【再訪】麺屋 Somie's　～ 煮干し 醤油（2019.12） ～ : 麺屋 Somie's

此方もまたやはり2019年の訪問記録　昨年は某誌の賞をつかみ取るなどもはやその勢いはとどまることを知らぬ京都北部の雄『麺屋Somie's』さん　福知山市にお店を構えられ、常にあくなき探求心で進化を続けられている店主さん　私個人は2014年に出会い、それからずっと遠くから応援しているお店　と言うわけで、現在はこの記録よりもっと進化されているので簡単に

2019年12月　煮干し 醤油

「夜ソミ」が開催されるとなれば行かねばなるまいと、茨木で仕事納めしてから弾丸で福知山へ滑り込み煮干醤油をポチっと　潔くかけスタイルでの提供の一杯　相当な自信がないと出来ないと思うのだけれど、そこはやはりソミーズさん　食べれば納得、一啜りでウンウンと頷ける仕上がり　なるほど確かにかけスタイルが正解　何物も邪魔にしか感じないほどに煮干のストレートな旨み　別皿のトッピングも本当に不要なほどに旨いわけで　そしてそしてあえ玉のまた旨いことよ　ペキのカンで瞬殺

これもまた2019年の訪問記録　なので今回もやはりさらっとレビューで　今や京都北部を代表する有名人気店『Somie’ｓ』さん　大好きなお店の一つだけどやはり京都市内から福知山へというのは普段なかなか厳しくて　しかも昼のみなのでなかなかハードル高し　加えて行列苦手なワタシなもんでごめんなさい

2019年2月　つけ麺京こむちゃん

久しぶりのソミーズちゃん　なんとまぁ三年ぶり　豊岡単身赴任時代に週末によくお邪魔して夜営業もお邪魔したり　数々のメニューをいただいた　冷やしだっていただいた　が、心残りだったのはつけ麺と汁なしを食べていないこと　今回は京小麦イベントのつけ麺！京こむちゃん

結論から言うと、正直言うと、ちょっとどこか迷いを感じたんだけどワタシだけかな？　無論旨かった　煮干出汁に浸かった京小麦麺の旨さに濃厚つけ汁の旨さ　トッピングの完成度の高さったらもう最高！　が、旨かったけど迷いを感じた　それはきっとオペレーションの問題もあったのかな　しかしそれでも抜群に旨かったなぁ　久しぶりのソミちゃん最高でした！

2016年1月 月間しょうゆ（和風ダブルスープ） 魚介系出汁しっかりな一杯はじんわーと旨みが追っかけてくるタイプでしみじみ旨し 平打ちに変わった麺が旨し旨し

2016年1月 ほたてエビ塩（試作）試作の一杯をご厚意で ファーストインパクトはとにかく海老 食べ進むうちにやがて主役はホタテに 今までのソミーズのイメージを覆す一杯は今後期待

2016年1月 煮干しょうゆ 一口目にバチコーンと来る煮干の香りと旨み 前よりぐっと良くなり、カエシも力強く 何より平打ちに変わった麺が旨し旨し

2016年1月 とりとん 実に久々のとりとんを 濃厚煮干登場以来ご無沙汰だったが、予想通りにかなりパワーアップしたこの一杯 どろどろ感もアップしたけど全く重さなく旨し

2016年2月 月間しょうゆ 一杯目は月間しょうゆを 二年熟成再仕込み醤油を使った一杯はとにかく醤油の旨みが抜群 今までのソミーズの醤油とちょっとベクトル異なる一杯で旨し

2016年2月 煮干しょうゆ 二杯目はお気に入りの煮干しょうゆを うん、やっぱり旨いこの一杯 この日は特に煮干の旨みが強くウマウマ 今や完成形の域に入った感すら

これもまた遅ればせながらというか今更ながらの2015年のレビュー　福知山の人気店ソミーズさんで11月から12月にいただいた4杯を

2015年11月 濃厚煮干

今やメニュー落ちしてしまっているこの一杯　濃厚な白湯にガツンと煮干がとにかく旨くてうまくて　この頃ってあればコレって感じで食べてたなぁと　お店的にもどちらかというとこの頃は圧倒的に白湯推しな印象だったしねぇ

2015年12月 1回目1杯目 醤油

この頃ってたしか醤油が色々月替わりというか変化してた頃だったかと　煮干だったり鰹だったりはたまた鶏のみだったり　この時の一杯のメモが凍結されたTwitterのアカウントにあるもんだからどうだったのか不明(涙　いや、いずれにせよこの頃、ぐんぐん醤油が旨くなってたなぁと

