【一度は食べたい!!】絶品味噌ラーメン10選 ☆東京23区編☆

【一度は食べたい!!】絶品味噌ラーメン10選 ☆東京23区編☆

1961年に札幌『味の三平』店主の大宮守人によって生み出された味噌ラーメン。醤油、塩と比較すると東京で提供するラーメン店が少ない味噌ラーメン。ふくよかな優しい風味の正統派からスパイシー、シビレを感じる異端派まで人にオススメしたい東京・23区内の味噌ラーメンをまとめていきます。

更新日:2023/10/13 (2015/05/02作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる12674の口コミを参考にまとめました。

東京23区絶品味噌ラーメン10店舗食べ歩き巡り!

札幌発祥の味噌ラーメンは、その風味豊かな味噌ベースのスープが特徴です。味噌の風味は強いため、スープのバランスが難しいとされていますが、それぞれの店舗で独自の工夫が凝らされています。

例えば、札幌の元祖とされる「味の三平」では、優雅な味噌の香りが特徴のスープが提供されています。スープは、中華鍋で味噌を炒め、野菜と合わせて作られます。ラードが浮かぶこのスープには、しっかりとした麺がよく合います。特に、老舗製麺所・西山ラーメンの麺は、味噌ラーメンの代名詞とも言えます。

近年人気を博しているのは、「純連」や「すみれ」によって開発されたスパイシーで濃いスープです。スパイス、ニンニク、生姜などを加えることで、スープはさらに深みを増し、辛いものともよく合います。このように、味噌ラーメンは多様なスタイルで楽しめる一杯です。

大島

大島

東京・船堀にある「大島」で『味噌チャーシュー』をいただきました。
このお店は札幌の名店「すみれ」の暖簾分けとして関東初出店。
店主の大島剛史氏が12年以上の修行を経て独立されました。

味噌チャーシュー

大島

スープは豚骨ベースで弱火でじっくりと煮込まれ、深みのあるコク深い味わいが楽しめます。
特に印象的だったのは、サッと火を通したタマネギの甘みとおろし生姜の風味が絶妙にマッチしている点。スープの味をさらに引き立てていました。
味噌は、本家「すみれ」と同じく信州産の白みそを使用。
これがほどよく焼かれてから丁寧に練り込まれ、角のない、品のあるマイルドながらもスパイシーな味わいを生み出しています。

麺も、札幌から直送される森住製麺の熟成された中太縮れ麺を使用。
弾力性、歯ごたえ、そしてスープとの絶妙なからみは、関東で味わうことのできる希少な体験です。

ロース系煮豚はホロホロとした柔らかさがあり、メンマ、刻みネギとともにサイコロ状に切られた端切れチャーシューが加わることで、食感も楽しむことができました。

九段下 中路

九段下 中路

東京・九段下に位置するラーメン店「九段下 中路」。
圧倒的な存在感を放つ『特製赤味噌ラーメン』をいただきました。

特製赤味噌ラーメン

九段下 中路

一口目から分かるその特徴は、ベースとなる鶏と豚の中濃スープ。
このスープが主張する味にはバランスがあり、深みもしっかりと感じられます。
さらにタレには3種類の赤味噌と白味噌を絶妙にブレンド。
結果、口の中で赤味噌の旨みが炸裂し、深いコクと力強い味噌の風味が堪能できました。

麺は縮れ太麺。
スープをしっかり吸い上げ、小麦の風味ともちもち感も一緒に楽しめ相性抜群!

トッピングには豚肩ロースが2種類。
スライスと角切りがあり、それぞれがスープと異なる形で一体となり、さらに高みを目指すこの一杯。
そのすべてが合わさって、背脂の効いたガツンとしたインパクトのあるこってり味噌ラーメンを完成させていました。

三ん寅

三ん寅

東京・江戸川橋に佇む「三ん寅」。
この一杯には、店主の情熱と長年の経験が詰まっていることを感じられます。
単なる味噌ラーメンを超えた、札幌の伝統と情熱が詰まった逸品でした。

