酒飲みのためのお店 : 源氏

【2012年10月 再訪】

もめんの日本全国 食べ歩きの旅 （本当は仕事で出張）

チームもめんのメンバー（会社の同僚）が
今回の仙台出張でどうしても行きたいと言うお店
文化横丁の超人気店「源氏」さん

いやぁ・・・久しぶりに来ましたが
相変わらず渋い店構えと、女将さんですわぁ

この薄暗い店に居ると
ここが、なんだか昔から馴染みの店であるかのような
何ともいえない不思議な錯覚に陥る

また、超人気店ではあるが、
今日も別に行列ができたりはしていない

この店に行列なんて似合わない
お店が一杯だったら、さっさと諦めて後日に再訪する
そう・・・ここは・・・ゆったりと流れる時間を楽しむ場所
いうなれば、「大人のための酒場」ってところですかね

さて・・・この日はさっきまで「たかやま酒場」さんで
お酒をたくさん飲んだので
今回はビールはパスして、一杯目から新政の燗酒を呑む
ぬる燗の新政がジンワリと温かく体と心に染みわたる・・・

また、お酒に必ず付いてくるお通しも、このお店ならでは
1杯目の定番「古漬けの糠漬け」と、日替わりの「シメジと菜っ葉の煮物」から始まり
2杯目もやっぱり定番の「もめん豆腐の冷奴」と続く
　↑ ザッ共食い！！（ｗｗｗ

そうそう
東北の代表的な珍味である「ほや」を「このわた」で和えた
「莫久来（ばくらい）」を単品で注文するのは忘れずに・・・
これがまた日本酒に合うんですよねぇ

気付けば11時を周り・・・閉店の時間・・・
ここに来ると、ついつい時間を忘れて長居をしてしまう

今回も仕事で疲れた体と心を癒してもらった感じ
また仙台に来たら癒されに来よう・・・

●最後に

　　前回来たときは1軒目でお伺いしたので、
　　全お通しを食べるぞチャレンジなんてしたから
　　なかなか値段高かったですけど（6000円越え）

　　今回はハシゴ酒の2軒目だったので、
　　食べる量も呑む量も少なかったので値段は安かった

　　といっても3000円・・・お店の平均的予算だ・・・
　　いつも・・・どんだけ食べて呑んでるね～ん（ｗｗｗ

　　ごちそう様でした

　　次は・・・仙台のお昼ご飯・・・牛ターーーーーーーン！！


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【2011年9月 初訪問】

酒場・・・そんな言葉がぴったり来るお店
それがこちらの源氏さん

こちらのお店は仙台出身である
マイレビューアーのTINTINさんに教えて頂いたお店だ

実は昨日、文化横丁の「新富寿司」で呑んだ時の帰り道に
こちらのお店は見つけていたのよねぇ
次の日は絶対にここに来ようと思っていたのだ


●路地裏の奥地に店はある

　　文化横丁を商店街のアーケード側から入っていくと
　　左手に「源氏」と書かれたお店の看板がある
　　その看板の方を見ると、細い路地が見える
　　そしてその細い路地の一番奥にも「源氏」という看板が見える
　　あそこか・・・
　　細い路地を一番奥まで進む
　　すると・・・あれ？？？
　　お店の看板だけで・・・入口が・・・ない・・・

　　どういうこと？？？
　　左を見ると、先ほど歩いてきた路地よりさらに細い路地が続いている
　　そしてその一番奥に、やはり「源氏」と書かれた看板が見える
　　ぬはははっ
　　まるで秘密基地のようだ

　　大柄の人ならまっすぐ歩けないんじゃないか？
　　と思うぐらい細い路地を進むと、ようやくお店の暖簾がある
　　この暖簾、、、路地が狭すぎてまっすぐ掛けられないでしょうねぇ
　　斜めに暖簾が掛けてある（ｗｗｗ

　　ドキドキしながらお店の引き戸をあけた・・・

●昭和にタイムスリップ

　　お店に入ると
　　和服と割烹着を着た「おかあさん」って感じの女性が
　　「いらっしゃいませ」と出迎えてくれる

　　お店の中は、そのおかあさんを囲むような
　　大きなコの字型のカウンター席のみ

　　照明は非常に控えめで、かなり薄暗くてムーディー
　　木をベースにしたお店の内装が
　　これまたすんごい良い雰囲気を醸し出している

　　イメージは、まさに「昭和の酒場」
　　そんな感じがする

　　客は8割型埋まっている
　　仙台ではかなり有名なお店なので、もしかしたら満席で断られるかも・・・
　　って思ってたんですが、難なく席に着くことができた

●生ビール1杯1000円

　席に座ると「おかあさん」から
　　「ビールにされますか？お酒にされますか？」
　　って聞かれます
　　もちろん最初は「ビール」ですよねぇ
　　ビールは「モルツ」と「黒ビール」があるらしい
　　
　　ちなみにお酒の値段の写真をご覧ください
　　生ビールの値段・・・・1杯1000円

