今回の直島への旅行にはいくつかの目的がありました。
■10年の月日は何をもたらすのか
10年前に自分の中で、いろいろな意味で変化をもたらしてくれた島。
それまでの観光とは違う何かを感じさせられたのですが、その後の10年という時間。
再訪した同じ町から受け取るものは、どう変化するのか・・・・
■直島の原点を知る
何かを感じさせられてきた場所。
その場所にはルーツとなる作品があったことを知りました。
その作品の展示を通して、今度は何を感じさせられるのか
■島の歴史と日本の歴史の狭間で
戦後の急速な復興、高度経済成長期のツケ、
公害、環境破壊、そして過疎化・・・・・
日本の産業の発展の影で、島が背負っていた問題。
「島」という場所は、発展の「光と影」の「影」の部分を担わされていた
という現実を10年前はただ知ったというだけでした。
「アートの島」という「ハレ」の姿だけでなく、
直島、そしてこの周辺の島が歩んできた歴史。
地域の現状、島の原点の姿にも目をむけられたら・・・と。
■10年前に見た作品 今はどう受け止めるのか
一度、見た作品・・・・・
ある意味、ネタバレしている作品です。
そんな作品を10年という月日を経て見たら、
その印象はどう変わるのでしょうか?
何か受け止め方は変化するのでしょうか?
■同じ作品を条件を変えて何度も観る
ネタバレした作品を、10年という月日を経て見たあと、
さらに、時間を変えて、日を変えて、
見る条件を変えて見たら・・・・
そこには何が????
■町の人たちの本音は?
初めて訪れた時に、ふと思ったこと。
町の人たちは、このプロジェクトを実際のところどう捉えているのだろうか・・・・
表向きのところではなく本音の部分では?
「瀬戸内芸術祭」という国際的に育ったイベント。
そのイベントを取り囲む人たち。
そこにはいろいろなかかわり方があるわけです。
そんな立場の違う人たちの目は、見ているところ、方向もきっと違うはず。
今回は、もう少し、島の中側からも見てみたいなぁ・・・・と。
そんなことをつれずれに思いながら、ぼちぼちと記録していこうと思います。