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食べログ うどん WEST 百名店 2024 選出店
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店名 |
山元麺蔵(やまもとめんぞう)
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受賞・選出歴 |
うどん 百名店 2024 選出店
食べログ うどん WEST 百名店 2024 選出店
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食べログ うどん 百名店 2017 選出店 |
ジャンル | うどん |
予約・ お問い合わせ |
075-744-1876 |
予約可否 |
予約可 当日予約を朝9:00~一斉受付。予約なしも可。 |
住所 | |
交通手段 |
<電車を使う場合> 東山駅から701m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
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支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
18席 (カウンター10席、4人掛けテーブル2卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 駐車場はお店から東、コインパーキング「コンセプト」の東側月極部分に3台あり。No.は1.2.3 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 子供用のお椀やフォークあり |
ホームページ | |
オープン日 |
2006年8月27日 |
備考 |
・岡崎公園内の市内パーキングを利用するとお得かも。平日は上限1300円。 |
お店のPR |
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※当日予約を朝9:00~一斉受付致します。 |
初投稿者 |
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2015/11
京カレーつけ麺 ¥950
土ゴボウ天ぷら ¥330
「紅葉の東寺(教王護国寺)のライトアップ拝観券が何枚か手に入ったので如何ですか?」
と仕事仲間のタカヒロが持って来た。
「そりゃあ、ええやん。是非行きたいな。」
僕は何年か前、桜の季節のライトアップに訪れたことがあるが、総高54.8m、木造建築日本一の高さを誇る五重塔が夜空に浮かび上がる姿は、この世のものとは思えぬほど壮麗だった。
早速カメラ女子のMikaさんとヒロ子に声をかけると「是非行きたい!」という。そしてこの二人の共通点は写真だけでなく、うどん好きであるということだ。
Mikaさんは今年の2月に敢行した「弾丸讃岐うどんツアー」において、わずか7時間足らずの間にうどん4杯とおやつのコロッケとソフトクリームを完食した強者(つわもの)だ。またイベント娘のヒロ子は家が梅田に近いという利点を活かし、事あるごとに名店「うどん棒」に通うかたわら「今雪」にも時折顔を出し、安定的うどん摂取量を誇る。
「京都に行くんやったら、山元麺蔵に行ってみようか。相当並ばなあかんけどね。」
と僕が叩いた軽口に
「平気平気、行こ行こ!」
と反復言葉になるのは、うどん好きのヒロ子にとって当然のことだろう。
しかし紅葉盛りの3連休、京都が混まないわけがない。恐らく2時間以上の行列待ちは必至だろう。
「開店前後に並んだら、ちょっとはマシかもしれんよな。」
と、僕らは「山元麺蔵」開店の11時を目標に京都に向かった。
このお店、僕は今日が2度目、Mikaさんも前に来たことがあるらしいが、一度来てしまったら必ずリピートしたくなる、そんな味とサービスが心に残る京都一のうどん名店だ。
ベンガラで塗られた平安神宮の大鳥居を眺めながら、そしで長年にわたり進めてきた施設整備が完了し、グランドオープンしたばかりの京都市動物園の横を通って、「山元麺蔵」の前まで辿り着いた。いや、前ではなくずっと手前だった。
「うわぁ〜! すごい行列やん。」
ちょうど電柱ひと間隔分の行列だ。
しかし、これくらいの行列でひるむ僕らではない。
「並ぼ並ぼ!」
僕はここに来ることが決まった日から4日間「京カレーつけ麺」と「土ゴボウの天ぷら」を食べるイメージトレーニングをしてきたのだ。今更諦めるわけにはいかない。
「ちょっと数えて来るわ。」
僕は列を離れて店前まで行列の人数を数えた。僕らの前の行列客は90人弱、その中の6割が女性客だ。中にはひとりで並ぶ女性客もチラホラいるし、アジア系の外国人も多い。
