KEN21さんのマイ★ベストレストラン 2013

KEN21の食べ飲み歩き

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2013年は食べログ2年目の年でした。

その2年目も私のスタイルは変えずに、何でも食べ、何でもレビューしてきました。
チェーン店、ファストフード店、自分で低評価と感じたお店も。
何を食べてもそれは一生のうちの大切な一食ですので。
これは別に食べログを始めたからでは無く、昔からの食いしん坊根性によるものですが(爆)
チェーン店にだって美味しいメニューはあるでしょうし、ファストフードにだって、珠玉の
メニューはあるかも知れません。低評価もレビューしなければ、そもそも良い評価しか
残らないので、全てのお店が高評価レビューしか残らなくなり食べログの信頼性に関わってきます。
2年目はそういうことを試行錯誤しながら進んできた1年になると思います。

その中において、今回選んだのがこの10軒になります。何度も入れ替えながら考えた結果、
2013年はこのようにさせていただきました。
こうやって見てみると素晴らしいお店に2013年も伺えたんだなと思います。

2014年も2013年に負けないくらいに素晴らしいお店に出逢えたらと思います。
2014年も一食入魂の精神で頑張りますのでヨロシクです!

マイ★ベストレストラン

1位

日本料理 幸庵 (藤沢、石上 / 日本料理)

33回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 ¥6,000~¥7,999

2024/02訪問 2024/03/01

季節を器や飾りつけなども駆使して表現してくれるのが日本料理の良さ

2024年2月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・朗らかに潤す log.2022 ダブルスイート
  宮崎県宮崎市に蔵を構える、渡邊酒造場の造る芋焼酎。
  渡邊酒造場が「その年の造りを象徴する一本」として毎年限定リリースするシリーズ。
  芋4品種のうち、豊作で状態の良かったシルクスイート、ハロウィンスイートを使い
  1:1で混醸した焼酎になります。
  飲むとアルコール度数37%というアタック感と同時に芋の甘みがぶわっと来ますね。
  これは芋好きにはたまらない美味しさがありますよ(〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円 × 2杯
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・七田 純米 おりがらみ 無濾過 生 佐賀 半合 1100円
  佐賀県小城市に蔵を構える、天山酒造の造る純米酒。
  白く濁った色味で口に含むとピチピチとした微炭酸。
  青りんごのような香りと口の中に広がる爽快感。
  これは美味しいです(〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、福島県郡山市に蔵を構える、仁井田本家の造る、
  おだやか 生酛 純米吟醸 しぼりたて 生。
  しっかりとした旨味と酸味があり、とてもジューシーな味わいの純米吟醸酒。
  この日の前菜は、タイラガイ炙り、生雲丹、花山葵の加減酢ジュレ掛け。
  キクラゲ、花かつおもあしらわれ、タイラガイの炙った香ばしさ、
  花山葵や雲丹の香りが合わさって美味しいです(〃^▽^〃)
  既に春の味わいですね。

・煮物椀
  フキノトウ豆腐と白魚の煮物椀です。木の芽、梅人参もあしらって。
  春を感じるフキノトウの苦み。フワフワの白魚。そして鰹出汁ベースの吸い地。
  これも春を感じますねえ(〃^▽^〃)

・向付
  メジマグロ、クエ、クエの皮の煮凝り、赤貝、赤貝のひもの刺身盛合せです。
  淡路島産塩と醤油で頂きます。
  本鮪の幼魚とは思えないメジマグロの脂の乗り。
  クエはアッサリとした白身の味わい。クエの皮の煮凝りは流石の美味しさ。プルプル。
  そして赤貝の美味しい季節になってきましたね(〃^▽^〃)
  ちなみに淡路島の塩はプレゼントしてくれました(〃^▽^〃)/
  粒子が凄く粗くてサクサク食感。それだけでも日本酒の肴になる旨味があります。

・向付
  なんと2皿構成(*゚Д゚*)
  明石の鯛の刺身です。皮も添えてくれて。
  鯛の肝醤油で頂きましたが、凄い真鯛の旨味。
  仕入れたばかりで捌いてみたら見事な鯛だったので急遽追加で出してくれたんです(〃^▽^〃)
  それにしても寝かせてないのにこれだけの旨味を持つとはスゲーな。

・焼物
  青森県産海鱒の柚庵焼きです。
  海鱒らしい味わい。川にいる鱒よりも味が濃いというか脂が乗っているというか。

・八寸
  見事な皿に春の装い。いつ見てもワクワクする八寸(〃^▽^〃)
  この日は、車海老と雲子の炊合せ、鮟肝の加減酢ジュレ掛け、鴨つくね焼き、
  〆鯖の味噌添え、鯛の白子豆腐というラインナップ。
  どれもこれも酒の肴としては最高で飲み過ぎるわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・煮物
  松葉蟹の玉締め フカヒレ仕立てです。完熟柚子の皮も効かせて。
  とにかく餡が無茶苦茶美味しい(〃^▽^〃)

・蒸物
  鰆の蕪蒸しです。これは非常にあっさりとした味わい。
  後半戦ですので。

・食事
  いか飯、椀物、香の物です。
  いか飯は醤油味を効かせていて。

・和菓子
  百合根の未開紅です。早春のお菓子だそうです。

・お薄

・水菓子
  大根のシャーベット、甘平とアイスです。
  大根のシャーベットは本当に大根の香り。
  甘平とは、愛媛県の果樹試験場で誕生し、2007年に品種登録された新品種。
  「西の香」に「ポンカン」を交配して生まれたそうです。
  売りに出すと即完売というほどの人気なんだそうです。
  愛媛も生き残りをかけて色々と試行錯誤をしてんだなあと(〃^▽^〃)

上記に、氷代1100円とサービス料10%を加えて〆て62190円。一人当たり31095円。

2月と言えば体感的には冬だと思われているのですが、暦の上では春。
日本料理はそんな暦を大事にしていますので、今回は春の息吹を感じさせる料理が多かったです。
そういう季節を器や飾りつけなども駆使して表現してくれるのが日本料理の良さでもあります。

次回伺うときには体感的にはバリバリの春だと思いますが、
日本料理的には走りとなる初夏の恵みを堪能させてくれるのではと思います(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/3現在、3.78ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年12月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・天使の誘惑
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

をロックで飲みました。

その後は、

・朗らかに潤す log.2022 ダブルスイート 0円 ※サービス
  なんとご主人からのサービス (*゚Д゚*)
  この日は私の誕生日祝いという側面もあったのですが、
  その誕生日プレゼントということで(* ̄∇ ̄*)b
  宮崎県宮崎市に蔵を構える、渡邊酒造場の造る芋焼酎。
  渡邊酒造場が「その年の造りを象徴する一本」として毎年限定リリースするシリーズ。
  芋4品種のうち、豊作で状態の良かったシルクスイート、ハロウィンスイートを使い
  1:1で混醸した焼酎になります。
  飲むとアルコール度数37%というアタック感と同時に芋の甘みがぶわっと来ますね。
  これは芋好きにはたまらない美味しさがありますよ(〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・手取川 Sparkling SLASH 石川 1980円
  2杯目はこちらを。
  石川県白山市に蔵を構える、吉田酒造店の造るスパークリング日本酒。
  白く濁った色味で口に含むとピチピチとした発泡。
  甘みと酸味があって美味しいです(〃^▽^〃)

・ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり生酒 秋田 1980円
  3杯目はこちらを。
  秋田県秋田市に蔵を構える、秋田醸造の造る純米吟醸。
  手取川 Sparkling SLASHよりも強炭酸で、甘みは穏やか。辛口ですよ。
  私はこっちの方が好みかな(〃^▽^〃)

・播州一献 七宝 純米 無濾過 生原酒 兵庫 1980円
  4杯目はこちらを。
  兵庫県宍粟市に蔵を構える、山陽盃酒造の造る純米酒。
  今回の中では米の旨口タイプになりますね。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価38500円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、三重県鈴鹿市に蔵を構える、清水清三郎商店の造る、作 純米大吟醸 新酒。
  新酒らしい心地良い酸味が美味しいです(〃^▽^〃)
  この日の前菜は、車海老の湯葉餡掛け。青菜と黒七味を添えて。
  穏やかな味わいで車海老はプリプリ。黒七味のアクセントがいいですね(〃^▽^〃)

・煮物椀
  松葉ガニ真薯の煮物椀です。
  青菜、焼餅、柚子皮、人参、大根をあしらって。
  季節柄、人参はクリスマスツリー、大根はブーツを象っていました。
  そして松葉ガニ真薯は、幸庵お得意のほぼ松葉ガニの蟹肉だけで作った真薯。
  その旨味と甘みが吸い地にも溶け出していてたまらん・・・

・向付
  氷見の鰤、クエ、鰆炙りの刺身盛合せです。
  最近、幸庵のご主人は同じく藤沢にある鮨 しみづにも通うようになったのですが、
  そこで熟成技を聞いて自分でも真似をするようになったんです。
  なので幸庵としては珍しくそれぞれ熟成したものになります。
  塩、辛子醤油、醤油を添えて。
  氷見の鰤は脂臭さが皆無。店によってはくどいと感じる時もあるのですが、
  やはり熟成したことで旨味だけを引き出しているんだと思います(〃^▽^〃)

・鉢肴
  鰊の味噌漬け焼きと鹿のつくねです。
  味噌漬けの魚ってとにかく旨いよね(〃^▽^〃)
  鹿のつくねは生姜が効いていて鹿肉の美味しさを引き出していました。
  これも旨いわ。

・煮物
  鰤大根です。
  幸庵の鰤大根は普通のものとは異なり、透明感のあるビジュアル。
  春菊と柚子皮もあしらって。
  鰤は程よい柔らかさに仕上がっていて、脂の旨味が出ています。
  大根は淀大根と思われますが、鰤の旨味を吸いまくっていて秀逸(〃^▽^〃)
  この透明感のある煮汁も旨味に溢れていて。

・焼物
  兵庫県柴山産の焼き松葉ガニです。
  超高価で貴重な松葉ガニを2人で1杯分は提供されたのではと思います(*゚Д゚*)
  タグ付きのカニは写真を撮る私のところに(* ̄∇ ̄*)b
  生姜酢で頂きましたが、とにかく松葉ガニの風味がたまらん(〃^▽^〃)

・強肴
  鮑と筍のスープです。
  鮑は黒鮑かな。立派な肉厚の鮑。それがゴロゴロと入っていて、
  そこにまさかの筍。最初はオーストラリアとかで採れるのかな?と思っていましたが、
  鹿児島県産「超早掘りたけのこ」のようですね。
  地中深くの筍を掘り出したようですが、えぐみは一切無くてシャクシャクと香りが良く。
  私は筍が大好物なのですが、まさかの年内にこんなに美味しい筍が頂けるとは(〃^▽^〃)

・八寸
  見事な大きな鉢でのサーブ。氷を敷き詰めて。
  この日は、イクラと白子の柚子釜、カラスミ大根と鮟肝、鮑肝の醤油煮、
  カズノコと茎わかめの腐乳仕立てになります。
  どれも酒のススム味わいなのですが特筆すべきは鮟肝。
  鮨 しみづのご主人に作り方を聞いて自分なりに真似をしてみたそうですが、
  宇宙一美味しい鮨 しみづの鮟肝の次に美味しいんです(*゚Д゚*)
  普通は言葉で聞いたって真似できっこ無いのですが、ここまで近づけるのが凄い。
  やはり伊達に☆☆☆を獲得していた訳じゃ無いんですよ。天才だと思います。

・食事
  へへへ。最後まで松葉ガニですわ(〃^▽^〃)
  松葉ガニと蟹味噌の雑炊です。奈良漬けと白菜昆布漬けを添えて。
  さらには味変アイテムとして香川県小豆島の株式会社 アライオリーブの、
  エキストラバージンオリーブオイルも添えられました。
  半分くらいはそのまま食べて、残り半分はオリーブオイルを回しかけて。
  嘘偽りなく飲めるエキストラバージンオリーブオイル。
  そのオリーブの香りが雑炊をさらに昇華させてくれます(〃^▽^〃)

・和菓子
  薩摩芋の葛焼き つぶ餡添えです。
  我々はこの手の葛焼き系が大好物(〃^▽^〃)
  練りたて、焼き立ての熱々で、クニュクニュとした食感と薩摩芋の風味が心地良く。
  そして甘さも風味も理想のつぶ餡。これだけを取っても一流の和菓子職人の腕前。

・お薄
  まさかの写真撮り忘れ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もうこのタイミングではご主人と仲居さんとのトークに夢中なんですよ(^^;

・水菓子
  クリスマスバージョンの超豪華セットでのサーブ。
  シークワーサーのソルベとジンジャームースの盛合せ。
  美味しいだけでは無く目でも楽しめますよね(* ̄∇ ̄*)b

上記に、氷代1100円とサービス料10%を加えて〆て93290円。一人当たり46645円。

さすがにあれだけの量の松葉ガニや見事な鮑を頂いていますので、
幸庵史上最高額のお支払いとなりましたが、日本料理としては最高のシーズンとなる
冬の味覚を幸庵の卓越した調理技術を持って堪能させて頂くことが出来ました。

さらには鮨 しみづとも親交を深めてくれたおかげで、
熟成技や宇宙一美味しい鮟肝に至るまで、幸庵の料理も幅が広がったのではと思います(〃^▽^〃)
どちらも変態同士なので深い部分で理解が出来るんでしょうねえ。ホント凄いわ。
何度も「鮨しみづには行った方がいいですよ!」とお話していましたが、
私の想像以上に気に入ってくれたようで私も嬉しいです。

2023年の幸庵詣ではこれがラスト。
2024年も美味しい料理とぶっちゃけトークを楽しむために伺いたいと思います!

ご馳走様です!(2023/12現在、3.81ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年9月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・天使の誘惑
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・貴 純米 本生 スパークリング 山口 1980円
  2杯目はこちらを。
  山口県宇部市に蔵を構える、永山本家酒造場の造る純米酒。
  白く濁った様子はいかにも旨そうですが、飲んでみるとスパークリングという
  ネーミング通りのしっかりとした炭酸を感じます。
  心地良い酸味と甘みが加わってこれはかみさんも気に入っていましたね(〃^▽^〃)

・やまとしずく 純米吟醸(生) 青春ノヤマト 秋田 1980円
  3杯目はこちらを。
  秋田県大仙市に蔵を構える、秋田清酒の造る純米吟醸。
  こちらもスパークリングタイプ。
  貴 純米 本生 スパークリングよりも少し濃いめの味わいでこれも美味しい(〃^▽^〃)

・百十郎 純米吟醸 秋桜 岐阜 1980円
  4杯目はこちらを。
  岐阜県各務原市に蔵を構える、蔵元林本店の造る純米吟醸。
  今回の中では百十郎ですので旨口タイプになりますが、
  それでも微炭酸ですし飲みやすい印象が有りますね。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価35200円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、長崎県平戸市に蔵を構える、福田酒造の造る
  ふくだの生酛 純米吟醸 無濾過生原酒という純米吟醸。
  生酛らしい風味と酸味があり美味しいです。
  この日の前菜は、お月見をイメージ。
  白い木枠が井戸を、その中の前菜の器が月を。
  これらを合わせることで井戸に映る月をイメージしているんです。
  そこにすすきを飾ることでさらに季節を演出。
  こういう演出こそが日本料理の神髄なのではと思います。
  料理が美味しいのは当たり前。そこに器などを組み合わせることで、
  目でもその美味しさと季節感を味わえるんです(* ̄∇ ̄*)b
  で、肝心の前菜ですが、北寄貝、黒舞茸、白ずいきの加減酢ジュレ掛け。
  いくら、茗荷、菊花も添えて。
  とにかく見事な身の厚みの北寄貝の甘みが秀逸な一皿。

・煮物椀
  松茸と蓮豆腐の煮物椀です。蓮豆腐は加賀蓮根を使用していて、
  シャキシャキの部分と粘りの部分のコントラストが絶妙。
  うさぎ人参を添えることでこれまた季節感を演出。

・焼物
  このタイミングで珍しく焼物ですよ。
  富山県の神通川だと思うのですが、ご主人自らが釣り上げてきた天然鮎の塩焼き。
  蓼酢を添えて。
  普通の人であれば頭と中骨を外して食べる型ですが、私は出来る限り全部食い尽くす派。
  ゆっくりと噛んでいくと頭も中骨も美味しくいただけますよ(〃^▽^〃)
  もったいなくて残せんもん。腹には少しだけ卵が入っていましたね。
  絶妙な塩加減と焼き具合。
  この焼き具合がピークに達したので、急遽向付よりも先に配膳したそうです。

・向付
  新イカ、平目、塩釜の本鮪中トロです。醤油と辛子醤油で。
  夏の鮪は難しいのですが、塩釜でいいのが獲れたそうで(〃^▽^〃)
  写真を見ていただければ分かりますが、惚れ惚れするような霜降り具合。
  透明感のある脂の旨みが存分に味わえます。

・八寸
  鹿肉ロース塩麹焼き、万願寺唐辛子焼き、鹿肉つくねねぎ巻き焼き、
  黒無花果 胡麻酢添え、生雲丹の湯葉添えになります。
  本来は無花果の上から胡麻酢を掛けるのですが、黒無花果の美しさを保つために、
  下に胡麻酢を忍ばせたんだそうです。こういうセンスが必要なんですよねえ。
  誰かに教わって学ぶものでは無くて、いろんなものに触れて自ら学ぶしか無いです。

・強肴
  無茶苦茶ドデカイ久里浜で獲れた伊勢海老の炭火焼きのプレゼンテーション。
  ナニコレという大きさでご主人もドヤ顔です (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  40分間もかけてじっくりと焼き上げたそうです。
  この後、切り分けて、銀杏、すだち、土佐酢を添えて。
  手で持ってかぶり付きながら頂きました。
  これだけ大きな伊勢海老を食べたのは生涯初。もはや抜けないのでは?
  一部をリフトアップしてみましたが、箸との大きさの対比で、
  いかに大きくて分厚い身なのかが分かると思います。

・石焼
  松茸と蛤の石焼きです。
  器にはすだち出汁醤油に浸った、松茸と蛤。
  これらを石焼で食おうという趣向です(〃^▽^〃)
  味付けは施されていますので、石に乗せて火が通ったらそのまま口へ。
  火の通し加減が非常に重要でしたので、焼いている写真は撮っておらず。
  数秒焼き過ぎるとアウトだなと思ったので(^^;

・食事
  枝豆ご飯、伊勢海老の赤出汁、香の物です。
  最後の食事はシンプルに。今までの料理が凄すぎるので(^^;
  それにしても幸庵で味噌汁が出るのは超珍しいです。
  先ほどの見事な伊勢海老を成仏させるのには赤出汁が最適と思ったんでしょうね。

・和菓子
  薩摩芋の葛焼き つぶ餡添えです。
  我々はこの手の葛焼き系が大好物(〃^▽^〃)
  練りたて、焼き立ての熱々で、クニュクニュとした食感と薩摩芋の風味が心地良く。
  そして甘さも風味も理想のつぶ餡。これだけを取っても一流の和菓子職人の腕前。
  こちらの皿も月を浮かべていてその意味でも季節感を演出。

・お薄

・水菓子
  栗のアイスと、シャインマスカットゼリー、梨の盛合せです。
  これまたパティスリーも驚きのクオリティですよ(〃^▽^〃)

上記に、氷代550円とサービス料10%を加えて〆て85420円。一人当たり39805円。

今宵も怒涛の攻めを感じましたね(* ̄∇ ̄*)b
そして見事な器の数々。季節感の演出。

地球温暖化や気候変動に伴い、日本で調達できる食材にも変化が見えてきています。
そんな変化に柔軟に対応しながら日本料理も新たな食材選びをしないといけないのかも知れません。

そんな中でも季節感を感じさせる部分だけは日本料理としては維持していきたいもの。
今回もそんな季節感をたっぷりと感じながら、素晴らしい食材の数々を
幸庵の卓越した調理技術を持って堪能させて頂くことが出来ました。

次回は日本料理としては一番得意な季節となる冬ですね。
少なくとも2023年の〆は行いたいので、12月頃に伺えるように画策しておきます(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/9現在、3.85ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年7月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・天使の誘惑
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・ゆきの美人 純米吟醸 活性にこり 1980円
  2杯目はこちらを。
  秋田市に蔵を構える、秋田醸造の造る純米吟醸。
  飲み口はぴちぴちとした微発泡で、甘みと酸味が印象的。
  これは天美にも似ていて美味しいです (〃^▽^〃)

・夜明け前 純米吟醸 生一本 1980円
  3杯目はこちらを。
  長野県上伊那郡に蔵を構える、小野酒造店の造る純米吟醸。
  こちらも酸味と甘みが印象的で非常に飲みやすいです。

・墨廼江 純米大吟醸CLASSIC VERSION NO10 半合 1100円
  4杯目はこちらを。
  宮城県石巻市に蔵を構える、墨廼江酒造の造る純米吟醸。
  こちらは今までの日本酒とはタイプが異なり男前な旨味で美味しいです。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、山形県天童市に蔵を構える、出羽桜酒造の造る
  出羽桜 微発泡 吟醸にごり酒 とび六という吟醸にごり酒。
  青りんごのニュアンスがあり、ピチピチとした微発砲。
  そして酸味と甘みがぶわっと口の中に広がります。むっちゃ旨い(〃^▽^〃)
  この日の前菜は、車海老、無花果、芋茎の加減酢ジュレ掛け。
  見事なガラスの器に芋茎のお浸しを盛り付け、無花果、南瓜、車海老と重ね、
  トビコ、花紫蘇をあしらい、加減酢ジュレをかけたものです。
  車海老の味わいに無花果の穏やかな風味と甘み。そこにトビコのプチプチ食感。
  毎回、一皿目から幸庵に来て良かったと思わせてくれる料理です(〃^▽^〃)

・煮物椀
  鱧の葛打ちと松茸の煮物椀です。
  鱧の葛打ちと星形にカットした人参で七夕をイメージ。
  それにしても7月なのに男前な量の松茸がわんさかと(*゚Д゚*)

・向付
  ダルマイカとアイナメ炙りです。梅肉醤油、醤油を添えて。
  ダルマイカにはカラフルなにしきごまを振り掛けていて、これとの相性が抜群(〃^▽^〃)
  アイナメ炙りは皮目を炙って身はプリプリ。そして旨味もしっかり。

・焼物
  見事な厚みのある皿の上には、これまた見事な松茸がズラリと(*゚Д゚*)
  その松茸に隠れるようにぐじの塩焼が鎮座。
  松茸にはあらかじめ塩味が付いていますので、添えられたすだちをお好みでかけて。
  それにしても今シーズン中の松茸をいっぺんに食べたようなボリュームですよ(〃^▽^〃)
  ぐじとは甘鯛のことですが、もちろんこれの旨みも最高でしたよ(* ̄∇ ̄*)b

・凌ぎ
  幸庵というか招福楼出身者お得意の大きな氷で作った器の登場 (* ̄∇ ̄*)b
  器の中にはこれ以上ないくらいにキンキンに引き締まった胡麻だれ素麺。
  その上に粒あられと根セロリをトッピングして。
  もう、無我夢中で食べましたよ。
  大きな葉は飾りだけでは無くて、これをナプキン代わりに氷の器を持って、
  最後の一滴まで胡麻だれを楽しめるという寸法 (* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  重厚なガラスの器でのサーブ。おそらくバカラなんでしょうなあ。
  その中に、煮鮑肝添え、万願寺唐辛子味噌、穴子と胡瓜の湯葉巻き山椒、
  このこ炙り、白瓜の鱧子和え、もずく酢になります。
  酒飲みのための八寸。ここでしばらく酒を嗜みます。

・煮物
  みやじ豚、冬瓜、つるむらさきの山椒煮です。
  みやじ豚のエキスを吸いまくった冬瓜がたまらん(〃^▽^〃)
  山椒の実のピリッとアクセントがいいんですよねえ(* ̄∇ ̄*)b

・食事
  なんと今度は焼き鮎のお茶漬けです。熱いほうじ茶をかけて。
  上に乗っているのは聞くのを忘れましたがおそらく蓼の葉でしょうね。
  鮎だけに相性の良い蓼の葉を添えたと。
  お新香は、山葵の茎の醤油漬け、胡瓜と水茄子の漬物。
  
・和菓子
  葛切りです。種子島の黒糖をたっぷりと添えて。
  幸庵で葛切りは初めてだと思います(〃^▽^〃)
  リフトアップ写真を酔っ払って忘れているし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・お薄

・水菓子
  桃、マンゴー、バニラアイスのコアントロージュレがけです。
  クランベリーも少し添えて。

上記に、氷代550円とサービス料10%を加えて〆て79610円。一人当たり39805円。

今宵も素晴らしかったです (〃^▽^〃)

前菜からいつも感動をさせてくれて、どの料理もミシュラン☆☆☆を獲得し続けた
実力が伺える素晴らしいものばかり。もちろん皿や器もそれに応じたものを使用して。

ミシュランが神奈川県を評価していたときには神奈川県唯一の☆☆☆で、
ずっとそれをディフェンディングしていたのが幸庵なんです。
評価しないのはミシュランの勝手なので今でもディフェンディング中ということで(* ̄∇ ̄*)b

そして楽しいのが、仲居さんやご主人とのトークタイム(〃^▽^〃)
たまに酔っ払っていて覚えていないこともあるのですが、
ここまで上り詰めた料理人の発する言葉はいつも勉強になるんです(* ̄∇ ̄*)b
じゃあ、覚えとかんかい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回はいつにしようかなあ。
9月下旬か10月上旬くらいに伺ってみようかなと画策しておきます。
で、12月下旬頃に2023年の〆を行うと(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/8現在、3.85ポイント、ミシュラン☆☆☆)

2023年4月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・GLOW EP05 -Ride the waves over the mountains-
  鹿児島県志布志市に蔵を構える、若潮酒造の造る芋焼酎。
  しっかりとした芋焼酎のアタック感はありますが、
  同時にシトラス系のフルーティーなフレーバーも併せ持ちます。
  第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の芋焼酎部門で大賞に輝くほどの
  プロから選ばれる人気の焼酎なんですよ (* ̄∇ ̄*)b

をロックで飲みました。

その後は、

・天使の誘惑 12100円
  鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る芋焼酎。
  こちらはガツンと来るアタック感満載。効きますぜ。

かみさんは、

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  久しぶりにこちらを。
  幸庵の梅酒の中で一番酸味の効いたさっぱりとしたテイスト。
  色味もイエローがかっていて綺麗なんです。味も美味しいですよ (* ̄∇ ̄*)b

・美丈夫 純米吟醸 SUPER CEL-24 1980円
  高知県安芸郡に蔵を構える、濱川商店の造る純米吟醸。
  瓶はキリンハートランドのような綺麗なグリーン色。
  瓶だけを眺めるとクラフトビールかワインのような印象が有ります。
  飲んでみるとこれまたパイナップルや乳酸菌飲料のような心地良い酸味。
  味もワインのようで、これだけを飲んで楽しめそうなくらいです (〃^▽^〃)

・風の森 愛山 807 1980円
  奈良県御所市に蔵を構える、油長酒造の造る純米酒。
  精米歩合80%の日本酒なのですが、飲んでみるとそれほどの癖は感じず、
  わりとスッキリとした美味しさがあります。かみさんもこれならOKとの評。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・前菜
  食前酒は、京都府京丹後市に蔵を構える、白杉酒造の造るMIRROR MIRRORという純米無濾過原酒。
  ボトルは鎌倉ビールのような雰囲気が有ります。真ん中に大仏の絵を入れたくなるような。
  飲んでみると林檎のような酸、ヨーグルトのような旨味がありますね。
  この日の前菜は、熊本県の溶岩焼きの兜での登場。もうすぐ端午の節句ですので
  季節を少しだけ先取りした感じですね (〃^▽^〃)
  この日は結婚記念月ということもあり、お祝いの赤飯も添えられて。
  幸庵ではお祝い事を伝えると赤飯を用意してくれるんです。
  さて兜の中身は、毛蟹と蕗の加減酢ジュレがけになります。
  あおさのりを振り掛け、下には毛蟹の味噌もありますので、
  その味噌を全体にまぶすようにして食べるとたまらんです。
  何気に蕗のシャクシャク食感と地味深い出汁の味わい。
  こういうところに幸庵の実力が隠れているんです。
  1等星のような強い輝きを放つのではなく5等星かも知れませんが、
  実は近寄ってみると太陽の数十倍も大きい巨大恒星だったという感じの。
  もちろん幸庵だって1等星の輝きを放つ見事な料理を出してくれますけどね (* ̄∇ ̄*)b

・煮物椀
  アイナメの葛打ち碗です。
  片栗花、人参、花柚子ツボミをあしらって。
  アイナメはこの季節にしか出て来ない貴重な高級魚ですね。
  葛をまとったプルプルと弾力のある身。
  そこに張った吸い地は鰹節が効いていました。
  料理に応じて昆布との出汁の加減を変えているんだと思います。
  この吸い地は最高峰の味わいです。

・向付
  アイナメ炙り、アオリイカ、真鯛の刺身盛合せです。真鯛の皮も添えられて。
  みかん塩、梅肉醤油、醤油で食べますが、真鯛はみかん塩を勧められました。
  みかん塩だけを舐めてもしょっぱすぎることは無く。
  これは全種類で活躍しましたね (* ̄∇ ̄*)b
  先ほどは葛打ちで頂いたアイナメは炙りにするとこれまた皮目が旨いよねえ。

・焼物
  海鱒焼き 花山椒添えです。
  見事な身の厚みのある海鱒。しっかりと皮目を焼き上げているのに身はしっとり。
  そしてこれまたこの季節しか頂けない花山椒。
  これだけ和食のお店に通っていても花山椒を食べられる機会は年に1回くらい。
  有難く頂きました。
  
・八寸
  これまた見事な大きな皿の上に、春もみじをあしらっての登場。
  その上に乗るのは、鮟肝豆腐 醤油煮凝り掛け、平貝米粉揚げ、う巻き、
  青柳とアボカドの腐乳和えになります。
  どれも酒のススム肴ばかり (〃^▽^〃)
  平貝米粉揚げと勝手にネーミングしましたが、なんかそういう香ばしさを感じたんです。
  薄衣でクリスピーで香ばしくて。これは小麦粉では無いよなあと感じたので。
  これが旨いんだわ。

・強肴
  カナダ産馬刺しです。幸庵で馬刺しは初めてかも。それもあえてのカナダ産。
  玉ねぎ辛子醤油と、柚子胡椒すだち割醤油で頂きました。
  無茶苦茶癖も無くて、透明感のある赤身肉の味わいです。

・煮物
  蛤の若竹煮です。
  大好物の筍だけではなく、これまた大好物の蛤 (〃^▽^〃)
  じんわりと深みのある出汁が秀逸でしょう。これまた最高峰の味わい。

・食事
  ひじきご飯 山葵の茎の溜り醤油漬けと雲丹乗せです。
  からし菜、胡瓜、茄子の奈良漬けが添えられます。
  かみさんはお代わりをして、生姜ご飯 いくら乗せを頂いていました。
  私もそれの半分は食べちゃったのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  かみさんからは「だから自分も頼めって言ったじゃん!」と (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  いや、いつもお代わりをして食い過ぎになるので自制したのですが・・・

・和菓子
  鯉のぼりです。まさに端午の節句を前にして。
  蓬の風味がビシバシ効いていました。
  幸庵のつぶ餡も旨いんだよなあ。この甘さ加減、風味がたまらんのです。

・お薄
  この抹茶茶碗は初めて見るような。重厚なタイプ。

・水菓子
  結婚記念月でしたので豪華バージョンでの登場。
  マンゴーと大根のソルベ 豆の味噌漬け乗せです。
  水菓子も当たり前のものを出してきませんね (* ̄∇ ̄*)b

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10%を加えて〆て80820円。一人当たり40410円。

今宵も素晴らしかったです (〃^▽^〃)

なんだかんだと幸庵の料理が一番好きなんでしょうね。我々にとっては。
何度も何度も和食の本場の京都に赴き、そちらで☆付きの懐石料理店、料亭をはじめ、
美味しいお店を回ってきましたが、京都旅行から戻ってきて幸庵にその報告をするたびに、
幸庵で食べる料理は、それら京都の名店・人気店よりも美味しいことに気付くんです。

パフォーマンスに頼らない5等星かも知れませんが、実は1等星以上の輝きを放つ幸庵の料理。
一生通い続けられるように色々と頑張ります!

