『モネ展:(1)夜間展示を狙って再訪  美術館利用のコツの備忘録』コロコロさんの日記

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コロコロ

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モネ展を見た記録を・・・・と書き留めていたら、
見逃してしまったものや、新たに確認したくなったこと。

そして、会場の音声ガイドがよかったという話を耳にしたこと。
また2007年の大回顧展の図録をひさしぶりに見たら、
大きな展示会の図録は、あとになって、いろいろと役立つ
という実感があり、今回の図録は、この先の10年の、
モネの理解のために役立ちそうなので、購入しておきたくなってきました。

お土産も、フランスのピエールエルメとのコラボした
お菓子があったようで気になります。
前回、一緒に行った友人からポストカードは買った?
と聞かれ、ポストカードを買う習慣はこれまでなかったのですが、
印象に残った絵を購入して、裏に感想を書き、
パンフレットなどと一緒にファイルしておくといい。
と言われて、それもそうかなと思ったので・・・

そして、東京都美術館のチケットホルダーが、
他の美術館のものと違って、見開きタイプだったので、
何か使い道があるかも・・・・

というように、再訪するための理由を、
あえて作っていたところもあります。(笑)


2度目なので、勝手知りたるですが、
美術館利用の注意点、忘れないように自分用メモに・・・



■チケットの準備
美術展の参加は、何かしら、割引券をみつけることを基本にしているのですが、
これまで、なぜか上野の催しは割引はないと思ってしまい、
定価購入をしていました。
HPには割引券は見当たりませんでした。

ローソンで200円引きとのことだったので準備をして・・・・
と思っていたのですが、うっかりしてしまい、
上野駅近くにローソンがあるでしょう・・・と楽観的。
調べたら、駅からちょっと遠いようです。

ちなみに、上野近辺のローソンは
 ○ローソン 東上野三丁目・・・反対の入谷改札側 日比谷先の上野方向
 ○ローソン 上野四丁目・・・・京成上野駅の方

ちょっと距離があります。




■待ち時間
その日は、何度か問い合わせをしたのですが昼頃から「20分待ち」でした。
午後4時頃からすくということですが、
最終日近くの夜間開館ということもあり、ずれ込む可能性もあるとか・・・・

午後4時に上野に着いたのですが、長丁場。
腹ごしらえを兼ねつつお茶を・・・・
再度、問い合わせてそれでも混んでいたら
ローソンにチケットでも買いに行って時間調整でもと思っていました。

午後5時近くになって美術館に問い合わせても「20分」待ちは変わらず。
ローソンに・・・と思ったのですが、200円割引のために、
浅野屋でパンとコーヒーで、980円使うという矛盾。
そのまま美術館に向かうことにしました。

上野駅の公園出口で購入。
「20分待ち」の表示がされています。

美術館前に到着。そこでも「20分待ち」
ところが、館内直前では「10分待ち」

リアルタイムでは、更新されていないようです。
さらに、切符切りのところでは、ほとんど並びはない状態でした。



■待ち時間調整方法
混雑時、ただ、20分、30分の時間を待ってるだけは馬鹿らしい。
そこで、東京都美術館には図書室があるので、下調べをしたり、
図録もあるので、予備情報を入れながら、
待ち時間チェックをして、空いてきたところで移動。



■待ち時間の利用法
事前情報を取得して見るか、何も知らずに見るかで、
変わってきますが、手持ちの資料などを持っていたら、
それを持って行って、並びながら見るのもいいと思います。

何もなければ、美術館のHPに概略などの特設ページもあるので、
待っている間に見るとか・・・・

並びを予測して、気になるブログや、参考サイトの
ページをプリントしておくとか、
ブックマークをしておいて見るとか・・・・

予習できなかった~ と思っても待ち時間を、
うまく使うと基本情報がゲットできたり、
こんな面白い見所があります。こういう見方もあります。
と書かれたブログなどをチェックしておいて、直前に確認するとか・・・

