大阪遠征にて太刀魚料理を堪能 : たちじゅう園

２０１４年７月再訪

今回の大阪・兵庫遠征。

大阪に到着して、まず最初に目指したのは昼食場所として予約していたお店『たちじゅう園』さんです。

昨年９月に伺った際には長蛇の列に最後尾になんとかすべり込ませていただき、並び始めてから、

食べ終えるまでに２時間半くらい要したお店ですヾ(≧∇≦)

昨年は"たちじゅう"をいただいたのですが、帰り際にお店のお母さん(勝手にそう呼ばせていただいています(苦笑))から、

｢今度は是非コースも召し上がってみてください｣というご案内もいただいておりました。

この日の夕方は甲子園球場でオールスター戦を観戦する予定、かつ日曜祝日はお店がお休み。

というわけでこの日の昼しか、こちらを利用するチャンスはなかったのです。

今回は事前にコースを予約させていただいたので、仮に行列が出来ていても待つ必要はないと安心していたところ、

私やらかしました（゜´Д｀゜）

最寄り駅の市営地下鉄谷町線の阿倍野駅から向かう際、出口を間違えました。

すると昨年見た記憶と全く違う辺りの風景に、お店までどう向かったらいいのか、全く方向感覚を失い、

"あべのハルカス"の前にでてしまいましたσ(^◇^;)

｢へぇ、これが話題のあべのハルカスかぁ｣、なんて感心している場合ではありません。

お店に電話して、道に迷って遅れる旨を連絡、一旦駅まで戻ることにしました。

３番出口方向へ向かうと、ようやく見覚えのある通りにでました。

１０分くらい遅れて到着、昨年と違って行列はありませんでした。

カウンター席に案内され、遅れてしまったことをお詫び。

店内には太刀魚を焼く、力強くよい香りが漂っております（＾＿＾）ゞ

暑い中急いで来て喉がカラカラでしたので、ノンアルコールビールをいただきつつ、

この日いただきましたのは、


３，２００円のコースです☜安くないですかぁヾ(≧∇≦)

コースの内容は、


①前菜

イカ明太、合鴨、そして太刀魚の鮨など。

ビジュアルも素敵、３，０００円台のコースとは思えないようなクオリティの前菜でした。

しかし、私ここでもやらかしました( 。-_-。)

若い女性の店員さんに、｢このお鮨って穴子ですか？｣って聞いちゃいました。

店員さんしばし固まった後、申し訳なさそうに｢いえ太刀魚です｣と。

うおぉぉぉぉ、素で太刀魚と穴子を間違えましたっ、なんと恥ずかしいぃぃぃぃことを(゜Д゜;)


②造り

蛸、鰹、鯛、太刀魚のお造り。

ちょっと炙ってある感じでした。

蛸の歯応え、さぞかし荒波の中でもまれた蛸なのでしょう（　・∀・）

太刀魚の刺身というのは食したのは初めてかもしれませんが、食感といい味といい、いいですねぇ。

これも３，０００円台のコースの造りとは思えない内容、ボリュームも含めてそう感じましたヾ(*´∀｀*)


