コクと情の深さに感動です : ファヴォニウス

【2014年11月追記　熱さと冷たさ、苦さと甘さの間には】
ランチの後コーヒーで一服したくて、久々にファヴォニウスさんに伺いました。

お店に飾ってあった映画のポスターは、針穴カメラで撮った写真に一新されていて、
そんなわけで（？）まいねも、いつものテーブル席からカウンター席に変更し、
ストレートコーヒーでなくウィンナーコーヒーを注文してみました。

何度も伺っていながら今日初めてコーヒーを淹れる様子をまじまじと見たのですが、
ホントビックリですわ！ネルドリッパーにはたっぷりの挽き豆を入れ、
その量たるや、普通のお店なら2,3杯分くらい淹れそうなほど（家なら4，5杯かなｗ）！
ドームのでき方も見事。まるで生き物のように膨らむコーヒーを
お湯で上手に扱う様に、マスターが猛獣使いに見えてきます！ｗ
ウィンナーコーヒーとブレンドとで、お湯の注ぎ方を変えるこだわりっぷりも流石。
こんな素敵なものをいつも飲んでいたのかと、改めて嬉しくなります。

さて、ウットリしている間にウィンナーコーヒー到着。
ラム酒？とホイップクリームの甘い香りに、再びウットリ(*´ω｀*)
飲んでみると…もうウットリとか恍惚とかじゃ足りない！………天国？ｗ
唇に触れた冷たいホイップの隙間から、コク深い珈琲の苦味。
飲み干す間際の、ザラメの加わった甘さにも負けないコーヒーの強さ、絶妙でございます。

お会計を済ませて外に出ても口の中に残る濃厚なクリームの味、
いつまでも消えないでほしい幸せの余韻です。
何かボーっとしちゃう…あ、酔っぱらってるわこれ！ｗ
飲んだ後は車を運転しちゃ…ダメよ、ダメダメ（ブームに便乗）！

---
【2014年2月追記　べ、別にバレンタインのことなんか気にしてないんだからねっ！】
朝から街に出る用事があり、最近ご無沙汰だったのでファヴォニウスさんで一服することに。
店外の黒板に”チョコレートムース（限定10個）”とあり、「限定10個」と言われたらそりゃ行くでしょ！ｗ

大好きなマンデリンとともに、早速いただきます。

・・・はぁん、濃いぃ～☆

気持ち悪いリアクションになりましたが、食べた人はこの気持ち、
きっと分かってくれるはず！
しっかりした固さのムースはチョコの香り、味ともに濃厚で、
こちらのコク深いコーヒーと併せると、口の中が一分の隙もない幸せで満たされます！！

用事を済ませた後、一日どうするか作戦を考えに来たのに、
何もかもすっ飛んでしまうほどの美味しさでございましたｗ

---
【2013年11月追記　柿のムースで、至福！】
柿のムースの写真を追加。

具体的な味の記述が出来ないのが非常にもどかしいですが、
とにかく今まで食べてきた柿スイーツの中で一番美味かった！！
思わず「んー！！」となってしまい、その様子を見てマスターがニヤリ（とされたような気がする）・・・ｗ
コク深いコーヒーに負けない、濃厚な秋の味覚を堪能しました。

---
マイレビュアさんの口コミを読んで、気になっていたお店です。
台風接近で生憎の天気でしたが、早速伺ってみました！
マスターさんにも「宜しく宣伝してやって下さい」と許可を得ましたので、いつもより語りますよ！！ｗｗ

ファヴォニウスさんは、川崎病院の向かいの細い路地に入ったところにある、16席ほどの小さなお店です。
店名の由来は、ギリシャ神話の西風の神ゼピュロスの後の名で、”好意”を意味する言葉だそうな。
店内はコーヒーに関する各種用具や古い映画のポスター（『雨に歌えば』と『オズの魔法使い』だったかな）など、
割と物が多い感じですが、照明や木目の家具のおかげか落ち着いた雰囲気です。

今回はストレートでマンデリンを注文しました。注文の際、
稲川淳二からホラー成分を引いた感じのマスター（イメージ）にオススメを聞いたのですが、
初めてのお店ではとりあえずマンデリンと決めているので、聞いておいて裏切る
お約束ネタのような感じになってしまいましたｗ…でも、そういう乙女心も分かって欲しいな（誰）☆

今回はたまたま客がまいね一人だけでして、店内に入ったときのローストした豆の香り、
マンデリンを注文した後に豆を挽いたときのフレーバー、コーヒーを淹れた時のアロマまで独り占めすることができ、
とても贅沢な時間が過ごせてこれだけでも行った甲斐がありました！

こちらのマンデリンは深煎りで、苦味とコクが深いお味。
まいねの未熟な鼻と舌では、深煎りのコーヒーは苦味に引っ張られて
香りや味の複雑さを見失いがちなのですが、それでもなお
マンデリン独特の香りはしっかり出ていて、とても美味しいコーヒーでした。
せっかくオススメいただいたので、パプワニューギニアのパラダイスを購入し、帰宅することにしました。

店を出ると小雨がぱらつき始めていまして、”あーあ”と思いつつバッグの中に買った豆をしまっていると、
「降ってきましたね～」
といいながらマスターが外に出てきました。”忘れ物したかな？”と思ったのですが、
「濡れちゃってますね」
といいつつ、まいねの自転車のサドルを拭き拭き・・・。ええっ！？この気遣い・・・

惚れてまうやろー！！（ＣＶ：チャン・カワイ）

客がまいね一人だけだったからたまたまだったのかもしれません。
しかしながら、一見の客にここまでの気遣いはなかなか出来ないのではないでしょうか。
コーヒーのコクと、マスターの情の深さに感動し、マイレビュアさん（と、その親父さん）に
感謝しきりの一日となりました。

家に帰って、早速パラダイスをいただいてみました（すごい字面だなｗ）。
こちらは熟しきっていないバナナのようなフルーティーな香りと、
深煎りの苦味もありつつ、甘み豊かなお味でこれまた美味でした。