【大阪上本町】カレーライスのさまざま【欧風・スパイス】
現在、盛り上がりを見せているスパイスカレーから、伝統の味わいの欧風カレーまで。大阪上本町駅周辺にあるカレーの佳店を集めてみました。様々なスタイルを持つカレーの奥深さを楽しんでみませんか。
更新日:2023/04/19 (2018/06/28作成)
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる359件の口コミを参考にまとめました。
カレーの発祥はインドであることは言うまでもありません。しかしこれを世界に広めたのは18世紀にインドを植民地にしていたイギリスです。カレー粉を開発することで、スパイスの調合を知らなくても、簡単にカレーに親しむことができるようになりました。
いっぽう脱亜入欧の名の下に、欧風化を進めていった明治時代の日本では、西洋料理の導入も進みました。その中でもカレーライスは西洋料理でありながら、日本人の食生活に欠かせない白飯とともに食べることから人気となりました。
当初はハイカラな洋食だったのが、程なくして庶民の常食として一気に定着し、日本食のひとつとして見事に昇華。明治の世から、もうすぐ終わろうとする平成の世まで、日本人の食卓に欠かせない根強い人気メニューのひとつとなりました。
現在、異様な盛り上がりを見せているスパイスカレーから、伝統の味わいの欧風カレーまで、大阪上本町駅周辺でカレーの様々なスタイルを楽しんでみませんか。
出典: kurodaさん
「近鉄百貨店上本町店」のB1階、いわゆるデパ地下の食品売り場の入口に新しくオープンした道頓堀にある精肉・肉料理の老舗です。
店内はL字型のカウンター席10席で、じゅらく調の壁に白木の什器により和テイストのインテリアです。
ビーフカレー(810円)は、楕円の深皿にカレーソースが横掛けされています。歴史を感じさせるやや黄色がかった懐かしのスタイル。スパイス感は薄いがブイヨンの旨味が際立つ欧風カレーです。
クリーミーな食感で、激辛で目くらましをしている昨今の風潮とは一線を隔した、完成された味わいですね。カレーの中にゴロンと転がるビーフは意外に大量。しかも実に柔らかく煮込まれています。さすがは精肉店。
44人
1289人
06-6775-1200
出典: kurodaさん
「うえほんまちハイハイタウン」のB1Fにある居酒屋さんを、昼間だけ二毛作、あるいはヤドカリで営業しているカレーショップです。
中はカウンター席のみの10席程度。若い店主おひとりで営業されています。
「梼原カリー」(500円)中央部が窪んだ白くて丸いお皿にライスがこんもり盛られ、やや濃い色合いのカレーが流し込まれています。そして余白には水菜などの生野菜と、パスタのサラダが添えられています。
ひと匙カレーを口に運んでみると、実にフルーティな風味が広がってくる。そして濃厚なコクも感じられます。スパイスの香味や辛さは抑え気味で、やや甘口のチューニング。これは大人も子ども美味しくいただけるタイプです。
カレーソースは挽肉が主体だが、各種野菜や果物が溶け込んでるようです。いわばキーマカレーなんでしょうが、ただ今流行中のスパイスカレーではなく、欧風カレーの風合い。
立ち飲みスタイルの庶民的なお店の雰囲気とは対照的に、上品で風格のある味わいです。このミスマッチ感も面白い。これがワンコインとはCP抜群ですね。
19人
368人
06-7713-1892
出典: kurodaさん
近鉄・大阪上本町駅から千日前通りを鶴橋方面へ5分ほど進んだところの小橋町にあるカレー専門店です。
店内は入って右側にカウンター席、左側がテーブル席になっていて、全部で十数席。こぢんまりとしたちょっと洒落たカフェといった雰囲気で、若手の男性おひとりで営業されています。
辛口キーマの「花火」(900円)は、黒い深皿の中央にライスがこんもりと盛られ、周囲にカレーが満たされています。上面には辣油のような色合いの油が浮かび、ライスは焙煎したナッツに覆われています。
ライスのてっぺんにはスパイスオニオンと、例の獅子唐。獅子唐を中心に緑、白、薄茶色、焦げ茶色、そして赤褐色の同心円が広がっています。なるほど「花火」。口に運ぶとスパイス香味と鋭角的な辛味が一気に広がり、口の中で弾け回る。あっ…ここにも「花火」が。
ここのカレーの食べ方の記述を読むと、左手に獅子唐を持って、それをかじりながら食べるのがお薦めとのこと。獅子唐の苦みがスパイスの風味を深めるとのことです。
苦みと共に、ときおり現れる酸味も特徴的です。これはレーズンによるものかも。カレーについてくるグレープフルーツジュースにも酸味とほんのりとした苦みがあるので、これらによる相乗効果があるのかもしれません。
182人
8303人
06-6191-5949
出典: kurodaさん
近鉄・大阪上本町駅の直上、近鉄百貨店上本町店の12階レストラン街「上町ごちそうダイニング」にある焼肉店です。
店内は無煙ロースターを組み込んだテーブル席ばかりの全54席。各テーブルはローパーテーションで仕切られています。
出典: kurodaさん
「牛タンカレー」(990円)は、楕円の深皿の中にカレーが横掛けされ、牛タンのステーキが乗せられ、フライドオニオンが散らされています。
カレーソースは辛さが控えめでやや酸味が立つ風合いです。
出典: kurodaさん
牛タンは肉厚で、食道園お得意の華網カットがなされています。口に入れるとタン特有のグニっとした歯ごたえとともに、肉の旨みが広がってきます。
カレーソース自体は凡庸だが、お肉の質はさすがといえます。
30人
280人
06-6772-0031
出典: kurodaさん
近鉄・大阪上本町駅の目の前にある再開発ビル「うえほんまちハイハイタウン」の地下1階にあるカレーショップです。
店内は2人掛けと4人掛けのテーブルが並ぶ全部で16席。2022年の2月17日にオープンしたまだ新しいお店です。
「薬師堂ヒハツキーマ」(950円)は、白い平皿の真ん中にライスがこんもりと盛られ、両サイドにキーマとダルのカレーが満たされています。そして生野菜とジャガイモのタルカリ、枝豆が添えられています。
ライスはターメリックライスで、さまざまなハーブスパイスか掛かっていて、てっぺんにはたこ焼き状のウエハースのようなものが乗っかっています。緑、白、薄茶色、赤褐色と色彩豊かです。
キーマを口に運ぶとスパイス香味と鋭角的な辛味が一気に広がり、口の中で弾け回ります。ダルはひよこ豆が主体のサラッとしたスープで、スパイシーな香味が広がるとともに豆の甘みが活かされている優しい風合い。
ターメリックライスはジャポニカで、スパイシーなタルカリやカレーを少しずついただくと、さまざまな味と香りが口の中で交錯します。
56人
2608人
06-6777-6339
出典: kurodaさん
近鉄のターミナル・大阪上本町駅に直結、近鉄百貨店上本町店の地下1階にある、関西各地の特に百貨店の食品売場でお馴染みのカレーショップです。
お店はカウンター席のみの11席です。
サンマルコの人気No.1メニュー「ビーフカレー」(791円)は、極めてオーソドックスな風合いながら、やや辛口に仕上げられていて、大人の味わいです。
スパイス感は結構感じるものの、フルーツとヨーグルトによりまろやかさが加わり、より深い味わいに感じます。
このサンマルコは同系列であるとんかつのKYKと隣り合っていることが多く、ここも然り。なのでカツカレーのカツはKYKから調達しています。
そのため「かつカレー」(931円)も高品質でリーズナブルです。
28人
213人
06-6770-6171
※本記事は、2023/04/19に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。