2015年12月 1回目2杯目 濃厚煮干

一杯目の醤油が旨かろうがやっぱりあれば食べてしまうのが濃厚煮干　うん、清湯好きの私もこれはほんとハマってたぞと

2015年12月 2回目 とりそば

その名の通り鶏醤油な一杯　見れば分かるそれ　鶏油たっぷりで鶏の旨みがぎゅぎゅっと詰まった一杯はどことなーくアノお店をインスパイアしてるのかなぁと　研究熱心な店主さんならではの一杯　これもほんと旨かったなぁ　ごちそうさまでした

これまた2015年の8月9月レビュー　もちろん華麗にスルーしてやってください

私も華麗にさらっと書きますので(笑)

今や押しも押されぬ大人気店　とん吉さんと福知山ツートップを走るソミーズさん

このころは仕事が豊岡だったもんでよぉく行けたんだけどなぁ

2015年8月　しお　鶏感がしっかりしたスープに好みの多加水平打ちビラビラ麺が最高やったなぁと

　　　 9月　限定さんま干し醤油　これが食べたくて食べたくて京都市内のみやびさんから此方へダッシュしたなぁ～と記憶
　　　　　　もちろん期待を裏切らぬ旨さに感動したなぁ

レビュー再開3軒目は此方『麺屋ソミーズ』さん　今や押しも押されぬ人気店　京都北部と言えば『とん吉』くらいしか思い浮かばなかったのも今や昔　至近距離にありながら双方ともに行列を作っている状況　これが京都市内ならまだしも、福知山でなんだからすごいなぁと

そんなソミーズさんも実は一時期夜営業をされていたわけで、このレビューはその当時のもので2年前のこと（苦笑）　もうすっかり昔のことなんで今更感たっぷりなんで詳細は書かないこととする　あ、もちろん文句なしに旨かったことだけは記しておく　個人的には特にこの4杯の中だと「冷やし」が旨かったなぁと記憶する

2015年7月 実食

7月3日　１杯目　「特製にぼし」
　　　 　２杯目　「とりとんとん」

7月31日　１杯目　「冷やしラーメン」
　　　　　２杯目　「節系魚介鶏白湯」

さてこちらも昨年6月のレビュー　突如復活した夜営業に早速訪問（※2016年3月現在夜営業休止中）

2015年6月 訪問

ちょっと間が空いて2か月ぶりとなったソミーズ　昼営業のみというのが結構ネックだったのだけれどなんと突然の夜営業の告知（ブログ＆Twitter）　しかも夜の営業は特別メニューで昼とは別メニューとのこと　こりゃ絶対行かねばと京都への帰路の途中お邪魔する　この日は「特製にぼし」と「節系魚介鶏白湯」の二本立て　もちろん目当ては「特製にぼし」だったのだけれど19時半の訪問ですでにソールドアウト(涙)　やむなく「節系魚介」をいただくことに

「節系魚介鶏白湯」

程なくして供されたこの一杯　見るからにしっかり濃厚そうなビジュアル　レギュラーは「とりとん」であり、あくまで豚骨が加わるがこの一杯は純粋に鶏白湯　鶏の香りが器からぐわっと立ちのぼり一気に食欲を掻き立ててくれる


ベースとなる鶏白湯は見た目通りに濃厚の一言　旨み、香りもしっかり　肉までをも炊き込んだと思われる旨みの詰まり具合　テンイチほどとは言わないまでもなかなかのドロドロ粘度　無化調ゆえの弱さもちらりと顔を覗かせるけれど、魚粉を含めてこれまたしっかりとした節系の旨みがそこをカバー　うん、これは正直期待以上に旨い


麺も昼の麺とは変えられており全粒粉入りの中細ちぢれ麺　ちぢれゆえにしっかりとスープを拾ってくれる　小麦の香りも旨みもしっかりで麺そのものはかなり良い　が、やはり細いがゆえにこの濃厚スープの前ではやや役不足　ここはちょっともったいないところ


トッピング類に関しては昼のデフォルトと基本は同じ　おおきなレアチャーシューは相変わらず旨し　チャーチーもしっとりした食感で肉の旨みもしっかり　独特な甘みを持たせたメンマも食感も良く旨し旨し　うん、この一杯はほんと期待以上というか予想以上に旨い一杯　「特製にぼし」売り切れだったけれど、かえってこれが食べれて良かったようにさえ思えた　これはまたリリースされたら食べたいなぁ　ごちそうさま～

