よっしー♫さんのマイ★ベストレストラン 2014

よっしー♫の食べ歩きレポート              2020年6月をもって食べログ活動は終了しました。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

前回は12月~11月だったと思うが今回は変更になったんですね。
そうなると12月が空白になってしまいますね(>_<)
お一人様ですからどうしても和食が多くなってしまうので、今後は洋食も上位に来るようなお店に行ってみたいと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

バーやまざき (すすきの(市営)、すすきの(市電)、狸小路 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/02訪問 2015/03/27

日本最高齢のバーテンダーは誰もが慕うカリスマ的存在

2015年 2月

今回はマスターに切り絵でもやってもらおうと予約しておきました。
しかしこちらに来る前にいた店で思いの外長引いてしまい、結局1時間20分も遅れてしまいました。
ここまで大幅に遅れてはマスターは帰った後だろうと、ドアを開けて中に入るとやはりマスターの姿はなく意気消沈でした(>_<)

店内はほぼ満席でしたが、私が来てすぐにポツポツ帰る客が出始めカウンターの端に座った私の横は6席くらい一気に空きました。
マスターに会えない残念な気持ちと、並びに誰もいなくなった活気のなくなったカウンターを見て何となく気が抜けてしまいました。

例えるなら疲れ切って家に帰りネクタイを解き、缶ビールを開けて一口飲んだあと大きく溜息をつくようなそんなに光景だったと思う。。。。

せっかく来たんだしとりあえず頼んだのはギムレット。
強い酒でシャキッとしようと思い注文しました。
さすがにこのくらいの酒だと効いてきますね。
久し振りに飲みましたが果実感がありすっきり感もいいですね。
振り返ると前回も飲んでましたね(あはは・・・)

札幌まで来て黄昏れてても仕方ないとは思うが、たまにはこんな心境で飲むこともあるでしょ(サラリーマンならわかるよね    きっと・・・笑)
何となくこの状況に浸っていたくて、ぼんやりと店内を眺めながらあえて店員には話し掛けず黙って飲んでました。

次いで頼んだのはマルガリータ。
これも久し振りの酒。
「恋人マルガリータが、狩猟場で流れ弾にあたり亡くなったのを偲んでつけられた」というカクテル。
しんみりと飲んでいる私にはピッタリ?な酒でしたね。

締めて4150円。

いつも1人で飲んでるがこんな雰囲気で飲むのはなかなかないですね。
まぁたまにはこんな時もあるでしょう。
次回は楽しい酒が飲みたいなぁと考えながら店を後にしました。
余談ですが、この日マスターは出勤の日だったが来てなかったそうです(>_<)

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2014年 2月

こちらのマスターは2014年2月現在93歳で日本最高齢のバーテンダーです。
そんなマスターがいるバーなので、ある意味日本で一番有名なバーと言えます。

以前こちらに来たのは7年前、今回と同じように雪まつりに来た際に寄りました。
その時は何でこちらを知ったのか思い出せませんが、ネットで調べたんでしょうね。
たくさんのバーがある札幌の中で気になったのは事実です。

来店して知りましたが、こちらはマスターの切り絵が有名で、これを目当てにやって来る人もいます。
7年前に来た時は2晩続けて来ました。

1日目は他の客の切り絵をやってるところを眺めながら「初来店でお願いするのは図々しいかな?」と思い、是非やってもらおうと翌日にも来てお願いした次第です。
マスターにお願いしましたら快く引き受けてくれまして、思い出になる切り絵を戴きました。

そんな思い出のバーがここなんです。
あれから7年が経っていたとは、私も年を取ったものだと少々切ない気持ちになります。。。。

今回は正直雪まつりよりはこちらのお店に行くのが主たる目的だったかも知れません。
なにせマスターは高齢ですからね。
以前は切り絵をやってもらったけど、今回はカクテルを作ってもらおうと思い行ってきました。

高齢のため今では火、木、土の20時〜21時までの1時間のみの出勤。
そんなハードルの高い方ですので、人気のホステスを指名するより困難な状況です(笑)

この日はあいにく私の訪問が遅れてしまったが、たまたまマスターも遅れて来たので、先に来た客からの多くの指名があったが、時間がずれ込んでくれて私もなんとか指名することが出来ました(あぶねぇー)

一杯目はシンガポールスリングを飲んでいたが、マスターに作ってもらったのは一番好きなエメラルドクーラー。

レシピはサポート役の女性が書いて渡すので、それを見ながら作ることになります。
しかしながらマスターの人徳でしょうかねぇ、皆さんよろこんでリクエストしたものを飲んでます。
私もマスターに作ってもらったのでとてもうれしかったです(^O^)/

次にこちらのマスターのオリジナルカクテルである「サッポロ」をオーダー。
この時点ではマスターはすでに帰られた後だが、マスターの創作したカクテルを飲みたいと思い作ってもらいました。
これはカクテルグラスで出てきたが甘めで飲みやすいカクテルです。

ギムレット、これは超定番のカクテルです。
周りの客が頼んでたので釣られてオーダーしました。

スカイダイビング、これは以前来た時も頼んだもの。
色がきれいでいかにもカクテルといった感じですよね。

こちらの一番高級なウィスキーは?と問い掛けたら「バランタイン30年」とのこと。
そんなわけでバランタイン30年をダブルで。
これはシングルで6000円なのでダブルは12000円(すげぇー!)
旅先でなければ絶対に頼まないでしょうね(笑)

モッキンバード、何度か飲んだことがあったのでオーダー。
飲みやすいが後で効いてきますね。

締めて22550円。

高いウィスキーを飲んだこともあり、なかなかの金額になってしまいました(あははは・・・・)

しかし以前の思い出に浸り、居合わせた客との会話が盛り上がったこともあり、かなり居心地のいい楽しい時間を過ごすことが出来ました。
おかげで旅先なのに二日酔いしてしまいました(あははは・・・)

とにかく居心地がよくて在籍するバーテンダーもそれぞれに味のある方たちです。
マスター以外に3人いますが、この3人は7年前に来た時にもいましたので、今ではみなさん経験は豊富ですね。

マスター抜きでもやっていけるだけの実力は十分あると思いますよ。
しかし私としては、マスターにもう少しカウンターで切り絵やカクテルを作る姿を見せてほしいと思います。

次に来た時はまた切り絵でもやってもらおうかな?
そんな期待をしつつまたの訪問を楽しみに店を後にしました。

  • ギムレット
  • マルガリータ
  • チャーム 以前より品がよくなった

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2位

寿し ひでたか (すすきの(市営)、豊水すすきの、すすきの(市電) / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/02訪問 2014/03/08

