ヒナ鳥の香草オーブン焼をテンプラニーリョで追いかけた余韻がいい : BAR DARA

飯田で一番のお気に入りのDARA。７年ぶりです。
他のお店で少しお酒などをいただいた後、訪れました。

お店の中に入るとテーブル席にはお客様いっぱいで、カウンター席が半分ほど空いていて、そこに滑り込みました。
マスターと奥さん、そしてマスターの妹さんが忙しそうに、でも丁寧に、真摯に、仕事をしていらっしゃいます。
このお店がお気に入りの理由は、そこなんですね。

まず、ワインを。
すでに決めていてテンプラニーリョ。
ソムリエのマスターにいろいろおいしいワインを教えていただいた中で、リオハのワインの代表。

これに合わせる料理を決めるのは、少し時間がかかりました。
豚バラのコンフィがあれば即決だったのですが、残念ながらなくて少し悩みました。
まず、甘みと酸味が凝縮され食感がおもしろいドライトマト、それにやはり肉の脂とテンプラニーリョを組み合わせたかったので、ヒナ鳥の香草オーブン焼きをお願いしました。

ワインは、甘い香りで酸がちょうどよくタンニンはおだやかで、期待通りのどっしりとしたところがあります。
ドライトマトをいただきながら１杯目のワインを飲み干したころ、ちょうどヒナ鳥ができあがりました。
同じワインをもう一つ、ただし、次は一サイズ大きく膨らんだグラスでお願いしました。
こうすると、ワインの香りがさらによくわかります。

ヒナ鳥は、表面がパリッと焼かれ香ばしそうで、中の方は瑞々しく外へ流れ出そうな脂と柔らかそうな肉が詰まっています。
食べてみると見た目にふさわしい香ばしさがあって、次に食欲をそそる上品なハーブの香りと鶏の脂の甘みが口の中に広がります。
この味わいが消えないうちに、すかさずテンプラニーリョで追いかけると、鶏の脂がワインで流され、口の中がリセットされて心地よいです。
このワインと肉の脂の組み合わせは、何度繰り返してもおいしく飲み食べ続けられます。

もっとほかの料理とワインとのおいしさを試したかったのですが、電車の時刻が迫りましたので、今回はここまでになりました。

ワインとそれに合うおいしい料理をいただけるこのお店のよさは以前とかわらず、飯田を訪れるたびにまた訪れたいお店です。

この週末、久しぶりに飯田市を訪れることになり、
となれば、BAR DARA に寄ってみました。

最近僕が飲むのはもっぱら赤ワイン。
今日もテンプラニーリョをいたただきました。

どっしりとしたワインに、エビのピルピルの合うこと。
マスターにワインを教えていただくのも、久しぶり。

昨年１年間で、150本を超えるワインを飲んでみましたが、
僕をワイン好きにさせてくれたのが、このお店のマスター。

マスターや妹さんと話をしていると楽しいし、
そして、また、ワインと料理のマリアージュも味わえる。

気軽に立ち寄れて、おいしく楽しい時間を過ごせるスペイン・バル。
飯田を訪れた際の、必須です。


Jun 2011 --------------------------------------------------

飯田市の BAR DARA は、この６月で２周年を迎えました。

このお店の良さの一つは、チャージがないこと。
極端なことをいえば、グラスワインを１杯飲んで１杯分のお金をだけ
お支払いして帰るという使い方もできます。
僕の場合、駅と勤め先の道沿いにありましたから、
１時間に１本の電車の時間調整のためによく訪れました。

何度も訪れることになったきっかけは、ヒューガルテンホワイト。
スペイン・バルなのにベルギービールが置いてあるのです。
僕はこれが大好物。飯田でホワイトビールが飲めるお店は初めてでした。

ところが、何回か通ううちに傾倒していったのがワイン。
とくに、赤ワインに、はまってしまいました。
リバースシックスというスペインワインが、まったりとしていて
これがとてもおいしかったのです。

それに加えて、料理がワインにあっていておいしい。
エビのピルピルや豚バラのコンフィ、ドライトマトなど
ワインとのマリアージュを存分に楽しめるのです。
スペインらしいハモンセラーノ。
お腹を満たしたければパエジャ、そしてパスタ。

ソムリエのマスターとワインの話をしながら過ごしていると、
飽きずに時が過ぎていきます。
周りのお客さんも、若い方からかなり年齢のお高い方まで幅広く、
時にはかなりのワイン通もいらっしゃいました。

ご家族で経営されているため、どのようにも対応してくださいます。
それにワインもお料理も、固定することなく、いつ訪れても
今まで出会ったことのないものが、少しずつ加わり、
または変わっていきます。

落ち着いた雰囲気の中で、
ゆっくりとワインとワインにあう料理を楽しめるお店。
それがここ DAR DARA です。

Jul 2010 -----------------------------------------------------

スペインバル、スペイン料理店です。
飯田のような小さな街では、このようなお店はめずらしいです。

暑い日の遅めの時間。
１時間に１本の電車まで時間があるため立ち寄りました。

外観は、落ち着きのあるお洒落な雰囲気。
中に入ると小さいながらも、うまくまとまった店になっています。

スペインビールをまず１本。
ガスが強めで軽い口当たり。今日のような蒸し暑い日にはスッキリとして
ちょうどいい喉ごしです。

一緒に食べるのはタパス３種の盛り合わせ。
生ハムにタコのカルパッチョ、それにおたぐりのトマト煮。

生ハムはコクがあって、ビールと相性がいいですね。

次は、今日のワイン。
シャルドネ種に近い、酸味のある白ワイン。
タコとおたぐりによく合います。
おたぐりは、この地域で食べられる馬の腸。
牛のホルモンのような感じです。

マスターは１人で、お店を切り盛りしています。
その態度がとても真摯で、居心地がとてもいいです。

一人で立ち寄りましたが、他にも一人のお客さんがよく立ち寄るようです。
開店してからちょうど１年だそうです。

今日はビールとワインだけいただいて、バルのような使い方でしたが、
今度は時間のあるときに訪れて、
パエジャなどしっかりスペイン料理を楽しみたいです。
よいお店を見つけました。