ジンにマダガスカル産のバニラのさやを使用し少し香りを移し
シャルドネ75%のカーデルボスコと割った食前酒から。
ふわっとバニラの香りかおる、温もりのあるカクテルだった。
○Antipasto
野生の小鴨、を使用した前菜。
胸肉を鉄のフライパンで熱し、その下には
腿肉、内臓(砂肝・心臓・レバー)やカラブリアのペペローネ
ローズマリー、葉玉ねぎなどと一緒に炙ったものが添えてある。
岩塩の力強さと、食前酒のバニラの温もりが上手く合わさる瞬間。
○Antipasto
紙巻で輸入される定番の鴨のフォアグラ。
室温に戻したくらいの温度まで鉄のフライパンで温める。
茹でた蕪やペペロンチーノ、ニンニクアンチョビなどと共に。
ピエモンテの地ぶどうを使用した赤ワインの渋さやタンニンとの相性は
個人的には好みではなかった。
○Zuppa・Pane
ヒヨコ豆と生ハムの皮をストゥファートし、
人参、黒キャベツ、ポロネギのブロードを合わせたズッパ。
色が違う部分はニンニクのズッパとのこと。
上に添えてあるのは仔牛の腎臓、ワインとよく合う塩加減。
天然酵母を使用したパーネは胡桃入り。
○Primo Piatto
根セロリを纏い、茹でたタリアテッレを焼き上げたプリモ。
その下にはフランス産のエスカルゴや、菊芋、ロマネスク
プチドライトマト、1年熟成した羊のチーズなども詰まっていて
いつものように軽く混ぜ合わせていただきます。
○Secondo Piatto
野生の山ウズラ。
ライスコロッケの中にも山鶉の内臓やチーズが入っておりました。
下に添えてあるのはリコッタチーズの燻製、ソースは生ハム入り
黒オリーブのソース、コリント入りのパーネと一緒に。
○Formaggi
少し炙った白カビのチーズにアマーロで煮た黒イチジクと
オシェトラキャビアをグラッパと共に。
○Dolce
マスカルポーネチーズと合わせた柿のババロア、
チョコレートソースと。
○Caffe
今回は今までになく塩加減が少し気になるほどきつく感じた。
体調の変化かもしれないけれども、もう少し抑えてもいいのでは?
というのが個人的な感想。
それでも他店にはない特別な存在であることには間違いない。
今期あともう一度冬に再訪するので、またジビエを食べることができるか?
楽しみだわ☆