「みなさん、筋金入りのうどん狂ですね。」
僕の「行列待ちの方程式」から算出した待ち時間は2時間半だったが、それを大きく外して、待つこと3時間20分。言い訳はしたくないが、これはきっと女性客が多いせいだ。
参考までに待ち時間は、 (行列数)×(1人の客が席に着いて食べ終わるまでの推定時間)÷(客席数)で計算できる。
これだけの時間があれば、この辺りの紅葉の名所を2ヶ所くらい回って来られそうだが、それ以上に「山元麺蔵」のうどんは魅力的ということだろう。
ようやく僕らの前に3人揃って注文した「京カレーつけ麺」と「土ゴボウ天ぷら」が並んだ。
ゴボウ天にはカレー塩が付いていて、それを付けて食べるように勧められる。食べるとゴリゴリとした食感にゴボウ素材の味が口に広がる。
「スナック感覚で美味しい!」
とMikaさん。
カレー塩との相性も良く、サイドメニューの1番人気だけあると思う。
「京カレーつけ麺」は冷たいうどんを熱いカレー出汁に漬けて食べるスタイルだ。カレー出汁には九条ネギが散りばめられ、箸で探ると中には京あげが短冊に切られ4、5片入っている。顕在する具はそれだけだが、出汁の中にはきっと色々なものか溶け込んでいると思われる。
カレー出汁をひと口戴くと、片栗でややとろみを出し、出汁が良く効いたものだ。辛さも優しいので苦手な人でも食べやすいだろう。しかしその優しい辛さの中にコクや旨みが詰まっている。
「これが京カレーなんだ。」
次にチョコレート色した京あげにかぶりついた。
「ええっ! めっちゃ甘い。」
ほのかな甘さを期待していたのだか、そうではなくこれはもうスイーツだ。
「ヒロ子、これ甘すぎやしないか?」
「ううん、丁度いい甘さで私大好きです。」
「ふう〜ん、そんなもんなんだ。これも京カレーなのか。」
行列待ちの疲れを癒す甘さで、甘党の女性向きかもしれないが、僕には少し甘すぎる。ただ、カレーの辛さとこの甘さの対比はなかなか面白いと思う。
そして旨さには定評のあるうどん。ツヤツヤ、ツルツル、モチモチの三拍子揃ったうどんをカレー出汁に漬けて食べると喜びは絶頂となる。
「よかった。ここに食べに来て。」
Mikaさんもヒロ子も僕と同じ量をペロリと平らげて満足顔だ。
「美味しかったね。」
「ええ、最高です。」
表に出ると、相変わらず長い行列は続く。
「真夏や真冬だとこんなに長時間並ぶのは無理ですね。」
とMikaさん。
「ムリムリ!」
と言いながら、僕は今度来た時は「豚肉のつけ麺」が食べたいと思った。
時刻は14時40分、東寺のライトアップの開門にはまだ4時間近くあるので、僕らは京都御苑まで歩いて行って、紅葉を愉しむことにした。
もしかしたら今日はもう一度、スイーツを食べなければならないかもしれない。
ごちそうさん‼️
2015/05
牛と土ゴボウのつけ麺 ¥970
『史上最高接客、史上最長うどん』
京都の町家は間口が狭くて鰻の寝床のように細長い。しかしその町家が連なると軒のスカイラインが一致して、美しく風情ある景観を創りだす。
この景観は屋根の構造に理由がある。一般的に切妻屋根は建物の長手方向に棟を通すが、このような町屋の場合には、ちょうど紙幣を半分に折るように、短手方向に棟を通す。そうすることによって、軒は道路側に現れることになる。
「山元麺蔵」はそんな町屋が連なる中にある。そして、京都で一番人気のおうどん屋さんらしい。
確かに景観は京都らしくて良いかもしれないが、
①どうせ、長蛇の列に並ばされた挙句、
②おそらく、観光客相手のちょっと変わったうどんを出され、
③たぶん、一見客扱いをされて、
④きっと、見合わぬ高額の料金を取られ、
⑤それでも、憧れの京都で食べた記念すべきおうどんとハイテンション評価する。
わざわざ京都まで来て、後で後悔するのは嫌だし、讃岐人として観光客相手のうどんに拍手を送るつもりはない。僕は期待値をグググっと三段階くらい下げて、行列に並んだ。
暫く待っていると、女性スタッフがメニューを持って来る。
「昨日より今日 今日より明日のうどんが おいしくなり〼ように」
そんな言葉を背中に書いたユニフォームTシャツを着ている。メニューには創作系の料理名が多く見られる。
僕の前に並ぶ若奥さん風の女性二人は、京カレーうどんと土ゴボウ天プラを注文している。京カレーうどんというのもかなり気を惹かれるが、僕は順当に冷たいうどんの筆頭「牛と土ゴボウのつけ麺」を注文した。僕の何人か後ろにはアジア系の外国人が並んでいる。どうやって注文するのか見ていると、外国人向けのメニューもあるようだ。覗き込んでみると韓国語でも中国語でもなく、なんとタイ語である。
「なかなかやるやん、このお店。」
タイ語があるということは、かなりの外国語メニューがあると推定できる。しかし、タイからの観光客がわざわざこのお店に来るなんて、タイにも「るるぶ」みたいなものがあって、このお店が取り上げられているのだろうか?
