《京都》伝統や風土に彩られた少量手製の一品 20選。 '21.10月 3店追記
観光地である古都・京都の中でもほぼ知られない穴場店〜有名店まで少量手製の一品をまとめ。※2021年10/24【吉屋商店】【水田玉雲堂】【松屋常盤】を追記。2020年2月8日【豆十本舗】【山梨製餡】【亀廣光】超有名ですが【嘯月】【亀末廣】も。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1122件の口コミを参考にまとめました。
■2021年10月24日【吉屋商店】【水田玉雲堂】【松屋常盤】を追記。
■2020年2月8日追記【豆十本舗】【亀廣光】【山梨製餡】【亀廣光】超有名ですが【嘯月】【亀末廣】も
■2017年4月27日追記。 新撰組と同じ年に創業【杉市仕出し店】@三条会商店街。
100余年の伝統ある【東坂米菓店】@二条城南。江戸からの伝統【松野醤油店】@鷹峯。
■2016年8月12日追記。ルーツは1652年という【五條長兵衛】@烏丸五条。
■2015年8月7日 スタート。
《写真は雪舟庭園にて》「亀屋良永」のお菓子と「蓬莱堂茶舗」の抹茶。
出典: アルボスさん
100年ほどの伝統がありながら知られざる的な一軒。店主のお母さんはシニア世代のお話上手なかたで 聞けば昔は信州や北海道から便りが届くほど広域で販売されていたそう。
ご主人が他界後 お母さん自ら少量のみ小売と卸し売。他の数軒にも卸しているそうで 私が他店で購入した浮あられもここ吉屋商店製とのこと。調べてみると裏千家家元の千宗室さんお気に入りとの情報もある妙味「吉屋の浮あられ」です。
出典: アルボスさん
【吉屋の浮あられ】
炭火焼の香ばしさ 醤油と水飴と砂糖が交差 ふわっとし食感が印象的。他の数店舗にも降ろされています。
お子様は継がれないそうで私がやめるまでもう少しと言われてました。
出典: アルボスさん
全国菓子大博覧会の16回(昭和40年)金賞。
21回(平成元年)では食糧庁長官賞を受賞
1人
18人
出典: アルボスさん
京都に多い1種類のみで勝負する老舗であり
上御霊神社の境内で開いた茶店が前身というこちら。製造販売されるのはただ一つ。
応仁の乱(1467〜1477)の頃から現在まで
受け継がれる古式の菓子「唐板」です。
出典: アルボスさん
商品は分量に応じて袋入り 箱入もあります。
出典: アルボスさん
このとき店主の奥様が受け継ぎ再出発してから9ヶ月ほど。アクセスは地下鉄/鞍馬口駅から徒歩数分。上御霊神社に寄り添うように佇んでいます。
27人
775人
075-441-2605
出典: アルボスさん
御所の南側で江戸初期に始まり御所や大徳寺の御用を務め茶道の家元にも納めるなど由緒ある老舗ながら 対応してくれるご高齢なお母さん(先代の奥様)が親しみやすく敷居を感じず利用できます。
出典: アルボスさん
現在17代目手製の品は紫野味噌松風のみ 1折900円(2021年10月現在)。
味噌松風は京都に多く岐阜でも知られる味噌と小麦粉と砂糖で構成される焼き菓子。
こちらの味噌松風は深い甘みと隠れた塩み 適度な香ばしさが豊かに調和。卵不使用ながら しっかりとコクが感じられ蒸しパンのようでもあります。
上記の浮あられとともに裏千家家元の千宗室さんお気に入りとの情報も。
出典: アルボスさん
店内はとてもコンパクトで歴史ある調度品が飾られている以外 小上がり席のみ。気さくで感じのよい老齢なお母さんが対応してくれます。
販売数に限りがあるため予約が確実。
123人
6275人
075-231-2884
出典: アルボスさん
堀川から千本通を繋ぐ京都最大のアーケード「三条会商店街」にあり 新撰組と同じ江戸の幕末1863年創業という老舗。仕出し店だけど店頭では魚料理や天婦羅などを販売していて気軽にテイクアウトできます。
出典: アルボスさん
■□名物は伝統の「出し巻き」。