　　おおおおおおっ
　　高けぇ！！
　　ただ、メニューをよく見ると・・・横に「お通し付き」って書いてある

　　そう・・・このお店では飲み物には必ず「お通し」が付いてくるのだ
　　面白いシステムですねぇ

　　最初のビールに付いてきたお通しは2つ「アスパラ マヨネーズ」と「糠漬け」

●全部のお通しを食べてやる

　　このお通し付きシステムに私の心に火が付いた
　　どれだけの種類・・・お通しってあるんやろか？？？

　　面白いから、いけるところまでお酒を飲み続けることにしてみた（ｗｗｗｗ

　　　■1杯目　生ビール（1000円）　：　アスパラマヨ、糠漬け

　　　　　アスパラとマヨネーズって美味しいよねぇ
　　　　　糠漬けは結構古漬け系
　　　　　お酒に合いそう

　　　■2杯目　新政（1100円）　：　冷奴

　　　　　お酒にチェンジ
　　　　　冷奴はめっちゃでっかい「もめん」豆腐
　　　　　・・・共食い？（ｗｗｗｗ
　　　　　大豆の味がしっかりする美味しいお豆腐です


　　　■3杯目　国盛にごり（900円）　：　〆鯖、鮪赤身

　　　　　にごり酒って大好き
　　　　　甘目で濃厚
　　　　　これには、〆鯖と鮪の赤身
　　　　　鮪は熟成もしっかりしていてモッチリ かなり良い鮪だ
　　　　　〆鯖も良い味だ

　　　　　ここで一つ気づいたことがある
　　　　　お通し・・・杯を進めるたびにランクアップしていく？？？
　　　　　次行ってみよう！！　　　　　

　　　■4杯目　高清水辛口生貯（1000円）　：　おでん

　　　　　ここでお母さんから・・・・
　　　　　4杯目はお通しは「おでん」か「お味噌汁」が選べます
　　　　　なんだそうな・・・お味噌汁は〆でしょう
　　　　　もちろん「おでん」をチョイス

　　　　　おでん・・・量が結構ある
　　　　　「ちくわ、玉子、こんにゃく、玉こんにゃく、練り物」
　　　　　うん・・・ホッコリ・・・


　　　■5杯目　南部美人（1100円）　：　乾き物、鮭トバ　

　　　　　このお酒でお店の全種類のお酒を呑んだことになる
　　　　　そしてお母さんから・・・
　　　　　「あと・・・お味噌汁か・・・後は・・・乾き物ぐらいになりますが・・・」

　　　　　やったーーーーーーーーぁ！！
　　　　　ついに全部のお通しを制覇しましたぁ！！（ｗｗｗｗ
　　　　　結論・・・こちらのお店のお通しはお味噌汁も入れて全部で「6種類」ってことですねぇ
　　　　　
　　　　　もちろん「乾き物」でしょう

　　　　　　もめん「最後にお味噌汁だけって注文できますか？」
　　　　　　おかあさん「もちろん！！大きなアサリが入って美味しいですよ」

　　　　　乾き物
　　　　　「おかき」と「鮭トバ」
　　　　　おかきはかなりピリ辛
　　　　　うんうんお酒に合う合う

　　　　　あっ・・・ちなみにお味噌汁
　　　　　これも大きなアサリが入っていてなかなか美味しかったですよ

●単品メニューも色々ある

　　ちなみにお店にはお通し以外の単品メニューも色々ある
　　お造り系、焼き物系、おつまみ系
　　さすが日本酒をメインにしているだけあって
　　おつまみ系がとっても充実している

　　そんな中から私が選んだのは

　　　■鮎の開き

　　　　　鮎の開きって珍しくない？
　　　　　これがとってもいいお味
　　　　　面倒だから、直接手でもってバリバリ食べる
　　　　　川魚特有の香りが良い

　　　■莫久来

　　　　　莫久来って知ってる？
　　　　　「ばくらい」って読むんですよぉ

　　　　　東北地方の珍味なんです
　　　　　「ホヤ」と「このわた」を和えたものです
　　　　　私・・・これ大好きなんです
　　　　　これが旨いのよぉ
　　　　　これだけでお酒がどれほど呑めるか・・・ってぐらい酒に合うのだ
　　　　　久しぶりに食べたけど、やっぱり美味しい

●最後に

　　後半になって、色々とお母さんとお話しをした
　　お店を始めてから「61年」
　　ずっと改装はせず、昔のままなんだそうな・・・

　　こちらのお店
　　料理を食べに行くお店ではない
　　特別すごいお酒が置いてあるわけでもない・・・

　　ただ・・・酒飲みのことをよく解っているお店なのだ
　　美味しいお酒、、、美味しい酒の肴、、、そしておかあさん＆渋い店の雰囲気
　　酒飲みはきっとみんなこのお店が大好きだと思う

　　すべてが素敵だ・・・
　　これが仙台市ナンバーワン評価店の実力か・・・

　　満足満足・・・
　　また仙台に来たら呑みにこよう
　　ごちそう様でした
　　　　
　　・・・文化横丁・・・・ええやん・・・明日も文化横丁だぁ！！

　　PS.店がめちゃめちゃ薄暗いから写真撮るのめちゃめちゃ難しいっす・・・