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075-251-0141
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神無月サスケさんの他のお店の口コミ
店名 |
ケララ
|
---|---|
ジャンル | インド料理、インドカレー |
予約・ お問い合わせ |
075-251-0141 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
京都地下鉄東西線京都市役所前駅2番出口より徒歩3分 京都市役所前駅から123m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
無 |
席数 |
36席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可、20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 向側のロイヤルホテルP(1日1000円) |
空間・設備 | 落ち着いた空間、ソファー席あり、バリアフリー |
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
1986年11月1日 |
備考 |
宴会に関しては、料理内容、時間、金額等ご希望に合わせた設定が可能です。ご相談ください。 |
お店のPR |
★☆京都の河原町三条で数少ない南インド料理に舌鼓★☆
京都 河原町三条を北へ。25年の年月を重ねるケララで、南インド出身のシェフたちが心を込めた、ココナツヤシが繁る故郷の味をご堪能くださいませ。南インド料理は、トルコ、パキスタン、インドの北部を経て育ってきたインド料理です。南の食材を使ったホテル料理と、南独自に発達した料理の数々をお楽しみください。 |
初投稿者 |
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京都市役所前から河原町通りを南、三条、四条方面に進むと西(寺町)側にあるお店です。
建物の1階にショーケースでインド料理を出しており、実際、コースなどを見ても、
ちょっと高級なインド料理を2000円台から6000円台まで網羅しているお店なのですが、
ケララというと、南インドの都市の名前。
我々がインド料理といってイメージするのは、北インド料理が多く、実際、最近増えているインド料理屋の多くは
北インド料理をベースにしているのですが、このお店では、南インド料理を味わうことが出来ます。
南インド料理の特徴としては、北インドと使っているスパイスやハーブの違い、
また、ココナッツやタマリンドといった、東南アジア料理に使われる素材を使っていることなどで、
サンバル(豆のスパイシースープ)やラッサム(南インド風トマトスープ)など、南インドならではの料理も結構あります。
僕は地元福岡市でカレーを食べ歩いているのですが、南インド料理のお店がありません。
1店あったお店も、途中から北インド風のカレーを出すようになった後、ついに閉店してしまいました。
このため、南インドの味に飢えていた僕、早速、お店の名前に惹かれて、こちらに入ることにしました。
そして、その味に深く感激し、京都滞在中に、二晩連続で通いました。
僕自身、南インドのお店はまだ3軒目くらいですので、南インド料理としての格付けは出来ませんが、
素材へのこだわりと、きちんとした味わい、それでいてメニューのバリエーションも多いというのは、
特筆に価するため、総合点は、4.3とさせていただきます。
また、接客も素敵です。高級感のある店内は、座り心地のいいソファー、テーブルの上にフレンチよろしくお皿と
ナイフやフォークが並べられてあり、品格を感じますので、記念日使いや、接待にも使えます。
実際、ディナーメニューには、コースが多数あり、誕生会なども開かれておりました。
それらは、北インド風の典型的なナンとカレー、タンドール料理などなのですが、僕が味わった料理のクオリティを考えても、
間違いなく、うまいんだと思います。
ただ、コースでも、ベジとノンベジ、つまり、野菜だけのメニューと、お肉も使ったメニューが選べるのは、
ちょっと南インド風かな、と思いました。ベジタリアンが多い南インドのこと、ベジタリアンなコースも、いけると思います。
2600円くらいのコースからありましたが、6000円くらいのコースもあるため、接待にはこちらがおすすめかもしれません。
これだけ丁寧な料理をだすお店だから、高いコースでも、値段相応のものを出してくれるという確信があります。
