季節感あふれる、所沢で最高のお店 : イタリアン オット

*２０１６年４月*
久しぶりの追記。写真も追加しました。
お邪魔したのも昨年１１月以来。
月曜日が休みの我が家はなかなか来られないのが残念。

お店を少し変えたということで楽しみ。
テーブルが広くなって席数も減っていました。
ぐっと落ち着いた雰囲気に。

￥８０００のコース、ペアリングワイン、グラッパ。
＋サービス料、消費税で二人で￥３２０００弱でした。

・桜マスのルイべ　キャビア添え
凍りすぎず溶けすぎていないマスに塩気控えめのキャビア。
私はサーモンが苦手でマスが好きなのでこの香りはたまりません。
・ビアンカ　ヴィーニャ　辛口のスプマンテと合わせて。

・フルーツトマトとブッターラチーズのカプレーゼ
我が家のお気に入りのひとつ。テンションが上がりました。
トマトが甘すぎずしっかりした旨みでチーズの濃厚さに負けません。
・ミショー　トゥーレーヌ　ソーヴィニヨン　２０１４
トロピカルフルーツを感じる陽気で濃厚な香りでした。
味わいは酸味がしっかり。

・ホッキ貝のグリル　ビゼッリとポワロのスープ仕立て
柔らかさを残しつつプリッとした食感に火が通っています。
ビゼッリはえんどうです。甘みが強いのでポワローねぎと素敵な相性。
・モレサンドニ　フレデリック　マニャン　２０１３
ミネラル感のある味わいで、貝に合います。
このあとの毛ガニと塩のパンナコッタにもそのまま合わせました。
貝の風味にも、濃厚なヴィシソワーズにも合うなんて素晴らしいですね。

・毛ガニと塩のパンナコッタ　ヴィシソワーズのエスプーマ仕立て
必ずコースに入っているシェフのスペシャリテ。

・自家製からすみをあしらったたけのことホタルイカのスパゲティ
たけのこはしっかりグリルされていて、ホタルイカがぷりぷり。
そしてふきのとうの苦みがアクセントになっています。
・ヴィーニャ　ポデオ　ロエロ　アルネイス　ニコレッロ　２０１０
酸が柔らかくてからすみやホタルイカとも喧嘩しません。
バニラのような香り？を間違えて「木の香り」と言った二つの意味でバカ舌の私(笑)

・北海道産　子羊の炭火焼き
炭の香りをまとったミルクのような香りのラム。
マスタードのソースに菊芋のピュレが添えられていました。
菊芋の風味とクセのないラムの相性はもちろん、付け合わせが最高。
フランス産のホワイトアスパラをこんがりグリルしたもの。大好きです。
・バローロ　セッラルンガ　ルイジ　ピラ　２０１０
レーズンバター(おそらく間違っている)のような甘くてボリュームのある香り。
味わいもしっかりしていて、クセの少ないお肉に勝ってしまいそう、と一瞬思う。
もちろんそんなことはありません。グラスを回すたびにふわりと甘い香りが漂います。

それにパンはチャバタ、フォカッチャ、オリーブのペーストのチャバタの３種。
グラッパと一緒にドルチェをいただきました。
主人はキャラメルのジェラートを添えたいちごのミルフィーユ。
私は４種類の柑橘とカンパリのジュレにヨーグルトのジェラートを添えたもの。
ヨーグルトのジェラートが濃厚でおいしかったです。

パティシエが寿退社したそうで、ドルチェもシェフの手作り。
とても素敵な方だったので残念ですが、幸せになってくださいね。

そしてお茶菓子とお茶をいただいてごちそうさま。

次は主人のお誕生月にお邪魔するかと思います。


＊２０１５年９月＊
写真を追加しました。


＊２０１５年７月＊
半年以上ご無沙汰してしまってました。
ガスパチョ、アオリイカとサザエのタルタルの写真を追加しました。
今回はなんと予約が我が家だけ。

お料理はアミューズの「フォアグラアイス」が衝撃的でした。
冷たいミルクジェラートの上に外をカリカリにソテーしたフォアグラ。
サマートリュフを削ったものが乗っていて、ひと口でいただくんです。
もったいないけど、溶けちゃうから、とぱくり。
そういうわけで写真も撮りませんでした。

