×寒鰤(かんぶり)〇三月(みつき)ぶり 『Ishibashi』霎時(しばし) 引裂箸(ひきさきばし) に 濡(ぬ)らす觜(くちばし)  : ヌーベルシノワ Ishibashi

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3.8

¥2,000~¥2,9991人
  • 料理・味3.6
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
2019/01訪問16回目

3.8

  • 料理・味3.6
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥2,000~¥2,9991人

×寒鰤(かんぶり)〇三月(みつき)ぶり 『Ishibashi』霎時(しばし) 引裂箸(ひきさきばし) に 濡(ぬ)らす觜(くちばし) 

電子瓦版(ヱレキじかけかはらばん)の影向力(およぼすちから)は激烈(すさまじ)く、
霎時(しばし)、門前如市(もんのまへいちばのごときにぎはひ)。
漸(やうや)う喧騒(ほとぼり)も沈靜化(さ)めたと推定(おぼし)きある日(ひ)、
三月(みつき)ぶりに暖簾(のれん)を潛(くゞ)る。

牛(うし)は一突(ひとつき)、潑才(わる)は札附(ふだつき)、
彼處(かしこ)に出現(あらは)る僞ミツキ(にせみつき)、
大君世繼(おほきみよつぎ)に、坊(まち)の破落戸(ごろつき)。
橫綱(よこづな)太刀山(たちやま)四十五日(しゞふとごにち、≒ひとつきはん)。

菜單(しながき)より、
"椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)"の套餐(ひるめし)に、
"恵比壽大師(ヱビス・マイステル)"を選擇(えらむ)。
嗚呼(あゝ)、好喝(うまし)、割箸(わりばし)、猴戲(さるまはし)!

劈頭(いやさき)に來(き)たりし"干絲沙拉(おしどうふサラド)":
内容(なかみ)は、
干豆腐絲(おしどうふせん)に加(くは)へ、
水菜(みづな) 、胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)、蘿蔔絲(おほねせん)。

程(ほど)なくして、
"椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)一式(ひとそろひ)も、、。
點心(むしやしなひ)、(しる)、米飯(こめのいひ)、(にらぎ)、
半熟(はんじゆく)の雞卵(にはとりのかひご)まで。

"椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)には、
五花肉(ぶたばらにく)のほか、靑梗菜(せいかうな)、洋蔥(たまねぎ)。
蜀椒(もろこしはじかみ)が風韻(か)、
鼻竅(はな)を貫通(つらぬ)きて止(とゞ)まる兆(きざし)皆無(なし)

愚按(やつがれおもふに)、
蜀椒(もろこしのはじかみ)は、辣椒(たうがらし)と番(つがひ)たるべきもの
加旃(しかのみならず)、
あまりに甜(あまみ)が强(つよ)く、啖(くら)ふに難儀(くるしむ)

(しる)には白菜(はくさい)と鰕米(ほしえび)、
鰕米(ほしえび)は有頭(かぶとつき)にて、
唐土(もろこし)の鰕米(ほしえび)とは半點(いさゝか)異(こと)なる。
精麁(よしあし)は保留(さてお)き、濃厚風味(いとこきあぢとかをり)。

"(にらぎ)"は、習慣(ならひ)の萵笋(くきちさ)の腌菜(つけもの)。
"點心(むしやしなひ) "として、燒賣(しうまい)、春卷(はるまき)。
簀卷(すまき)に、玉環(たまき)、左卷(ひだりまき)。
コリオリ、"杏酪(これ)"にて虚文(うそ)も一卷(ひとまき)の竟(をは)り。

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【暗箱】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【受象珠】:蔡司(Carl Zeiss)C Sonnar T* 1.5/50 ZM @F2.5~F4
      東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.4 ※2017-09撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - エチケットの類(たぐひ)

    エチケットの類(たぐひ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - こんぬつわ©ドクシマぱいせん、"恵比壽(ヱビス)大師(マイステル)"啤酒(むぎのさけ)

    こんぬつわ©ドクシマぱいせん、"恵比壽(ヱビス)大師(マイステル)"啤酒(むぎのさけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "干絲沙拉(おしどうふサラド)"

    "干絲沙拉(おしどうふサラド)"

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "套餐(ていしよく)"一式(ひとそろひ)

    "套餐(ていしよく)"一式(ひとそろひ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)

    "椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)+半熟雞卵(なかばゆでたるかひご)

    "椒香燉肉(はじかみのかをりぶたばらにこみ)"假)+半熟雞卵(なかばゆでたるかひご)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "湯(しる)"

    "湯(しる)"

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "湯(しる)"、鰕米(ほしえび)

    "湯(しる)"、鰕米(ほしえび)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - ”點心(むしやしなひ)”、燒賣(しうまい)

    ”點心(むしやしなひ)”、燒賣(しうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - ”點心(むしやしなひ)”、春卷(はるまき)

    ”點心(むしやしなひ)”、春卷(はるまき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 虀(にらぎ)"、萵笋(くきちさ)の腌菜(つけもの)

    虀(にらぎ)"、萵笋(くきちさ)の腌菜(つけもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 米飯(こめのいひ)

    米飯(こめのいひ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "甜品(あまみ)"、杏酪(きやうらく)

    "甜品(あまみ)"、杏酪(きやうらく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "甜品(あまみ)"、杏酪(きやうらく)

    "甜品(あまみ)"、杏酪(きやうらく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 烏龍茶(うりゆうちや)

    烏龍茶(うりゆうちや)

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2018/10訪問15回目

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  • 料理・味3.6
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

辣椒(たうがらし) 花椒(さんせう)も不足(たらず) 黑色(くろいろ)の 甜麪醬(みそだれ)顯著(めだつ) "陳麻婆豆腐(ちんまばどうふ)"

當家(こちら)、
漫(みだり)に珍奇(めづら)しきもの點菜(もと)め
徒(いたづら)に菜單(しながき)になきもの烹飪(つく)らすより
割烹(つく)り習熟(な)れたる"套餐(きまりめし)"餐(くら)ふが吉(よい)

かくて、
"咕嚕肉(すぶたにく)"注文(たのむ)が近會(ちかごろ)の通例(ならひ)。
此度(こだみ)は、試(こゝろ)みに、"陳麻婆豆腐(ちんまばどうふ)"、
對價(あたひ)、一千六百廿圓也(いつせんろつぴやくにじふゑんなり)。

これに、
西土(もろこし)の"紅葡萄酒(ぶだうざけ)"を高脚杯(ぐらす)で貰(もら)ひ、
家苞(いへつと)として、"燒賣(しうまい)"五箇(いつゝ)。
都合(あはせて)、三千廿四圓也(さんぜんにじふよゑんなり)。

甚麻辣(いとから)し!」との警告(ふれこみ)なれど、
「調整(いぢる)ことなく、その儘(まゝ)の麻辣(からさ)で!」と釘(くぎ)。
軈(ほどなくし)て、注文品(くだんのしな)が此方(こなた)に、、。
米飯(こめのいひ)、點心(むしやしなひ)、(にらぎ)、(しる)が附屬(つく)。

扨(さて)、"陳麻婆豆腐(ちんまばどうふ)":
五分角(ごぶかく)(さいのめ)の菽乳(とうふ)、肉菘(ひきにく)の他(ほか)、
(ふつぎり)の青蒜(はにんにく)が散見(ちらりほらり)。
上(うへ)には青蔥(あをねぎ)。

苟(いやしく)も"陳麻婆豆腐(ちんまばどうふ)"を標榜(うた)ふからには、
"正宗(ほんばもの)"期待(のぞ)むが道理(ことわり)。
青蒜(はにんにく)は"正宗(ほんばもの)"たるに必要條件(かくべらざるもの)。
とは云へ十分條件(それにてよし)とは成(な)り得(え)ず。

文化大革命以降(ぶんかくよりこのかた)、
麻辣豆腐(マァラァドウフ、まらつどうふ)」と喚做(よびな)すがごとく、
花椒(かほくざんせう)の"(しびれ)"と、辣椒(たうがらし)の"(からみ)"、
ともに必要不可缺(かくべからざるもの)

"(しびれ)"は"花椒(かほくざんせうのこ)"、
"(からみ)"は乾辣椒(ほしたうがらし)、もしくは辣豆瓣醬(からきそらまめみそ)。
"(うまみ)"は肉菘(ひきにく)と"豆豉(づし)"に依存(よる)。
甜麪醬(あまみそ)用(つか)ふは邪道(よこしまなるやりかた)。

辣豆瓣醬(からきそらまめみそ)では、
何(なに)より郫縣豆瓣醤(ひけんそらまめみそ)が一級品(なにより)。
顏色(いろ)も、奧深(おくぶか)き(あぢはひ)も、頂點(いたゞき)。
巷(ちまた)に溢(あふ)るゝ紅(あか)き豆瓣醬(そらまめみそ)は僞物(まがひもの)。

倩(つらつら)、當家(こちら)の"陳麻婆豆腐(ちんまばどうふ)"を窺(うかゞ)ふに、
"(しびれ)"・"(からみ)"ともに控(ひか)へめ。
青蒜(はにんにく)の馨(かをり)淡(あは)く、臼齒(おくば)に頼哩(あらが)ふ
玄(くろ)き顏色(いろ)は、豆豉(づし)ならで、甜麪醬(あまみそ)歟(か)?

i.e.,(すなはち)、
本場(ほんば)、蜀(しよく)は成都(せいと)の陳麻婆豆腐(ちんまばどうふ)とは、
雲壤(くもとつち)ほどの相違(たがひ)
やはり、當家(こちら)、咕嚕肉(すぶたにく)が吉(よい)。

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【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :旭光學 超琢磨(Super Takumar)(8 ele.) 1.4/50 @F2.8~F4
      東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.4 ※2018-05撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2018-05撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2018-05撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 高脚杯(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

    高脚杯(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 雞尾酒高脚杯(かくてるぐらす)に冷菜(れいさい)、蘿蔔絲(すゞしろのねせん)+胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)+乾豆腐絲(おしどうふせん) +水菜(みづな)+炸雲吞(あげうんとん)

    雞尾酒高脚杯(かくてるぐらす)に冷菜(れいさい)、蘿蔔絲(すゞしろのねせん)+胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)+乾豆腐絲(おしどうふせん) +水菜(みづな)+炸雲吞(あげうんとん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 陳麻婆豆腐(しせんからみどうふ)

    陳麻婆豆腐(しせんからみどうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 淮南(とうふ)

    淮南(とうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 青蒜(はにんにく)

    青蒜(はにんにく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 萵笋(やまくらげ)

    萵笋(やまくらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 榨菜(さくさい)

    榨菜(さくさい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 清湯(すましゞる)

    清湯(すましゞる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水餃子(すいぎやうざ)

    水餃子(すいぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 燒賣(しうまい)

    燒賣(しうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

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2018/09訪問14回目

4.0

  • 料理・味3.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

仲龝節(つきみるひ) 懐中(ふところ)見(み)れば 鈔(ぜに)がなく 月餠(げつへい)もなき 痛(いた)き月(つき)かも

仲龝之月(ちゆうしうのつき):
養衰老(おひをやしな)ひ、授(こしかけとつゑをさづけ)、
 行糜粥飮食(うすがゆのめしをとる)。」
古文獻(ふるきふみ)は解説(いふ)。

八月十五日(はづきとほかあまりいつか)に月餠(つきもち)餐(くら)ふは、
唐朝以降(たうのみよゝりのち)の習俗(ならはし)
"(ピン)"は、唐土(もろこし)では(こむぎのこ)を圓(まる)く延(の)したもの、
東瀛(ひのもと)では(もちごめ)搗(つ)きたるものを意味(あらはす)。

故(かゝるがゆゑ)に、
本朝(わがくに)では賞月糰子(つきみだんご)と變化(かはりぬ)。
と云ふ經緯(わけ)なれば、"月見團子(つきみだんご)"を求(もと)め、
"月餠(げつへい)"を繹(たづ)ぬ。

行(い)きつけの和菓子店(わぐわしや)は臨時休業(ときならぬやすみ)。
已(や)むことを得(え)ずして、當家(こちら)『Ishibashi』に、、。
かつて帖塲(ちやうば)に在(あ)りし"月餠(げつへい)"がなく、
踵(くびす)を返(かへ)すも不能(あたは)で、垓下(がいか)の項羽(かうゝ)。

こりャ、吃驚仰天(おッたまげた)!
撞球(たまつき)、札附(ふだつき)、運(うん)の盡(つき)。
もはや、茲(こゝ)に到(いた)りては、
日頃(ひごろ)の不德(あしきおこなひ)を反省(かへり)みるほか術(てだて)なし

老生(おひぼれ)、
當家(こちら)では、あれやこれや氣儘(きまゝ)に點菜(しなえらみ)せしかど、
此度(こだみ)は"套餐(ていしよく)"の咕嚕肉(すぶた)。
對價(あたひ)、一千六百二十圓也(いつせんろつぴやくにじふゑんなり)。

小洋蔥(こたまねぎ)はさておき、
胡蘿蔔(せりにんじん)の丸(まろ)きは、
仲龝之月(ちゆうしうのつき)を象(かたど)りたるもの歟(か)?
はたまた、妄想(おもひすごし)歟(か)?