とても生真面目な大将はサービス精神旺盛、握りはレベルの高いこだわりのネタばかり

こちらは予約が困難というすすきのの寿司屋です。
L字のカウンター8席のみというこじんまりとしたお店。
間口も小さく看板も小さいので一度は通り過ぎてしまいました(^_^;)
そして引き返して来たら店の人がお出迎えに出てきてました。

店に入るとコートを預かってくれました。
どこに置くのかと思ったらきちんと仕舞える大きなクローゼットがあるんですね(素晴らしい)

椅子を引いて着席させるという点も普通の寿司屋とは違いますね。
こちらでは北海道らしいネタを用意しているとのことで期待が膨らみます。

ちなみに他の客に対して、シャンパンを大将が注いでいたが常連へのサービスだったのかな?
つまみ、握り共に醤油、塩、山葵が出されているので出す品ごとにどれを付けるか説明があります。

日本酒は金滴(純米吟醸)840円、やや香りが立ったうま味のある純米酒。
柔らかな米のうま味がいい感じです。

酒を頼んだら「どうしましょうか?」と言うのでとりあえずつまみを出してもらうようにしました。
少し摘まんだら握ってもらおうかと思ってたが、どれも酒に合うので結局つまみを一通り食べてしまいました(^^;)

最初は目抜きの刺身、4kgサイズで久し振りに仕入れられたとのこと。
4日ほど寝かせたというものでしっとりした舌触り。

平目の薄造り、浜中産の蝦夷馬糞雲丹を巻いている。
これは反則ですね(笑)
うまくないわけがありません。

鮑の酒蒸し、北海道松前産、六時間ほどかけて柔らかく仕上げているのでコリコリ感はない。

鮪のづけ、大間産で一度湯引きしてから浸けているとのこと。
脂がノリノリではない上品な味わい。

ホタテの磯辺焼き、焼いたホタテをのりに挟んで食べる。
酒のつまみにはいいと思うが、生の方が甘みを感じる気がする。

真鱈の白子、軽く塩を振って焼いている。
思ったよりもまったり感が抑えられていて口に残らない。

こちらで使用している塩はアンデスのローズソルト。
ちなみにガリはリクエストしないと出てきません。
このガリを切る様はカッコいいので、食べなくても注文した方がいいと思います(笑)
すだちを切る時も同じように切ってました。

煮だこ、北海道産の水だこを醤油で煮たものでかなり柔らかい。
それほど噛まずに飲み込めます。

2杯目は磯自慢大吟醸山田錦1050円。
これはメニューには書いてないもの。
すっきりした後味で食中酒に最適。
磯自慢らしいキレのよさでついつい飲み過ぎてしまいそうです(笑)

玉、海老の擂り身をいれたという江戸前の作り。
フワフワしていて口の中でふわーっと溶けていく。
焼き上がったばかりという熱いものを出してくれました。
つまみはこれで一通り。

ここからは握りです。
はっかく、軽く脂がのってうまいですね。

のどぐろ、石川県産で昆布〆にしたというもの。
穏やかな脂のうま味がいい感じです。
のどぐろはやはり北陸なんですね。

小鯛、湯引きしたものを昆布〆にしたものでしっとりした舌触り。

さより、芽ねぎを挟んでいる。
優しい味わいがしっかりと主張するかなり上品な味わい。

鮪のヅケ、軽く昆布〆にしたもの。
力強い赤身らしさが味わえる。
トロもいいけど赤身もねって声が聞こえてきそう(笑)

大とろ、しつこくない脂が上品な味わい。
中とろに感じるくらいの品のよさで追加したいくらい。

コハダ、天草産で何日か寝かせたというものだが酢はキツくない。
個人的にはこのくらいの酢加減が上限という感じ。

煮はまぐり、桑名産だそうですがツメは濃くないのではまぐりの味がしっかり味わえます。

以下は追加でキンキ、これは追加してほんとよかった(^^)
柔らかなうま味がしっかり味わえて幸せな気持ちになれます。

ホッキ貝、身が大きくて厚い。
歯応えはしっかりありながら甘みもある。

締めて14490円。

つまみを一通り食べて握りも10貫と玉。
酒は2合でこの値段は素晴らし過ぎます(^^)

ネタによっては築地から仕入れることもあるという話だが、基本的には札幌中央卸売市場から。
そんな地の物が大半を占めているのが特長でもあります。

質のいい魚介類が豊富な北海道ですから無理によその物を使う必要はないかと思いますよね。
仕入れに無駄に金をかけてないからこそこの金額で出せるんでしょうね。

大将曰く「それぞれの季節で違ったネタが楽しめる」ということです。
これは是非リピートしてみたいですね(笑)

こちらの大将は40歳だそうですが、現時点でこのレベルの握りを出しているのはすごいと思います。
今後進化する余地があることを考えるとますます予約が困難な店になりそうですね。

基本的に厨房での作業は一人でやってますが、しっかり話もしてくれるし、料理を出すタイミングも概ね良好でした。

あれこれ聞いてもきちんと丁寧に答えてくれます。
話をして思いましたが、この大将は話すことが好きなんでしょうね(^^)
手はちゃんと動いてますが、それ以上に口も動いてます(笑)

良質なネタの多い北海道ではありますが、レベルの高さは食べればわかると思います。
次回札幌に行く際にはまたこちらに寄りたいと思います(^o^)

  • 目抜き
  • 平目の薄造り、浜中産の蝦夷馬糞雲丹を使用
  • 鮑の酒蒸し(松前産)

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3位

レストラン・モリエール (西28丁目、円山公園 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2014/02訪問 2014/03/07

さすがはミシュランと言えるスマートな接客は自然で心地いい

こちらは円山公園の北側にあり、隣りが郵便局になってます

見た目はフレンチと言うよりはケーキ屋あるいは喫茶店のような感じ。
思ったよりはコンパクトな店内は、全てテーブルクロスが敷かれ清潔感がありますね。

カウンターはなくすべてテーブル席で30席程度。
店員は4人でたえず客に気を配っていて、ベストな接客をするべく動いています。
そのうちの何人かはソムリエのようですね。

こちらのコンセプトは「出来る限り北海道産の食材を使って美味しい一瞬を逃さず、出来立てをお客様にお届けすること。」だそうです。

今回食べたのは「6400円のコース」です。
これにシャンパン、ワイン、サービス料10%込みでトータル「9966円」です。

飲み物はおまかせにしたが一杯目はシャンパン1360円が出てきた。

それとオーダーした飲み物以外にサービスでワインを一杯出してくれました。
このサービスはたまたまなのかも知れませんが、、、、

最初のシャンパンはお決まりなんでしょうね。
他のテーブルでも最初はシャンパンでしたね。
飲んだものはスッキリと飲みやすく食事の邪魔をしないものです。
普段は飲みつけない種類の酒なのでよくわかりませんが、やはりナイスなチョイスなんでしょうね。