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2015年4月 訪問

1杯目「煮干しょうゆ」

まずいただいたのはお気に入りの「煮干しょうゆ」　個人的には此方『ソミーズ』ではこれが一番好き　しかもどんどん旨くなっているこの一杯


この日の煮干しはとにかく旨みがすごかった　ややビターさがあるのが実は良いところ　下処理をしっかりやっておられるので煮干嫌いな人でもここのは絶対食べられる気がするほど　タレ加減も実に良く、完全に安定した一杯　麺もこのスープにきちんと合ってて旨し旨し


チャーシューはここらあたりから「レア」がやや厚みを持たせたタイプに変わって来たような　肉の旨みがぐっと増してきて旨し旨し　メンマもカットがちょっと変わって太めになってゴロゴロと　派手さはない　むしろ地味なくらい　だけどこのバランスの良さがこの一杯の魅力かと　こりゃ何度食べても飽きなさそう

2杯目「濃厚煮干し」

続いていただいたのはこちら「濃厚煮干し」　今回で2回目の実食　当然「煮干」が清湯と同様にしっかり効いて実に旨い　うん、実に旨い　が、この日の「濃厚」部分の「とりとん」がちょっと弱かったかなぁ・・・　ちょっと味がヌケたようななんというかかんというか　前回がかなり良かっただけにちょっとこれは肩透かし


と言ってもこれはあくまで「旨い」ことを前提にした話　前回が旨すぎたと言えば旨すぎた　それだけに今回はちょっと残念と言うだけ　普通に考えたらヾ(@⌒￢⌒@)ノ ウマヒィ の一言　ブレなんてよくある話　また次回に期待するか～　ごちそうさまでした～

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2015年2月 2回目訪問

2杯目「追い鰹しょうゆラーメン」

こちらもまたTwitter告知の一杯で「追い鰹しょうゆ」　普段の「しょうゆ」とはまた別のアプローチ　となればこちらも当然いただかなければと　しかしデフォでも結構な種類を提供しているのに、こういう限定までやるとはなんともストイックな店主さん　それこそ昔の『清乃』さんを彷彿させる

さてやって来た一杯　見た目には実にシンプルで「THEラーメン」的なもの　そんな一杯からはふわりと鰹の良い香り　今までソミーズで感じたことのないもの　こちらはお馴染みのレアチャが封印された仕様　ドドーンと大ぶりの2枚のチャーシューがなかなか圧巻

一口目はふわりとくる鰹の旨みと香り　鶏出汁がしっかりなだけに追い鰹がやや負け気味かな　もう少しガツンと鰹が来ればなお良いような気がした　食べ進むとややぼやけてくる鰹　それでも十分に惹きはありあっという間に完食、完飲　以前と変わった麺はこのスープと相性がよくするすると　うん、旨し

1杯目「とりそば」

まずは煮干しをと思ったのだけれど、裏メニュー的存在の此方が出来ると聞いて当然一杯目にこちら「とりそば」を　店主さんのブログでちらりと書かれていただけなのでどんな一杯か不明ながらも「とりそば」という言葉に弱い私は迷うことなく

見た目に実にシンプルな一杯　とりそばというだけあって此方はチャーシューは一切なく、大ぶりで肉厚なチャーチーがどどーんと1枚　いや、もう1枚という表現が正しいかどうかという次元　寧ろ一塊とでも言うべきか

鶏の旨みが実にしっかりで丁寧に引き出されたスープ　上林地鶏（だったかな？）100%な鶏出汁は実に厚みがあり、鶏の香りも実に豊潤　ガツーンと来るタイプではなくじわりじわりと押し寄せてくる旨み　いや、これは実に旨い　そこへ迫力満点のチャーチーがこれまた素晴らしい　肉の旨みが半端ない　いやぁこれはほんと旨かったなぁ


2015年2月 1回目訪問

2杯目「ネギブラック」

2杯目は濃厚煮干しと迷ったけれど、まだ未食のデフォをとこちら「ネギブラック」を　そのネーミングからはちょっとどんな一杯か想像がつきにくく出てくるまでちょっとドキドキ(笑)

さて出てきた一杯はちょっと予想と異なる一杯　青ネギもあるにはあるけど「ネギ」の正体は白髪ねぎ　その白髪ねぎが山のように盛られ、その上にぱらりと青ネギ　一見、チャーシューがないようにも見えるけれどちゃんと隠れてたっぷりと

