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昼の点数:4.6
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.4
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|サービス 3.6
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|雰囲気 4.8
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.4
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| サービス3.6
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| 雰囲気4.8
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
名物冷やしたぬき、さすが!完成度の高い丼蕎麦。
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そば大盛・W、770円
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そば大盛・W、770円
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そば大盛・W、770円
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そば湯
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2023/05/28 更新
画像ブログ⇒「http://kouji328.blog59.fc2.com/blog-entry-3190.html」
久しぶりに岐阜で仕事。スタートが14:30だから昼食時間をずらして、前から行きたかった「更科」に遠征することに。JR岐阜駅から151号線を岐阜市役所に向かって北上。2km弱、ひたすら直進して、岐阜中警察署の角を左折。んで正面に見える赤い庇の「天狗堂」(和菓子)を右折して、脇道に反れる三叉路の中州の様に建ってる「Billiken亭」を正面にした一角。「更科」は左右どちらからでも入れる造りになってて、駐車場のある左手が正面入口。13:00過ぎなのに店前の駐車場(14台?)は満車状態。が回転が速いんだね。俺が概観写真撮ってるちょっとの間にも数台入替り。建物自体は4階建てで、袖看板に「信州そば更科」、正面の白い暖簾に大きく「科更」。庇の上には、傷みが激しくて目を凝らさないと店名も判別し難い、欅材額彫り看板。多分、創業当時の名残(1928年?)なんだろう。でワンタッチ式の自動引き戸を入ると、TV(東海エリア)で何度も見たことがある見慣れた店内風景。座敷席もあって、メインスペースには、4人かけテーブルをくっつけて並んだ島が3列。相席前提の座席配置だね。時代劇に出てくる飯屋って言うか、昔ながらの大衆居酒屋って風情はなかなか素敵。でもここは食うだけで酒類は置いてない。食ったらとっとと出てかなきゃぁね。うん、やっぱ俺好みの店だ。「何にしましょう」?注文はもちろん、「冷やしたぬきそば」で、食い切れるか心配だけど、せっかくだから、そば大盛・W、770円にしてみる。
長テーブル上には、冷茶入りのやかんに、分別ゴミ箱をミニチュアにした様な、年季の入ってた一味と七味の入れ物。それから魔法瓶に入ってるのは、きっと、そば湯だね。と卓上の物を確認してる間に、俺の「冷やしたぬきそば」のWがスぅっと目の前。早っ!注文して1分、いゃ30秒も経ってないよね?そりゃ回転がいいわけだ。天かす・ネギ・油揚げにワサビ添え。どうやら、蕎麦は深めの丼の底までガッツリ盛られてるみたい。こりゃぁ普通盛りで充分だった?って一瞬、弱気になりかけちゃうけど、えぇい、食うしかない。とりあえず蕎麦を掻き分けて、おツユをのぞく。と案の定、かなり濃そうな色合いのお出汁。ズズっズ。うん、想像通りのそばだ。蕎麦比率は、7:3らしい。けど10割そばなんて、ポソポソしてて意味そのものが理解出来ない根っからのうどん派の俺には、そばそばしてなくって、却ってこの方が美味しい(ってもちろんちゃんとした蕎麦だけど)。んで揚げ、まるで稲荷寿司みたいに甘ぁく煮付けてあるんだね。けど大阪風の甘さじゃなくって壺屋いなりに近い甘辛さ。これが案外、そばに飽きかけた口にいいアクセント。それから最後まで美味しくたべるには、山葵が結構強めの辛さだから、最初から全部混ぜちゃわないで後半に残しておくと重宝すると思う。ってことで、結構、多いなぁって思った蕎麦も箸が止まることも無く、案外あっさり食い切れちゃう。
さすがに特大1030円はどうかと思うけど、もうちょっと食べたいくらい。特別何かが秀でてるって感じじゃないけど、これだけの量、食い飽きたり、もたれたりしないってのは、それだけこの蕎麦丼の完成度が高いってことなんだろう。で飲み干せないで残った濃いめのお汁。そうそう、ここでは、そば湯、試さなきゃぁね。何の説明もなかったけど、卓上のポットの中身を丼の残りの汁に注いでみる。うん、白濁したお湯。そば湯だそば湯。う~ん、冷たくなってた喉や胃袋が、ほんわかと温かくなってくる。基本、そば湯って生温かったりでイマイチのが多いけど、ここのは熱々で出汁の風味も感じられて美味しい。そもそもこんな大衆店で、そば湯を出してる店ってのも、そうそうないし、これだけでも大きくプラス点だね。ふぅ多めの蕎麦も腹に落ち着いた。1滴残らず完飲して、ご馳走様。裏口に抜ける手前のレジで会計して退店。ちなみに店内禁煙で、表玄関右手に灰皿があるから何人かは食後に一服してる。うん、いい店だね。大量の蕎麦をガシガシ食わす力量にそば湯か。何より存在自体に価値がある。この店の風景そのものが、もうほとんど、文化遺産。立地は不便だけど、観光客にもお奨めでしょう。リピート必至、82点で~す。
メモ:**********************************************************
昭和3年創業、客の大半がたのむ冷やしたぬきそばは夏の大定番、岐阜のソウルフード。家族総出の切り盛りで、麺はその日に引いて小麦粉と信州産そば粉の割合は7:3。3分釜湯でし井戸水でしめて、丼も井戸水で冷やし冷たいそばを出す。 ダシは毎朝、ムロアジ・ソウダガツオ・ウルメイワシ・日高昆布でダシをとる。これに秘伝のかえし(たまり醤油とみりん・砂糖を混ぜ約半月寝かせる)を絡め、これも井戸水で冷やす。油揚げはお婆さんの仕事でザラメとダシで甘辛く1時間煮込む。テンカスも冷やしたぬき専用に毎朝作っている。