あとから出てきた赤ワインもぶどうとアルコールのバランスがよく、渋味は控えめでスッキリした後味です。
ソムリエのいる店は酒選びに余計な心配をしなくていいですね。
見ていたら客に出す前に味見していましたので、こちらも安心して飲むことが出来ます。

日本料理や寿司などで客に出す日本酒の味見をしてから出す店がどれだけあるでしょうかねぇ?
この辺りの気配りは、残念ながら日本酒に関してはほとんどないでしょう。

利き酒師というのは販売店にはいても、飲食店にはなかなかいないと思います。
事実ハズレを引くこともありますからね。

そう考えるとソムリエの存在はほんと大きいと思います。
品質について疑問を持たずに安心して飲めるというのはとても大事なことですよね。

フレンチというと料理は量が少ないというイメージがあったが、こちらはそんなことはなくボリュームがあります。
お一人様での訪問でしたが、料理を作る関係上一人分というのはやらないんですかねぇ?
「二人前で作ってるのでよかったらどうぞ」的なことを言われたものもありました。

まずは牛蒡のスープ。
熱々で冷えた体を温めてくれます。
それにバターとパンも出てきました。

次に蛸のカルパッチョ。
鮮度のよさを感じさせる蛸で、いいつまみになりそうです(^^)

冬野菜は5種類のソースで食べるサラダ。
食べやすくカットしてあるものをソースに絡めて頂きます。
野菜は種類が多く、新鮮でレベルの高いサラダです。

王様椎茸は大きな椎茸を土台にしたもの。
甘みのある椎茸に肉や野菜などいろいろと入ったものをのせています。
こういう料理は馴染みがないので説明のしようがありませんね(^^;)
しかし美味しかったのは確かです。

カスベは魚料理です。
ソテーしたものをフライパンごと持ってきて盛り付けます。
説明をしながら盛り付けるのは、シェフではなくソムリエです。
ソムリエってそんなことまでするんですね。
初めて知りました。

ここで口直しに洋梨と紅茶のアイス。
これはブランデーをかけて食べるもの。
紅茶の香りがする濃いめの味です。

ウズラは鶉をまるごと使ったもので、中にはピラフ的なものが詰め込んである。
割りと大きめで食べ応えがあります。
これは手が込んでいますね。

そこにポテトグラタンが追加されました。
これはこちらの定番料理だそうで、多めに盛り付けてもらいました。
濃いめのホワイトソースがじゃがいもと合っています。

デザートは2種類出てきました。
ヴァシュランは焼き菓子的なものがたくさん入っていてとても甘いです。
メレンゲで作ったかわいい雪だるまが和ませてくれます(笑)

もう一つは栗を使ったプリンみたいなもので多分クリームブリュレというのでは?
上に固まった砂糖の層がとても甘い。

それと飲み物はいくつかある中から選べるが、ハーブティーにしました。
ハーブを入れて煮出した状態で出されました。
それとマシュマロも出てきました。
なんだかんだで思ってたよりも量が多く腹一杯になりました(^^)

今回は時間の制約があり退店時間を伝えてからのスタートとなりましたが、終わってみれば指定時間の5分前に店を出ることが出来ました(^^)
このあたりの時間配分はさすがとしか言い様がありませんね(素晴らしい!)

品数が多いのだが、無理のないテンポで提供されるし、間が空きそうな時は話しかけてきたりして飽きさせません。

それと気になったのは、こちらが話しかけるとそれに対して答えるだけではなく、もう一言二言付随した話を付け加えてるところです。
聞かれたことに対して、ただイエスかノーかを答えるだけではなく、その理由なりわかりやすい説明なり付け加えてるのが印象的でした。
つまり接客が事務的ではなくとても自然に感じられたということ。
これは意識的に行ってるのでしょう。

こちらはミシュラン3つ星のフレンチですが、それほどかしこまった感じでないのは意外でした。
料理のレベルは高く、接客もストレスがありません。

ミシュランのことを知らずに来ても「ちょっと違うね」というのは感じると思います。
今回このようなレベルの高いお店を体験出来たのはとてもよかったです(^O^)

  • ウズラ
  • 王様椎茸
  • カスベ

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4位

加賀旬彩 梅八 (小松 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2014/01訪問 2014/01/31

いいお店が意外なところにありました

2014年 1月


今回は予約してから行きました。
店に入ると玄関でお店の人が3名でお出迎えしてくれて、名前を告げると満面の笑みで「お待ちしておりました」と言ってくれました。
お一人様に対しても差別のない出迎えはほんとうれしく思います。
前回抱いたイメージはたまたまではなかったようです。

今回も「昼会席 3150円」です。
これは土日を除く昼限定です。

昼のメニューはこれだけかと思ってたらそんなことはないようで、昼会席というのがあり、4200円から1000円刻みで料理の内容が変わるそうです。
普通の会席はサービス料も加算されますが気になりますね。

まずはうに豆腐と前菜。
うに豆腐は前回も出てきましたね。
豆腐のまったり感がなんとも言えません。

前菜も手が込んだもので、笹の葉にくるまれたのは草団子でした。

お造りはかんぱち、かじき、鯛、甘海老。
筍の皮を使った飾りなど見た目もいいですね(笑)

鰤の西京焼きは味は濃過ぎず焼き加減は申し分ないですね。
ホックりした身は脂ののってる部分とそうでない部分が味わえました。

煮物はにんじん、筍、たこ、里芋、たらこの昆布巻きなど。
素材のよさが感じられる薄味で上品に仕上げています。

食事は梅じゃこご飯と味噌汁、漬物。
ご飯は丁度いい炊き加減で、細かくされたカリカリ梅は歯応えと音がいいですね。
味付けは米の甘みがわかるくらいで梅の塩分だけですね。
「何杯でもおかわりして下さい」と笑顔で言われると、する気はなくても頑張ってしちゃいますよね(あはは)

最後のデザートは莓、メロン、キウィ、パンケーキ。
パンケーキはレーズンとクルミが入ってます。
写真の手前の黄色いのは栗の味がしました。

今回は予約していったので終始名前を呼ばれたが、偽名で予約しなくてよかったと思いました(マジで)
接客は自然な笑顔で丁寧だし、料理は概ねテンポよく出てきたし、ほんと言うことないですね(^o^)