今回の訪問では、僕は、南インド料理が食べたいと話したところ、単品での注文をすすめてくださいました。
特に南インド風のカレーのおすすめが2種類、そしてドーサをすすめてくれました。
ドーサ、食べてみたかったので、早速注文しました。それと南インドのうち、鰤(ぶり)のカレーを頼みました。
次の日の訪問では、もう一つの南インドのケララ海老カレーを頼み、一緒にマトンビリヤニを注文しました。
ビリヤニは、南インドではなく、インドのカルカッタや、隣国パキスタンなどの料理なのですが、
こちらでも、かなりプッシュしているため、食べてみることにしましたが、これもなかなか良かったです。
以下、頼んだ料理の説明です。
・プレーンドーサ(サダ ドシャ)\630
ドーサとは、南インドのクレープで、せんべいのように軽く揚げてあるような、外はさくさくした食感、中はちょっと柔らかいです。
巻いてあるのですが、広げてみると、凄く大きくて食べ応えがあります。
生地にほんのり塩味とスパイスが練りこんであり、単体でも凄くスパイシーでおいしいのですが、
一緒にココナッツチャツネとサンバルがついてきて、これにつけて食べるとおいしいです。
ココナッツチャツネは、ココナッツの味わいがしてほんのりスパイスと塩味もします。
サンバルは、「南インドの味噌汁風スープ」とも言われる、豆のスパイシースープです。
ひきわりの豆が煮込まれており、そこにクミンなどのスパイスの味わいがきいています。
いずれも南インドを感じさせてくれる、素敵な味わいでした。
なお、一緒にカレーを頼んだのでプレーンドーサにしましたが、複数人数で頼むなら、中にひき肉とポテトを入れた
「マサラドーサ」がおすすめとのことですが、結構これだけでおなかがふくれるそうです。
・マチリゴアンカレー\1500
南インド風、魚のカレーです。2月の訪問でしたので、魚は鰤(ぶり)でした。
出て来たカレーは初体験のものでした。鰤が骨が取り除かれ、しかも鰤特有の脂の乗った食感が損なわれない、
しっとりした味わいになっているんですね。新鮮なものを使われたのでしょう、癖がまったくなく、
白身の鰤の旨みと、鰤特有の皮や背中の部分の身の味わいなどがしっかりするんです。凄い。
魚のカレーは初体験でしたが、ここまで魚を丁寧に調理できるのか、って驚きましたよ。
スパイスはカレーリーフやココナッツなどが入っており、おお、これこそが南インドだ、って感激する味わいでしたが、
特徴的なのは、酸味があること。南インドの、タマリンドを使ったような味わい、この酸味が、
カレーの辛さと魚の旨みと調和していて、凄くいいんです。
若干通好みかな?とも思うんですが、一通りのインドカレーを食べた人なら、新たなサプライズがあるはずです。
なお、ご主人に伺ったところ、この酸味はタマリンドではなく、南インド特有の「コッカム」という実で出しているそうです。
確かに、カレーにレーズンのような色と大きさの酸っぱい実が入っていましたが、これがコッカムなんでしょう。
南インド現地では、他にもケララプーリというもので酸味をつけることもあるそうで、
そこまで現地味にこだわって素材を調達しているのか、って感激しましたよ。
本当に、丁寧な味わいと食感でしたが、それは食材からしっかりこだわったからこその賜物ですよね。
・ロティ\400
ナンの仲間で、ナンと同様、タンドリー釜で焼く大麦のパンです。
本場インドでは、ナンは外食でしか食べない、家ではチャパティを焼く、みたいな感じであり、
こういう本場のお店では、チャパティかロティが食べたい僕ですが、このお店には両方あります。
前述のカレーと一緒に、ナンではなくロティを注文したのですが、大麦独特の味がして、大変柔らかく焼けています。
素朴な味なんですが、うまいです。
ナンもいいんですが、たまには違うものを、という方は、ロティがおすすめです。
以下、二日目に頼んだメニューです。
・トマトスープ(ハーフサイズ\300。フルサイズなら\500)
このお店のお勧めメニューということでいただきました。
南インドではないですが、このお店のアレンジを加えた人気メニューということです。
飲んでみると、トマトスープなのですが、クリームとブイヨンの味わいが大変こだわっており、
特にじんわりした甘さと旨みが口の奥に広がります。
トマトのくせが控えめになっているあたり、トマトが苦手という人でもおすすめな気がします。
それでいて、トマトの酸味と独特の味わいはしっかりと感じられるため、トマトが好きな人にもおすすめできるという、
うまいところを狙っている感じです。