味(あぢ)は平生(つね)のごとし。
陋屋(あばらや)に囘(かへ)りて暮六(くれむつ)より空(そら)を望(のぞ)む。
雲(くも)に霞(かす)み、遮蔽(かくさ)れがちの朧月(おぼろづき)。
薄雲(うすぐも)に(まるごと)透過(す)くることも、、。

五刻(いつゝ、≒8PM)には雲(くも)の切(き)れ間(ま)より、
十五夜(じふごや)の望月(もちづき)。
程(ほど)なくして(くも)がかゝり、
やがては厚(あつ)き雲(くも)に遮蔽(おほ)はれ、屋内(なか)へと退散(しりぞく)。

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :興和(Kowa) Prominar FL 5.6/500 @F6.3 + 旭光學 2X-L  ※仲秋名月
      旭光學 超琢磨(Super Takumar)(8 ele.) 1.4/50 @F2.8~F4
      東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.4 ※2018-05撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2018-05撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2018-05撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)、朧月(おぼろづき)

    仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)、朧月(おぼろづき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 薄雲(うすぐも)に霞(かす)む仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)

    薄雲(うすぐも)に霞(かす)む仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 霽間(はれま)の仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)

    霽間(はれま)の仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)にまたも雲(くも)

    仲龝明月(ちゆうしうめいげつ)にまたも雲(くも)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 蔬菜(あをもの)

    蔬菜(あをもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 咕嚕肉(すぶたにく)の套餐(ていしよく)

    咕嚕肉(すぶたにく)の套餐(ていしよく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 名月(めいげつ)見立(みた)ての胡蘿蔔(せりにんじん)

    名月(めいげつ)見立(みた)ての胡蘿蔔(せりにんじん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 例湯(このひのしる)

    例湯(このひのしる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 例湯(このひのしる)、名月(めいげつ)見立(みた)ての小洋蔥(こたまねぎ)

    例湯(このひのしる)、名月(めいげつ)見立(みた)ての小洋蔥(こたまねぎ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 萵苣(ちしや)

    萵苣(ちしや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 萵苣(ちしや)

    萵苣(ちしや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 腌菜(つけもの)は榨菜(さくさい)

    腌菜(つけもの)は榨菜(さくさい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 點心(むしやしなひ)の粤燒賣(くわんとんしうまい)

    點心(むしやしなひ)の粤燒賣(くわんとんしうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 點心(むしやしなひ)の韭麩(にらふ)

    點心(むしやしなひ)の韭麩(にらふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 甜品(あまきもの)ゝ抹茶(まつちや)杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

    甜品(あまきもの)ゝ抹茶(まつちや)杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

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2018/08訪問13回目

4.2

  • 料理・味3.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥2,000~¥2,9991人

上漿(あぢをつ)け 油煠(あ)げたる豕(ゐのこ) 滷(あん)をからめ わが舌先(したさき)は 例湯(つゆ)に濡(ぬ)れつゝ

夏(なつ)は"什錦涼麪(ひやしきりむぎ)"に限(かぎ)る!
とは云へ、颱風(のわけ)も逸(そ)れて久々(ひさびさ)『Ishibashi』に、、。
當家(こちら)の利點(よさ)は、誂(あつら)への利(き)くところ
「"咕嚕肉(すぶた)"を"糖醋排骨(くろずのすぶた)"に」、と云ふ工合(ぐあひ)。

前囘(まへ)は、
海鰻(はむ)が有(ござる)」との説明(はなし)を反應(きゝのが)さで、
"落(お)とし"を避(さ)け、澱粉(こな)打(う)ちたまへ」、と制約(しば)り、
師傅(おやかた)に烹飪法(やりかた)を一任(まるなげ)

總主廚(おやかた)の解(こたへ)は"蒸海鰻(せいらうむし)"。
茭白(まこも)、苦瓜(にがうり)などゝと蒸籠(せいらう)に蒸(む)したるもの。
「夏向(なつむ)き」との計算(はらづもり)なりけめど、
とても「異朝(もろこし)の味覺(あぢ)」とは難言(いひがたし)

と云ふ經緯(わけ)で、
此度(こだみ)は、"套餐(きまりめし)"、
平日晝限定(へいじつひるかぎり)の午餐(ひるのきまりめし)。
その中(なか)より選擇(えら)みし一品(ひとしな)、"咕嚕肉(すぶたにく)"。

江南(かうなん)近邊(あたり)の"糖醋排骨(くろずのすぶた)"ならぬ、
(くわうしう)"咕嚕肉(すぶたにく)"の"套餐(ていしよく)"。
"乾豆腐絲(おしどうふせん)"、"點心(むしやしなひ)"、"例湯(しる)"、
"(つけもの)"、"米飯(こめのいひ)"、"杏仁豆腐(きやうにんどうふ)"。

"套餐(ていしよく)"のみで一千六百二十圓(いつせんろつぴやくにじふゑん)、
"紅葡萄酒(さけ)"と合計(あは)せ、
對價(あたひ)、大畧(およそ)二千五百圓(にせんごひやくゑん)。
納得(よき)、納得(よき)!

"咕嚕肉(すぶた)"のξ(ぐざい)は、
豬肉(ぶたにく)のほか、
香茹(しいたけ)、(たけのこ)、青椒(ぴまん)、洋蔥(たまねぎ)。
蕃茄醬(ケチャップ)は不使用(つかは)で鹵(あぢつけ)は豆油(しやうゆ)。

(あまみ)と(すみ)の釣合(つりあひ)も適切(ほどよ)く
實言(まこと)味美也(よきあぢ)。
茲(こゝ)で"(つけもの)"はと見(み)るに、
"榨菜(さくさい)"、"萵笋(やまくらげ)"の二種(ふたくさ)。

東瀛(ひのもと)の懐石(くわいせき)、會席(くわいせき)、割烹(かつぱう)から、
唐山(もろこし)、法國(おふらんす)に至(いた)るまで、
(しる)の巧拙(よしあし)が菜(れうり)の精麁(よしあし)を支配(つかさどる)
これ、當日(そのひ)の"例湯(できあひじる)"とて同樣(おなじこと)。

ξ(ぐざい)は廉價(ねのやす)き、
冬瓜(たうがん)、胡蘿蔔(せりにんじん)、(ねぎ)、香茹(しいたけ)。
なれど、冬瓜(たうがん)はいかにも夏季(なつ)に相應(ふさは)しく涼(すゞ)やか
(しる)の味(あぢ)、惡(あ)しきリ道理(ことわり)もなし

溏油(だし)は雞骨(とりがら)などが主體(おも)歟(か)?
曹操(さうさう)なほ雞肋(にはとりのあばらぼね)を惜(を)しむ、
況(いはむ)や小人(それがし)に於(お)いてを哉(や)?
そも猿人(とほつおや)は漁屍(しにくあさ)りを業(なりはひ)にせしとも、、。

當家(こちら)の長所(よきところ)は誂(あつら)へに對應(こたふ)ること
しかはあれど、
"特別注文(あつらへ)"より、"套餐(ていしよく)"が吉(よい)とは、
何(なん)とも、忸怩(もどかしく、くちをしき)ものあり

否(いな)!
小人(それがし)、鮓店(すしや)では專(もつぱ)ら"お好(この)"を嗜(この)むも、
肆(みせ)に依(よ)りては、
"一人前(ひとりまへ)"が廉(やす)く、恵比壽顏(ゑびすがほ)になることも、、。

「廚師(いたまへ)の慣(な)れぬ"特別注文(あつらへ)"より、
習熟(なれ)たる"定食(きまりめし)"が易烹調(つくりやす)く
客(きやく)の味覺(した)との親和性(なじみ)も高(たか)し。」
と云ふことなの歟(か)?

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【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :福倫達(Voigtlaender) COLOR-SKOPAR 4/21 P VM @F8 ※2018-07撮影分
      福倫達(Voigtlaender) NOKTON 1.5/50 As. VM @F2.4
      旭光學 超琢磨(Super Takumar)(8 ele.) 1.4/50 @F2.4
      東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.4 ※2017-09撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)2018-07撮影

    店内(なか)2018-07撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)2018-07撮影

    店内(なか)2018-07撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 蒸海鰻(はむせいろむし)2018-07撮影

    蒸海鰻(はむせいろむし)2018-07撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 玻璃盞(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

    玻璃盞(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 玻璃盞(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

    玻璃盞(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 乾豆腐絲(おしどうふせん)

    乾豆腐絲(おしどうふせん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 咕嚕肉(すぶた)の套餐(めし)

    咕嚕肉(すぶた)の套餐(めし)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 咕嚕肉(すぶた)の豬肉(ぶたにく)、青椒(ぴいまん)

    咕嚕肉(すぶた)の豬肉(ぶたにく)、青椒(ぴいまん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 咕嚕肉(すぶた)の香茹(しいたけ)

    咕嚕肉(すぶた)の香茹(しいたけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 例湯(しる)

    例湯(しる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 燒賣(しうまい)

    燒賣(しうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 雞肉燒賣(とりしうまい)

    雞肉燒賣(とりしうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 虀(つけもの)、萵笋(やまくらげ)

    虀(つけもの)、萵笋(やまくらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 虀(つけもの)、榨菜(さくさい)

    虀(つけもの)、榨菜(さくさい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

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2018/05訪問12回目

4.2

  • 料理・味3.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥5,000~¥5,9991人

膠原(こらあげん) 鯊魚(さめ)は大青鯊(よしきり) 清燉(しろくに)て 舌(した)に纏(まと)はる 魚翅(ひれ)の味(あぢはひ)

創業三周年(あきなひをはじめてまるみとせ)」の宣傳(ふれこみ)。
據説(はなしによると)、
「"佛跳牆(ぶつでうざう)"、"排翅(ふかひれまるに)"が格安(かくやす)、
 幾種(いくつか)の酒類(さけ)も割安(わりやす)」とのよし。

當家(こちら)の"佛跳牆(ぶつでうざう)":
以前(まへに)、堪能(あぢは)ひし經驗(ためし)有之(これあり)。
然(さ)れば、"紅燒排翅(ふかひれしやうゆに)"を、
强(し)ひて"清燉排翅(ふかひれしろに)"に誂(あつら)へて貰(もら)ふことに、、。

鯊魚(さめ)は、氣仙沼産(けせんぬま)大青鯊(よしきりざめ)背鰭(せびれ)。
勿論(いふまでもなく)、
"鮑參翅肚(あはび、きんこ、ふかひれ、うきぶくろ)"の一(ひとつ)。
清代(しんのみよ)、"海八珍 (うみはつちん)"の一(ひとつ)としても高名(なだかし)。

とは云へ、
異朝(あちら)では、「南散北排(なんさんほくはい)」と稱(よびな)し、
南部(みなみ)と北部(きた)では流儀(やりかた)も異(こと)なる
南船北馬(なんせんほくば)」、「南米北麪(なんまいほくめん)」に同樣(おなじ)。

すなはち、
南散北排(みなみはほぐしみ、きたはまるびれ)」と云ふ相違(たがひ)。
かの『福臨門』(現『家全七福酒家』)の魚翅(ふかひれ)は、
極太(ごくぶと)なれど、"散翅(ほぐしみ)"なるは周知(あまねくしらるところ)。