デザートを食べてる時に「板長からいつも来ていただいてるお礼だそうです」と「う巻き」を戴きました。
「???・・・いつもって2回目ですけど・・・?・・・はぁ?そうなんですか???」

よくわからないけど、せっかくなのでありがたく戴きました。
う巻きはかなり大きくてズッシリと重みのあるものでした。

前回同様満足して帰ることが出来ました。
お土産をもらったからではなく、とりあえずリピートするつもりです。
次回はグレードの高い普通の会席がいいかな?(笑)

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2013年 9月


こちらはたまたま通りがかりに見つけたお店です。
「なかなかよさそうな店だなぁ」と思い広々とした玄関を入り「一人なんですけど…」と言うと、「お食事は3150円からになりますけど…」とのこと。
きっと私を見て、間違って来てしまった人だと思ったんでしょう(笑)
しかし「それでいいですよ」と言うと、「少しお時間がかかるかも知れませんがご用意します」。

聞けば基本的に来店するのは予約のみとのこと。
満席というわけではなく料理は予約分しか準備してないようですが、一人なら大丈夫という判断だったのかも知れません。
それに高級料亭みたいな感じなので、知らない人はなかなか来ないようです。
店内はカウンターもなければ、テーブル席もありません。
すべて個室というところに格式の高さが伺えますね。

今回食べたのは「昼の懐石 3150円」です。

通された部屋は12畳と広く、床の間があり水墨画の掛け軸がありました。
部屋の外はちょっとした庭のような感じになっていて、天気のいい日だったこともあり見映えのする景色でした。
いかにもな雰囲気ですので、来店するのはきっとそれなりの人ばかりなんでしょうね。

まず出てきたのは、うに豆腐。
うにが練り込んであるのか、普通の豆腐よりはまったり感があり酒のつまみによさそう。

前菜は銀杏、さつまいも、海老、う巻きなど。
手の込んだ細工が施してあり目でも楽しめる。
ご飯をいかで巻いてその上にいくらがのっているものもある。
柚子の皮の中には、ほうれん草と食用菊のおひたしが入ってる。
少しだけ柚子も搾ってるようで独特の爽やかさがいい感じです。
こういう手の込んだ料理は高級店ならではという感じですね。

お造りは甘エビ、鯛、かんぱち、まぐろ。
底引き網漁が解禁になったとのことで、今回のお造りはすべて地元で捕れたものだそうです。

煮物はきぬさや、しめじ、茄子、里芋、麩、鰊。
やや濃いめの色をした煮汁だが、素材のうまみがしっかり出ていてしょっぱいということはない。
どれもいい具合に煮込んであり、上品な味でご飯に合いそう。

鮭の丹波焼きはほとんど素材の味だけで、特に味付けはしてない。
適度に脂ののった身のしっかりした部位で、骨は一本もなかった。
上にのってるのは栗のスライスだが、ほどよい甘みが鮭とマッチしてます。
みょうがは酢漬けになっている。
れんこんも軽く酢漬けでれんこんの後ろにはごぼうの醤油漬け。

味噌汁は青さのり、豆腐、ねぎ。
味噌の味は若干濃いめだが青さのりの香りは感じられる。
ご飯は特別に用意したという松茸とうにの炊き込みご飯でおかわりも出来る。
松茸というとやはり秋だなぁと思いますね。
漬物は大根、野沢菜、しば漬け。

デザートはメロンとオレンジケーキ、パイナップル、ブルーベリーなど。
和食のお店なのにオレンジケーキも自家製だそうです(笑)

料理の出てくるタイミングは飛び込みで来たせいかやや間があったりもしたが、概ね良好で接客も着物を着た女性が担当で笑顔もよく自然な感じでした。
味はもちろんだが量的にも十分満足出来るし、最初から酒でも飲んでればまた違った印象になったでしょう。

静かな落ち着いた部屋で手の込んだ料理や松茸などの高級素材が味わえてよかったです。
このようなお店は頻繁に来ることは出来ないので、大事な人との食事や自分へのご褒美に来てみたいですね。

ただ一人で来るのは少し勇気が必要かも知れません(笑)

  • 前菜
  • お造り
  • 鰤の西京焼き

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5位

日本料理 銭屋 (野町 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2014/03訪問 2014/04/22

さすがは金沢の名店ですね、料理、接客共に満足です(^^)

こちらは金沢の飲み屋街でも表通りから入った片町伝馬商店街にあります。
通りから100mほど離れているためか、かなり静かになりますね。

近くには料亭やら割烹やら大人向けの店が多く集まってるようです。
店の前には打ち水してあり昔ながらの建物ということもあり、いかにも老舗の日本料理屋といった感じ。

接客の和服を着た女性はもちろん、料理を担当する若い方もきちんと挨拶してくれます。
しかし私としてはあまりキチッとやられると堅い店かと思ってしまうんですよね(^^;)
まずは当たり障りのない会話でもしてもらった方がいいですね。

料理は予約の時に頼んでいた5000円のコースです。
最初ににごり酒が出てきました。
澱の影響もあり甘さが強い純米酒。

先付けはやりいかとあさつきのぬた和え。
ほどよい甘みを感じる味付けであさつきのシャキシャキ感がいいですね。味噌が幾分濃いめの味付けになってます。

ちなみに最初から最後まで大将ではなく若い方(2代目?)がメインで料理を作っていました。
次の料理のだしの味見をしていたが、この時は大将も来て二人で味見していましたね。

海老のふかし、しんじょうの中に海老の身が入ってる。
汁は上品なだしのうま味が感じられて薄味です。

お造りは鯛、ふくらぎ、甘海老。
普通はわさびだが珍しく生姜を醤油に溶いて食べるよう説明がありました。
あと説明はなかったが、上にのってるのは平目のえんがわ、鯛の下には山芋が隠れてました。

生姜はさっぱりとした後味で悪くないですね。
家庭で食べる刺身も気分を変えたい時に生姜はいいと思います(^^)

最初は何となく堅い雰囲気だったが、接客の女性が話し掛けてきたので少し和みました(笑)
料理が出るタイミングを見計らって話し掛けるだけで、料理の味や店の印象も変わりますからね。
とても大事なことだと思います。

天ぷらは海老、ふきのとう、胡麻豆腐。
胡麻豆腐はとろとろになってるのでそーっと持ち上げないと崩れてしまうほど。
ふきのとうは少し苦味のあるもので、揚げ時間は短めで素材の味をそのまま堪能出来ます。

鯛の唐蒸しは金沢ではめでたい時に食べる料理だそうです。
鯛をまるごと使い、腹の中におからを詰め込むそうです。
これは結婚式の時に2匹の鯛の腹を合わせて出すんだそうです。
特に味付けはしてないようで、おからの素朴な味がホクホクの鯛の身と合ってました。