かなり酸味と辛さが迸るスープは独特　感覚的には富山ブラックやチャクリキの丹後ブラック的な攻撃的スープ　ベースの出汁がしっかりしてるゆえにそれでもこれがグイグイ食わせる　たっぷりのブラックペッパーがこれまた刺激的　これはちょっとソミーズでは異例の一杯という感じで新たな一面を見れた気が　うん、旨し

1杯目「煮干ししょうゆラーメン」

1杯目はやはりこの店一番のお気に入りであるこちら「煮干ししょうゆ」を　やって来た一杯はもはや安心感すら感じる貫禄のビジュアル　シンプルながらもその大きな二種のチャーシューが食欲を掻き立てるし、器から立ち上る煮干の香りにくらくらと

流行のガッツンニボニボタイプとは違ってじわ～っと来るニボ感　以前は少々タレが強く若干しょっぱかったりもしたけれど、タレを押さえたのか変えられたのか実にバランスの良い仕上がり　あっさりながらもしっかり惹きがあり、最後までしっかり楽しめる一杯　うん、やっぱりコレが一番好きだな

今回の4杯を評価すると　「煮干し」＞「とりそば」＞「追い鰹」＞「ネギブラック」　という感じ　「煮干し」が☆4.0で「ネギブラック」は☆3.5かな

ごちそうさまでした～～～

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2014年12月 再訪

前日遅くまで仕事だったのでこの日朝から京都へ帰ることに　そうなるとどうしてもお邪魔したくなるのが此方　実質昼営業しかないわけで、こんな時しかチャンスがない　というわけでポール目指して早々に豊岡を出発　お店に着いたのはまだ11時になる前　当然ながら無事にポールゲット　店先の椅子に座ってのんびりと開店待ち


で、ふと店先にあるボード見ればなんと少し前からちょくちょく限定で出されていて気になっていた「濃厚煮干」の文字！！！　おおおおっ！これはラッキー！　今日はもうこれに決定　で、今回も1杯じゃなんなのでもう一杯あっさり系を考える　「しお」か「しょうゆ」で迷った末に鶏出汁のみという「しお」をいただくことに


1杯目「しお」

程なくしてやって来た一杯　ちょっと予想を覆すようなビジュアル　『ソミーズ』というと綺麗なピンクのチャーシューが特徴と思っているが、この一杯にはそのチャーシューはなし　代わりにももチャーチーとつくねが乗る　結果色合い的にはちょっと地味な印象　僅かばかりの背脂とゴマが少し特徴的に思える


鶏のみというスープはしっかりと鶏の旨みが出ているけれど、その反面ちょっと鶏のネガな部分も出ているかなと　透明度が高い割にはしっかりとした出汁感だけにこのネガな部分がちょっと気になった　塩ダレもやや強めであるけれど無化調ゆえにややか細い印象　「にぼし」や「とりとん」に比べるとちょっとバランスが悪い気が


麺は細めの全粒粉入りのストレート麺　これはほかのメニューと共通　で、この麺がこのスープにはなかなか良い　小麦の風味もあってちゅるんとした食感が良くのど越しもいい　意外とスープも持ち上げてなかなかの好相性


ももチャーシューは実に弾力に富み食べ応えがしっかり　肉の旨みはややヌケ気味ではあるけれど旨し旨し　なにより下手にレアじゃないのが好印象　しかし何よりつくねが想像以上に旨かったり　ほろっと口の中で解け旨みがしっかり　太めのメンマはこのスープなら細めでも良いかな　その他白ネギ、青ネギ、水菜は色彩的にも味わい的にも良いアクセント


2杯目「濃厚煮干」

さて続いてやって来たこの一杯　こちらは先ほどの「しお」とは対照的に華やかで実に『ソミーズ』らしいトッピング類　見るからに濃厚そうなスープはややセメント系色でそこにチャーシューのピンクやネギ、水菜の緑が映える　そして七味の赤　うん、ビジュアルも楽しめる一杯


ビジュアルだけじゃなくスープは実に濃厚そのもの　ベースはデフォの「とりとん」だと思うけれど、ここにしっかり煮干出汁　とりとんスープが先日いただいた時以上にしっかり肉的旨さを持っており、そこにがっつんと煮干の旨み　これまたやや煮干のネガな部分があるがそのビターな味わいが逆に私には嬉しい限り　いや、これは相当旨い　今までいただいた中で一番好みか