一部では京都上位の出汁巻きとも言われ 個人的にも一般的な出し巻きより数段上と実感。
京都では錦市場の「田中鶏卵」「三木鶏卵」祇園の仕出し店「菱岩」「丸太町十二段家」の他、それぞれに美味しい出し巻きが多くある中、それら以上に美味しいと感じる方も多いと思います。
出典: アルボスさん
店頭の木製ケースでいろいろ販売。
6人
199人
075-841-2708
出典: アルボスさん
京都洛北。鷹ヶ峯、鷲ヶ峰、天ヶ峰の三山を背景とした丘陵。本阿弥光悦ゆかり琳派発祥の地でもある「鷹峯」。そのメイン通りにあり 1805年から今に伝わる有名店「松野醤油」。
出典: アルボスさん
画像は約100年前から使われる醤油樽。販売スペースには醤油 味噌 もろみ 佃煮などが充実。試食から説明まで優しい接客にほっこり。
この実店舗の他でも、京都高島屋、大丸、京都伊勢丹、大阪の阪急百貨店でも購入可(2017年4月現在)
出典: アルボスさん
■昔づくり こいくち (180ml 280円)
(360ml〜1Lパック、1.8L瓶もあり)
木樽で寝かし熟成される昔ながらのスタイル。大手系の量産品では感じにくい深みとコクがあり まろやかで分厚い旨味。焼き飯 納豆 玉子焼 パスタとかに合わせても美味しさを引き立ててくれます。
16人
383人
075-492-2984
出典: アルボスさん
生麩と言えば「麩嘉」「半兵衛麩」に代表される京都らしい食のひとつ。こちらは40年程と京都では新しい部類に入るけど 老舗以上との声も聞かれる評判のお店。現在2代目さん
【笹巻麩(麩まんじゅう)コシ餡or柚子味噌餡】
麩のお店ではおなじみの笹巻麩。生麩のつるんとした食感 香ばしい海苔の風味 自家製コシ餡の上品な甘さが広がります。他にも和菓子系は 麩まんじゅうを赤しそで巻いたしそ巻麩、笹巻麩、巾着麩、ちまき麩など。
出典: アルボスさん
地下鉄「今出川駅」から徒歩7分程。
卸し中心、見ての通りお店って感じはなく控えめな暖簾。商品展示のない直売所的な店内で 声をかけると お店の方が出てこられます。
出典: アルボスさん
■粟麩(相良麩)。こちらは現在2代目の男性が継承されていて とても親切に対応してくれます。
14人
557人
075-431-4091
出典: アルボスさん
あまりに有名だけど少量手製への真摯なスタンス デパートへの出店や支店も出さない唯一無二の老舗。また亀屋〜が付く和菓子店の多くは ここからの暖簾分け。本家以上に有名な「末富」もここから独立し独自の歴史を刻んでいます。
詰め合わせ「京のよすが」が有名ですが上生菓子にも真髄を感じます。
253人
14154人
075-221-5110
出典: アルボスさん
京阪「清水五条」駅から歩いて7分ほど。
京都を代表格「亀末廣」の別家でありながら あまり知られず口コミなしでした。京都国立博物館に近く 豊国神社の門前にひっそりと佇む老舗。2代目さんが「亀末廣」で修行し暖簾分け現在3代目と4代目で営まれてるそうです。
5人
54人
075-561-6756
出典: アルボスさん
戸をひくと見るからに優しそうなおばあさんが一人。畳の上に座られています。挽きたての御抹茶のほか 焙じ茶 玄米茶など 各種。
2人
39人
075-231-3884
出典: アルボスさん
世界遺産「二条城」の南エリア。重要文化財「二条陣屋」の数軒隣。趣のある木製扁額、お店とは分かりにくい京あられ店です。
店内での話しでは伝統的な手焼きあられ店として大正5年位に始められたそう。本サイトでは全く語られてませんが 町内では根強いファンが多いのかもしれません。
出典: アルボスさん
■お城焼き(約80g 250円)一番右
■味松葉(約80g 250円)真ん中。マヨネーズ味のおかきです。
■千枚(約80g 250円)。一番左
いずれも昔ながらの手焼きにこだわってるそうで量産品では感じにくい風味がポイントです
出典: アルボスさん
