【東京】あのスイーツはこの店が元祖!

【東京】あのスイーツはこの店が元祖!

あのお菓子やスイーツは誰が最初に作ったんだろう、そんなことを思ったことはありませんか。いろんなスイーツの元祖と言われる東京の店をまとめてみました。夏休みに元祖のお店めぐりも楽しいかもしれませんね。

記事作成日:2016/07/13

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる10189の口コミを参考にまとめました。

舟和 本店

舟和 本店

みつ豆の元祖はこちら。

明治35年創業の浅草の老舗和菓子屋。
翌年明治36年には、角寒天、甘煮杏、ぎゅうひ、赤えんどう豆を盛り、特製の白蜜、黒蜜のどちらでも好みにかけて銀製のスプーンで食べるみつ豆を考案し、その名も「みつ豆ホール」をオープンされました。

舟和 本店

みつ豆。
トッピングには、杏と求肥に果物が入り、黒蜜か白蜜が選べます。(私は黒蜜を選択しました。)
発案当時とあまり変わらないスタイルですね。
蜜はとろみがありしっかり甘く、オーソドックスながら老舗の風格を感じるみつ豆です。

舟和 本店 - 芋ようかん(2014年1月)

「いもようかん」も有名です。
みつ豆とともに店内でもテイクアウトでもいただけます。

銀座 若松

銀座 若松

あんみつの元祖はこちら。

明治27年、銀座で最初の汁粉屋として創業した老舗。
みつ豆にこしあんと黒蜜を合わせた「あんみつ」は、昭和5年に当店で誕生しました。

現在のお店の立地も当時と同じ場所だそうです。

銀座 若松

あんみつ。

みつ豆よりもう少し甘いものが欲しい人には人気の甘味ですね。
みつ豆にあんこが添えられただけのものですが、今でもこのスタイルがこれだけ人気なことを考えると、当時はコロンブスの卵的なアイディアだったのかもしれませんね。

梅むら

梅むら - また豆かん(2014年1月後半)

豆かんの元祖はこちら。

昭和43年創業の浅草の老舗甘味処。
人気マンガ「孤独のグルメ」にも登場しました。

寒天とえんどう豆と蜜を一緒に食べるものは昔からあったようですが、えんどう豆を寒天に山盛りに乗せて食べるデザートを考案したのは当店と言われています。

梅むら - 豆かん(2015年1月)

豆かん。

ふっくらと炊かれてつやつやの豆がとっても美味しいんです。

梅むら - 氷豆かんてん(2015年5月)

夏には豆かんの上に氷の帽子をのっけた
氷豆かんも人気です。

みつばち 本店

小倉アイスとアイスモナカの元祖はこちら。

大正4年創業の湯島の老舗甘味処。

小倉アイスは、氷あずきの種が残ったので
残ったのでもったいないとアイスクリームを作る桶に貯蔵したことから生まれた偶然の産物だそうです。

甘味処 みつばち 本店 - 小倉アイスSP

小倉アイス。

店内では銀皿にのせられて提供されます。
脂肪分控えめのさっぱりとした味わい。

小倉アイスモナカはテイクアウトのみですが、モナカを使ってアイスを食べ歩けるスタイルを広めたのも当店だそうです。

資生堂パーラー サロン・ド・カフェ 銀座本店

資生堂パーラー サロン・ド・カフェ 銀座本店 - アスカルビーのストロベリーパフェ(2016/5)

クリームソーダの元祖はこちら。

明治35年に資生堂薬局内にソーダファウンテンとして誕生したのが当店です。

今では高級レストランを複数抱える資生堂パーラーグループ、そんな歴史があったんですね。

資生堂パーラー サロン・ド・カフェ 銀座本店 - 岐阜県飛騨高山産ブルーベリーのアイスクリームソーダ(2017/7)

アイスクリームソーダ。

明治35年から続くソーダ水に、ホームメイドのアイスクリームを浮かべて提供されます。
定番のレモン、オレンジのほかに、季節のフレーバーが選べます。

写真は岐阜県飛騨高山産ブルーベリーのアイスクリームソーダ(7月)。
大粒のフレッシュブルーベリーからシロップを作り伝統のソーダ水で割った贅沢な味わい。

資生堂パーラー サロン・ド・カフェ 銀座本店 - 沖縄県産完熟マンゴーのアイスクリームソーダ(2016/8)

沖縄県産完熟マンゴーのアイスクリームソーダ(8月)

私の大好きなマンゴー、完熟の角切りマンゴーもトッピングされ、幸せ~。

千疋屋総本店 フルーツパーラー

千疋屋総本店 フルーツパーラー - フルーツサンドイッチ

フルーツパフェの元祖はこちら。

日本橋の老舗フルーツパーラー。

果物屋として創業したのは天保5年(1834年)、フルーツパーラーの前身となる「果物食堂」を創業したのは明治時代という超老舗。

千疋屋総本店 フルーツパーラー - 千疋屋スペシャルパフェ

フルーツパフェ。

トップに果物が放射状にたっぷり盛られ、真ん中にはたっぷりの生クリーム。
果物の下には3種類のアイスクリーム(この日はバニラ、バナナ、マンゴーソルベでした)がたっぷり入り、一番下は苺ソース。
生クリームが多めなので、生クリーム好きさんにオススメのパフェです。