ご馳走様です!(2023/5現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2023年2月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・GLOW EP05 -Ride the waves over the mountains-
  鹿児島県志布志市に蔵を構える、若潮酒造の造る芋焼酎。
  しっかりとした芋焼酎のアタック感はありますが、
  同時にシトラス系のフルーティーなフレーバーも併せ持ちます。
  第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の芋焼酎部門で大賞に輝くほどの
  プロから選ばれる人気の焼酎なんですよ (* ̄∇ ̄*)b

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・東光 吟醸梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。
  山形県米沢市に蔵を構える、東光の酒蔵の造る吟醸梅酒。
  純米酒の酒粕を蒸留し、華やかな香りが凝縮した焼酎がベース。
  桃やラ・フランス、青梅を連想させる果実感溢れる味わいがあります。
  こういうタイプの梅酒は初めて飲みました。

・庭のうぐいす 純米吟醸 うすにごり 1980円
  3杯目はこちらを。
  福岡県久留米市に蔵を構える、山口酒造場の造る純米吟醸。
  新酒ならではのフレッシュでフルーティーな香り。
  飲み口はぴちぴちとした微発泡で、甘みが印象的。
  天美にも似ていて美味しいです (〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価36300円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  食前酒は、秋田県横手市に蔵を構える、大納川の造る純米吟醸。
  大納川 天花 純米吟醸 無濾過生原酒 秋田酒こまちという商品名のお酒。
  そして先付の方は初めてみる見事な器に盛り付けられています。
  雲丹と平貝炙りの加減酢ジュレ掛けです。
  菜の花をパリパリに焼いたグリルとウドに柚子味噌も添えて。
  季節柄煎り豆も器の外に添えられていました。
  平貝炙りや菜の花、ウドを頂くと春が近づいているんだなあと (〃^▽^〃)
  日本料理は季節を先取りするのが常ですので。

・煮物椀
  車海老炙りと蕗の薹豆腐の椀物です。
  山陰で採れるホンダワラの神馬草、梅人参、木の芽を添えて。
  プリプリで甘い車海老はもちろん、春の息吹をビシバシ感じる蕗の薹豆腐。
  それを下支えする鰹出汁を少し効かせた見事な吸い地。
  他のお店でも煮物椀を頂くことがありますが、これほど見事な吸い地を頂けるのは
  現時点においては私の知る限り幸庵だけ。現在は閉店している桜田も凄かったですけどね。

・向付
  青森産平目、大分産アオリイカ、宮城産本鮪の赤身と中トロです。
  梅肉醤油、醤油が添えられます。
  肉厚のシャキシャキわかめも添えられましたが、珍しいところではエゴマの葉も。

・焼物
  北海道産 海鱒焼き 柚子胡椒餡掛けです。
  最初はサクラマスかな?と思いましたが海鱒でした。
  まあ、海で獲れるサクラマスを海鱒と呼ぶので外れても無いんですけど。
  肉厚で身はしっとりと焼き上がっていて、皮は薄く、
  柚子胡椒仕立ての銀餡が程よく絡んで美味しいです。

・八寸
  氷を敷き詰めた円形の鉢での登場。蕾を従えた梅の枝もあしらって。
  〆鯖 柚子味噌掛け、鹿つくねの生姜風味、蒸し鮑 肝ソース添え、なまこ酢になります。
  〆鯖は旨みたっぷりの脂を従えて、鹿つくねは野趣溢れる濃い旨味。
  蒸し鮑は柔らかく肝ソースは濃厚。なまこも柔らかくて美味しいです。

・強肴
  兵庫県柴山港で水揚げされた松葉ガニです。2023年ではお初 (* ̄∇ ̄*)b
  タグ付きの茹でた松葉ガニの半身が贅沢にも一人前で供されました。
  つまり私とかみさんで一杯の松葉ガニを堪能することに。
  どちらにも蟹爪がありますので喧嘩にはならず (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  蟹味噌と生姜酢も添えられますが、まずはそのままの味を堪能。
  松葉ガニの美味しさは何かと言われれば、その身の風味と甘み、旨みでしょうね。
  それほど分かりやすい強い旨味が有るわけではないのですが、
  他の蟹では代替できない美味しさがそこにはあるんです。
  もちろん毛蟹には毛蟹の、タラバガニにはタラバガニの、上海蟹には上海蟹の
  美味しさがありますので、どれも素晴らしいんですけどね (〃^▽^〃)
  でもねえ、やっぱ松葉ガニを食べられると嬉しいもんですよ。

・凌ぎ
  鴨とかきの木茸の蕎麦です。
  幸庵で蕎麦が出るのは珍しくて2度目ですね。
  しゃっきりと冷たく締められたぶっかけ蕎麦に、
  香ばしく焼き上げた鴨ロースが2枚。そこにつるんとしたかきの木茸が合わさって。
  小さな器の中ですが内容は贅沢ですよ。

・蒸し物
  甘鯛の蕪蒸しです。
  身がふわっふわの甘鯛に、これまたふわっふわの蕪をまとって、
  穏やかな味わいの銀餡をかけたものです。
  このタイミングでメイン級の甘鯛が出ますからねえ。
  今日はメイン級食材のオンパレードですなあ。
  しかしこの後にもっと凄いのが潜んでいました・・・

・食事
  蟹雑炊です。香の物としては、玉ねぎ甘酢漬け、青菜漬け、奈良漬け。
  入手困難とされる香川県小豆島の株式会社 アライオリーブの、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  さらに驚きなのが、PREMIUM CAVIAR KALUGA 30gを缶ごと添えられたんです (*゚Д゚*)
  このタイミングではご主人と和気あいあいとおしゃべりをしながらでしたが、
  ちょいとニヤリとした表情を浮かべていたような (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ここ数年で一気にキャビアを食べる機会が増えましたが、
  それでも缶ごと食べるのは滅多に無い機会です。
  蓋を開けるとそこにはびっしりと詰まったキャビア様。
  まずは松葉ガニ様を使った蟹雑炊をそのままシンプルに味わいます。
  既にこれだけでもウホウホの美味しさ (〃^▽^〃)
  そしてキャビア専用シェルスプーンでキャビアをすくって雑炊の中へ。
  もったいないですが、それを混ぜて頂くと、キャビアの塩気とコクが
  雑炊の中に行き渡ってこれまたヘブンな味変になりましたよ。
  30gもありましたのでキャビアをストレートに味わったりしながら。
  そしてエキストラバージンオリーブオイルによる第2の味変ですが、
  これまた素晴らしい味変アイテム。
  嘘偽りなく飲めるエキストラバージンオリーブオイルですもん。これは。
  そのオリーブの香りがキャビアや蟹雑炊の風味を引き締めるんです。
  それにしてもこの蟹雑炊の原価は如何ほどでしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・和菓子
  玉子の葛焼き つぶ餡添えです。
  かみさんは、玉子の葛焼き系が大好物ですので喜んでいましたね。
  練りたて、焼き立ての熱々で、クニュクニュとした食感と玉子の風味が心地良く。
  そして甘さも風味も理想のつぶ餡。これだけを取っても一流の和菓子職人の腕前。

・お薄

・水菓子
  生姜のムース りんごのすり流し添え、アテモヤの盛合せです。
  アテモヤとは、1908年に米国フロリダ州で作出された交雑品種だそうです。
  バンレイシとチェリモヤを掛け合わせたものですが、
  それらも分からんので説明にならんし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  味は非常に甘くて癖の無い味わいです。
  果肉の食感は何かに例えることが出来ないので難しいのですが、
  ちょっと綿っぽい細胞の大きな果肉を食べている感じかな?
  種は真っ黒で大きめで非常に固いです。
  生まれて初めて食べましたので貴重な経験が出来ました (〃^▽^〃)

・ほうじ茶
  最後はほうじ茶を飲みながらまったりとご主人やスタッフの方とおしゃべりタイム。

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10%を加えて〆て85180円。一人当たり42590円。

前回(2022年12月)のレビューで、

「2023年も2月頃から幸庵詣でを再開したいと思いますので、
 無茶苦茶美味しい料理を用意して待っておいてくださいね (* ̄∇ ̄*)b」

と書いて締めくくったのですが、それを意識したのかしないのか、
この日はいつも以上の怒涛の高級食材のオンパレードでしたよ (〃^▽^〃)

雲丹、平貝、車海老、本鮪、平目、アオリイカ、海鱒、鹿、鮑、松葉ガニ、鴨、甘鯛、
キャビア缶、アライオリーブのエキストラバージンオリーブオイル、アテモヤ。

それら極上の食材を幸庵の技術と、器、盛り付けのセンスで仕立て上げて。

いつもの通りに、ご主人たちに見送られながら角送り。
角を曲がると現実世界に引き戻されるのですが、また仕事を頑張って来ようと
気持ちも新たに次の来店を楽しみにしているんです (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/2現在、3.86ポイント)


2022年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、いつもはボトルキープをしているのですが、
前回訪問時にちょうど飲み干しちゃったようで新規で入れることにしました。

・GLOW EP05 -Ride the waves over the mountains- 0円
  なんとご主人からのサービス (*゚Д゚*)
  この日は私の誕生日祝いという側面もあったのですが、
  その誕生日プレゼントということで芋焼酎を2本並べられて、
  お好きな方をお選びくださいとのプレゼンテーション。
  もう一つの天使の誘惑も捨て難いのですが、キャッチーなネーミングと
  カラーリングが珍しいなと思い、こちらをチョイス。
  飲んでみるとしっかりとした芋焼酎のアタック感はありますが、
  同時にシトラス系のフルーティーなフレーバーも併せ持ちこれは旨いわと。
  下書きの時にググってみると、第1回 酒屋が選ぶ焼酎大賞の芋焼酎部門で
  大賞に輝くほどのプロから選ばれる人気の焼酎だったんです (*゚Д゚*)
  900mlありますので、あと2回くらいはこれで間に合うかなと。
  こんな大層なプレゼントをされておきながら御礼を言うのを忘れてるし・・・
  というのもこの日は奥様がいらして、生まれたばかりの赤ちゃんまで
  我々に紹介してくれたんです (〃^▽^〃)
  女の子で無茶苦茶可愛かったですよ (* ̄∇ ̄*)b ご主人もメロメロで。
  そんなこんなでそっちの方に目が向いちゃって肝心の御礼をするのを忘れたと(^^;
  この場を借りて「有り難うございます!」と御礼を述べさせて頂きます。
  それにしても奥様が何度か配膳で登場したのに、女性板さんの若手ホープと思っていて、
  かみさんと二人で「あの女性の板さん、奥様に似てないか?」と話していたんです。
  実は本物の奥様だったと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・光芒 #87 ~KOUBOU HANA~ 1980円
  2杯目はこちらを。
  京都府京丹後市に蔵を構える、白杉酒造の造る純米酒。
  通常、山田錦など酒造りに適したお米を使うことが一般的ですが、
  こちらの純米酒は食用米であるコシヒカリを原料としています。
  ピチピチとした微炭酸で、リンゴのような心地良い酸。
  後口には通好みの旨味。これは旨いですねえ。

・奈良萬 純米生酒 おりがらみ 1980円
  3杯目はこちらを。
  福島県喜多方市に蔵を構える、夢心酒造の造る純米生酒。
  こちらもピチピチとした心地良い微炭酸で、フルーティーな酸味がいいですね。
  ほんのりと甘く爽やかな香り。後味のキレも良くてこれは旨いわ。
  私もかみさんも光芒 #87よりはこっちの方が好みでした。
  どっちも旨いけど (〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  食前酒は、長野県佐久市に蔵を構える、伴野酒造の造る貴醸酒。
  Beau Michelleという商品名のお酒。
  これがラベルはもとより、味においてもワインじゃない?と思うくらいの
  個性的なテイストで、フルーティーさと心地よい酸味を持ち合わせていました。
  ワインですよと言って出されても信じてしまうかも。
  先付は、雲子のきのこ餡かけです。
  平茸やなめこなどの様々なきのこ餡をかけた鱈の白子。
  熱々でこの季節の先付としては身体も温まっていいっすね (〃^▽^〃)

・煮物椀
  蟹だらけ真薯椀です。
  幸庵お得意のほぼズワイガニの蟹肉だけで作った真薯。
  そこに季節柄、靴下をかたどった大根、もみの木をかたどった人参も添えて。
  すっきりとした吸い地に蟹肉の甘みが染み出ていてウマウマ (〃^▽^〃)

・向付
  トロ、赤貝、真鯛、真鯛の皮の造りです。
  梅肉醤油、辛子醤油、醤油が添えられます。
  旬の赤貝は甘味があってシャキシャキと旨いです (〃^▽^〃)
  これは梅肉醤油で頂きました。
  幸庵って刺身の熟成をしないそうなのですが、では何故に今回もですが
  真鯛の旨味が乗ってるんだっけ???と不思議に思います。
  そしてトロ。キレのある透明な脂がノリノリ。辛子醤油との相性は鉄板。

・焼物
  鴨肉の藁焼きと肝の漬け焼きです。
  鴨肉の藁焼きはミディアムレアの火入れで藁の燻製香がたまらんです (〃^▽^〃)
  肝の漬け焼きは、レバーと砂ずりの部位。レバーは旨みが濃くて、
  砂ずりはシャリシャリ食感。
  そのままでも美味しいですし、添えられた塩を付けても美味しいです。

・強肴
  ズワイガニの脚肉と加減酢煮凝り オシェトラキャビア添えです。
  かに酢が添えられます。これが生姜が効いていて旨いんだわ (〃^▽^〃)
  さてさて、蟹は大好物ですのでもちろん美味しく頂いたのですが、
  幸庵では珍しくキャビアを添えているんです。
  そのキャビアがこれまた凄いグレードで、最高級品となるベルーガの
  次にランクされるオシェトラを使っているんです (*゚Д゚*)
  ベルーガに次ぐNo.2だからって舐めてはいけません。
  それでも800円/gという超高級品なんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  それを惜しげもなく2g以上は盛りつけてくれたのではと思います。もっとかな?
  オシェトラキャビアの特徴は漆黒の色味では無く、ややグリーンがかった色味。
  塩味はそれほど強く無く、ミルキーな味わいでナッツのようなテイストも。
  まったりと舌に絡みつくキャビアらしい高貴な味わいですよ。
  別に見てくれだけでキャビアを添えたわけではなく、蟹肉に合うからです (* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  見事な鉢に氷を敷き詰めて、季節を感じさせる演出はいつもながらに素晴らしく。
  どれだけ料理が上手でも、絵心が無いと日本料理は完成しないと思います。
  部屋の設えから始まり、器や皿、盛り付けに至るまで。
  この日は、菊芋かき揚げのスモークサーモン巻き、子持ち昆布 青菜添え、
  雲丹といくらの柚子釜になります。

・煮物
  ズワイガニの爪、淀大根、春菊の蟹味噌仕立てです。
  淀大根と春菊に蟹の旨味が全て移っていてウマウマ (〃^▽^〃)
  蟹食いたい病は完治ですわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・食事
  牡蠣の炊き込みご飯です。大根も一緒に炊き込んでいて、
  ご飯にそれらの味が染み込んでいて旨いっすわあ (〃^▽^〃)
  香の物を添えて。
  お代わりは、とびことしらすご飯。少なめでお願いして。

・和菓子
  薩摩芋の葛焼きです。程よい甘味、香り。旨い。

・お薄

・水菓子
  お誕生日バージョンの豪華な飾り付けでの登場 (〃^▽^〃)
  柿とコアントローゼリー、洋梨、苺の盛合せです。
  最後はサッパリ系で締めくくりました。

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10%を加えて〆て79010円。一人当たり39505円。

次回は蟹食べたい!という希望通りに、たらふく蟹を満喫させて頂きました (〃^▽^〃)

幸庵も松茸や松葉ガニなど、日本料理の食材の調達がままならないため、
今回のようにキャビアとかにも目を向けてきたのかも知れません。
元々、実験的にトリュフやフォアグラなどを料理に取り入れていた時期もありますので、
「日本料理とはこうあるべき!」みたいな封建的な考えは無いんだと思います。
フレンチやイタリアンだって普通に和の食材を取り入れていますのでその逆も然りでしょう。

2022年の幸庵詣ではこれが最後になりましたが、奥様や赤ちゃんともご対面出来、
美味しい料理も頂けて、さらには芋焼酎のプレゼントまでと至れり尽くせり (〃^▽^〃)

2023年も2月頃から幸庵詣でを再開したいと思いますので、
無茶苦茶美味しい料理を用意して待っておいてくださいね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/12現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2022年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 なかむら 37°新焼酎 2021
  鹿児島県国分市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は37度。
  「焼酎を世界に通用する蒸留酒にするための、可能性の追求」
  というコンセプトの元に、良質なサツマイモと米麹と水のみを原料に作られた芋焼酎。
  白麹らしい軽やかな味わいで甘みをしっかりと感じ取れます。
  37度ありますのでアルコールパフォーマンスもいいんですよね (〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。スタンダードな梅酒らしい美味しさ。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。
  自家製梅酒に比べるとこちらの方が甘さが抑えられていて酸味も感じます。
  私は毎度のことながらこっちの方が好みですね。かみさんは自家製派。

・木内梅酒ソーダ割り 990円
  3杯目はこちらを。
  常陸野ネストビールを蒸留してビールスピリッツにし、
  そこに梅の実を漬け込んで出来上がったのがこの木内梅酒。
  ビールの持つホップの風味に梅実の味わいが程よくマッチしています。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(30800円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、滋賀県甲賀市に蔵を構える、笑四季酒造の造る貴醸酒。
  貴醸酒モンスーン山田錦という商品名のお酒。
  青々とした果実のような芳香の中に凛とした味わいと適度な甘さが楽しめます。
  先付は、車海老、黒無花果、黒舞茸の加減酢ジュレがけ。
  下の方には胡麻だれも忍ばせていて、これと加減酢ジュレが合わさるとウマウマ (〃^▽^〃)
  車海老って茹でると旨みがそれほど無いものが多いのですが、
  これは甘みが出て旨味が濃いです。久しぶりに美味しい車海老を堪能。

・煮物椀
  松茸と銀杏豆腐の煮物椀です。
  人参は柿のヘタを象って、青柚子の皮を浮かべて。
  吸い地は鰹出汁メインの印象。松茸はたんまり入っていてシャキシャキ。
  銀杏豆腐はプルプル食感で香りが穏やかでしたね。

・凌ぎ
  新いくらと栗の飯蒸しです。
  超久しぶりの飯蒸し。
  新いくらのプチプチした旨みに栗の甘み。

・向付
  鮪赤身、トロ、ダルマイカ、平目のお造り。
  辛子醤油、醤油、すだちを添えて。
  幸庵にしては珍しく鮪を持ってきましたが、このトロが極上の味わい。
  味が濃くて脂の旨味が凄いんです。
  いいものが入ったそうです (〃^▽^〃)
  それにしても私はこれだけ通っていて初めて知ったのですが、
  幸庵では刺身の熟成をしていないそうです (*゚Д゚*)
  じゃあなんで白身がこんなに美味いんだっけ???

・焼物
  松茸の松葉焼きです。すだちを添えて。
  これだけでも1本分の松茸ですよ。贅沢にも。

・強肴
  鰤の漬け焼き 炒り栗仕立てです。
  鰤は脂が乗っているのに脂臭さは皆無。漬け加減が見事で。
  栗はカラカラに炒っていて甘さは出していません。
  鰤に対するアクセントとして相性がいいです。

・八寸
  彩りの良い小鉢がずらっと並んでいます。
  鹿肉つくね、焼き椎茸と茹で落花生、菊菜と枝豆の腐乳仕立て、バターナッツ豆腐。
  このタイミングではご主人とのトーク炸裂でしたので、個々の写真は撮らず仕舞い。
  というよりも話に夢中で忘れてたわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・煮物
  鮑と若芽の煮物 肝ソース添えです。
  最後にこれが登場するとは思いませんでしたよ。
  柔らかく煮た鮑にたっぷりと肝ソースを和えてパクリと。
  うんまい (〃^▽^〃)
  何気に若芽もこの出汁を吸っていて旨いんですよ。

・食事
  こまがた農園 新潟県南魚沼産コシヒカリのトリュフご飯です。
  浅利の味噌汁、漬物を添えて。
  お代わりは、釜揚げしらすと山椒のご飯。
  今回は少なめと伝えるのを忘れて食い過ぎたかも (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・和菓子
  栗の茶巾しぼりです。
  中にはつぶ餡。その周りは栗を裏ごししたもので包んで炙ったもの。

・お薄

・水菓子
  ピスタチオとバニラのアイス、ピオーネ、シャインマスカット、ざくろの白ワインジュレと、
  マロン素麺毬栗仕立てです。
  今回は栗が大活躍でしたね (〃^▽^〃)

上記に、氷代550円×2杯とサービス料10% 6545円を加えて〆て71990円。一人当たり35995円。
2022年10月からサービス料が掛かるようになりましたので、今回も過去最高額を更新。
それでも都内に比べるとまだ安い方です (〃^▽^〃) だって5万とかするでしょ?

今回もワクワクするような料理の数々と、ご主人とのトークが楽しく。

次回は蟹を食べたいので、2022年12月中旬に予約を入れました。
焼酎のボトルも新たに入れることになりますので、蟹と合わせると、
これまた過去最高額を更新でしょうなあ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

自分たちへのご褒美として楽しみにしています (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/10現在、3.85ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2022年8月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 なかむら 37°新焼酎 2021
  鹿児島県国分市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は37度。
  「焼酎を世界に通用する蒸留酒にするための、可能性の追求」
  というコンセプトの元に、良質なサツマイモと米麹と水のみを原料に作られた芋焼酎。
  白麹らしい軽やかな味わいで甘みをしっかりと感じ取れます。
  37度ありますのでアルコールパフォーマンスもいいんですよね (〃^▽^〃)

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・信州亀齢 美山錦 純米吟醸 長野 1980円
  前回も幸庵で日本酒を飲んで目覚めた模様。
  長野県上田市に蔵を構える、岡崎酒造の造る純米吟醸。
  フルーティーで心地良い酸味で微発泡タイプの酒とリクエストをしたら、
  仲居さんがちょうどそういうお酒を仕入れたんです (〃^▽^〃)
  とこちらを勧めてくれました。まさにリクエスト通りでかみさんも大満足。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(30800円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、北海道上川郡上川町に蔵を構える、上川大雪酒造の造る特別純米酒。
  食前酒らしくフルーティーな飲み口が特長。かみさんも好みの様子。
  先付はおそらくバカラと思われるクリスタルな輝きの器。
  その中に、焼き松茸、焼き無花果を鎮座させ、マイクロトマト、つるむらさきを添え、
  加減酢ジュレで仕上げた一品。
  焼き無花果の粒々食感と甘みと風味。そこに松茸の風味、加減酢ジュレのテイストが加わり。
  いつもながらにたまらん先付です (〃^▽^〃)
  幸庵に何度も通っているので麻痺しているんだと思いますが、
  この料理が他のお店で出されたら感動してびっくりすると思います。
  幸庵だからこれが当たり前なのですが。ということをかみさんとも再確認しました。

・煮物椀
  鱧と焼き茄子 オクラのすり流し椀になります。
  そういえば忘れていましたが前回も鱧でしたね。
  前回は走りで今回は名残りの鱧。
  つるむらさきの蕾、青柚子、梅肉を添えて。
  鱧はもちろん美味しいのですが焼き茄子の香ばしさが秀逸 (〃^▽^〃)
  吸い地はかなり穏やかな味わいになっていて、鱧の浮き袋のクニュクニュ食感が面白く。

・向付
  これは間違いなくバカラの器ですね。神々しいほどの輝きと重量感。
  この日は、メイチダイと北寄貝の刺身盛合せ。
  醤油、塩で味わいます。
  なぜか北寄貝自体に柑橘系の味がまとっていたような。
  それが何気に香りが良くて美味しかったです。

・焼物
  富山県神通川でご主人自らが釣り上げてきた天然鮎の塩焼き。蓼酢を添えて。
  ご主人が釣った中で一番でかい鮎を私に焼いてくれました (〃^▽^〃)
  デカきゃいいという訳でもありませんが、その気持ちが大事なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  普通の人であれば頭と中骨を外して食べる型ですが、私は出来る限り全部食い尽くす派。
  それでも頭は慎重に噛み噛みしましたが、中骨と尻尾は余裕で美味しく頂きました。

・蒸し物
  焼きとうもろこしの茶碗蒸し サマートリュフ添えです。
  焼きとうもろこしの香ばしさと甘みのある生地の上に銀餡をかけて。

・強肴
  車海老と松茸の石焼きです。
  食材は柑橘風味の出汁に浸っていて、そのまま石焼にして食べるスタイル。
  今回は贅沢にも松茸がビシバシ出てきますなあ。

・八寸
  蚊帳を被せてのサーブ。
  中には、牛蒡の昆布巻き、銀杏塩焼き、カラスミの胡瓜添え、
  梅肉ブルーチーズえごまの葉巻き、浅利の出汁仕立て。

・煮物
  みやじ豚と冬瓜の山椒煮です。
  見た目は地味かも知れませんがこれが凄い。
  みやじ豚は湘南藤沢の誇るブランド豚で、月の生産頭数はたったの130頭。
  その希少な豚を幸庵の技術で仕上げた逸品。
  みやじ豚の実力を余すところなく引き出し、冬瓜にその出汁を含ませて極上の皿に。
  これを食べたら生産者の宮治さんは泣くんじゃないかなぁ・・・

・食事
  幸庵というか招福楼出身者お得意の大きな氷で作った器の登場 (* ̄∇ ̄*)b
  前回の6月にも出ましたが2回連続での登場。
  もちろん中身は全然違っていて今回は、冷や麦 松茸バージョン。
  柑橘系の出汁ベースで、松茸とすだちを浮かべて。
  器の中にはこれ以上ないくらいにキンキンに引き締まった冷や麦と出汁。
  大きな葉は飾りだけでは無くて、これをナプキン代わりに氷の器を持って、
  最後の一滴まで出汁を楽しめるんです。残したら罰が当たりますよ。
  ちなみにこのタイミングではご主人と談笑タイムでしたので
  ご主人の目の前でリフトアップ写真を撮っているのですが、
  よくよく考えるとはずかちいっ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もはやどっちも慣れっこなのでいいんですが(^^;

・和菓子
  幸庵の夏の風物詩 水羊羹ですが、今回は黒豆の水羊羹。
  小豆の水羊羹と比べるとグレーの色味ですね。
  しかしながら寒天の量を極限まで減らした製法は同じで、
  舌に乗せた瞬間に水羊羹が溶けます。
  口内に残るのは黒豆の香ばしい風味とほんのりとした甘みのみ。
  今回は初めて黒豆バージョンを食べましたがこれも素晴らしい (* ̄∇ ̄*)b

・お薄

・水菓子
  ミントゼリーと薩摩芋のムースの盛合せです。
  薩摩芋のムースは試作したようで、評判がいいのでランチのデザートに出すことを決定。

上記に、氷代550円を加えて〆て64900円。一人当たり32450円。

幸庵としては過去最高額になってしまいましたが、これもひとえに原材料価格の高騰によるもの。
それでも都内に比べるとまだ安い方ですので、都内からのお客さんも増えつつあるそうです。

今宵は食事から水菓子に至るまでご主人とはまったりとお話が出来ましたが、
これだけの実力がありながらも少年のような眼を忘れずに常に進化を続けています。

次回は蟹が食べたいので解禁してしばらくしてから伺おうかなあと画策。
年々松葉ガニの漁獲量が減っていていいものが仕入れにくくなっているとも聞きますので、
2022年は食べれるのかなあとも心配。まあでも松葉ガニだけに拘ってはいないので、
美味しい甲殻類が食えればそれでいいです (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2022/8現在、3.86ポイント)


2022年6月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・吾妻鏡
  鹿児島県南さつま市に蔵を構える、萬世酒造の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は25度。
  製造は萬世酒造ですが、鎌倉産の紅あずまを原料としており、
  鎌倉酒販協同組合が販売する鎌倉ブランドの芋焼酎なんです。
  名称は、鎌倉幕府の歴史書にちなんだもので、
  ラベルは鎌倉市内在住の書家・吉田春翠氏の毛筆文字を使い、
  鎌倉の特産品として歴史にその名を残して欲しいとの願いが込められています。
  黒麹ベースのかめ壺仕込み。
  スタンダードに美味しい黒麹系の芋焼酎の味わいです。

をロックで飲みました。

その後は、

・芋焼酎 なかむら 37°新焼酎 2021 7700円
  鹿児島県国分市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は37度。
  「焼酎を世界に通用する蒸留酒にするための、可能性の追求」
  というコンセプトの元に、良質なサツマイモと米麹と水のみを原料に作られた芋焼酎。
  白麹らしい軽やかな味わいで甘みをしっかりと感じ取れます。
  37度ありますのでアルコールパフォーマンスもいいんですよね (〃^▽^〃)

という芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。
  自家製梅酒に比べるとこちらの方が甘さが抑えられていて酸味も感じます。
  私は毎度のことながらこっちの方が好みですね。

・天明 Kitakatayamada 東京精米 Version 1980円
  珍しく日本酒を。
  喜多方で栽培した山田錦を東京で精米。
  そして福島県会津坂下町に蔵を構える、曙酒造で日本酒に仕上げたもの。
  精米技術によって雑味を抑え、さらに低温での発酵が低精米ながらも
  透明感のある酒質を引き出した逸品です。
  今まで飲んだことのあるものとしては、天美に似ている印象。
  炭酸を舌に感じ、同時にフルーティーさと心地よい酸味も。
  これは美味しいです (〃^▽^〃)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(26400円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、長野県大町市に蔵を構える、薄井商店の造る
  le lac 純米吟醸 無濾過原酒(生) 秋田酒こまち 仕込みという純米吟醸。
  フルーティーな飲み口が特長。かみさんも唸っていましたね。
  先付の方は、季節の紫陽花に彩られていて映えますわ (〃^▽^〃)
  そこに鎮座するのが、焼きとうもろこしのすり流し じゅんさいと雲丹の加減酢煮凝りがけ。
  緑が鮮やかなあおさもトッピングして。
  スプーンで混ぜて頂きましたが、とにかく焼きとうもろこしの甘さが秀逸。
  雲丹ですら引き立て役に回るほど。

・煮物椀
  鱧の葛打ち 蓮豆腐添えです。
  オクラのすり流し、おかひじき、青柚子、鮎をかたどった人参を添えて。
  2022年初鱧になりますが、鱧はもちろんのことオクラのすり流しがいいね (〃^▽^〃)

・向付
  ナマズの皿での登場。初めて見る皿です。
  この日は、ダルマイカ、タイラガイ、コチ、コチの皮、本鮪大トロ。
  醤油、梅肉醤油、辛子醤油で味わいます。
  ダルマイカは熟成した甘みが凄いです。
  タイラガイはサクサク食感で、にしきごまの風味との相性も良く。
  コチは淡白な味わい。皮はモチモチ食感。
  本鮪大トロは脂がノリノリ。これでもかと言わんばかりに。
  添えられた薬味なども全て美味しいので皿は空っぽになります (〃^▽^〃)

・胡麻だれ素麺
  まさかのこのタイミングで大きな氷で作った器の登場 (*゚Д゚*)
  夏のシーズン 幸庵お得意のものですが6月にも出るんだ (〃^▽^〃)
  器の中にはこれ以上ないくらいにキンキンに引き締まった素麺と胡麻だれ。
  その上に粒あられとパクチーをトッピングして。
  もう、無我夢中で食べましたよ。
  大きな葉は飾りだけでは無くて、これをナプキン代わりに氷の器を持って、
  最後の一滴まで胡麻だれを楽しめるという寸法 (* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  これまた涼し気な氷を敷き詰めた皿での登場。
  その上に乗るのは、みやじ豚の麹焼きと黄ニラ天ぷら、太刀魚漬け焼き、
  鯵の腐乳和え、枝豆とトマトの味噌漬け 加減酢ジュレがけ、鱧子の柚子和え。
  酒のみの肴ばかりでたまらん (〃^▽^〃)
  鱧子は何気に旨みが凄かったです。

・強肴
  まさかのこのタイミングで生牡蠣の登場 (*゚Д゚*)
  これまた大きな楕円状の皿に涼し気に氷を敷き詰めて。
  どんだけ氷を消費しているんでしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  兵庫の生牡蠣に島らっきょうを添えたものです。
  生牡蠣にはあさつきとむらめ。そこにポン酢を回しかけてパクっと。
  クリーミーな甘みが出ていて美味しいです (〃^▽^〃)
  
・煮物
  茄子とつるむらさきの炊合せです。
  刻んだ茗荷を添えて。
  濃いめの鰹出汁が茄子に染みまくっていて旨いねえ。

・食事
  氷温熟成米ご飯と、瓜の奈良漬、梅干し、大根と胡瓜の漬物、江戸菜の酢醤油を添えて。
  氷温熟成米は初めて食べると思いますが、もっちりとした食感で美味しいです。
  雪下人参とかありますけど、氷温熟成すると旨みが増すんでしょうねえ。
  さて、恒例のお代わりですが少なめでお願いして。
  とうもろこしと牛蒡の炊き込みご飯 しらす掛けです。
  まったく趣の異なるものですので、太ってもいいのでお代わりは必須だな (* ̄∇ ̄*)b

・和菓子
  蓬の氷室羹です。小豆も練り込まれていて。
  無茶苦茶、蓬の風味がして美味しいです (〃^▽^〃)

・お薄

・水菓子
  紫蘇のアイスと宮崎マンゴーの盛合せです。
  最後まで抜かりの無い素晴らしい皿の数々。

上記に、氷代550円 × 2杯を加えて〆て65340円。一人当たり32670円。

今宵も素晴らしい料理の数々を堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

先付からして「さすが幸庵。やっぱ凄いわ・・・」とかみさんも唸りっぱなし。

幸庵に通うようになって十数年が経過しますが、通い始めてからしばらくすると
まさかのミシュラン☆☆☆を獲得し、神奈川県で唯一の三ツ星レストランに。

その実力は衰えることを知らず、ミシュランが神奈川県を格付けしなくなってからも
美味しい料理を提供し続けてくれています (〃^▽^〃)

これからもずっと幸庵に通えるように頑張って仕事をして稼ぎたいと思います。
老後も通えるように財テクも駆使してね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/6現在、3.83ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2022年3月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席なのですが、
今回はカウンター席が貸切状態でど真ん中に案内されました。
ど真ん中に案内されたのは初めての経験ですが、特別扱いみたいでなんか嬉しいですね。
一方で、カウンター貸切状態になってしまうのはお店側としては大変なのですが・・・

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・吾妻鏡
  鹿児島県南さつま市に蔵を構える、萬世酒造の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は25度。
  製造は萬世酒造ですが、鎌倉産の紅あずまを原料としており、
  鎌倉酒販協同組合が販売する鎌倉ブランドの芋焼酎なんです。
  名称は、鎌倉幕府の歴史書にちなんだもので、
  ラベルは鎌倉市内在住の書家・吉田春翠氏の毛筆文字を使い、
  鎌倉の特産品として歴史にその名を残して欲しいとの願いが込められています。
  黒麹ベースのかめ壺仕込み。
  スタンダードに美味しい黒麹系の芋焼酎の味わいです。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円 × 2杯
  2杯目と3杯目はこちらを。
  自家製梅酒に比べるとこちらの方が甘さが抑えられていて酸味も感じます。
  今回はかみさんもこっちがお気に入りのようでお代わりを。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(27500円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  まずは食前酒は、滋賀県甲賀市に蔵を構える、笑四季酒造の造る
  竹島事変 純米吟醸 火入 FINAL EDITIONという純米吟醸酒になります。
  新酒らしいフルーティーさと心地よい酸味。これは旨いです。
  かみさんも唸っていましたね。
  ネーミングが凄いのですが酒蔵のCEOが竹島さんなんです。
  政治的誤解、闘争の懸念を当局より問題視される可能性が生じたため、
  事実上のファイナルエディションとなってしまう問題作。
  さて先付の方は、ホッキ貝をメインに、いくら、子持ち昆布、花わさび、きくらげ、
  あおさのり、粒あられを積み重ね、加減酢ジュレで仕上げたものです。
  花わさびの香りが心地良いですね (〃^▽^〃)

・煮物椀
  蕗の薹豆腐と蚫の煮物椀です。飾り人参、木の芽をあしらって。
  吸い地に透明感があります。これは美味しい。
  そして蕗の薹豆腐の春の息吹。鮑も柔らかく仕上がっていて美味しいです。

・向付
  この日は、本鮪大トロ、中トロ、真鯛、真鯛の皮。
  そこに、うど、わらび、ねぎ、わかめ、山葵をあしらって。
  辛子醤油、塩、醤油で味わいます。
  本鮪だけは辛子醤油で味わってくださいとの案内。
  どれも文句無しの美味しさ。真鯛も熟成の旨み。皮はもちもちと。

・蒸し物
  松葉ガニです。土佐酢を添えて。
  この時期にまさか入手困難な松葉ガニが頂けるとは夢にも思いませんでした (*゚Д゚*)
  なにせ2022年3月20日が最後の漁になりますので、まさに超名残りの松葉ガニ。
  1.5㎏を超えるかなり大きな型だったそうで、ご主人は大味と謙遜していましたが、
  まったくもってそんなことはなく、味が濃いですよ。
  そして見事な大きさの爪が旨過ぎます。もうシ・ア・ワ・セ。
  久しぶりに食べましたがやっぱブランドって凄いと思いますよ。
  なんと胴体部分も出して頂きましたので、そちらもホジホジと
  残ったカニ味噌を堪能しました (〃^▽^〃)
  この胴体だけでもいくらすんだろう???

・焼物
  海鱒の炭火焼き 田ゼリ餡掛けです。
  海鱒はレアの焼き加減。身の厚みが凄いです。
  炭火の香ばしさ、田ゼリの苦味、銀餡の出汁加減と塩気の塩梅。
  旨いです。

・八寸
  豪華絢爛の八寸。いつも有難いことですm(_ _)m
  干した牡蠣とタイラガイのフライ、半熟ゆで卵キャビア乗せとからすみ餅、
  福島産白魚のポン酢掛け、小柱と庄内あさつきの黄身酢和えになります。
  酒がススムわあ (〃^▽^〃)

・煮物
  新玉ねぎ、人参、みやじ豚の角煮です。ちょこんと辛子を添えて。
  煮汁はそれほど甘く無いですね。切れの良い仕上がり。
  みやじ豚は地元藤沢の誇る希少なブランド豚ですが、肉の味が濃いですよ。
  そこに新玉ねぎの甘みが加わると。

・ほうじ茶
  食事の前に供されます。

・食事
  グリーンピースご飯 釜揚げしらす乗せ、どんこ椎茸のお吸い物、
  瓜の奈良漬け、山芋、キャベツの漬物になります。
  幸庵としては超珍しく汁物が添えられました。
  いつもであれば熱いほうじ茶のみなのですが。
  お代わりを促されましたので私もかみさんも少なめでお願いして。
  すると今回も魚介出汁の茶漬けでした。
  相変わらず魚介の旨味と風味が超濃厚 (〃^▽^〃)
  そこにあられと青ねぎを散らして。
  この出汁で鍋が食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・和菓子
  蓬のひっちぎり つぶ餡添えです。
  もちもち食感かと思いきや、ざらっと柔らかい食感で意外。
  蓬を相当使っているであろうバリバリの風味を感じます。

・お薄

・水菓子
  苺、文旦、パパイヤゼリー、ピスタチオアイスクリームです。
  まずもってパパイヤが旨い!パパイヤってそれほど美味しいと感じたことが無いのに。
  ピスタチオアイスクリームはさすがのコクがありますね。

上記に、氷代550円を加えて〆て58300円。一人当たり29150円。

超高級な松葉ガニをあれだけ食えてこのお値段は奇跡では?と思われるCPの良さ。
それも入手困難なのにたまたま入荷できたと電話が入ったそうで、
禁漁まで残り僅かの時期にあれだけ立派な松葉ガニを堪能できたのは超ラッキー。

2021年10月に禁酒政策が解除されて以降、オミクロン株などのリスクもありながら、
飲食店に対しての緩和措置の一つだと思いますが以降は完全禁酒政策は取られないことに。
完全禁酒政策はお店には大打撃。特に酒と一緒に料理を楽しむお店であれば尚更。

このまま緩やかな感染者のカーブを繰り返しながらさらなる新薬の開発などを待ち、
本当の意味でのアフターコロナの時代を迎えていくんだと思います。

次回も予定通りにお店に伺えることを期待して (〃^▽^〃)

そういえば最近カウントをさぼっていましたが、今回の訪問で
記念すべき50回目の訪問になりました (〃^▽^〃)

同じ飲食店に50回通ったのは人生初ですし、今後も積み重ねていくので、
幸庵の訪問回数の記録は抜けないかも知れません。
なので一生面倒見てもらいますのでご主人も体調管理をしっかりとね!