私は参考サイトのリストを、下書き状態にしておいて、
ストックしたりしていました。



あとは、電車の移動の時間も結構、利用できます。
今回は、モネの睡蓮の池の描写の変遷ぐらい、
まとめてから向かいたいと思っていたのですが、それができない状態。
一覧表のプリントだけして、参考資料とインターネット情報を
電車の中で書き込んでおいたら、ばっちりでした。


■図録ゲット
入口にミュージアムショップがあります。
そこで、図録を買っておいて、並びながら見るという手も・・・・
でも、読むのは大変ですが・・・(笑)

展示の閲覧後、お土産売り場で買う場合、かなりの混雑が予想されます。
購入する人は、先にミュージアムショップで、図録だけゲット。
館内で見たいときには、すぐに見ることもできるし、
必要な場合は、線を引いたりすることもできます。
(結局、見ることはありませんでしたが・・・・)



■借り物
鉛筆・・・・・担当の方によるようですが、
書いているうちにまるまるので、複数本、貸して欲しいと申し出ると
今回は、3本、貸していただけました。
前回は、1本だけ。監視の方に言えば、新しいのをいただけるので・・・


■コインロッカー
100円が必要です。(戻りますが・・・・)

ちなみに前回、戻った100円を取り忘れていました。
すると、すかさず、警備員の方が駆け寄ってきて、忘れていますと、
手渡してくれました。なんだか、すごい注意力です・・・・ 
妙なところで感心してしまいました。


今回は、財布に100円ぐらいあると思っていましたが、
無いときにはないものです・・・・
受付で両替をしてくれますが、ロッカーに荷物を入れてから気づくと、
鍵のついたまま荷物を入れた状態で、その場を離れるのでちょっと心配です。

美術館に行く前に、チケットを購入したり、お茶をしたり・・・
お金を払う場面はあると思うので、100円玉の確認はおこたらずに・・・・


初回は、ロッカーが空いておらず、荷物を預けることができませんでした。
その日は、第2部で、夜間貸切鑑賞会もあったので、
途中、空いてきたころに、入口を出て荷物を預けてもいいか確認をしました。
すると、チケットにスタンプを押してくれて、再入場することができました。

再入場については確認すると、「基本、できません」とお答えが返ってきます。
じゃあ、例外ってどういう場合なのかな・・・・と思っていたのですが、
こういうことのようです。



■音声ガイド
会場の並びはなかったのに、音声ガイドで並ぶという状況でした。
しかし、担当の方も慣れたもので、手際よくさばいていました。
また、使い方も、慣れた方は、速やかに「説明がいらない」旨を伝えていて、
さっと列が流れるように協力している感じでした。

音声ガイドを借りるために並んだ場合の待ち時間解消に、
ビデオを流していました。
館内のビデオと一緒かな・・・・と思ったのですが、
たぶん、違うと思います」というお答え。ほんとかな?
こういうお答えの場合って、そうじゃないことが多いです(笑)
ビデオを見るまでもなく、すぐに借りることができたので、
ビデオは見ないまま・・・・


時々、音声ガイドを借りたのに、絵の横の説明と同じ。
図録と同じ・・・・ということがあります。
解説を目で見るのではなく、音で聞く・・・・
というのも意味のあることだと思うのですが、
な~んだ・・・・ちょっと損をした気になってしまいます。

モネ展でも、絵の解説と同じ、借りる意味がない。
と言われている方もいましたが、
「サンラザール駅で、モネが汽車の煙をもうもうにするよう、
 駅長に石炭をくべてもらった」
という話を、音声ガイドで聞いたというのを見ていたので、
いろいろ、トピックス的な話があるだろうと思った読みは当たり!


