赤垣屋（あかがきや）【京都府】 : 赤垣屋

みなさん、こんにちは。酔う（よう）です。

スタンドで軽くビールを呑んで、銭湯に入ってから、のんびりとぶらぶらと京都の街並みを散策。今回は色々考えった結果、赤垣屋を目指すことにした。神馬に行ってみようかなと思ったけど、少々遠い場所にあるので今回は断念。祇園にも良さそうなお店があったけど、想像していたより、かなり新しそうな雰囲気だったので、そちらも断念。

結局、あの雰囲気の中で飲みたくなったのだ。

到着すると既に４人が並んでいる。風呂上がりで、体もポカポカしていたので、待つにはちょうど良いかなと思ったら、さすがに待っている間にだんだん寒くなってきた。そしていつの間にか、自分の後ろにも長い行列が出来ていた。全員入れるのかな？？

開店時間の１７時ちょうどに引戸が開いた。先頭から順番にカウンター席に座っていく。予約が取れないのはカウンターだけかと思ったら、この日は小上がりの席にも予約が無いお客さんが座っていった。もしかして事前予約が少なかったのかもしれない。それでも全員入れず途中で満席になった。

それはさておき入ったのは５番目だったので難なくカウンター席を確保。赤垣屋で呑むなら、出来ればカウンター席で呑みたい。
相変わらず、というか昔からだけど赤垣屋のメニューには値段が書いていない。それでも終わってみると居酒屋価格なのがよく分かる。

【お通し】
まずはお通し？の漬け物がやってきた。これはお酒がくるまで温存しておこう。

続いてお店に入った順番にドリンクの注文が始まる。

【ビール大】
少し寒い日だったので日本酒を燗で頂こうと思ったけど、銭湯の熱い風呂やサウナに入っていたら、すっかり喉が渇いていたのでビールを頼むことにした。風呂上がりのビールは美味い。

温存しておいた漬け物を肴にビールを呑む。まさに至福のひととき。

ドリンクに続いて肴の注文が始まった。

【しめさば】
本日一品目は「しめさば」。かなり、つゆだくのシメサバである。それにしても注文率が圧倒的に高い。

【日本酒】
ビールを飲み終えたので日本酒へシフト。お猪口に名誉冠と書いてある。これをぬる燗で注文。おでんのケースの両サイドにセットされている酒燗器によって温められる。

目の前のショーケースにはおでんが並ぶ。どれも美味しそうだ。何を頼むが悩むのもまた楽しい。

【大根、ロールキャベツ、がんも】
いよいよおでん！今回は大根、ロールキャベツ、がんもの３種類を選択。やはり出汁が美味しい。

【むつ焼】
そして最初に頼んでいた「むつ焼」がやってきた。塩かタレかを選べるけど、今回はタレを選択。脂ものって美味い。酒の肴、と言うか日本酒にピッタリ。

それならば、更に日本酒をお代わり。同じくぬる燗で頂くことにした。

ゆっくりと時間の流れる店内。この雰囲気を持つ居酒屋さんが最近少なくなって来たけど、末永く続いて欲しいお店。京都に来たらまた寄りたくなるお店であるのは間違いない。

さて、そろそろお会計にすることにしよう。４,４００円也。

どうもご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。

みなさん、こんにちは。酔う（よう）です。

一旦ホテルにチェックインした後、時間を見計らって外出することにした。目指すのは赤垣屋（あかがきや）本日のメインイベントである。

開店時間前にお店に到着すると１人並んでいる方がいた。直後に並ぶと、

「だいぶ寒くなりましたね。やはりこの時期は熱燗ですよね」

なんと大阪から来られたとのこと。東京から来たということを告げると、お互い酒場好きだったのか話が盛り上がる。今日は京都の友人と飲むそうで、すぐにその方もやってきた。

このお店はカウンター席の予約は出来ない。つまり、予約していない場合は、カウンター席を狙うのだ。開店直後はそれ程並んでいなかったものの、カウンター席はあっという間に満席。そもそも１２席程度しかないようだ。

とにかく無事にカウンター席を確保出来て良かった。

【瓶ビール】
まずは瓶ビールで乾杯！お通しはスパサラ！さすが好みをよく分かっている（爆）

赤垣屋のメニューには金額が書いていない。果たしていくらなんだろうと一緒不安になるものの、お会計をしてみると意外と普通の居酒屋価格になっていることが多い。出来れば値段は書いて欲しいけど、あまり粋じゃないのかな。

お馴染みの木を薄く削ったようなメニューを眺める。他のお客さんの注文を聞いていると、シメサバ率が高いようだ。つられて頼みそうになったけど、今日は好きなものを頼むことにしよう。

まずはおでんかな。カウンターの特権？の１つはおでんケースを眺めなが呑めることだろう。しかしどれも美味しそうだ。
餅巾着は冬季限定。ロールキャベツもいいなぁ。コンニャク、シラタキも頼もうかな。玉子もいいね、薩摩揚げかな。。。

買い物と同じで、こうして悩んでいる時が一番楽しいのである。

【おでん：大根、がんもどき、たこ】
悩んだ挙句、選んだのは大根、がんもどき、たこの３品。カラシに加えてネギのトッピングが嬉しい。関西風の出汁が味わい深い。やはりおでんはこれに限る。出汁だけでもお酒が進むのである。

【日本酒：熱燗】
おでんと言えば、やはり日本酒だろう。いつもそんなことを言って呑んでいないような気がするけど、ビールを早々に飲み終えたので迷うこと無く日本酒へシフト。うーん、やはりおでんには日本酒だ。和の食べ物に日本酒が合わないはずがないけど、日本人に生まれて良かったと思う瞬間。

人によってはぬる燗で頼んでいるように好みを伝えるのも良いようだ。

【サワラ味噌漬け焼き】
おでんと一緒に頼んでいたサワラの味噌漬けが焼き上がったようだ。シンプルだけどこれまた味わい深く、焼き目の部分もまた良い味わい。これをちびちびつまみながら熱燗を呑むのだ。

【湯豆腐】続いては湯豆腐。普段食べているのは小さく豆腐だけなんだけど、大きな土鍋にネギ、白菜、春菊、椎茸、エノキなどの野菜・キノコの他にメインの豆腐が２つ入っている。薬味もポン酢、大根おろしにネギという、ゴージャス？な湯豆腐。

いやーこれは嬉しい。ヘルシーな上に酒の肴にピッタリ。ポン酢と薬味もいい感じである。

さらに日本酒を熱燗で追加。こうした日本酒に合う肴に囲まれて飲むのも幸せな気分になる。
いつの間にか満席の店内。若いお客さんがいないわけではないけど、どちらかというと紳士淑女が集う居酒屋のような感じがする。肴も質実剛健なものが揃っており、派手なものはない。それでも１つ１つ手間暇かけて作っているだけあってどれも優しい味わい。どれも日本酒に合うものばかりだ。

小上がりの席も良いけど、やはりカウンター席は最高だ。

さて、そろそろお会計にすることにしよう。

ビール大瓶１本、日本酒熱燗２本、おでん３品（大根、がんもどき、たこ）、サワラ味噌漬け焼き、そして湯豆腐で、お会計は４,４００円。値段は書いてないけどやはり居酒屋価格だ。
お会計を済ませて先に並んでいた隣のお客さんに軽く会釈をしてお店を出る。

どうもご馳走様でした。またお邪魔したいと思います。