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店名 |
するぎ農園(スルギノウエン)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、喫茶店、郷土料理 |
予約・ お問い合わせ |
0265-39-3008 |
予約可否 |
完全予約制 当日でもお電話ください。 |
住所 | |
交通手段 |
マイカー |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
5席 (座敷2、テーブル2、外テーブル1) |
---|---|
個室 |
無 条件による |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 15 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | ペット可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2004年5月1日 |
備考 |
ペットは外席のみ可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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倩(つらつら)信州大鹿村(しんしうおほしかむら)の濫觴(はじまり)を温(たづ)ぬるに、
大河原村(おほがはらむら)・鹿鹽村(かしほむら)に分(わ)かれ立(た)つ昔(むかし)に遡(さかのぼ)る。
後醍醐天皇(ごだいごてんなう)第八皇子(だいはちわうじ)宗良親王(むねよしゝんなう)、
志半(こゝろなか)ばに薨去(かくれさせたま)ひしは、宿(やど)『右馬允』のある大河原村(おほがはらむら)。
當店(こちら)『するぎ農園』の所在(あるところ)は鹿鹽村(かしほむら)。
その名(な)のとほり、鹿(しか)と山鹽(やまじほ)を誇(ほこ)る抑巷(さと)。
山鹽(やまじほ)なるは當地(このち)より湧(わ)き出(いづ)る温泉(いづみ)を煮詰(につ)め、
やがて白(しろ)き粉(こな)となるを待(ま)ちて包(つゝみ)とせしもの。
轎(くるま)を驅(か)りて漫(すゞろ)近邊(あたり)を巡(めぐ)るに、
その豐(ゆた)かなる自然(しぜん)と人(ひと)の營(いとな)みに心癒(こゝろいや)さる。
心持(こゝち)よき川(かは)のせゝらぎ、色(いろ)とりどりの巖(いはほ)、
今(いま)を盛(さか)りと咲(さ)き誇(ほこ)る桃(もゝ)の花(はな)、そこに溶(と)け込(こ)む民(たみ)。
慥(たしか)に、絶(た)へて茅葺屋根(かやぶきやね)を見(み)ず、
民(たみ)は牛馬(ぎうば)犂鍬(すきくは)を捨(す)て耕運機(とらくた)に頼(たよ)る。
さりながら、懐(なつ)かしき景色(けしき)に再開(であ)ひたるかと目(め)を刮(こす)り、
往古(そのかみ)の里山(さとやま)に迷(ま)ひ込(こ)みたるかと頬(ほゝ)を抓(つね)る。
轎(くるま)は九十九(つゞら)折(お)れの山道(やまみち)を登(のぼ)り、
一際(ひときは)桃花(もゝ)の美(うつく)しきところに到(いた)れり。
生憎(あやにく)の曇天(くもり)なれど、『霽(はれ)なればさぞや、、』と思(おも)はす景色(けしき)。
賈内(なか)に這入(はい)るも一組(ひとくみ)として先客(せんきやく)はをらで廣(ひろ)き坐敷(ざしき)に、、。
品書(しなが)きの中(なか)で氣(き)にかゝりしは、
『水出(みづだ)し珈琲(こおふィ)』に『握(にぎ)り飯(めし)』の二(ふた)つ。
握(にぎ)り飯(めし)は件(くだん)の山鹽(やまじほ)を用(つか)ふとなむ。
以爲(おも)ふに、米(こめ)と鹽(しほ)を堪能(あぢは)ふには鹽(しほ)むすびに限(かぎ)る。
しかはあれど、この兩(ふた)つは、『水(みづ)と油(あぶら)』。
宛然(あたかも)菓子(くわし)を酒菜(さかな)に玉薤(さけ)呑(の)み、
犢鼻褌(ふみとほし)一(ひとつ)で西洋旅籠(ほてる)に這入(はい)らんとするに似(に)たり。
已(や)む事(こと)を得(え)ずして、『水出(みづだ)し珈琲(こおふィ)』と『珈琲(こおふィ)ケーキ』に、、。
『水出(みづだ)し珈琲(こおふィ)』は何(なに)も加(くは)へずその儘(まゝ)に戴(いたゞ)く。
口(くち)に含(ふく)みて鼻竅(はな)に拔(ぬ)き、その口味(あぢ)と香(かをり)を檢(あらた)む。
やはり、珈琲(こおふィ)は佳(よ)き豆(まめ)を擇(えら)み、ほどよく焙煎(い)りて、
良質(よ)き水(みづ)で抽出(いだ)さねばまともに淹(い)るゝを得(え)ず。
傍(かたは)らの沙糖(さたう)はと覽 (み)るに、『洗雙糖(せんさうたう)』なる貨物(しろもの)。
色(いろ)淡(あは)き亞麻色(あまいろ)をなし、甜(あま)み頗(すこぶ)る穩(おだ)やか。
『珈琲(こおふィ)ケーキ』には挽(ひ)きたる珈琲豆(こおふィまめ)が載(の)る。
素朴(そぼく)、あまりにも素朴(そぼく)な鄙(ひな)の味(あぢ)はひ。