ご馳走様です!(2022/3現在、3.81ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2021年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・Amazing #1 STILL LIFE 2020
  鹿児島県霧島市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  550mlでアルコール度数は33%と高め。
  南国鹿児島の環境下では難しいと言われる「酵母無添加」、
  蔵で生まれたオリジナル麹菌の使用、原料のさつまいもには
  熟成させたオレンジ系の「ハロウィンスイート」と、
  杜氏の新たな試みが凝縮されている芋焼酎。
  オリジナル麹菌は、同蔵に共存していた白麹、黒麹、黄麹の3種をブレンド。
  そこから生み出された芋焼酎は原材料に入っていないのに、
  グレープフルーツやライムのようなシトラスフレーバーがあるんです。
  ボトルの裏の原材料を見ても、さつまいも(国産)、米麹(国産米)
  としか記載されていません。非常に不思議ですがこれは旨いです。

をロックで飲みました。

その後は、

・吾妻鏡 6600円
  鹿児島県南さつま市に蔵を構える、萬世酒造の造る芋焼酎。
  720mlでアルコール度数は25度。
  製造は萬世酒造ですが、鎌倉産の紅あずまを原料としており、
  鎌倉酒販協同組合が販売する鎌倉ブランドの芋焼酎なんです。
  名称は、鎌倉幕府の歴史書にちなんだもので、
  ラベルは鎌倉市内在住の書家・吉田春翠氏の毛筆文字を使い、
  鎌倉の特産品として歴史にその名を残して欲しいとの願いが込められています。
  黒麹ベースのかめ壺仕込み。
  スタンダードに美味しい黒麹系の芋焼酎の味わいです。

という芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  1杯目と3杯目はこちらを。梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  2杯目はこちらを。私は自家製梅酒よりも好みなのですが、
  この日のかみさんは自家製梅酒の気分だったようでそちらをお代わり。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(24000円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃を目覚めさせます。

・先付
  幸庵では珍しく温かい先付。鮑の茸餡かけです。
  冬らしい寒さになって来ましたので身体の温まるものをと。
  綺麗な格子状の切れ目を入れた鮑に、熱々の茸餡をかけ、
  針柚子をあしらったものです。餡のベースは醤油仕立て。
  鮑が少し固い印象を持ちましたが、歯ごたえを楽しむために敢えてかも。
  いずれにせよ茸の出汁と鮑の旨味の協演で美味しいです。

・煮物椀
  蟹だらけ真薯椀です。
  今となっては超高級食材となった松葉ガニの真薯に、
  短冊の焼餅、ほうれん草の軸、大根、人参、木の芽をあしらったものです。
  クリスマスシーズンを意識して、大根はくつした、人参はもみの木カット。
  細かい演出も忘れません(^^)
  そして幸庵名物の蟹だらけ真薯。つなぎはほとんど使わず、
  ほぼカニの身で真薯を形成しているんです。
  その旨味と甘みが吸い地にも溶け出していてたまらん・・・
  2019年頃から蟹の入手が困難になってきましたが、
  2021年最後にこのような美味しい蟹を頂けて幸せです(^^)

・向付
  まずは、醤油、辛子醤油、梅肉醤油が添えられます。
  この日は、赤貝、赤貝ひも、平目、アオリイカ、スマガツオ、鰆炙り。
  皿の下にはセルバチコを敷き、上には黄ニラ炙り、青ねぎをあしらって。
  何気にシャキシャキのわかめも美味しくて。
  スマガツオと鰆炙りにはとろろと胡麻だれも忍ばせていました。
  平目、アオリイカは熟成の旨み。梅肉醤油で頂きました。
  赤貝は爽やかな香りが印象的。
  スマガツオは本鮪の中トロと間違える脂の旨み。
  鰆の炙りも炙りの香ばしさと脂の旨味が素晴らしいです。
  これらは辛子醤油との相性が良かったです。

・焼物
  マナガツオの味噌漬焼きです。千枚漬けを添えて。
  マナガツオの柔らかな脂の旨みと味噌の旨味、風味が交じり合ってたまらん(^^)
  魚や肉って味噌漬けにすると無茶苦茶旨いよねえ。
 
・八寸
  子持ち昆布、松葉ガニ、車海老黄身酢挟み、カラスミ大根、牛蒡の溜り醤油漬け、
  利休麩のクリームチーズサンド、鰻の八幡巻きです。
  小さな器にこれでもかと詰め込んだ玉手箱。
  松葉ガニの風味と甘みはもとより、自家製のカラスミの旨み、
  利休麩の甘辛さとクリームチーズとの相性の良さも光ります。

・強肴
  フレンチっぽい皿の登場。
  鹿つくねと鹿ロース肉の炙り 胡麻だれ仕立てとでも申しましょうか。
  それぞれに胡麻だれをかけ、青ねぎを散らして。
  鹿ロース肉には菊芋も重ね合わせています。
  つくねは生姜が効いていますね。
  圧巻は鹿ロース肉の炙り。やたらと肉の味が旨いんですけど。
  これは結構熟成しているのではと思いました。そして全く癖が無いと。
  とにかく赤身の熟成した味わいだけがするんです。
  何気に菊芋の土の香りもいいアクセントに(^^)

・煮物
  海老芋、下仁田ねぎ、淀大根、菊菜の煮物です。
  穏やかな味付けで透明感のある味わい。
  これぞ出汁の妙技というか。ハッキリ味を好まれる方にはもの足りないかも。
  特に菊菜の鮮烈な味わいがいいです(^^)
  かみさんは春菊系は苦手な癖に、こういうところでは美味しい!
  と言って食べるのでヘルプが出来ん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・食事
  土鍋炊きご飯 梅肉黒トリュフ添えとでも申しましょうか。
  炊きたての土鍋ご飯に梅肉を乗せ黒トリュフを散らしたものです。
  和食で出される黒トリュフに対してグレードの低いものが多いので、
  それほど好感を持たないのですが、これは良かったです(^^)
  ガス臭い臭いも無くて黒トリュフの良いところが出ていましたので。
  黒トリュフが梅肉と合うのにはびっくりしましたが。
  添えられる漬物は、奈良漬け、もものすけと壬生菜の漬物です。
  幸庵では食事のときには味噌汁などは出さずにほうじ茶で頂きます。
  そして恒例のお代わりですが、魚介出汁の茶漬けでした。
  魚介の旨味と風味が超濃厚(^^)
  そこにあられと青ねぎを散らして。
  これは無茶苦茶旨かったです。
  フレンチの超濃厚なフュメ・ド・ポワソンみたい。

・和菓子
  薩摩芋の葛焼き 粒餡添えです。
  もっちり食感で自然な薩摩芋の風味と甘み。粒餡も甘過ぎず。

・お薄
  雪の結晶を模した抹茶茶碗でのサーブ。

・水菓子
  誕生日記念バージョンですので飾り付けがいつもよりも豪華です。
  フレッシュな苺を敷き詰め、コアントローシャーベット、
  メロゴールドを重ね合わせたもの。
  メロゴールドはお初ですが、カリフォルニアを原産とする柑橘類です。
  この柑橘のビターな味わいが好みでしたね(^^)

上記に、氷代550円 × 2セット分を加えて〆て58230円。一人当たり29115円。

今宵も美味しくて満足(^^)/

前回の10月に伺ったときには、次回は願わくば12月に伺いたいところなのですが、
年末年始はまん延防止や緊急事態宣言の対象期間になってしまうことも考えられ、
予断は許しませんと記載してレビューを締めくくっていたのですが、
デルタ株の方はワクチン効果なのか分かりませんが、感染人数に落ち着きを見せ始め、
12月に入っても低水準で推移していましたので予定通り再訪が叶いました。

しかしながら不気味なのがオミクロン株。
重症化率が低いかも?という論調も出始めていますが、
仮に低くても感染率が5倍になれば絶対数は変わらなくなり、
結果的に病床がひっ迫してしまうのは自明の理。
そうなるとまたもや緊急事態宣言、禁酒ということに・・・

ご主人が修行した滋賀の名料亭ですら経営が苦しくなってきており、
このままでは支店を閉鎖するという噂も無きにしも非ず。
そんな中でも幸庵は苦しいながらも営業を続けてくれています。

一生通い続けたいお店の一つ。
私には何も出来ることはありませんが心から応援するのみ。

ご馳走様です!(2021/12現在、3.84ポイント)


2021年10月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・Amazing #1 STILL LIFE 2020
  鹿児島県霧島市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  550mlでアルコール度数は33%と高め。
  南国鹿児島の環境下では難しいと言われる「酵母無添加」、
  蔵で生まれたオリジナル麹菌の使用、原料のさつまいもには
  熟成させたオレンジ系の「ハロウィンスイート」と、
  杜氏の新たな試みが凝縮されている芋焼酎。
  オリジナル麹菌は、同蔵に共存していた白麹、黒麹、黄麹の3種をブレンド。
  そこから生み出された芋焼酎は原材料に入っていないのに、
  グレープフルーツやライムのようなシトラスフレーバーがあるんです。
  ボトルの裏の原材料を見ても、さつまいも(国産)、米麹(国産米)
  としか記載されていません。非常に不思議ですがこれは旨いです。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  こちらは梅酒らしい甘さがあります。

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円
  前回もこれを2杯飲んだのですが、自家製梅酒よりも好み。
  やっぱ高いだけあるのかな。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(24200円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。
  この日は、鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の天賦。
  吟醸と思われるフルーティーな甘さと芳香。
  前菜は、タラバガニと黒舞茸、キャビアの胡麻だれがけ。
  醤油のジュレも添えられて、それらを混ぜて食べると至福(^^)
  これは旨かったなあ。

・椀物
  松茸と銀杏豆腐の煮物椀です。
  鰹出汁を幸庵にしてはしっかりと効かせていました。

・向付
  クエ、鰹、鰆炙りになります。下にはセルバチコを添えて。
  生姜醤油、塩、辛子醤油が添えられ、クエはすだち&塩、
  鰹は生姜醤油、鰆炙りは辛子醤油がオススメの食べ方。
  鰆は明石産だったそうですが、脂がノリノリでしたね(^^)

・焼物
  カマスとフォアグラの漬け焼きです。
  カマスの上には粗目に裏ごしした栗を炙ったものを乗せているのかな。
  カマスは脂ノリノリで醤油の焦げた味と相まってたまらんです。
  一方で、フォアグラはイマイチ君でした。
  一流フレンチで使用しているものと比べるとイマイチだったなあと。
  ちょっと固いのとくどかったというのもあって。
  幸庵にしては超珍しい。

・八寸
  これまた見事は器に乗ってのサーブ。
  この日は、黒いちじくの胡麻だれがけ、蒸し鮑の肝ソース添え、
  鹿のつくね、栗の巾着 大徳寺納豆包み、新銀杏の串焼き、
  自家製いくらとバターナッツカボチャのすり流しです。
  酒がススムねえ(^^)

・蒸し物
  蕪と茸の餡掛けになります。
  添えられたすだちをたっぷりと搾って、おろし生姜も混ぜて頂きました。
  茸の中には松茸も入っていて、熱々の餡にからまって身体もポカポカ。
  生姜効果もありますからね。

・食事
  炊き立てのご飯、鰻の蒲焼、香の物が添えられました。
  ほうじ茶も添えて。
  幸庵のご飯はやや固めに炊き上げるのですが、この日もそんな感じで
  この炊き加減が私の好みのドストライクなんです(^^)
  京懐石のお店ですともっと柔らかめに炊くところが多いのですが。

・和菓子
  卵黄の葛焼き仕立て つぶ餡添えとでも言うのかな?
  焼き立ての熱々で、甘さも玉子の風味も良くてこれは旨い(^^)/
  和菓子だけをとっても一流職人並ですよ。

・お薄

・水菓子
  シャインマスカットと柿とコアントローゼリー ざくろ添え、
  人参とリンゴのアイスです。
  リンゴだけじゃなくて人参も合わせたのがミソでしょうか。
  野菜ジュースっぽいアイスで、よりヘルシーさを感じます。
  別の甘みも加わるし色味も良くなって。

上記に、氷代550円 × 2セット分を加えて〆て51260円。一人当たり25630円。

コロナ禍の影響もあるとは思いますが、国産の食材がなかなか調達できない世の中に。
そういう中において幸庵も、国産に拘らずに様々な調達ルートを模索しているようです。
国産に拘り過ぎるとこのお値段では到底やっていけないでしょうし・・・
かといって藤沢の地で客単価5万円は厳しいしねえ・・・

次回は願わくば12月に伺いたいところなのですが、年末年始はまん延防止や
緊急事態宣言の対象期間になってしまうことも考えられ、予断は許しません。

それでも一定の間隔でお伺いできるのですから贅沢は言ってられないですし、
2022年は日常に少しずつでも近づいていければと願っております。

幸庵に通うことによって、新たに発見した和食の素晴らしさは数え切れません。
そのような感動に出逢うためにも今後も幸庵に通い続けたいと思います(^^)

ご馳走様です!(2021/10現在、3.82ポイント)


2021年7月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
今回は珍しくカウンター手前では無くて奥側に案内されました。
後で分かりましたが手前は常連のご夫婦の方が先に予約されていたようです。
我々は今回飛び込み?にも近い予約でしたので(^^;

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・The SG Shochu IMO
  世界中のカクテルコンペティションで数々の受賞歴を持つ
  バーテンダー後閑信吾氏が率い、世界的なバーアワードで
  その店舗が上位に名を連ねるSG Group監修の元、
  「カクテル利用」を主目的として開発された本格芋焼酎。
  三和酒類株式会社(大分)のThe SG Shochu MUGIと
  高橋酒造株式会社(熊本)のThe SG Shochu KOMEとのシリーズ商品。
  今回そのThe SG Shochu 「IMO」「MUGI」「KOME」の中からこのIMOをチョイス。
  薩摩半島南部の契約農家から仕入れた良質なさつまいもで仕込んだ
  原酒を絶妙な割合でブレンドしています。
  38度という芋焼酎としてはかなり高い度数。
  カクテル利用ですので度数を高く設定してるんでしょうね。
  フレーバーは甘い芳香なのですが、飲むとガツン!したアタック感。
  しかしその後にに甘い後味が来るんです。フレーバーと同様の。
  なかなか面白い表情を持つ芋焼酎。結果、度数ほどのきつさはありません。
  2020年2月14日から発売されたばかりの新商品です。

をロックで飲みました。

その後は、

・Amazing #1 STILL LIFE 2020 9900円
  鹿児島県霧島市に蔵を構える、中村酒造場の造る芋焼酎。
  550mlでアルコール度数は33%と高め。
  南国鹿児島の環境下では難しいと言われる「酵母無添加」、
  蔵で生まれたオリジナル麹菌の使用、原料のさつまいもには
  熟成させたオレンジ系の「ハロウィンスイート」と、
  杜氏の新たな試みが凝縮されている芋焼酎。
  オリジナル麹菌は、同蔵に共存していた白麹、黒麹、黄麹の3種をブレンド。
  そこから生み出された芋焼酎は原材料に入っていないのに、
  グレープフルーツやライムのようなシトラスフレーバーがあるんです。
  ボトルの裏の原材料を見ても、さつまいも(国産)、米麹(国産米)
  としか記載されていません。非常に不思議ですがこれは旨いです。

という芋焼酎のボトルを入れました。

ちなみに幸庵でボトルキープをしているのは現在私を含めて2名のみとのことで、
新規には受け付けてくれないと思われます。毎月のように通えば別でしょうけど。
というのを1年前くらいに初めて知りました・・・ そうだったのかと(^^;

かみさんは、

・松浦にごり梅酒ソーダ割り 990円 × 2杯
  前回もこれを飲んだのですが、今回はまったりとネクターのような濃厚さで
  美味しかったです。ソーダで割ると薄い印象がありましたがそんなこともなく。
  かみさんも気に入ったようで同じものをお代わりしました。

その後は、

・自家製梅酒ソーダ割り 770円
  こちらは梅酒らしい甘さがあります。
  松浦にごり梅酒の方が好みだなあ。高いだけあるわ。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(28600円)の内容は以下になります。

・あられ湯
  小粒のあられを入れた白湯。まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。
  この日の前菜は、つぶ貝、とうもろこし、アスパラの加減酢ジュレがけ キャビア添え。
  中には、トマト、白ずいき、茗荷も添えられており、木の芽の香りも。
  幸庵では珍しく超高級食材であるキャビアが使われましたが、
  この塩気が素晴らしくこれらの素材を纏めてくれました(^^)

・椀物
  ぐじと蓮豆腐の煮物椀です。
  ぐじは炙られておりその出汁が溶け込んで素晴らしい(^^)
  この季節なので鱧かな?と思っていましたが、いい意味で裏切ってくれました。

・向付
  おそらくバカラではと思われる重厚で本当に重いガラスの器でのサーブ。
  マコガレイ、インド鮪赤身、中トロ、蛸の刺身です。
  ハマボウフウをあしらい、醤油、梅肉醤油を添えて。
  マコガレイは熟成の旨味があります。これは旨い。エンガワも入っていて(^^)
  インド鮪も状態のいい物が仕入れられたようで本鮪にも負けないですよ。

・焼物
  太刀魚の酒蒸し焼き フォアグラの漬け焼き添えです。
  これまた幸庵では珍しくフォアグラを使用して来ました。
  フォアグラの脂っぽさには蓼の葉を刻んだものを添えることでバランスを。
  太刀魚は見事な身の厚さ。
  愛媛の実家で食べていた太刀魚はこれの1/3の厚みだったんすけど・・・
  蓼の葉は個人的にはもっと欲しかったのですが、見てくれ悪くなるしね(^^;
  キャビアといい、フォアグラといい、幸庵では普段は使わない食材なのですが、
  都内のレストランが休業などの影響もあり、普段は手に入らないものが
  流れてくるようになったことが関係しているとのことです。
  そうなんですよねえ。
  飲食店だけが取り沙汰されていますが、そこに関係する生産者などの
  全てのステークホルダーに影響が出ているんです。

・鍋物
  松茸と鱧のしゃぶしゃぶです。
  鍋の中には味の付いた出汁が張られ、そこに松茸が浮かび、
  その下には冬瓜が沈んでいました。
  幸庵オリジナルバーナーを使って、鱧の薄切りをしゃぶしゃぶと。
  ポン酢とすだち、鬼おろしで頂きますが、出汁にも味が付いていますので
  そのまま食べても美味しいんです。
  残った出汁は松茸と鱧の極上のスープですので絶対に残せません。
  何気に冬瓜もこのスープを吸って極上の煮物に変化していました。

・八寸
  氷を盛りつけた豪華な器に乗ってのサーブ。
  この日は、白子豆腐と梅肉ゼリー、じゅんさいと食用ほおずきの酢の物、
  黄ニラの天婦羅・えごまブルーチーズと梅肉巻き・鴨ロース燻製セロリの茎巻き、
  鱧の卵の塩辛 枝豆添えになります。
  これまた呑兵衛仕様の酒の肴のオンパレードで(^^)/

・食事
  器は幸庵特製の氷を手で削って作ったものです。
  これを見るだけでも涼し気な気分に浸れます。
  氷の器にはたっぷりのキンキンに冷えた出汁を張り、
  その中にこれまたキンキンに冷えた冷麦。
  喉ごしもいいですしコシも素晴らしいです。
  そして刻んだオクラと刻み海苔をトッピング。
  アクセントには柚子胡椒。
  食べていてシアワセを感じますよ(^^)
  出汁も美味しく完飲です。
  お代わりを促されましたのでお願いをすると、
  とびこ、釜揚げしらす、切り昆布ご飯がサーブされました。
  よく混ぜて頂くとそれぞれの味わいが相乗効果になって美味しいです。
  下書きの時に思いつきましたが、残り1/3くらいで一緒に供されていた
  熱々のほうじ茶を注いでお茶漬けにしても良かったかもなあ。
  なんか幸庵の料理に手を加えるのはさすがに気が引けますが(^^;

・和菓子
  蓬と海老芋の寒天です。味はもちろんですが2色のコントラストが美しいです。

・お薄

・水菓子
  これまた豪華な七夕仕様でのサーブ。
  特に記念日とかでも無いんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  白桃、西瓜、アイスクリームのゼリー添えです。
  実はこのタイミングではご主人が付きっきりでお話モードでしたので、
  説明が有ったんだと思いますが、メモも取っていないので覚えておらず。
  お互い久しぶりですので情報交換などの会話の方が重要ですので(^^)
  ご主人は、弥生台のフレンチとなる、レストラン ペタル ドゥ サクラ
  オススメだと熱く語っておられましたね。
  私もその情報の御礼に、幸庵と同じくJR藤沢駅南口にある、
  鮨しみづは絶品ですとお伝えしておきました。あと茅ヶ崎の鮨裕も素晴らしいと。
  ご主人と奥様と我々の4名で談笑していましたが、奥様がチェックしておられましたね。

・黒糖
  ご主人がお茶菓子代わりにサービスで出してくれました。
  これは写真には撮らずです。コース外ですので。
  黒糖だけを摘まんでいてもデザートになる美味しさでしたよ。
  ご主人もこれは不思議と旨いと仰っていましたね。
  なんの黒糖だったかはお話に夢中で忘れた (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

この後、サプライズの秘密のお土産も登場し、〆て70180円。一人当たり35090円。
お値段高めの焼酎ボトルを入れたので少々値が張りましたが、
いきなりキャビアが登場するなど、この日は高級食材のオンパレードでしたので、
まったくもって満足の内容だったと思います。毎度のことですが。

ご主人と会話していても感じましたが、幸庵といえども
今回のコロナ禍の影響ははかり知れず、いつ営業すればいいのかも掴めないそうです。
待てど暮らせど予約は入らなかったり、突如入ってきたり。

2021年中はワクチン効果もどうなるか分かりませんので、
まだまだこれからも予断を許しませんが、出来れば2021年のあいだに
あと2回くらいは伺いたいなと思う次第です。初秋の頃と12月あたりに。

今回初めて奥様とお話することが出来ましたのでそれが非常に貴重でした(^^)
またいつかお会いすることが出来ればなと思っております。
10年後くらいには女将さんとして切り盛りされているかもね?

ご馳走様です!(2021/7現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2021年4月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・The SG Shochu IMO
  世界中のカクテルコンペティションで数々の受賞歴を持つ
  バーテンダー後閑信吾氏が率い、世界的なバーアワードで
  その店舗が上位に名を連ねるSG Group監修の元、
  「カクテル利用」を主目的として開発された本格芋焼酎。
  三和酒類株式会社(大分)のThe SG Shochu MUGIと
  高橋酒造株式会社(熊本)のThe SG Shochu KOMEとのシリーズ商品。
  今回そのThe SG Shochu 「IMO」「MUGI」「KOME」の中からこのIMOをチョイス。
  薩摩半島南部の契約農家から仕入れた良質なさつまいもで仕込んだ
  原酒を絶妙な割合でブレンドしています。
  38度という芋焼酎としてはかなり高い度数。
  カクテル利用ですので度数を高く設定してるんでしょうね。
  フレーバーは甘い芳香なのですが、飲むとガツン!したアタック感。
  しかしその後にに甘い後味が来るんです。フレーバーと同様の。
  なかなか面白い表情を持つ芋焼酎。結果、度数ほどのきつさはありません。
  2020年2月14日から発売されたばかりの新商品です。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・木内梅酒ソーダ割り 990円
  日本酒ベースの梅酒でそのような風味を感じます。

その後は、

・にごり梅酒ソーダ割り 990円
  美味しいけど味が薄めでした。割り過ぎたかな?
  甘くないのは良かったです。

を頼みました。

この日に頂いたおまかせコース(22000円)の内容は以下になります。

・桜湯
  塩漬けの桜の花を入れた白湯。まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。長野県の日本酒でしたがフルーティーで、
  これは女子受けする味でしたね。
  この日の前菜は、青柳、北寄貝、筍の加減酢ジュレがけ。
  高級な花山椒を使い、ぴりっとする青菜やキクラゲ、とろろも忍ばせて。
  これらを良く混ぜて頂くと海と山の春の香りが満載です(^^)

・椀物
  鮑とフキノトウ豆腐の煮物椀です。カタクリの花、飾り人参、柚子花を添えて。
  豆腐はフキノトウの心地よい苦味が満載。鮑も柔らかく。
  そこに透き通った出汁の旨味。じんわりと旨いです。

・向付
  おっとこれは料理写真泣かせの底の深い器でのサーブ(^^;
  ちなみに乾山の器ですが。
  この日は、平目の昆布〆、赤貝、ヤリイカ、鰹叩きの盛合せ。
  梅肉醤油、生姜醤油、割醤油が添えられます。
  平目の昆布〆は柑橘系のあっさりとした割醤油で頂きましたが、
  昆布の旨味がしっかりと浸みていて美味しかったです。
  鰹叩きは生姜醤油で頂きましたが、炙った燻製香が素晴らしく。
  何気にあしらいの蕨が見事でした。他の薬味も含めて。

・焼物
  海鱒の焼物 ねぎ味噌乗せです。ノビルの酢漬けを添えて。
  海鱒とは、海で釣れるアメマスとサクラマスのことです。
  一般的なマスよりも脂が乗っていますが、キングサーモンほどでもなく、
  あっさりとした味わいですので、ねぎ味噌がアクセントになるんですよね。

・八寸
  これまた豪華な器に乗ってのサーブ。
  この日は、鹿肉つくねのねぎ巻き焼き 空豆揚げ添え、ズワイガニの蟹味噌和え、
  茄子、海老の煮物 ブルーチーズと梅肉の大葉巻き、
  貝柱とアボカドのスパイシーソース和えになります。
  どれも美味しいのですが、何気に空豆揚げが旨かったなあ。
  塩加減が絶妙で、サクサクに揚げて、旬の香りも良くて。

・煮物
  蛤と筍の煮物です。スナップエンドウ、わかめ、里芋も加え、
  それらをこれまた高価な花山椒で纏め上げて。
  これらの出汁の出た煮汁がたまらん(^^)極上の液体。

・食事
  魚介出汁雑炊です。奈良漬け、胡瓜とからし菜の漬物も添えられます。
  お好みでスプレーオリーブオイルをかけて。
  とにかく雑味のない魚介出汁の旨味がいいっすねえ(^^)
  ご飯がさらっと胃に収まっていきます。
  スプレーオリーブオイルは新鮮さを保つためのもので、
  かけた瞬間に搾りたてのようなオリーブオイルの香りがしましたよ。
  お代わりを勧められましたので、私は一人前、かみさんは少なめで。
  何が出てくるかは厨房次第(^^)同じものは出しませんので。
  出てきたものは、鱒のいくら、釜揚げしらす、鰻の山椒煮、とろろご飯。
  あおさもアクセントで乗っています。
  これらを混ぜて頂くとこれまたたまらん(^^)
  鰻の山椒煮を細かく裂いて混ぜるのがポイントでしょうね。
  お代わりのご飯の方が好みだったかも?

・和菓子
  蓬餅です。生地自体にも蓬餡を使用し、中には白餡を忍ばせ。

・お薄

・水菓子
  はっさくと苺、ラズベリーの白ワインゼリー仕立てと、
  ピスタチオアイス マンゴーと白桃乗せです。
  相変わらず見た目に美しく、食べて美味しく。

これで氷代550円を加えて、〆て46530円。一人当たり23265円。

コロナ禍の影響があるんだと思いますが、調達出来る食材の関係からか、
ここ数年では一番安い支払額になったのではと思います。
焼酎のボトルキープをしていたのもあったのでダブルで安いと。

まだまだこれからも予断を許しませんので、次回にいつ幸庵に来れるか
分からないのですが、真夏の前の6月頃にも伺いたいなと狙っております。

前回は11月に訪問して、2月に伺いたいと言っていたら緊急事態宣言・・・
どう転ぶかは分かりませんが、体調には気を付けてその日を待って(^^)

そういえば今回の訪問で初めて知ったのですが、
世界で出版される550のグルメガイドやレビューの結果を総合評価し、
世界のレストラン上位ランキング1000を決める「La Liste」の
3回目の発表となる2018年版で、幸庵が選出されていました(^^)

同じく食べログ百名店にも選出されていますが、
「La Liste」の方が格があるように感じます。おフランス様ですし。

ミシュランには無視され続けている神奈川県ですが、
こういうのも出てきたので、そちらで脚光を浴びればと。

ご馳走様です!(2021/4現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2020年11月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、いつもの通りに落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・木桶芋焼酎 日は昇る
  鹿児島県の株式会社 祁答院蒸溜所の造る木桶芋焼酎。度数は25度。
  手造り米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、その名の通り木桶にて、
  もろみをゆっくりと発酵させ、醸した限定品。
  飲んだ瞬間に芋の甘みが口内を支配します。
  癖も無くて飲みやすい芋焼酎です。

をロックで飲みました。

その後は、

・The SG Shochu IMO 7800円(税抜)
  世界中のカクテルコンペティションで数々の受賞歴を持つ
  バーテンダー後閑信吾氏が率い、世界的なバーアワードで
  その店舗が上位に名を連ねるSG Group監修の元、
  「カクテル利用」を主目的として開発された本格芋焼酎。
  三和酒類株式会社(大分)のThe SG Shochu MUGIと
  高橋酒造株式会社(熊本)のThe SG Shochu KOMEとのシリーズ商品。
  今回そのThe SG Shochu 「IMO」「MUGI」「KOME」の中からこのIMOをチョイス。
  薩摩半島南部の契約農家から仕入れた良質なさつまいもで仕込んだ
  原酒を絶妙な割合でブレンドしています。
  38度という芋焼酎としてはかなり高い度数。
  カクテル利用ですので度数を高く設定してるんでしょうね。
  フレーバーは甘い芳香なのですが、飲むとガツン!したアタック感。
  しかしその後にに甘い後味が来るんです。フレーバーと同様の。
  なかなか面白い表情を持つ芋焼酎ですよ。結果、度数ほどのきつさはありません。
  2020年2月14日から発売されたばかりの新商品です。

をボトルで入れてロックで飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て たんかん酒のソーダ割り 700円(税抜)
  飲んでまへん。味見するのを忘れたわ(^^;
  かみさんいわく、たんかん酒らしい柑橘系の味わいだったと。

その後は、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  そんなに甘過ぎず、すっきりと酸味も効いていて美味しいです。

を頼んで飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(26000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯
  まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  盃がありますので食前酒を少々。
  群馬県館林市に蔵を構える、龍神酒造の造る尾瀬の雪どけという日本酒でした。
  この日の前菜は、松葉ガニの加減酢ジュレがけです。
  松葉ガニの蟹肉を蟹味噌で和え、加減酢ジュレをかけたものです。
  松葉ガニの風味を壊さないように加減酢は穏やかな味付けになっていました。
  いきなり松葉ガニが食えるとは幸せですわ(^^)

・椀物
  たらば蟹の真薯椀です。結び三つ葉、飾り人参、柚子を添えて。
  毎度の頃ながら蟹だらけ真薯なんですよ。95%くらいが蟹肉ではと。
  なにせリフトアップ出来るんですから(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  とにかく出汁が旨いんですよ。
  透き通った出汁の旨味に、たらば蟹の旨味と甘みが加わって。

・向付
  帆立の雲丹挟み、たこ、平目の造りです。
  梅肉醤油と普通の醤油を添えて。
  今回のたこはブリンブリンの食感で旨味も濃かったなあ。

・焼物
  松葉ガニの炭火焼きです。蛤も添えられて。
  生姜の効いたかに酢で頂きました。あとは青レモンも。
  それにしてもどうやったって旨いわなあ。たまらん(^^)
  松葉ガニの爪なんか100本くらい食いたいわ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・八寸
  この日は、パプリカのうるか乗せ、鹿のつくね、カラスミ菊芋、
  せり、えのき、とんぶり、お揚げのお浸し、雲子の加減酢ジュレがけです。
  カラスミ菊芋は、カラスミ大根の応用みたいなものですが、これが合うんだなあ。
  大根が負けたかも?というくらいに。
  なんだろう?菊芋の土の香りとカラスミの塩気と旨みがベストマッチというか。
  あとは幸庵で鹿が出るのは珍しいなと。

・煮物
  蝦夷鮑、蕪の煮物です。若芽と木の芽をあしらって。
  出汁はほとんど鮑だけだそうです。ほんの少しだけ味付けを施して。
  やたらと柔らかいのが特長でしたね。乾燥鮑を戻したのかと思うくらいに。
  圧力鍋でじっくりと煮たそうです。

・食事
  食事はシンプルに炊き立てのご飯に梅肉を乗せて、香の物を添えて。
  幸庵の炊き加減は日本料理では珍しいのですがやや固めなんですよね。
  私の大好きな炊き加減なんですけど(^^)

・和菓子
  栗ぜんざいです。
  普通と違うのは、栗は細かくなっておりブランデー風味。
  小さなタロ芋も添えられるんです。
  マロングラッセを思わせるぜんざいというイメージでしょうかね。

・お薄

・水菓子
  ピスタチオアイスと、シャインマスカット、洋梨、柿のクアントローゼリーです。
  ざくろで彩りを添えて。

これで氷代と消費税10% 6220円を加えて、〆て68420円。一人当たり34210円。

今回は蟹が食いたいという要望のもと伺ったのですが、
期待通りに蟹をたらふく堪能することができました(^^)

ただし昨年頃からの兆候なのですが、松葉ガニが獲れなくなっているそうです。
京都の料亭中心に取り合いになるでしょうから、お値段も高騰するんでしょうねえ。
幸庵は松葉ガニに拘らず、いろんな産地のものを使うのですが、
それでも蟹そのものがなかなか獲れないようです。
甲殻類好きとしては憂慮すべき事態ですなあ・・・
まあ、たらば蟹は獲れるようなので私はそれで十分ですけどね!

