京料理とフレンチ割烹　龍のひげ　京都市役所前 : 龍のひげ

泉涌寺辺りをゆっくりと散策し四条河原町にあるホテルへ。
スーツに着替えて待ち合わせである京都ロイヤルホテル＆スパの前へ・・・・・・
今回は京会席とフレンチを融合したお料理を提供して下さるお店『龍のひげ』さんへ。
とても人気のあるお店で予約必至のお店です。
ちょうど私と友人が３日違いの誕生日で久々ということでこちらを選びました。
外観が黒いんで夜はちょっと分かりづらいかもしれませんが注意深くみていれば・・・・・・＾＾；
細長い入口を入っていくと店内は白を基調としたシックな造りで私たちは２階へ
通されました。２階への階段からはまた黒を基調とした落ち着いた感じでとってもモダンな
造りになっています。
突き当りを右に曲がるとカップルシートが２つと１６名まで入れる個室が・・・・・・
席は横並びで奥側だったんで殆ど個室状態です＾＾；
今回は「龍のひげコース」をお願いしていました。まずドリンクを注文。まだヴォージョレー
があるということでグラスで注文。もちろん蔵出しでしかも樽買付けということで・・・・・・
ヴィラージュヌーボーでフルーティーなんですが酸味が心地よくシャープにしまっていて
オークの香りとワイン本来の香りが入り混じって今年の悪天候の中数は少ないですが
とてもいい出来ですとおっしゃっていました。まさにその通りで食事にもピッタリでした。
まず、八寸から。海老芋や鶏のムースや生湯葉など彩りや飾り付けも素敵で５感で
楽しませてくれます。そしてサラダへ。・・・・・・？ん？？思はずもうケーキですかって
思わせる位斬新なサラダで３層のムースになっていてカボチャ・チキン・ゴボウをそれぞ
れ違う調理法でバルサミコソースとラズベリーソースが添えられ器も素敵でこの時点で
ワクワクしてしまって次の料理の期待感がどんどん増してきています＾＾；
次はお造り。マグロとヒラメなんですがソースがフレンチの技法を用いていてマグロには
マスタードやピーナツを用いたソースをヒラメには柚子とお味噌と奈良漬を用いていて
これまた斬新でした。もちろん味も申し分なしです。
そしてお魚へ。アマダイの西京焼きです。ふっくらと焼き上げられていて火加減がちょうど
いいんで魚の甘みとお味噌の甘みが何とも言えません。
また添え物に京丹波の黒豆枝豆が添えられなかなかお目にかかれない枝豆で肉厚で
とても甘みが強く歯ごたえもありなかなかです。
次に揚物ですがこれまた演出が凄い！揚物で京都の山々を京人参等で晩秋の紅葉を
演出していてしばらく眺めてしまいました＾＾；
紅芯ダイコンで山の紅葉を演出しエビと壬生菜のパートカダイフ（トウモロコシの粉と
小麦粉、塩を練り込んで糸状にしたもの）揚げとお肉料理（名前忘れた＾＾；）やお麩や
栗で山並みを柚子のソースをあしらって・・・・・・
シェフのセンスと勉強熱心な方なんだなぁと感心させられました。
次に煮物でしょうか。タイ紅葉麩キノコ等にカブをすりおろしたものをかけ吉野葛の餡を
たっぷりかけた物（名前忘れた＾＾；）を・・・・・・アツアツで美味しかったです。
メインは黒毛和牛のロースト。こちらはお塩・粒マスタード・ワサビで頂きます。
揚げた玉ねぎをちりばめ九条ネギがアクセントになってもう最高です＾＾；；
そしてご飯もの。こちらは炊き込みご飯で５種類の中から選べました。
今回は鮭とイクラの宇治抹茶ジャコの炊き込みご飯を選択。綺麗に取り分けて頂きました。
半分はそのままで残りはアツアツのお出汁と抹茶塩、アラレをまぶして食します。
もう何とも言えない彩りの良さとバランスの良さでおこげもありほっぺた落ちそうでした（笑）
最後にデザートが・・・・・・事前にそれとなく記念日なんでとお伝えしたら・・・・・・
銀のお盆にベリーソースでＨａｐｐｙＢｉｒｔｈｄａｙと書かれパウダーシュガーと飴細工が施され
カクテルグラスには柚子のソルベ、銀盆にはゴボウのティラミスに壬生菜のパウンドに
七分だて生クリームにきな粉と黒蜜がかかり至福の時を過ごさせて頂きました。
またスタッフさんの説明や対応が素晴らしくワインのことで少し伺うとわかる範囲で
説明して下さりわからないことは丁寧に接して下さり帰り際には温めたホカロンを手渡し
て下さり流行語大賞にもなった「お・も・て・な・し」精神そのものでした。
こちらが見習いたいぐらい心も身体もお腹も（笑）満たされました。
是非、記念日に予約されることをお勧めします。お値段もリーズナブルですしお酒類が
充実しているんで申し分ないです。
この日もどのテーブルもいっぱいでした＾＾；
近所にあったら月１，２回は通いたいと思うくらい素敵なレストランでした。