浪花家総本店

浪花家総本店 - たいやき

たいやきの元祖はこちら。

明治42年創業の老舗。初代があんこと皮を「めでたい」にちなんだ鯛の型で焼くことを考案し、売り出したのが始まりだそうです。

昭和の大ヒットソング、店主さんが「およげたいやきくん」のモデルになったことでも知られています。

たいやきは、少々の焦げ目、外側はぱりっと内側はもちっとした絶妙の仕上がりの逸品。老舗の技を感じます。

ナニワヤ・カフェ

ナニワヤ・カフェ - たいやき

浪花家総本店の2階に併設されたカフェでは、店内でもアツアツたいやきがいただけます。

ナニワヤ・カフェ - ミルクかき氷

カフェでは夏にはかき氷も人気。
アツアツ鯛焼きをミルクかき氷と一緒に食べると、ミルク金時のような味わいになり、とっても合うんですよ。

船橋屋 亀戸天神前本店

船橋屋 亀戸天神前本店 - 店構え

関東風のくず餅の元祖がこちら。

江戸文化2年(1805年)創業の老舗。

くず餅には関東風と関西風があることをご存知ですか?
関西風の葛もちは、吉野本葛を湯で練って作り、練りたてが美味しい和菓子ですが、
関東風のくず餅は、葛粉ではなく小麦でんぷんを発酵させて作る発酵食品なんですよ。

船橋屋のくず餅は、上質の小麦でんぷんを地下天然水で15ヶ月発酵精製して作るそうで、餅の色も乳白色です。

船橋屋 亀戸天神前本店 - くず餅

くず餅。

店舗併設の甘味処では黒蜜ときな粉がたっぷりかけられて提供されます。

小麦でんぷんを乳酸菌発酵させることによりえられる餅のやわらかさと独特のしなやかな歯ざわり、葛粉を使った葛餅とは別物ですが、どちらもよいものですね。

長命寺 桜もち

もうひとつ、関西風と関東風が異なる和菓子を。

当店は、関東風の桜餅の元祖。

関東風の桜もちは、享保2年(1717年)、当店の創業者山本新六が土手の桜の葉を樽の中に塩漬けにして試みに桜もちというものを考案し、向島の名跡・長命寺の門前にて売り始めたのが発祥だそうです。

その頃より桜の名所であった隅田堤の花見時には桜餅が大変喜ばれたそうですよ。

長命寺 桜もち

桜餅。

二枚の桜の葉で挟まれた餅に桜のよい香りが移っています。



長命寺 桜もち

店内でいただくと、お茶もふるまっていただけました。

梅園 浅草本店

梅園 浅草本店

あわぜんざいの元祖はこちら。

創業 安政元年(1854年)の老舗。
浅草寺の別院・梅園院の一隅に茶屋をひらいたのが初めで、屋号梅園もそのゆかりだそうです。

初代はあわぜんざいで好評を博し、以来160余年、甘味専門店として伝統を継承されています。


梅園 浅草本店

あわぜんざい。

実は、梅園のあわぜんざいの餅は、粟ではなく餅きびを使っているそうです。

つやのある甘~いこしあんと餅を合わせて食べると、疲れがとれますね。

コロンバン 原宿本店

コロンバン 原宿本店

日本式のショートケーキの元祖はこちら。

日本で売られているようなショートケーキって意外に外国で見かけないですよね。実はこのスタイルは日本オリジナルだって知ってました?

大正4年(1915年)の老舗。
当店の創業者「門倉國輝」が90年以上前に渡仏し、本格的なフランス菓子の製法を究め、日本人向けに考案した日本独自のケーキがこのショートケーキだそうです。

コロンバン 原宿本店

ショートケーキ。

この昭和な感じの懐かしいルックスに癒されますね。

オーソドックスながら完成されたバランスです。

モンブラン

モンブラン - 紅茶と一緒にいただいた

日本式モンブランの元祖はこちら。

昭和8年(1933年)創業の老舗、
その店名も「モンブラン」です。

そういえば昔のモンブランって黄色かったよな~と思っている人、いませんか。

フランス式のモンブランが、メレンゲに生クリームと茶色いフランス栗のクリームを絞ったものであるのに対し、カップケーキ地に黄色い栗クリームを絞った日本式のモンブランは、当店が考案したものなのです。

モンブラン - モンブラン

モンブラン。

黄色い栗クリームは栗の甘露煮がベースになっています。
生クリームの量は控えめ、クリームの甘さもやさしいモンブラン。
いただくとなんだか気持ちまでやさしくなれそうです。

和菓子処 大角玉屋 本店

和菓子処 大角玉屋 本店

いちご(豆)大福の元祖はこちら。

創業大正元年、新宿区の老舗和菓子屋。
いちご大福は、現社長である三代目大角和平が昭和60年2月に日本で初めて「いちご豆大福」を製造販売したのが発祥だそうですよ。

当時は「大福の中にいちごが入っている!」と大評判になったそうです。

和菓子処 大角玉屋 本店

いちご豆大福。

あんこはこしあんとつぶあんから選べます。

最近は豆を入れずに餅の層をかなり薄くした苺大福もよく見かけますが、当店のいちご豆大福は豆も入っているせいか、餅の層の存在感があり、和菓子感が強めです。

元祖塩大福 みずの

元祖塩大福 みずの - 縁日(毎月4日・14日・24日)は大変活気があります。

塩大福の元祖はこちら。

創業昭和12年(1937年)の老舗和菓子店。

おばあちゃんの町、巣鴨では塩大福が名物であちこちで売られていますが、当店が元祖なんだそうですよ。

元祖塩大福 みずの

塩大福。

素朴な味わい。
塩があんこの甘さを引き立てます。
日本茶が恋しくなります。

元祖塩大福 みずの

お持ち帰りの包装紙にも、しっかり「元祖」の文字が見えますね。

※本記事は、2016/07/13に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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