国産の松茸もしかりで、どんどんと国内の旬の食材が確保できなくなるので、
新たなる食材を取り込むなど日本料理にも変化が求められるのかも知れません。

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

ちょっと回数が少ないので次回は2月あたりに狙いを定めて伺おうかなと。
その次も回数の少ない5月あたりが候補になるかと思います。
さらにその次は7月にしようかなあ。下旬あたりに。
で、9月、12月という感じで2021年は攻めてみるか。

1月:6回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:5回
9月:2回
10月:4回
11月:4回
12月:4回
合計:45回

ご馳走様です!(2020/11現在、3.80ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2020年8月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やってきたのがこちらの日本料理店。

場所は、JR藤沢駅南口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。

7ヶ月近くご無沙汰しておりましたが、元々こちらのお店は密ではありませんので、
超久しぶりに幸庵の料理を楽しみにやって参りました(^^)/

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

こちらのカウンター席は詰めれば10人くらいは座れるのですが、
今まで利用してきた中でもMAX4名までしか見たことがありません。
そもそもカウンターに限らず、店内の席を満席にすることをしない方針なんです。

ずっと以前から幸庵は密らない営業をしているんですよね(^^)
でも皆さんはそんなことを知りませんので、この日も店内は静かでした・・・

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・木桶芋焼酎 日は昇る
  鹿児島県の株式会社 祁答院蒸溜所の造る木桶芋焼酎。度数は25度。
  手造り米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、その名の通り木桶にて、
  もろみをゆっくりと発酵させ、醸した限定品。
  飲んだ瞬間に芋の甘みが口内を支配します。
  癖も無くて飲みやすい芋焼酎です。

をロックで飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 900円(税抜)
  そんなに甘過ぎず、すっきりと酸味も効いていて美味しいです。

を頼みました。

この日に頂いたおまかせコース(30000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯
  まずはこれを飲んで胃の準備(^^)

・前菜
  つぶ貝、とうもろこし、ズッキーニの生姜酢ジュレがけです。
  自家製梅酒ソーダが食前酒代わりに添えられました。
  つぶ貝はやや甘めにさっと火を通したのかな?
  そこにアクセントとして、茗荷、バジル、生海苔が加わります。
  ガラスの器の下には、葛の葉を敷くことで季節を表現していました。
  美味しいのはもちろんですが、季節を感じさせ、清涼感を与え、
  見た目にも美しい前菜で、さすが幸庵というスタートですよ(^^)

・椀物
  松茸とアブラメの煮物椀です。
  冬瓜、つるむらさきの花も加わり、吸い地はオクラの擦り流しに。
  アブラメはアイナメと言った方が関東では通じやすいかも。
  いいアブラメが手に入ったそうで、鱧では無くてこちらを使用。
  オクラの風味が結構効いていましたね。

・向付
  出来てきた瞬間にびっくり・・・
  ここは未在か(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  見事な大きさの器に氷を敷き詰め、そこに乗るのは、
  淡路島 由良の赤雲丹の箱、葉山の蛸、真子ガレイ。
  これらを梅肉醤油、醤油で頂きます。
  まずは一人前ずつ取り分けてと。
  淡路島の由良で獲れるウニは、極上品とまでいわれ、
  市場になかなか出回りません。私も初めてですが、幸庵も初めて仕入れたと。
  それを箱食いですよ?上には加減酢ジュレ、茗荷、山葵を添えて。
  そしてスプーンですくって食うんですよ?なんという贅沢か・・・
  口に入れると、加減酢ジュレと同じスピードで赤雲丹が溶けていくんです。
  そして甘い余韻。今まで食った雲丹の中でも確実にNo.1。これは凄い。
  これよりも柔らかい食べ物は幸庵の水羊羹くらいでは(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もちろん葉山の蛸もぶりんぶりんの歯応えでたまらん美味しさ。
  真子ガレイもエンガワも添えられてこちらも素晴らしい。
  この向付で放心状態になるくらいに感動しました。
  約7か月ぶりの訪問となりましたが、やはり幸庵は凄い。
  あまりにも評価されなさすぎだと思います。
  ある意味、ミシュランは見る目が有ったということですね。
  通いやすいので俺はいいけど(^^;

・焼物
  期待通りの鮎ですぜ(^^)/
  これまた見事な器に乗ってのサーブ。
  この日は秋田の鮎だそうです。それの塩焼き。蓼酢で頂きます。
  やや大きめのサイズですが、それでも余裕で頭から骨まで食えます。
  久しぶりに食う鮎は格別ですよ(^^)
  今回の蓼酢は蓼の葉を摺りつぶさないで、切り刻んだタイプでした。

・八寸
  蚊帳を被せてのサーブ。
  中には、せせり炭火焼き、茶豆ゼリー寄せ、蒸し鮑 肝添え、鮒子、
  さつまいもぺースト クリームチーズ添えになります。
  幸庵でせせりを食べるのは初めてですが、とにかく炭火の香りが素敵で(^^)
  せせり自体も味が濃くて旨いわ。
  何気に茶豆が香ばしくて旨かったなあ。どこの産地だろう?

・自家製梅酒ソーダ割り 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  自家製梅酒って前菜でも出ましたが、こんなに甘かったっけ?

・強肴
  なんと七輪に乗った石焼の登場。
  器にはすだち出汁醤油に浸った、鮑と松茸。
  これらを石焼で食おうという趣向です(^^)
  味付けは施されていますので、石に乗せて火が通ったらそのまま口へ。
  石で焼くとすだち出汁醤油の密度が上がって、
  屋台の炙り醤油のような焦げたいい匂いに(^^)

・鍋物
  なんとまだ続きますぜ!
  今度は、幸庵オリジナルバーナーに乗った鍋の登場。
  鍋には松茸が浮かんでおり、別皿に盛られた鱧に早く来て!と待っています。
  残ったスープにはすだちを絞って、全て完飲ですよ。残せるか。
  松茸の風味と鱧の旨味、ベースの出汁の旨味が凝縮ですもん。

・食事1
  蛤の治部煮ご飯です。
  その名の通りで、ご飯の上に蛤の治部煮を乗せ、白髪ねぎを添えたものです。
  香の物として、山芋と白瓜の漬物が供されました。
  なんと食事はもう1種類ありますとの案内。

・食事2
  これまた見事な器で。これは初めて見ますが信楽焼とのことでした。
  その中に入るのは蕎麦。
  なめこ、なめたけ、切り昆布のぶっかけ蕎麦です。すだちを添えて。
  器もキンキンに冷やしてあり、暑い日の〆の蕎麦としては最高(^^)
  そういえば聞くのを忘れたけど、蕎麦も幸庵で打ったのかな???
  だとすると凄いんだけど。蕎麦専門店顔負けになるので。

・和菓子1
  でたあっ!
  幸庵の夏の風物詩 水羊羹!
  私が日本一(KEN21調べ)、つまり世界一旨いと思っている水羊羹です。
  寒天の量を極限まで減らすことで、舌に乗せた瞬間に溶けるんですよ。
  口内に残るのは小豆の風味とほんのりとした甘みのみ。
  何度も食ってますが、何度食っても感動!
  滋賀の名料亭 招福楼出身の方は皆さん水羊羹が得意なのですが、
  その中でもダントツに旨いのが幸庵なんだよなあ。次元が違うので。

・和菓子2
  この日の幸庵はとどまることを知らず。なんと和菓子も2品用意していました。
  麦かんです。黒蜜を窪みに注いで。
  麦の香ばしさを味わう和菓子ですね。
  水羊羹のあとに食べましたので固さを感じましたが、
  これだってフルフルに近い柔らかめの食感に仕上がっているんです。

・お薄
  夏らしい涼し気な器でのサーブでした。このタイプは初めて見ますね。

・水菓子
  しっかりと水菓子も用意されています。
  夕張メロンと巨峰のモヒートゼリーがけです。
  夕張メロンは久しぶりに食べましたが、さすがの甘さですね。
  果肉のきめ細かさもあって。
  驚きなのがモヒートゼリー。シュワシュワ食感のゼリーなんです。
  最近の幸庵のお気に入りレシピのようで。
  これはモヒート以外にも色々と応用出来そうです。
  とにかくこのシュワシュワ食感は面白いですし、そもそも美味しいですよ。

これで氷代と消費税10% 6260円を加えて、〆て68860円。一人当たり34430円。

夜の外食は自粛していたため、久しぶりの訪問となりましたが、
今回の幸庵は何かを開放したかのごとく怒涛のラッシュでした。

一番大人しかったのは前菜だけではと。
それとて、スタートという意味では最高ですし。

とにかく器も素材も含めて、この日に提供できるもの全てをぶつけてきた感じです。
特に感動したのが、淡路島 由良の赤雲丹。
幸庵とて毎回仕入れられる代物では無いので、次回はいつ食えるのかも分かりません。
なので今回得た感動はずっと記憶して残したいと思います。

記憶に残る感動。それを演出してくれるのが幸庵。
生涯を通じて通い詰めたいと思わせるお店。

そのために老後の資金も工面してるんですわ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

それにしても、もっと写真の腕を上げないとお店に申し訳ないっすね(^^;
その場で見た感動を写真では表現しきれていないので。

幸庵のご主人いわく、「一眼レフの持ち歩きが面倒ならうちに置いておけば。」
と冗談交じりに以前仰っていましたが、カメラメーカーの技術の進歩を信じて、
ポケットサイズでもフルサイズクオリティのコンデジの出現を待とう!

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

次回はどうすっかなあ。蟹の解禁日以降となると11月下旬頃。
それだとちょいと期間が空くので10月に一発入れておくか?
世の中の情勢も鑑みながら検討したいと思います。

1月:6回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:5回
9月:2回
10月:4回
11月:3回
12月:4回
合計:44回

ご馳走様です!(2020/8現在、3.86ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2020年1月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 青酎
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  35度という強めの度数。
  通常の25度ですと、普段は2回訪問すると無くなるのですが、
  さすがにこちらに関しては3回訪問まで持ちましたわ。

をロックで飲みました。

その後は、

・木桶芋焼酎 日は昇る 6000円(税抜)
  鹿児島県の株式会社 祁答院蒸溜所の造る木桶芋焼酎。度数は25度。
  手造り米麹に、鹿児島県産の黄金千貫を加え、その名の通り木桶にて、
  もろみをゆっくりと発酵させ、醸した限定品。
  青酎がかなりのアタック感があったせいかも知れませんが、
  こちらは飲んだ瞬間に芋の甘みが口内を支配します。
  これは飲みやすい芋焼酎では無いでしょうかね。
  それでもかみさんは拒否ってましたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

のボトルを入れてロックで飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  前回は甘めに感じたのですが、今回はそんなこともなく美味しいです。

を頼みました。

この日に頂いたおまかせコース(30000円(税抜))の内容は以下になります。

・梅昆布茶

・前菜
  いきなり松葉ガニの登場です。島根県の隠岐松葉ガニのタグ付き。
  蟹の身をほぐし、ミソを添え、菜の花、子持ち昆布とともに、
  加減酢煮凝りで和えたものです。
  いきなり贅沢なスタートですわ(^^)

・凌ぎ
  いくらととびこの飯蒸しです。
  最近はこのタイミングで飯物が出るようになりましたね。
  いくらととびこを一緒に食べるのって意外と無いのですが、
  それぞれの食感が異なっていて面白いですし旨いです。

・椀物
  松葉ガニの真薯椀です。
  幸庵のは蟹だらけ真薯でつなぎはごく少量。
  そこに、餅、山陰で採れる神馬草という海藻、人参、木の芽を乗せて。
  出汁は昆布出汁の効いたものでした。
  ほんと旨いよね(^^)

・向付
  平目、平目のエンガワ、スミイカの刺身です。
  梅肉醤油、醤油で頂きます。

・焼物
  秋田のズワイガニ焼きです。
  秋田とは珍しいなと思いましたが、松葉ガニの乱獲により、
  この時期になると獲れないそうです。
  なので最近では仕入れ先が北上しているとのこと。
  生姜の効いたそれほど甘くない、かに酢で頂きますが、
  このかに酢が好みでした(^^)
  秋田のズワイガニも身の甘さがあって美味しかったですよ。
  とにかく二人でズワイガニを1杯食べれるんですから満足ですよ(^^)
  幸庵は普段からタラバガニを使うなど、ブランドに縛られない食材調達。
  美味しければブランドは関係ないという柔軟な考え方でしょう。

・黒糖焼酎仕立て 奄美たんかん酒ソーダ割り 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。
  こちらはたんかんらしい甘みがしたかな。かみさんは微妙との弁。

・八寸
  円形のお重タイプの器でのサーブ。これは初めて見ました。
  中に入っていたのが、菊花蕪、鰆の柚庵焼き、鰻の八幡巻き、
  菊芋のスモークサーモン巻き、小柱の白和え 加減酢煮凝りがけ、
  鯵の味噌和えになります。

・強肴
  なんと七輪の登場。その上に乗るのはズワイガニの殻。
  中はズワイガニミソの鍋仕立てになっており、
  車海老、淀大根、ふくいもが入っています。
  とにかく最高の蟹味噌汁ですよ。一滴も残さずに完飲。

・食事
  蟹雑炊もあったのですが、さすがにここまで蟹尽くしなので、
  牡蠣雑炊はどうですか?とのご主人の計らいによりそちらにしました。
  牡蠣雑炊はぷっくりとした牡蠣に、あっさり出汁ベースの
  玉子で綴じた雑炊。さらっと食べれました。
  添えられたのは、あやめ蕪と白菜の漬物。

・和菓子
  黒豆金時です。中には白餡を忍ばせ、刻んだのし梅をトッピング。
  黒豆の香ばしい風味が生きていてこれは好み(^^)

・お薄

・水菓子
  豪華バージョンでの登場ですよ。
  洋梨とコアントローシャーベット、苺杏仁豆腐になります。
  こういうプレゼンテーションが嬉しいよね(^^)

これで氷代と消費税10%を加えて、〆て74690円。一人当たり37345円。
今までの幸庵の中では過去最高額のお支払いになりましたが、
これだけのズワイガニを堪能できたので安いくらいでしょう(^^)
ブランドに拘らない柔軟な姿勢が1人5万円とかの高額支払いにならない要因かと。

それにしてもオリンピックイヤーなんだから、
鎌倉・湘南エリアにも観光客もどっと押し寄せるはずですので、
ミシュランも今回は神奈川県も調査すると思われたのですが、さにあらず・・・
どんだけ無視しとんねん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

次回は4月に訪問しようかなと思います。
その後の5月は京都ツアーに充ててね!

1月:6回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:4回
9月:2回
10月:4回
11月:3回
12月:4回
合計:43回

ご馳走様です!(2020/1現在、3.90ポイント)



2019年11月下旬に再訪です。

こちらに伺ったのは、京都旅行で京都の名だたる名店を食べ歩いた後。
その余韻も冷めやらぬうちに、大好きな幸庵を予約していました。

大抵の京都旅行のあとには、幸庵のご主人への報告も兼ねて、
こちらを予約していることがほとんどですが、今回もそんな感じで。

結論から申し上げると、幸庵はやはり素晴らしい。
京都のミシュラン☆☆や、食べログ高評価店、超予約困難店などを
今回も巡らせて頂きましたが、幸庵はそれらをも超えています。
もちろん私の主観ですので悪しからずです。

ミシュランは神奈川県に愛想が尽きたのか、
2015年を最後に神奈川県の評価をしていません。

食べログ的にも、同じく招福楼出身の松川銀座 しのはらが、
2019年11月現在、4.7ポイントを超える超高評価に対し、
幸庵は3.9ポイントに甘んじています。
影響力のある食べロガーが来ないへき地ですし、話題性も無いので。

しかし私からしたらそんなことは全く関係ありません。
むしろ超予約困難店にならないので有難いくらいです。
お店側としては微妙なんでしょうが(^^;

ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版を最後に、
ミシュランの格付はされていませんが、幸庵は2012年版から4年連続☆☆☆。
☆☆☆は、神奈川県では唯一のお店。それを4年連続ですよ。

そして京都の☆☆☆も含めて、さんざん食べ歩いたあとに、
あえて幸庵を予約し、そこで味を確かめるんです。今までに何度も。

その結果から私は幸庵を5.0ポイントに評価していますし、
ミシュランが格付けしようがしまいが、私にとっての永遠の☆☆☆なんです。

幸庵の良さは一度では分かりません。
私も京都に何度も訪れて、そこの名店を食べ歩いて気付いたことなんです。

数え間違いが無ければ、今回で幸庵を利用するのは42回。
チェーン店を含めて、ここまで再訪したお店は人生においてありません。
これからも再訪をし続けるでしょう。

とまあ、何というかちょいと悔しくなったので、
長々と自分の想いを語ってみました。

京都でも神奈川県出身の若い板さんとお話をする機会があり、
ミシュランが無視出来ないようなお店を私も出したい!
という熱い想いを持った方も居ますので10数年後を見とれよと。

さて、本題です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 青酎
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  35度という強めの度数がありますので、飲んだ印象としては、
  芋焼酎というよりは泡盛の古酒に近いなと感じました。
  度数が高い分、飲むペースが落ちますので、
  私にとってはCPの良い芋焼酎になります。
  事実、前回訪問時から飲んでいるのですが、
  まだ少しだけ残して帰りましたので。
  普段であれば、今回新たなボトルを入れるのですが。

  ちなみにこの日に初めて知った驚愕の事実。
  実はボトルキープはしていないとのこと(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  私はずっとボトルキープをしていますので知らなかったのですが。
  なので私以外の方はボトルキープは出来ませんので悪しからずです・・・
  まあ、する人も居ないんでしょうけど。

を飲みました。

かみさんは、

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  私には少し甘めかな。かみさんはこれをお代わりしていました。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(27000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  北寄貝、あわび茸、菊菜の盛合せです。
  北寄貝が甘くてねえ(^^)
  あわび茸の食感も宜しく。
  さすがに旨いなあとこの時点で感動。

・凌ぎ
  お祝いの時にはこの時点で赤飯などを供される場合があるのですが、
  この日は特にお祝いでも無いのですが、
  むかごの飯蒸し 鶏の麹漬け焼き乗せが供されました。
  おこわのもちもち加減と、鶏のおこげの香ばしさがたまらん。
  この鶏の麹漬け焼きだけで1㎏くらい食べたいくらいに旨いです。

・椀物
  たらば蟹の真薯です。
  ほうれん草、飾り人参、木の芽を添えて。
  たらば蟹だらけ真薯なのですが、たらば蟹の甘みと食感が生きています。
  そして出汁の透明感に甘みを与えてくれるんです。素晴らしい。

・向付
  鰆炙り、鰤トロ藁焼きです。珍しいところで紫白菜があしらい。
  双方とも辛子醤油で頂きます。
  鰆炙りはしっかりと炙ったタイプ。燻製香が素敵に付いています。
  鰤トロ藁焼きはさっと藁で炙ったとのこと。
  確かにそんな感じの燻製香です。
  ご主人いわく、この日はいいのが仕入れられたとの弁。

・黒糖焼酎仕立て すもも酒のソーダ割り 700円(税抜)
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・八寸
  箕に入れて、丹沢の紅葉を散りばめてのサーブ。
  この日は、平貝、とんぶり、菊花のお浸し、牡蠣の酒煮 醤油の煮凝りがけ、
  栗金団 大徳寺納豆風味、紫人参柚子酢煮、牛蒡の溜り醤油漬けの盛合せ。
  どれも美味しいものでしたが、次のメインイベントのために、
  あえて八寸は抑え気味の演出でしたね。

・焼物
  ご主人自ら活き車海老のプレゼンテーションがあり、
  それとたらば蟹を炭火で焼いたものです。
  土佐酢と胡麻だれが添えられて。
  たらば蟹は土佐酢で、車海老は胡麻だれで食べました。
  車海老は30㎝はありそうな大型でしたが、
  一部の胴体部分の殻以外は、頭も足も尾も含めて
  バリバリと頂くことが出来ました。
  特に頭は味噌の旨味もあってたまらんよね(^^)
  かみさんはこの手の殻とか骨は苦手なので、かみさんの分も成仏。
  たらば蟹の殻はさすがに食えんので、こちらは大人しく脚肉のみを。
  私もかみさんも甲殻類は大好物ですので、これはたまらんのです(^^)
  食べログでは何度も申し上げていますが、松葉ガニを筆頭に、
  ズワイガニばかりが持ち上げられていますが、たらば蟹だって旨いんです。
  ヤドカリの仲間だろうが関係ないです。
  幸庵のご主人も、この時期の松葉ガニはいいのが無かったので、
  今回はたらば蟹にしたとの弁。こっちの方が旨いと。

・蒸物
  鯛の蕪蒸しです。
  蕪蒸しというと擦り下ろして大根おろしのようにするのが定番ですが、
  今回は拍子切りにして食感を楽しむものでした。
  銀杏も添えられて、鯛よりも蕪の香りを楽しむような料理でしたね。
  もちろん鯛も皮目が炙られており、無茶苦茶旨いですし、
  かけられた餡も旨いです。

・食事
  新潟の雪椿という米を炊いた白飯がメインです。
  そこに、なめこの山椒煮、あやめ蕪の糠漬け、昆布、蕪の茎昆布が添えられ。
  ご主人いわく、新潟の雪椿が旨いので余計なものは要らないと。
  幸庵にしては珍しく、やや固めの炊き加減で、確かに米の旨みと甘み。
  ご飯だけで酒も飲めるくらいに。
  食べ終えるとご主人からお代わりを促されました。
  どうやら何かを用意している模様。
  お代わりをお願いしてみると、新潟の雪椿の上に鰻の山椒煮を。
  この鰻の山椒煮が素敵に痺れて旨くて(^^)
  細かく箸で割いて、ご飯に混ぜて頂くと至福ですわあ。これは凄い!
  鰻の食べ方としては最高峰の一つではと思いましたもん。
  関西風蒲焼、関東風蒲焼、ひつまぶしなどを含めて。

・和菓子
  シルクスイートの焼き芋です。
  ブランデーで風味付けしたのみ。
  シンプルですが、奥が深いです。ちゃんと皮も入っていて。
  幸庵で供されるほど焼き芋もグレードが上がってるんですよねえ。
  それも凄い。

・お薄

・水菓子
  愛媛産富士柿のコアントローゼリー ざくろ添え、
  ストロベリーアイスと洋梨、ラズベリー添えです。

これで氷代と消費税10%を加えて、〆て62040円。一人当たり31020円。

冒頭でも申し上げた通り、今回も京都の名だたる名店に引けを取るどころか、
それらをも凌駕する素晴らしい料理の数々。

これだけの実力を持ちながらも地元の藤沢を大事にしてくれ。

そのおかげでこのように苦も無く再訪することが出来るんですから、
本当に有難いことですし、生涯を通じて通いたいお店の一つ。
そういうお店が現時点で2店舗あるのは幸せなことです(^^)

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

次回は回数が多めなのですが、最近伺っていませんので、
1月に訪問したいと思います。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:4回
9月:2回
10月:4回
11月:3回
12月:4回
合計:42回

ご馳走様です!(2019/11現在、3.90ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2019年8月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、

・芋焼酎 青酎 7800円(税抜)
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  35度という強めの度数がありますので、飲んだ印象としては、
  芋焼酎というよりは泡盛の古酒に近いなと感じました。
  度数が高い分、飲むペースが落ちますので、
  私にとってはCPの良い芋焼酎になりましたわ。
  この日ボトルを開けたのですが、1/3しか飲んでいませんので。
  いつもであれば半分は飲んじゃうのですが。

を飲みました。

かみさんは、

・アールグレイの梅酒ソーダ割り 700円(税抜)
  紅茶フレーバーを感じる梅酒でなかなか旨いです。和食にも合うね。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(23000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  梅ジュースが添えられました。ノンアルですが旨いですよ(^^)
  胡麻豆腐の2種とうもろこし包み ジュレがけです。
  上には雲丹を添えて。
  とうもろこしは、黄色と白の2種類を使用。
  胡麻豆腐のむっちり食感と香ばしさに、
  とうもろこしのプチプチ食感と甘味の協演。旨いねえ(^^)
  いつもながらの素晴らしいスタートですよ。

・椀物
  松茸と鱧の椀物です。焼き茄子という品種の茄子を添えて。
  吸い地はいつもながらにスッキリと旨いです。極上ですよ。
  焼き茄子を食べるのはこれで3度目くらいの記憶ですが、
  ほんと焼き茄子にするための茄子という感じで香ばしくて旨いねえ。

・向付
  鰹のたたきとアオリイカの刺身盛合せです。
  梅肉醤油と生姜醤油を添えて。
  鰹のたたきは背の部分と腹の部分の2種類。それぞれの美味しさがあります。
  アオリイカはプリプリしながらも柔らかさも併せ持つ仕上がり具合。

・焼物
  大将自ら活き鮎のプレゼンテーション。
  静岡県狩野川の鮎だそうです。
  シンプルに塩焼きで頂くのですが、これがやっぱ一番やね(^^)
  パリパリとした食感とはらわたの風味。

・八寸
  細かな編み目の蓋というのかな?
  それを被せての登場。
  この日の内容は、松茸のコロッケ、銀杏、たたみいわしクリームチーズ、
  いちじく煮とクリームチーズ、鯵と枝豆の腐乳和え、
  海老と枝豆の酒盗和えになります。
  ザ・酒の肴(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  どれも絶品なのですが、特筆すべきはいちじく煮。
  ほぼほぼ、いちじくの風味と食感を残したまま煮ているんです。
  これは旨かったなあ。

・強肴
  松阪牛とトロ茄子の焼物です。にらを添えて。
  そのままだと味が薄いので、添えられたごまだれで頂くのですが、
  このごまだれがこれまた絶品でねえ。
  松阪牛よりもそっちの方が印象に残るんですよ。

・煮物
  冬瓜のけんちん仕立てです。
  下に冬瓜と里芋が沈んでおり、そこにとうもろこしなどの
  季節の野菜を刻んだ生姜醤油餡をかけたものです。
  これは栄養がありそうな一品ですよ。冬に食べたいくらいの。
  生姜がしっかり効いていて旨いです。

・食事
  素麺です。
  もちろん幸庵ですので普通の素麺では無くて、
  見事な氷の器に、これまたたっぷりの松茸を添えたものです。
  生姜醤油ベースの出汁に、添えられたすだちを入れると
  さらに味がぐっと締まりますよ。
  素麺は太めのものを使用しています。半田麺かも。
  とにかく氷の器ですので冷え冷えで、つるつるのシコシコで、
  松茸風味で、出汁もウマウマで、これ以上旨い素麺は無いでしょう(^^)/

・和菓子
  なんと2種類のサーブ。
  一つは薩摩芋羹、もう一つは南瓜羹。
  小さな窪みを付けて、そこに黒蜜を注いで。
  どちらも素材の味そのものの美味しさなのですが、
  薩摩芋羹は舟和などの老舗和菓子店でもお馴染みですが、
  この南瓜羹は私は食べた経験が無くて、その上無茶苦茶旨くて、
  これは今回の驚きの一つでしたね。
  大将曰く、ここまでの風味に仕上げるには相当練り込んだとのこと。

・お薄

・水菓子
  シャインマスカット、白桃、梨、ブランデーゼリー、バニラアイスの盛合せです。
  ブルーベリーソースをアクセントに添えて。

これで、消費税3770円を加えて、〆て50970円。
今回は前回の時にボトルだけを入れて帰ったので、その分割安になりましたね。

8月ですので、鮎を期待して来ましたが、天然ものしか使いませんので、
こればっかりは釣れるも八卦、釣れないも八卦状態。
しかしちゃんと鮎が届いていたようで良かった(^^)
毎年、何度食っても飽きんわ。なんでじゃろ?

次回はちょっと間を開けて11月に伺おうと思っています。
蟹の解禁になったらね!

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。
11月が少なめなので次回は11月なんですよ。
来年は2月と5月を攻めるか。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:4回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:41回

ご馳走様です!(2019/8現在、3.92ポイント、ミシュラン☆☆☆)



2019年6月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
そのカウンターの手前側がいつもの席。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、焼き芋焼酎 農家の嫁をロックで。
これはこの日に飲み干したので、

・芋焼酎 青酎 7800円(税抜)
  東京都青ヶ島にある青ヶ島酒造の造る芋焼酎で、
  青ヶ島産の芋、青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、
  最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷されるそうです。
  こちらはボトルを入れただけで、味わうのは次回来たときね!
  ちなみに青ヶ島は、伊豆諸島の八丈島よりもさらに南に位置する島です。

をボトルで入れておきました。

かみさんは、

・アールグレイの梅酒ソーダ割り 700円(税抜)
  確かに紅茶フレーバーを感じる梅酒でなかなか旨いです。和食にも合うね。

その後は、

・葡萄の酒ソーダ割り 700円(税抜)
  これはちょいと私には甘いな。

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(25000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  梅ジュースが添えられました。ノンアルですが旨いですよ(^^)
  生雲丹、じゅんさい、とうもろこしのすり流しの加減酢ジュレがけです。
  幸庵らしいさっぱりとした前菜で、これを食べると腹が減りますね。

・椀物
  鱧の葛打ちです。蓮豆腐を忍ばせて。
  吸い地は献上昆布の出汁で、昆布の透明感のある切れ味があります。
  これは無茶苦茶旨いわ・・・ 日本でも最高峰ではと。
  鱧はちょいと骨切りが甘かったですね。幸庵にしては超珍しいですが。

・向付
  平貝とからすみ、マコガレイ、アオリイカの刺身盛合せです。
  マコガレイはねっとりと弾力があって淡白な旨味が乗っています。
  エンガワも添えられましたが、あっさりとした脂の旨味が有ります。
  アオリイカは甘かったですね(^^) 梅肉だれと醤油で頂きました。

・替鉢
  焼物代わりにこちらが出されました。
  天然鰻の唐揚げと白焼き煮のひじき和えです。
  天然鰻の唐揚げは醤油ベースの味が付いていて、サクッと美味しいですよ。
  天然鰻の白焼き煮は白焼きをさらに煮たそうなのですが、
  むにゅむにゅとした弾力と何か酸味のような味を感じました。
  これが何気に旨くて。天然らしいワイルド感がいいのかも。

・八寸
  見事なお重式の籠での登場。
  この日の内容は、薩摩芋レモン煮、くちこ、蓬豆腐黄身酢添え、
  車海老ジュレがけ、鯵と枝豆の腐乳和え、鮑の柔らか煮です。
  酒の肴のオンパレードですので、ここでしばしペースがダウンします。
  なぜならば酒のペースが上がるので(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  鯵と枝豆の腐乳和えがピリッと辛くて旨かったなあ。

・煮物
  みやじ豚の山椒煮 熊本プリンセストマト添えです。
  塩味ベースですが、濃厚な味でしたねえ。

・鍋物
  鱧のしゃぶしゃぶです。
  たれはねぎたっぷりの大根おろしの和風だれ。
  鍋に張ってある黄金出汁が旨くてねえ(^^)
  冬瓜が沈んでいましたが、とろとろに柔らかく、出汁を含んでおり、
  極上の冬瓜の煮物に仕上がっていましたよ。

・食事
  蛤と生姜の銅釜炊き御飯です。
  車海老の出汁の赤出汁、椎茸、瓜、キャベツの漬物を添えて。

・和菓子
  水羊羹です。
  幸庵の水羊羹は何度も頂いておりますが、世界一の美味しさだと思っています。
  そもそも招福楼出身の方は皆さん水羊羹を得意とされていますが、
  その中においても幸庵のがダントツで旨いんです。
  その秘訣はギリギリまで寒天の量を調節した柔らかさ。
  静かにさじですくって、舌に乗せると、すっと溶けますから。
  一度、幸庵の水羊羹を食べてみることをオススメしますよ(^^)

・お薄

・水菓子
  宮崎マンゴーとクインシーメロン、ココナッツヨーグルトムースの盛合せです。

これで、消費税4810円を加えて、〆て65010円。

6月は懐石料理的には食材の難しい月とも伺うのですが、
その中においても、全くそれを感じさせない料理の数々。

そして何度訪れても飽きない構成。

次回は8月に伺おうと思って、その場で予約を入れちゃいました。
8月は幸庵の鮎の季節になりますが、はたして今年は釣れるかなあ?
釣れるも八卦、釣れないも八卦。楽しみにしておきましょう。

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:3回
7月:3回
8月:3回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:37回

ご馳走様です!(2019/6現在、3.91ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2019年3月下旬に再訪です。

我々は決まってお店の奥のカウンターに座ります。
普段は手前に座ることが多いのですが、この日は珍しく奥に案内されました。

BGMは、ヒーリング系インストや落ち着いた雰囲気のクラシック。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、佐賀県鹿島市の株式会社 峰松酒造場の商品で、
黒麹を使った芋焼酎、デビルマン魔界への誘い(芋)をロックで。
その後は、

・焼き芋焼酎 農家の嫁 6500円(税抜)
  鹿児島県霧島市の株式会社 霧島町蒸留所の造る芋焼酎。
  焼酎の原料に、「やきいも」を使うタイプ。
  最近では良く見かけるようになりましたが、
  やきいも仕込みらしい風味があって好みなんですよねえ(^^)

をボトルで入れ、いつもの通りにロックで飲みました。

かみさんは、

・にごり梅酒ソーダ割 700円(税抜)

アルコールの調子が悪いとのことでこれ1杯のみ。
ちなみにお猪口には蜂蜜も添えられて味変可能。これはサービスです。

この日に頂いたおまかせコース(23000円(税抜))の内容は以下になります。

・桜湯

・食前酒

・前菜
  北寄貝と鳥貝の盛合せです。
  葉わさびと鰹節をあしらい、さっぱり酢仕立て。
  やっぱこの季節は貝だよなあ。特に鳥貝が好物で(^^)
  シャキシャキとした歯ごたえと、じんわり来る旨味がたまらん。

・椀物
  蛤の真薯椀です。ハマボウフウ、桜を象った人参をあしらい。
  蛤から出た出汁で吸い地は白く濁っています。見た目からたまらん。
  蛤の真薯は貝ひもの食感も生かしたタイプ。
  吸い地は蛤の出汁とともにやや甘みも付いていました。

・向付
  赤貝、水ダコ、スマガツオの刺身盛合せです。
  わらび、あおさ、茗荷、山葵が添えられ、梅だれとあさつきを散らした醤油で。
  スマガツオとは一般的な本鰹に比べて、全身トロのような魚。
  今回は3切れありましたが、いずれも脂がノリノリですよ。
  しまった。リフトアップ写真を撮っておけばよかったなあ・・・
  底の深い見事な器なのですが、こと料理写真を撮るという意味合いでは、
  難しい器ですので、インスタのように上から激写ですわ。

・焼物
  海鱒の塩焼きです。蕗の葉煮が添えられます。
  海鱒ですが基本的にはややあっさり目のトラウトの味ですね。
  これは正直普通でした。もちろん焼き加減とかは絶妙でしたが。

・八寸
  出された瞬間にいつもよりも寂しいなと。
  まあこれは、ある事情から常連バージョンから通常バージョンになったのですが。
  いつものが特別過ぎると(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  この日は、鹿と猪のジビエつくね 燻製チーズと利休麩添え、くちこ炙り、
  カラスミと雪の下大根、スモークサーモン腐乳豆腐添え、
  アオリイカと雲丹のキャビア乗せです。
  内容はいつもの通り豪華絢爛。ここで一気に酒が進みまっせ。
  くちこって独特の臭いがあるところも多いのですが、
  幸庵で出すものはそれが一切なくて、ただただ旨味のみ。
  なので幸庵では苦手な食材として伝えたものを全て消してもらってるんです。

・揚物
  活き車海老湯葉巻き揚げ、こごみ、たらの芽、蕗の薹の揚物です。
  山椒塩で頂きます。
  甲殻類は大好物ですのでもちろん車海老も大好物。
  これまたミディアムレアの揚げ上がりでたまらんねえ。
  山菜はしっかりとした苦味があって、春の息吹を感じます。

・煮物
  筍、のらぼう菜、若芽の煮物です。
  やっとここで大好物の筍の登場ですわ(^^)/
  幸庵のような懐石料理店ですと3月下旬は名残りの時期なんでしょうけど、
  世間一般的にはこの時期から安く手に入るので。
  木の芽を散らして、こちらも春の香り満載。

・食事
  銅釜炊き御飯です。
  御飯のお供は、鰻の蒲焼、奈良漬け、あやめ蕪と茎の漬物、春キャベツの味噌汁。
  春キャベツの味噌汁には煮干しも入っていました。
  ひっさしぶりに食べる幸庵の炊き立て御飯(^^)/
  やっぱねえ、食事は炊き立て御飯系がいいわあ。

・和菓子
  雪椿という和菓子だそうです。
  桜風味の練りきりに餡子とべっ甲色した寒天を添えて。

・お薄
  ご主人との話に夢中で味を覚えとらん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・水菓子
  文旦のコアントローゼリー ココナッツミルク添えです。
  苺とブルーベリーも添えて。

これで、消費税4250円を加えて、〆て57450円。
あれ?氷代500円(税抜)を忘れてないか?1杯分はボトル代に含まれるのかな。

正直、春って懐石料理的には豪華な食材も無いのですが、
その代わり春の息吹を感じさせる料理のオンパレードで良かったですよ。

ところで、来年はオリンピックイヤーの2020年。
海外からの観光客も日本に押し寄せてくるでしょう。

となるとミシュランの活躍の舞台になるのではと予想され、
これまた2015年特別版を最後にミシュランから無視され続けている神奈川県も
2020年特別版の発行があるのではと予想しています。

つまり幸庵にもミシュラン調査員が何度か来るんでしょうね。

つうことで、☆☆☆のディフェンディングを願っております!

