といった印象。
前回の雑炊は、鮑がおまけ(悪い意味でなく)と言ってしまいましたが、今回は鼈リゾットに負けてなかったです。
鮑も色々工夫されたようで、かなり食感が柔らかくなっていました。リゾットに乗っている鮑ではなく、リゾットと調和していました。
そして、何よりこの2つのマリアージュをさらに引き立てていたのが、カンボジアペッパー。
一般的なペッパーとは明らかに違う香り。表現するのが難しいですが、ワイルドな香りのするペッパーでした。
ブラックペッパーでも美味しいのでしょうが、カンボジアペッパーであることでさらに美味しくなっているのでしょう。


・焼きクエ　カラスミ乗せ　
食べ応えのある美味しいクエでした。カラスミもいい塩加減です。
ただ個人的には、切り身の焼き魚より姿焼きの方が好きです。と言ってクエは姿焼きにはできませんね(汗)
なぜ姿焼きの方が美味しいのか？ただの好み？
西京漬けとかは問題ないように思うのですが・・・

・焼きトラフグ○
これまた前回と同じく特大のトラフグ
美味しすぎます。
・青首鴨(三雲)　タスマニアマスタードと葱
地元産の青首鴨です。
割と淡泊な味ですが、この大き目のサイコロカットだと食べ応え充分です。
塩で食べても美味しいですが、ソースもとても美味しかったです。

・毛蟹の白味噌汁
柚子と白味噌の相性が良いです。蟹も美味しい
・炊き合わせ　アン肝と蕪？と芋？
・白ごはん(土山産　きぬひかり)　漬物
お米の甘み、旨みは抜群です。何杯でもいけそうですが、お腹いっぱい！
漬物もとても美味しかったです！
・月の輪熊の味噌汁
・葛切り　ブラン・マンジェ
ブラン・マンジェ？
いや流石、美味しいです。


5th　1月

今回は蟹(津居山)。
奮発して20000円でお願いしました。
しかし、数日前から風邪で体調は万全といかず・・
しかも鼻がつまっている状態(汗)
味わかるのか俺！？

・先付　菜の花 本みる貝 うど酒煮 徳島産鮑

・八寸
黒豆○、数の子粕漬け、卵の厚焼、クワイ松風、鴨ロース、イカコロッケ、フォアグラ姜
人生で一番美味しい黒豆でした。黒豆ってこんなに美味しくなるんだと思うぐらい美味しかったです。

・ハエ、鮎のなれずしチーズとトマト
日本酒のマリアージュとして「蓬莱」を頂きました。
この日本酒がまた美味しい！

・飛龍頭入り鼈等のスープ
少し中華風なお出汁でした。

・フォアグラ奈良漬寿司○
これは超絶的に美味しかったです！
シャリとフォアグラのマリアージュは完璧といってもいいぐらいでした。

・焼き蟹と霧吹き醤油の焼き蟹
刺身でもできるとのことですが、焼きでお願いしました。
プレーンの焼きと、醤油を霧吹きで軽くコーティングして焼いた物でした。
焼きは若干レア。身もしっかり詰まっていて当然美味しいです。

・お造り サヨリ、バフンウニ ○、南インドマグロ
特に感動したのが、バフンウニ(北海道)。人生で一番美味しかったかもしれません。
こちらでウニは何度か頂きましたが、今回のウニは超絶的でした。
・柿なます
・ヒグマとキャベツのトウチ炒め
・のどぐろ蕪蒸し
・蟹鍋　白味噌とカニ味噌で
・鍋の雑炊
・鯨のタン
初めて食べました。鯨のタンも食感はやはりコリコリしているんですね。いわゆる珍味？

・河豚炙り○
サイズは忘れましたが、特大の河豚(4kg？)。すごい肉厚で、食感はプリプリ。最高の河豚でした。
・ストロベリーとキュウイ
・葛切り○
食感と黒糖の甘みが絶妙でした。

今回学んだ事：旨いものは鼻が詰まってようが旨い

4th　12月
鼈コース　10,000円

予約の都合上で、2週連続での訪問となりました。
先週は素晴らしい熊料理を頂き、今回は鼈でお願いしました。
というのも、3回来店しましたが、毎回必ず鼈料理が組み込まれており、どれもとても美味しかった事、過去のレビューを拝見すると鼈料理の評価が非常に高かった事より鼈に決定しました。

