【あべの・天王寺】洋食店の「ランチ」「セット」「定食」【ノスタルジー】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】洋食店の「ランチ」「セット」「定食」【ノスタルジー】

昔ながらの洋食店では、これら日本生まれの洋食の数々を盛り合わせ、「ランチ」という名で提供されています。一皿であれこれ楽しめる「ランチ」は、言わば大人向けの「お子様ランチ」です。あべの・天王寺周辺で、こういった楽しいランチを集めてみました。日本独自のスタイルでの食事を楽しんでみませんか。

更新日:2023/07/28 (2021/02/18作成)

777view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる867の口コミを参考にまとめました。

大人向けのお子様ランチ

 文明開化の明治以降、欧米から学んだ西洋料理は、「洋食」の名のもとにわが国で独自の進化を遂げ、とんかつ、カレーライス、コロッケ、カキフライ、エビフライ、オムライスなど、さまざまな料理を生み出してきました。西洋には存在しないこれらの料理は、今や日本料理のひとつです。
 昔ながらの洋食店では、これら日本生まれの洋食の数々を盛り合わせ、「ランチ」という名で提供されています。
 一皿であれこれ楽しめる「ランチ」は大人向けの「お子様ランチ」とも言えるでしょう。

萬盛庵

萬盛庵

 大阪メトロ谷町線・田辺駅から阪神高速の高架に沿って平野方向へ少し歩いたところにある食堂です。
 店内はテーブル席の並ぶ20席足らず。昭和な雰囲気を醸すインテリアだが壁紙は真新しい。狙ってレトロっぽくリニューアルされたのかもしれません。

今や貴重な昭和の洋食が味わえる

萬盛庵

 Aランチ(1,050円)は、楕円形の平皿にハンバーグ、エビフライ、目玉焼き、サラダが立体的に盛り合され、もう一つの平皿にライスと福神漬が盛られています。正に昭和なビジュアル!
 ハンバーグはやや小ぶりで濃い色のデミグラスソースが掛っています。しっかりした硬さがあり、箸で切るには握力が必要。しかし口に運ぶと弾力とともにお肉の旨みがしっかり凝縮されています。実に肉々しい風味でソースとの相性もいいですね。

萬盛庵

 エビフライは背開きされた海老にきめ細かい衣を纏わせ、サクッと揚げ上がっています。尻尾もカリカリで美味しいですね。
 目玉焼きはセルクル型で円形にしたもので黄身は半熟です。サラダはレタス、キャベツにマッシュポテトとハムが添えられています。いわゆるハムサラダですね。
 今や貴重な昭和の洋食、ノスタルジックな味わいに感動します。

日松亭

和洋食 日松亭

 地下鉄御堂筋線、堺筋線・動物園前駅の2号出入口から地上に出て南方向。飛田本通商店街(動物園前一番街商店街)にある洋食店です。
 メニューはステーキやポークチャップ、トンカツ、ビフカツ、海老フライといった洋食の定番に加え、なぜか肉うどんやきつねうどんも用意されています。なるほど、店頭の看板に「和洋食」と書いてあったが、理由はこれですね。

ノスタルジックな味わいの「ランチ」

和洋食 日松亭

 「ランチ」(1,100円)は、昔懐かしのステンレスのプレートにハンバーグ、小ぶりのオムレツ、ヘレカツ2枚、そして奥には生野菜が盛られています。
 ヘレカツは柔らかい仕上りで、オムレツは周りはしっかり固められているが中はふんわりしています。生野菜はキャベツ、レタス、キュウリ、トマト、ポテトサラダで、マヨネーズが掛けられています。

和洋食 日松亭

 ハンバーグは平べったく、しっかり硬めの焼き上がり。下味がしっかり付けられていて重厚な味わいです。甘めに仕上がったデミグラスソースが独創的です。

 カップのポタージュは実に濃厚で旨い。

ジミー

ジミー

 JR大阪環状線・桃谷駅の南口を出て左斜め前。「パン工房鳴門屋 桃谷本店」が直営するレストランです。
 レストランはベーカリーの中に入り、右奥にある階段を上がった2階。店内はテーブル席ばかりで全部で70席ほど。ベーカリー・カフェらしからぬ、ちょっとしたファミリーレストランといっていいぐらいの規模です。

定食のバラエティーは圧巻!