唐宋時代(たうさうじだい)、越南(ゑつなん)からの朝貢品(みつぎもの)なりしかど、
食用之(これをくひもの)とせしは、
(みん)の鄭和(ていわ)南西航海(ひつぢさるにふなで)せし砌(みぎり)、
煮之(これをに)て餵(うえ)をしのぎしが濫觴(はじまり)との傳説(はなし)も、、。

代(みんのみよ)八珍之一(はつちんのひとつ)に列(つらな)り、
乾隆帝時代(しんけんりゆうのみかどおさめたまひしころ)には興隆(おほいにさかえ)、
末(しんまつ)には香港(かうかう)でも大隆盛(それにもなしてもてはや)さる。
因(ちな)みに、"鮑參翅肚(はうさんしと)"とは港粤(みなみ)の用語(ことば)。

折(をり)しも、
徳川幕府(おかみ)金銀流出(こがねしろかねながれいづる)を惱(なや)み、
"鮑參翅(はうさんし)"三品(みしな)を"俵物(たはらもの)"と喚做(よびな)し、
最重要交易品(いとおもきとりひきのしな)と爲(な)す。

詳細(こまか)き經緯(いきさつ)は置(お)くとして、
本朝(わがくに)で"散翅(ほぐしみ)"より"排翅(まるびれ)"を珍重(おもんず)。
愚按(やつがれおもふに)、
維新號』、『筑紫樓』、『樓外樓』、『中國飯店』の影向(ちから)なるべし。

あるいは、
大衆化(たみにひろまる)には『銀座アスター』の寄與(ちから)も、、。
當家(こちら)の東道(あるじ)飯山師傅(いひやまおやかた):
修業先(わざをならひおぼえしさき)こそ『銀座アスター』。

"紅燒(しやうゆに)"はあまりに陳腐(ありきたり)。
"清燉(しろに)"にせしは、技倆(うで)を見極(みきは)むる狙(ねら)ひも、、。
氣仙沼(けせんぬま)の大青鯊(よしきりざめ)背鰭(せびれ)を仕入(しい)れ、
下拵(したごしら)へから叮嚀(ねんごろ)に行(おこな)ふ

"麥迪遜廣場花園(あれ)"とも、"このかた"とも無縁(ゆかりなし)。
況(ま)して、「甘蔗(さたうきび)から火事之元(くわじのもと)」。
强烈(つよ)き鮮(うまみ)は、
(とり)から抽出(ひ)きたる白湯(しろくにごれるしる)に由來(よる)。

背鰭(せびれ)とは云へ、"排翅(ふかひれ)"は"排翅(ふかひれ)"。
精麁(よしあし)を決定(き)むるは、
下處理(したごしらへ)と調味(あちつけ)に依存(よる)。
これで三千圓(さんぜんゑん)なら、點頭(うなづ)く余餘(ほか)方策(すべ)なし

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機 ※2018-03-29
【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.4

【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機 ※2018-05-03
【鏡頭】 :高千穗光學 奧林巴斯(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-Macro 2/50 @F2.8
      高千穗光學 奧林巴斯(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 2/21 @F5.6~F8

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2018-05撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2018-05撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 紅葡萄酒(さけ)、2018-03-29

    紅葡萄酒(さけ)、2018-03-29

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 燒賣(しうまい)、2018-03-29

    燒賣(しうまい)、2018-03-29

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 糖醋排骨(すぶたにく)、2018-03-29

    糖醋排骨(すぶたにく)、2018-03-29

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、2018-03-29

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、2018-03-29

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茶(ちや)、2018-03-29

    茶(ちや)、2018-03-29

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)、2018-05-03

    店内(なか)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)、2018-05-03

    店内(なか)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)、2018-05-03

    店内(なか)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)、2018-05-03

    店内(なか)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - "佛跳牆(ぶつてうざう)"

    "佛跳牆(ぶつてうざう)"

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 恵比壽麥酒(ゑびすびいる)、2018-05-03

    恵比壽麥酒(ゑびすびいる)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - XO醬炒金針菜(エクスオびしほいためわすれなぐさ)、2018-05-03

    XO醬炒金針菜(エクスオびしほいためわすれなぐさ)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 清燉排翅(ふかひれまるに)、2018-05-03

    清燉排翅(ふかひれまるに)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 清燉排翅(ふかひれまるに)、2018-05-03

    清燉排翅(ふかひれまるに)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 清燉排翅(ふかひれまるに)、2018-05-03

    清燉排翅(ふかひれまるに)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茶(ちや)、2018-05-03

    茶(ちや)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果布甸(まんごぷでいんぐ)、2018-05-03

    芒果布甸(まんごぷでいんぐ)、2018-05-03

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果布甸(まんごぷでいんぐ)、2018-05-03

    芒果布甸(まんごぷでいんぐ)、2018-05-03

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2018/02訪問11回目

4.2

  • 料理・味3.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク-
¥5,000~¥5,9991人

胃(い)の中(なか)は かくも怡(よろこ)ぶ 二種(ふたくさ)の 當家(こちら)で做(つく)る 醤(ひしほ)なりけり

"紅葱頭醬(エシャロットびしほ)"に"XO醤(エクスオびしほ)":
この二醬(ふたつのひしほ)が秀逸(すばらし)く
唐酒(もろこしのさけ)にも惹(ひ)かれ、またも當家(こちら)に、、。
この日(ひ)、小人(それがし)のほかに客(きやく)の姿(すがた)皆無(なし)。

「"XO醤(あれ)"と相性(あひしやう)良好(よ)き魚介(うみのさち)。
 これを用(つか)ひて何(なに)か一品(ひとしな)
との要求(もとめ)に應(こた)へ、
"XO醤炒鮴(めばるのXOびしほいため)"、恭(うやうや)しげに來(きた)れり。

具材(なかみ)は、
海鮮(うみのさち)として、(めばる)、(えび)、
蔬菜(あをもの)が、蘆筍(あすぱら)、山毛欅占地(ぶなしめぢ)、(ねぎ)。
上(うへ)には香菜(かめむしさう)。

(めばる)は、油炸(あ)げてから、ほかの材料(もの)を合(あは)せ、
切碎(みじん)の(おほひる)と、XO醤(エクスオびしほ)にて炒(いためあはす)。
海鮮(うみのさち)とXO醤(エクスオびしほ)の適合(あ)ふこと、
正(たゞ)しき鍵(かぎ)の、鍵穴(かぎあな)に嵌合(はまりあ)ふに似(に)たり。

紅葡萄酒(くれなゐのさけ)と白葡萄酒(しろきさけ)を貰(もら)ひ、
主(おも)に、白葡萄酒(しろきぶだうのさけ)にて堪能(あぢはふ)。
海鮮(うみのさち)とXO醤(ひしほ)に白葡萄酒(さけ)の邂逅(めぐりあひ):
實(げ)に、戸板(といた)の(はり)と破傘(やぶれがさ)の遭遇(はちあはせ)!

蘆筍(あすぱら)への火候(ひいれ)も適切(ほどよ)く
能(よ)く、顏色(いろ)と齒應(はごた)へを留(とゞ)む。
掉尾(いやはて)に"草莓杏仁豆腐(いちごのきやうにんどうふ)":
不味(あぢあ)しき道理(ことわり)もなし

前述(くだん)の"紅葱頭醬(あれ)"と"XO醤(これ)"を分(わ)けて貰(もら)ひ、
對價(あたひ)、
都合(あはせ)て大畧(およそ)五千圓餘(ごせんゑんあまり)。
あれやこれやと四方山話(よもやまばなし)をして辭別(いとまごひ)。

正宗(ほんばもの)!」と感歎(うな)るほどの川菜(しせん)も、
粤菜(くわうしう)"燒味(あぶりもの)"の類(たぐひ)も無(な)し。
されば、東都(えど)からわざわざ脚運(あしはこ)ぶところにあらず!!
さはあれ、日光街道周邊(このあたり)では拔群(ぬきんいで)たる菜館(みせ)

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :旭光學 微距琢磨(Macro Takumar)4/50 @F4
      旭光學 S-M-C 琢磨(Takumar)4.5/20 @F11

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 紅葡萄酒(さけ)

    紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 白葡萄酒(さけ)

    白葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【XO醤炒鮴(めばるXOびしほいため)】

    【XO醤炒鮴(めばるXOびしほいため)】

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【XO醤炒鮴(めばるXOびしほいため)】、油炸鮴(あげためばる)

    【XO醤炒鮴(めばるXOびしほいため)】、油炸鮴(あげためばる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【XO醤炒鮴(めばるXOびしほいため)】、蘆筍(あすぱら)

    【XO醤炒鮴(めばるXOびしほいため)】、蘆筍(あすぱら)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 草莓杏仁豆腐(いちごのきやうにんどうふ)

    草莓杏仁豆腐(いちごのきやうにんどうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 烏龍茶(うれうちや)

    烏龍茶(うれうちや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)

    店内(なか)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 外觀(かまへ)

    外觀(かまへ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 家苞(いへつと)の”紅葱頭醬(エシャロットびしほ)” @陋屋(ぼろや)

    家苞(いへつと)の”紅葱頭醬(エシャロットびしほ)” @陋屋(ぼろや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 家苞(いへつと)の"XO醬(エクスオびしほ)" @陋屋(ぼろや)

    家苞(いへつと)の"XO醬(エクスオびしほ)" @陋屋(ぼろや)

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2018/02訪問10回目

4.2

  • 料理・味3.8
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク-
¥2,000~¥2,9991人

この滷(たれ)は 最上(いとよき)紅葱頭醬(ひしほ) 聢(しか)と喰ふ 主人(あるじ)"飯山(いひやま)"と 人(ひと)は號(い)ふなり

こちら」の水餃(すいぎやうざ)に納得(なつとく)行(ゆ)かで、
疢(あぢよきもの)にて口直(くちなほ)し」を揑(たくら)む。
やはり、"龍徽赤霞珠葡萄酒(このさけ)"、
米利堅酒(めりけんざけ)を髣髴(おもは)す獨特(えもいはれ)ぬ風韻(かをり)。

劈頭(いやさき)に"口水雞(よだれどり)"を貰(もら)ふ。
正宗蜀菜(ほんば)"口水雞(よだれどり)"に校(くら)べ麻辣(からさ)を缺(か)くも、
なかなかに羍(うま)く、筷(はし)自(おの)づと夵(すゝ)みて已(や)むことなし
卍(まんじ)、善哉(よき)、善哉(よき)!

次(つ)いで"水餃(すいぎやうざ)":
ふやけ、皺(しは)だらけなること、
風呂上(ふろあが)りの指(ゆび)かと疑(うたが)はれ、
十年物(とゝせもの)ゝ梅干(うめぼし)と錯覺(みまがふ)。

罔(みだり)に大(おほ)きく、襞(ひだ)が顯著(あらは)なるばかりにて、
肉餡(にくあん)も、
日式鍋貼(わがくにやきゞやうざ)のそれに瓜兩個(うりふたつ)。
齒觝觸(はごたへ)も皆無(な)く、なんとも訝(いぶか)しき餐(たべもの)

(たれ)として、 碟上(さら)には、
"鎭江香醋(ちんかうす)"、"紅葱頭醬(エシャロットびしほ)"、"芝蔴醬(ごまだれ)"、
なる三色(みいろ)。
そもそも、羊(よ)き"北方水餃(すいぎやうざ)"は、滷(たれ)なぞ不要(いらぬもの)。

さりながら、"紅葱頭醬(エシャロットびしほ)"には啞然(ことばをうしなふ)。
紅葱頭(エシャロット)を主體(おも)に、
大蒜(おほひる)、生薑(はじかみ)、辣椒(たうがらし)を加(うは)へ、
なにかの油(あぶら)でトローリトロリと煎(せん)じましたるこの(ひしほ)。

その味(あぢはひ)、
寔(まこと)、"XO醬(エクスオびしほ)"に髣髴(さもにたり)。
齒應(はごた)へは干貝(ほしかひばしら)に秋毫(つゆ)相違(ことな)るとことなく、
抽出(ひきいださ)れたる鮮(うまみ)に吃驚仰天(きもたましひみにそはず)。

小人(それがし)、蛇蝎(へびさそり)のごとく忌嫌(いみきら)ふは、
紅本(あかほん)片手(かたて)の瞪(たべあるき)、
叒溲(つれだちゆまり)のごとく、
徒黨(つれだち)て有名店(なのあるみせ)を荒(あ)らしまくる暴舉(ふるまひ)。