・鼈の生き血　白ワイン割
おそらく初めて生き血を飲みました。もっと生臭いのかと思ってましたが、クセもなく飲みやすかった。
・八寸
個人的に手まり寿司、フォアグラ豆腐(テリーヌ？)が好きです。
今回の手まり寿司はトラフグです。寿司飯の酢と甘み加減とトラフグの旨みが絶妙です。
魚を変えて毎回出てきますが、結構好きな一品です。
フォアグラ豆腐は、柿が乗っているのですが、フォアグラに果物って合いますね。「ケザコ」の奈良漬巻きのマンゴーソースなんかもすごく美味しかったですし。
・お造り
炙りノドグロ、鰤、大トロ(鼈エンペラ巻)、鼈、ツブ貝、トラフグ、アオリイカ、クエ、メイタカレイ
今回は刺身の種類が多かった！
相変わらずどれも美味しいですが、ツブ貝、炙りノドグロが美味しかったです。

・鼈の茶碗蒸し
卵巣？が乗っており、これがプチプチして食感のない茶碗蒸しに食感がプラスされ食べる楽しみがプラスされています。味も間違いない！！

・鼈雑炊　アワビ乗せ
雑炊すごいです・・・メッチャ鼈ダシが効いてて美味しい！！アワビがおまけに思えてしましました(笑)

・鼈の肝揚げ
鼈の肝も濃厚で酒のアテにはもってこい。

・鼈の串焼き
こちらはタレで焼かれていました。
食べた瞬間、これが鼈か！！という印象でした。身の旨みがすごかった。

・猪鍋
これは標準的な味かな？猪は時々食べることもあるので・・・

・丸鍋
もう言うまでもなくダシ、鼈とも最高。
・雑炊
万歳
・揚げ物(笑)
忘れました・・満腹で少し食べて先輩にあげました(汗)
・フルーツ
美味しかったかな？

毎度飲み過ぎでレビューの正確さには欠ける気がします。特に後半は雑な文章(汗)
すみません・・

しかし、やはりすごいです！！
先輩も大喜びでした！
そして今回は鼈でも養殖と天然を料理によって使い分けておられました。生き血、刺身等の生物は養殖で、火を通す物は天然といった具合。
そういう安全面もしっかり配慮されており、感動です。
熊を頂いた時も、レアも美味しいのですが、安全のため2時間かけて焼いているとおっしゃられてました。

次は蟹ですね！


3rd　11月

10,000円コース

今回はジビエ。
特に何のジビエとはお願いしてませんが、熊(北海道)を提供して頂けました。

しかし、今回はジビエ初心者多数(笑)
ある意味チャレンジというか、篠原さんを信じて・・

みんな驚きながらも、熊の美味しさに喜んでいました。
焼きの途中の写真を見てもらえればわかると思いますが、すごい皮下脂肪・・・
冬眠前の熊なので、かなり栄養蓄えたところをハンティングされたんでしょうね。

熊の獣臭はぜんぜんなく、肉もジビエの力強い味でありつつ、脂はとても甘くて美味しかったです。
熊を食するのは2回目ですが、こちらの方が断然美味しい！！
しかも、こんなに熊を食べても全然飽きないってのもすごいと思います。
最後の〆の雑炊は男はほとんどおかわりしてました！！
満腹中枢が麻痺してます。
ただジビエにはワインが合いますね。相変わらず、日本酒飲んでましたが。

本当に最後まで熊を堪能させて頂きました。

次の来店予定は次週(笑)
鼈です！


2nd　11月

1度目で高評価の店に行くのは正直不安です・・しかし、2度目は前回をさらにうわまる感動でした。
まぁ料金も10000→13000円にしていたのですが、それでも3000円上乗せするだけでこんなにクヲリティーが向上するのか！？
最初から最後までテンション上がりすぎて飲みすぎました・・・7合？日本酒飲んだようです。ほぼ1人で・・
いや料理だけでなく、日本酒も非常に美味しかった！！
4.8→4.9に点数上げます(笑)
そして今月末も行きます！！
次はジビエ！！

この感動は中毒になりそうです。


1st　9月
三雲駅からは少し遠いようなので、事前にタクシーを駅に呼んでおきました・・・
でも駅前にタクシー会社の営業所がありました！！

駅からタクシーで10～15分程度。(1000円位)

グーグルマップを見ても変わった場所にあるなと思いましたが、周りには本当に何もないとこでした。
そして、お店の看板を確認し入店・・
ラッキーな事に今回はカウンターで入れました！！