ただし麺はやっぱりこのスープにはちょっと弱いかなと　小麦の旨みもしっかりある麺だけれど、このスープを前にしては完全に存在が消えてしまう　やや役不足な感じが否めない


低温調理のチャーシューやバラチャーシューも相変わらず旨し　拍子木切されたメンマも存在感がありこのスープにはベストマッチな感　新鮮なネギもまたこのスープに実に良く合い名わき役という感じ　この一杯にはなくてはならない存在だ


今回も二杯いただいたわけだが後に食べた「濃厚煮干」がとにかく旨い　「しお」も悪くないのだけれど正直発展途上中という印象かな　ここまで食べた中では「濃厚煮干」＞「煮干し」＞「とりとん」＞「しお」という感じだろうか　いずれにせよこの「濃厚煮干」はこれからリピート率が高くなりそうな予感　ごちそうさまでした～

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2014年10月 再訪

この日は日曜日で京都から豊岡へ移動　普段なら夜に移動するのだけれど、この日はあえて昼前に京都を出発　そう、目的があったから　それが此方『ソミーズ』さんへの再訪　夜営業が実質なくなっておりお昼しか営業されていないもんだから何がなんでも昼営業にと　前回訪問時はまさかこんなに早く再訪できると思ってなかったのだけれど、豊岡赴任のお蔭で早々の再訪（と言っても5か月ぶりだが）


到着したのはまさにお昼時　というわけで当然外待ちの列　かと言って今日は絶対食べていくと決めていたのでおとなしく行列に加わる　ありがたいことにちょうど一気に店内のお客さんが出て行かれて結局あっという間にカウンター席に着席(笑)　で、不思議なくらいに私の後は客が一旦ぱたりと途切れる　いやぁわからんもんだ


とにもかくにもメニューを拝見　初訪時と少しばかりメニューが変わっているようだけれど今回は実は最初から注文は決まっていて(笑)、まず一杯は前回もいただいたあっさりの「煮干」を　そしてもう一杯はデフォでこってりの「とりとん」を


1杯目「煮干しラーメン」

さてまず出していただいたのはこちら　見た目には大きく前回と変わらずだが、前回以上に器からはがんがん煮干の香り　あれから5か月だけに色々調整もされているのだろう　レアチャーシューは一回りほど小さくなったがそれでも圧巻　とにかくこのお値段でこれならコスパは高いと思う


その香りからも想像できたがやはり煮干出汁が以前よりぐぐっと強く、よりビターさを出しながらも柔らかな味わい　あくまですっきり味でありながらもしっかりニボニボ　香り、旨みと十二分に煮干を楽しめる仕上がり　うん、これ旨い旨い


麺はぱっと見には以前と変わらぬように思ったけれど口にすればどこか変わった気がしなくない　加水や粉の配合を少々変えられているのだろうか　粉の風味がこれまたぐんと上がっているし、前のプツンという食感からややしっとりな食感へ　シコシコつるつるでこれがこのスープに合う合う　前回感じた違和感は今回なし　いやいや、ウマウマだわ


低温調理のきれいなピンクのチャーシューは相変わらず旨いがやはりちょいと筋ばった感あり　これでその点が解消されたら抜群なんだけど　それでも肉の旨みは抜群でそれでいてスープの邪魔をしない　もちろんバラチャーシューもウマウマでネギ、ナルトまでしっかり仕事をされている


2杯目「とりとんラーメン」

続いて出していただいたのがこちら　先ほどの「煮干」とは真逆、正反対なドロドロスープ　よくぞこれだけ違うスープを仕込まれていると感心するぐらい　探究心旺盛で欲張りなんだろうなぁ、店主さん(笑)　トッピングは概ね同じだけれど此方は玉葱の微塵切りも加わり、デフォで七味が少々


まずはそのドロドロスープ　「とりとん」という言葉を聞くとどうしてもいまだに伏見のあの名店のあのスープを思い出してしまうのだが、あの「とりとん」とまで行かないまでも実に濃厚なスープ　単にドロドロなだけでなく鶏と豚の旨みがしっかり　どちらかというと鶏勝ちで粘度も鶏から来るものかな　無化調ゆえにややか細さはあり、繊細で脆ささえ感じるけれど素材の旨みを見事に引き出されているように思う　( ﾟДﾟ)ｳﾏｰ


麺は「煮干」と同じ麺だろうか　これは正直完全にスープに負けてしまっている　このスープならもっと風味が強い麺もしくは太くて主張の強い麺が合いそうなもの　ちょっと惜しい感じがする　オペレーションの問題もあるから難しいんだろうけどなぁ


