『うを徳(東向島)2014年8月その1』やっぱりモツが好きさんの日記

春は山菜・夏は川魚・秋は茸・冬は獣肉・モツは一年中

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日記詳細

今回も10,300円のおまかせを注文。
夏の涼を感じる前菜から始まり、夏の代名詞と言える鱧、鮎。
走りの牡蠣に高級鰈の食べ比べ、鮑まで登場、
さらに天然鰻の食べ比べと今回も値段以上の満足感。
小肌や新子といった握りも良かったです。

食べた料理は以下の通り。

だだちゃ豆と実山椒の塩水出汁浸し
鱧と鱧の卵と屋久島タマネギの冷製
北海道昆布森の生牡蠣(今季初物)
淡路島アマテカレイのお造り(エンガワ、肝刺し付)
伊勢の星鰈のお造り
愛媛蒸し鮑 肝と出汁のソース
穴子の梅肉和え
神楽南蛮(唐辛子の一種)の味噌漬
長良川天然鮎のコンフィ
宍道湖天然鰻の骨煎餅、レバー、肝、カブト、白焼
球磨川天然鰻の白焼
握り(有明小肌、岸和田新子、気仙沼鰹藁焼、
横須賀カマス昆布〆、噴火湾メジマグロ、
岸和田〆鰯、対馬煮穴子)
アマテカレイ(マコガレイ)潮汁
自家製アイスクリーム

さらに追加注文で、
大分どんこ椎茸巻(900円)
煮蛤握り(800円)
松輪〆鯖握り(450円)
余市バフンウニのウニ丼(値段不明)

賀茂鶴冷酒(約二合1,400円)→3人でシェア
天狗舞山廃仕込純米酒(一合900円)
鶴齢特別純米酒(一合1,000円)→おかわり
磯自慢純米吟醸(一合1,400円)
司牡丹(一合700円)

日本酒を1人5合以上飲んで追加注文したこともあり、
3人でお会計50,700円、1人あたり16,900円。

相変わらずどの料理も美味しかったのですが、
あえて一番印象に残った料理を挙げるならウニ丼。
メニューには載っていなかったのですが、
ウニはいつもかなり良いものを仕入れているそう。

店主との会話の流れで追加注文したのですが、
これは注文して大正解でした。
鮮烈な旨味とほどよい甘みを感じる最上質のウニ。
前に北海道で食べたウニ丼より遥かに美味しいです。

発見だったのはアマテカレイの肝刺し。
魚の肝といえば美味しいのはアンコウ、カワハギ。
一部地域で食べられるフグぐらいと思っていましたが、
カレイの肝も脂が乗っていて美味しいです。

そして刺身よりアラを使った潮汁のほうが味は衝撃的。
前回の穴子や鱧のお椀もかなりのレベルでしたが、
澄んだ味と出汁の強力な旨味を感じる今回は異次元。
京都の割烹仕込みの店主の腕は間違いないと思います。

仕入れ値キロ21,000円という宍道湖産天然鰻。
身はもちろん美味しいのですがカブト焼きも驚き。
頭骨が硬いのでそのまま噛み砕くのは不可能でしたが、
エリのあたりの肉を骨からこそげ取ると、
強烈な旨味とアッサリした脂を感じてウットリ。
食べにくい部位ですが骨までしゃぶりたい美味しさ。

さりげなく椎茸巻や神楽南蛮も気に入りました。
東京で美味しい野菜を味わえるのはやはり高級店。
タイ料理のように技術で昇華させる場合を除き、
魚や野菜に関しては大衆店は高級店に勝てません。
椎茸は味付けが絶妙で同店の調理技術の高さも感じます。
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