インドでトマトというと、ラッサムというガーリックとかタマリンドとか使ったスープをイメージする人もいらっしゃるでしょうが、
こちらはそれとは異なり、日本人向けにアレンジされた、飲みやすいスープでした。
・ケララ地方エビカレー\1400
もう一つの南インドらしいカレーです。名前の通り海老をつかっており、前述の鰤カレーが若干通好みなのに対して、
こちらは、一般受けもする、穏やかで食べやすいのに、やはり南インド風のスパイスが楽しめて大変素敵な味わいです。
出て来たカレーは、海老の存在感があるものでした。海老は、むいた小エビが使われており、これが凄く新鮮で
ぷりぷりしている食感のいいもので、しかも大量に使われています。スプーンですくうと、どっさりと出てくるんです。
まずこの時点で凄いんですが、カレーのグレービーにもしっかりと海老の旨みが溶け込んでいます。
海老のスパイシースープといった感じでいただくことも可能な、凄く海老の存在感が凄いカレーです。
スパイスの使い方は、南インド風なんでしょう、カレーリーフが入っているほか、マスタードがホールで入っているのも
見られますが、スパイスはじんわりと香り、辛さもほんのりする感じで、本当にスパイシーというより、味わいが凄くいいんです。
このおいしさ、甘味とかほんのり酸味のあるうまみとか、凄くスープとしてもおいしいんですが、
メニューによると「マンゴーの干した実」を使っていると知り、ああなるほど、まさに南インドだ、と感激しました。
どうやらこのカレー、コースのカレーとしても選択可能なひとつになっています。
恐らくこれより旨いカレーも多数あるんでしょうが、こちらのカレーも凄く旨かったです。
こういう旨いカレーを作れるということは、料理人はインドの本格的なホテルとかでかなり長い期間修行したんでしょうかね。
ただものではないと思いました。
・マトンビリヤニ\1400
インドの米料理というと、カレーの他に、ビリヤニというのがあります。「インドチャーハン」と紹介しているお店もありますが、
現地ではお祝いに欠かせない料理として、大鍋で炊いて振舞う、大変インド文化に欠かせない料理のようです。
こちらのビリヤニも、凄く本格的な材料を使っているんです。まず、調理中から厨房から香ってくるサフランの香りが凄い。
ビリヤニといえばサフランですが、惜しげもなくサフラン使っているのが凄い。
そして使っているお米はバスマティライス、インドの最高級米。ほんのりした香りと、食感が他のインディカ米と違います。
出て来たビリヤニは、前述のケララ風海老カレーと一緒にいただきましたが、本当に素晴らしかったです。
マトンの味わいもきいており、そしてスパイスの味わいもして、なかなかおすすめです。
実はビリヤニというと、僕は地元福岡で、ザエカという、パキスタン人のイスラム教徒のお店があり、
こちらは、売り切れ御免で、大鍋で炊いたビリヤニを提供しているのですが、こちらにはまった僕は、
やはり南インドがメインのお店でインド北東のカルカッタ料理を出している関係上、このお店がナンバーワンとはいえないのですが、
それでも、水準の高さはなかなかのものです。
こちらのビリヤニは、チキンやマトンなど、様々なものを提供するため、一度ベースのご飯を炊いて、
その上で具材を混ぜて炒めているという2段階を踏んでいるといいます。
そのため、大鍋で日々1種類だけ提供する、売り切れ御免のザエカのビリヤニに食感などでかなわないのは仕方が無いですが
(そして現地のお店でもそういう方針のため、大抵1種類だけで、売り切れ御免です)、
このお店では、いろんな種類のビリヤニが、いつ来ても味わえるようにしているわけです。
一長一短あるでしょうが、やはり「いつ来ても食べられる」というこのお店のポリシーでこの味なら、僕は高評価ですね。
ごちそうさまでした。
これらのメニューに加え、お酒も頼んでお会計は4000円台くらいでした。
ビールやワインを瓶ごと持ってきて、僕の前で注いでくれる当たりが、凄く高級店の雰囲気があって大変よかったです。
北インドとネパール人の開くインド料理屋が増えている昨今、南インド料理に飢えていた僕でしたが、
出先の京都でこのお店に出会って、本当に素敵なお店に出会えた気分です。
高級感のあるお店の雰囲気の通り、しっかりと素材と調理法に手を抜かないお店であることも、食べてみて実感しました。
京都は、和食のレベルの高さに相まって、エスニック料理もレベルが高いのですが、本当にこういうお店の登場で
それが裏付けられました。
北インドのお店が多い中、僕は南インドの希少なこういうお店にこそ、今後伸びて欲しいと思いますね、本当に。
今後も京都の四条河原町や、三条あたりに来るたびに、吸い寄せられてしまいそうです。