トッピングについてはチャーシューは煮干と同じなので特に言及しない　加えられた玉葱は実にしゃきしゃき新鮮で甘さが加わり実に良い塩梅　むしろもっと玉葱だくだくでもいいぐらい(笑)　アクセントの七味もいいけれどこれあえてデフォで入れてほしくないかも　あ、いや、旨いんだけれど


あえて今回も食べた煮干は明らかな進化が見られたし、今回初めて食べたとりとんは実に濃厚で素材の旨みを上手く引き出された一杯だった　実のところとりとんにはそれほど期待してなかったのだけれどその旨さに驚いた　もちろんまだまだ改良の余地は感じたけれど、きっとこの店主さんのことだからまだまだ追求されそうだ　次回はまた違うメニューも食べなければ！　ごちそうさま～

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2014年5月 初訪

さてせっかく福知山まで来ているのだからもう一杯と福知山テンイチを後にして向かったのが此方『麺屋ソミーズ』さん　この頃からネット上で何かと話題になってきていたお店　福知山という場所にしてかなりイマドキな一杯を提供するお店が現れたと　しかも自家製麺だという　これは是が非でも行かねばならぬと家族を車に待たせての訪問


お店に着いたときはちょうど満席　どうやらすでにかなりの人気を博している模様　幸い外待ちはなかったのでこれ幸いと並んでみる　ただタイミングが悪かったようでちょっと時間は掛かり、30分弱でようやく店内へ　外観もさることながら店内も手作り感たっぷりでアメリカンな内装　大きなガタイの店主さんはいかにもって感じ　古きよき時代のアメリカにタイムスリップでもしたような感覚


とにもかくにも厨房に向かったカウンター席の一番奥に案内されまずはメニューを拝見する　小さな冊子状になったメニュー　デフォはどうやら「とりとん」と「しお」「しょうゆ」の三種のよう　「つけ麺」はこの段階ですでにメニュー落ちしている様子　その代わりと言ってはなんだが数量限定で「濃厚ベジポタ」「煮干し」「ねぎブラック」の三種　初訪なのでデフォと言いたいところだが、ついつい「煮干し」を注文してしまった(笑)


「煮干しラーメン」

いきなり私的ルールを破っての限定品注文　でもどうしてもこの「煮干し」が気になったのだ　で、出てきた一杯は想像とちょっと違っていて透明度の高いスープに綺麗なピンク色のチャーシュー　明らかに今の流行を意識したビジュアル　それに反して使われる器は如何にもなモノだし、添えられるのの字のナルトが目を惹いたり　それでもしっかり漂う煮干臭がなんとも期待を膨らませる


まずはそんな澄んだスープから一口　その見た目から想像するよりしっかり煮干！　若干のネガも感じられるけれど、そのビジュアル同様に透明感のあるクリアーな煮干の味わい　失礼ながらまさか福知山のお店でこんな煮干の味わいのスープが出てくるとは到底想像できないレベル　ベースの動物系があくまで前なんだけれど、覆いかぶさるようにやってくる煮干の旨み　カエシはちょっと強めながら煮干の旨みがそれを忘れさせるほど


ここに合わされた麺はやや多加水な細めの全粒粉入り麺　これがまたなかなかのもの　全粒粉の割りにぼそっとした感がなく、ツルツルっとした食感　小麦の風味はやや弱いけれど、口に含めばしっかり小麦の味わい　ただしスープとの相性はちょっと疑問かなぁと　麺そのものは良いのだけれど、このスープにこの麺が正解とはちょっと思えなかったかな　この組み合わせだと完全に麺勝ちかなぁと


具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、ナルト　チャーシューはこの値段にして2種　レアチャーシューは大判で肉厚もあり食べ応えアリ　ちょっと筋ばっていて噛み切りにくいのがちょっと残念だけど、肉の旨味しっかりでスープとも合っている　レアの下に隠れたチャーシューもこれまた脂身加減もよくウマウマ　メンマは拍子木切りされたものでぽくっとした食感も良いし、味付けも良くこれまたスープと良い相性


前評判は頗る良く期待はしていたけれど正直なところまさかこのレベルの一杯が出てくるとは思っておらず嬉しい誤算　もちろん、まだまだ発展途上という感は否めないもののそのポテンシャルはかなり高いと感じられた　今回はあえて二杯食べずに煮干の余韻を楽しんだのだけれど、次回はがっつり二杯食い決定かな(笑)　ごちそうさまでした～