次回は何月にすっかなあ?
5月か6月かで悩むところ。

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

1月:5回
2月:2回
3月:4回
4月:4回
5月:1回
6月:2回
7月:3回
8月:3回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:36回

ご馳走様です!(2019/4/3現在、4.09ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2019年1月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、佐賀県鹿島市の株式会社 峰松酒造場の商品で、
黒麹を使った芋焼酎、デビルマン魔界への誘い(芋)をロックで。

かみさんは、

・にごり梅酒ソーダ割 700円(税抜)
・ゆず梅酒ソーダ割少なめ 500円(税抜)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(23000円(税抜))の内容は以下になります。

・昆布茶

・食前酒
  三重県鈴鹿市の清水清三郎商店の造る地酒、作(ざく)です。
  ざくという呼び名からガンダムファンから注目されているようで。
  日本酒に拘る居酒屋でもよく見かけるブランド。

・前菜
  たらば蟹の玉締めです。せり、柚子をあしらっています。
  熱々の極上銀餡が掛かっており、たらば蟹の旨味が生地に沁み込んで旨いなあ。

・椀物
  あん肝の真薯椀です。あん肝の真薯とは珍しいですが、
  あん肝の旨味をすっきりと引き出した感じでした。
  鰹出汁の効いた吸い地にあん肝の脂が輝いています。

・向付
  鰤、ダルマイカ、赤貝の刺身です。
  辛子胡麻醤油、梅肉だれ、出汁醤油が添えられます。
  鰤は細かいさしの入った脂ノリノリ状態でしたが、
  変な脂臭さは無くて鰤の旨味を出しまくっていました。
  それを後押しするのが、辛子胡麻醤油。辛みと胡麻の香ばしさが
  脂の乗った鰤の旨味をさらに昇華してくれますね。

・焼物
  松葉蟹と淀大根、菜の花の蟹味噌焼きです。
  なんとこれだけではなくて、たらば蟹焼きも添えられました!
  贅沢にも松葉蟹とたらば蟹の協演。
  たらば蟹を松葉蟹のミソに和えて食べたのは人生初。
  表現がおかしいかもですが、スルメイカのわたで、ヤリイカを塩辛にしたぜ的な。
  これら2種類の蟹を同時に食べ比べれたのは良かったですねえ(^^)
  何せ甲殻類好きなもんで。

・八寸
  紅白なます、小鯛、いくらの加減酢ジュレがけ、
  銀鱈味噌漬け焼き、八幡巻、ブルーチーズと梅肉の紫蘇巻き、
  なまこ酢と子持ち昆布寿司になります。
  銀鱈味噌漬け焼きはしっとりとした焼き上がりで、旨味が極上(^^)
  八幡巻は大好物の一つですが、食感のある牛蒡に鰻の旨味が染みてたまらん。

・蒸し物
  牡蠣と菊芋のすり流しです。ほうれん草を添えて。
  これは菊芋が主役の料理ですね。土の風味がたまらん。

・食事
  松葉蟹のお粥です。
  漬物は、もものすけ、しば漬け、長芋の盛合せ。
  もものすけは初めてでしたが、サラダカブの一種です。

・和菓子
  里芋と梅の練り切りです。

・お薄
  この日のお薄は甘みと旨味が素晴らしかったです(^^)

・水菓子
  苺、柑橘、ブランデーゼリー、白ワインゼリーのココナッツムースがけです。
  ブランデー、白ワインと大人のデザート。
  それらをココナッツの甘みと風味が纏め上げています。

これで、氷代500円(税抜)と消費税3810円を加えて、〆て51510円。

今回で一番印象的だったのは松葉蟹とたらば蟹の協演ですね(^^)
甲殻類好きには悶絶もんでしたわ。

次回は何月にすっかなあ?
3月の訪問回数がわりと少ないのでそこにするか?

以下は今後の訪問月検討のための訪問月マップです。

1月:5回
2月:2回
3月:3回
4月:4回
5月:1回
6月:2回
7月:3回
8月:3回
9月:2回
10月:4回
11月:2回
12月:4回
合計:35回

ご馳走様です!(2019/3/13現在、4.09ポイント)


2018年11月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、黄金千貫100%使用した
ノマンネコンネ ホワイトという宮崎県の白麹の芋焼酎をロックで。

そのあとは、

・デビルマン魔界への誘い(芋) 6000円(税抜)
  佐賀県鹿島市の株式会社 峰松酒造場の商品で、黒麹を使った芋焼酎。
  黒麹らしい風味があり、芋らしい飲みごたえ。

をボトルで入れてロックで飲みました。

かみさんは、

・幸庵オリジナル梅酒ソーダ割 1100円(税抜)
・マンゴー梅酒ソーダ割 900円(税抜)

を飲んでいました。

この日に頂いたおまかせコース(25000円(税抜))の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  そういえば写真を撮るのを忘れたのですが、まずは讃岐くらうでぃという
  濁り酒がふるまわれます。度数6%と弱めで、甘味と酸味があり、
  ヨーグルトみたいな飲み口。日本酒が苦手な方にはオススメ!
  前菜の内容は、松葉がにの加減酢ジュレがけです。
  松葉がにの身とミソ、舞茸、菊花に加減酢ジュレをかけています。
  幸庵らしい前菜からのスタート。

・椀物
  この時期でしたので、幸庵名物の蟹だらけ真薯かな?と思いましたが、
  意表をついて、牡蠣と焼き椎茸の真薯椀でした。
  ミニ青梗菜と飾り人参、木の芽が添えられて。
  吸い地は甘めの仕上がりでした。
  焼き椎茸らしい香ばしさがバシバシくるかな?と思いましたが、
  期待ほどでは無かったです。幸庵にしては珍しいなと。

・向付
  勘八、スミイカ、平目の刺身です。
  ちしゃとう、菊花、若芽、大葉、山葵が添えられます。
  印象的だったのはスミイカの甘さ。これは素晴らしい(^^)
  そして幸庵では初めて頂くのですが、この勘八の旨いこと。
  なんというか程よい歯切れのある弾力とすっきりとした脂も含む旨味の調和。
  変に脂臭いだけの勘八では無いんです。今のところ一番旨い勘八でした(^^)

・焼物
  カマスの柚庵焼きです。ハヤトウリ土佐酢が添えられます。
  脂がノリノリのカマスですわ。こりゃあ旨いね(^^)

・八寸
  箕ざるに、河口湖の紅葉、いちょうを散りばめた演出。
  紅葉をかき分けると中には、黒いちじくのフライ、
  鴨ロースの白髪ねぎ巻きと薩摩芋の燻製クリームチーズ乗せ、
  鱈の白子と肝の加減酢ジュレがけ、つぶ貝酒煮 ディル乗せ、
  芹、とんぶり、えのきの和え物。
  「映える」吉兆にも負けない演出がいいっすねえ(^^)

・台の物
  ロシアで水揚げされた見事な焼きタラバです。
  かに酢も添えられますが、何も付けずにそのまま食べます。
  とにかく蟹そのものの味だけでいい塩梅の塩気もあって旨いのなんの(^^)
  日本料理店でタラバガニを出す店が無いことを疑問に感じていましたが、
  幸庵がその疑問を払拭してくれましたね!
  松葉がにも旨いけどタラバガニも素晴らしいぜ(^^)/
  ほんと味が濃くて、甘みがあって、ジューシーで。その上、身がたっぷりと。

・蒸し物
  鱈の蕪蒸しです。蕪はおろしたものではなく、
  千切りにして卵白を和えたものを使用。
  そこにひらたけ、大浦牛蒡、山葵を添えて、
  甘めで濃いめの出汁餡をかけたものです。

・食事
  兵庫県柴山港で水揚げされた松葉がにの雑炊です。
  漬物はおそらくですが、化粧大根、山芋たまり醤油漬け、紫大根、蕪の葉の漬物。
  さらには、入手困難とされる香川県小豆島の株式会社アライ製造の、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  これを途中からかけていただくとまた違った味わいに変わります。
  お代わりは、釜揚げしらすととびこの雑炊でした。
  お腹も満足じゃあ(^^)/

・和菓子
  焼き栗きんとんです。表面には焦げ目がついていて本当に香ばしい。

・お薄

・水菓子
  コアントローアイスと苺、柿とコアントローゼリー、洋梨のコンポートです。

これで、氷代500円(税抜)と消費税4680円を加えて、〆て63180円。

今回で一番印象的だったのは圧巻のタラバガニですね(^^)

時期的に松葉がにをメインに攻めてくるのかと思いきや、
いい意味で裏をかかれましたし、日本料理においてもタラバガニは
松葉がににも負けない存在感を発揮してくれることを痛感しました。

さあて、次回はいつ伺おうかなあ?
1月?それとも2月か?
月ごとの訪問回数をなるべく平準化するならば2月なんだよねえ。

本当は毎月行きたいんですけど、金が(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2018/12/27現在、4.09ポイント)


2018年8月初旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、黄金千貫100%使用した
ノマンネコンネ ホワイトという宮崎県の白麹の芋焼酎をロックで。

かみさんは、日本酒梅酒のソーダ割り、
すっぱい梅酒のソーダ割りを2杯を飲んでいました。

この日にいただいたお任せコース(25000円)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  食前酒の梅酒ソーダ割りが添えられます。
  前菜は、もろこし豆腐のオーストラリア産サマートリュフ添え。
  もろこし豆腐は餅のようにもっちりとした食感。
  サマートリュフを細かく砕いて混ぜ合わせると、サマートリュフの爽やかな芳香。
  いいっすねえ(^^)

・椀物
  焼き穴子と冬瓜の椀物です。吸地にはオクラのすり流し。
  つるむらさきの花が添えられて、青柚子を散らしています。
  吸地はいつもながらに透明感が有ってすっきりと旨いわ(^^)
  ただし若干なのですが、穴子の皮の一部に臭みを感じました。
  これは幸庵にしては非常に珍しいことですが。

・向付
  メイチダイ、鮪、たこの刺身盛合せです。
  糸うり、わかめ、胡瓜の花、山葵があしらい。
  醤油と辛子醤油で頂きます。辛子醤油は鮪用。
  メイチダイは初めて食べますが、夏が旬のようで皮も添えられました。
  鮪は赤身と中トロの両方味わえる一番好きな部位。たっぷりと3切れも。
  たこはプリップリでしたねえ(^^)

・焼物
  本日のメインイベントでしょうか。
  ご主人が休日に自ら釣って来た岐阜の鮎の塩焼きです。一人2尾食べれます。
  幸庵独特の粘度のある蓼酢で頂きます。
  型が大きめなのと、ふっくらと焼き上げているため本来であれば、
  骨を外して食べた方が美味しいのですが、私は頭と骨もなるべく食いたいので
  そのままガブリとやりました。骨はゆっくりと噛めば大丈夫なのでね。
  やっぱ鮎は塩焼きが一番なんですよ。いろんな料理を食べて来ましたが。

・八寸
  鴨とみやじ豚の藁焼き、煮鮑とわかめ、鯵ととびこの生ペッパー和え 加減酢ジュレ、
  鱧の子 山葵和え、焼きいちじくのワイン煮、焼赤唐辛子とブルーチーズのエゴマ巻きです。
  どれもこれも酒飲みのための肴のオンパレード(^^)/

・鍋物
  松茸と鱧のしゃぶしゃぶです。
  鍋の中には味の付いた出汁が張られ、そこに松茸が浮かび、
  幸庵オリジナルバーナーを使って、鱧の薄切りをしゃぶしゃぶと。
  ポン酢とすだちで頂きますが、出汁にも味が付いていますのでそのまま食べても良し。
  残った出汁は極上のスープですので残したらバチが当たりまっせ!
  松茸も爽やかな芳香を放っていましたねえ。

・食事
  茨城県涸沼産鰻の蒲焼き御飯です。胡瓜と瓜の奈良漬け、昆布の佃煮が添えられて。
  御飯が少なめでしたので一瞬で完食。
  お代わりご飯は、もろこし、人参、椎茸の出汁餡がけ御飯 釜揚げしらす乗せです。
  けんちん御飯と呼んでいました。こちらは御飯がしっかりあり満腹状態に。

・和菓子
  栗マロンかぼちゃの羊羮 ぜんざい仕立てです。
  幸庵の夏の風物詩といえば、私の中では世界一柔らかいと思っている水羊羹なのですが、
  今回はこちらがサーブされました。
  ほんと栗マロンかぼちゃの繊維を感じ取れるそのままの自然な美味しさですよ。

・お薄

・水菓子
  バニラアイスの沖縄マンゴー、シャインマスカット、桃、ナガノパープル添え
 ワインゼリーがけです。

今回も鮎、松茸、鱧、鰻、サマートリュフと堪能させて頂きました。

次回は11月に伺う予定ですが今から楽しみじゃあ(^^)/
11月の中旬以降が蟹も解禁になるので狙い目かな?
そしてその次は2019年の1月にしようかなあ。
さらにその次は3月と、月ごとの訪問回数をなるべく平準化作戦中!

ご馳走様です!(2018/9/14現在、4.09ポイント)


2018年5月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、宮崎県日南市 古澤醸造の一壺春という、
黄金千貫芋を原料に手造りの白麹で仕込んだ芋焼酎をロックで。

その後はこれまた黄金千貫100%使用したノマンネコンネ ホワイトという
宮崎県の白麹の芋焼酎をボトルで入れました。
乾いたような飲み口で25度とは思えないすっきり感があります。

かみさんは、抹茶梅酒のソーダ割り、ブランデー梅酒のソーダ割り、
メロメロメロンのソーダ割りを飲んでいました。
抹茶梅酒のソーダ割りは写真撮り忘れ・・・
そんなに抹茶フレーバーは強く無かったですね。
ブランデー梅酒はいい意味でブランデー臭が柔らかく、
メロメロメロンは、その名の通りメロンフレーバーで甘過ぎず美味しいです。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  湯葉豆腐です。食前酒として梅酒。5月ですので根付きのしょうぶも添えられました。
  湯葉豆腐には、雲丹、空豆、アメーラトマトも添えられます。
  湯葉豆腐の幾重にも重なった湯葉の食感がいいですね。

・椀物
  おこぜの椀物です。
  なんとおこぜの身だけではなく、肝、皮、浮き袋が入り、
  うど、人参、ゆず、梅肉を添えたものです。
  吸地はスッキリと透明感のある出汁でした。これは好みでしたねえ。
  そして肝が濃厚で旨いわ。

・向付
  鰹、アイナメ、マコガレイ、アオリイカの刺身です。
  生姜醤油、梅肉だれ、島根県の井上古式醤油二年熟成の醤油が添えられます。
  この日は珍しく、オクラを叩いたものがあしらわれていました。
  アイナメは焼霜造りになっており、梅肉だれで食べてみてくださいとの案内。
  皮目の旨味が濃厚で、身のプリプリ感が半端無いですね。
  梅肉だれも美味しいのですが、醤油でもやっぱ旨いね(^^)

・焼物
  車海老、アオリイカ、蛤の石焼きです。
  あらかじめタレに浸けられた車海老、アオリイカ、蛤を熱せられた石で焼くものです。
  石焼の注意点としては乗せた瞬間に身が石に引っ付く場合が多いので、
  その点を注意しながら焼いていきます。最初はささっと表裏を焼くイメージ。
  この手の海鮮焼きは大好物(^^)

・八寸
  2段になった籠でのサーブ。いろんな形で登場しますなあ。いつもながら。
  籠の中には、のど黒漬焼き、鴨漬焼き、牛蒡、ポテトサラダの盛合せ、
  食用ほおずきとじゅんさい、ひじき、枝豆、黄色隠元、しらす、いくらの加減酢和え。
  ポテトサラダと簡略化して書きましたが、マッシュしたポテトに、
  入手困難とされる香川県小豆島の株式会社アライ製造の
  エキストラバージンオリーブオイルとクリームチーズを練り合わせ、
  中心に梅肉を包み込んだ手の込んだ逸品。当たり前のものじゃあありません。
  中でも旨かったのは、やっぱのど黒ですねえ(^^)脂がじゅじゅっと。

・揚物
  なんと贅沢にも鮑のコロッケです。山椒塩が添えられて。
  最近、コロッケブームなんでしょうかね?
  もちろんコロッケとは言っても当たり前のものでは無く、衣はなんだろう?
  あられを砕いたようなもので薄らと仕上げていますので重たくはありません。
  中の鮑はさっくりと歯切れよく仕上がっており、山椒塩との相性は抜群。
  いやあ、これは旨いや(^^)/
  こういう贅沢食材のコロッケ系は好きですね。

・煮物
  大長茄子と鰻の煮物です。刻んだ茗荷がたっぷりと乗せられて。
  茄子は揚げたと言ってましたが、炭火焼きの燻製香がバシバシありましたので、
  焼いたものを揚げたんでしょうかね?もしくはその逆?
  それらをやや濃いめの出汁餡でまとめています。

・食事
  谷中生姜ご飯、つゆもずくと春キャベツの赤出汁、
  鮑の肝醤油漬け、昆布の佃煮、胡瓜の漬物盛合せになります。
  谷中生姜ご飯は一瞬で無くなりましたわ。これはいくらでも食べれそうな感じで。
  つゆもずくと言っていたと思いますが大変貴重なもずくだそうで。
  通常のもずくよりも太くて食感があります。
  そしてコロッケで頂いた鮑の肝を醤油漬けにしたものまで添えられて豪華絢爛。
  速攻食べちゃったのでもちろんお代わり!
  お代わりは何が出るかなと思いきや、貴重なつゆもずくのお茶漬けでした。
  これも一瞬で完食!

・和菓子
  鯉のぼりを象った和菓子です。
  つぶ餡を、白餡と蓬餡の練り切りで巻いたものです。
  蓬の風味がいいっすなあ。

・お薄

・水菓子
  宮崎マンゴー、小玉西瓜、ラズベリーのルイベ、ブルーベリーの盛合せです。

今回も期待通りに旨かったあ。

実は5月に伺うのは初めてだったんですよねえ。意外にも。
訪問前に記録を辿ってみるとなんと5月の訪問歴が無かったことが発覚したんです。
万遍なく来ていたつもりが迂闊でしたが(^^;

ということで訪問記録を元に訪問月マップを作成してみました。

1月:4回
2月:2回
3月:3回
4月:4回
5月:1回
6月:2回
7月:3回
8月:2回
9月:2回
10月:4回
11月:1回
12月:4回
合計:32回

やはり冬の時期が美味しいので12月と1月の訪問回数が多いですねえ。
11月が少ないので今年はそこを攻めよう。

次回は8月に伺う予定ですが今から楽しみじゃあ(^^)/
そしてその次は11月ね!

ご馳走様です!(2018/6/16現在、4.10ポイント)


2018年3月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、宮崎県日南市 古澤醸造の一壺春という、
黄金千貫芋を原料に手造りの白麹で仕込んだ芋焼酎をロックで。

かみさんは、今シーズンデビューした花粉症がひどくなるためノンアルで通すとのことで、
カールユング スパークリングドライ 脱アルコールワイン 白を。
ドイツの商品で、通常のスパークリングワインの製法と同じように造り、
そこからアルコールを抜いたので味はスパークリンワインそのもの。
それも辛口でとてもノンアルとは思えないテイスト。これは旨い!オススメ!
その上このテイストであれば和食全般にも合いますので。
その後はペリエを頼んで飲んでいました。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・桜湯

・前菜
  ミル貝酒煮、雲丹、うど、ふきの加減酢ジュレがけです。
  青海苔、木ノ芽がアクセントにトッピングされて。
  ミル貝がコリコリとした食感で淡い旨味を持っていて。この時期の貝は旨いね(^^)

・椀物
  小柱と玉子の真薯椀です。珍しくも季節のつくしと柚子が添えられます。
  真薯の中には小柱がコロコロと入っていました。吸地は鰹出汁がそこそこ効いていて。

・向付
  クエ、ミズダコ、赤貝の刺身盛合せです。
  珍しいのですがトウモロコシスプラウトと莫大海、わらび、大葉、山葵が添えられ。
  醤油と梅肉だれで頂きます。
  ミズダコの吸盤はボイルしているのですが、これがコリコリして旨いっすねえ。
  赤貝は貝ヒモも添えられていましたが新鮮そのもので旨みに溢れ。

・揚物
  まさかの揚物の登場です。ある意味嬉しいサプライズ(^^)
  その内容たるや、牡蠣と干し柿の揚げ物、穴子コロッケ、真鯛の白子の湯葉巻き揚げです。
  山椒塩が添えられますのでそれで頂きます。
  牡蠣と干し柿とはダジャレのようですが相性は抜群。
  見事な大きさの牡蠣で干し柿を包んで揚げたものです。
  穴子コロッケは砕いたあられを衣にして厚みのある穴子を揚げたもの。フワフワですわ。
  真鯛の白子の湯葉巻き揚げはそのネーミング通りのウマウマですよ。
  白子の濃厚でとろっとした旨味が溢れ出て。
  料理の説明を聞いている時に旨いのが確定でしたがほんと旨かったわ(^^)

・八寸
  なんじゃあこりゃあっ!という見事な器に乗せられてのサーブ。
  見事な漆黒の台座の上には2種類の桜に彩られた涙物の肴の数々。
  その内容たるや、煮鮑の肝添え、海鱒の木の芽焼き、
  ホワイトアスパラの木ノ芽味噌がけ クエの皮添え、
  毛蟹の脚とクチコ、毛蟹の煮凝り 蟹味噌と針生姜を添えてです。
  溜息が出るくらいに圧巻の呑兵衛仕様八寸ですよ(^^)/
  どの肴も素晴らしいお味で。器も含めてこれだけ豪勢な八寸は人生初ですわ。

・煮物
  湘南ブランドのみやじ豚の塩煮です。
  下には新玉ねぎのグリルを敷き、行者ニンニクの素揚げとからしを添えて。
  地元食材だけあってみやじ豚は定期的に登場しますね。

・蒸物
  蛤、原木椎茸、焼き百合根の玉締めです。お料理はこれがラスト。

・食事
  しらすとわさび菜のご飯、、いくら、しじみの赤出汁、香の物です。
  この日は腹減りモードMAXでしたのでお代わりを!
  お代わりご飯は、生湯葉ととびこ乗せご飯でした。これでお腹いっぱいじゃあ!

・和菓子
  ひちぎりという和菓子です。蓬餅の上につぶ餡と白餡。ひなあられを添えて。
  季節を感じる和菓子ですよねえ。蓬系は個人的に大好物で(^^)

・お薄

・水菓子
  桜アイス、マンゴーのコアントローゼリー寄せ、日向夏ゼリー、苺です。
  これまた見た目にも華やかでワクワクしますなあ(^^)
  桜アイスは若い板さんの試作品だそうですが、桜の香りが丁度良くて美味しかったです。
  帰る際にそれを伝えるのを忘れたのは失敗でしたが・・・
  美味しかったですよ!!!

幸庵はいつもワクワクしながら訪問して、そして大満足して帰るのですが、
この日ももちろんその通りの結果になりました。

これほどの回数通ったお店は、あらゆるジャンルを通して人生において皆無なのですが、
それでも毎回驚きと感動を与えてくれるんです。これは凄いことですよ。
だって星の数ほどの和食店がひしめく京都に伺ってもそうそう感動しないですもん。

特に今回感動したのは八寸。ほんと涙ものですわ。
クエの皮を添えてくれたりと呑兵衛の心をわし掴みに。
毛蟹もたっぷりで甲殻類好きの私はノックアウト・・・

次回は5月に伺いますが今から楽しみじゃあ(^^)/

ご馳走様です!(2018/4/22現在、4.10ポイント)


2017年12月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県原口酒造株式会社の赤男猿という
紅芋仕込みの「にごり芋焼酎」のボトルを。

その後は、宮崎県日南市 古澤醸造の一壺春という、黄金千貫芋を原料に
手造りの白麹で仕込んだ芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、月の輪という梅&リンゴ酒のソーダ割り、鍛高譚の梅酒のソーダ割り、
瑞泉の梅酒のソーダ割りを飲んでいました。いつもは2杯なのに珍しく3杯も。
特に梅&リンゴ酒のソーダ割りを気に入っていたようです。私にはジュースでしたが。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  雲子の一杯醤油焼き 天かぶ吹雪仕立て くちこ添えです。
  下には下仁田ねぎが鎮座し、柚子を散らしています。
  雲子とは鱈の白子のことですが、河豚の白子にも負けず劣らずのまったり濃厚な美味しさ。

・椀物
  松葉がにの真薯椀です。ほうれん草、木の芽を添えて。
  幸庵の蟹の真薯は、「蟹だらけ真薯」なんです。つなぎはギリギリしか使わず、
  蟹肉のみの味。出汁に蟹の甘味が出ていてたまらんなあ・・・ もはや。

・向付
  寒ブリ、赤貝、平目、アオリイカの刺身です。
  ちしゃとう、紅芯大根、本山葵、大葉があしらわれ、ちり酢、梅肉醤油が添えられます。
  寒ブリは程よい脂が乗っていてくど過ぎないのが良かったです。
  紅芯大根との相性が良くて。平目は旨味が乗っていましたねえ。

・蒸物
  兵庫県柴山漁港で水揚げされた松葉がにです。蟹酢が添えられます。
  一人に対し、爪の部分と脚が2本。香りといい甘みといい旨味といい・・・
  もう、甲殻類好きには至福ですよ。シ・ア・ワ・セ

・焼物
  豊後牛ともさんかくの朴葉柚子味噌焼き 黄ニラ添えです。
  久しぶりに幸庵で牛を食べましたが、赤身と脂身の調和の良い部位で、
  ミディアムレアに焼き上げ、朴葉柚子味噌と黄ニラの香りがアクセントに。
  山わさびも添えられていましたが、これとの相性も良かったです。
  量も結構乗っかっていました。これだけで150g前後は有ったのではと。

・八寸
  何とも重厚感のある皿での提供です。この皿いくらするんだろう?という。
  茄子と太刀魚の炙り、ナマコとこのわた、蟹肉の蟹味噌和え、
  あん肝も豆腐ジュレがけ、子持ち昆布の雲丹乗せ 芹添えになります。
  この中では特に太刀魚が美味しかったです。脂が乗っていてそれが茄子に浸み込んで。

・煮物
  平貝、北寄貝、牡蠣、淀大根の治部煮です。
  下には牛蒡のすり流しを敷いています。

・食事
  蟹雑炊です。山芋たまり醤油漬け、あやめかぶ、蕪の葉の漬物を添えて。
  さらには、入手困難とされる香川県小豆島の株式会社アライ製造の、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  これを途中からかけていただくとまた違った味に変わります。
  この日はお腹に余裕があったのでお代わりを(^^)
  お代わりは、なめこ雑炊 とびこと刻み海苔添えがサーブされました。
  満足じゃあ(^^)/

・和菓子
  百合根のきんとんです。

・お薄
  クリスマスバージョンの器でのサーブでした。

・水菓子
  これまたクリスマスバージョンの超豪華セットでのサーブ。
  柿とコアントローゼリー、洋梨、苺のプレートに、
  紅マドンナなどの3種類の柑橘とココナッツムースになります。
  美味しいだけでは無く目でも楽しめますよね(^^)

いやあ、今回も素晴らしかったですわ(^^)

この時期は、相当な高値で取引される松葉がにをこれだけ頂けて
料理代金としては28000円でしたので相当CPいいと思いますよ。
東京あたりの人気店だったら35000円くらいは取られてもおかしくないですもん。

この日は久しぶりにご主人とゆっくりお話が出来てその点でもラッキーでした(^^)

今度は春に伺いまっせ!3月くらいかな?ちょっと間が空くけど・・・

ご馳走様です!(2018/1/16現在、4.07ポイント)


2017年10月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県原口酒造株式会社の赤男猿という
紅芋仕込みの「にごり芋焼酎」のボトルを。

かみさんは、ジンジャー梅酒とブランデー梅酒を。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  平貝炙りと雲丹の加減酢ジュレがけです。
  下には、わかめが敷かれ、サイドにはヒラタケとミニ青梗菜が添えられます。

・椀物
  松茸と銀杏豆腐の椀物です。
  飾り人参、柚子皮があしらわれます。
  松茸は見事な型のもの。出汁は昆布の甘みを主張させていました。

・向付
  平目と鰹のたたきです。
  イタリアンハーブのセルバチコが敷かれ、ハマボウフウと栗南瓜、大葉があしらいに。
  醤油と藻塩が添えられます。鰹のたたきは藻塩でどうぞとの案内。
  鰹のたたきはもちろん藁で焼いたもの。無茶苦茶燻製香がして旨いわ(^^)

・焼物
  松茸と鰆の松葉焼きです。銀杏とむかごの塩焼きも添えられます。
  これまた見事な型の松茸がまるまる2本分あります。1人でまるまる1本食えることに。
  鰆もしっとりとした焼き加減で旨みと脂がノリノリ状態。
  松茸は、すだちポン酢が添えられますのでそれで頂きました。
  ぶっといのを手で大事に裂きながらね!
  しまった!これこそ松茸リフトアップすれば良かったわ・・・

・揚物
  松茸のコロッケです。
  塩味が付いていますのでそのままで。かぼすも添えられますのでお好みで。
  ご主人が最近はまっているレシピだそうですが、衣は極薄になっており、
  松茸のジュースをうまく閉じ込めていますわ。これは旨いなあ。確かに。

・八寸
  鮑の柔らか煮 肝の酢漬け添え、広島産牡蠣の酒煮 山えのき辛煮添え、
  〆鯖のとんぶり白和え 茗荷と姫りんごのピクルス ディル添え、
  椎茸と壬生菜のお浸しになります。
  どれも一工夫あるのが嬉しいところ(^^)
  姫りんごのピクルスって合うねえ。

・鍋物
  ぐじのしゃぶしゃぶです。
  黄金の出汁を張った鍋の中には、山えのき、、雪嶺茸、大黒しめじ、丹波しめじ、
  ブラウンえのきの5種のきのこが浮かんでいます。
  それを幸庵特製のガスバーナーで煮ながらしゃぶしゃぶする趣向。
  たっぷりのぽん酢も添えられますが、出汁自体にも味が付いていますので、
  そのままで食べても美味しいです。

・食事
  松茸ご飯 和牛炙り添えです。
  二番出汁のお吸い物と香の物が添えられます。
  土鍋で炊いた松茸ご飯の上に、さっと炙った醤油ベースの味の付いた和牛を乗せたもの。
  松茸と和牛を合せているご飯は私も初めて見るのではと。
  その結果は、無茶苦茶合いますし、美味しいです(^^)
  松茸の香りと牛の香り、そして炙った香りの三重奏ですね。

・和菓子
  きせわたです。
  菊をイメージしたオレンジ色の餡の和菓子の上に、まさに綿をイメージした、
  綿菓子を乗せたものです。写真はその綿が外れちゃったものですが、
  この写真が一番フォーカスが合っていたのであえてこれを採用しました。

・お薄

・水菓子
  栗のアイス、
  洋梨のコンポートとシャインマスカットのワインゼリー ラズベリーソースがけです。
  柿も添えられています。
  どれも美味しいのですが、特に栗のアイスは特筆もの!
  和菓子と洋菓子のジャンル全てを見渡しても、これほど栗の実力を引き出した
  スイーツを味わったことが無いくらいに。スイーツを作らせても天才ですねえ。

今回はいつもよりもボリュームが多かったので、食事の時も通常はお代わりするところを
今回は遠慮しちゃいました(^^;

実は、この翌日のランチで寿司食べ放題を予約していて(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

それも年に1回の大食いの日だったので100貫食うぞ!と意気込む気合の入れよう。

ということで、幸庵の翌日にはそのような予約は絶対に入れまいと心に誓った次第。

ここ2年間は1月に伺っていましたので今回は月をずらしたいなと思い、
次回は、ちょっと早めの12月に伺うことにしました。

大好きな蟹の季節(^^)楽しみじゃあ!

ご馳走様です!(2017/11/14現在、4.07ポイント)


2017年7月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県小鹿酒造株式会社の
小鹿という芋焼酎のボトルを。
その後は、鹿児島県原口酒造株式会社の赤男猿という
紅芋仕込みの「にごり芋焼酎」のボトルを入れました。

かみさんは、日本酒4種飲み比べと、日本酒ベースの梅酒ロックを。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  胡麻豆腐の雲丹乗せです。
  胡麻豆腐の上に雲丹を乗せ、山葵、穂紫蘇、金粉をあしらい、
  割り醤油を張ったものです。金粉で七夕の星をイメージしたそうです。
  食前酒として梅酒ソーダ割りも添えられます。
  そして驚いたことに、箸の入った箱が用意され、「幸庵」の文字が
  刻印された樺の木の箸が入っており、持ち帰ることが出来るとのこと!
  実はちょうど自宅の箸の先が欠けてしまったので、買わなきゃいけないなあと
  思っていた矢先でしたので嬉しさもひとしお(^^)
  毎日使う箸ですので、毎日のように幸庵を思い出すと(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  あっ、ちなみに、この箸は超常連さんにしか出していないとのこと。
  私は27回幸庵を利用していますので超常連さん扱いにしてくれたんでしょうね!
  そもそもこれだけの回数、同じお店に伺っているのは人生においても無いです。

・椀物
  鱧の椀物です。
  管ごぼう、3種の人参、柚子皮も添えられて。3種の人参で天の川をイメージ。
  そして鱧の浮き袋も入っていました(^^)常連の特権でしょうか。
  この日の吸い地は、ほんのり甘くて鰹節が効いていましたね。

・向付
  ヤリイカ、蛸、イシガレイの盛合せです。
  梅肉だれと、もみじおろし醤油が添えられて。
  そして面白いのが、添えられた胡瓜の形。私には星形。かみさんにはハート形。
  味はもちろん普通の胡瓜なのですが、このような添え物には威力を発揮ですな。
  イシガレイの縁側も添えられていてこれまた常連の特権(^^)

・焼物
  太刀魚の松葉焼きです。
  野辺地蕪のレモン酢漬けが添えられます。
  太刀魚は見事な焼き上がりで、燻製香がしますね。
  無茶苦茶脂が乗っていて太刀魚の実力を余すことなく発揮。これは旨いわ。

・八寸
  今までの八寸とは異なる趣向で、それぞれグラスに入ってのサーブ。
  その内容は、みやじ豚の塩麹炭火焼き、煮鮑 肝添え、
  鱧子の塩辛 ほおずきと車海老、白瓜添え、万願寺唐辛子ととうもろこしのかき揚げ、
  ブルーチーズと梅肉のえごまの葉巻きになります。
  酒が進んでしゃーないわな(^^)

・強肴
  この日は鮎が食えるかなと期待しての訪問だったのですが、
  焼物に太刀魚が出てきた瞬間に今回は鮎が準備出来なかったんだなと
  思っていた矢先でのまさかの鮎の炭火焼きの登場です!
  本当は、鮎の炊き込みご飯にしようと思って焼いてみたところ、
  思った以上に良い仕上がりだったそうで、急遽焼物としてサーブしたとのこと。
  幸庵って仲居さんの方も仰るのですが、その時になってみないと
  何が出てくるのかは分からないんだそうです。もちろん大まかなコースの流れは
  決めているのですが、このように柔軟に変えてくることも多々あるそうで。
  ちょうど頭から骨まで食べるのには良いサイズの鮎が2尾。
  たで酢で美味しく頂きましたよ(^^)今年の初鮎!