そして途中でおしぼりを替えてくれました。
結局おしぼりは3回出てきました。

炊き合わせはひろうす、竹の子、ふきのとう。
散らされた木の芽の爽やかな香りがいいアクセントになってます。
つゆもだしのふくよかさが春の暖かい空気にも似て、季節を感じられる作りです。
食用のバラも見た目がいいですね。

お食事は大将が作ってました。
大将はだしの味を左右するところで手助けしてるんですね。
出てきたのはもずくと天然三つ葉の雑炊。
海老のふかしの味付けと同じでだしのうま味だけで上品に仕上げてます。
軽くとろみを付けていて米は少ないのが残念。
おかわりはなく、量的に物足りなさを感じる。

漬物はうってかわって濃いめのはっきりした味。
しば漬けは市販のものかと思うほど塩分が強い。
これはこちらの味付けとは真逆のものですね。

デザートは苺とブルーベリーのオランデージソース?とか言ってました。
ソースには玉子、生クリーム、バターとリキュールも使用してるそうです。
苺は福岡産とのことだが、酸味と甘味のバランスがいいですね。
日本料理の店ですが、こんな洋風のデザートも手掛けるとは大変ですね(笑)

締めて6038円。

着席の際にイスを引いていたり、お見送りもしてくれて、50mほど歩いて振り返ったら丁度店に戻るところでした。

初めての訪問だったので適度に緊張感を持っての食事になりました。
しかし次第に堅苦しさを感じないでいられたのはよかったですね。

最初私が話し掛けたためか、その後接客の女性が話し掛けてくれてだいぶ気持ちもほぐれました。

鯛の唐蒸しの話などは食べる側にとっては興味のある内容ですので、このような話はうれしいですね(^o^)
こんなやり取りを交えながらの食事はいっそう美味しく感じられる気がします。

ただ黙々と食べるだけではそれこそ味気ないですもんね。

滞在時間はおよそ1時間で、途中に多少話もあったので退屈な印象はなかったですね。

予約も大変だしなかなか機会はないかと思うが、出来たら夜にも来てみたいと思うお店です(^^)

  • 鯛の唐蒸し
  • お造り
  • やりいかとあさつきのぬた和え

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6位

酒房しんせん (豊水すすきの、すすきの(市営)、すすきの(市電) / 日本料理、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/02訪問 2014/02/28

大将こだわりの食材が味わえる料理屋、季節ごとに違った味を堪能出来ます

こちらはすすきのの雪まつり会場からすぐのところにあります。
評価の高い和食のお店ということで行って来ました。

割りと高級なお店をイメージしていたが、入口は気軽に入れる居酒屋といった感じ。
店内は入ってすぐ正面がカウンターとその前に厨房。
奥の方は座敷などがあるようです。

こちらの大将は使用する食材を自ら狩りに行くこともあるというこだわりです(笑)
鹿や雉子を獲ってきた話なども聞かせてもらいました。
海のものでも野菜でも北海道産にこだわってるというのは、やはり食材のよさに自信があるからでしょうね。

そんなわけでこの日はすべておまかせで出してもらいました。

まずは真鱈の子を醤油漬けにしたものに百合根ととんぶり、真鱈の子は酒のつまみにいいですね。

国士無双純米800円、これは北海道の酒ですがキリッと辛口で日本酒らしい味わい。

蝦夷鹿の串焼きといちじく、鹿は十勝まで行って狩ってきたそう。
素材がいいのでクセがなく、串焼きで出てきたが何本でもイケちゃう感じですね(^^)

そしてこれは八寸になるのかな?
銀杏の塩焼き、岩海苔と春菊の和え物、たらこの山葵漬け、衣にビールを混ぜて揚げた芋、鰊とつぶ貝の浅漬け。
酒のすすみそうなものばかりですね。

秘蔵純米酒まる田800円、すっきりとして穏やかに引いていく優しい味わいが特徴です。

ごっこと言う深海魚の雄は節分前後が一番美味しいとのこと。
ねぎと岩海苔も入り複雑なうま味を醸し出している。

ぴっぷねぎと青柳、蝦夷あわびと筍、ししゃもの甘露煮、子持ち昆布とせり。
いい素材をこれでもかと出してくるのでほんとうれしいですね(^^)

鱈の白子、茹でたものをポン酢で。
シンプルだが酒にはもってこいのつまみ。

北のろまん(特別純米酒)1300円、これは300mlの瓶です。
軽やか辛口と書いてある通り辛口で引くのが早いスッキリした後味です。

お造りはそい、甘海老、ホタテ、鰊の数の子、かに。
ホタテは大きいし、どれも鮮度がいいです。

高麗雉子、たたきと炊き出したもの。
雉子のガラからスープをとっているとのこと。
自ら狩りに行っているのでかなり手間暇がかかっていることになりますよね。
身の締まりは地鶏を上回り、味もほんと濃いですね。
いっしょに入ってるねぎ、キノコもいいですね。
キノコはしめじですが、普段食べてるものとは全然違います。

ぎんぽう、あわふ、十勝のつくね芋を餡掛けで。
餡の味は素材の邪魔をしない薄味です。

〆の食事は細うどん。
だし醤油に生姜が入ってさっぱり頂けます。

デザートは富良野の莓、生クリームときなこがアクセント。
酸味・甘みは控えめで上品な味です。

締めて17220円。

いろんな北海道の食材を出してくれるので、説明を聞きながら食べてると時間がアッという間に過ぎてしまいました。
結局2時間くらい居ましたが、そんなにいた感じはしませんでした。
楽しい時間はすぐに過ぎていくということですね(笑)

その時々で旬の食材を出してくれるので、また別の季節にも行ってみたいですね。
こういうお店は地元の人よりは、観光客に喜ばれるでしょうね(^^)

  • 高麗雉子を炊き出したもの
  • 雉子のたたき
  • お造り

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7位

北新地 成司 (大江橋、北新地、東梅田 / 日本料理、鍋、創作料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2014/08訪問 2014/08/26

こんなランチなら人気になるのは当たり前

2014年 8月


去年に引き続き今年もお盆に来ることが出来ました(^^)

去年は予約なしの先着順でしたが、今年は予約を受け付けてました。

料理は去年のお盆同様一種類のみで1100円。

八月前半のランチの内容は

小鉢:白芋茎(里芋の茎)雲丹ソース掛け
造り:本日の鮮魚二種盛あしらい一式
台物:すずき彩り夏野菜餡かけ
煮物:冬瓜と鳥の煮物
食事:玉蜀黍ご飯、味噌汁、香の物
甘味:抹茶のムース
となってます。

予約していたため着席して1分ほどで料理が登場。
滞在時間はおよそ15分でした(笑)

相変わらず料理のクオリティーは高くCPに優れたランチとなってます。
増税後初めての訪問で値上げは致し方ないと思ってたが、この日もご飯のおかわりは出来ました(素晴らしい!)

