仙台駅地下で便利です。大間産の本まぐろ・大トロ、閖上の赤貝を頂きました。 : 塩竈 すし哲 S-PAL仙台店

【ベストショット解説】《1》まぐろづくしにぎり（セット）の全景、《2》セットの大トロにぎり（大間産・本まぐろ）、《3》赤貝にぎり（宮城県閖上産）→身の部分です、《4》赤貝貝ひもにぎり（宮城県閖上産）

【訪問日16年3月30日（水）11:20頃】

1.注文したもの・価格（税込）

（1）まぐろづくしにぎり（大間産本マグロ） ６,８００円
（2）にぎり（閖上の赤貝）１,３００円
（3）にぎり（いわし） ３００円
（4）にぎり（こはだ） ３００円
（5）にぎり（煮たこ） ４２０円
（6）かに汁 　 ４８０円

◆全体的な価格・コスパ評価
まぐろづくしにぎりの大間産は他に食べたことがないので、コスパの評価ができません。他のにぎりは普通のレベルで、かに汁はクオリティが低く、コスパが低いと思いました。

2.内容・感想・評価
（◎:特に美味しい、◯:美味しい、△:普通、＊:いまひとつ）

（1）まぐろづくしにぎり（◯）
セットの構成は大間産本まぐろの大トロ２貫、中トロ２貫、赤身２貫、中落ちの軍艦巻きが１貫、玉１貫でした。煮切りではなく、自分でお手塩に醤油をたらして、付けてたべる寿司でした。中トロはいまいち脂がのっていない感じでした。赤身はさっぱりしていましたが、まぐろ独特の味わいが楽しめました。大トロは脂の甘みをしっかり感じれらました。もっと脂が多くくどいかとおもいましたが後味もよかったです。

（2）にぎり（閖上の赤貝）（◯）
身と貝紐の対になって出てきました。身の部分は見事な包丁さばきで見た目も美しく、貝紐の方も、丁寧にきゅうりと海苔で巻いてあり、いずれも食感がよかったです。全体的にしゃりは少なめでした。

（3）にぎり（いわし） （△）
石川産のいわしでした。包丁の入れ方がきれいでした。

（4）にぎり（こはだ） （△）
こはだは千葉県房総産。酢の〆方が丁度良かったです。

（5）にぎり（煮たこ） （△）
とても甘めのたれで軟らかく、煮てありました。

（6）かに汁（×）
かに汁に野菜が入っていましたが、そのキャベツとにんじんは火が十分に入っておらず、硬く青臭い感じがしました。カニも汁に馴染んでいませんでした。

※自家製のいちごシャーベットがデザートに付いてきましたが、甘さ控えめでした。

3.雰囲気・その他

①料理が出てくるまでの時間
少しセットが出てくるまで待たされますが（２０分弱くらいかな）、カウンターに座っていると、つけ場が見えるので退屈しませんでした。

②お客さんの入り
私の帰る時（１２時頃）には3〜4人の方が外で待っていました。

③接客（挨拶・反応など）
接客については目配せの利いた店と思います。
④メニュー全体の構成:メニューをざっと見ると、まぐろに自信がありそうな感じ（実際に食べてみてもそうでした）。まぐろ関係の丼、にぎりなどが８種類あり２,４００円～９,０００円まで幅広く対応しています。基本のにぎりのセットは４種類、ちらしのセットも４種類でいずれも１,７２０円～３,９８０円、また、この他に力点が置かれているのがあなご関係も多く、酢めし物、にぎりなど５種類で２,２００円～３,０００円の価格帯。お持ち帰り寿司もあるようです。この他各種アラカルトにも対応しており、私の隣のお客さんはアラカルトを頼んでいました。

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前回【訪問日15年12月11日（金）11:10頃】

前回タイトル：「手軽に大間のまぐろ、閖上の赤貝はほおばれる仙台駅地下の便利なお寿司屋さん」

前回：【ベストショット】解説《1》青森県大間産の中トロのにぎり…一瞬にして口の中で消えました、《2》宮城県閖上産の赤貝…名産地が震災から復活してました！、《3》「すし哲物語」…奮発してランチのにぎりのセットで最上級を頼んでしまいました。そこにも大間のまぐろのとろが入っていました。