・鍋物
  鱧のしゃぶしゃぶです。
  黄金の出汁の入った中には、なんと松茸も(^^)/ 走りの松茸ですなあ。
  鱧のしゃぶしゃぶ加減を色々と試しながら食べてみたところ、
  ある程度しっかりとしゃぶしゃぶした方が皮の旨味を引き出せましたね。
  何でも半生がいいのでは無いという事でしょう。
  鱧のエキスと松茸の香りの出た黄金の出汁はもちろん完飲ですわ。

・食事
  夏野菜うどん 胡麻だれ仕立てです。
  幸庵名物の氷の器に、細めのうどんを入れ、とうもろこし、トマト、オクラ、
  白茄子などの夏野菜を添え、胡麻だれをかけたものです。
  何度食べても感動の旨さですわ(^^)これを単品で販売するといくらなんだろう?
  そしてさらには入手困難とされる、香川県小豆島の株式会社アライ製造の、
  エキストラバージンオリーブオイルが添えられました。
  ぐぐってみると1本12000円以上する代物!
  途中からかけて頂くと、胡麻だれが更なる昇華を果たしましたよ。
  つうかこのオイルを飲みたいくらい。
  食事のお代わりはいかがですか?とのことで少量頂くことに。
  何が出てくるかは厨房次第。
  出て来たのが、鮎の山椒煮御飯。ちょっとだけ出汁を張って、
  半分はお茶漬け風に。お代わりで全然趣向の異なるものが頂けて満足(^^)

・和菓子
  幸庵名物の水羊羹です。
  私の中では今のところ日本一の水羊羹。なので同時に世界一だと思っております。
  ちなみに2位は松川の水羊羹で、3位は山玄茶の水羊羹。
  いずれも滋賀の名料亭である招福楼出身のお店ばかりです。
  何がそんなに凄いかというとその柔らかさ。これ以上柔らかく出来ない極限状態。
  寒天を加えるときに1滴ずつ加えていき、ギリギリ固まるところで止めると。
  0.1g単位でレシピを調整しているとのこと。
  良い意味で変態でしょう(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  スプーンを置くと何の抵抗も無くストンと落ち、口に含んだ瞬間に溶けて無くなる。
  絶対にまな板の上では切れない水羊羹。水の中で豆腐以上に優しく扱う水羊羹。
  何度食べてもこの感動は色あせない。

・お薄

・水菓子
  バニラアイス、シャインマスカット、桃のラズベリーソースとブランデーゼリー添え。
  ブランデーがしっかり効いていましたので下戸は危険ですね。

今回の構成は前半は大人しい感じだったのですが、八寸を境目に後半が
これでもかとたたみかけるようなイメージがありました。

そして全体を通して超満足の結果に(^^)

諦めていた鮎が結局は2度も出て来ましたしね!

次は秋ですな。キノコの最盛期にでも訪れましょうか。

ご馳走様です!(2017/8/13現在、4.07ポイント)


2017年4月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた、鹿児島県小鹿酒造株式会社の
小鹿という芋焼酎のボトルを。

かみさんは、麒麟山梅酒のロック。
その後は、日本酒3種飲み比べで、菊姫 先一杯、超辛口純米吟醸 大信州、ラヂオ
を飲んでいました。意外にも超辛口純米吟醸 大信州が一番好みだったと。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・桜湯

・前菜
  毛蟹、雲丹、生のあおさの加減酢ジュレがけです。ハマボウフウを添えて。
  別の器には蟹味噌も添えられます。
  蟹味噌は最初は単独で舐めていましたが、途中からは毛蟹に混ぜて頂きました。
  その方が美味しかったですね(^^)

・椀物
  アイナメの葛打ちです。
  大将自らが朝掘りしてきた筍と片栗の花が添えられます。
  鰹出汁の効いた美味しい吸地ですわ。

・向付
  トリ貝、スミイカ、コチの刺身です。わらびがあしらわれ、
  梅肉だれと醤油が添えられます。
  トリ貝は甘みもあってこれは旨いなあ。

・焼物
  海鱒の漬焼きです。ホワイトアスパラが添えられて。
  海鱒はきりっと醤油味。脂も程よく乗っています。
  ホワイトアスパラはしゃくっとした歯触りで旨いわあ。味が濃くて。

・八寸
  まさに八寸らしい酒の肴のオンパレード(^^)/
  猪と鹿の麹漬け焼き 行者にんにく添え、からすみ筍、車海老味噌挟み、
  ばちこ炙り、根芋と水前寺海苔、めかぶの醤油煮凝りがけ、
  のびる甘酢と鯛の白子の酒盗がけになります。
  どれもこれも酒が進んでしゃーないわ(^^)
  特に高級珍味のばちこは堪らんね!

・鍋物
  和牛と筍の花山椒鍋です。
  しっかりとした鰹出汁ベース。ポン酢も添えられましたが、
  ほとんどはこの出汁のみで味わいました。
  花山椒の香りが堪らんわあ・・・ これはほんと旨い。

・食事
  シンプルに豆御飯です。
  味噌汁、桜海老、香の物が添えられます。
  今回は珍しくおこげが出来ていました。幸庵では初の経験か。

・和菓子
  蓬のきんとんです。蓬の風味がしっかりとありました。

・お薄

・水菓子
  やよいひめと宮崎マンゴー、アーモンドブランマンジェになります。
  アーモンドブランマンジェはフルフルの食感で旨いねえ(^^)

いやあ、この日も美味しくて満足(^^)

今回は、毛蟹、八寸、花山椒鍋が特に良かったですね。

次回は鮎の季節に伺いたいと思います!

ご馳走様です!(2017/5/13現在、4.10ポイント)


2017年1月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた「お客様 この焼酎は、いかがですか。」
という株式会社霧島町蒸留所の白麹仕込みの芋焼酎ロックを。
その後は、鹿児島県小鹿酒造株式会社の小鹿という芋焼酎のボトルを入れました。

かみさんは、ウイスキーベースの梅酒のソーダ割りを。
その後は、ウォッカベースの梅酒のソーダ割りを飲んでいました。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・昆布茶

・前菜
  北寄貝治部煮です。北寄貝、菜の花、子持ち昆布を銀餡仕立てにし、
  茗荷をトッピングしたものです。
  噛むほどに旨味の滲み出る北寄貝。銀餡の塩梅も含めて旨いなあ、いつも。

・椀物
  松葉蟹の真薯 吹雪仕立てです。うぐいす菜、神馬藻、飾り人参、柚子を添えて。
  幸庵の蟹の真薯はいつものことながら蟹だらけ真薯なんです。
  つなぎは最小限で蟹の身そのものの真薯。旨いねえ。やっぱ。

・向付
  スマカツオ、赤貝、スミイカ、平目の造りです。
  水前寺海苔、ちしゃとう、山葵があしらわれ、醤油と梅肉醤油で頂きます。
  スマカツオは人生で2度目ですが、全身トロのような滅多に獲れないカツオの一種。
  何も言わなければマグロの仲間かと思うほどの脂のノリでウマウマ。

・焼物
  松葉蟹の甲羅焼きです。甲羅の中には松葉蟹の身、せり。
  それを蟹味噌ベースの出汁で煮ながら頂きます。
  今までは炭火で提供していたそうですが、微妙な火加減調整が可能な
  幸庵特製ガスバーナーでの登場です。
  炭火だと自分で煮加減を調整できませんが、これだと自分で思いのままに。
  食べる人のスピードに合わせられるのがメリットですね(^^)
  直接炭火で炙る料理で無ければこのような調理器の方が実があるということ。

・八寸
  非常に横長の見事な器での登場でしたが写真に収まりきらないので
  取分け後の状態を撮りました(^^;
  焼き牡蠣、鮟肝、ナマコのコノワタ乗せ、からすみ天かぶ添えです。
  今回の八寸は普通だったかなあ。ハイレベルな幸庵の料理の中では。
  ただし、鮟肝はきめの細かさといい、旨味といい、見事なものでした。

・強肴
  鴨の炙り焼きです。鴨肉を叩いたつくね、わさび菜、からし菜を添えて。
  塩と山葵で頂きます。
  鴨の炙り焼きは燻製香とレアな火加減が見事(^^)これは旨いわ!
  つくねも噛んでいると肉の甘みを感じるほどに。
  はあ・・・ 今回の中ではこれがNo.1.

・蒸物
  雲子炙りの玉締めです。フキノトウを炙ったものを散らして。
  雲子の濃厚な旨みはもとより、フキノトウの苦味がアクセントに。

・食事
  魚沼産コシヒカリ 雪椿のおかゆです。
  炙った車海老と海老味噌、淀大根を添えて。
  香の物は、あやめかぶ、白菜と穂紫蘇の漬物、フキの葉の辛煮。
  おかゆは海老油も添えられますので好みでかけて頂きます。
  ちなみに雪椿とは幸庵のご主人が惚れ込んだ米で使用することになったそうです。
  お替りは、薫製サーモンのいくら乗せ出汁茶漬け。
  これまた趣が変わったお替りでお得でんな(^^)

・和菓子
  埋火です。朱色と黒の餡で、溶岩の埋火を表現。粉糖で灰をイメージ。

・お薄

・水菓子
  バニラアイスと酒粕のアイス 卵黄ソースがけと、
  杏仁豆腐 紅マドンナ、苺の蜂蜜漬け、マンゴートッピングです。
  記念日バージョンですので豪華な装いでの登場(^^)/
  お盆の中の細かな装飾品はお店の仲居さんの手づくり!
  幸庵は優秀な仲居さんにも支えられてるんですね(^^)

冬期休暇中に京都に行きましたが、そこで色々なお店で料理を堪能させて頂きました。

しかし幸庵の料理が一番落ち着くし、しっくり来ますなあ(^^)
ここのがやっぱ好みなんでしょうね。

今回の中では鴨の炙り焼きがお見事でしたわ。

次回もちょっと間が開きますがまた楽しみにしております!

本当は毎月でも伺いたい・・・

ご馳走様です!(2017/3/1現在、4.10ポイント、ミシュラン☆☆☆)


2016年10月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた「お客様 この焼酎は、いかがですか。」
という株式会社霧島町蒸留所の白麹仕込みの芋焼酎ロックを。

かみさんは、日本酒で有名な、真澄梅酒のソーダ割りを。
その後は、柚子梅酒のソーダ割りを挟み、最後は真澄梅酒のソーダ割りでフィニッシュ。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  一塩甘鯛、野辺地かぶ、柿の加減酢ジュレ掛けです。菊菜があしらわれています。
  塩で旨みを凝縮した甘鯛がウマウマですわ(^^)

・椀物
  松茸と銀杏豆腐の椀物です。柚子の松葉造りと柿の葉をかたどった人参が添えられます。
  松茸は見事な大きさ。吸い地はやや甘めに仕上げられていました。
  銀杏豆腐は1時間以上かけて練り上げられておりねっとりときめが細かく、
  風味も抜群です。

・向付
  平目、平目の卵、アオリイカ、カンパチの造りです。
  ハマボウフウ、紅白の大根、わかめ、生山葵、すだちが添えられます。
  造りはもちろんのこと、あしらいも全て旨いんですよねえ(^^)

・焼物
  松茸と銀杏の松葉焼きです。
  見事な陶器の中には、塩と松葉がたっぷりと盛られ、松茸と銀杏が蒸し焼き状態に。
  そのままで食べても美味しいですし、すだち、出汁に浸けて食べてもいいです。
  松茸は食感がコリコリとしっかりとしており、ジュースに溢れ、香りと旨味が抜群。
  ここ数年よそで食べて来た松茸って香りはそこそこするものの旨味に欠けており、
  その点が不満でしたが、幸庵の松茸は旨味も十分(^^)

・八寸
  これまた見事な器でのサーブ。
  鮑の柔らか煮 肝醤油がけ、人参のいぶりがっことサーモンのとんぶり白あえ、
  焼椎茸とほうれん草のお浸し、黒いちじくの炙り寿司の盛合せです。
  菊の葉が数枚敷かれていたのですが、とんぶり白あえをそれに巻いて食べると
  相性が良かったですね。苦味との相乗効果で。

・鍋物
  松茸、アワビタケ、黒毛和牛、九条ねぎのすき煮です。温泉卵で頂きます。
  ほんと贅沢なすき煮ですよ(^^)
  これでご飯をかっこみたいくらいに。
  これに関しては関西のすき焼きにも近い、濃いめの味付けだったのが逆に良かったです。
  しかし松茸がなんぼでも出てくんなあ(^^)

・食事
  舞茸の炊き込み御飯 ハニートリュフがけです。
  もずくとあられのすまし汁に、塩こうじ昆布の漬物が添えられます。
  ハニートリュフとは蜂蜜のような甘い芳香を放つ白トリュフ。
  ちなみに私は初めて頂きましたが、本当に甘い味がしました。
  言われなければトリュフとは絶対に分からないくらいに。
  そのまま食べた後は、炊き込み御飯によく混ぜて頂きました。
  もちろん完食でしょう(^^)

・和菓子
  着せ綿です。百合根のきんとんで菊をかたどり、綿菓子を乗せることで、
  着せ綿を表現しています。中には私には丁度良い甘さの粒あん。

・お薄

・水菓子
  洋梨のソルベ、姫りんごのシナモンシュガー焼 ココナッツミルク添えです。

いやあ、今回は圧巻の食材でしたわ(^^)

松茸がなんぼでも出てきた後には、まさかのハニートリュフ。

松茸を見直すことが出来ましたし、ハニートリュフという貴重な経験もさせて頂きました。

これだから幸庵はやめれんのだよなあ(^^)

次回はちょっと間が開きますがまた楽しみにしておりますのでね!

ご馳走様です!(2016/10/31現在、4.11ポイント、ミシュラン☆☆☆)


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2016年8月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていたむかしむかしという白麹の芋焼酎ロックを。
その後は、「お客様 この焼酎は、いかがですか。」という冗談のような名前の
焼酎ボトルを入れました。株式会社霧島町蒸留所の白麹仕込みになります。
これが白麹らしくすっきりと飲み口が良くてなかなかの美味しさですわ。

かみさんは、野菜の梅酒ソーダ割りと、
ウイスキー山崎を使った梅酒のソーダ割りを飲んでいました。
その後は前回お気に入りのノンアル、京都宇治碾茶 The Uji。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  つぶ貝の酒煮、青ずいき、北海道の雲丹、トウモロコシの加減酢ジュレバジル風味。
  食前酒として梅酒ソーダ割りが添えられます。
  いろんな味と食感が複雑に絡み合う一品。それをバジルの入った加減酢ジュレが
  纏め上げています。相変わらず旨い前菜ですわ。

・椀物
  鱧の葛うち椀です。鱧の浮き袋、新牛蒡、冬瓜、梅肉、青柚子が添えられて。
  出汁は皇室への献上昆布を使ったもの。
  昆布の甘みが出ています。これは凄い・・・
  献上昆布は3度目くらいだと思いますが、今回のが一番昆布の甘みを感じたかも。
  これぞ極上の出汁ですよ。マジで。

・向付
  マダコ、鰹のたたき、アブラメ、伊勢海老の刺身です。
  おかひじき、糸瓜、芽紫蘇、若芽、柚子があしらいです。
  そこに藻塩、いづみ橋醤油、梅醤油、生姜醤油にあさつきを散らしたもので頂きます。
  幸庵で伊勢海老を食べるのは初めてですが、ブリンブリンの歯応えで
  甘みもしっかりと乗っていましたね。柚子をちょっと搾って藻塩で頂きました。
  アブラメは名残でしたが、皮目が炙られて旨みが乗っていました。

・焼物
  利根川の天然鰻の蒲焼きと焼き茄子です。
  ちなみに、やきなすという品種の茄子で作った焼き茄子です。
  新潟市北区のみで栽培されている品種だそうで。近くでは売ってないのかあ。
  天然鰻にしては脂もノリノリの状態でふっくらとしていました。ウマウマ。
  それにも負けないのが焼き茄子だったというわけで。
  もちろん炭火で焼いた香ばしさもあるのですが、肉質が柔らかくて。

・八寸
  たたみいわしとクリームチーズ、モテモテトマトの西京漬け、
  蒸し鮑、車海老と鰹の酒盗、昆布とトビコ、茶豆、穂紫蘇の和え物の盛合わせです。
  相変わらず酒の進む肴のオンパレードですわ(^^)

・強肴
  茄子の牛肩ロース巻き 胡麻ソースです。黄ニラが散らされて。
  肩ロースの割には霜がふったような柔らかさが。

・鍋物
  鱧のしゃぶしゃぶ松茸仕立てです。
  なんと松茸の出汁で鱧のしゃぶしゃぶを食べるという超贅沢な趣向で(^^)
  炭火を従えた七輪の上には黄金出汁の張られた鍋が。
  そしてそこには大きな松茸様が自分を犠牲にして出汁として君臨。
  見事なガラスの器にはこれまた見事に薄切りにされた鱧の身。
  ポン酢とあさつき、紅葉おろしが添えられます。
  鱧の身をレアでしゃぶしゃぶしたり、ミディアムでしゃぶしゃぶしたり、
  ウェルダンでしゃぶしゃぶしたり、時折松茸様を食べたりと贅沢三昧。
  そして中盤以降に黄金出汁を飲んで見ると極上の出汁に仕上がっています。
  くはあ・・・ これはたまらんわ・・・
  やっぱ幸庵は凄い。なんか自分のことのように嬉しい。

・食事
  海藻をつなぎに使ったごまだれうどんです。
  器は氷を手で削って作ったものです。
  海藻をつなぎに使ったうどんは非常に細く、冷麦くらいかな。
  そして無茶苦茶コシというか弾力とモチモチ感があります。
  それをごまだれの出汁に浸し、ぶぶあられ、根セロリを散らしています。
  氷の器の美しさ、ごまだれと根セロリの香り、ぶぶあられの食感と香ばしさ、
  そしてうどんのコシと喉ごしと冷たさ。もう至福ですわあ・・・
  もしこれがどこかのうどん店で出てきたら4.5ポイント以上を付けるでしょう。
  氷の器で手が滑るので、器を持ってごまだれの出汁を飲んでもらえるように、
  専用のナプキンも用意されます。全部飲み干さないとバチが当たりまっせ!

・和菓子
  今回はご主人から色々と試作品を出していただきました。
  わらびもちと韃靼蕎麦汁、大人の白ぜんざい、大人の黒ぜんざいです。
  ネーミングは適当ですが。なにせ試作品なので。
  わらびもちには寒天も加えているそうで。そこに韃靼蕎麦の香ばしい味が。
  旨いなあ。
  大人の白ぜんざいには酒粕が入っています。まだ何かが入っているとのことですが、
  集中して食べても分かりません。答えは練乳。分からん(涙)
  酒粕の風味を抑える意味で練乳を入れてみたそうです。
  答えが分かってもまだ分からん(大涙)
  大人の黒ぜんざいも何かが入っているのですがやっぱ分からん(大涙)
  答えはブランデー。こっちは答えが分かると何となく感じ取れましたわ(^^)
  隠し味って答えが分からないとほんと難しいねえ・・・

・お薄

・水菓子
  ナガノパープル、シャインマスカット、白桃、すいかの盛合わせに
  白ワインゼリーをあしらったものです。

今回も感動の連続でしたね。

献上昆布、焼き茄子、鱧のしゃぶしゃぶ松茸仕立て、ごまだれうどんは涙物。

実は幸庵に来る前に、東京で合計☆☆☆☆☆の贅沢プチ旅行を行ってきたのですが、
申し訳ないですが私の中では幸庵が断トツで一番に好みでしたわ。

なんかそれが確認できて嬉しい自分が居ます(^^)
一方で幸庵を超えるお店にも早く出会いたいのですが(^^;

さあて、次回は10月に来るぜえ!きのこ尽くしかな?

ご馳走様です!(2016/8/22現在、4.14ポイント、ミシュラン☆☆☆)


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2016年6月中旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていたむかしむかしという白麹の芋焼酎ロックを。

かみさんは、ノンアルで攻めるとのことで、

・ロイヤル ダージリン ラジャ デラックス 
  ボルドーのワインボトルに入っての登場。
  いかにも高級なダージリンティーというテイストで。
  ワイングラスに注いでのサーブですが、そのように飲むのに相応しい気品ある味。

を頼んでカンパ~イ♪

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。

・あられ湯

・前菜
  車海老、つぶ貝、アスパラ、芽芋の加減酢ジュレと胡麻だれがけです。
  アスパラは北海道産の見事な大きさの物。芽芋は里芋の茎を土を被せて育てたもので、
  ホワイトアスパラのような白い色をしています。全然癖の無い味ですね。

・椀物
  鱧の葛うち椀です。大分の鱧に葛をうち、蓮根豆腐、鱧の浮き袋、水蓮菜、梅肉、
  青柚子をあしらったものです。出汁は献上昆布で取ってあり、昆布の甘みがします。
  一切甘みを加えないで昆布だけでここまでの甘みを出せるのが凄い。
  それにしても6月に鱧を頂けるとは思いもよりませんでしたが。

・向付
  鳥貝、ダルマイカ、鮪寿司の芥子乗せ、鮪の茗荷巻き、アイナメ炙り、
  コチ、コチの皮、コチの卵の盛合せです。
  辛子醤油、醤油、梅肉だれが添えられます。
  6月は海鮮類が揃わない時期と言われますが、そんなことは微塵も感じさせない皿。
  特に鳥貝の甘みが良かったですね。アイナメの皮目の旨味と香ばしさも素晴らしい。
  コチの卵は初めて食べましたが、薄く味付けされていましたのでそのまま頂きます。
  粒の細かい卵でしたね。

・焼物
  北海道産キンキの漬け焼きです。蓼の葉と茗荷が添えられます。
  これがバカうま(^^)/
  脂はノリノリで、甘ったるく無い味噌と醤油ベースの漬け具合も申し分なし。
  ここ数年でこれより旨い焼魚を食ったことが無いんですけど。
  いやあ、これを定食にして出したら涙もんでしょうねえ。
  酒が進み過ぎる危険な肴ですわあ・・・
  下書きを書いている今でも思い出しただけで腹が鳴る(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・八寸
  じゅんさい、煮鮑の肝醤油和え、新蓮根とカラスミ、白瓜とイクラの燻製醤油かけ、
  万願寺唐辛子のつけ焼きになります。
  じゅんさいに入っていたほおずきがやたらと甘くて。
  新蓮根とカラスミの相性も、大根に負けず劣らず良かったですよ(^^)

・煮物
  みやじ豚の塩煮込み 山椒風味です。蕪と白髪ねぎが添えられます。
  聞き間違いで無ければ、蕪はのべじ蕪と言っていたような???
  みやじ豚とは、まさに幸庵のお膝元である藤沢のブランド豚で、
  宮治さんの飼育した豚なのでそのように呼びます。
  そのばら肉を塩味で煮込んだものですが、ばら肉なのにすっきりとした味わいで。
  辛子とも合うんでしょうけど、山椒ともやっぱ合うねえ(^^)
  出汁も飲める程度の塩梅なので全部飲み干しましたよ。

・蒸物
  すっぽんの玉締めです。
  具はもちろん色んな部位のすっぽんの肉がころころと。
  しっかりと生姜を効かせた味付けになっています。
  幸庵ですっぽんを食べるのは初めてですが、引き出しがいくらでも有るんですねえ。

・食事
  銅釜で炊いた銀シャリ、琵琶湖産天然鰻の蒲焼き、梅で炊いた昆布、のべじ蕪の葉、
  胡瓜の糠漬けの盛合せになります。
  まずは銀シャリだけを一口。米はこのように炊けというお手本のような炊き加減。
  そして琵琶湖産天然鰻の蒲焼きをオンザ銀シャリ。鰻は肉厚で筋肉質。
  なので養殖鰻のような脂がとろとろでフワフワとろける食感ではありません。
  これぞ天然鰻という食感でしたね。たれは甘さを抑えたきりっとした味付けで。
  これが不味いわけが無いでしょう。余裕で銅釜の銀シャリは空っぽに。
  鰻の蒲焼には焼き茄子が挟まれていましたが、これが鰻の旨味を吸って
  極上の焼き茄子に変化していましたわ。
  何気に胡瓜の糠漬けが素晴らしかった。これ以上の漬かり具合は無いのではという
  まさに私の好みにジャストな漬かり具合で。

・和菓子
  見た瞬間に凄そうな器でのサーブ。お値段も相当なものだそうで。
  絶対に割らないように気を付けんとね(^^;
  蓋を開けると、沖縄県産黒糖で作った黒みつ。さらにその下には作り立てのくずきり。
  幸庵でくずきりを食べるのは初めてですが、さすがのクオリティですよ。

・お薄

・水菓子
  ココナッツのムース、熊本県産のマスクメロンとひとりじめという西瓜、
  宮崎県産マンゴーの盛合せです。ひとりじめには熊笹のカスタードを添えて。
  どれも全て甘いので順番を気にせずにいただけるパターンでしたね。

上記に加え、かみさんは、

・京都宇治碾茶 The Uji × 2杯
  こちらもボルドーのワインボトルに入っての登場。そしてワイングラスでのサーブ。
  いわゆる冷たい宇治茶なのですが旨味が凄い!昆布のような旨味ですよ。
  ちょっと京都の一保堂の天下一を彷彿とさせる味でしたね。
  お値段もワインと遜色ないレベルですけどね!

を飲んでいました。

いやあ、今回も素晴らしかった(^^)

6月という食材には恵まれない月の訪問でしたがそんなことは微塵も感じさせない
素晴らしい食材と料理のオンパレード。

次回は真夏に伺いまっせ!楽しみじゃあ(^^)

ご馳走様です!(2016/7/XX現在、3.95ポイント)


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2016年3月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた種子島の芋焼酎 島乃泉のボトルを。
その後は、むかしむかしという白麹の芋焼酎ボトルを入れました。

かみさんは、ジンジャー梅酒のソーダ割りを2杯飲んでいましたね。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。
もはやお任せがデフォになりましたわ。

・桜湯

・食前酒
  群馬県の酒蔵の尾瀬の雪どけ 桃色にごり本生です。
  米と麹だけで醸造する桃色のお酒です。着色料は使っていないのに本当にピンク。
  そしてフルーツ酒のような甘さを持っています。
  そういえば写真を撮ってないや(^^;
  
・先付
  平貝の炙りです。生うに、青のり、ウド、ふき、柚子を乗せ、
  加減酢のジュレをかけたものです。
  貝が旬の時期ですが、やっぱ旨いねえ(^^)

・椀物
  アイナメの葛打ちです。ハマボウフウ、人参、木の芽をあしらっています。
  まさに旬のアイナメ。愛媛ではアブラメと言いますが。
  今回の出汁は久しぶりに透明感のある切れのある出汁でした。
  すっきりと旨いなあ。人によっては薄いと感じるかもですがね。

・向付
  スマカツオの新玉ねぎ添え、コチと皮の炙り、スミイカ、トリ貝、
  赤貝に、愛媛の赤レモンと山葵が添えられます。
  それらを広島の藻塩、生姜醤油、醤油で頂きます。
  スマカツオは初めて見ましたが最初はマグロだと思いました。
  なにせ中トロと同じくらいの脂が乗っていましたので。
  スマカツオは、どうやらマグロとカツオの近縁種とのことで、
  形も味もそれらの中間のような物だそうです。
  食べてみたら確かにカツオを感じる部分もあるのですが、
  そのビジュアルからは間違いなくカツオとは思えんかったわ(^^;

・八寸
  原木椎茸の炙りと鮑の柔らか煮、ナマコの柔らか煮 くらげ、このわたジュレがけ、
  ホワイトアスパラとうるいのふきのとう味噌がけです。
  椎茸って下手な松茸より好きなんですが、やっぱ旨いねえ。

・揚物
  車海老の湯葉巻き揚げです。ちり酢が添えられます。
  海老は大好きなのでそれだけでも嬉しいのですが、
  ちゃんと身がミディアムレアの仕上がりになっていて(^^)
  シンプルだけどこういうのが旨いんだよなあ。

・焼物
  トモサンカクの炙りです。薬味には山葵が乗り、
  セルバティコ、とうもろこしのスプラウトが脇を固めます。
  トモサンカクには広島の藻塩で味付けされていますのでそのままで。
  セルバティコとはルッコラにも似たハーブ。
  とうもろこしのスプラウトは茎の部分が甘くて(^^)
  もちろんトモサンカクはとろけるような脂の乗りでしたが、
  しつこくなく食べれましたね。山葵とハーブ効果でしょうか。

・蒸し物
  蛤と百合根の玉締めです。蛤の出汁がたっぷりと。

・食事
  いくらご飯です。葉わさびが敷かれており、もみ海苔をトッピング。
  漬物は、蕪、昆布の佃煮、白菜と茎わさび、茗荷、穂じその塩もみ。
  まだまだお腹に余裕があったのでお替り!
  お替りは釜揚げしらすとグリーンピースご飯でした(^^)

・和菓子
  桜きんとんです。

・お薄

・水菓子
  伊藤さんのヤヨイヒメ、清見タンゴール、マンゴー、わらび杏仁の盛合せに、
  コアントローシャーベットです。

今回も色んな食材が出て来たので勉強にもなりますねえ(^^)

ほんと、こちらとのおかげで和食がますます大好きになってますわ。

もちろん次回もお任せで予約ね!

ご馳走様です!(2016/3/28現在、4.00ポイント)


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2016年1月下旬に再訪です。

飲み物は、私はボトルキープをしていた種子島の芋焼酎 島乃泉のボトルを。

かみさんは新政6という米の旨味の強い日本酒を試飲。
その後は利き酒セットで、月山、獺祭45、御代櫻、作を。
月山は日本酒度が高くキリッと辛口。獺祭45はまさに獺祭らしいフルーティーで
雑味の無い味。御代櫻は日本酒らしい米の旨味がしっかりと。新政6にも似てますね。
作はフルーティーかつ程よい米の旨味が。
かみさんは、作と獺祭45が好みだったようで。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。
かみさんの誕生月でしたので今回も贅沢にお任せでね(^^)/

・梅昆布茶

・食前酒
  能登誉です。

・先付
  鮑の治部煮です。子持ち昆布と菜の花、茗荷が添えられます。
  鮑を治部煮にしたのは初めて。しっかりと柔らかく煮られてますねえ。

・椀物
  松葉ガニの吹雪仕立ての椀物です。味噌も練り合わせた松葉ガニの真薯に、
  松葉ガニの脚の身を2本も添えています。
  後で見直すと前回も松葉ガニでしたが何度食べてもいいよん(^^)

・向付
  鮪、平目、スミイカの刺身です。鮪は辛子醤油で頂きましたが、
  これが辛子の辛さなんか吹っ飛ぶくらいの脂の乗りと旨味で(^^)
  平目がこれまた素晴らしい熟成具合で食感も滑らかで旨みが乗っていました。

・焼物
  甘鯛の大王松葉焼きです。甘鯛は表面がさっくり、中はしっとりと。
  甘鯛らしいもの凄い旨味が乗ってますねえ。
  そこに松葉のハーブのような香りを纏って。

・八寸
  大きな羽子板を模した器での登場。
  なまことコノワタのちり酢和え、鮟肝とカラスミ、毛蟹の生姜ジュレがけ、
  私には蒸し牡蠣の加減酢ジュレがけ、かみさんには生牡蠣の加減酢ジュレがけ。
  今回の中ではカラスミと餡肝が秀逸。カラスミはねっとりと濃厚で酒がススム君。
  鮟肝はこれ以上無いクリーミーさ。滑らかで舌に触りません。
  それにしても尿酸値ヒートアップ八寸ですなあ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  私のが蒸し牡蠣だったのは生牡蠣を好まないのを知っていたのかな???
  でも半分かみさんの生牡蠣を食べちゃいましたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・揚物
  雲子の湯葉巻揚げ、海老芋クリームチーズ団子揚げ、くわい素揚げです。
  くわいには塩味が付いていて、他はちり酢が添えられます。
  くわいがこれまたホクホクでウマウマ。たまらんなあ。こういう素朴なのも。
  圧巻は雲子の湯葉巻揚げ。中の雲子(鱈の白子)はとろとろになっていて。
  無茶苦茶旨いんですよ(^^)

・蒸し物
  生雲丹と汲み上げ湯葉の玉締め べっこう餡かけです。
  フキノトウの葉を散らしてるのかな。この苦みがべっこう餡との甘味との
  コントラストになっていいアクセントに(^^)

・食事
  車海老のお粥です。お新香も添えて。上にはトビコをたっぷりとトッピング。
  お粥とは珍しいですが七草粥からの派生だそうで。
  もちろん単なるお粥にとどまるわけも無く、そこに車海老油も添えられます。
  車海老からゆっくりと抽出した油だそうで、車海老の香ばしさと旨味だけを
  持っています。もちろんたっぷりとかけて頂きましたよ(^^)
  カロリー? んなもん関係ねえ!
  むっちゃ旨かったのでお替りを。すると今度はトビコに加えて燻製サーモンも!
  あえてスモークサーモンではなく燻製サーモンと表現したいくらいに燻製香が
  しっかりと付いていました。これと車海老油をたっぷりかけてグチャグチャに
  混ぜて頂くと至福・・・

・和菓子
  餡子、柚子、海老芋、氷餅の層になった和菓子。
  これは甘さが程よいので私でも大好きなタイプでした(^^)

・お薄
  なんか分かりませんが見事な器で。高そう・・・

・水菓子
  苺とマンゴーに、柚子ゼリーとヨーグルトゼリーをかけたものです。
  この2種類のゼリーの協演が素晴らしくて(^^)
  ほんと旨いなあ。ここの水菓子は。

今回も目新しいものがいくつか出て来たので飽きないですねえ(^^)

私はお粥ってなんか子供の頃から好きになれなくて。
どんだけ体調が悪くても白飯を食ってましたからねえ。
なので最初は「お粥かあ。」と思ったのですが、車海老油などの素晴らしい
調味料を添えてくれるなど、やっぱ当たり前のものを出さんですねえ(^^)
おかげでお替りもさせて頂きましたし!

なんか、おまかせがデフォになってきたので次回もおまかせにしよう!