■店内では試食も。
お店のおばあさんは 京都らしく少し素っ気なかったものの さっと試食を出してくれました。大正初期から伝統的な京アラレを受け継ぐ隠れた良店。二条城近くに行かれる方は覗いてみてはいかがでしょうか。
6人
173人
075-841-2160
出典: アルボスさん
京阪/JR「東福寺」駅から徒歩10ほど。泉涌寺の参道「泉涌寺道」と交差する今熊野商店街にある昔ながらの豆菓子店です。
出典: アルボスさん
店内に入ると愛想の良い女性が迎えてくれて商品がびっしり。豆菓子は自家製、あられ類は仕入れ商品とのこと。名物は東山五色豆、黒胡麻そら豆、花かんざし。
冒頭の「吉屋の浮きあられ」も販売。
7人
104人
075-561-4219
出典: アルボスさん
個人で山椒ちりめんを作ってたところ人から人の口コミで評判となり販売店をオープン。店主・志村恵子さん手製の山椒ちりめんを始め 昆布など趣向を凝らした商品を販売しています。
当まとめの中では最近のお店ですが 元は江戸時代から続く木造建築の酒店だったそうで 元酒店らしく日本酒も販売しています。
出典: アルボスさん
【山椒ちりめん 90g 1080円(税込)】
少量のみ手作りされる品々は保存料など一切使わない無添加。九州や徳島県産のちりめんじゃこ、京都美山の上質な山椒の実、醤油は千葉県野田や銚子の本醸造醤油、伏見の清酒を使い丹誠込めて炊かれてるとのこと。
出典: アルボスさん
【柚子ちりめん 80g 1080円(税込)】
柚子ちりめんって食べる機会がないけど柚子とちりめんのバランスがめちゃ良くて十分な満足感。高知安芸の柚子皮、果汁で仕上げられています。店主のご主人である著名な画家・志村正画伯の包装絵も魅力です。
出典: アルボスさん
京阪「清水五条駅」から鞘町通りを七条方面へ5分程。住宅街にひっそりと。上質な竹皮箱の詰め合わせもあり地方発送もされています。
1人
26人
075-561-3037
出典: アルボスさん
■□京都・西陣 建勲通 船岡山公園や大徳寺から程近く昔ながらの佇まい「大徳寺御用達」の看板が目を引く佇まい。お店の方によると、明治の終わり頃から営み 井戸水と昔ながらの製法による豆腐とのこと。
出典: アルボスさん
■□もめん豆腐 1パック450g。
京都の水が良いからなのか風味が引き立っています。
1人
64人
075-451-3090
出典: アルボスさん
紫野の住宅街に佇む言わずと知れた完全予約制の和菓子司。
出典: アルボスさん
箱を開けると情景広がる美しさ。優美な彩りと愁いのある趣が広がります。
599人
47477人
075-491-2464
出典: アルボスさん
■1699年の江戸中期から310余年。
京阪七条駅から徒歩5分程、「三十三間堂」西側に佇んでいます。大工場は構えず 昔ながらの手技とセンスを継承されているという漬物の老舗。オートメーション化された大規模店の漬物も美味しいですが こちらの無添加 無着色 塩分控えめな漬物もおいしいです。
出典: アルボスさん
■□漬物店と言えば試食。
浅漬け 古漬け 通年物 季節物など20種類程はあるでしょうか。現在14代目ご家族を中心に対応。試食もできます。
出典: アルボスさん
■□継味(ごぼう醤油漬け)、きざみ古水菜、しその実漬け(各500円+税)。京都伊勢丹地下1階でも購入できて 写真が充実しているサイトからお取り寄せも可能です。
13人
602人
075-561-3032
出典: アルボスさん
多くの和菓子店や飲食店に卸しながら 一般向けの餡子も多数販売。いわゆる手仕事というより工場を備え手広くされていますが昔ながらの京都の餡を今に伝えています。
出典: アルボスさん
色んな商品が販売されています
8人
169人
075-761-1146
出典: アルボスさん
玄米茶発祥の宇治茶専門店として有名。その玄米茶は 玄米入り「蓬莱茶」の名で販売。 旨味と香味がまろやかに広がる玄米茶です。
