野菜たっぷりの薬味が特徴　銀閣寺のすぐ近くのうどん屋「おめん」 : おめん 銀閣寺本店

■　おめん　銀閣寺本店（京都・東山・うどん）について／２５．９．２９
　京都に赴任となってからはや９ヶ月。
関西のグルメをいろいろ堪能させていただいている毎日ですが、関東より明らかにクオリティーが高いなと感じているのが「うどん」。
食べログで評価の高いうどん屋から積極的に食べ歩いていますが、今回訪れたのお店も京都で１０位以内ランキングされている「おめん」といううどん屋です。
「おめん」は昭和４２年、京都銀閣寺にて創業したうどん屋で、先斗町、高台寺にも店舗があります。
ただ、ルーツ自体は群馬県の伊勢崎にあり、その土地の一部の方言「御面」がなまり「おめん」となったとのことです。
お店の場所は、銀閣寺の門前近くにあり、市バス「銀閣寺前」から徒歩２分。
土曜日のお昼頃に訪問しましたが、店の前には長蛇の列が出来ていました。
行列で並ぶことは覚悟しておいた方がよいでしょう。

１．雰囲気について
　店舗は、座席数約８０席を有する非常に大きな店舗。
したがって行列で並びますが、サクサク進むのでストレスは感じませんでした。
１階は小上がりのテーブルとカウンター、２階は椅子席が用意され、あらゆる用途や人数に対応可能。
私は１階のカウンター席に案内されたのですが、カウンター越しに色鮮やかな薬味を盛り付ける姿が見受けられ、店内に漂うカツオの出汁の香りとともに食欲が掻き立てられました。
客層は、観光客がほとんどで、外国人の比率が相対的に高いです。
店内は終始混雑しており、雑多な雰囲気なので、お一人様でも気兼ねなく入れます。

２．料理について
　メニューは下記のとおりで、その他季節のメニューが用意されています。
私は、看板料理といってもよい「おめん（冷）の天ぷら付」をオーダーしました。
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おめん
　□　おめん(\1,100)温・冷
　□　おめん・大盛り（\1,300）温・冷
　■　おめん・天ぷら付（\1,800）温・冷
　□　麺替玉（\350）
一品料理
　□　生ゆばのお造り（\980）
　□　季節のサラダ（\850）
　□　海老と旬野菜の天ぷら（\1,500）
　□　鳥の山椒焼（\800）
　□　生麩の田楽（\900）
ご飯
　□　じゃこ菜ごはん（\550）
　□　１６穀とろろごはん（\550）
　□　鯖寿司（\2,980・\1,580・\800）
　□　みそ汁（\350）
　□　漬物（\400）
デザート
　□　抹茶アイス（\500）
　□　梅とバニラのアイス（\550）
　□　ぜんざい（\600）
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１０分ぐらい経つと、長皿に美しく盛られた薬味、大きなお椀に入ったつけ汁、同じくお椀に入った麺が運ばれてきました。
この料理の主役といっていいのが、旬の素材を使用した薬味で、種類は大根・生姜・ほうれん草・青ねぎ・ミョウガ・キンピラごぼう・キャベツ・茄子が一つの皿に盛られて供されます。
また、胡麻や一味、赤三味、青三味、八味などもカウンターに備え付けてあり、様々な味わい方・楽しみ方でうどんを堪能することが可能です。
麺は国産小麦を１００％使用したもので、つるつるした「喉越しの良さ」が秀逸。
つけ汁は、濃い目の味付けで、カツオの出汁がガツンと効いています。
天ぷらは、海老やしし唐などが供され、揚げたてのサクサクした食感が美味しかったです。
ただ、１つ注文を付けると、薬味の中にはキャベツなど、つけ汁に明らかに合わないものが入っており、つけ汁に合うような味付け等の下処理をされても良いのかなと思いました。

３．サービス
　非常によく教育されている印象。
観光地のレストランに行くと、雑な対応をされることが時々あるのですが、このお店に関しては、テキパキとした対応を取ってくれながらも丁寧な接客が非常に好印象でした。
仕事の素早さと接客の丁寧さが両立した素晴らしい接客対応だと思います。

４．コストパフォーマンスについて
　メニューの字面だけみると、相場より高めですが、圧倒的な薬味の量を見せ付けられると納得のお値段。
食べた後には満足感しか残りませんでした。
常に行列ができる理由がわかります。

５．総評
　なんといってもおめんの特徴は「薬味」
その全てが新鮮で豊富な野菜で、美味しくそして健康的。
観光がてらに寄るのもよいですが、普段使いでも利用したくなるお店。
私の隣のカウンターでタクシーの運転手がうどんを啜っていたので、間違いなくオススメできるお店だと思います。