ご馳走様です!(2016/1/24現在、4.18ポイント)


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2015年12月中旬に再訪です。

飲み物は私は、種子島の芋焼酎である、島乃泉のボトルを入れました。

かみさんは、マンゴー梅酒のソーダ割りから、強炭酸水を飲むことに。

この日にいただいたお任せコース(時価)の内容は以下になります。
私の誕生月でしたので今回は贅沢にお任せでね(^^)/

・あられ湯

・食前酒
  前回まではしみずの舞という日本酒だったのですが、今回からは能登誉になりました。

・先付
  献上昆布の水出し、栗のすりながしナメコ添え、
  雲子の蕪のすりながし カラスミとトビコ添えです。
  お任せだからなのか、いつもとは趣向の異なる先付でした。
  献上昆布は天皇への献上品。それを水に浸して出汁を取ったものですが、
  海藻臭さは一切無く、これだけで極上のスープに。これは凄い。
  雲子とは鱈の白子なのですが、ふぐの白子にも負けず劣らず。旨いわあ・・・

・椀物
  松葉ガニのお椀です。うへへ。甲殻類好きにはたまらんですわ(^^)
  身がたっぷりの松葉ガニの真薯に松葉ガニの脚の身を2本も添えています。
  この御椀だけで相当量の松葉ガニを使用してまっせ!
  吸地は穏やかながらも、ほんのり甘みを携えていました。

・向付
  鰤の砂ずり、車海老の洗い、平目、ダルマイカ。
  辛子醤油、梅肉醤油、醤油でいただきます。鰤以外にはすだちを搾って。
  鰤は黄ニラと辛子醤油で食べてくださいとのことで。他は好みで。
  車海老はプリプリで甘みがありますねえ。
  鰤の砂ずりは読んで字のごとく、腹の下の部分。脂がノリノリ。
  黄ニラ、辛子醤油と個性の強いものと合わせても全然負けませんね。

・煮物
  ホッキ貝、ツブ貝、ハマグリ、オニオンヌーボーの治部煮です。
  牛蒡のすりながしが下に敷かれており、それをスプーンですくって
  貝類と一緒に食べます。この牛蒡が美味しくて(^^)
  治部煮もこの季節には温まっていいですねえ。
  それにしても男前なボリュームの貝類でした。

・八寸
  これまた素晴らしい器に盛り付けられて・・・
  蟹味噌の汁と長芋、イカの塩辛柚子添え、雲丹の含め煮と柿の木茸、
  鮑の肝ソース、あん肝醤油ジュレがけの盛合せになります。
  尿酸値ヒートアップう? んなぁもん関係ねえ! 酒が進むわあ。

・焼物
  これまた見事な器にいつもとは趣向の異なる焼物が。
  岐阜の青首鴨の焼物です。1羽丸ごと仕入れて店で解体して藁で焼いたそうで。
  引き出しが多いなあ(^^;
  むね肉を焼いたものに鮑茸を合わせ、ハツ、レバー、砂肝、
  ちょろぎ揚げ、からし菜が添えられます。
  正直、懐石で肉が出てくるのは飽きたのですが、こういうのは嬉しい(^^)
  そもそも日本古来から鴨だって食べていたので立派な日本料理ですし。
  噛んでいて肉を食ってるぜという濃い味がしましたねえ。
  あと藁で焼いたので燻製香が素晴らしくて(^^)皮の部分がたまらん。
  ちょろぎは正月料理の飾りでしかお見受けしないのですが、
  何とか日の目を見させたいなという事で試行錯誤した結果、
  素揚げが一番美味しかったそうで。常に研究の日々なんですねえ。
  その姿勢が☆☆☆のディフェンディングにつながっているんでしょう。

・鍋物
  氷見の鰤大根鍋です。大根は淀大根を使用し、菊菜を添えています。
  薬味として柚子。淀大根とはいわゆる聖護院大根できめが細かい肉質で
  煮崩れしないのが特徴。美味しい出汁を吸ってたまらん。
  菊菜も出汁を持ち上げて旨いなあ。スープも飲み干しましたよ。
  
・食事
  なんと贅沢にも松葉ガニの蟹爪の炊込みご飯。
  ご飯自体も蟹の出汁で炊いていますのでとにかく100%蟹の風味!!!
  下仁田ネギの赤出汁、レディーサラダ、ビタミン大根、高菜の漬物、
  昆布の佃煮が添えられます。
  もちろん完食ですよ。残せるわけ無いやろうに・・・

・和菓子
  百合根のキントンでした。

・お薄

・水菓子
  12月らしくクリスマスをイメージした盛付けで。
  コアントローアイス、北海道のマンゴー、焼きリンゴ、洋ナシの盛合せです。
  とうとう北海道でもマンゴーが収穫できるようになったんですねえ。
  日本人ってほんと食いしん坊なんだなあ・・・

いやあ、いつもよりもお腹がいっぱい。食った食ったあ!

そして今回も大満足(^^)/

いつ来ても飽きないように少しずつ変化を付けてくれてますね。嬉しいことで。

今回は鴨が良かったなあ。猪を出すときもあるそうで、仕入れがある場合には
出してもらうことにしました(^^)ジュルっ

さあて次回もお任せで予約したぜえ!楽しみだなあ♪

ご馳走様です!(2015/12/13現在、4.19ポイント)


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2015年10月に再訪した時のレビューは以下。

https://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/144861/

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2015年8月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/143199/

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2015年4月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/143196/


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2015年1月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/141226/


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2014年4月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/138897/


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2014年2月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/136601/


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2013年12月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/135054/


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2013年9月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/132886/


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2013年7月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/130797/


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2013年6月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/123453/


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2013年3月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/123450/


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2013年2月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/111332/


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2012年11月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/107964/


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2012年9月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/105415/


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2012年7月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/101211/


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2012年4月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/101169/


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2012年1月に再訪した時のレビューは以下。

http://tabelog.com/rvwr/001085322/diarydtl/98864/


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2011年12月に再訪していますがレビューはしていません。
ただし訪問記録として残しておきます。


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2011年10に訪問した時の口コミになります。

その年は、ミシュランの東京版が、横浜、鎌倉に加え、湘南地域も対象に加えるとのことで、
この食べログを参考に星の候補を探して、先取りしようと考えたわけです。

そして候補に挙がったのがこの「幸庵」でした。

幸庵をWebで調べると、修行先が滋賀県の有名料亭である招福楼出身であり、
同じく招福楼出身の京都の桜田というお店(2つ星)が非常に美味しかったことから
「ここは絶対に星を取るに違いない。」と思い、ミシュランが発売される前に、
予約を取り伺いました。

実際に伺ってみると、予想通りに美味しく、期待を裏切らないものでした。
当日は、世界の3大珍味を懐石料理に盛り込んでくれました。

車海老と舞茸とキャビアのジュレ

洋梨とフォアグラとシメジのソテー

トリュフとナメコと卵の雑炊

と、この日は、きのこと世界の3大珍味を組み合わせて供してくれました。
このように遊び心はありますが、料理の味はどれも「これぞ京懐石!」という
感じで美味しかったです。

帰りにはご主人含め店員の方にお見送りしていただき、非常に満足の夕食でした。

この満足感から「これは2つ星いったんじゃない。」とかみさんと話していましたが、
蓋を開けてみると、なんと3つ星に輝いていました。

まだまだ若いご主人ですので、今後もますます期待のできる店だと信じています!

  • 八寸
  • フキノトウ豆腐と白魚の煮物椀
  • メジマグロ、クエ、クエの皮の煮凝り、赤貝、赤貝のひもの刺身盛合せアップ

もっと見る

2位

未在 (東山、蹴上、祇園四条 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2014/12訪問 2014/12/20

前回は何か課題を残した感じだったので今回はその課題を解きに再訪

2014年12月上旬に再訪です。

京都食い倒れツアー6日目のディナーで利用しました。

前回訪問時には何か課題を残したような不完全燃焼でしたので、
その課題を解きにやって参りました(^^)

18時に一斉スタートですので絶対に遅れないように店に17:40に到着。

店に近づいただけでお弟子さんに迎え入れられましたので
夜の外観写真が撮れずじまい(爆)

こちらは店内の写真撮影はNGですので、これにてデジカメとはおさらばです。

待合室には他のお客さんで椅子がいっぱいでしたので、我々が先にカウンターに案内されます。
この日は14席ありました。前回は13席だったので、この日は1席多かったです。

ちょうど我々はカウンターのど真ん中に案内されました。

ご主人の石原氏と軽く挨拶を交わします。

18時少し前には全員が揃いましたのでコースの開始です。

今回はちょっと思ったことをそのまま正直に(いつもそうですが)、
それも辛口テイストで(いつもとはちょっと違って)書きますので、
未在ファンの方はお気を悪くしないでくださいね m(_ _)m

まずは私は、

・芋焼酎ロック ?円
  黒麹系だと思います。芋らしいボディのある一杯。

かみさんは、

・梅酒のソーダ割り ?円
  甘さがすっきりとしていて美味しいですね。

を頼んでカンパ~イ♪

この日のコース(35000円)の内容は以下になります。

・柚子香煎茶

・茶懐石膳
  この日は一汁三菜スタイルではなく、うずみ豆腐と大根の葉の煮物が添えられました。
  うずみ豆腐は、真っ白な胡麻豆腐の上に島根県仁多米の炊き立てご飯を乗せ、
  フキの揚げたものをトッピングし、白味噌仕立ての出汁をかけたものです。
  胡麻豆腐は滑らか。何気に大根の葉が美味しかったです。

・伏見純米大吟醸未在の白泉
  ご主人から杯に一人一人注がれていきます。

・先付
  大根餅、蓮根餅の吉野餡です。
  大根餅、蓮根餅、生麩、むかご、銀杏に、とろっとした吉野餡がかけられます。
  あっつあつでの提供。餡はしっかりめの醤油味。

・向付
  今回も大きな鉢が二つ用意されます。もうびっくりしませんが(^^;
  一つ目の器は、和歌山のモンゴウイカ、鳥取の寒ぶり、明石の鯛。
  寒ぶりには青味大根が添えられます。
  二つ目の器は、青森の鮪、青森のシビ、鮪の皮の黒七味焼。
  鮪には辛味大根が添えられます。
  刺身は、鯛の肝と柚子胡椒を合わせて玉締めの胡麻油をかけたもの、特製のちり酢、
  柑橘系の果汁ににがりを加えた塩だれ、醤油と昆布出汁の煮凝りでいただきます。
  どれも美味しいのですが、脂が多い刺身を多用し過ぎではと。
  ただでさえ量のあるコースなので。これだけで腹いっぱいにさせちゃうと
  以降の料理がもったいないと感じます。空腹は最高の調味料なので。
  あと初回は様々な薬味やたれで食べさせるなあと思いましたが、今回は、
  「前回と同じじゃん・・・」と思っちゃいました(^^;

・椀物
  松葉蟹と牡蠣のしんじょです。
  生姜の香りが特徴の出汁を張り、細かくさいの目に切った柚子を散らしています。
  ですので出汁は生姜と柚子で支配された味です。
  焼餅も入っています。しんじょ自体の量がこれまた多いです。
  なのでさらに焼餅まで入れなくていいのにと思いました。
  焼餅を入れる必然性を感じないので。

・焼物
  奥出雲の黒毛和牛のたたきです。これまた同じ料理。
  上には10種きのこのソースが掛けられます。ソースは前回と違うのですが。
  あと松茸塩も添えられます。
  あしらいには10種のハーブ系野菜と九条ねぎ。
  美味しいのですがこれまた脂なので私でも重たいんですけど・・・

・箸休め
  臘八粥(ろうはちがゆ)です。
  何やら8種類の素材を入れた粥です。黒米?ベースの粥に、くるみ、銀杏、椎茸、
  大豆、ドライフルーツ?などなどが入っていました。
  なんか体に良さそうな粥です。味付けはほんのり塩味。

・八寸
  美しい八寸。さすがは吉兆出身なだけあってこのようなプレゼンは素晴らしいです。
  写真でお見せできないのが残念。
  内容は、うずらのつくねフライ ぶどうソースがけ、なまこ酢のこのわた乗せ、
  雲子酢、麦飯のいくら乗せ、枝豆醤油煮、こはだ酢、サーモンの大根挟み、
  生からすみ、玉子プリン、鴨ロース、金柑のフォアグラ乗せ、蕪寿司、ガリです。
  これが見た目は美しいものの、さすがは未在!と言えるものは無かったんです。
  かみさんも同様に感じており残念・・・
  もちろんそんじょそこらの懐石料理屋レベルよりは上ですよ。
  でもこちらにはそれを遥かに超えて欲しい期待がありますので。値段もそうですし。

・煮物
  ニシン、福井県大野の里芋、大黒本しめじの煮物です。
  しめじは香りも味も良くて美味しかったですねえ(^^)

・強肴
  松葉蟹、外子、内子の黄身酢がけと、五島のアラの刺身です。
  カニには黄身酢が既にかかっての提供。黄身酢は味と香りも濃いので、
  別皿での提供の方が嬉しかったかも。

・食事
  こちらは食事はいつも、ほんの少しの炊き立てご飯の入ったお椀に、
  おこげの入った焦がし湯をかけてさらさらといただきます。
  焦がし湯は4、5名で一つの器を共用しますので、順番に回していきます。
  お替りもできますが、今回はやめておきました(^^;まだデザートがあるので。
  漬物は、大根、京菜の胡麻がけ、松茸と海苔の佃煮、人参、蕪、白菜の山芋巻きです。
  京菜の胡麻がけは美味しかったですねえ(^^)
  こういうのが普通にバンバン出てくれば満足度もヒートアップなのですが。

・和菓子
  栗大福、干し水晶文旦添えです。
  栗大福は手づかみで食べてくださいと。その方が大福の柔らかさを実感できるのでと。
  確かにもの凄く大福の生地が柔らかかったです(^^)

・お薄
  八坂神社の御神水でご主人自らがたてた抹茶。
  ほんのり甘みを感じる抹茶でした。

・水菓子1
  32種類のフルーツのカクテル。
  今回のはボリュームが多かったです。中皿に目一杯入っています。
  覚えている限りで説明すると、干しいちじく、ドラゴンフルーツ、キウイ、
  レインボーキウイ、りんご、りんごソース、柿、みかん、メロン、ぶどうが6種類、
  梨、グレープフルーツ、グレープフルーツソース、洋梨、洋梨のソース、苺、
  ラズベリー、ブルーベリー、ざくろ、ドライスターフルーツ。
  全然足らん。他にも何かがいっぱい(爆)
  これはビジュアルが素晴らしかったですよ(^^)
  ほんと写真でお届けできないのが・・・

・水菓子2
  こちらはお腹に余裕のある方用の特別デザート。
  ヘベスというレモンにも似た柑橘のシャーベットに紫芋の胡麻揚げをトッピング。
  ヘベスは酸っぱくて苦味も効いていて私の好きなタイプでした(^^)
  もう少し甘さを抑えてくれればもっと好みでしたが。

上記以外に私は、

・芋焼酎ロック ?円

かみさんは、

・梅酒のソーダ割り ?円

を追加で頼んで、〆て76800円。一人当たり38400円。
素材の数々と料理のボリュームを考えると高くは無いと思います。

しかし今回再訪をしてみて分かったのは、私の好みでは無いということでした。
その理由は前述したレビューを読んでいただければ汲み取れるのではと思います。

それでも4.5ポイント評価にしていますので、懐石、京料理のカテゴリにおいては、
感動を与えてくれたかなり美味しい店という評価ではあるんです。私の評価基準では。

でも憧れ続けた未在への訪問はこれで最後にしようと思います(^^)
これが今回の課題に対する私の答えです。ちなみにかみさんも全く同じ感想。

自分に合った店に行くのが一番なのでね!

ご馳走様です!(2014/12/20現在、4.59ポイント、ミシュラン☆☆☆)


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2013年8月中旬に訪問です。

京都食い倒れツアー4日目のディナーで利用しました。

私が食べログを始めたのが2012/3月下旬。
その頃は未在が食べログ全国1位の座に君臨していました。2013/8月現在は3位。
ながらく和食好きな私の憧れの店だったのがこちらになります。

店主の石原氏は、京都吉兆嵐山本店の料理長を若干27歳で就任した天才料理人。
京都吉兆嵐山本店は一度伺ったことがありますが、無茶苦茶美味しくて5.0ポイントを付けているお店です。
その日本を代表するような料亭の料理長を歴代最年少で務めた人物のお店。

ここまで憧れ期待していたお店ですので、今回の訪問に際して未在シフトを行いました。

未在シフトその1:2013/8月の予約を2012年中に実施。
未在シフトその2:予約の際に、京都の市場の休日を調べ休日では無く、
           かつ夏期休暇が取れる日程を予約。
未在シフトその3:その日程に合わせて旅行を計画。
未在シフトその4:写真撮影禁止のため、いつもはポケットにデジカメを入れるのですが、
           その代わりにポケットサイズのメモ帳を準備。
未在シフトその5:ボリュームが多いという情報のため、昼は軽くそばにすることを決定。間食も無し。
未在シフトその6:こちらは18:00に一斉スタートのシステム。集合時間の17:45に間に合わないと
           いけないので遠出はやめて市内をうろうろ。
未在シフトその7:カード不可なので現金をたっぷりとおろしておく。
未在シフトその8:ボリュームが多いという情報なので、あらかじめベルトの穴を一個緩めておく(爆)

という具合に用意は周到に。

場所は八坂神社近く、円山公園の奥側。ひっそりと一軒家の佇まい。

17:40頃に到着。まずは店外の椅子に座って待ちます。
続いて店内に入り、入ってすぐの椅子で待ちます。
そこでまずはおしぼりと赤紫蘇のリキュールが出されました。
このリキュールが最後の写真になります。ちなみにここからして旨いです!
あああ、ほんとここの料理写真をお見せできないのが残念(涙)

そして席に案内されます。L字カウンターで13席。丁度我々は角のところに案内されました。
ある意味広く席を使えました。

17:50には常連さんのお連れの方以外は全員揃っていました。
私がこの常連さんの立場だと心臓が口から飛び出そうですが(爆)
18:05頃に無事全員が揃ってお料理のスタートです。

ちなみにこちらのお店は全員おまかせコースのみ。詳細は分かりませんが約30000円らしいです。

この日いただいたのは以下になります。
飲み物は、私は冷酒、かみさんは梅酒のソーダ割を。ちなみにかみさんの梅酒は旨かったです!

・茶懐石膳
  ご主人の出身の島根県仁多米の炊き立てご飯。冬瓜の八丁仕立ての椀。
  からしが添えられます。大きな蓮の葉に、蓮のすり流し、ずんだ豆のピューレに出汁のジュレを
  掛けて蓮の実をあしらったもの。蓮の実は揚げ立てでまずはこれから先に食べてくださいとの
  説明があります。カリカリして香ばしい実でした。
  小鉢に葉唐辛子のおひたし。
  この膳は茶懐石の作法に則って、ご飯の蓋と椀の蓋の二つを丸くなるように
  重ね合わせて盆の右上に置きます。
  分からなくてもご主人が丁寧に教えてくれますのでご心配なく。
  炊き立てご飯は美味しかったですよお。
  かなり濡れたような状態ですが、中心はアルデンテのような感じがして。

・伏見純米大吟醸未在の白泉
  ご主人から杯に一人一人注がれていきます。儀式っぽいのはここまで。

・向付
  大きな鉢が二つ用意されます。いきなりのボリュームにびっくり!
  一つ目の器は、香川県の鯛、鱧の落としに梅肉と生姜を合わせたものと青海苔を乗せたもの。
  あしらいに沖縄県の海ぶどう、拍子切りの山芋、生の瓜とかぼちゃの輪切り。
  二つ目の器は、剣先イカの刺身とその耳の胡麻和え、塩釜の131kgの本まぐろのトロ、
  北海道の子シビの鼻の身の刺身、鮪の皮の黒七味焼。あしらいに葉わさび。
  これらは2人前ずつ盛られていますので、仲良く分けながらいただきます。
  刺身は、鯛の肝と柚子胡椒を合わせて玉締めの胡麻油をかけたもの、特製のちり酢、
  柑橘系の果汁ににがりを加えた塩だれ、醤油と昆布出汁の煮凝りでいただきます。
  どれもこれもレベルの高い味。鱧の骨切りも見事で骨がさわりません。フワフワ。
  そして量が多い!でもいろんな食べ方ができるので飽きないですし面白いです。

・椀物
  鮑といたち胡瓜の椀物。湯葉とねぎが添えられます。鰹出汁と生姜が効いていました。
  かなりはっきりした味付けの吸い地でしたね。これは意外でした。

・焼物
  奥出雲の黒毛和牛のたたき。タスマニア産のホースラディッシュが乗っかります。
  唐辛子と様々な香草が添えられていました。
  正直私は肉は要らないなあと思います。このコースの量や内容からして。
  もちろん黒毛和牛のたたきはとろける美味しさでしたよ。

・箸休め
  宍道湖のすっぽんの煮凝り。エンペラも入り、九条ねぎと生姜が添えられます。
  冷やされての提供。中休み的な感じになり本当に箸休めでした。

・揚物
  琵琶湖の鮎の揚物に蓼酢ソースがかかり、赤ずいきが添えられます。
  鮎は丸ごと食べるのに丁度良い型。パリパリ食べれました。でもなぜに琵琶湖のなんだろう。
  特に琵琶湖の鮎に関してなぜ選んだのかの説明はありませんでした。
  XX県のYY川とかいうのを期待していたのですが。いや、無茶苦茶美味しかったんですがね。

・八寸
  これまた色とりどりの豪勢で美しい八寸です。うちわの形をした盆で提供されました。
  栃木県のさちねという桃に玄米を付けて揚げたもの、つぶ貝、鯛の卵煮、玉子ムース、
  鰻の印籠煮、雲丹、蛸の桜煮、もずく酢、鴨の燻製山芋がけ、鱧の煮凝り、サツマイモ煮、
  新潟の茶豆、鯛寿司、生姜甘酢漬け。他にも添えられてるのとかあるんですがもはや分からん(^^;
  ここで冷酒をお替り!どれもこれも美味しいのですが、鰻の印籠煮は山椒の香りもして超絶品!

・煮物
  賀茂なすの胡麻餡かけ。素揚げしたなすは熱々。ただし胡麻餡は私には甘かったかな。

・強肴
  刺身の再来のような感じです。
  明石の蛸に叩きオクラをかけたもの、北海道の毛がにの酢味噌がけ、
  琵琶湖の特別な鱒であるびわますに、淡路のたまねぎを添えたもの。あしらいに金糸瓜。
  びわますはイマイチ普通でしたが、明石の蛸の吸盤は歯ごたえがコリコリして旨味も濃かったです!

・食事
  ほんの少しの炊き立てご飯に、おこげの入った焦がし湯をかけてさらさらといただきます。
  皆様の口コミ通り、焦し湯は複数名で回しながら共有していただきます。
  我々の場合は4名で一つの焦し湯を共有しました。特に遠慮とかは私は無かったですが(爆)
  漬物は、胡瓜、昆布の佃煮、蕪、瓜、ラディッシュ、みぶな、茄子。どれも塩分控えめで美味しい。
  これだけ食べた後ですが、焦がし湯の香ばしい香りのおかげでお替り!
  13名中お替りをしたのは私を含む男性3名!女性は0名!男子の意地を見せましたね(爆)
  まあ女性の場合は例え食べれるにせよ、恥ずかしくて頼めないのかも知れませんが。

・デザート1
  本わらび餅と山形県の天然のじゅんさいに、黒豆のきなこ、沖縄県波照間島の黒糖で
  作った黒蜜をかけたもの。じゅんさい?と驚くでしょうが、じゅんさい自体は味がしないので
  プルプル食感がいい具合でしたよ。

・お薄
  八坂神社の御神水でたてた抹茶。

・デザート2
  桃のコンポート2種。栃木県のさちねと岡山県の白桃。周りに3種類のぶどうを従えています。
  まだまだ入りますぜ!

・デザート3
  32種類のフルーツのカクテル。食べロガー泣かせ。どんだけえ~(爆)
  判明したものだけ書きとめておきます。
  いちじく、ラズベリー、ブルーベリー、ドラゴンフルーツ、キウイ、りんご、すいか、柿、さんざし、すもも系、
  いちじくのドライフルーツ、オレンジ、メロン、ぶどうが数種類、桃、梨、ほおずき。全然種類が足りない・・・
  どれも小さくカットしたものをカクテルグラスに入れていますので量はそんなには有りません。
  ここで大量に出されても困りますが(^^;

・デザート4
  3種のトマトのシャーベット。一番下の層が9種のハーブのジュレ、そしてアンデスのピンクソルト、
  一番上がレモンリキュールのジュレです。何もかも凝ってますねえ(^^)
  これはデザートというよりもある意味前菜チックでもありましたね!

私が冷酒2合(食べるのに必死過ぎて全然飲んでいません(^^;)、かみさんが梅酒のソーダ割り2杯。
これでしめて、67400円。
この夢の饗宴のお代金としては決して高くは無いでしょうね。むしろCPいいのでは?

そして情報通り、無茶苦茶ボリュームがあります。女性はほとんどの方が途中から残されていました。
かみさんもです。でもご主人がしきりに「いっぱい出ますので遠慮なさらずに残してくださいね。」と
おっしゃっていますので残しやすい雰囲気がありますので大丈夫ですよ!

これだけの種類の料理が出ると当然、合う合わないがありますが、総じて言えるのは、
凝ってるなあです。なんか海原雄山の現実版のような感じがします。ご主人のキャラは
ぶすっとはしていないで、柔和な表情で話しかけやすい雰囲気がありますよ(^^) 
そこは海原雄山とは全然違いますが。

あと、口コミを読むと”緊張”という表現を見かけますが、私は全然緊張しませんでした。
おそらく同席した方皆さんそうだと思います。適度な緊張はもちろんありますが。
ご主人の石原氏を筆頭に、美味しい料理を万全な状態で食べて欲しいという気持ちが
伝わってきますので(^^)
別に食べてる間はシーンともしてませんし。ある意味一斉スタートのメリットとしての
他のお客さんとの一体感はありましたね。

一回行っただけではこちらの真髄は分からないかも知れませんが、
その一端を今回、垣間見たのではと思います。

憧れが現実になった瞬間です。

唯一の難点。予約が半年以上先まで取れないこと・・・
あ、もう一つ。写真も撮れないこと(爆)

ご馳走様です!(2013/8/29現在、4.66ポイント)

  • 門構え
  • 店外の椅子から見た光景
  • 店内の待合椅子から見た室内
  • 赤紫蘇のリキュール

もっと見る

3位

祇園 末友 (清水五条、祇園四条、京都河原町 / 日本料理、寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/01訪問 2019/11/20

料理ももちろんですが、店全体の雰囲気、ご主人のサービス精神などが素晴らしい!

京都グルメツアー4日目のディナーで利用しました。

この店が今回の旅行の最後のディナーになります。
場所は、まさにザ・京都という八坂通りに面したところにあります。
目の前は臨済宗の総本山の建仁寺の門。これまた風情たっぷりのロケーション。

店に入るとまずは待合席に座り、大福茶を一服。
その後、靴を脱いで、カウンター席に着きました。

カウンターは白木で、部屋全体も凛とした雰囲気が感じられます。
反対にご主人は非常に社交的。ガンガン会話も攻めてくるタイプです。これは嬉しい。

カウンターには一組のご夫婦が。
この日はカウンターは我々も含めた2組だけ。

頂いた料理は以下です。

・先付
  鮑、海老芋の石焼 甘みそ掛け。無茶苦茶熱々での提供。外は極寒でしたので
  この熱さは嬉しいです。温度も味のうちですからね!

・八寸
  なまこ酢、黒豆、鱈のたらこまぶし、生からすみの炙り、あん肝の甘辛煮、
  かぶら寿司、クワイ煎餅、たつくり、子持ち昆布、近代なます(りんご酢に胡麻)。
  10種類です!これを見た瞬間に、「呑むしかないだろう!」
  最初、ご主人は全員のペースを合わせて料理を提供しようと思っていたのかも
  知れませんが、この八寸で既に私のペースが遅くなったので、
  「ゆっくり召し上がっていただいて結構ですよ!」とあきらめの言葉を
  投げかけてきました(爆)
  無理。これ見たら酒飲むしか無いから、あまり飲まない人のペースには
  合わせられない!
  特に、生からすみの炙り、あん肝の甘辛煮、クワイ煎餅は絶品。 
  こんなの食べたこと無いです。

・椀物
  クワイ餅、河豚の白子のお椀。クワイ餅香ばしい!白子は濃厚!
  吸い地はキレのある味。桜田をも彷彿とさせるような。凄いレベルの高さを感じます。

・向付
  ふぐの造り。醤油、炭塩、ポン酢でいただきます。

・箸休め
  タケノコとわかめの煮物。タケノコは井戸水だけで煮ただけ。
  それだけで一切エグミ無し! 素晴らしいタケノコ(^^)

・焼物1
  間人蟹の炭火焼。焼塩でいただきます。蟹の香ばしさと甘さが。
  あああ、素晴らしい・・・

・焼物2
  次は、間人蟹の蟹みそを焼いて、蟹の身を入れて食べます。
  おおおっと、私の方に蟹の爪の方が来ましたあ!ご主人ナイス!
  蟹みそも一切臭み無し。蟹みそが苦手な人もこれを舐めてみて欲しいです。
  ちなみに蟹みそは次の料理のために少々残しておきます。

・焼物3
  次は、間人蟹の蟹みそを酒で割ったものです。こ、これも旨い!
  当然ながら酒との相性は抜群!
  ご主人から河豚のヒレ酒も勧められていたので、頼んでおりましたが、
  河豚のヒレ酒と、間人蟹の蟹みそ酒のコラボは史上最強です!
  もはや幸せ以外の何ものでもありません。
  このヒレ酒がまた凄くて。ヒレだらけ酒なので(^^;
  ちなみにお酒が駄目な方は、出汁で割っていただけますのでご安心を。

・煮物
  鴨鍋。分厚い鴨肉にねぎです。とろみのついた出汁でいただきます。
  これも熱々!ここのご主人は温度管理がちゃんとされていて嬉しいです!
  熱いものは熱く、冷たいものは冷たく。当たり前かもしれませんが、
  できているところは意外と少ないので。

・食事
  生姜としらすご飯、香の物、ふきのとうの味噌汁。
  この辺りでは、我々とご主人だけになっていましたので、しゃべりっぱなし。
  思わずご飯を食べるのを忘れるほど。
  結構、ぶっちゃけ話をして楽しかったです!

・水菓子と和菓子
  いちご、マンゴー、ココナッツアイスの苺ソース掛け。紅白しるこ。

・飲み物
  私は、芋焼酎ロック5杯、ヒレ酒2杯、かみさんは、梅酒ロック2杯、ウーロン茶3杯。
  いつも以上に飲んでますね。

ご飯は基本、食べつくす主義なのですが、あまりにもご主人としゃべり過ぎて
折に詰めてもらいました。翌朝美味しくいただきました。

それにしても今回の旅行のラストナイトの店は大成功でした!
私に合っています。料理ももちろんですが、店全体の雰囲気、ご主人のサービス精神など。

ご主人「じゃあ、今度も絶対に来てくださいよお!」
私「ここ、むっちゃ美味しかったんで絶対に来ますって!」

京都グルメツアー 2013冬。最後のディナーが、祇園末友。美味しかったし楽しかったあ(^^)
角送りの時に無茶苦茶手を振ってくれて嬉しかったです!

ほんと、ご馳走様でしたm(_ _)m

さあて、ラストナイトに相応しいバーにでも行って〆るかあ!

  • 鮑、海老芋の石焼 甘みそ掛け
  • 八寸
  • クワイ餅、河豚の白子のお椀

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4位

光安 (丸太町(京都市営)、烏丸御池、京都市役所前 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/08訪問 2013/10/18

【1100件目レビュー】一品一品真剣勝負という姿勢が伝わってきます(^^)

京都食い倒れツアー3日目のディナーで利用しました。

場所は地下鉄丸太町駅の近く。京都新聞本社の裏手に位置します。

外観は京の町屋。こじんまりとしています。
しかしこちらも☆☆の実力店。

中に入ると、靴を脱いで上がり、奥の部屋に案内されました。6畳の部屋になります。

こちらは1日2組までしか予約を取りません。
靴を脱いで上がったところの部屋と、奥の部屋の2部屋のみの営業。
木のぬくもり、畳の匂い、ろうそくの炎。ザ・京都という雰囲気を味わえます。

この日いただいたのは15000円のコース。
私は呉春という冷酒、かみさんは梅酒の水割りでスタート。

・前菜
  茄子の揚げ浸し。温かかったです。油との相性は抜群ですよね。

・向付
  鱧の焼霜。骨が全然さわりません。見事な骨切だと思いました。
  あまりにも感動したのでその旨伝えました。

・八寸
  夏野菜の八寸。トマト、ホワイトコーン、インカのめざめ、賀茂茄子、オクラ。
  素材に合わせて炊いたり焼いたり。トマトのシャクシャク感、炙ったコーンの香りが見事でした。

・椀物
  鮑と肝。鰹の出汁が効いていましたが、非常に優しい味付け。京料理らしい。旨い!

・進肴
  卵黄の味噌漬け。こちらの名物でしょうか。
  超濃厚!ねっとりと旨い!下味の酒も効いてますね。10個以上食いてえー(爆)

・焼物
  福井県 南川の鮎の塩焼き。尾びれに飾り塩をしていないので全体を食べてもしょっぱくないです。
  型も丁度良い鮎で美味しかったです(^^)

・揚物
  車えびの炙り醤油揚げ。揚げと言っても焼きのような感じ。
  ミディアムレアの焼加減で海老の旨味を引き出しています。
  醤油の香りが非常にいいです。尻尾の殻もパリパリで全然簡単に食べれます。
  こちらも何気に素晴らしい(^^)

・留椀
  白味噌のそばがき。そばがきはとろとろ。鰹出汁が効いていて甘過ぎず旨い!

・食事
  ぐじの炊き込みご飯。土鍋の蓋を開けると無茶苦茶いい香りが!この時点で完食は決定!
  実際にぐじの旨味と香りがご飯に染みていて素晴しい炊き込みご飯でした(^^) これは絶品!
  漬物は胡瓜と茄子のぬか漬け。

・和菓子
  羊羹の薄どまり。羊羹が固まる前の状態とのこと。甘過ぎず小豆の香りも良かったです。

・水菓子
  皮を剥いた巨峰が3粒。こちらのお店らしい、いい〆ですね(^^)

私が冷酒を3合、かみさんは梅酒と柚子ジュースを飲んで、しめて36400円。
この内容と感動に比べたら安いもんです(^^)

なんと言うんだろう。もの凄い素材を使うわけでは無いのですが、一品一品真剣勝負という
姿勢が伝わってきます。
どれもこれも素材の持ち味を最大限に活かそうと細かい点で手を入れてるのが分かります。
まさにこれぞ料理の真髄ではと。

京料理のイメージ通りの雰囲気と料理と接客(^^) 超満足なんですけど。

ところで2013/9月には移店するそうです。
今度は二条城の北側のあたりになりますが、町屋の雰囲気もそのまま、
1日2組までという営業スタイルもそのまま。
移店後もいらしてくださいねと、ご主人と女将さんに角送りをされながら店を後にしました。

もちろん再訪決定でしょう!

ご馳走様です!(2013/8/25現在、4.37ポイント、ミシュラン☆☆)

  • 茄子の揚げ浸し
  • 鱧の焼霜
  • 夏野菜の八寸

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5位

草喰 なかひがし (元田中、茶山、出町柳 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2013/08訪問 2013/08/31

まさにこれが、「ご馳走」の原点

京都食い倒れツアー最終日のランチで利用しました。

4泊5日のツアーでしたが、いつものごとくの暴飲暴食。
ツアー最後の食事は摘草料理で有名なこちらでヘルシーに。
参考までに☆☆のお店になります。

ご主人は、同じく摘草料理で知られる美山荘がご実家。
無農薬の京野菜や、旬の山菜、川魚を使った懐石料理が味わえます。

場所は銀閣寺のすぐそばで今出川通沿いにあります。1996年オープンとのこと。

店内に入ると12席のコの字カウンターがあります。
カウンター中央の奥には炭火の焼場と、おくどさんと呼ばれる朱色のかまどが鎮座。

カウンター席の一番奥に案内されました。

ランチは12:00からの営業です。ほとんどの方が12:00に集合。
一斉スタートのシステムではありませんが、ほとんど皆さん同じくらいのペースで食べ進みました。

飲み物は私は冷酒を、かみさんは梅酒のソーダ割り。

この日にいただいた8400円のコースの内容は以下になります。

・八寸
  瓢箪の形をした皿に色とりどりの料理が並びます。美しい料理です。
  あかざという畑とかに自生する草と百合根のおひたし、ささげ豆、とうもろこしの寒天、
  びわますの寿司に実山椒を乗せて胡瓜で巻いたもの、ぼんぼりに見立てた茄子の揚げ浸しに
  枝豆をさしたもの、焼きオクラ、蓮のでんぷんを固めてレンコンと銀杏を入れたもの。
  まさにこれぞ摘草料理なんですね。美味しいし体にも良さそう(^^)

・口取り
  いたち胡瓜を炊いたものに、胡麻豆腐を乗せて、さらに胡瓜のムースをかけて
  穂紫蘇をあしらったもの。出汁が絶妙。そして胡麻豆腐の香りとコクがもの凄く濃厚。
   
・椀物
  丹波のつくね芋、パプリカ、茗荷の白味噌椀。甘い白味噌は好みでは無いのですが、
  茗荷がアクセントになっています。こりゃあいいですね。

・焼物
  鮎の風干しに去年のうるかを塗って炭火で焼いたものと、万願寺唐辛子にトマトを
  煮詰めたものを詰めたもの。
  炭火で焼いているときにうるかの香ばしい香りが店内に立ち込めます。もの凄くいい匂い。
  味も素晴らしい!冷酒を速攻お替りしました(^^)
  煮詰めたトマトも美味い!
  万願寺唐辛子にはへたも付いているのですが、
  「へたが下手ですみません。」
  というオヤジギャグを飛ばして来ます。それも結構な頻度で(爆)
  ご主人のべたなオヤジギャグが雰囲気を和ませてくれます(^^)

・造り
  3年間地下水で泳がせて臭みを抜いた鯉のあらい。全くもって臭みは無かったです。
  醤油とかでは無く、赤紫蘇ジュレ、梅でいただきます。あしらいに茗荷とトマト、
  そしてパラソルに見立てたオクラの花。

・凌ぎ
  炊き上がる直前のご飯。うんまい!