私は2回転目での予約でしたが、予約なしの人は断られてましたね。
しかし前日の電話で予約出来るなんてお盆の時期だけだろうなぁ。

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2013年12月


以前から日曜日のランチを狙っていたが、予約が取れなかったりタイミングが合わずにいました。
そしてようやく予約が取れたので行ってきました。

北新地は高級店ばかりが集まるエリアなので日曜日にランチをやってる店自体少ないんですよね。
なのでどうしても予約が集中してしまうんでしょう。
ちなみに日曜、祝日は5〜6組のみの営業ということですので、予約なしでの利用は厳しいかと思われます。

今回食べたのは「ランチ2100円+村尾1500円」です。
村尾は初めて飲んだが、森伊蔵に芋の香りをプラスしたような感じ。
飲みやすさと芋焼酎らしさを併せ持つ。
森伊蔵などは飲みやす過ぎて面白味に欠けると感じてる方にはこのくらいの味わいが丁度いいのではないでしょうか?

まず出てきたのはコンソメの茶碗蒸し。
カリフラワー、ブロッコリー、かにの身と卵?が入り底には餅が隠れてました。だしの変わりにコンソメスープを使用しています。

鯛の薄造りは繊細な甘さが感じられる。
薄造りにすることで可憐な印象となるので、より味わって食べました。

柚子の釜焼き、柚子味噌で味付けした海老、パプリカ、ほたて、アスパラ、カキ、百合根が入ってる。
手前に置いてある大根の飾りは茹でてあるので食べられます。

台物八寸は雪だるまのかぶら、秋刀魚の柔らか煮、鯛の子、さざえの酢味噌合え、柳そうめん、松葉がに、ふぐの白子、にんじんの紅葉、さつまいものいちょうなど。
これらは酒がすすむ料理ですね(笑)
手の込んだものがあったり、松葉がになんて高級食材があったり目でも楽しめます。

和食がユネスコにより「無形文化遺産」に登録が決定したそうですが、それだけの価値があるということでしょう。
ほんと見た目もいいですよね。

食事はさつまいもご飯、赤だし、香の物。
さつまいものホクホク感がいい感じで、赤だしはだしがしっかり効いてます。

デザートはマンゴーのゼリー。
ゼリーの他にバナナ、キウィ、グレープフルーツ、ぶどう、みかん、パイナップルとたくさんの果物が入ってる。

他に3150円のコースもありますが、2100円でこれですからすごいとしか言いようがありません。


この日は初めてお弟子さん?というか第2の料理人を見ました。
夜にはいるのかも知れないが、ランチしか来たことがないので見たことがありませんでした。

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2013年 8月

今回はお盆休みではあるが、一応平日なのでやってる店はないかと北新地にやってきました。
目当てはここ「北新地 成司」です。

店の前にメニューが置いてあるので、とりあえず確認してエレベーターで上がりました。
戸を開けるとやはり空席があります(やったー!)
お盆中は予約を受け付けてないとのこと。
なので来た順に席に着けるというわけです。

そしてお盆中は生ビールが630円→300円になってたので迷わず注文(笑)
こちらはメニューが1種類なので注文は聞かれません。


待ってればしばらくして出てきます。

今回食べたのは「夏の空 1000円」です。
パッと見豪華でこれが1000円とは思えない内容ですね。

茄子の田楽焼きは中身がグラタンのような感じで手が込んでるし、サラダはごぼうの千切りを揚げています。
すずきも衣を付けて揚げたもので、ちゃんと温かい状態で出てきました。

夏野菜コンソメジュレ寄せは目にも涼しげで、刺身は身がしっかりしてます。
サラダの脇にはマカロニサラダ(ツナ入り)と半熟玉子。

全体的に品の良い味付けで、1000円のランチですが手抜きは一切感じられません。


普段は予約必須ですが、この日はすんなり食べられてよかったです。
メニューは半月毎に替わるので毎回楽しみです。

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2013年 3月

最初は別の店に行くつもりだったが、通りがかりに人だかりを見つけて、
「何だろう?」と思い見てみると「こおげ成司」に行く人がエレベーターに乗りきれずにあぶれてました。
個人的に1位のお店ですが、久しく行ってないので


「予約してないけどどうかな?」と飛び込みで行ってみました。ダメ元だったがラッキーにも1席だけ空きがあったので食べることが出来ました(ヤッホー!)

当然その後の予約してない人は「40分〜1時間後になるのでよければ電話します」
みたいなことを言われてたのでほんとラッキーでした。

客層は40代〜50代のマダムがほとんど。座敷の団体は何の集まりかわかりませんが、昼間からビールで乾杯してました(ちくしょーっ)

こちらの料理は店主が一人でやってるようですが、狭い厨房なのもありいろんな料理が出てくるのはほんと驚きです。
きっと朝早くから仕込みをしてるんでしょうね。

さて、こちらのランチはメニューが一つしかありませんので、席に座っていればしばらくして運ばれてきます。

「春めく」
と題したランチメニューは、
先附   魚の南蛮漬


焚合   桜もちの桜蒸し銀あん
造り   桜鯛 うす造り 芽物
台物   鰆のけんちん焼き 敷きうすい餡掛け
      ロマネスク ブロッコリー トマト その他
御飯   豆御飯 味噌汁 香物
甘味   春のデザート

これだけ手の込んだものが出てくる上にご飯がおかわり出来るんですから素晴らしいですよ。
お茶も無くなると注いでくれますし、味も量も見た目も文句の付けようがありません。


これが1000円ですからね、ほんと有り得ません。


魚の南蛮漬は何の魚かわかりませんが、酢が控えめで酒のつまみにも良さそうです。

鰆のけんちん焼きというのは始めて食べましたがいいですね。
押し寿司みたいな感じで、きれいなうぐいす色の餡が敷かれており目でも楽しめます。
この色は何で出してるのかわかりませんが、桜で言うと「御衣黄」よりも濃いめです。
花びらの形をしたにんじんなど実に手が込んでます。
こんな料理は写真で紹介した方が断然いいんですよね。
写真を撮りたくなる人の気持ちがよくわかります。
ちなみに隣りの人がスマホで撮ってましたので、どこかで目にすることがあるかも知れません(笑)。

