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店名 |
麺喰(udon and cafe )
|
---|---|
ジャンル | うどん、カフェ、ちゃんこ鍋 |
予約・ お問い合わせ |
090-9693-3538 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
近鉄奈良駅から徒歩15分 京終駅から1,005m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
19席 (全てテーブル席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 外に喫煙スペース有り |
駐車場 |
有 4台、近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、ドリンク持込可 |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2010年12月1日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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2016/03
ざるうどんと とり天セット ¥850
「今年は斑鳩にしますか。」
古建築ファンの僕は、もう10年以上も前から仏像ファンのあきらくんが大阪に来る度、一緒に古都を巡ることにしている。そして極めれば斑鳩の里 法隆寺に戻ってくることになる。いわゆる原点回帰だ。ここは日本建築文化の原点であり、古代仏像の宝庫でもある。
今回は3月末の土曜日に会社の全体会議があり、東京からやって来たあきらくんは、一日延泊して僕とドライブというわけだ。
こんなことも長く続けていると仲間が増えるもので、前々回からは美味しいものを食べると笑顔美人になるHiroちゃんが参加し、今回は最近一眼レフを買ったというMITくんも加わった。共に東京で働いている。
「私、京都も好きですけど、奈良はもっと好きです。仏像楽しみです。それから、お昼は美味しいうどんが食べたいです。」
とHiroちゃんが言う。
「うん、行こ行こ。」
と僕はいつものように二つ返事だ。うどんはちゃんと予定に入れてある。
そしてMITくんは言う。
「写真の撮り方教えて下さいよ。」
「えっ、何でお前にカメラのこと教えなあかんのや。プログラムモードで撮っときや。」
僕は意地悪なので、一眼レフの扱い方については女性以外に教えないことにしている。いや意地悪ではなく、このような機械ものは自分で試行錯誤を繰り返して覚えるのが一番なのだ。
「なんでそんなことを言うんですか、先生!」
「何が先生やねん、お前みたいに頭のいい奴に教えたら、すぐに追い抜かれるやん。」
事実MITくんは慶応義塾大 理工学部の出身で、彼より頭が良くて仕事の速い男は社内には多分いないと思う。
gentlemanのあきらくん、歴女でうどん大好きのHiroちゃん、そして自由人のMITくん、そんな仲間たちと斑鳩の古刹を堪能した後、僕らは奈良市内に入った。少し遅めのお昼は「udon and cafe 麺喰」でとることにしていたから。
店の正面に立つと、白い漆喰壁に対比して黒の板壁や建具がしっとりと古都にふさわしく、掛かる山橙色の暖簾が眩しい。
「6人待ちです!」
ウェイティングボードに名前を書いて表に出てきたHiroちゃんが言う。僕らの後にも次々とお客さんが訪れて、繁盛ぶりが伺える。
沓脱ぎで落書き模造紙に書き込んだりして遊んでいると、カウンター席に案内された。本当はテーブル席が良かったが、この混雑なのでしかたない。
横一列に4人並んだ僕らはメニューを手に悩んだ。どれも魅力的で美味しそうなうどんばかりだ。
「オレ、ざるうどんと とり天セットで。」
と、あきらくんが注文する。
「じゃあ、僕もそれで。」
僕は今日が5度目の訪問になるが、とり天だけは外したことがない。それくらいここのとり天は旨い。
「じゃあ、私もそれをお願いします。」
とHiroちゃん。
「ボクもそれとビールお願いします。グラスひとつで。」
とMITくん。
「ん! ビール?
お前なぁ、運転代わりましょうか?のひと言くらい言えんのか (#゚Д゚) 」
「ボク免許持ってないんです。」
「ふ〜〜ん。」
まあ、あなたの人生だから自由に生きればよいとは思うけど、運転免許を持たないとは珍しい男もいるもんだ。
いくら頭がよくても、免許証を持ってないんじゃあ、今日は使いものにならない。
意外に早くうどんが出来上がった。相変わらず女性客が多い上、今日は家族連れも多く、客回転がゆっくり目なので茹で釜には余裕があるのだろう。
「うわぁ〜、美味しそう!」
Hiroちゃんのテンションが最高潮に達した。
きっと美味しいだろうと思う。ツヤツヤの麺に鋭く立ったエッジが、それを予感させる。とり天は大きなサイズが3個別皿に盛られている。
うどんを食べると、コシの強さとモチモチ感が共存する美味しいうどんだ。
とり天はジューシーで旨味が溢れている。つゆも濃さの中に旨味が凝縮されていて、やはりここのうどんは奈良に来たなら食べるべき一品だと思う。
男のあきらくんとMITくんは黙って無心に食べているので、きっとこの「麺喰」の味に関西うどんの奥深さを感じていることだろう。
Hiroちゃんは「おうどん美味しかったです。それから花咲くような盛り付けのとり天とそのサクッとした食感は、ずっと余韻が残りそうです。」と、女性らしい表現をした。