僕の期待値はグッと一段階くらい回復した。
ようやくカウンター席に通された。店内は、入り口を入ったところに4人掛けのテーブルが2卓、奥にはカウンター9席が梁間方向に並ぶ。やはり細長い造りで、京町屋ならではの趣きのある空間だ。板張りのカウンターはかなり年季が入っているが、それも京都らしくて良いと思う。
僕の左隣は先ほどの若奥さん風のふたり連れが座っている。
「どちらから来られたんですか?」
オシャレな服装をしていたので、観光客だと思い、聞いてみた。
「滋賀から来ました。あなたはどちらからですか?」
問うた質問に、すかさず質問で返してくれる女性とは会話が成り立つ。
「大阪からなんです。このお店、初めて来たんです。」
「そうなんですか。私たちはもう何回も来ているんです。美味しいですよ。」
この時点でアドバンテージをこの女性たちに取られた。
「うどんが美味しいんですか?」
「ええ、うどん美味しいですし、天ぶらもすごく美味しいですよ。」
どうやら観光客だけでなく、リピーターも来るみたいだ。
「それは楽しみです。」
と言いながら今一度、僕の期待値はグッと一段階ほど回復した。
厨房の奥の方では店主の山元麺蔵さんがうどんを茹でたり、氷水で締めている。長身でなかなかのイケメンだ。揚げ場では男性スタッフが、ジュワジュワッといい音をさせながらゴボウを揚げている。カウンターの中ではあと二人の女性スタッフが働き、それぞれが無駄のない動きをしている。
「大変お待たせしました〜!」
と、とても元気な声と共にうどんがやって来た。見るからにツヤツヤのうどんだ。
僕はその中の一本を何もつけずに食べようと箸で摘まんだ。しかしうどんが捻り置かれているので、なかなか引っ張り出せない。更に引っ張るとビョ〜〜ンと伸びながら、うどんは踏ん張る。伸びとねばりのある、相当長いうどんだ。
「長いうどんですね。長さどのくらいあるんですか?」
カウンター内で目の前にいた女性スタッフに尋ねてみた。
「この位でしょうか?」
女性スタッフは面倒臭そうな素振りも見せずに、両手を広げて右脳的な回答をする。僕は時折左脳人間になるので、この回答では満足できない。
「測ってみますね^_^」
僕は取り出したうどんを丁度真ん中で2つに折り、持ち上げた。
「いち、にぃ、さん。え〜っと120センチですね。」
僕の広げた親指と中指の指先間は20センチジャストなのだ。
「長さを測って頂いて、ありがとうございます。」
女性スタッフは笑顔で会釈をした。なかなか心地よい接客だ。 それに長さ120センチとは、僕のうどん史上最長記録である。うどんの長さは味とは関係ないと思うが、僕はなぜか長いうどんが大好きなのだ。
僕の期待値はググッと二段階ほど上がり、「これは期待しても良いかもね」とプラス側に振れだした。
その長いうどんをツルツルっと口に入れると、予想通り弾力性のある伸びやかなうどんだ。そして京都らしく、塩分は極めて低く抑えている。うどん単体で評価するなら、大阪の激戦区に持って来ても好位置につける絶品うどんだろう。いや「山元麺蔵」はopen 9年目というから、大阪の名店と呼ばれる新生讃岐うどん店は、こちらをベンチマークしたのかもしれない。兎に角、美味しいうどんだ。これなら麺類の好きなタイ人も、国に帰って英雄気取りで自慢することだろう。
つけ汁は鰹と昆布で出汁を取っているという。その出汁の中には驚くほどの牛と土ゴボウが入っている。本当はこんな比喩をしたくないのだが、吉野家の牛丼大盛くらいの肉量が惜しみなく投入されている。その味付けが、鰹・昆布出汁と絶妙に絡まり、今まで味わったことのない別世界を創り出している。まさに京都マジックだ。
食べている途中、店主の麺蔵さんはお客さんに声掛けをする。
僕の左隣の女性には「カレー、辛くないですか?」、僕には「味、どうでしょう?」、大盛りを頼んだ兄さんには「麺の量、大丈夫ですか?」とそんな感じで、お客さんとコミュニケーションが嫌味なく自然に行われている。麺蔵さん自身のお客さんに対する接し方が、スタッフに対する教育となり、それがお店の店風となる。お客さん側は美味しいうどんと心のこもったサービスに満足し、また来たいと思う。
これが真の名店だろう。僕はとても素敵なひとときを体験させて貰った。冒頭の①〜⑤は全面撤回させていただくことにする。
「ごちそうさま!」
と席を立つと麺蔵さん始め、スタッフ全員が笑顔で「ありがとうございます。またお越し下さい。」と挨拶をする。
「お先に。」
左隣の女性に声を掛けると、
「今度は是非、京カレーうどんを食べて下さい。その時は必ず土ゴボウ天もね。すごく美味しいですよ。」
と言う。アドバンテージを取られている僕は「はい、そうします。」と笑顔で席を離れた。
表に出ると相変わらずの長い行列だ。しばらく待って、この人たちも素敵なひとときを過ごすことになるだろう。
ごちそうさん‼️