味噌チャーシューめん

三ん寅

その特徴的なスープは、札幌の酒蔵に特注で製造した数種類の味噌を焼き味噌スタイルで使用。
その豊かな味噌と中華鍋で炒められた野菜の甘味が、豚骨や煮干し、サバ節、昆布、野菜とともに炊き上げられたスープに溶け出し、まさにコクの極みへと導いてくれます。
そのスープを引き立てるのが、西山製麺の中細麺。
ラードで覆われたスープの表面に、「すみれ」のDNAを宿したこの麺は、その味わいと喉越しのバランスがまさに絶妙。
最後のフィニッシュとしての生姜のアクセントは、既に圧倒的な味わいを一段と引き上げています。

あさひ町内会

あさひ町内会

東京・板橋区役所前の「あさひ町内会」。
店主は、札幌「すみれ」で13年にわたり修行を重ねた方。
その経験からの、本家「すみれ」の味をベースに、よりマイルドに仕上げられた一杯を提供しています。

味噌チャーシュー麺

あさひ町内会

店主は、各地の「すみれ」で13年にわたり修行を重ねた方。
その経験からの、本家「すみれ」の味をベースに、よりマイルドに仕上げられた一杯を提供しています。
白をベースとした味噌が、大量の豚骨から炊き出されたスープに溶け込む。
その味噌は、火入れをギリギリまで強くすることで、より芳醇でコクのあるスープに仕上げられています。

濃厚なスープの上を覆う分厚いラードの層。
このラードが、一杯の中での個性的な味わいを一層際立たせています。

森住製麺の中太縮れ麺は、その甘みが豊かなスープとの相性抜群。
そして、最後の仕上げとして、生姜を溶かすことで、さっぱりとした後味が楽しめます。

味噌麺処 田坂屋

味噌麺処 田坂屋

東京・池袋の新星ラーメン店「味噌麺処 田坂屋」。
店主は野方の「花道庵」出身。
その「花道庵」スタイルを踏襲しながらも、独自のアレンジを施した一杯がここにあり、今や人気店となっています。

味玉チャーシュー味噌ラーメン

味噌麺処 田坂屋

スープは豚骨と鶏ガラの動物系ベースに、ジャガイモや他の野菜から引き出される甘みが感じられました。
モヤシを炒めた後、背脂、白味噌、ニンニク、そしてスープを加える。
その結果、新たなレベルのこってり味噌ラーメンが生まれています。

麺は新宿だるま製麺の中太ストレート。
花道庵の麺よりも若干細く、茹で時間も短いとか。
その麺とスープの相性は抜群で、一口食べるとスープとの相性抜群!

トッピングの豚肩ロースは薄く大判で、それでいて驚くほど柔らか。
肉の食感とスープのコクが見事にマッチしています。

味玉チャーシュー味噌ラーメン

味噌っ子 ふっく

味噌っ子 ふっく

東京・荻窪の「味噌っこ ふっく」。
店主は、ミシュランにも掲載された野方の名店「味噌麺処 花道」で5年修行された方。
「花道」の2号店「味噌麺処 楓」がかつて存在したこの場所で新たなラーメンの歴史を刻んでいます。

味玉 味噌らーめん

味噌っ子 ふっく

もみじや香味野菜をふんだんに使用した濃厚なスープ。
さらにその深みを増すために、丸鶏やジャガイモを加えて炊き上げています。
ラードを丁寧に乳化させることで、そのスープにはコクとさっぱり感が両立。
そして、信州白味噌と仙台味噌をブレンドした味噌ダレが、このスープの個性を一層引き立てます。
三河屋製麺の中太麺は、モチモチの食感とともに、強烈な小麦の香りを放ちます。
この麺が、濃厚な動物系のスープや味噌の風味にしっかりと応え、最高のハーモニーを奏でます。

この店での特色、もやしのトッピング。
もやしは、味噌とスープの絶妙なアクセントとして役立ち、一杯の中で様々な食感や味の変化を楽しむことができるのです。

カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田本店

カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田本店

東京・神田という繁華街に、一軒のラーメン店がその存在感を放っている「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田店」。
海外からのお客様も多く来店している、一言で言えば“中毒性抜群の一杯”。
最大の特長は、独自に調合した唐辛子スパイスと山椒&花椒を使った「シビレ油」です。