夏の定番のアナゴのフリットも今回は香りの強い緑のハーブを使った「サルサヴェルデ」
がとっても美味しくてまた例年とは違った感じに。

塩水うにのパスタもおいしかったです。やっぱりミョウバン漬けとは全然違う。
我が家はお料理を少なめにしていただいているのでパスタは二人で４５ｇだったそう。
その分「具が多くなってしまった」とシェフが言ってましたが、それはそれで嬉しい(笑)

今日も食後酒、最後の小菓子までおいしくいただきました♪

私たちだけだったのでシェフともシェフのいとこの房子さんともお話ができました。
以前「隣の席がうるさい」とこちらで書かれてしまったのでお聞きしたかったし。
びっくりされてたのでお店側は思ってなかったみたいで良かったです。
（本当にその時にいた騒いでいた人は覚えてたそうです)
食材のことなどをサーヴされたときにお話しするからそれが気になったのかな。

次は私のお誕生月にまたお邪魔します。
次は期間を開けずに行きたいです。


＊２０１４年１２月＊

夏以来４か月ぶりの訪問です。
今回はウサギのフリットとジビエの山鳩の写真を追加しました。
我が家はとにかく野性味とクセのあるお肉が大好きです。
と以前お話ししたときに伝えていたので。
どんなクセの強いものを出そうか考えてくださったそうです。
ウサギは繊維の柔らかい鶏肉のようでとても食べやすい。
柔らかいお肉とカリカリの衣の組み合わせがとてもおいしかったです。

山鳩は内臓とフォアグラと赤ワインのソースで、トリュフが添えられていました。
山鳩がびっくりするくらいクセの強い、鉄っぽいような味のお肉です。
なのでこのしっかりしたソースとの相性が最高。
グリルしたあと真空調理しているんでしょうか。
柔らかいのにお肉らしい食感がきちんとあって、ジューシー。

今回も最高のお料理ばかりでした。

最後にシェフとお話もできて、我が家はクセのあるもの好き。
クサいもの(ジビエ)好きとインプット済みだそうなので。
次回もどんなものを食べさせてくれるのかとても楽しみです。


＊２０１４年１月　追記＊

ニート主婦でもなんだかんだと忙しかった１２月は結局お邪魔出来ず、先日やっと。
うりぼう、仙台牛、牡蠣のパスタ、に合わせた赤、食後酒の写真を追加しました。

初めは普通に猪と聞いていたのでとてもくせが無いし柔らかいし食べやすいと話してたら。

まさかのうりぼう。さすがに初体験でした。確かに今まで口にした猪とは全く別物。
ロースとバラでしたがバラの脂が全然しつこくなく、そこはやっぱり猪だと思いました。

仙台牛のしゃぶしゃぶはお肉ももちろんおいしかったんですが、ちぢみほうれん草が秀逸。
甘くて葉が厚くて、お肉よりこちらに感動してしまいました。

今回の一番の驚きは、牡蠣のパスタに赤ワインを合わせていただいたこと。
ですが、当然のごとく臭みも感じずよりおいしくなってしまう不思議マリアージュ。

食後酒は初めて野生の桃のブランデーをいただきました。
香りがふんわり桃で、女子向き。
ですが味はブランデーなので、女子向きではないかも。
チーズとの相性もようございました。

この日は私たちが一番最後だったので帰りがけにシェフとお話しすることも出来ました。

調理法なども教えてくださって勉強になりました。
何より食材を大切にされてるんだなぁ、と言うこともわかりましたし。
季節のおいしいお野菜をいろいろ食べられるこちらはやっぱり大好きです。


＊追記＊

２０１３年９月にお邪魔したときにグラッパ4種の写真をＵＰしました。
最初の時点でお料理を少な目にお願いしたので、食後酒とチーズをいただくことが出来ました。

カルテのようなものを作っているということです。
前回気に入ったグラッパを把握してくれてて助かりました。
(そんなに覚えてられないので)


シーズンが変わるごとにお料理が楽しみなので、今月（12月）にまたお邪魔する予定です。
クリスマス前後はとても混むそうなので、ずらしていきます。


＊ちなみにマダムと思っていたら、シェフのいとこさんでした。


＊２０１３年７月＊

何度かお邪魔してますが、私の拙い表現でレビューしていいものか・・・
と、ためらっておりました。
地元でこんなにお料理もおいしく、ワインも素晴らしいお店と出会えてラッキーです。