泡沫鈔(あぶくぜに)を湯水(ゆみづ)のごとく浪費(つひや)し、
闇雲(やみくも)に價格(ね)の張(は)るものに血眼(ちまなこ)。
それよりも、
無力・無名(ちからなく、なもな)き、手煆煉(てだれ)を發掘(みいだす)が吉(よい)

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2.4

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)

    店内(なか)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 紅葡萄酒(さけ)

    紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 高脚杯(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

    高脚杯(ぐらす)に紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 高脚杯(ぐらす)に般若湯(さけ)

    高脚杯(ぐらす)に般若湯(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 玻璃盞(ぐらす)に掃愁帚(さけ)

    玻璃盞(ぐらす)に掃愁帚(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 口水雞(よだれどり)

    口水雞(よだれどり)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 口水雞(よだれどり)、雞肉(とりにく)

    口水雞(よだれどり)、雞肉(とりにく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水餃(すいぎやうざ)

    水餃(すいぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水餃(すいぎやうざ)

    水餃(すいぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水餃(すいぎやうざ)、襞(ひだ)

    水餃(すいぎやうざ)、襞(ひだ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水餃(すいぎやうざ)、斷面(きりくち)

    水餃(すいぎやうざ)、斷面(きりくち)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芝蔴醬(ごまだれ)

    芝蔴醬(ごまだれ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 鎮江香醋(ちんかうくろす)

    鎮江香醋(ちんかうくろす)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 紅葱頭醬(エシャロットびしほ)

    紅葱頭醬(エシャロットびしほ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果布甸(まんご・ぷでいんぐ)

    芒果布甸(まんご・ぷでいんぐ)

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2018/01訪問9回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク-
¥4,000~¥4,9991人

聖誕節快樂 ⇒ 情人節快樂 ≒ 酒池肉林(さけをもつていけとなし、にくをかけてはやしとなす)

"情人節(あのひ)"に因(ちな)む特別菜譜(きもいりこんだて)を薦(すゝ)められ、
不本意(こゝろならず)も受諾之(これにうべなふ)。
"翡翠(ひすい)"套餐(ていしよく)、
對價(あたひ)、三千二百四十圓也(さんぜんにひやくよんじふゑんなり)。

掃愁帚(さけ)も貰(もら)ふ。
飯山師傅(いひやまおやかた)薦(すゝ)むる"龍徽(りようき)カベルネ"。
對價(あたひ)、八百六十四圓(はッぴやくろくじふよゑん)。
都合(あはせて)、大畧(およそ)四千一百圓(よんせんいッぴやくゑん)。

"龍徽(りようき)カベルネ"は、
震旦(もろこし)北京(ほくけい)の葡萄酒(ぶだうざけ)。
葡萄(ぶだう)は勿論(いふまでもなく)かの"カベルネ・ソーヴィニヨン"。
製造年(しこみたるとし)不明(つまびらかならず)。

"(さんみ)"薄(うす)く、
"カベルネ・ソーヴィニヨン"固有(ならでは)の"(しぶみ)"もそこそこ。
しかはあれど、(あぢ)と風韻(かをり)ともに濃厚(こ)く、
巧克力(ショコラ)かドゥミグラスを髣髴(おも)はす力强(ちからづよ)さ。

倩(つらつら)玻璃盞(ぐらす)を燈火(ひかり)に翳(かざ)し瞻(み)るに、
その顏色(いろ)、
宛然(あたかも)、廿年(はたとせ)の春秋(としつき)を經(へ)たるがごとし
卍(まんじ)、善哉(よき)、善哉(よき)!

「"情人節(あのひ)"に因(ちな)む特別菜譜(きもいりこんだて)」
を大書(おほいにうた)ふだけあり、
"可可(カヽオ)"に"巧克力(ショコラ)"の大盤(おほばん)振舞(ぶるまひ)。
可可烤牛肉(うしにくやきカヽオだれ)に、巧克力雪葩(ショコラ・ソルベ)。

扨(さて)、可可(カヽオ)滷(だれ):
適度(ほどよ)く酸(すみ)を效(き)かせたる所爲(せゐ)か、
可可(カヽオ)特有(ならでは)の不可避(さけがた)き匂(にほ)ひを除(のぞ)き
想定外(おもひのほか)に違和感(ゐわかん)なし

蟹(かに)の氏素性(すぢめ)を訊(たづ)ぬるに、
東道(あるじ)飯山哲也師傅(いひやまてつやおやかた)應(いら)へて、
「"軟殼蟹(だつぴがに)"は"青蟳(のこぎりがざみ)"」。
味(あぢ)と云ふより、珍奇(めづら)しさを競(あらそ)ふもの。

麪條(きりむぎ)は陳腐(ありきたり)。
愚按(やつがれおもふに)、
これなら、(しる)を殘(のこ)して麪條(きりむぎ)啖(くら)ふより、
麪條(きりむぎ)餘(あま)して(しる)啜(すゝ)るが吉(よい)。

因(ちな)みに、當日(このひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり):

=======================================
全(すべ)て夢花鳥(むくわてう)

冷盤(さきづけ)】
  ・白切雞(むしどり)
  ・拔絲核桃(くるみあめだき)
  ・椒香干絲(おしどうふせんぎり、かほくざんせうのかをり)
  ・海蜇(くらげ)
  ・鮮魷魚(なまのいか)
(しる)】:
  ・藥膳湯(くすりじる)

海鮮(うをやかひ)】:
  ・炸軟殼蟹(だつぴがにあげもの)

禽獸(とりけだもの)】:
  ・可可烤牛肉(うしにくやきカヽオだれ)

麪條(きりむぎ)】:
  ・芙蓉湯麪(あはゆきしるそば)

甜點(あまきむしやしなひ)】:
  ・草莓杏仁豆腐(いちごきやうにん)+巧克力雪葩(ショコラ・ソルベ)のパルフェ
=======================================

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2.4~F3.5

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 菜譜(こんだて)

    菜譜(こんだて)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 掃愁帚(さけ)一覧(いちらん)

    掃愁帚(さけ)一覧(いちらん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 紅葡萄酒(さけ)

    紅葡萄酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 玻璃盞(ぐらす)に掃愁帚(さけ)

    玻璃盞(ぐらす)に掃愁帚(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 高脚杯(ぐらす)に唐茶(さけ)

    高脚杯(ぐらす)に唐茶(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 冷盤(さきづけ)

    冷盤(さきづけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 白切雞(むしどり)

    白切雞(むしどり)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 拔絲核桃(くるみあめだき)

    拔絲核桃(くるみあめだき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 椒香干絲(おしどうふせんぎり、かほくざんせうのかをり)

    椒香干絲(おしどうふせんぎり、かほくざんせうのかをり)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 海蜇(くらげ)

    海蜇(くらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 鮮魷魚(いか)

    鮮魷魚(いか)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 藥膳湯(くすりじる)

    藥膳湯(くすりじる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 炸軟殼蟹(だつぴがにあげもの)

    炸軟殼蟹(だつぴがにあげもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 可可烤牛肉(うしにくやきカヽオだれ)

    可可烤牛肉(うしにくやきカヽオだれ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 可可烤牛肉(うしにくやきカヽオだれ)、茭白(まこも)

    可可烤牛肉(うしにくやきカヽオだれ)、茭白(まこも)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芙蓉湯麪(あはゆきしるそば)、蛋白泡(しろみのあは)

    芙蓉湯麪(あはゆきしるそば)、蛋白泡(しろみのあは)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芙蓉湯麪(あはゆきしるそば)、麪條(きりむぎ)

    芙蓉湯麪(あはゆきしるそば)、麪條(きりむぎ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 草莓杏仁豆腐(いちごきやうにん)+巧克力雪葩(ショコラ・ソルベ)のパルフェ

    草莓杏仁豆腐(いちごきやうにん)+巧克力雪葩(ショコラ・ソルベ)のパルフェ

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 草莓(いちご)

    草莓(いちご)

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2017/12訪問8回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP3.8
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

越谷(こしがや)の 當家(こゝ)『Ishibashi』に 喰(く)ふ飯(めし)の 色味(いろみ)を見れば 予(よ)ぞ安堵(おちゐ)ける

この日(ひ)は、
"茉莉花茶(はなちや)"、"點心三種(むしやしなひみくさ)"、
"水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)"、"芒果布甸(まんごぷでいんぐ)"。
對價(あたひ)、大約(およそ)三千六百圓(さんぜんろつぴやくゑん)。

"點心三種(むしやしなひみくさ)"は、
燒賣(しうまい)、蒸餃(むしぎやうざ)、鰕蒸餃(えびむしぎやうざ)。
味(あぢ)も姿(すがた)も尋常(つね)に不變(ことなるところなし)
因(ちな)みに、「小籠包(せうりうはう)も自家藥籠中(えて)」と自慢(むねをはる)。

飯山師傅(いひやまおやかた)、
烹飪百般(にたきもろもろ)無所不通(つふじざるところなし)。
遉(さすが)に、熊掌(くまのたなぞこ)、駝峰(らくだのこぶ)ばかりは、
下處理(したしより)程度(くらゐ)」と謙遜(へりくだる)。

この日(ひ)は目先(めさき)を變(か)へ、
川菜(しせんれうり)"水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)"に、、。
辣椒(たうがらし)、花椒(かほくざんせう)、郫縣豆瓣醤(ひけんそらまめみそ)、
香草(かめむしさう)など、複雜玄妙(えもいはれ)ぬ味(あぢはひ)

"芒果布甸(マンゴー・プディング)"の甘美(うま)さたるや、勿論(いはずもがな)。
しかはあれど、一碟(ひとさら)一碟(ひとさら)の精麁(よしあし)より
霎時(しばし)、明(あか)るき客房(へや)に寛(くつろ)ぎ
能(よ)く、我儘放題(ほしいがまゝ)の誂(あつら)へに耐(た)ふるが吉(なにより)。

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :蔡司(Carl Zeiss)C Sonnar T* 1.5/50 ZM @F2~F2.2

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 玻璃碗(がらすわん)

    玻璃碗(がらすわん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茉莉花茶(はなちや)

    茉莉花茶(はなちや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茉莉花茶(はなちや)

    茉莉花茶(はなちや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茉莉花茶(はなちや)

    茉莉花茶(はなちや)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 燒賣(しうまい)

    燒賣(しうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 蒸餃(むしぎやうざ)

    蒸餃(むしぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 鰕蒸餃(えびむしぎやうざ)

    鰕蒸餃(えびむしぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)

    水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)、香草(かめむしさう)

    水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)、香草(かめむしさう)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)、牛肉(うしにく)

    水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)、牛肉(うしにく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)、辣椒(たうがらし)

    水煮牛肉(うしにくしせんふうにこみ)、辣椒(たうがらし)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果布甸(まんごぷでいんぐ)

    芒果布甸(まんごぷでいんぐ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果布甸(まんごぷでいんぐ)、セルフィーユ

    芒果布甸(まんごぷでいんぐ)、セルフィーユ

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果布甸(まんごぷでいんぐ)

    芒果布甸(まんごぷでいんぐ)

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2017/12訪問7回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

亞麻色(あまいろ)の 髮(かみ)に耳穿洞(ぴあす)を 拭(ふ)き閉(と)ぢて JK(をとめ)の姿(すがた) 霎時(しばし)とゞめよ

この日(ひ)、
うら若(わか)き小姐(なかゐ)兩個(ふたり)が揃(そろ)ひ踏(ぶ)み。
二人(ふたり)ともLJK(いやはての"をとめ")。
あと三ヶ月(みつき)もすればJK(そのみぶん)を失(うしな)ふ。

來年四月(きたるとしゝがつ)以降(よりのち)、
緑(みどり)の黒髮(くろかみ)はこちらに奉公(つと)め、
亞麻色(あまいろ)の髮(かみ)は不明(つまびからならず)。
愉(たの)しみは、乙女(をとめ)から女(をんな)に變貌(かはりゆくさま)

俗(よ)に、
蛹(さなぎ)が蝶(てふ)へと遷移(すがたをかへ、うつろひゆく)」、
とは形容(い)ふものゝ、なかなかそれを觀察(み)るは難(かた)し。
地中(つち)より這出(はひいで)たる(せみ)の羽化(うくわ)また然(しか)り。

有左程(さるほど)に、この日(ひ)は平生(つね)と目先(めさき)を變(か)へ、
"滬式乾燒對蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)"に、
"蠔油牛肉(うしにく"かきあぶら"いため)"、を軸(じく)に、
對價(あたひ)、大畧(およそ)三千圓餘(せんざんゑんあまり)。

劈頭(いやさき)に、
茅臺酒(ひをはくほどにつよきさけ)を貰(もら)ひ、
LJK小姐(なかゐ)を揶揄(からか)ひ戲(たはふ)ること霎時(しばし)。
通例(つね)のごとく"冷盤(さきづけ)"が此方(こなた)に、、。

蝦仁(むきえび)は"白對蝦(バナメイ)"なれど、
適度(ほどよ)く上漿(したあぢ)が施(ほどこ)され、
小魷魚(こいか)ともども、味(あぢ)惡(あ)しからず
善哉(よき)、善哉(よき)!