そこで借りる前に、「絵の解説の内容と同じでないかどうかチェック」
これを、必ずすることを利用者の基本行動にしたらと思います。
そうすれば、美術館側も、同じ解説にするのは、まずいかな・・・
と思ってくれると思うので・・・

今回の音楽もなかなかよくて、これまでの音声ガイドよりも、
音質がいいなと思いました。

2度目の鑑賞なので、20分の待ちだったら、
先に音声ガイドを借りて、待っている間に、いろいろ情報収集をしよう、
と思っていたのですが、入館してからでないと
音声ガイドは借りることができませんでした。
最も、待ち時間なく入館できてしまいましたが・・・・



■音声ガイドをメモるコツ
これまで、音声ガイドをメモりたいとき、ポーズボタンがあることに気づかず、
何度も、何度も、最初から繰り返して聞いていました。
再生ボタンと、ポーズボタンが同じだってことに気づきました。
過去にポーズボタンのある機械を使ったことがあった気がするので・・・


そして、メモる時は、解説の「文節を全部」書くのではなく、
文節の頭の数文字を、メモっていく。
そして、二度目は、書き漏らしたところを埋める。
そうすると、再生回数が、少なくてすむことを発見!

と同時に、ポーズボタンの存在に気づいたのでした(笑)



■生没年 年齢 対称表を準備
今回のモネ展は2度目、そしてモネに関する鑑賞は何回もしています。

知っている絵、見たことある絵が増えてきてはいるのですが、
どの絵が先で、どの絵があとなのか、ごちゃごちゃになっているので、
そろそろ整理したいと思っていたのです。

展示は年代順ではないので、前後関係がめちゃくちゃになってしまいます。
モネの絵の制作年の前後関係を、しっかり把握するという目的がありました。

最近、他の展示会でも、メモをするときは、
あとで、年代を追えるように
工夫してメモしているのですが、どんどん、間にいろいろなことが加わって、
最後は、めちゃくちゃで、なんだかわからない記録になってしまうのです。

そこで、今回は、「生没年」をずらりと書き出し、
その横に「年齢」を併記したものを「縦列」にした一覧表を作ってみました。
そして、わかる範囲で、大きな出来事をジャンル別に
「横列」に記載したA4のペラを用意しておいたのでした。

パネルの解説、音声ガイドで、「○○○○年に、○○○○をした」
と言われたことを記入していくと、自然にモネの年譜ができあがるのです。

そして、絵を鑑賞しながら、「年代」も見るのですが、
この時、モネは何歳だったんだろう・・・? 
ということが気になるのですが、計算ができるほど、頭が回転しません。
その一覧表があると、ひと目でわかるのです。

今回、失敗したのは、その数字のサイズが小さくて、
暗い美術館の中ではよく見えず、明るいところにわざわざ行って、
確認しないといけなかったことでした。
西暦・年齢は、大きなサイズにしておくこと



■メモは何にする?
以前は、ハンドタイプのメモ帳を利用していたのですが、
結局、メモしてもそのまま。
見返すこともなく、どこかにいってしまって、
いざ、思い出したときに、見ることができない状態。

ある美術館で、A4のバインダーと紙を貸出してくれました。
それが、ことの他、便利だったのです。
メモしたものも、チラシと一緒にファイルすることができるので、
あとで、見返すことも簡単です。


■回り方
○混んでいるときは、列に並ばず、空いているところから・・・・
○すべてを見ようとせず、これだけはしっかり見てくる絵の
 ポイントを決めておく。
○まずは、全体を把握するために、館内を歩くだけ。
 どんなテーマ構成かを把握し、重点テーマ、捨てテーマを決めて回る。

○人の動きと逆に回る
 閉館間近になると、最終エリアが混雑するので、
 最初に見ておく。

○時間配分を考える
 閉館30分前には、最終エリアは、見終えてておく。
 そして、入口に移動すれば、ガラガラ。
 当初、断片でつながりなく見ていたものを、
 最後、全体を最初から通して見ることでつながりができ、
 俯瞰して見ることができる。

