この口コミは、ボナペチーノさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.5
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
2013年6月ランチ訪問: 最初に感想を。大阪はB級グルメで有名な街だが、大阪の鰻は素晴らしい
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白焼(三品目)
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有馬煮(一品目)
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うざく(二品目)
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白焼(三品目)
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肝焼(四品目)
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う巻き(五品目)
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蒲焼+赤肝(六品目)
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蒲焼(六品目)
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デザート(七品目)
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2013/06/21 更新
2013年6月ランチ訪問:
最初に感想を。大阪はB級グルメで有名な街だが、大阪の鰻は素晴らしいということ。吉寅さんは江戸前だが、東京の名店以上に素晴らしい仕事をされている。大阪は味が濃いと思う方もいると思うが、吉寅さんの味を一言で言うなら「上品で丁寧」。文句無しの名店だ。
創業は大正11年、創業から80年以上。鰻屋30年くらい営業していても、まだまだ老舗とは呼べないが、80年というのは立派な老舗だ。オフィスや問屋が立ち並ぶ建物の間に、和のたたずまいを感じさせる門が見え、奥まで小さな道がまっすぐに伸びる。いやがおうでも期待は高まるエントランスだ。
メニュはいろいろある。鰻定食/鰻丼定食/鰻づくし上/鰻づくし中という定食メニュ。一品料理でも、肝煮/焼肝/八幡焼/骨煎餅/うざく/う巻き/有馬煮など。鰻定食と鰻丼定食の違いは、蒲焼きを丼の上に乗せるかどうか。鰻づくし上と中の違いは、提供される鰻のだ。多くの人は、鰻丼定食を注文する中、暑さ35℃という記録的な猛暑の中で、どれだけ食べられるかやや不安を感じながら、私は鰻づくし中を注文。
一品目「有馬煮」本来、鰻づくしの最初は「肝煮」なのだが、この日は「有馬煮」。有馬山椒を用いて甘辛くした鰻。一口目に柔らかさが来て、その後、甘辛さを感じ、最後に山椒の風味を堪能出来る。
二品目は「うざく」やはり上品で柔らかい。味は薄めだがしっかりついている。このあたりが飲食店の格を分けると個人的には思っている。味がついていないのでも、無理矢理つけているのでもなく、薄めだがしっかりついているあたり、時間をかけて丁寧に仕事をしていることが伺われる。身の柔らかさとともに皮の香ばしさがほのかに香る。つけ合わせはきゅうりと山芋。二品目にうざくが入ることによって、心身ともにすっきりし、次の鰻への期待感がいやでも高まる。
三品目「白焼き」写真を見て頂くとふっくらさが分かると思う。良い鰻の特徴は、身がふっくらしていて、脂がジューシーだが、後味がスッキリすること。まさに、吉寅さんの白焼きはそれだ。身自体が本当に甘い。この鰻本来の甘さをじっくり丁寧に引き出されるよう調理されている。旬ではない6月にこれだけの白焼きを頂けるとは本当に驚いた。白焼きの名店は、南千住の尾花を始め、東京にも数多くあるが、吉寅さんの白焼きは日本でも1、2を争うものではないだろうか。
四品目「肝焼」これは、別メニューと注文。肝焼に関しては、鰻の肝が持つ土のような臭みや苦みの好き嫌いが人によって分かれる。肝焼はふっくらしており、焼肉店で出て来るレバー焼のような食感だ。くさみは全くない。個人的には、きりっとした苦みがもう少しあると良かった。ただ、吉寅さんの肝焼はオリジナリティが高いもので、一食の価値がある。
五品目「う巻き」卵どうふのような柔らかいポワッとした卵。黄色となめらかな見た目は美しいのだが、卵黄の味は濃すぎず、ただしっかりとついている。鰻の身は柔らかく、皮は香ばしい。小さく刻まれているが、鰻の存在感は十分に堪能出来る。素晴らしい一品。
六品目「蒲焼+白飯+お新香+お吸いもの」五品目まででかなり満腹なのだが、いよいよ食事。蒲焼はご覧の通り、ふっくらと蒸された江戸前。白焼同様、丁寧に調理されているから脂は残っているのが一目瞭然。タレがたっぷりかけられている。箸を入れると、スムースに切れる。一口食べると、その皮と身の表面の香ばしさが美味しい、とても柔らかい身は、鰻の脂とタップリのタレが相まって、ムースをさらにジューシーにしたような食感で、本当に美味しい。お吸い物は、3種類から選べる。肝吸い、赤肝、赤出しの3種類。私は赤肝で注文。赤出しに肝が入っている吸い物だが、東京ではなかなか食べられない。クリーミーな肝と赤出しがマッチ。ちなみに、鰻は鹿児島、徳島、長崎あたりのものを主に使っている。この日の鰻は鹿児島。
七品目「デザート」抹茶のアイスクリーム、黒蜜がけ。最後に抹茶のアイスクリームで締め。
大阪には気になる店が色々とありますが、大阪に行く際には訪問が欠かせない店です。