本家 第一旭の京都ラーメンを堪能！ : 本家 第一旭 本店

京都駅から徒歩４、５分の場所にあります、京都
ラーメンの老舗"本家 第一旭 たかばし本店"さん
へ漸く訪問する機会を得ました。

ただ、今回は時間の余裕が無いため始発の新幹線
で京都駅に向かい、はっきり時間は覚えておりま
せんが、お店に到着したのは朝８時半過ぎでした
でしょうか？、京都まで朝ラーをしに来たことに
なりますかね、あっ…いや…仕事ついでに…(汗)

こちら営業時間が朝５時～夜中２時と、ほぼ１日
中営業されています。到着すると、お店の隣には
"新福菜館 本店"さんがありライバル同士が隣り
合わせているというのも不思議な光景に思えてな
りません。

さて、お店の中へ入ると、うぁ、満員ですよ！
店内４人掛けテーブル席が７卓にカウンター席が
３席と、さほど広くはありませんが、テーブル席
ではワイワイガヤガヤ、朝からビール瓶が何本も
テーブル席に置かれて、あてはどうも餃子、キム
チ、メンマのようで〆にラーメンとなるんでしょ
うね。いや、平日の朝からこういう光景を見せら
れるとは思いませんでした。羨ましい！(苦笑)

少し待っていると、テーブルが１卓空き、その空
いたテーブル席へ案内され、後客１名の方も私と
同じテーブルで相席となりました。

注文したのは、ラーメン(\700)と餃子(\250)です。

待つこと７、８分で餃子、ラーメンの順にサーブ
されました。おっと、麺が見えないほど具だくさ
んですね^^b、豚バラのチャーシューが円を描く
ように盛られ、中央には九条ネギがふわっと載っ
ています。スープには背脂がたっぷり浮いて油～
ぶらぶら～状態ですが大丈夫かなぁ～(^^;と不安
が過ります。

餃子はこんがりといい色に焼き上がってますが、
サイズは一口サイズで６個入り￥２５０は高いと
も安いとも言い難し、ですね。

まずスープを頂いてみると、口当たりは見た目ほ
どまったり感はなく、豚骨は透明感があるので清
湯だと思いますが、背脂が助長して結構濃厚な豚
骨スープに感じます。ただ、醤油の旨味がスープ
全体を優しく包み込むようで、豚骨スープのしつ
こさも和らぎ、全くくどさを感じません。この醤
油は生醤油ですかね～、実にいい働きしてますね

そこに合わせる麺は低加水の中ストレート麺です
が、角は丸みを帯びて吸い上げはよく、スープの
持ち上げもいい感じです。麺は複数の小麦粉をブ
レンドし、無化調に拘って少量の塩と鹹水のみ使
用されているとのことですが、どこか懐かしい昔
ながらの中華麺という感じがして個人的には好き
なタイプです。ただ、京都と言えば、麺屋棣鄂の
麺に代表されるように進化した優れ麺が出回るよ
うになってきたため、麺だけ比べると見劣りして
しまいますが、この本家 第一旭のラーメンに限っ
て言えば、この麺がぴったり合うと思います。

実際、麺は最後まで飽きることなく食べきること
ができました。美味しかったです。

次に具のチャーシューですが、この豚バラは脂身
が多いわりに油こさがなく、豚肉の旨味だけが口
の中にジュワーっと広がりめっちゃ美味しい！
デフォでもボリュームがあって、チャーシューは
一番気に入りました。これは、２回出産した雌豚
の肉(中大貫)のみを使用しているから余計な脂は
出ないそうです。ラーメンスープも脂で濁さない
からこれだけたんまり豚バラが載せられるのだと
思いますが、いやー旨いね～。

野菜はまず九条ネギ。こういう濃厚なラーメンに
は九条ネギのような自己主張の強いネギが合いま
す。個人的にも大好きなネギなのでスープと一緒
に美味しく頂けました。そして、もやしも影に隠
れていますが、みずみずしくて、このスープには
ぴったり！

具を全て食べ終わったところで、スープが４分の
１ほど残っています。普通なら、ここで残すとこ
ろですが、じーっとスープを眺めていると、ラー
メンの神が降臨しそっと私の耳元で、「この本家
に次回いつ来れるかわからんよ！、ええんか、ス
ープ残して、後悔するで～」と囁きます。そやそ
や、飲まなぁあかん、と気を取り直し、残ったス
ープもじっくり味わいつつ、結局飲み干してしま
いました。高血圧なのに命知らずとはこのことを
言うのでしょうか？(爆)

さて、次に餃子ですが、いい感じに焼き上がって
いるので、外側はパリッとして中はジューシーな
肉と野菜がいいバランスで旨うまです！

でも、何か足らない、そう思いつつ前を向くとビ
ールを美味しそうに飲む地元のおっちゃんの明る
い笑顔♪、コレやコレ、くそー飲みて～

すると、耳元に悪魔の囁きが…「呑んでもええん
ちゃう？」…一瞬動揺するも何とか正気を取り戻
し餃子をパクパクと平らげ、そそくさとお勘定を
済ませてお店を後にしました。悔しいけど、また
来ますよ！、ビールを飲みに…((T_T))

《味の評価》
・スープ○
・麺○
・チャーシュー◎
・他の具○

《全体の評価》
・外観○
・ボリューム◎

以上