③焼物

鮎のもろみ焼でした。

鮎の風味はもろみで消えてしまっているようにも感じたものの、先日別のお店で塩焼はいただいておりましたし、

変化球としては面白い１品かなと思いました。


④小鍋

太刀魚と豚肉のしゃぶしゃぶでした。

太刀魚のしゃぶしゃぶも人生初めてです。

これは出汁がいいですねぇ、そして皮が光っていた太刀魚がしゃぶしゃぶした後、美味しそうな進化を遂げていました。

絶品ですな、これは（＊´∀｀＊）

豚肉も文句なく美味しかったです。

野菜もたっぷりなのは、特に旅先では嬉しいですね。


⑤太刀魚の骨せんべい

パリパリとして美味。

カルシウムも摂取できそうで、加齢とともに脆くなってきている骨を少し強くできそうな気がしますな（￣∇￣）


⑥たちじゅう

単品のたちじゅうよりはポーションは控えめでした☜当たり前ですな

約１年ぶりに食した"たちじゅう"、やっぱり美味しいですわ。

外はパリッと、中はジューシーという絶妙な焼き加減で仕上げられています。

バクバク夢中で食べ進んでいたところ、ここでお母さん登場（基本店外で案内されていますので）。

｢全部食べないで出汁をかけて召し上がってみて下さいな。それから自家製の七味ものせて召し上がってみて下さい

とても評判がいいんですよ｣というようなご案内をいただきました。

そこで出汁をかけていただき、ひつまぶしのようにしていただきました。

これがまた、男らしい"たちじゅう"から、女性っぽいやさしい"たちじゅう"に変化して、美味しいです。

さらに七味をのせていただくと、アクセントがきいてまたいいのです(*⌒▽⌒*)


⑦赤出汁

これもお替わりしたいくらい美味でした。


⑧デザート

さっぱりとしたシャーベットでした。


前述のお母さんとのやりとりの中、お母さん｢あれ、東京から来られた方。やっばりそうだ、思い出しました。

その横顔覚えていますよ｣と私のことを思い出して下さいました（＊＾ー゜）

そんなにおいら、イケメンかしらっ☜おいっ、そういうことじゃないだろっ、そのつっこみ待ってましたぁヾ(≧∇≦)

旅先でのこういうやりとり、なんか嬉しくなりますね。

でもお母さん、その後に辛辣な一言を。

｢昨年来ているのに、どうして道に迷ったんですか？｣と(゜Д゜;)

｢地下鉄の出口間違えちゃいまして・・・｣と恥ずかしがる私。

こんなやりとりでさえ、面白かったです（￣∇￣）


私が退店する頃には、外には昨年ほどではないにしろ行列が出来ていました。

私も次回の大阪遠征の際にも、また再訪したいなと思います。

ご馳走様でした（＊＾ー゜）


以下は過去のレビュー


２０１３年９月

今回の大阪⇒名古屋⇒岐阜遠征にて、大阪での最後の食事場所として決めておりましたのは、

８月１０日に視聴したテレビ朝日の番組、『食彩の王国』の太刀魚の回でとりあげられ、

大阪に赴いた際には是非立ち寄りたいと思っていたお店、太刀魚の専門店『たちじゅう園』さんです。

ホテルでの朝食ビュッフェにてかなり食べてしまった為、チェックアウトの１２時ギリギリまでホテルにおり、

そこから地下鉄を乗り継ぎ阿倍野駅へ向かいました。

阿倍野駅から徒歩５分くらいでしょうか、店の前に近づくと、そこには長蛇の列が・・・σ(^◇^;)

正直、これは想定外でした。

テレビ放送から１ヶ月近くたっておりましたので、落ち着いていると思い込んでいました。

そして店頭にはお目当てのたちじゅうは先着４０名までという案内がありました(￣。￣;)

駄目元で列の最後尾に並びますと、丁度、お店の方が私の前のカップルの注文を確認しているところでした。

そのお店の方、以後お母さんと呼ばせていただきますが、話ながらちらちら私の方もみるのですが、

明らかに困ったという顔つきをされていました。

残念ながら前のカップルの段階で既に太刀魚はギリギリのようです。

ところが、私が大きな荷物を抱えているのをみたお母さん、「お客さん、どちらから?」と訊いてこられました。

私は「東京からです。テレビで観てどうしても食べたくて来ました。これから名古屋にも移動しなきゃいけないんです」とアピール。

するとお母さん、「わざわざ東京から?今、頼んできます。というより、私の賄いの分をなくしてでもお出ししますよ」というような、

嬉しいことをおっしゃっていただきました(; ;)ホロホロ

結果、なんとか私を最後としていただけることとなりました(*⌒▽⌒*)