この日(ひ)の"醎點心(むしやしなひ)"には疑問(くびかしぐるばかり)。
"蝦仁蒸餃(えびむしぎやうざ)"の姿状(すがたかたち)に異變(いぶかしきところあり)。
尋常(つねひごろ)の"鮮蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)"なれば、
港粤(ほんば)の澄麪皮(うきこ)なれど、通常(なみ)の麪粉(うどんこ)歟(か)?

二品(ふたしな)とも、
中身(なかみ)が蝦仁(むきえび)と云ふも謎(なぞ)。
但(たゞ)し、"白對蝦(バナメイ)"を「芝蝦(しばえび)」と詐稱(いつは)ることなきは
當家(こちら)の誠心(けがれなきこゝろ)の 證明(あかし)・顯現(あらはれ)

(きのこ)を蒸燉(むしに)にしたる"(しる)":
豫(あらかじ)め、「味精(あれぬき)」と依頼(たの)みし碗(しな)。
優(やさ)しく、穩(おだ)やかにして、複雜玄妙(えもいはれぬ)なる味(あぢはひ)
實(げ)に、無所不足(たらざるところなし)。

"滬式乾燒對蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)":
滬式(さんはいのやりかた)」の意(こゝろ)を質問(と)ふに、
東道(あるじ)應答(いらへ)て曰(いは)く、
酒釀(さけかす)用(つか)ふところにて御坐候(ござゝふらふ)」

愚按(やつがれおもふに)、
蜀・正宗(ほんばのすぢめたゞしき)"乾燒對蝦("うしえび"からみいため)"も、
酒釀(さけかす)用(つか)ふが通例(ならひ)。
蝦仁(からむきえび)も對蝦(うしえび)に同(おな)じ。

對蝦(うしえび)には上漿(したあぢ)を施(ほどこ)した上(うへ)、
包油(あぶらどほし)と云ふより、香炸(かをりあげ)or清炸(あぶらあ)げにし、
快適(こゝちよ)き齒觝觸(はあたり)を殘(のこ)す。
調味(あぢつけ)は蕃茄醤(あかなすびしほ)の類(たぐひ)が主成分(おも)。

小人(それがし)、蕃茄醤(あかなすびしほ)不使用(つかはぬ)が嗜好(このみ)。
蘆筍(アスパラガス)には輕(かろ)く滑油(あぶらどほし)をし、
適度(ほどよ)き食感(はごたへ)を留(とゞ)む。
實言(まこと)、絶品(よきしな)。

茭白(まこも)用(つか)ふも適切(よし)!
當家(こちら)の師傅(おやかた)、
"茭白(まこも)"、"金針菜(わすれなぐさのつぼみ)"、"萵笋(やまくらげ)"など、
天離(あまさか)る鄙(ひなのち)に稀有(めづらし)きものを嗜(この)む

"湯麪(きりむぎ)"は醢醯(あぢつけ)濃厚(こいめ)。
味精(あれぬき)、鹵(しほけ)そこそこなれど、雞油(とりあぶら)の所爲(せゐ)か、
巷(ちまた)に溢(あふ)るゝ"鹽拉麪(しほらあめん)"を髣髴(おもはす)。
"石蓴(あをさ)"は(しる)に相應(ふさは)し。

敢(あ)へて、"鹽拉麪(しほらあめん)"と號(い)ふなら、
この界隈(あたり)に限定(かぎ)れば粕壁(かすかべ)『武麗舞』が最良(なにより)。
當家(こちら)、
(しる)のみならず、麪條(きりむぎ)までもが陳腐(ありきたり)。

とは云へ、
この周邊(あたり)では拔群(ぬきんいで)・唯一無二(ふたつとなき)餐廳(めしや)。
居心地(ゐごゝち)良(よ)く、修業先(わざをならひおぼえしさき)に劣(おと)るは、
掛爐叉燒(やきぶた)などの"燒味(かまやきもの)"くらゐ。

因(ちな)みに、當日(このひ)の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり):

=======================================
掃愁帚(さけ)】:
  ・茅臺酒(いとつよきさけ)

冷盤(さきづけ)】:
  ・蝦仁(むきえび)+小魷魚(こいか)
  ・雞肉(にはとりにく)+蔥(ねぎ)
  ・海蜇(くらげ)
  ・乾豆腐絲(せんぎりおしどうふ) 花椒香("かほくざんせう"のかをり)

醎點心(むしやしなひ)】:
  ・蝦仁蒸餃(えびむしぎやうざ)
  ・蝦仁燒賣(えびしうまい)

海鮮(うをかひ)】:
  ・滬式乾燒對蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)
    對蝦("うしえび"のたぐひ)、蘆筍(アスパラガス)、茭白(まこも)

獸肉(けだものにく)】:
  ・蠔油牛肉(うしにく"かきあぶら"いため)
    牛肉(うしにく)、杏鮑菇(エリンギ)、蔥(ねぎ)、紅椒(ぱぷりか)、
    青梗菜(あをな)

麪條(きりむぎ)】:
  ・石蓴湯麪("あをさ"いり"きりむぎ")

甜點心(あまみ)】:
  ・香橙杏仁豆腐("ゆ"いりきやうにんどうふ)
  ・芝蔴球(ごまあげまんぢう)
=======================================

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2.4
     :旭光學 賓得(Pentax)S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.4 2017-09撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】2017-09撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - LJK小姐(なかゐ)【掲載許可濟】2017-12撮影

    LJK小姐(なかゐ)【掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - LJK小姐(なかゐ)【掲載許可濟】2017-12撮影

    LJK小姐(なかゐ)【掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - LJK小姐(なかゐ)【モザイク處理で掲載許可濟】2017-12撮影

    LJK小姐(なかゐ)【モザイク處理で掲載許可濟】2017-12撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茅臺酒(さけ)

    茅臺酒(さけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷盤(さきづけ)】

    【冷盤(さきづけ)】

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷盤(さきづけ)】、雞肉(にはとりにく)に蔥(ねぎ)

    【冷盤(さきづけ)】、雞肉(にはとりにく)に蔥(ねぎ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷盤(さきづけ)】、乾豆腐絲(せんぎりおしどうふ)

    【冷盤(さきづけ)】、乾豆腐絲(せんぎりおしどうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷盤(さきづけ)】、海蜇(くらげ)

    【冷盤(さきづけ)】、海蜇(くらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷盤(さきづけ)】、蝦仁(むきえび)

    【冷盤(さきづけ)】、蝦仁(むきえび)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷盤(さきづけ)】、小魷魚(こいか)

    【冷盤(さきづけ)】、小魷魚(こいか)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【醎點心(むしやしなひ)】、蝦仁蒸餃(えびむしぎやうざ)

    【醎點心(むしやしなひ)】、蝦仁蒸餃(えびむしぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【醎點心(むしやしなひ)】、蝦仁燒賣(えびしうまい)

    【醎點心(むしやしなひ)】、蝦仁燒賣(えびしうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【湯(しる)】、蒸燉蕈湯(きのこむしにじる)

    【湯(しる)】、蒸燉蕈湯(きのこむしにじる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【海鮮(うをかひ)】、滬式乾焼明蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)

    【海鮮(うをかひ)】、滬式乾焼明蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【海鮮(うをかひ)】、滬式乾焼明蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)、蘆筍(アスパラガス)

    【海鮮(うをかひ)】、滬式乾焼明蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)、蘆筍(アスパラガス)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【海鮮(うをかひ)】、滬式乾焼明蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)、茭白(まこも)

    【海鮮(うをかひ)】、滬式乾焼明蝦(さんはいふう"うしえび"からみいため)、茭白(まこも)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【獸肉(けだものにく)】、蠔油牛肉(うしにくかきあぶらいため)

    【獸肉(けだものにく)】、蠔油牛肉(うしにくかきあぶらいため)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【獸肉(けだものにく)】、蠔油牛肉(うしにくかきあぶらいため)

    【獸肉(けだものにく)】、蠔油牛肉(うしにくかきあぶらいため)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【麪條(きりむぎ)】、石蓴湯麪(あをさいりきりむぎ)

    【麪條(きりむぎ)】、石蓴湯麪(あをさいりきりむぎ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【麪條(きりむぎ)】、石蓴湯麪(あをさいりきりむぎ)

    【麪條(きりむぎ)】、石蓴湯麪(あをさいりきりむぎ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【麪條(きりむぎ)】、石蓴湯麪(あをさいりきりむぎ)、麪條(きりむぎ)

    【麪條(きりむぎ)】、石蓴湯麪(あをさいりきりむぎ)、麪條(きりむぎ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【甜點心(あまみ)】、香橙杏仁豆腐("ゆ"いりきやうにんどうふ)

    【甜點心(あまみ)】、香橙杏仁豆腐("ゆ"いりきやうにんどうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【甜點心(あまみ)】、芝蔴球(ごまあげまんぢう)

    【甜點心(あまみ)】、芝蔴球(ごまあげまんぢう)

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2017/09訪問6回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.8
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥5,000~¥5,9991人

佛僧(ほとけ)すら 牆(かきね)も跳(こ)へて 一烟走(まつしぐら) その對價(しはらひ)に 腹括(はらくゝ)るとは

豫(かね)て噂(おと)に聞(き)く、
「晝飧(ひるめし)に"佛跳牆(ぶつでうざう)"」、
との觸込(ふれこ)みに惹(ひ)かれ、 誘惑(こゝろまどは)され、
何(なに)はさておき、"佛跳牆(ぶつでうざう)"を注文(たのむ)。

"佛跳牆(ぶつでうざう)"が大名(おほきなるな)、
宛然(あたかも)、如雷貫耳(いかづちがみゝをつらぬくがごとし)。
山海八珍(うみのさちやまのさち)を惜(を)しげもなく用(つか)ふ、
閩一(ふくけんいち)と賞賛(たゝへら)るゝ名菜(そのなもたかきくひもの)。

當家(こちら)のは、それを簡略化(やさしくまと)め、
晝飧(ひる)は纔(わつ)か三千圓(さんぜんゑん)にて提供(いだす)。
"玫瑰露酒(ばいかいろしゆ)"、"油炸茭白(まこもてんぷら)"、"桃雪葩(もゝそるべ)" 、
都合(あはせて)、五千六百七十圓也(ごせんろくひやくなゝじふゑんなり)。

最高級素材(いとよきもの)ならねど、要(かゝ)る手間暇(てまひま)は同一(おなじ)。
丸雞(まるどり)、廢雞(おいたるにはとり)、雞骨(とりがら)、合鴨(あひがも)、
烤鴨(あひるのあぶり)、仔牛(こうし)、などの禽獸(とりけだもの)、
龍鰕(オマル)、乾貝(かひばしら)、蝦米(ほしえび)より溏油(だし)を抽出(ひく)。

魚翅(ふかひれ)、鮮鰒(なまのあはび)、香茹(しいたけ)、(ねぎ)、
合鴨(あひがも)、蜂巣胃(はちのす)、豬筋(ぶたのアキレスけん)、などを、
個別(こべつ)に烹調(こしら)へ燉(に)こみ
都(すべて)合(あ)せて、蒸(む)すこと大畧(およそ)二刻(にこく、≒4h)