季節感あるお料理が大好きなのでワンシーズンに一度はお邪魔したいお店です。

所沢の繁華街、プロぺ通りは若い子向けのお店が多くここに？という所にお店があります。
内装はカジュアルな雰囲気で、かしこまらずにお食事が楽しめると思います。

「フルコースなんて！ナイフとフォークがわからないから無理！」と思う方でも、大丈夫。
普通のことのように「そちらの○○と●●でお召し上がりください」と言ってくれます。

まずはスパークリングワインをオーダー。
自家製のグリッシーニとアミューズをいただきます。

ビゴール豚とイベリコ豚の生ハムは違うようで似ている面白い食べ比べが出来ます。
タコのトマト煮も、タコの食感が絶妙でしたし、トマトがおいしい。

アミューズをいただいてる間にメニュー外のおすすめ、岩牡蠣を見せていただきました。
大好きなので迷わずお願いします。
夏牡蠣独特のあのクリーミーさに、トマトのジュレが最高です。
トマトそのものではなく、エキスだけ抽出しているんですね。
旨味ときれいなシャンパン色。

穴子と白なすのフリットは夏のおいしい食材ですね。
穴子はふわふわ。なすはジューシー。衣のカリカリとの素敵すぎるギャップ。

高知産トマトとブッターラチーズのカプレーゼには夫婦で大興奮でした。
「カプレーゼでこんなにおいしいと思ったことってなくない？」と主人。
チーズももちろんなんですが、トマトが秀逸。甘すぎず味が濃い。
ブッターラチーズは、モッツァレラの中の美味しい所だけくりぬいたものなんだそう。

そしてスペシャリテ。
毛蟹と塩のパンナコッタ、ヴィシソワーズのエスプーマ仕立て。
ふんわりふわふわヴィシソワーズに、ふるふるのパンナコッタ、そして毛蟹。
何度食べてもおいしい、危険な中毒性アリな逸品です。

間に自家製のパン、フォカッチャとチャバタも出てきます。
添えられたオリーブオイルも絶品なんです。
販売もしてくださるそうですが、１本￥６０００でしたか。
家庭の主婦の手には使いこなせません。

金目鯛の鱗焼きは、初めていただいたとき、目から鱗が落ちました(笑)
この食感はなかなか味わえません。
鱗はこんなにカリカリに加熱されてるのに、身はほろほろ。
濃厚なブイヤベースのような旨みたっぷりのスープとの相性もいいです。

パスタは＋料金で釜石の海水ウニと自家製ドライトマトに変更しました。
ドライトマトと言ってもフレッシュさが残っています。
そしてミョウバンを使っていないウニは臭みがなく、とろける美味しさ。

鴨のローストは旬のお野菜が色々な種類添えられていて、見た目もきれい。
いちじくと赤ワインのソースもこれ以上ないほど鴨を引き立てています。
お肉の加熱具合も素晴らしい、最高の状態で出してくれます。

秋になればこちらではマタギが仕留めたジビエがいただけることも。
とっても楽しみです。

さて、お腹いっぱい、という所で、「いつもはチーズをお召し上がりですよね？」
と言っていただいたんですが、この日はごめんなさい、もう入りません。

そうしたら、デザートもどうするか聞いてくださったので、「それは別腹で」と。
日向夏らしき柑橘とココナッツのジェエラートにレモングラスのジュレをかけたものを。
タイの風が吹いた、この組み合わせ。爽やかでおいしかったです。

イタリアンだと食後にエスプレッソが多いですが、私はこちらの紅茶が好きです。

帰りがけに小菓子のマカロンを持たせていただいて、もう大満足です。

お料理に合わせたペアリングワインで。
ボトルでオーダーするよりは割高かもしれませんが、お料理に合うものをいただけるので。
すべてお任せしています。
こちらは所沢には珍しくシニアソムリエがいて、色々なお話をしながらというのも楽しみでした。

以前お邪魔した時にいなくてガッカリしたんですが、その後聞いたところ骨折してたそうで。
今回もソムリエがいなくて残念。
最後に伺ったところ以前いた都内のお店に戻られてしまったということでした。

ですがほかのスタッフさんのセレクトしてくれるワインも素晴らしいです。
お気に入りのお店に決定です。