・炊き合せ
  いたどり、いんげん、賀茂茄子、カボチャの生麩の炊き合せに素揚げした山椒の葉を
  あしらったもの。さすが摘草料理。いたどりの炊き合せは初めて。酸っぱくは無かったです。
  愛媛では「いたんぽ」という名称なのですが、子供の頃はよく自生してあるやつを取って、
  皮を剥いてかじってましたね(^^) 思い出しただけですっぺえ~(爆)

・強肴
  鮎の塩焼きと鴨焼きを選べるとのことで、かみさんが鮎、私が鴨にして両方楽しむことに。
  鮎も鴨も炭火でじっくり焼いたものです。
  それぞれ、ひも唐辛子、ヤングコーン、赤タマネギ、梅ジャムなどが添えられます。
  鮎はパリパリではらわたの苦みもあって美味しかったあ(^^)
  鴨もミディアムレアくらいの焼き加減で、実山椒も効いていて旨かった(^^)
  ちなみに鮎は蓼酢ではなくて、クレソンで作ったさらっとした酢が用意されました。
  ご主人「クレソンで作った酢なんで、クレソンスって言います。
      フランス語になっちゃいました!」
  オヤジギャグ炸裂です(爆) このギャグが妙に私のツボに入りましたが(大爆)

・止肴
  3種のジャガイモソーメンにモロヘイヤとオクラの擦り流し。
  ご主人「3種類のジャガイモは、アンデスじゃがいもとキタアカリ、えーと・・・
       あとは忘れた!」
  いやあ、ほんと面白いです(^^)

・食事
  お新香、ふきの葉のたいたん、茄子味噌山椒煮、めざし。
  めざしにはイギリスの塩と山椒オイルが添えられます。
  そして炊き立てのご飯は、山形のブランド米「つや姫」。
  ほんと日本の食事って素晴らしいなと思いますよ。これぞご馳走ですね!
  ご主人「オイルは中東でっしゃろ。なんで、なかひがし製のオイルですわ。」
  最後までオヤジギャグは止まりません(爆)
  炊きたてご飯もありますが、おこげご飯もあります。
  炊き立て2杯とおこげを1杯いただきました!

・水菓子
  いろいろなフルーツのカクテルです。
  まくわうり、ブルーベリー、ゴーヤの種、ほおずき、小豆、白いんげん、すいか、桃などに
  バジルアイスにバルサミコ酢を乗せたもの。ぐちゃぐちゃに混ぜて食べてくださいと。
  最後はちょっとおしゃれなデザートで締めくくられました(^^)

飲み物は、
・冷酒 1050円 × 3合
・梅酒ソーダ割り 1260円
を飲みました。

これでしめて、21210円。やっすー。一人1万ちょい。このレベルの料理が。

特にランチは予約が取りにくいそうですが、このCPだとほんとそうなると思いますよ。
近くに住んでいたら毎月来たいくらいですもん。

摘草料理なので、野菜、野草、山菜、川魚、鴨以外は使っておりません。
高級な素材を使わなくても、ここまで満足できる料理が出来るんですよねえ。
その代りご主人は朝早くから、大原辺りの山に入って、これらの食材を摘んで来ているようです。
客人のために走り回って素材を集める。まさにこれが、「ご馳走」の原点ですよね!

京都食い倒れツアー最後の食事はいい感じで〆れました(^^)

本当の意味で、ご馳走様です!(2013/8/31現在、4.33ポイント、ミシュラン☆☆)

今度はいつ京都に来れるかなあ・・・

  • 八寸
  • 口取り
  • 丹波のつくね芋、パプリカ、茗荷の白味噌椀

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6位

日本料理 晴山 (三田、田町、白金高輪 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/05訪問 2013/05/23

【900件目レビュー】ご主人は研究熱心でホスピタリティも抜群!ほんと美味しい!

900件目レビューは、今回の東京食い倒れツアーで最高ポイントをマークしたこちらで!

東京食い倒れツアー初日のディナーで利用しました。

JR田町駅から慶應義塾大学方向に歩いていき、ちょっと脇道に入ったところのB1Fにあります。
玄関の前には打ち水がされており、凛とした雰囲気を漂わせていますが、一歩店内に入ると
活気のある声で迎えていただけます。

9席あるカウンターのうち、一番奥の席に案内されました。カウンターはL字になっています。
カウンター以外にも、半個室のテーブルと、団体用の部屋が1部屋ありました。
BGMは日本料理屋ですがクラシックです。最近こういうの多いですね。ジャズとか。

いつものように私は芋焼酎の海のロック、かみさんは梅酒のソーダ割でスタートです。

以下は15000円のコースになります。

・前菜
  佐島の蛸に花山葵、梅のジュレ掛け。さっぱりといいスタートです(^^)
  蛸自身の旨みが濃かったです。

・椀物
  毛蟹の真薯にうるいとわらびをあしらったもの。カツオと昆布の出汁のバランスが秀逸。
  さらには、真薯は毛蟹だらけでそれだけで美味しいのですが、毛蟹を包んでいる部分も
  無茶苦茶、蟹の味が濃厚で美味しかったです。その部分にも蟹の出汁を含ませたとのことです。
  真薯のつなぎの部分ってややもすると練り物のような味になるのですが、これは素晴らしい!

・向付
  紀州の初鰹。藁で焼いたものです。燻製香がいいですね!

・強肴
  鮑うどん。最初聞いたときに聞き間違えかなと思いました(爆)
  しかし間違いじゃなくて、能登産の鮑の肝を和えた稲庭うどんの上に、陸奥湾のうにと
  ジュレをかけたものでした。この鮑の肝がこれまた一切臭みなしで素晴らしい味でした!
  こんな稲庭うどんは生まれて初めてです。これまた驚愕(^^)/

・蒸物
  春かぶらを蒸したものの上に、淡路産のアナゴとコシアブラを乗せたもの。
  銀餡が掛かっています。

・焼物
  佐島のスズキ、蚕豆揚げ、アスパラの上にバチコ、わらび味噌添えです。
  バチコは旨みがあっていいですね。苦手な食材なんですが、嫌な風味がありませんでした!

・箸休
  ジャガイモのハリハリです。ジャガイモを桂剥きにし、細く切って、とびこをつぶして
  旨み成分をまとわせてからドーム上に形を整えたものです。
  これも素晴らしかったですねえ。ほんと美味しいですよ!とびこの旨みをまとったジャガイモが
  最高なんですよ(^^) これも凄い一品です!

・煮物
  宮崎牛と京都のタケノコ、花山椒の煮物です。宮崎牛は低温しゃぶしゃぶになっています。
  名残のタケノコですかねえ。うんまい!
  今回のツアーでは花山椒をいっぱい食べたなあ(^^)

・食事
  ホタルイカ、新生姜、三つ葉の炊き込みご飯、赤だし、漬物です。
  炊き込みご飯のご飯の炊き加減が私の好みにピッタリ!たまらんです。やや固めでしっとり。
  ホタルイカはワタの旨みが濃厚でした。全然身も固くないです。新生姜のアクセントが
  素晴らしいですね! ほんとお腹いっぱいでしたが全部たいらげました! こんなの残せん!
  「いつ食べるの? 今でしょ!」(爆)

・デザート
  和三盆のプリン、シャンパン煮のイチゴ、イチゴのジュレ掛けです。
  
飲み物は、芋焼酎の海ロックを4杯、梅酒のソーダ割り3杯を飲んで、
合計は、39930円でした。
このレベルの料理屋さんでは破格レベルだと思います。4万円切るんですから。
CPもいいです。ほんと素晴らしい!

ご主人はお若いように見受けられますが、休日には他の料理屋さんにも伺うなど研究熱心。
非常に腰が低いですが、常に目を配らせており、いちいち呼ばなくても、私がそろそろ
芋焼酎ロックのお替りをしようかなと思うと、そのタイミングで目が合い、「お飲み物は
いかがされますか?」と声をかけていただけます。それができない時にご主人を見ると、
常連さんとの会話の途中でこちらに来れない時で、それでもチラッとこちらのグラスに目配せがあり、
ああ、グラスが空になったのに気付いたんだなと安心感を与えてくれます。
素晴らしいホスピタリティです。

間違いなく関東を代表する日本料理屋になるのではと思います。ああ、もうなってるか(爆)

東京食い倒れツアー初日のディナーが、いきなり本ツアーの最高点をマークすることになりました(^^)
現実はドラマのようにはいかず、どの日に素晴らしいお店に出会うかは分かりませんね!
出会わない時もあれば、毎日出会う時もあるでしょうし。この店に出会えたことは幸せです(^^)

ここは絶対に再訪MUST店です!!!

ご馳走様です!(2013/5/23現在、4.13ポイント)

  • 佐島の蛸に花山葵、梅のジュレ掛け
  • 毛蟹の真薯にうるいとわらびをあしらったもの
  • 紀州の初鰹

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7位

バー・バーンズ (伏見、栄(名古屋)、大須観音 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2013/07訪問 2013/07/30

さすが愛知県No.1バー。味・雰囲気・サービスいずれも一流!

名古屋食い倒れツアー二日目のディナー後で利用しました。

こちらは愛知県×バーで検索すると堂々の第1位に輝くお店です。
予約してからいかないと厳しいとのことでしたが、まさにその通りで、1軒目の食事を終えた
タイミングで電話を掛けましたが、既にカウンターは予約で満席・・・
しかしテーブル席は空いているとのことで、そちらを取ってもらいました。
まだ入れるだけましかな(^^)

場所的には伏見駅から近いビルのB1Fにあります。外観からは想像できませんが、
中に入るとまさにオーセンティックバーそのもの。

やや暗めの照明に、ガヤガヤとはしていない物静かな雰囲気。かといってガチガチにシーンという
風でも無く、シックな大人の時間を過ごせる空間が提供されています。

カウンターに沿って、その後ろが2名用のテーブル席になっていますが、
その中央のテーブルに案内されました。
テーブル上ではランプが灯されています。いいですねえ(^^)

店内はマスターと男性2名の合計3名で切り盛りされていました。
マスターは髭を蓄えた渋くてかっちょいい方でした。
なんで良いバーのマスターって男前なんだろう?

ちなみにマスター含めて店員さんは皆さん親切で丁寧なサービスです。
カクテルの説明もちゃんと詳細にしてくれますし。

この日もかみさんの好きなフレッシュフルーツカクテルを中心に以下を楽しみました。

・桃のカクテル
  和歌山産の白桃を丸ごと1個使ったカクテルです。濃くてとろっとしていて旨いです(^^)
  グラスの淵には、柑橘系の皮で作ったひまわりのデコレーション。
  こういうのは女性が喜ぶ演出ですよね。まあ男性も喜びますが(爆)

・すいかのカクテル
  愛知県産のすいかを使ったソルティードッグ風のロングカクテル。
  こちらにはすいかで作ったハートのデコレーションが施されています。
  すっきりとしたすいか本来の甘さが活かされていてこちらも旨い!

・チャーム
  ミックスナッツが出されました。

・オードブル
  ドライフルーツのクランベリーを練り込んだフルーツチーズでした。
  グリッシーニが添えられます。ちなみにこちらとチャームが付いてチャージ料が1300円です。

・ギムレット
  スタンダードカクテルも楽しみたいのでこちらを頼みました。
  ジンはボンベイサファイアで作っていただきました。なんと九谷焼のグラスで登場。
  このグラスが結構冷たさをキープするのに役立っていました。最後まで冷え冷えで(^^)
  甘みは和三盆を使っているのですっきりとした甘さがあります。そして反対にライム感は
  強いです。つまり旨いです!

・いちじくのカクテル
  いちじくを2個使っています。飲んだ後に鼻から抜けるいちじく特有の香りがいいです!
  こんどは天使がデコレートされていました!いろんなバリエーションがあるんですね。

・マティーニ
  やはりこいつでしょう(^^)
  こちらもボンベイサファイアで作っていただきました。
  テーブル上でグラスに注いでくれてレモンの香りづけもしてくれました。にくい演出ですね!
  ガツンとした旨さ。うーん、これぞマティーニ。
  オリーブのサイズは特大サイズで旨みもしっかりと有ってこちらも美味しかったです(^^)

・マンゴーのカクテル
  なんと宮崎県の太陽のたまごを使った超高級カクテル!
  最初にこれを頼もうとしましたが、店員さんにこれを最初に飲むと他が物足りなく感じるので、
  最後の〆に飲んだ方がいいですよとのアドバイスに従いました。
  こちらは黄色と緑色のドルフィンがデコレーションされていました。
  味はと言うと、旨いに決まってるじゃないですか(^^) とろっと濃厚な香りと甘み。
  このカクテルだけは余計なことはしないで、ほんとマンゴーとお酒だけらしいです。
  全てはマンゴーの持つ甘さを活かすために。
  これはフローズンにするともったいないので絶対にしないそうです。
  ちなみにお値段は2500円しますが、太陽のたまごが飲めたので全然高いとは思いません。

これらの合計金額は、10400円でした。
チャージ料1300円とか、太陽のたまご2500円とかだったのでもっと行くかと思いましたが、
予想よりは安かったです。銀座だったらもっといっちゃうし(^^;

最後はマスターから名刺交換をしていただき、お見送りされながら店を後にしました。

マスター「次回はカウンターで是非。」
私「今度はもっと早めに電話を入れますね!」

今回の旅では2軒のBARに伺いましたが、そのどれもが素晴らしかったです!

ご馳走様ででした!(2013/7/29現在、4.32ポイント)

  • 桃のカクテル
  • すいかのカクテル
  • ギムレット

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8位

横浜うかい亭 (つきみ野、中央林間 / 鉄板焼き、ステーキ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/06訪問 2019/11/20

【1000件目レビュー】全ての人にストレートに分かりやすい素晴らしさがある

とうとう1000件目・・・ 正直言って、感慨深いです・・・
ここまで来れたのも私のレビューに訪問してくださり、コメントまでしていただける
マイレビュアー様あってのこと。自分のための記録だけではここまで続かなかったかも。
本当にマイレビュアー様には感謝・感激・雨・あられです!
この場を借りて御礼申し上げますm(_ _)m

さて、1000件目の記念すべきレビューは2013/7月現在、食べログランキングで
神奈川県No.1のこちらです!
私の超お気に入りの藤沢の幸庵よりもはるかに高いポイントをマーク。

ずうううっとBMしておりましたが、今回、満を持してディナーでの訪問です!

場所は中央林間駅から徒歩で20分少々。普通はタクシーとかで訪問するのでしょうが、
我々の場合はウォーキングが基本です!

住宅街の中にポツンと林が見えてくるのですが、それが実は横浜うかい亭の敷地になります。
イメージよりももの凄く広い邸宅のような店です。

門のあたりには駐車場係の方が数名いらっしゃいました。
予約している旨を告げて中に入っていきます。

広い駐車場を横目に見ながら、エントランスへと続く石畳を歩いていきます。
池とかもありました。

玄関にも女性スタッフが立っており、そこで名前を告げます。
しばし、ウェイティングコーナーで席の準備が出来るのを待ちます。

その後、2Fに案内されました。
鉄板のあるカウンターが何か所もあるんですね。凄く広いです。下手すると迷子になります(爆)
聞くところによると全席150席くらいあるそうです。さすがに同一時間帯にそれらを満席に
するとシェフの手が追いつかないそうですが、100席くらいなら対応できるとのこと。

豪華絢爛の店内を通り、カウンター席に到着。
もはやこの時点で、”成功”の2文字が脳裏をかすめています。

まずはドリンクメニューを渡されますので、食前酒を選びます。

二人ともシャンパンの

・ルイ ロデレール 1890円 × 2杯

を頼みました。
すっきりと美味しいシャンパン。やっぱこういうところのは美味いですねえ。

シャンパンを飲みながらコースメニューを選択します。
こちらは当日にメニューを決めることが出来ます。

コースは3種類用意されていて、

・ステーキディナーコース 10500円
・初夏の味覚とうかい牛コース 12600円
・鮑の岩塩蒸しとうかい牛コース 16800円

から選びます。

もはや心は決まっていて、料理長厳選の特別メニューである、

・鮑の岩塩蒸しとうかい牛コース 16800円 × 2名分

をオーダーしました。

苦手な食材は無いかと聞かれますが、既に料理の説明は受けましたので、大丈夫ですと
伝えました。

私「羊が苦手なんですけど、それは出ないようですので。」
男性スタッフ「うちは牛ですからね(微笑)」

とにかくこちらのお店は雰囲気も素晴らしいのですが、サービスも最高レベルです。
本当にお客様にくつろいでもらい、最高の時間を過ごして欲しいという気持ちが伝わってきます。

今回いただいたものは以下になります。

・初カツオのマリネ
  大葉のソースの上に、初カツオを乗せて、その上にキュウリ、大根、セロリ、チャービルなどを
  乗せてマリネにしたものです。既に一口サイズに切られていますので、スプーンでいただきます。
  前菜らしい食欲を増進させる美味しい料理でした。季節の野菜たちの食感と、大葉のソースとの
  ハーモニーが素晴らしいです。あっさりした初カツオとの相性は抜群。

・フォアグラのソテー、賀茂茄子のロースト トリュフソースかけ
  フォアグラがあまり得意では無いかみさんもこれは美味しいと言っていました。
  変な臭みも無く、とろける美味しさです。
  サマートリュフを使ったソースも見事。トリュフって店によってはエチレンガスのような
  嫌な臭いが強いところもあるのですが、こちらはそれもなく、いいところ取りでした。
  バゲットが供されますので、それでソースをぬぐって平らげました!

・じゅんさいと雲丹のコンソメゼリー寄せ
  季節のじゅんさいは若い芽だけを摘んだもの。食感が素晴らしいです。
  雲丹との相性も良かったですよ(^^)

・鮑の岩塩蒸し
  鉄板の上に笹の葉を敷いて、その上に鮑を置き、香草や香辛料をかけ、昆布で覆い、
  さらにその上にたっぷりの岩塩で多い、何やら酒を塩に含ませるように掛けていました。
  そして蓋をして蒸し焼きにします。
  一方で、ソース作り。肝とかを使って、アミガサ茸とバターを使った濃厚なソースを合わせます。
  ネギとかも入れていたかな。XXXソースとおっしゃっていましたが覚えれませんでした(^^;
  蒸しあがった鮑にそのソースをたっぷりとかけていただきます。
  うーん、デリシャス!
  このアミガサ茸を使ったソースが無茶苦茶旨いです!思わずシェフに「これ最高ですね!」
  と絶賛してしまいました!私の稚拙な表現では伝わりませんが、誤解を恐れずに書くと、
  無茶苦茶濃厚で旨みがたっぷりで香りの良いベシャメルソースのようなコクを感じました。
  これも残さずにバゲットでぬぐって平らげました。これは残せんでしょう!

・うかい牛のステーキ
  この日は熊本牛とのことでした。こちらのお店は日本全国からその時に厳選した牛を
  仕入れているようです。今回は熊本牛が良かったんでしょうね。
  焼き加減を聞かれましたが、このお肉のお薦めの焼き加減でお願いしますと伝えました。
  まずはスライスしたガーリックを丁寧にゆっくりゆっくりと炒めていきます。
  ステーキは最初は強火の鉄板でさっと両面を炙るように焼かれ、続いて蓋をしてじっくりと
  熱を通していました。
  脂身は別に切り離され、それも焼かれていきます。
  一人前6切れで提供されました。100gくらいかな。カリカリのガーリックチップ、
  黒七味塩、タマネギのみじん切り、醤油が提供されます。
  醤油は1,2滴程度で食べてくださいとの説明を受けます。
  ステーキの焼き加減はミディアムレアでしたね。つまりこれがお薦めの焼き加減と言うことです。
  牛の脂身の部分は、わさびの葉の上に乗っけられました。わさびの葉に包んで召し上がって
  くださいとのことで。その通りにすると、美味しかったです(^^)わさびの葉が脂っぽい
  部分を感じさせないというか。
  肉はもちろん旨いの一言。特に黒七味塩との相性が良かったです。

・ヤングコーン 1260円
  まだお腹に余裕があったので、食事の前に焼き野菜を追加でいただくことにしました。
  目の前の氷の上に、その日の野菜が並んでいましたので、その中からこちらをチョイス。
  この季節ならではの野菜です。
  鉄板の上で皮ごとじっくりとバターで焼かれました。香ばしくてホクホクして最高!

・グリーンアスパラガス 1260円 × 2人前
  さらにはこれまた大好物のアスパラガスを追加でいただきました。
  穂先の部分がたまらんです(^^)

・貝柱と唐墨の炊き込みご飯
  かみさんがチョイスした食事メニュー。これは普通かなあ。割烹や懐石で食べているので
  こういうのは評価が厳しくなっちゃうんですよねえ。

・ガーリックライス
  私がチョイスした食事メニュー。
  細かく刻んだガーリックをこれまた丁寧に炒めて旨みと香り成分を抽出し、ご飯に絡めながら
  炒めたものです。炊き込みご飯よりこっちの方が好きですね(^^)
  どぎつくない自然なガーリックライスの美味しさです。
  食事は、香の物と赤だしも供されます。

食事が終了した時点で、今度はデザートになりますが、別室に移っての提供となります。

鉄板カウンターのあるフロアの隣のフロアがサロンのようになっており、そこでデザートを
いただくことになります。ほんともう、至れり尽くせりですねえ・・・

確か4種類くらいあるデザートの中から好きなものを選びました。

・レアチーズのババロア、グレープフルーツとレモングラスのシャーベット添え
  私が選んだデザートです。最後を締めくくるのに相応しいさっぱり系のデザート。
  ババロアが優しいチーズの味で、フルフルしていて美味しかったあ(^^)

・ホワイト、ミルク、ビターチョコレートのパフェ
  かみさんが選んだデザートです。いろんな味のチョコレートのパフェ。
  私はビターチョコレートの部分が美味しかったですねえ。

・レモンティー(かみさん)

・ホットコーヒー(私)
  
・焼菓子

以上でコースは終了。

ちなみにこの日に飲んだドリンクは、

・ルイ ロデレール(乾杯のシャンパン) 1890円 × 2杯

・ムーラン ド シトラン(赤ワイン) 1260円

・コート デュ ローヌ ブラン(白ワイン) 1050円 × 2杯

・シャブリ(白ワイン) 1470円

・メルロー(赤ワイン) 2100円

・カシスソーダ 950円

・桃のノンアルコールカクテル 1260円

・ライムとジンジャーのノンアルコールカクテル 950円

これら全ての合計金額は、56370円(サービス料10%込み)。一人当たり約28000円。
なかなかのお値段ですが、それに充分に値する価値がありました。

まずもって趣のある洋館、その中も豪華絢爛の内装、高級ホテル並みのサービス、ホスピタリティ、
レベルの高い食事、目の前でシェフが作り上げるパフォーマンス、丁寧な料理の説明、
美味しいワイン、別室でいただくデザートなどなど。
ほんと、分かりやすく素晴らしいです!分かる人にしか分かるまいという匠の世界ではなく、
老若男女、レストラン経験の有無に関わらず、ストレートに分かりやすい素晴らしさがあります。
これはやはり人気が出るはずですよ。記念日なんかには本当に最適な店ですもん。

2013/4月頃から、1000件目レビューはここにしようかなあと考えていましたが、
ほんとそれに相応しいお店で良かったです!
万が一失敗こいたらどうしようかと思っていましたが(爆)

あの謙虚な態度でお店を続けられるのであれば、しばらくは神奈川県No.1の座は安泰ですね。

ほろ酔い気分で、最後に店の看板の写真を撮って、中央林間駅に向かって歩きました。
最高の余韻に浸りながら。

ご馳走様です!(2013/7/5現在、4.64ポイント)

  • 初カツオのマリネ
  • 初カツオのマリネアップ
  • フォアグラのソテー、賀茂茄子のロースト トリュフソースかけ

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9位

阿寓 (鎌倉 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2013/10訪問 2013/11/02

東京吉兆出身の味がリーズナブルにいただけます!

この日は2013/4月にオープンしたこちらでディナーで懐石料理をいただくことに。

マイレビュアー様からこちらのお店の情報を教えて頂き、速攻BMしていましたが、
人気になって予約が困難になる前に早く行っておかねばと思い訪問しました!

ご主人は東京吉兆出身という折り紙つきの経歴。
京都吉兆嵐山本店と京都吉兆出身の未在は伺ったことがあるのですが、東京吉兆
無茶苦茶敷居が高すぎて未訪です。恐らく今後も未訪のままかと・・・
私の知る限り、東京吉兆は一見お断りで、一見でもダイナースクラブの会員であれば
75000円から予約ができるという超VIPな料亭。

そこで修業された方の料理が食べれるのであれば是非伺いたいということで
今回予約しました。

夜のコースは、
・吉祥 6000円
・福壽 8000円
・阿寓 12000円
の用意があるのですが、

・阿寓 12000円

を予約しました。東京吉兆出身なので、予算を抑えてはその真の実力が分からないと思ったので。
にしても12000円で東京吉兆出身の料理が頂けるのなら全然OKっす!

お店は鎌倉駅から鶴岡八幡宮の右脇の道を通って、清泉小学校の前を通り過ぎた
ところの住宅街にあります。駅から徒歩30分近いと思います。

店内に入ると、靴を脱いで上がり、1F左側の部屋のテーブル席に案内されました。
2Fにも席があるようです。一軒家をお店にしているような感じですね。

私は日本酒の、
・風露天青 600円

かみさんは、
・鎌倉梅ワイン 500円

をいただいてかんぱ~い♪

阿寓コースのスタートです。

・付き出し
  ずわい蟹の吹き寄せです。
  いきなり滅茶苦茶美味いです。ずわい蟹のほぐし身に何かしらまったりとした
  味付けを施しているのですがそれが何か分かりません。卵黄の旨みのような何か。
  そして出汁のジュレも合わさっています。
  上には菊花、おくらの叩き、とんぶりがあしらわれていました。
  素晴らしいスタートです!

・御椀
  松茸と鱧の土瓶蒸しです。炭火に乗っかっての登場。
  出汁は甘さを感じました。はっきりとした味の出汁です。
  こういうところではお椀をいただきたかったので、これだけが唯一残念!

・御造り
  車海老、本鮪中トロ、カマスの炙り、シマアジの御造りに、車海老の頭の揚げ物。
  車海老の頭は濃厚なミソの旨さを従え、香ばしくて絶品!
  刺身はどれも絶品なのですが、超絶品だったのが、車海老。車海老の造りの上に
  レアに火の通った卵黄が乗せられています。これとの相性が抜群でした(^^)
  車海老の身の甘さ、卵黄のコクと醤油との相性の良さ。混然一体&恍惚!

・箸休め
  毬栗八寸です。
  毬栗のとげに見立てたのは素麺を揚げたもの。その中には海老真薯が入り、栗の甘煮を
  包んでいます。海老真薯が結構味濃いめなのですが、酒が進む美味しさ。
  その隣には、蓮根餅揚げ、玉子カステラ、燻製サーモン菊花巻き、鴨ロースマスタード乗せ、
  巻き海老、酢ハス、薩摩芋煮、塩煎り銀杏が脇を固めます。

・焼き物
  焼き松茸です。炭火で炙っていただきます。じわあっと松茸が汗をかいたころが食べごろか?
  しゃくしゃくですわ(^^)

・焚き合せ
  南瓜、蛸、高野豆腐、赤ピーマン、絹さやの焚き合せ。
  蛸がこれまた絶品。柔らかくて出汁が浸みていて、旨みが濃厚で。

・食事
  鯛と松茸ご飯、赤だし、香の物。三つ葉のみじん切りが別盛でたっぷりと。
  大きな土鍋で炊き上がりのプレゼン。この時点で完食決定(爆)
  鯛の旨み、松茸の香り、醤油とおこげの香ばしさ、なめこの赤だしの渋み、
  香の物の爽やかな旨み、三つ葉のみじん切りのフレッシュ感。
  たまらんのでお替り!でもお替りは1杯分しかない(涙)旨すぎて足りん(爆)

・デザート
  栗きんとんと梨、柿、マスカットのゼリー。
  最後に和菓子と水菓子。存分に楽しめましたよ!

飲み物は二人で以下を飲みました。

・風露天青 600円
・久保田千寿 800円 × 2合
・南部美人 800円
・鎌倉梅ワイン 500円 × 2杯
・鎌倉梅サイダー 350円

これでしめて、28350円。一人当たり約14200円。サービス料とかも一切なしの明朗会計。

ちなみに、ウーロン茶、コーラ、オレンジジュースは250円という超庶民価格。
チェーン店のカフェ並?ほんと有りがたいんですけど(^^;

そしてこのレベルの料理がこの値段というのは正直脅威です。無茶苦茶CPいいです。
もちろん高級食材をバンバン使っているわけではありませんが、料理としての
レベルが高いので満足しちゃうんです(^^)

ただし一つ注意なのが、こちらは東京吉兆の味。京都吉兆の味ではありませんので、
おのずと関東の味付けになっているんだと思います。
東京吉兆の料理を知らないので本当のところは分からないのですが・・・
少なくとも言えることは京料理の味付けとは違うということです。

今回の料理全体を通して言えることですが、味付けははっきりとした味付けですし、
濃いめに感じるかも知れません。京料理の優しい味付け中心の料理を
想像してくるとがっかりするかも知れませんのであらかじめ申し上げておきます。

私は京都に行けば京料理を美味しいと思いますし、関東に居るのであれば、関東の味付けも
美味しいと思うような、都合のいい舌を持っていますので、こちらの料理も抵抗なく
美味しくいただくことが出来ました(^^)
だって本当に美味しいんだもん。味は若干濃いめだなとは思いますが許容範囲ですし。

私の中では、☆~☆☆の実力があると思いました。ミシュラン調査員の評価が楽しみ!
ミシュランの評価と私の評価には半分くらいは食い違いがありますが(^^;

でも、人気が出る前に再訪しないとまずいかも???

ご馳走様です!(2013/11/2現在、3.56ポイント)

  • ずわい蟹の吹き寄せ
  • 松茸と鱧の土瓶蒸し
  • 松茸と鱧の土瓶蒸しアップ

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10位

招福樓 本店 (八日市、新八日市 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2013/01訪問 2013/01/19

関西の名料亭は凛とした雰囲気でした

京都グルメツアー3日目のディナーで利用しました。

この店は滋賀県八日市にある有名な料亭ですが、今回の旅行のメインと
位置付けておりました。
というのもこちらの料亭は、定期的に通っている神奈川県藤沢市にある幸庵のご主人が
修業された料亭だからです。やはりどんなところか気になりますので(^^;

京都市内から電車を乗り継いで1時間20分くらい。八日市駅のすぐ近くにあります。
店の看板らしきものは無いのですが、お寺のような敷地があります。
玄関に近づくと、門番の方がこちらに来られましたので、予約した旨を告げ、
部屋に通されました。

部屋は畳で8畳、床の間、縁側の廊下とありますので、8畳よりは広く思えます。
この日の前日、雪が積もったとのことで、窓からは雪景色も見えます。
部屋の照明はやや暗め。

最初に香煎茶が出されました。

続いて女将さんなのか、若女将なのか分かりませんが、挨拶に来られました。
が、なんと挨拶だけではなくずっとその場に座って、向付の途中までおられました!
こ、これは一体どういうことなんでしょうか???普通は挨拶だけなんですが。
結果、もの凄く緊張しました(^^;
このような場に相応しい、気の利いた話題もできませんので、
結構とんちんかんな話をしたりして・・・

「写真を撮っても宜しいですか?」と伺うと、
「おほほほほ。」とだけの女将さん。いかん、食べログで来る場所じゃ無かったか・・・
しかし写真はできるだけ後世のためにも残したいので、撮りましたが(爆)

緊張の中で食べてますので、いつもより感想が短めです。
写真もアップとか撮っているところをまじまじと見られるのも恥ずかしいのであっさりと(涙)

・先付
  車海老と数の子。

・椀物
  蟹真薯に薄い餅を乗せたもの。蟹真薯とは言っても、ほとんど蟹の身でした。
  やはりさすがの旨さ。緊張した中でも旨いものは旨い。
  出汁は蟹の甘みが出ていました。

・向付
  鯛と赤貝。割醤油と普通の醤油でいただきます。肝も添えられていましたが
  これが濃厚で旨かったです。
  この辺りで18時ちょっと前。次のお客様が来店される時間だと思いますが、
  女将さんはこの辺で失礼しました。

・焼物
  マナガツオに青味大根を添えて。マナガツオは美味しかったなあ。味が濃厚で。
  今回の京都で青味大根は2度目ですが、これも美味しいですね。

・珍味
  カラスミ、菜の花、鴨の漬け焼き、黒豆、なまこ酢。

・蒸し物
  白子とねぎのかぶら蒸し雪仕立て。白子が美味かったあ。

・箸休め
  白魚にフキ。梅肉と出汁で食べます。

・煮物
  ハマグリの治部煮、くわい餅。くわい餅は香ばしいですねえ。

・食事
  炊き立てのご飯、宍道湖のしじみの赤だし、香の物。宍道湖のしじみが美味しかったあ。
  しじみの泥臭さは皆無で旨みがありました。そもそもあさりに近いくらいの大きさがありました。

・和菓子

・お薄

・水菓子
  和歌山産三宝柑のゼリー。口どけが凄く良くて、甘みと酸味のバランスがいいです。
  柑橘系のゼリーは私の好物ですし(^^)

今回の旅行の中では一番しっくりくる味でした。
やはり幸庵のご主人が修業されたところですので、味付けなども似ているからかも知れません。
ある意味表現が悪いですが、慣れている味というか。椀物なんてまさにそうです。

お薄の辺りで女将さんが再度来られましたが、今度は一保堂でのお茶の話をしたりして
和みました。やっとこの場に相応しい話題が提供できました。慣れたかな(^^;

最後は女将さんも含めて角送りをされながら帰路につきました。

感想。私には早すぎたか(爆)
招福楼の似合う人間になるには、私自身の人間力を高めるしかありません!

でも、全国に名料理人を輩出する招福楼で料理をいただけたのは一生の記念に
なると思います。
私が知っているだけでも、幸庵桜田松川子孫というそうそうたる料理人は
招福楼出身になります。

もっと人間を大きくして戻ってきます!ご馳走様です!

  • 車海老と数の子
  • 蟹真薯に薄い餅を乗せたもの
  • 鯛と赤貝

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