實言(まこと)、複雜玄妙(ふくざつげんめう)。
心(こゝろ)なしか、合鴨(あひがも)と(ねぎ)の風味(あぢかをり)が強(つよ)め。
師傅(おやかた)説明(ものがた)りて曰(いへら)く、
越ヶ谷(こしがや)にて御座(ござ)りますれば、、

さもありなん!
鴨南蠻(かもなん)、鴨蒸籠(かもせいらう)を髣髴(おもは)す味(あぢはひ)。
師傅(おやかた)の責任(つみ)にはあらねど、
これほど時間・勞力(てまひま)要(か)ゝる比(わり)に、益鮮(うるところすくなし)

龍昇房』"火腿冬瓜湯(きんくわハムだしのとうがんじる)":
對價(あたひ)、纔(わづ)かに五百八十圓也(ごひやくはちじふゑんなり)。
溏油(だし)は"金華火腿(きんくわはむ)"を主體(おも)に用(つか)ひ、
冬瓜(とうがん)活(い)かせし清湯(すましゞる)。

"價格滿足比(V.F.M., Value for money、おとくかん)"で云ふなら、
"火腿冬瓜湯(ハムだしのとうがんじる)"、"佛跳牆(ぶつでうざう)"に雋(すぐ)る。
しかはあれど、時間勞力(てまひま)かゝる"佛跳牆(ぶつでうざう)"を、
この破格値(やすさ)で提供(いだ)すは、實(げ)に、尊敬(うやま)ふべきこと

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :旭光學 賓得(Pentax)S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.4

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    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】

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    蜂巣(はにかむ)若(わか)き仲居(なかゐ)【撮影許可濟】

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    玫瑰露酒(ばいかいろしゆ)

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  • ヌーベルシノワ Ishibashi -
  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【油炸茭白(まこもてんぷら)】

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  • ヌーベルシノワ Ishibashi -
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  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【佛跳牆(ぶつでうざう)】、

    【佛跳牆(ぶつでうざう)】、

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    【佛跳牆(ぶつでうざう)】、鰒(あはび)

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    【佛跳牆(ぶつでうざう)】、魚翅(ふかひれ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【佛跳牆(ぶつでうざう)】、豬筋(あきれすけん)

    【佛跳牆(ぶつでうざう)】、豬筋(あきれすけん)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【佛跳牆(ぶつでうざう)】、香茹(しいたけ)

    【佛跳牆(ぶつでうざう)】、香茹(しいたけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【佛跳牆(ぶつでうざう)】、牛蜂巢胃(はちのす)

    【佛跳牆(ぶつでうざう)】、牛蜂巢胃(はちのす)

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    【甜品(みづのもの)】、桃雪葩(もゝのそるべ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 窗際(まどぎは)

    窗際(まどぎは)

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    窗際(まどぎは)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 鏡(かゞみ)

    鏡(かゞみ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi -
  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 招牌(かんばん)の類(たぐひ)

    招牌(かんばん)の類(たぐひ)

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2017/07訪問5回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.8
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥2,000~¥2,9991人

技倆(うで)は好(よし) 師傅(ひと)の做(な)す飯(めし) 味(あぢ)は美味(よ)く 味精(あれ)ぬきゆゑに 清(すが)しき湯(しる)は

「此度(こだみ)は味精(あれぬき)にて!」、
と庶幾(こひねが)ふ。
"魚翅湯(ふかひれじる)"、"糖醋肉(すぶた)"、"芒果雪葩(まんごそるべ)"、
對價(あたひ)、二千六百圓餘(にせんろくひやくゑんあまり)。

元來(もとより)、
創業以來(あきなひはじめよりこのかた)"糖醋肉(すぶた)"には不使用(つかは)で、
味精(あれ)に頼(たよ)るは
"(しる)"など限定(かぎ)られたる品(しな)のみ」とのよし。

雞骨(とりがら)などより叮嚀(ねんごろ)に抽出(ひきいだ)せし"上湯(よきしる)"。
"魚翅湯(ふかひれじる)"はこの"湯(しる)"に、
散翅(ふかひれほぐしみ)、銀耳(しろきくらげ)を配(くは)へ、
雞油(とりあぶら)にて調味(あぢとゝの)へたるもの。

味精(なにぬき)でも頗(すこぶ)る美味(よきあぢ)。
さりながら、「纔(わづ)かに醎(しほから)め」と云ふ印象(おもひ)。
愚按(やつがれおもふに)、
恆常(つねにかは)らぬ鹵(しほ)も、味精(やつこさん)により顯著(あらは)に、、。

"糖醋肉(すぶた)"は尋常(つね)に變(か)はらぬ味(あぢはひ)。
やはり、當家(こちら)、 飯山師傅(いひやまおやかた)の得手(えて)とするは、
粤(くわんとん)"咕嚕肉(すぶた)"歟(か)?
次囘(つぎ)は正宗(ほんば)の"咕嚕肉(すぶた)"を試(ため)さん!

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony) α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :高千穗光學 奧林巴斯(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-Macro 2/50 @F2.8
      東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2.4 ※2017-03 撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】 ※2017-03撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】 ※2017-03撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 無味精(あれぬき)の"魚翅湯(ふかひれじる)"

    無味精(あれぬき)の"魚翅湯(ふかひれじる)"

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 元來(もとより)無味精(あれぬき)の"糖醋肉(すぶた)"

    元來(もとより)無味精(あれぬき)の"糖醋肉(すぶた)"

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 芒果雪葩(まんごそるべ)

    芒果雪葩(まんごそるべ)

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2017/06訪問4回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.8
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥5,000~¥5,9991人

『Ishibashi』る 迷迭香(ローズマリ)に 幻惑(まど)ふ嗅覺(はな) 魚翅(ふかひれ)も喫(の)む 空腹(はらぺこ)がため

ある日曜日(ぞんたく)、
連日(つゞけざま)に東都(えど)に遊興(あそ)ぶも面倒(わづらは)しく、
さりとて、天離(あまさか)る鄙(ひなのち)では佳舖(よきみせ)も稀有(まれ)。
かくて、訪問(たづね)て間(ま)もなき當家(こちら)『Ishibashi』に、、。

此度(こだみ)は、菜譜(こんだて)より點菜(このみにまかせてしなえらみ)。
白酒(つよきさけ)として、山西省(さんせいしやう)"汾酒(ふんしゆ)"、
"魚翅湯(ふかひれじる)"、"脱皮蝦(だつぴえび)"、"豬五花肉(ぶたばら)"、
"杏仁豆腐(きやうにんどうふ)"と云ふ構成(くみたて)。

"魚翅湯(ふかひれじる)"は雞(とり)の奶湯(にごりじる)。
"脱皮蝦(だつぴえび)"には麪麭粉(ぱんこ)のごときものを塗(まぶ)して油炸(あ)げ、
"豬五花肉(ぶたばら)"は燉(に)こまれたるものを油炸(あ)げて糖醋(あまず)に、、。
季節(いまどき)の水果(くだもの)溢(あふ)るゝ"杏仁豆腐(きやうにんどうふ)"。

豬排(ぶたばら)の油炸(あげもの)には迷迭香(ローズマリ)をあしらふ。
薫香(かぐはしきかをり)、
口腔(くちのなか)を漂(たゞよ)ひ、鼻竅(はな)へと拔(ぬ)け、
やがて、雲散霧消(くもとちり、きりときゆ)。

やはり、この周邊(あたり)では突出(ぬきんいでた)る菜館(めしや)
我儘(わがまゝ)が許容(ゆるさ)れ、恣(ほしいまゝ)にこれの有効(き)くは、
修業先(わざをならひおぼえしさき)より上(うへ)
とは云へ、菜單(しながき)の寂(さび)しさばかりは否定(いな)みがたし

午餐(ひる)、晩餐(よる)、
ともに、套餐名(コースのな)を記(しる)すのみ
技倆(うで)こそあれど、それを發揮(ふる)ふ環境(ところ)に恵(めぐ)まれず
手足(てあし)となる廚師(いたまへ)も、廚房(くりや)に皆無(なし)

この界隈(あたり)、
すなはち、東武伊勢嵜線(いせざきせん)、もしくは、
東日本旅客鐵道武藏野線(むさしのせん)沿(ぞ)ひに居住(すま)ふならともかく、
「東都(えど)からわざわざ」と云ふには辛(つら)きものあり。

味精(なに)も活用(つか)ひて調味(あぢをとゝのふ)るは、
修業先(わざをならひおぼえしさき)と寸毫(つゆ)同様(ことなるところなし)
唐菜(もろこしめし)の最先端(さきがけ)からは二周遲(ふたまはりおく)れ」、
との謗(そし)りを免(まぬか)れず。

さはあれ、
産土(うぶすな)に根附(ねづ)き、商賣(あきなひ)の繁盛(さか)ゆるは、
實言(まこと)、怡(よろこ)ばしきこと

いづれ、"佛跳牆(あれ)"を堪能(あぢは)ふべし。

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony) α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :高千穗光學 奧林巴斯(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-Macro 2/50 @F2.8~F4.5
      東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2.4 ※2017-03 撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】 ※2017-03撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)師傅(おやかた)【掲載許可濟】 ※2017-03撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 汾酒(ふんしゆ)

    汾酒(ふんしゆ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 魚翅湯(ふかひれじる)

    魚翅湯(ふかひれじる)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)

    油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、苦瓜(にがうり)

    油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、苦瓜(にがうり)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、苦瓜(にがうり)

    油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、苦瓜(にがうり)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)

    油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、蝦茭白

    油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、蝦茭白

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、衣(ころも)

    油炸脱皮蝦(だつぴえびあげもの)、衣(ころも)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸猪排(ぶたにくあげもの)

    油炸猪排(ぶたにくあげもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸猪排(ぶたにくあげもの)、迷迭香(まんねんらう)、

    油炸猪排(ぶたにくあげもの)、迷迭香(まんねんらう)、

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸猪排(ぶたにくあげもの)、蔬菜(あをもの)

    油炸猪排(ぶたにくあげもの)、蔬菜(あをもの)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 油炸猪排(ぶたにくあげもの)、西葫蘆(ズッキーニ)

    油炸猪排(ぶたにくあげもの)、西葫蘆(ズッキーニ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、橘(たちばな)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、橘(たちばな)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、葡萄柚(グレプ・フルーツ)、

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、葡萄柚(グレプ・フルーツ)、

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、櫻桃(さくらんばう)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、櫻桃(さくらんばう)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、櫻桃(さくらんばう)

    杏仁豆腐(きやうにんどうふ)、櫻桃(さくらんばう)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 茶(ちや)

    茶(ちや)

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2017/06訪問3回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.8
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

空腹(はらすき)て 夏(なつ)の魚翅(ふかひれ) しろたへの 「奶湯(にごりじる)」てふ 碗(わん)を嗅(か)ぐとは

構成(くみたて)そのものは、前囘(まへ)に似(に)たりと云へど、
季節(とき)は流(なが)れ、
夏季(なつ)の菜蔬(あをもの)、魚介(うみのさち)の數々(かずかず)。
前囘(まへ)の"糖醋肉(くろずのすぶた)"を"咕嚕肉(すぶた)"にしてもらふ。

此度(こだみ)も"魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)"が出色(いといみじかりき)。
散翅(ふかひれほぐしみ)、銀耳(しろきくらげ) 、奶湯(にごりじる)と、
白盡(しろづ)くめの打扮(いでたち)。
馨(かぐは)しき風韻(かをり)の正體(まことのすがた)は"雞油(とりあぶら)"。

"奶湯(にごりじる)"そのものは、
完雞(まるどり)と雞骨(とりがら)から抽出(ひく)。
價格(ね)の廉(やす)き散翅(ほぐしふかひれ)なれど、
銀耳(しろきくらげ)の食感(はごたへ・したざはり)と調和(よくあふ)

老板(あるじ)に仗(よ)らば、
稀(まれ)に、かの閩名菜(ふくけんめいさい)"佛跳牆(ぶつてうしやう)"を、
午餐(ひるめし)に提供(いだす)ことも、、。
俄頃(にはか)には信(のみこ)みがたき説明(はなし)に駭(おどろ)く。

"海鰻(はむ)"の骨切(ほねきり)は自己流(おのがやりかた)。
油炸(あ)ぐる所爲(せゐ)か、骨(ほね)は舌(した)に觝觸(さはら)で、
なかなかの味(あぢはひ)。
夏(なつ)固有(ならでは)の菜蔬(あをもの)もまた吉(よし)。

