お持ち帰りも（依頼したら）できる佐賀ラーメン「大臣閣」 : 大臣閣

★2015年12月訪問＠3回目（3.7点）

佐賀ラーメンのお持ち帰りを集めていた際に、訪問しました。

こちらには、お持ち帰りラーメンなんてメニューはないのですけど。
人の良いお母さんと娘さんが、切り盛りしているお店。
お願いすれば、お持ち帰りラーメンを売って下さるのではないか？と思い、タッパーを持参して訪問しました。

結果、快く了承して頂きました♪
スープは要容器持参でしょうが、トッピングや麺は容器やビニール袋、広告紙で包んでくださり、割り箸も付けて頂きました。
その節は、ありがとうございました。

●ラーメン大盛（650円）

さて、自分も昼食です。
この日は、お腹もすいていたので、大盛にしてみました。

チャーシュー5枚（+αだったかも？）、青葱のトッピング。
雷門の描かれた丼に、なみなみと注がれたスープには油の膜が張っています。
色合いは薄茶色です。
少しだけスープはぬるめでした。
先客・後客いなかったからかな？

この油の風味は実に強いものでした。
油は背脂を使用していると聞くお店ですが、スープがこの油に負けているような感じがあります。
豚骨の風味のある良いスープだと思うんですけど、背脂がやや強いような印象。

黄色の中麺は、普通オーダーで柔らかく茹で上げてあります。

葱は、やや色合いが冴えないモノでした。
チャーシューは、肉の噛みごたえがあるタイプ。
ですが、硬すぎはしません。
脂身もしっかりとついているチャーシューですので、スープと同様に重さを感じる要因でもあります。

豚骨の風味のあるスープと言いましたが。
スープは頭骨の風味もありますが、げんこつ＋αの骨も使っているような印象。
骨粉も沈殿していました。

しっかり作られているラーメンと感じますし、美味しかったです。
ただ油分の強さが、スープの風味をマスキングしているような印象で、勿体ないと思ってしまいました。
出汁の風味を、もっと楽しみたかったです。

こういう本格豚骨ラーメン店は、その日その時で味が違います。
当たりの一杯を期待して再訪したいです。

御馳走さまでした。

★2015年1月下旬訪問＠2回目（3.7点）　「チャーシューとホルモンも頂きました♪」

昨年訪問して満足していた「大臣閣」に、今回は夕食で訪問しました。
半年前より、どのメニューも50円程値上げされていました。

●ラーメン（550円）　

ラーメンは、チャーシュー２枚と、厚めの小口切にした青葱のシンプルトッピング。

スープは黄みがかっており、油の粒子が無数に浮いています。
麺は中麺サイズ。
おそらく畑瀬製麺でしょう。
その中麺を、ヤワく茹でてあります。

スープは、頭骨独特の甘みがあります。
しかし、その旨味は、薄くて浅いという印象。
旨味の深さや奥行きが、ちょっと物足りないくらいでした。
前回の多層的な旨味の時とは、印象が違いましたね。

チャーシューはやっぱり美味しかったです♪

●ホルモン（450円）　

ホルモンはマルチョウとレバーのタレ焼き。
美味しいのですけど、タレの味が強いため、ラーメンを食べた後にいただきました。

●チャーシュー(400円）

逆にチャーシューは、塩焼きされて、青葱が添えられたサッパリとした味です。
が、ラーメンにもチャーシュー乗ってますからね･･･。
味付けは違いますが、ちょっとチャーシューばかり食べ過ぎたような感じになりました。
焼肉（600円）の方がよかったかもしれません。

美味しくはいただけましたけど、ちょっとラーメン自体は前回よりはイマイチであり、それが残念でした。
でも、ご馳走様でした。

★2014年6月上旬初回訪問(4.0点）　「油の上質さを感じる、優しい旨味の豚骨ラーメンでした♪」

ずっと食べてみたかった佐賀ラーメンのうち一軒が、こちらの「大臣閣」さんでした。
大将が亡くなられてからは、奥様と娘さん（後日知りましたが、お母様と妹さんだったようです。店主さんは若くしてお亡くなりになられてたみたい。）とで営業されており、往年の味はないものの今も美味しいお店だと、食べログで情報収集済み。
そのうち食べれるだろと思いつつ、数年経ってしまっていたので今回一人で訪問しました。

平屋のお店の前には、何台も駐車できる砂利の駐車場がありますね。
お店に入ると、お婆ちゃんが店名の入った湯呑みに、お茶を入れてくださいました。

注文したのは「ラーメン（並）」（500円）です。
「焼肉」「ホルモン」も気になったのですけど。
ラーメンとそう変わらない値段で、尚且つもう一軒行くつもりであったので渋々断念しました。

●ラーメン（並）（500円）

麺の硬さはカタメンでオーダー。
茹で加減がどのくらいまで対応可能かお婆ちゃんに尋ねると、「ご希望には対応します。」との返事。
また配膳後も、「このくらい（の茹で加減）で良かったですか？」と、わざわざ確認してくださいました♪
その後は座席近くの椅子にチョコンと座っておられ、実に微笑ましかったです（笑）。

届いたラーメンは、チャーシュー3枚と青葱のみという、実にシンプルな一杯でした。
スープは、脂の粒子が浮かんでおり、泡立っています。

麺は淡黄色の中麺サイズ。
茹で加減はバッチリ硬麺♪
加水率はやや低～中級くらいの印象。
喉越しはツルっとしています。

スープは見た目通りの油分の高さで、飲み口にはわずかなトロミがあります。
同時に骨粉のザラツキもあるタイプで、スープの中に骨粉が混在している印象です。
飲み干すと、ドンブリの底には少量の骨粉がありました。

全体的にアッサリな味わいのスープでした。
このスープの油分には良質さを感じます。
勝手な推測ですが、ラードを入れているのではなく、肉から出る油を使っているように感じました。
優しい味わい・旨味の油分です♪

ただ、スープの味の奥行きはあまり無く、余韻を引くような味わいはありませんでした。
同時に矛盾しているようですが、旨味の層はあり、味の深みは二段構成で感じました。

チャーシューは脂身付きで、厚すぎも薄すぎもしない適度な扇形。
美味しいチャーシューでした♪
青葱はシャキシャキ食感があり、良かったです。

●感想

麺の印象は正直言って薄いです。
スープの旨味には、もう少し＋αの何かが欲しいとも感じはしましたが、全体的にはほぼ満足する美味しさ♪
レンゲが止まらず、飲み干してしまいました♪
期待を裏切らないお店で、食べに行って良かったです。
結局食べなかった「焼肉」と「ホルモン」も、注文しておけば良かったと、結果論ですが後で思いました。

またいつか再訪します。
ご馳走様でした。