○時間を最大元に有効に使うなら、閉館と同時に出てお土産売り場へ。
 途中、何があるのか、何を買いたいか、ざっと下見をしておくとよい。

○逆流はできるけども、館内の構造上、階をこえて戻ることはできない。
 が、エレベータを利用すると逆移動が可能。

○会場の見取り図チェック
 出品作品リストに、会場の見取り図が掲載されています。
 テーマと会場のゾーニング、壁の仕切り方など、
 展示する側の以降などが見える。

 (ポーラ美術館などは音声ガイドに、見取り図が書かれいました)

○出品リスト、音声ガイドのリストの情報なども全体を見て一通りチェック
  

■お土産
今回のお土産は、フランスのピエールエルメとコラボのお菓子があることを、
戻ってから知りました。
自国の世界的に有名な画家、モネとピエールエルメのコラボ。
どんな形で表現するのかな・・・・というのはとても興味がありました。

ピエールエルメのいつか食べたいと思っていたマカロン「イスパハン」
これは! と思ったのですが、キャンディーだったのでやめてしまいました。
他には、サブレとか・・・・
ちょっと私の好みでないので却下・・・・

ファイルやポストカードを購入。
みなさん、すっごいい勢いで買ってました。

クリアファイルも、基本、買わない主義なのですが・・・・
芸大の美術館で行われた展示会の主催者が、
あのクリアファイルは、すごい設けがあるんですよ・・・
という話をされていて、確かにそうだ・・・・って思ってから、
馬鹿らしくて、やめてしまいました。

ところが、なんだか、今回は乗せられてしまったなという感じ。



■閉館間際のお土産売り場は
お土産売り場も長蛇の列。
「カードは時間がかかるので、現金で・・・」と声を張り上げています。
言外に、カードなんか出すんじゃないぞ・・という圧力が(笑)
それでもカードを出す人がいるらしく、
再度、「カードはお控え下さい」と大きな声で言われ気まずさが・・・
電車出かけ込み乗車をした瞬間に、「駆け込み乗車はおやめください」
とアナウンスされるような感じでした(笑)
お土産を買うつもりのときは、ある程度の現金を・・・




展示は、ギリギリまで見ていたかったので、
閉館、10分前に切り上げ、お土産売り場に行きました。
これだけの人がいるので、まさか、閉館時間と同時に、
レジが閉まるということは、ないと思いながらも、
万が一ということもあるので、10分前には出ました。

時間になると、徐々に人を排除するように、
テープが貼られ侵入しにくい状況になっていきます。
人がいなくったエリアから、クロスがかけられていきます。

「閉館、15分過ぎております。お買い物はお早めに・・・」
と係の方が声を張り上げています。が、レジは長蛇の列。
列の先頭には、サポートの方がいらして、空いたレジにどんどん誘導し、
比較的早く流れてはいます。

レジの背面にも、グッズが並べられていて、
何か買い忘れ、買いたし、見逃したものがあっても、
並びながら確認ができるようになっていて、
追加もできるようなので、なかなか工夫がされていると思いました。

美術館でお土産を買うという習慣がこれまでありませんでしたが、
みなさん、あんなに買って、配ったりするのでしょうか?

そういえば、以前、美術館のアメをもらったことがありました。
今回もアメでした・・・・ 
栄太郎だったので、まさか、OEMなんてことはないと思うのですが、
個人的にアメをなめる習慣がないので、他のモノにして欲しいな・・・と(笑)


モネ展もあと、1日・・・・・
最終日のお土産売り場は、どんな状況になるのでしょうか?



【持ち物リスト】・・・・私用メモ
□A4バインダー
□A4用紙
□A4クリアホルダー
□メモノート
□年譜リスト 作品リスト
□参考書 参考資料

□館内用手提げ
□小銭入れ  100円玉チェック 
□携帯
□携帯ホルダー 首かけストラップ
メガネ  ← 要チェック 忘れないように・・・
□双眼鏡


【関連】美術館の利用法
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山種美術館:ブロガー内覧会で学んだ美術館見学のポイント (2016/01/20) 
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