出典: アルボスさん
リニューアル前の店内。清水焼の器やオリジナルの茶具なども充実 古そうな茶壺や調度品が目を引きます。
出典: アルボスさん
リニューアル前の店舗。
1803年から210余年 現代のお店が多い商店街で古くから店を構え今も盛業する宇治茶専門店。清水焼の茶器なども販売、河原町駅からすぐの寺町京極商店街アーケード内です。
添付の栞に書いてある適温~感覚で90℃ぐらいのお湯を注ぐょ~♡
おぉ!!これは未在さんでいただいた湯桶のようなステキな香り~(^O^)
お茶の色も~とってもきれいだょ~♬
ベースの番茶の葉自体の旨味がたっぷり~♡
玄米茶ひとつでも~古き都の上品な味わいがあるょ~(^O^)
出典: アルボスさん
リニューアル後の佇まい。
聞けば 補強的な改装とのことで雰囲気や趣に大きな変化はありません。
出典: アルボスさん
玄米茶は玄米入り蓬莱茶の名で販売されています。
12人
455人
075-221-1215
出典: アルボスさん
■□五条高倉通でひときわ目を引く佇まい。
ホームページよるとルーツは1652年 呉服屋として長年ゲストに提供されてきた自家製の佃煮などを、現在はこちらの店舗で販売。ホームページからのお取り寄せ、京都伊勢丹の地下1階でも買えるようです。
出典: アルボスさん
■□ほたるこの中はこんな感じ。
ご飯や豆腐にのせていただくと、濃厚な味付けの中に、ピリっとした山椒が良いアクセント。じゃこの風味も合わさり、少し濃いけど名物に相応しい美味しさです。
出典: アルボスさん
■□名物は「ほたるこ」杉筒 (当時900円+税)
わかめをメインに山椒 ちりめんじゃこを加えた佃煮。わかめの茎に加え丹波産の山椒 日向灘沖のちりめんじゃこを使用とのこと。大樽仕様 簡易な袋入りもあります。
出典: アルボスさん
店内に一歩入ると この空間。京都らしい設えや調度品 多彩な佃煮や漬物が並んでいます。イートイン不可。
4人
145人
075-361-8553
出典: アルボスさん
餡の製造卸しで80余年という会社が手掛ける小売店。缶入りで日持ちが良い分 和菓子屋さんの餡とは違うと思いますが結構美味しいです。
缶入りの「福寿 小倉あんと(260g)」と「京もなか 三富士せんべい(最中24枚)」を購入し自分でセット。丹波大納言小豆のあんことゴマの風味豊かな最中皮。作りたて最中を食べたい時にサクっと楽しめます。テイクアウトのみ。
出典: アルボスさん
■□福寿 三富士あん ぜんざい 380g 972円(税込)。
小豆は丹波大納言。餡をお椀に入れ、餡と同量のお湯で溶くだけ、簡単です。
京都の餡と言えば甘味しっかりのイメージだけど、こちらは甘さ控えめ。
小豆の風味良く、お餅と良く絡みます。
出典: アルボスさん
■□三十三間堂南門から近い 地元感あふれる住宅街に立地。食べログで人気のお好み焼「吉野」と同じ通りにあり 京阪「七条駅」から徒歩10分程。
6人
392人
075-541-4566
出典: アルボスさん
■□約180年前からの伝統を受け継ぐお豆腐店。
京都に唯一残る、薪を使うおくどさんで作る豆腐がテレビなどに取り上げられることも。今回の中では「水田玉雲堂」の500年余、「松屋常盤」の360年余、「赤尾屋」の310年余、「蓬莱堂茶舗」の210年余についで古いお店です。
出典: アルボスさん
■□絹こし豆腐。京洛七名水の1つとして知られる滋野井(しげのい)の水使用と表記。絹こし豆腐、風味良く美味しいです。
※滋野井(しげのい)の水と言えば 麩の老舗「麩嘉」で一般人でも汲める水です。
出典: アルボスさん
■□御所の西側エリアの南西。椹木町通油小路の角にあります。
18人
1861人
075-241-2339
※本記事は、2021/10/24に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。