一年中琥珀糖

一年中琥珀糖

琥珀糖というのは主に、砂糖水を寒天で固めて干して作るシンプルな和菓子です。基本的には夏の茶席を彩る涼菓なので、販売している和菓子店でも「夏期限定アイテム」であるケースがほとんどです。ただ稀に、店主の意向・好評につき・旬の素材にこだわった結果etcの理由で通年販売されている場合もあります。

更新日:2017/10/19 (2016/02/21作成)

16459view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる1413の口コミを参考にまとめました。

別に夏だけじゃなくて一年中琥珀糖が食べたい私が、通年で琥珀糖を販売している和菓子店を探して直接足を運んで購入してぼちぼちUPしていきます。
2016年中に10店舗は訪れたいと思っています。

鶴屋吉信

鶴屋吉信 - 3色の琥珀糖「青苔」。こうしてみると不思議感覚、お菓子じゃないみたいです

近畿圏の百貨店中心に出店している規模の大きい和菓子店。商品名「青苔」として3色詰めで本店限定販売。季節によってはあと2・3色増えて、他の詰め合わせ品とコラボになっている場合もある。
外側は極薄のシャリシャリ、内側は滑らかで柔らか目なトロトロで上品な口当たりで味は同じです。

御菓子司 本家 菊屋 本店

御菓子司 本家 菊屋 本店 - 琥珀糖の涼菓「金魚すくい」

金魚の街である大和郡山市にある老舗和菓子店。金魚を摸した涼菓「金魚すくい」として当初は夏季限定販売だったのだが好評につき通年販売に。ただ月2回程度の少数仕込みだそうで、季節を問わずタイミング次第な感じがあるので要問合せが望ましい。金魚数色(あと2色くらいある)と蓮の葉を模した緑色のモノがあり、味は同じ。

御菓子司 河藤

御菓子司 河藤 - 割れ氷(琥珀糖)

大阪は四天王寺の近くに静かに佇む老舗和菓子店が作る琥珀糖。乾燥時間が長いのか、極薄よりはやや厚みのあるシャリシャリの外側。「割れ氷」という名称は伊達ではなく、内側は水晶のような透明感のあるビジュアル。しっかり甘味があるけど切れ味抜群で飲み物を選ばない銘菓。6月末頃になると色付きや味付きが期間限定で販売されます。

茜庵 JR大阪三越伊勢丹店

茜庵 JR大阪三越伊勢丹店 - すだち&ゆず&山桃(袋入り)

梅田のルクアの地下にある和菓子店。この「ゆうたま」は、粒砂糖をまぶしたビー玉大のまんまる形状で内側はややマロっとした食感。しっかり主張のある味は、ゆこう:薄黄緑・柚子:黄・スダチ:緑・山桃:ピンク・梅:紫の5色5種類。最小販売単位は7個入り(5種類が1個づつ+ランダム2種で且つ同一種3個にならないよう調整)がある。徳島市にある本店では変わらず購入可能です。

永楽屋 大丸梅田店

永楽屋 大丸梅田店 - 琥珀糖4種り♪(抹茶・柚子こごり・グレープフルーツ・せとかの雫)

梅田大丸にある和菓子店。琥珀糖は通年・季節限定品合わせて9種類だが、そのうち抹茶・紫蘇・小豆の3種は詰め合わせでセットになるので単品販売はしていない。画像は抹茶(左上)、柚こごり(中央上)、橙(右)、せとかの雫(左下)。素材の味がしっかりあって、外側のシャリシャリ生地はやや厚目。

栗きんとん本家 すや 本店

栗きんとん本家 すや 本店 - 栗きんとん&栗こごり

栗きんとん(手前)の名店が作る栗の琥珀糖(奥)である「栗こごり」は通年販売。穏やかに甘い栗のホロホロ食感と、良く干された寒天のややハードなシャリシャリ食感の対比が面白い。期間限定の本店限定販売で「うず水」という琥珀糖もある。

御菓子 つちや 本店

御菓子 つちや 本店 - これでも和菓子です♪

これが本当に和菓子かと思う位カラフルでスタイリッシュな琥珀糖である「みずのいろ」。一枚が500円玉位の大きさ厚さで、型抜きではなく一枚一枚を引き伸ばし成型=手作業で作られている。各色ハーブ(赤:ハイビスカス&ローズヒップ・橙:オレンジピール・黄:カモミール・緑:スペアミント・青:バタフライピー)が使用されており、各々異なるしっかりした風味と、干された側生地とマロマロな内側の食感を楽しめる。約2週間前からの予約販売品となっています。

和菓子 村上 本社店

和菓子 村上 本社店 - かなりザクザク食感

色は4色だが味は同じの「わり氷」。かな~り強く(長く?)乾燥処理されているようで、しっかりとした厚みすら感じさせる外側はシャリシャリを通り越してザクザク食感。甘さもしっかり強く効いているので「豪放」とか「無骨」とかいうキィワードが似合うハードタイプの琥珀糖と言えそうです。

紅梅屋

紅梅屋 - 琥珀糖

伊賀にある老舗和菓子店の琥珀糖。色は3色で白:白ワイン・青:ブルーキュラソー・ピンク:桜リキュールとアルコールを使用。鋭角にカットされていて外側のシャリシャリ層は極薄。内側は各素材の風味がはっきりしていて後口で確かに自己主張を感じることができる。1アイテムで年中販売ではなく期間限定品をローテーションしてほぼ年中琥珀糖を購入できるようになっている。

とことわ

とことわ - 琥珀菓子

和歌山市内にあるチョコ専門の洋菓子店が作る琥珀糖。琥珀生地は良く乾燥されていてシャリシャリ感が強めで、オレンジピールと片側だけチョココーティングされたデザインが特徴的。琥珀・オレンジピール・チョコの三者が口内で組み合わさって完成される味わいは、和洋折衷の見本といえそうです。

鶴屋吉信 IRODORI

鶴屋吉信 IRODORI - 都積み?

JR京都駅直結のTheCUBEの1Fにある、鶴屋吉信が<IRODORI>として別ブランドで展開しているお店。IRODORIの琥珀糖は無色:レギュラー・黄色:カモミール・ピンク:ローズ・青:ジャスミン・紫:ラベンダーの5種類。外側のシャリっと層は鶴屋吉信のモノよりも若干薄い。各素材の風味は最初はあまり感じないが、最後にははっきりとした存在感の残り香のように、優しく包み込んでくれる。

ばいこう堂 本店

ばいこう堂 本店 - 琥珀糖

香川県東かがわ市の和三盆専門店が期間限定で作る琥珀糖である「夏衣」。白・黄色・薄黄・水色・黄緑・ピンクの6色で味は同じ。さすがは和三盆専門店と言うべきか、まろやかで奥深い甘さそのものがしっかり自己主張するのに、抜群にキレが良く後口が非常に心地良いのが秀逸。濃い口タイプといえそうです。

一六本舗 道後店

一六本舗 道後店 - 琥珀糖

一六タルトで全国的な知名度を誇る、愛媛県を代表する和菓子店が作る琥珀糖である「ゆずの雫」。白・黄色・緑色の3色で味は同じ。強めの甘口ベースに柚子果汁のドライな酸味と香味が加わり、かなり濃厚芳醇な味わいに仕上がっている。柚子果汁は金箔にも似たキラキラ✨黄金色の微粉状で結晶化しているので、黄色や緑色のものに比べて白色のモノの方がが見栄え良く見える面白さがある。

※本記事は、2017/10/19に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