パウチーカラシビ味噌らー麺

カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田本店

最大の特長は、独自に調合した唐辛子スパイスと山椒&花椒を使った「シビレ油」。
これが作り出す辛さと痺れは、まさに「互換で楽しむラーメン」というコンセプトを体現しています。
動物系と魚介系のダブルスープが、この辛さと痺れを見事に支え、心の底からの満足感を呼び起こします。
味噌は信州味噌をベースに、チーズやナンプラーなどを調合した新感覚のものが使用されています。
この創造的な配合が、スープに深みと複雑さを与えています。

麺は中太、中細、細麺の三種類をブレンド。
この麺がスープに絡む度に食感が変わり、それが一杯の中で小さな驚きとなっています。
トッピングには強火で炒めたもやしと、八角の甘みを帯びた角煮チャーシューがあります。特に角煮チャーシューは、辛さと痺れのバランスを絶妙に取っている点が印象的でした。

最も特筆すべきは、山盛りのパクチー。
エスニック料理好き、特にパクチー好きには、このラーメンはたまらない一杯。

らーめん 福籠

らーめん 福籠

東京・浅草橋にある「らーめん 福籠」。
店主は札幌味噌ラーメンの名店「すみれ」出身という実力者。
札幌味噌の二大巨頭「純連」と「すみれ」を融合させた「純すみ系」のラーメンの多面的な魅力を堪能することができました。

味噌

らーめん 福籠

まず目に飛び込んでくるのは、ラーメンの表面に張られたラードの膜。
これは札幌味噌の正統派らしさを感じさせます。
一口すすると、香ばしい味噌と香味野菜の風味が瞬時に鼻を抜け、にんにくと生姜も効いたコク深いスープが広がります。

麺は、浅草開化楼の特製麺を使用。
札幌標準の黄色い縮れの中細玉子麺が、もちっとした食感で絶妙にスープと絡みます。
この麺が、香り高い味噌スープを一層引き立ててくれます。

トッピングのもやしやネギを絡めて食べると、シャキシャキとした食感が加わり、多層的な味わいを楽しむことができます。

味噌麺処 花道庵

味噌麺処 花道庵

東京・野方の「味噌麺処 花道庵」。
9時半から営業開始し、幅広い年齢層の客で絶えず賑わっています。
まさに正統派の味噌ラーメン。

味噌ラーメン

味噌麺処 花道庵

まさに正統派の味噌ラーメン。
ラードとニンニク、白味噌を基にした濃厚ながらしつこさのないスープが口いっぱいに広がります。
スープは豚骨と鶏ガラをじっくりと煮込んで作られており、その濃厚さの中にも繊細なバランスを感じます。

麺は三河屋製麺のモッチリとした食感が特徴的な太麺。
これが濃厚なスープと見事にマッチしていて、一口ごとに満足感が増していきます。

このお店では食券を渡す際に野菜の大盛りを希望でき、それが別皿で提供されます。

この「味噌麺処 花道庵」での味噌ラーメンは、ただの美味しさを超えた満足感があります。
一杯一杯にこだわりと誠実さが詰まっていることを実感し、大満足の一杯でした。

麺処 花田 池袋店

麺処 花田 池袋店

東京・池袋の「麺処 花田」。
ラーメン激戦区で野菜の自然な甘みが溶け込んだ濃厚味噌スープと歯応え抜群の麺の一杯をいただくことができます。

味卵辛味噌チャーシュー麺

麺処 花田 池袋店

スープはパンチの効いた濃厚さがあります。
野菜の自然な甘みが溶け込んでおり、味噌は信州の赤と白味噌がブレンドされています。
中毒性抜群の味わいが広がり、一口飲むと、そのクセになる美味しさが口いっぱいに広がります。

麺は、三河屋製麺の中太ちぢれ麺を使用。
この麺はスープがよく絡み、さらにコシがあるため、スープと一緒に口の中でしっかりと存在を主張してきます。

大判のチャーシューは柔らかく、その食べ応えも抜群。
スープとの相性も完璧で、辛味噌のスパイシーさともマッチしています。

※本記事は、2023/10/13に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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