ジミー

 A定食(864円)はエビフライ、ヒレカツ、ハーブチキンのプレート。プレートの上にエビフライ、ヒレカツ、ハーブチキン、目玉焼き、サラダがこんもり盛られています。サラダはキャベツの千切り、トマト、キュウリ、ポテトサラダ、スパゲティーで構成されています。
 エビフライは意外に大きく、タルタルソースも上々。ハーブチキンは鶏もも肉をハーブに絡めてグリルしたもので 、ジューシーです。このヴァリエーションなので満足感が実に大きい。

ジミー

 スープはコーンポタージュ。業務用のを使っているようだが、カップが大きく、たっぷり入ってるのがうれしいですね。パンはロールパンと、キャロット、そして鳴門屋の人気商品であるモーニングロールです。
 このお店、パン・スープの代わりにライス・味噌汁を選ぶこともできるんだが、ベーカリー直営なのでパンを選んだほうが絶対お得です。

KYKかつ&カリー 岸本ビル

KYKかつ&カリー 岸本ビル

 近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く、今や大阪のランドマークとなった「あべのハルカス」の南隣、岸本ビルの1階にあるとんかつとカレーのお店です。
 大きなガラス窓に面した店内は明るく、左側に大きなU字カウンターが、右側と入り口横にテーブル席が並び、全部で44席とのこと。

KYKの旗艦店

KYKかつ&カリー 岸本ビル

 「KYK膳」(1,350円)は、淡い色のデミグラスソースの掛かった80gのロースカツとエビフライ2尾、キャベツの千切りとポテトサラダ、タルタルソース、櫛切りのトマトとレモンが添えられています。
 エビフライはやや小ぶりながらカラッと揚がっています。小さいながらも身は太っているので、プリッとした食感が楽しめます。タルタルソースも良好です。

KYKかつ&カリー 岸本ビル

 とんかつは80gなのでやや小ぶり。カットされた断面は薄いものの丁度いい具合のローズピンクになってます。衣のサクッとした口当たりは軽い揚げ上がりで、油っぽさを全然感じません。
 デミグラスソースは軽い風合いで、カラッと揚がったトンカツとのマッチングは良好です。

グリル マルヨシ

グリル マルヨシ

 JRと地下鉄の天王寺駅、そして近鉄の大阪あべの橋駅のすぐ近く。あべのQsモール北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にある洋食の老舗です。
 店内は厨房に面したカウンター席と、大テーブル、4人がけのテーブルの並ぶ、小規模なレストランで、全部で40席ぐらい。

ノスタルジーに浸るランチタイム

グリル マルヨシ

 ランチ時にいただける「Aセット」(1,280円)は、チキンカツ、シナモンコロッケ、白身魚フライに生野菜とポテトのサラダ、レモン、スパゲティーが添えられ、スープ、ライスが付いているマルヨシ定番のセットです。
 白身魚フライから。身がかなり柔らかいので、ナイフでカットするのに注意を要する。フライの上にはタルタルソースが少々。魚はタラかな?淡白な味わいです。

グリル マルヨシ

 シナモンコロッケは、ナイフを入れた途端にシナモンの香りがフワッと広がります。中身のポテトはクリーミーで、ビーフの旨みも濃厚です。赤身のお肉を惜しみなく使っているものと思われます。
 チキンカツは胸肉を叩いているのかな?脂っこくないあっさりとしたカシワをカラッと揚げています。鶏の旨みがしっかり出ていて美味しい。サクサクの衣との食感の対比もいいですね。
 これらのお料理の味を引き立てているのがソースです。伝統に培われた味だといっていい、凝縮された旨みが持ち味です。

※本記事は、2023/07/28に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