1.注文したもの・価格 （税込価格）

（1）「すし哲物語」（にぎりのセット）３,９８０円、（2）まぐろ中トロにぎり（青森県大間産）、（3）赤貝にぎり（宮城県閖上産）。（2）＋（3）＝２,７００円。

全体的な価格
「すし哲物語」の価格はネタのレベルも高く、価格相応と思います。大間の中トロにぎりと閖上の赤貝の相場は詳しくないのでわかりません。

2.内容・感想・評価
（★:おすすめ、◎:特に美味しい、◯:美味しい、△:普通、＊:いまひとつ）

（1）「すし哲物語」（○）
にぎりのセットは４段階あり、そのうちの最上級のセット。
１２貫のにぎりと吸い物、デザートが付いています。
色絵の大皿に南天の葉が添えられ、１２貫のお寿司が登場。大皿に一度にのった寿司を食べるのは久しぶり。大皿も立派なので豪華な感じがする。

１２貫のにぎりの内訳はほおばった順に、平目、あわび、ほっき貝、まぐろ赤身（宮城県塩釜産）、ぼたんえび？、とろ（青森県大間産）、子持ちこんぶ、いくら、煮たこ、うに、煮穴子、玉。基本的に煮切りではなく、醤油を付けてほおばるタイプ。がりは普通のレベル。
ネタがやや大きく、しゃりは小さく、多少硬めに炊き粘りが少しある。ほおばるとしゃりがほのける感じではない。

ネタはいずれも良かったが、煮たこ（とても軟らかい、たことは思えない）、とろ（とろける）、あわび（寿司に合うかは好みだが、コリコリとした食感が見事）は特に美味しかったです。

吸い物は海老のお頭と白ネギ。薄味でにぎりに合っていました。

デザートはラフランスのシャーベット。口直しに丁度よい甘さ控えめでさっぱりした味でした。

（2）まぐろ中トロにぎり（青森県大間産）（◎）
「すし哲物語」で大間産のとろをほおばり美味しく、隣のお客さんもまぐろを盛んに頼んでいたので、私もついつい、１つ上の「中トロ」を頼んでしまいました。私の記憶の中では大間のまぐろを食べたのは初めてかもしれません。黒塗りの付け台が私の前に置かれ、長ザクに切り付けたネタにしゃりが隠れた見事な中トロにぎりが登場しました。色は見事なピンク色で食べる前からほおばった時の感覚を想像させてしまう容姿でした。醤油を少しネタに付けてほおばってみました。長ザクなので大きめのネタなのですが、口に入った感覚がしない、ネタが噛む前にとろけてしまいしゃりだけが残っている感じでした。脂はしつこさがない、さっぱりとしていました。本まぐろなんですね。

（3）赤貝にぎり（宮城県閖上産）（◎）
寿司ネタの赤貝の産地として全国的にも有名な宮城県の閖上（「ゆりあげ」と読みます）。東日本大震災の津波の被害が大きく、もう食べれないのかと思っていたら、復活していたんですね。閖上は私が仙台に住んでいた頃によくドライブで遊びに行ったところで、赤貝のほかにも、しゃこ、ほっきなど海産物に恵まれた仙台の南部にある漁港の街でした。メニュー表にはありませんが、お店の壁に貼ってある張り紙に「閖上の赤貝」とあり、復興支援もあり頼んでみました。貝ひもと身の２貫のにぎりにして出して頂きました。身の方はぷっくりして、歯応えがよく、貝ひもの方はきゅうりをのりで巻いて出して頂き、こちらも食感がよかったです。

3.雰囲気・その他

①料理が出てくるまでの時間:２５分間。ちょうど、まぐろの仕込みの切り替え時間に当たったようで、少し待たされましたが、すし屋さんは見てると面白いのであまり退屈しませんでした。
②お客さんの入り:先客は５組７人で、後客は３組５人でした。
③応対の様子:挨拶よく、威勢のいいお寿司屋さんといった感じでした。対応は良いと思います。
④お店の雰囲気:入口から入ると、カウンターと大きなつけ場と大勢の板前さんが立つ風景が広がります。お店は明るい感じです。