大将はとても気さくな方で会話も楽しめました。
やはり料理はカウンターですね！作り手と話をしながら食べるのは贅沢の極み。

料理内容は詳細まではレポートしきれないですが・・
そして間違っているとこもあるかもしれません(汗)
僕の能力でははっきりレポートしきれませんが、恐縮ながら書きます！！

1st
10000円コース 　おまかせ

・玉子豆腐
玉子豆腐は玉子臭さがまったくない澄んだような味でした。それに河豚出汁のジュレとウニを一緒に食すると・・絶妙です。
ゆず、シソの香りもいい。

・お椀　鱧(淡路産)とモンゴル？茸(永源寺産)とゴマ豆腐　
鱧もモンゴル茸も美味しいですが、特に驚いたのがゴマ豆腐。ゴマ豆腐の中にレンコンが入っており、これがまた絶妙・・
人生史上最高のゴマ豆腐でした。しかも麩かと思うぐらいフワフワ・・
この茸は初めて食べました。食感と味・・・すごい美味しい。こんな素晴らしい料理の中に地の物が出てくるは嬉しいですね。
出汁は鱧の骨と鮪節と昆布2種類とのこと。鱧出汁というのはわかりましたが、鮪節ですか・・聞いたことはありましたが、初めて食べるというか、飲みました。

・お造り
ノドグロ炙り　ヒラメ、マグロ(大トロ、赤身と中トロの中間)、剣先イカ、メイタカレイ？　山葵(静岡産)

すべて美味しい・・大トロは14日?寝かせているとのこと。いままでの大トロとは別物です。
ノドグロの炙り加減も絶妙です。炙った部分とレアな部分のコントラストが・・
山葵も良かった。

・八寸
鴨肉　紹興酒づけの枝豆、イカ、鰻、手まり寿司、里芋、鳴門金時、玉子焼き、柿の・・　かなりアバウト(汗)。
それぞれがシンプルでありながら、なにかしらのアクセントがあり1つずつ楽しんで食べられました。

鮎
写真撮り忘れ・・・7月に四万十の召膳三月で食べた鮎とまではいきませんが、サイズは小さ目ですが、味は良かったです。サイズと味は関係ないか・・

・松茸
これは中国産とのことです。炭焼きにして塩とすだち？かかってました。国産よりは劣るかもしれませんが、香りは充分です。先日に静華で食べた松茸も中国産でしたが、こちらの方が味と香りは良かったです。

・熟成豚の焼き物
120日？ぐらい熟成させているそうです。熟成させると燻製にしたような香りが・・そして身がメチャクチャく柔らかい！長時間煮込んだようにトロトロです。これも素晴らしいです。

・アワビと栗の焼酎漬け
アワビはかりんとう揚げ？
栗が美味しかった・・焼酎の香づけがいい感じでした。

・鼈と松茸の鍋
いい出汁がでてますね、松茸の香りも良かったです。

・フォアグラのジェラートとブルーベリー
チーズのような濃厚さのジェラート　ブルーべーりも美味しいです。

・もずく蟹ご飯
この時点で僕でもけっこうお腹いっぱいです。途中から苦しくなってきた人は事前に伝えれば量を減らしてもらえるので、伝えた方がいいでしょう。
その方が、最後まで料理を楽しめますよ！
ご飯はすごく薄味ですが、味付けも蟹の出汁もほどよく美味しいです。

・果物
果物は特に驚きはなかったかな・・
美味しい果物です。

・日本酒
ラインナップは豊富です。
特に松の司は種類が豊富でした。
今回は
山田(茨城)
英燻(京都)
松の司　中取り(滋賀)
あれ？もう1つ飲んだはずやけど(汗)
忘れました・・
英燻の米の旨みはすごかったです。(かなり有名な日本酒だそうですが、知りませんでした・・)
他の3つも当然美味しかった。
さすが、日本酒もいいものを置いておられます！！
日本酒の表示は大と小ですが、小で1合ぐらいでした。


すべてがとても満足できる内容でした。後から思い返しても、今回のお料理の素晴らしさを感じることができます。
総合的に料理内容でこんなに素晴らしいと思ったことはないです。
京都などで食べる割烹も美味しいのですが、何かが違う・・・何か勢いのようなものを感じずにはいられませんでした。

2～3か月おきぐらいには来たいですね。

追記：仲居さん(比較的若い子でした)に料理について質問したらちゃんと答えられたことにも驚きました。別に試した訳ではありませんよ！！
ちゃんと従業員の教育もしているのだと思いました。女将クラスならわかっていて当然かもしれませんが、おそらくアルバイトの子だろうと思います。