1年後、またこうやって古都を巡った時、ここより印象深いうどん屋さんに出会えるだろうかと、僕は少し心配になる。
「この辺りで、もう少し古都を愉しもうか。」
と、僕らは車に乗り込んだ。
奈良はこれから春本番だ。
ごちそうさん‼
2014/11/09
関西うどん名店ラリー2014 (12/16)
ざるうどんととり天セット ¥850
『願いが叶う特典付き』
「怒髪天を衝く」という言葉は正にこの像から生まれたのではないかと思ってしまうほど、髪の毛を逆立てて、憤怒の形相で僕を睨みつけてくる。薬師如来を護る十二神将のうちの一柱、伐折羅(ばさら)大将だ。悪事は絶対に許さないぞ、という迫力が五体から滲み出ている。
今日の奈良はあいにくの雨になった。
少し歩いてみようかと「udon and cafe 麺喰」を出て、傘を開いた。
春日野の南側にあたる高畑の道を東に1kmほど登った所に小さな山門がある。天平時代の8世紀に聖武天皇の眼病に際して光明皇后が創建したとされる新薬師寺だ。
この寺に訪れるのは今日が2回目、前回はもう10数年も前になる。門をくぐると正面に現れる本堂は簡素な建築物だが、その古さゆえ国宝に指定されている。晩秋の冷たい雨に濡れた瓦が歴史の深さを表すかのように、重く光っている。その堂内には本尊の薬師如来とそれを丸く囲むように12躯の神将が立つ。僕は人々から病を取り去ってくれるという薬師如来の柔和なお顔に、掌を合わせ目を閉じた。
「健康でいつまでも大好きなうどんが食べられますように。」
そして怒りの表情で迫る十二神将達は人々の邪悪な心を取り去ってくれるという。多分、僕には取り去ってもらう邪悪な心がないと思う。
さっき食べたうどんがお腹の中で膨らんできたようだ。ゆっくりと時を刻んでいるかのような古い町並みに、少し眠気を感じながら、先程登った坂道を下り「udon and cafe 麺喰」まで戻ってきた。少し遠目に見て気がついたのだが、町家を改造したこのお店にはちゃんと「うだつ」があがっている。
「udon and cafe 麺喰」に訪れるのも今日が2回目だった。町家を改造したレトロな雰囲気のうどんカフェは、和の中に少し洋を溶け込ませた斬新なスタイルの店だ。今日の注文は「ざるうどんととり天セット」。うどんもそうだが、前回食べたとり天の美味しさが記憶に残る。
うどんには南天の葉が添えられている。このようなさりげない心遣いは、うどんがもはや空腹を満たすためだけのものではなく、日本食文化の一角であることを主張している。しっかりとコシがあり、弾力も噛み応えもある僕の好きな麺である。前回より麺に粘りがあるのは、夏季と冬季で小麦粉を変えているという店主のこだわりからくるものかも知れない。絶賛できる麺だと思う。
とり天は大きなものが3個も付いていてかなりボリューミー、しかも揚げたてアツアツだ。口にした時の外側のサクサク感とそのあとの肉汁のジューシー感がたまらない。慌てて食べると口内やけどは必至だ。
「udon and cafe 麺喰」で昼食をして、高畑の坂道を歩いて新薬師寺にお参りする。邪悪な心を清らかにして薬師如来に願う。なかなか洒落た散策コースだと思う。
もちろん大切な人と行くのが良いだろう。
2014/07/30
お得なセットメニュー ¥1,000
ならまちは奈良市中心部にある興福寺の南側一帯のことをいう。この付近は戦災を免れたこともあり、古くからの町並みが今も残る。江戸時代から残る町屋を改造し、アンティークなshopが点在するなか、奈良本来の歴史的文化財も巡ることができる。僕は文化財派なので、元興寺や十輪院は外さない。元興寺 極楽坊本堂の屋根の一部には今でも飛鳥時代の瓦が葺かれているというから驚きだ。
仕事仲間のジュンちゃんから教えてもらった面喰というお店は、このならまちの東の端にある。他のお店のように町屋を改造しただけでは飽き足らず、うどんcafeにまでしてしまった。
玄関を入るとそこの土間で靴を脱いで、障子を開けdiningに入る。奥に細長い空間には、ゆったりとダークオークのテーブルと椅子が配される。灯りは少し落とし気味に、落ち着いた雰囲気を醸しだしている。中央あたりのテーブルには二人の女性客がうどんを食べているが、この雰囲気とのミスマッチがむしろ新鮮に思える。
僕は場違いなところに来たのだろうか?
通りに面する窓際のカウンター席に案内された僕は、店内に背を向ける格好で座ったので、店内の様子がまるで分からなくなった。それでも擦りガラス越しに面格子の映る席は、これまでうどんを食べたことのない環境であることに違いない。
お得なセットメニューは、ざるうどん、鶏天2個、古代米ごはん、そしてちっちゃなデザートが付く。うどんは、しっかりコシがあり、固さもモチモチ感も中庸の元祖讃岐うどんである。伝統の讃岐の味がする。鶏天もKFCを思わせる香ばしさがあり、共に美味しい。
店主は讃岐で修行し、この店を4年前にopenしたという。このならまちに、誰もが考えつかない方法で異文化を融合させるとは、店主の創造力には敬服する。
僕が食べている間も、次々と客が入店してくる。帰りがけ、客数を数えると12人になっていた。全て女性同士かカップルで、男性は僕を含めて3人しかいない。
とても美味しかったけど、やはり場違いだったかもしれない。一言だけジュンちゃんに言いたい。
「このお店、紹介してくれるんやったら、一緒に行ってくれる女性も付けてくれなあかんわ!」
いやいや、今度は僕の奥さんにご一緒していただこうと思った^_^