刺身は、はまちと桜鯛。
桜鯛は何の形かわかりませんが細工がしてあります。

デザートはゼリーです。
ピンク色したゼリーの上には桜の花びらが乗っていて、ゼリーの味も淡い桜風味。

このところ日中も20°を超える日がありますし(3/13現在東日本以西)、今年も桜の季節が近づいて来ましたね。
今年はどこの桜を見に行こうかと考えながら店を後にしました。

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2012年 4月

食べログで評価の高いこちらは雑居ビルの中にあります。
北新地なんて高級な飲食店ばかりかと思ってましたが(実際その通りだが)ランチはかなりお得に食べられます。
最初行った時は「予約の人のみです」と言われ出直すことに。
飲食店に予約するなんてことはほとんどしたことがないので「面倒くさいなぁ」と思いましたが、予約しないと食べられないのなら仕方がない。
3日前に電話して予約しました。

今回食べたのは「五味五法膳 1000円」です。
内容は先付け、炊き合わせ、造り、台物、食事、甘味。
たったの1000円でこんなにも出てくるし、一つ一つが手が込んでるものばかり。
さすが懐石料理のお店です。
この内容は月に2回変わるそうで、しかも毎月変わるので飽きませんね。
量的には少ないと思いましたがまぁまぁでしたね。
店員の動きはキビキビしていてお茶も追加してくれたり行き届いてます。
夜はなかなか来れないようなお店でもランチなら行けます。
しかしこんな食事してたら舌が肥えて困りますね(苦笑い)。

  • 2014年八月前半のランチ
  • お造り
  • 冬瓜と鳥の煮物

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8位

たか田八祥 (名鉄岐阜、岐阜、田神 / 日本料理、郷土料理)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2014/09訪問 2014/11/13

岐阜の有名店、接客のよさがズバ抜けてます

こちらは以前来た「開化亭」と目と鼻の先で市役所にもほど近い場所にあります。
周りはなんでもない街の風景ですが、このお店だけは京都や金沢といった雰囲気です(^^)

打ち水がしてありここだけは清々しさを感じます。
戸を開けるとなんと和服姿の女性二人が三つ指ついてお出迎えであります(すげぇー)
手前に居たのは女将だったのかな?
いやはやいきなり格の違いを見せつけていただきましたね(^^)
ちなみに玄関で靴を脱いで上がります。

電話で予約したのは一週間前で、1万円のコースを頼んでおきました。
人気でよく出るのは1万円前後ということでしたのでそれにしました。

案内されたのは四畳の部屋だが襖を外せばけっこう広くなりそう。

先付けはいくらと大根餅、なめこ・菊の酢漬け・きゅうりを擦ったものが入ってる。

次は揚げた銀杏、胡桃の田作りみたいなもの、原木椎茸に生のカラスミと(忘れた)をのせたもの。
これは椎茸がほんといいですね。
軽く焼いただけだが味がしっかりしてます。
カラスミもご飯に合いそうな一品。

椎茸のしんじょう。
しんじょうの中にいくつかのきのこが入っている。
お吸い物の味は出汁だけだがしっかりした力強いもの。
鱧をとろろ昆布で包んだものは、軽く焼いてあり優しい味わい。

お造りは本まぐろ、鯛、海老、いか。
醤油を泡立てた「泡醤油」なるものが登場。
これは言うなれば塗る醤油と言えるかも知れません。

煮鮑のゼリー寄せ、芽ねぎ、なんとか(何かの肝?)を絡めたうどん。
煮鮑は適度に弾力を残したものをゼリーに閉じ込めてある。
うどんはかなり細めで、絡めたものがいい味付けになっていていいですね。

焼き物は鮎を骨抜きにして焼いたもの。
身はホクホクで案外食べる部分は多い。
すだちを搾ってそのまま食べられるのは楽でいいですね。
手前の器に入ったものは芋のつるみたいなものを胡麻和えにしたもの。

次いで出てきたのはこちらの名物「はりはり」です。
じゃがいもと飛び魚の卵を絡めたもの。
千切りのじゃがいもは甘みを感じるもので、魚卵がプチプチとしたいい食感です。

季節の野菜を生姜の餡で煮たもの。
茄子、冬瓜、にんじん、赤こんちゃく、栗、里芋と別皿にねぎと鴨肉。
生姜の餡は素朴な味わいで体が温まる。

鴨肉は軽く火を通してレアでいただきました。
味のある鴨肉はこれ一枚だけで酒が一合飲めますね(^^)

食事は青海苔のお茶漬け。
青海苔がたっぷりでわさびが効いてサラサラいけます。
このお茶漬けはおかわりも出来ます。

香の物は一皿に五種類。
きゅうりが三種類、瓜が二種類、すべて手作り感のあるもの。

最後はデザート。
しそのアイスとフルーツ盛り。
梨と種無しの巨峰、ザクロ、マスカットみたいな味のゼリー。

締めて11880円。
滞在時間は100分ほど。
けっこう時間がかかってるので、仕事の昼休みに利用する感じではないですね。

料理は種類もボリュームもしっかりあるので満足出来る内容でした。
繊細な感じではなく全体のバランスがいいと思います。
料理の説明はちゃんとしてくれるし、接客は振る舞いがとても丁寧で印象がいいですね。

「失礼します」と言ってから襖を開けて、入ってから膝をついて襖を閉めるという実に日本的な動作ですが、何か呼び名はあるんでしょうか?

今回はせっかくの機会だからと奮発しましたが、コースは値段によっていろいろでもっと安いのも高いのもあります。

気軽に来れる店ではないが、機会があれば夜にも来てみたいですね。
岐阜県の日本料理店では屈指の存在というのも納得です(^^)

  • お造り
  • 煮鮑のゼリー寄せとうどん
  • 椎茸のしんじょう

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9位

いと賀 (松江 / 日本料理、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/06訪問 2014/07/29

松江の日本料理店、大将の気遣いはしっかり感じられました

こちらは松江を代表する日本料理店ということで行ってみました。
かなり前から予約しての訪問です。

場所は飲み屋街の端っこ辺りになるのかな?
商店街の並びにありシンプルな入口なので、近くまで行かないとわかりませんね。

入口は打ち水がされており、それなりの店という雰囲気は感じられます。
入って通路を進むと奥にカウンター席がありますが、他の席は見えないので個室などはいくつあるのかわからない。

案内された席にはすでに前菜が用意されていました(早〜い!)。

前菜である八寸は自家製からすみや季節感のあるもの、地の物などいろいろ。
これらは日本酒が進みますね(^^)