修業先(わざをならひおぼえしさき)を髣髴(おもは)す"咕嚕肉(すぶた)":
調味(あぢつけ)は、米醋(よねず)に醤油(しやうゆ)、甘蔗(さたう)。
具(ぐ)として、豬肉(ぶたにく)、香茹(しいたけ)、(たけのこ)、
洋葱(たまねぎ)、青椒(ぴいまん)、紅椒(あかぴいまん)と云ふ陣容(かほぶれ)。

=======================================
【前菜(さきづけ)】
 ・水母(くらげ)に香菜(かめむしさう)...醋物(すのもの)
 ・白切雞(むしどり)...芝蔴醤(ごまだれ)
 ・章魚(たこ)
 ・萵苣(やまくらげ)

【小菜(むしやしなひ)】
 ・香港燒賣(ほんこんしうまい)
 ・鮮蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)

【湯菜(しるもの)】
 ・魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)
   散翅(ふかひれほぐしみ)、銀耳(しろきくらげ)

【大菜(おもなるれうり)海鮮(うみのさち)】
 ・醋溜海鰻(はむあまづあんかけ)
   海鰻(はむ)、青椒(しゝたうがらし)、玉蜀黍(たうきび)、西葫蘆(ズッキーニ)

【大菜(おもなるれうり)獸肉(けだものゝしゝ)】
 ・咕嚕肉(すぶた)

【冷伴麪(ひやしそば)】

【甜點(くわし)】
 ・杏仁豆腐(きやうにんどうふ)
 ・芝麻球(ごまだんご)

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony) α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :萊茨(Leitz)徠卡(Leica)Macro Elmarit R 2.8/60 @F2.8~F5.6
      東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2 ※2017-03撮影分

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)掌廚(おやかた)【掲載許可濟】 ※2017-03撮影

    飯山哲也(いひやまてつや)掌廚(おやかた)【掲載許可濟】 ※2017-03撮影

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 店内(なか)

    店内(なか)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi -
  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【前菜(さきづけ)】

    【前菜(さきづけ)】

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【前菜(さきづけ)】、棒棒雞(むしどりごまだれ)

    【前菜(さきづけ)】、棒棒雞(むしどりごまだれ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【前菜(さきづけ)】、章魚(たこ)

    【前菜(さきづけ)】、章魚(たこ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【前菜(さきづけ)】、玻璃盞(ぐらす)

    【前菜(さきづけ)】、玻璃盞(ぐらす)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【前菜(さきづけ)】、水母(くらげ)

    【前菜(さきづけ)】、水母(くらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【前菜(さきづけ)】、水母(くらげ)

    【前菜(さきづけ)】、水母(くらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【小菜(むしやしなひ)】

    【小菜(むしやしなひ)】

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【小菜(むしやしなひ)】、香港燒賣(ほんこんしうまい)

    【小菜(むしやしなひ)】、香港燒賣(ほんこんしうまい)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【小菜(むしやしなひ)】、鮮蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)

    【小菜(むしやしなひ)】、鮮蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【湯菜(しるもの)】、魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)、銀耳(しろきくらげ)

    【湯菜(しるもの)】、魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)、銀耳(しろきくらげ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【湯菜(しるもの)】、魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)、散翅(ふかひれほぐしみ)

    【湯菜(しるもの)】、魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)、散翅(ふかひれほぐしみ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのもの)】

    【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのもの)】

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのもの)】、糖醋海鰻(はむあまず)、醋溜海鰻(はむあまずあんかけ)

    【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのもの)】、糖醋海鰻(はむあまず)、醋溜海鰻(はむあまずあんかけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのさち)】、醋溜海鰻(はむあまずあんかけ)、獅子辣椒(しゝたうがらし)+玉蜀黍(たうきび)

    【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのさち)】、醋溜海鰻(はむあまずあんかけ)、獅子辣椒(しゝたうがらし)+玉蜀黍(たうきび)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのさち)】、醋溜海鰻(はむあまずあんかけ)、獅子辣椒(しゝたうがらし)+西葫蘆(ズッキーニ)

    【大菜(おもなるれうり)、海鮮(うみのさち)】、醋溜海鰻(はむあまずあんかけ)、獅子辣椒(しゝたうがらし)+西葫蘆(ズッキーニ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)

    【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)、青椒(ぴいまん)+豬肉(ぶたにく)

    【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)、青椒(ぴいまん)+豬肉(ぶたにく)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)、香茹(しいたけ)

    【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)、香茹(しいたけ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)、笋(たけのこ)

    【大菜(おもなるれうり)、獣肉(けだものゝしゝ)】、咕嚕肉(すぶた)、笋(たけのこ)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 【冷伴麪(ひやしそば)】

    【冷伴麪(ひやしそば)】

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    冷伴麪(ひやしそば)】のタレ

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2017/03訪問2回目

4.2

  • 料理・味4.0
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.8
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

越谷(こしがや)の 當(この)『Ishibashi』に 行(ゆ)く儂(わし)を 鏡(かゞみ)でみれば 頬(ほゝ)緩(ゆる)みける

ぐら』で當家(こちら)の"(しるもの)"を想起(おもひおこ)し、
翌日(あくるひ)、當家(こちら)『Ishibashi』に、、。
此度(こだみ)擇(えら)みしも"珊瑚(さんご)"なる套餐(コース)。
對價(あたひ)、三千二百四十圓也(さんぜんにひやくよんじふゑんなり)。

前囘(まへ)に同(おな)じく、
前菜(さきづけ)、湯菜(しるもの)、小菜(むしやしなひ)、大菜(おもなるれうり)、
湯麪(しるそば)、甜點(くわし)、と云ふ流(なが)れ。
大菜(おもなるれうり)は海鮮(うみのさち)、獣肉(けだもの)ゝ二種(ふたくさ)。

この日(ひ)の標的(ねらひ)は"(しるもの)"。
前囘(まへ)は、"湯菜(しるもの)"も"湯麪(しるそば)"も、
焦(こ)がせし雞油(とりのあぶら)馨(かを)る醤油味(しやうゆあぢ)。
此度(こだみ)は、"奶湯(にごりじる)"、"清湯(すましゞる)"とも鹽味(しほあぢ)。

"湯菜(しるもの)"として提供(いださ)れし"魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)":
具(ぐ)は散翅(ふかひれほぐしみ)に油菜(あぶらな)。
湯匙(さじ)にて掬(すく)ひ一口(ひとくち)。
あまりの美味(うま)さに肝魂(きもたましひ)を失(うしな)ふ

老板(あるじ)飯山哲也掌廚(いひやまてつやおやかた)に據(よ)れば、
完雞(まるどり)、乾貝(ほしかひばしら)、香茹(ほしゝひたけ)など、
叮嚀(ねんごろ)に燉(ゆるりにこ)むこと、四時間近(よじかんちか)く。
加旃(しかのみならず)、さらに、一手間(ひとてま)。

勿驚(おどろくなか)れ、
清湯(すましゞる)のごとく、豬(ぶた)と雞(とり)の肉末(ひきにく)も、、。
かの『涵梅舫』が奶湯(にごりじる)以來(よりこのかた)、
一度(ひとたび)とて邂逅(めぐりあ)ことなかりし佳(よ)き湯(しる)

方(かた)や、"蛤仔湯麪(あさりそば)"を窺(うかゞ)ふに、
雞湯(とりだし)の"清湯(すましゞる)"に蛤仔(あさり)を入(い)れ、
颯(さつ)と加熱(ひをいれ)たる湯(しる)。
芳香(かぐはしきかをり)、鼻竅(はな)を穿(うが)ちて已(や)むことなし

"糖醋肉塊(すぶた)"の旨(うま)さは勿論(いふもさらなり) 。
鎭江香醋(ちんかうかうず)、沙糖(さたう)、醤油(しやうゆ)の織成(おりな)す、
現世(うつしよ)に垣間見(かいまみ)る極樂淨土(けがれなきあのよ)
調味(あぢつけ)、濃度(こさ)、ともに完璧(つまさきほどもぬかりなし)。

さらに駭(おどろ)くべきは"季節感(きせつかん)"。
螢火魷(ほたるいか)、油菜(あぶらな)、櫻花(さくら)、蛤仔(あさり)。
その容(さま)、名(な)のある懐石(くわいせき)を髣髴(おも)はせ、
行附(いきつ)けの割烹(かつぱう)かと疑(うたが)はる。

亞麻布(あまぬの)ゝ餐巾(ナプキン)、桌布(テーブルクロス)なく、
金屬洋食器(カトラリ)も洋銀(やうぎん)。
されど、廣(ひろ)く、明(あか)るく、管待(もてなし)ぶりもそつなし
居心地(ゐごゝち)は至高(このうへなきたかみ)

老板(あるじ)、
二年(ふたとせ)ぶりにもかゝはらず、小人(それがし)が顏(かほ)を憶(おぼ)え
海鮮(うみのさち)、獸肉(けだもの)、相似(あひに)たるもの擇(えら)むに
その調味(あぢつけ)を變化(か)へると云ふ配慮(きづかひ・こゝろくばり)

この邊(あたり)、
掌柜(あるじ)が掌廚(おやかた)を兼(か)ぬる小(ちい)さな舖(みせ)ならでは
廚房(くりや)と客房(きやくま)こそ別々(こと)なれど、
相互(たがひ)に「顏(かほ)の見(み)ゆる」佳店(よきみせ)

有左程(さるほど)に、
華菜(もろこしれうり)に不可缺(かうべからざ)る味精(あれ)。
亭主(あるじ)曰(いへら)く、
味不足(あぢたらざ)るを補(おぎな)ふほどの、ほんの一摘(ひとつま)み

東京(とうきやう)で『銀座アスター』と云ふと、
敢(あ)へてそこでなくとも、、」といふほどの存在(おほきさ、くらゐづけ)。
一方(かたや)埼玉(ださいたま)では、
(わ)、(やう)、(ちゆう)含(ふく)めて、味(あぢ)の頂點(いたゞき)

大宮(おほみや)界隈(あたり)なら『銀座アスター 大宮賓館』、
この沿線(あたり)では、當家(こちら)『Ishibashi』。
東都(えど)で修業(わざをならひおぼ)えし師傅(おやかた)、
埼玉(ださいたま)に少(すく)なからずと云へど、佳味(あぢよ)きは稀(まれ)

因(ちな)みに、この日の菜譜(こんだて)は如下(つぎのとほり)。

【前菜(さきづけ)】
 ・水母(くらげ)に青龍菜(せいりような)...醋物(すのもの)
 ・白切雞(むしどり)...葱和(ねぎあ)へ
 ・螢火魷(ほたるいか)...麻辣(からみいり)の芝麻醤(ごまだれ)
 ・萵苣(やまくらげ)

【小菜(むしやしなひ)】
 ・香港燒賣(ほんこんしうまい)
 ・鮮蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)

【湯菜(しるもの)】
 ・魚翅奶湯(ふかひれにごりじる)
   散翅(ふかひれほぐしみ)、油菜(あぶらな)

【大菜(おもなるれうり)海鮮(うみのさち)】
 ・醋溜鮮魚(めばるあまずあんかけ)
   無備平鮋(めばる)、青椒(しゝたうがらし)、茭白(まこも)

【大菜(おもなるれうり)獣肉(けだものゝしゝ)】
 ・糖醋肉塊(すぶたにく)...正宗(ほんばのあぢ)

【湯麪(しるそば)】
 ・蛤仔湯麪(あさりそば)
   蛤仔(あさり)

【甜點(くわし)】
 ・杏仁豆腐(きやうにんどうふ)
 ・芝麻球(ごまだんご)

---------------------------------------
【照相機】:東京通信工業 索尼(Sony) α7 II 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Pancolar 1.8/50 @F2~F2.4
      東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Flektogon 2.8/20 @F5.6~F8
      東蔡(Carl Zeiss Jena)MC Flektogon 2.4/35 @F4~5.6

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    飯山哲也(いひやまてつや)掌廚(おやかた)【掲載許可濟】

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    飯山哲也(いひやまてつや)掌廚(おやかた)【掲載許可濟】

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    飯山哲也(いひやまてつや)掌廚(おやかた)【掲載許可濟】

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    白酒(もろこし志やうちう)