どうも、ここのところで４本くらいの番組で案内されたみたいで、この日のこの列でもまだ少ない方だとのことでした(；´Д｀)

テレビの影響って、ホントすごいですね。

そこからは、続々と私の後に並ぼうとする方々に、「私が最後だと言われていますので」と断り続けました(^_^;

そうですね、１０組以上にお断りをしたでしょうね、私が悪いことしているみたいに感じてきましたもの。

それ以外にも、たまたまシニア世代の方々５００名くらいの団体がお店の前を歩いていく場面があったのですが、

さすが、大阪のおばちゃん、おじちゃんですね、最後尾の私(完全なよそ者)に向かって、

「何、何、並んでるの?」「何が美味しいの?」「何のお店?」など、次々に声をかけられました(゜Д゜)


そして１時間ちょっと待った頃でしょうか、整理券をもらって列から離れていた方の中でまだまだ時間がかかることが分かると、

キャンセルされる方もでてきました。

というわけで、そのタイミングで来店された方は、運良く私の後に並ぶ方がでてきました。

その状況に、私は「さっき断った人がこれをみたら嫌だなあ。気まずいなあ」と口にすると、

私の前のカップルの綺麗なお姉さんが、「お兄さんのせいじゃない、お兄さんは悪くない」というようにフォローしてくれました。

このカップル、お二方ともとても感じよい方々で救われました(*^O^*)

逆に私の後に並んだ年配の男女は、待っている間にタバコのポイ捨てをしたりと、マナー最悪でした(￣△￣)


待ち時間は事前の想定をはるかに超える約１時間５０分くらいでした。

この後の名古屋でのイベントの予定も決まっていた私は、かなり気が気でない状態でした。

漸く店内に案内され、事前にお願いしていた


たちじゅう上９８０円とだし汁１５０円をいただきました。

このたちじゅう、太刀魚をうな重のようにしていただくのです。

そしてだし汁により、それをひつまぶしのようにして楽しめるという１品になっております。

かなり時間に追われていたこともあり、写真はあまり上手く撮れなかったのですが、伝わりますでしょうか?

見事な照りの太刀魚が、ご飯の上にのっています。

この太刀魚、このようにたちじゅうとしていただくことを考案したのが、こちらの店主さんとのこと。

もとは和歌山のお店で提供されていたとのことですが、独立されてこの地に店を構えられたとのことです。

待っただけの甲斐はありました。

鰻の高騰によりうな重をいただく機会も減りましたが、９８０円で鰻を凌駕するような、お重に出会えるとは(*^O^*)

太刀魚をこういうスタイルでいただいたのは勿論初めてですが、想像以上に美味です。

そしてお出汁がまたいいんですよ、さらに太刀魚が引き立ちますね。

さらに東京から来た私の為、店主さんからサービスとのことで、太刀魚ほろりという料理までだしていただきました。

まさに口中でホロリとほどけるような、やわらかさの太刀魚でした。

このほろりは３切れいただいたので、１切れいただいた後、前述のカップルにお裾分けしました。

自分が箸をつけた後、初対面の方に失礼かなとも思ったのですが、お二方喜んで召し上がって下さいました。

本当、感じがよい方々、ナイスカップルでしたので、かなり羨ましかったですヾ(≧∇≦)

そして店主さん、カップルに挨拶して店の外にでますと、お母さんが見送りしてくれました。

いろいろサービスもしてくださったり、お気遣いをいただいたてありがたかったです。

到着してから店を後にするまで約２時間半かかりましたので、ダッシュで次の目的地の名古屋へ向かいました。

イベントのスタート時間までかなりギリギリでしたので、駅までの道とと乗換の区間、ほぼダッシュしてヘトヘトでしたσ(^◇^;)


こちらのお店ではたちじゅうの他、太刀魚のコース料理もいただけます。

次回、大阪に赴く際には、夜に予約してコースをいただきたいと思います。

御馳走様でしたｍ（＿　＿）ｍ