酒は李白の純米吟醸(いと賀オリジナル)
まず米のうま味がすーっと来てふわっと香りも感じられる。
上品過ぎないのが日本酒らしくていいと思います。

翌日蔵元に直接酒を買いに行き、いと賀オリジナルについて聞いたところ※§∞∬♯φ⊥という答えでした(^^;)

次に鱧のお吸い物。
梅肉も付いていて身が柔らかく大きいのがいいですね。
薄味で上品な鱧ですがほとんど食べたことがないのでモノがいいのかわからない(>_<)

お造りは石鯛、雲丹(北海道産)、のどぐろ、鮪(大とろ)、いさき、いか、車海老。
雲丹は色からして美味そうですね。
ネタはなかなかいいものを揃えてますねぇ。

焼き物はのどぐろ、ふぐの白子。
グラスに入ったゼリーの中には鰻。
のどぐろももちろんいいんですが、ふぐの白子もいいですね(笑)

王禄純米吟醸渓。
スッキリした飲み口で軽い味わいが食中酒に最適。
こんな飲みやすい酒は後々ヤバイです(笑)

フカヒレとあわびのたまじ蒸し(と言った気がする・・)
あわびはほどよい柔らかさで餡の味も丁度いい。
フカヒレが出てくるとは思わなかったので驚きましたね。
麩はほのかに柚子の香りもあります。
蒸し物の中には百合根が入ってました。

島根和牛の牛ヒレステーキとフォアグラ。
フォアグラも牛ヒレもレア状態でソースの味よりも存在感があります。
ステーキはうま味がいい感じで柔らかさはハンパないです。

付け合わせのプチトマトは島根のチェリートマト。
凍らせた状態で出すのは意外ですね。
皮は薄く酸味よりは甘みの方が強いです。

岩牡蠣(鳥取産)は身が大きい。
以前こんなサイズは食べたことがあるが、いくつも食べるものではなく1つで十分ですね。
鮮度がよくうま味は強いです。
聞けばこのサイズで5年〜10年物というすごい牡蠣です。

食事はそば。
味のある細めのそばで薬味は松江の有名なそば屋「ふなつ」と同じ4種類。
量はやや多め。

デザートはメロンとすいか。
他にさつまいも、ゼリー、抹茶アイス。
これも量はやや多いので全体的に満腹感は得られると思います。

締めて19000円。

予約の時に15000円のコースを指定していたので料理は自動的に出てきましたが、それでも滞在時間は2時間近くになってました。
それほど経ってるとは思わなかったんですけど。。。。
楽しい時間はすぐに過ぎてしまうんですよね(+_+)

接客は概ね良好で特に大将は積極的に客に話し掛けていたのが印象的でした。
出した料理の話や使用している食材の話などは、興味深くより美味しく感じられますよね。

こちらは地元の食材ももちろん使用しているが、その時々で各地のよいものを出しているようですね。

島根まで来て雲丹が北海道産とは意外でしたが、食べれば納得の味でしたね。
素晴らしい料理のオンパレードで貴重な時間を過ごせました(^o^)

  • 焼き物
  • 島根和牛の牛ヒレステーキとフォアグラ
  • お造り

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10位

懐石料理 桝田 (心斎橋、長堀橋、四ツ橋 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/10訪問 2014/12/04

大将の接客はさすが、気持ちよく楽しめる安心感があります

こちらは心斎橋にある人気の懐石料理店です。
予約困難ということでしたが、1週間ほど前に予約して行ってきました。

場所は大丸の東側で横丁を入って行きビルの2階にあります。
20時に予約していたが、仕事がずれ込んで20分ほど遅れての入店となりました(^^;)

しかし何事もなかったように迎えてもらい、すんなり席に着けることが出来ました(^^)

まずは日本酒。
貴特別純米ひやおろし(山口県)、ややシャープなうま味がスーっと消えていく後に残らないタイプ。

付きだしは海老と渡りがにの甘酢がけ、ジュレのような甘酢と黄身酢もかかっていて酒が進む一品。
上にのっているのは刻み生姜、ほうれん草は別の味付けになってます。

次は鱧と松茸のお碗。
長野県産の香りがいい松茸に韓国産の大きな鱧。
鱧は今年ラスト。
軽く焼いてあり、上品な出汁のうま味がいいですね。

お造りは伊勢海老と剣先いかに自家製いくらの醤油漬け。
いかと伊勢海老にいくらをかけて食べるように言われましたが、まさに日本酒のお友達ですね(笑)
伊勢海老は甘みのあるもので、プリプリではなくねっとりしたタイプでした。

戻りがつおを少し炙ったものにわさび醤油をかけたもの。
要するに鰹のたたきですね。
焼いた香ばしさがあり身は厚いのがいいですね。

奥播磨純米(兵庫県)は独特の香りがあり好みが分かれそうな感じ。
米のうま味はあるが、香りが強いのでやや趣の違う日本酒という印象。

八寸は枝豆を焼いたもの、里芋を煮たもの、銀杏と栗の素揚げ、うにととんぶり、秋刀魚の山椒煮、海老の擂り身を入れた厚焼き玉子と花豆。

子持ち鮎の塩焼き。
いいタイミングで出てきたので焼き立て熱々が食べられました。
頭から食べられるという鮎は塩加減もよく身はホクホク。

甘鯛の酒蒸し。
湯葉と白菜、白舞茸も入ってます。
白菜はいいですね。
チンゲン菜や小松菜よりも繊細な味わいが何にでも合いますね(^^)
汁はすだちが3枚付いてくるが、触らずそのまま食べた方がいいと思いました。

食事は松茸の炊き込みご飯、青さと豆腐の味噌汁、漬物。
炊き込みご飯は量が多かったので、食べ切れないのはおにぎりにしてもらいました。
翌朝でもさすがの美味しさでしたね(笑)

デザートはフルーツ。
キウイ、いちじく、梨、ぶどう、マスカット。
上からゼリーをかけてあります。
飲んで寝てしまいそうな時間帯ですが、冷たいフルーツなので口の中をシャキッとさせてくれますね(笑)

締めて16200円。

大将は存在感があり、接客はほんと楽しませてくれます。
客がどうすれば喜ぶかわかってるんでしょうね。
見ていても嫌味がなく気持ちのいい接客です(^^)

他の料理人は大将よりはかなり若い人が四人くらいいました。
しかし料理の説明はしっかりしてくれるし、こちらが話し掛けてもそれなりに返してくれました。
料理はもちろん接客もしっかりしてるので、余計な心配をしないで居られるのがいいですね(^^)

予約は大変だが機会があればまた行ってみたいですね。

  • 海老と渡りがにの甘酢がけ
  • 鱧と松茸のお椀
  • 甘鯛の酒蒸し

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