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    【大菜(おもなるれうり)海鮮(うみのさち)】、醋溜醋溜鮮魚(めばるあまずあんかけ)、茭白(まこも)

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    【甜點(くわし)】、玻璃盞(ぐらす)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 餐匙(さじ)

    餐匙(さじ)

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    階段(きざはし)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi -
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    外觀(かまへ)

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    外觀(かまへ)

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2015/08訪問1回目

4.0

  • 料理・味3.8
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

曇天(くもり)のみ 蜀(しせん)の犬(いぬ)は 日に吠(ほ)えて 晴れぬこの地に 新派粤菜(ぬべる)なるかな

當家(こちら)『Ishibashi』を知(し)れりしは、所謂(よにいふ)網際網路(ねッと)。
高(たか)らかに"新派粤菜(ぬべる)"を標榜(うた)ひ、
さりげなく"隱(かく)れ家(が)"を誇示(ほこ)る。
圖片(ゑ)を覽(み)る限(かぎ)り、巨大(いとおほ)きなる排翅(ふかひれ)も、、。

五月雨(さみだれ)續(つゞ)く晝下(ひるさ)がり。
最寄(もよ)りの停車場(すてんしよ)より徒歩(かち)にて嚮(むか)ふ。
鋪(みせ)の脇(わき)なる駐車場(くるまだまり)を瞻(み)るに、
名(な)にし負(お)ふ徳國製高級車(やむごとなきくるま)の數々(かずかず)。

扉(とびら)を開(ひら)き急峻(けはし)き階段(きざはし)を昇(のぼ)る。
客席(きやくせき)は更(さら)にその上樓(うへ)。
近會(ちかごろ)流行(はやり)の無障碍(ばりあふり)とは無縁(ゆかりな)しとは云へ、
廣(ひろ)く明(あか)るき客席(きやくせき)

酒吧(ばあ)かと錯覺(みまが)ふ給仕(きふじ)の打扮(いでたち)。
玻璃窗(がらすまど)のある棚(たな)に列(なら)ぶは南蠻酒(なんばんざけ)。
その縁由(ことのよし)を薀(たづ)ぬるに、
蓋(けだ)し、"新派粤菜(ぬべる)"らしき設(よそほひ)にせばやとの魂膽(ねらひ)か?

倩(つらつら)午餐(ひる)の菜譜(こんだて)を眺(なが)むるに、
點菜(あらかると)が存在(あ)らで、三種(みくさ)の套餐(コース)のみ。
已(や)むことを得(え)ずして、
"珊瑚(さんご)"なる套餐(こおす)を選擇(えらむ)。

啤酒(びいる)を附加(つ)け、
對價(あたひ)四千圓(よんせんゑん)近(ちか)く。
前菜(ぜんさい)、小菜(せうさい)、湯菜(たうさい)、大菜(だいさい)、
湯麪(しるそば)、甜品(くわし)、なる流(なが)れ。

最初(いやさき)の"前菜(さきづけ)"に、知(し)らず北叟笑(ほくそゑ)む。
良(よ)かれ惡(あ)しかれ、『銀座アスター』そのもの。
それもその筈(はづ)、『銀座アスター』こそ、
廚師長(おやかた)を兼(か)ぬる老板(あるじ)が修業先(わざをならひおぼえしさき)。

盤上(さらのうへ)には、
鶏肉(とり)、(えび)、萵苣(やまくらげ)、乾豆腐絲(せんぎりおしどうふ)。
それらの載(の)る容(さま)、『銀座アスター』に彷彿(さもにたり)。
「實(げ)にも!」と、不意(おもは)ず膝(ひざ)を叩(たゝ)く。

但(たゞ)し、"蜜汁叉燒(みつゞけやきぶた)"など、
"燒味(あぶりもの)"ゝ姿(すがた)なきは寂(さび)しきところ。
その理(ことわり)を考究(かんがみ)るに、
偏(ひとへ)に"<火局>爐(かんとんしきあぶりがま)"を缺(か)くにあり。

これを設置(しつらへお)くは、過半(あらかた)、
福臨門』、『聘珍樓』、『萬珍樓』、『赤坂璃宮』、『銀座アスター』、など、
粤菜(くわんとんれうり)の大店(おほだな)。
柏(かしは)『文菜華』は小(ちい)さき舖(みせ)ながら、これを有(も)つ。

"前菜(さきづけ)"中(なか)では、
花椒油(さんせうあぶら)加(くは)へて和(あ)へたる、
乾豆腐絲(せんぎりおしどうふ)こそ白眉(きはだちてよきしな)。
口(くち)に爽(さは)やかにして、覺醒(まなこをさます)ほどの味(あぢはひ)。

"小菜(せうさい)"の點心(てんしん)二種(ふたくさ)。
慣習(ならひ)の"香港燒賣(ほんこんしうまい)"に、"蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)"。
口味(あぢ)そのものはなかなかに美味(うま)しと云へど、
良(よ)くも惡(あ)しくも、陳腐(ありきたり)。

"湯菜(たうさい)"は"魚翅湯(ふかひれじる)"。
醤油(しやうゆ)に鶏油(とりのあぶら)と思(おぼ)しきものゝ釀(かも)す、
舌(した)に熱(あつ)く、濃厚(こ)き味附(あぢつけ)
これまた佳味(よきあぢ)なれど、月竝(よくあるもの)。

扨(さて)、この日(ひ)の"大菜(だいさい)"。
幾種(いくゝさ)かある中(うち)より、一(ひと)つづゝ選擇(えら)む仕組(しくみ)。
魚(うを)は"清蒸石斑魚(はたのむしもの)"、
肉(にく)として、菜單(しながき)になき品(もの)を無理強(むりじ)ひ。

さすがに、"糖醋排骨(ほねつきあばらにくのくろずゝぶた)"は、
「排骨(ほねつきあばらにく)はござりませぬ故(ゆゑ)」とて、斷(ことは)られ、
"糖醋肉(くろずゝぶた)"に、、。
肉(にく)は裏脊肉(ろおす)とのよし。

かゝる我儘(わがまゝ)極(きは)まる點菜(しなえらび)に應(こた)ふるは
小(ちい)さな舖(みせ)ならでは
鎭江香醋(ちんかうかうず)を用(つか)ひ、
菜蔬(あをもの)に頼(たよ)ることのなき正宗(ほんば)の烹調法(やりかた)

粤菜(ゑつさい)の"咕嚕肉(すぶた)"とは、
鷺(さぎ)と烏(からす)ほどに異(こと)なる姿(すがた)なれど、
上漿(したあぢ)は、『銀座アスター』の"咕嚕肉(すぶた)"そのもの。
意(こゝろ)ならずも、頬(ほゝ)が緩(ゆる)み、目尻(めじり)も下(さ)がる。

方(かた)や、"清蒸石斑魚(はたのむしもの)"。
老抽(たまりじやうゆ)に醤油(しやうゆ)を加(くは)へて蒸(む)し上(あ)げ、
葱(ねぎ)をあしらひ、滾(たぎ)れる油(あぶら)を沃(そゝ)ぐ。
午餐(ひる)に石斑魚(はた)とは、言舌(ごんぜつ)に盡(つ)くしがたき贅澤(ぜいたく)

勿驚(おどろくなかれ)、"湯麪(しるそば)"も醤油味(しやうゆあぢ)。
"魚翅湯(ふかひれじる)"に續(つゞ)き、これすら濃厚味(こきあぢ)とは、
半點(いさゝか)首(くび)傾(かし)ぐるほか方策(てだて)なし。
さはあれ、寔(まこと)、懐(なつ)かしき風味(あぢとかをり)

その理(ことわり)を訊(たづ)ぬるに、
老板(あるじ)應答(いらへ)て曰(いへら)く、
鶏油(とりのあぶら)とともに燒(や)きたる醤油(しやうゆ)が決(き)め手(て)」と。
實(げ)にも!

最後(いやはて)に來(き)たりし"甜品(くわし)"二品(ふたしな)。
すなはち、適切(よ)く冷(ひ)へたる"芒果布甸(まんごぷでいんぐ)"に、
適度(ほどよ)く熱(あつ)き"芝麻球(ごまだんご)"。
疑(うたが)ふまでもなく、ともに、美味(よきあぢ)。

金屬洋食器(かとらり)の類(たぐひ)は見事(みごと)なる洋白(やうはく)。
生憎(あやにく)、晝飧(ひる)に餐巾(なぷきん)、卓布(てえぶるくろす)はなし。
このあたり、『文菜華』が雋(すぐ)る。
廣(ひろ)さ・明(あか)るさは『Ishibashi』が上(うへ)。

老板(あるじ)にして廚師長(おやかた)を兼(か)ぬるは飯山哲也(いひやまてつや)。 
年齢(よはひ)、滿(まん)三十六歳(みそぢあまりむつ)。
銀座アスター』一筋(ひとすぢ)十七年(とゝせあまりなゝとせ)。
現今(いま)はまだ良(よ)くも惡(あ)しくも『銀座アスター』そのもの。

今後(これより)、如何(いか)に己(おのれ)らしさを創造(うみいだ)すかゞ、
眞(まこと)の佳店(よきみせ)に化(な)るための鍵(かぎ)と云ふべし。
その屋號(やがう)『Ishibashi』なる縁由(ことのよし)、
嘗(かつ)て越谷(こしがや)にありし『石橋飯店(いしばしはんてん)』に因(ちな)むとぞ。

----------------------------------
【照相機】:旭光學賓得士K-三數碼單鏡反光照相機
【鏡頭】 :smc 賓得(Pentax)A 2.0/35 @F2.0~2.4

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 飯山哲也(いひやまてつや)老板(おやかた) 【掲載許可濟】

    飯山哲也(いひやまてつや)老板(おやかた) 【掲載許可濟】

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    薔薇(しやうび)

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    玻璃盞(ぐらす)

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    鶏肉(とり)

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    蝦(えび)

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    萵苣(ちしや、やまくらげ)

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    乾豆腐絲(せんぎりおしどうふ)

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    香港燒賣(ほんこんしうまい)

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    蝦蒸餃(えびむしぎやうざ)

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    魚翅湯(ふかひれじる)

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    清蒸石斑魚(はたのむしもの)

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    糖醋肉(くろずゝぶた)

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  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

    晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

    晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

    晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

    晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

    晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

    晩餐(ばんめし)菜單(しながき)

  • ヌーベルシノワ Ishibashi - 午餐(ひるめし)菜單(しながき)

    午餐(ひるめし)菜單(しながき)

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酔狂老人卍

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
移転 ヌーベルシノワ Ishibashi

移転前の店舗情報です。新しい店舗はIshibashiをご参照ください。

ジャンル 中華料理、バー、ラーメン
住所

埼玉県越谷市登戸町2-13

交通手段

東武スカイツリーライン『北越谷』徒歩14分

旧『石橋飯店』の場所でございます。

南越谷駅から465m

営業時間
  • ■営業時間
    〇ランチ
    11:30~15:00【L.O:14:00ご予約に関しては要相談】

    〇ディナー
    17:30~22:00【L.O:20:30ご予約に関しては要相談】

    ■定休日
    不定休
予算

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

予算(口コミ集計)
¥2,000~¥2,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、AMEX、JCB、Diners)

電子マネー不可

サービス料・
チャージ

個室チャージ10%

席・設備

席数

30席

個室

(2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可)

貸切

(20人以下可)

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

専用駐車場あり

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い

メニュー

コース

飲み放題

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる、カクテルにこだわる

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン、一軒家レストラン

サービス

2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト

お子様連れ

子供可

ホームページ

http://www.nouvellechinois-ishibashi.com/

オープン日

2015年5月9日

お店のPR

移転リニューアルオープン致しました!

北越谷駅から徒歩で14分、旧『石橋飯店』の場所にリニューアルオープン!越谷で唯一”ヌーベルシノワ”スタイルのお店。ヌーベルシノワとは西洋の食材などを中国料理の技法で調理し仏料理の様に洋食器に盛り付け、コース料理のように1品ずつ提供する中国料理。 種類豊富な数々のお酒と お客様のお値段に合わせた各種コース料理をご用意。事前に予算をお伝え頂ければシェフが厳選の旬の食材を活かしたメニューに変更等も可能。

初投稿者

酔狂老人卍酔狂老人卍(2296)

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