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丸みを帯びた、独特のかたち。自家製餡の優しい甘さ。
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
閉店
名物三笠焼
|
|---|---|
| ジャンル | たい焼き・大判焼き、和菓子、甘味処 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
京浜急行横須賀中央駅東口下車 徒歩約7分。 横須賀中央駅から373m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
10席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
1962年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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京浜急行の横須賀中央駅から続く大通り。
新しいビルも増えて街路整備も進み、昔の趣をすっかり変えていますね。
でも、一歩路地に入ると、いかにも海兵隊の街らしい、横文字の店もあちこちに。
そして、未だ戦後を引きずる面影も、辛うじて残っている感じです。
表通りのアーケードに沿って歩いていると、今川焼を焼く、いかにも古めかしい一角が。
赤い暖簾がかかっていて、｢名物・三笠焼｣と。
三笠とは、いかにも軍港の街らしく、「戦艦三笠」に因むもの。
横須賀市内の三笠公園には、この戦艦が保存されているのです。
お店を覗いてみると、まるでそこだけ昭和40年代へタイムスリップしたかのよう。
昔日の甘味処よろしく、古びた椅子やテーブルが並んでいます。
時間があれば、ここでゆっくりとあんみつや三笠焼きを食べていくのも一興ですね。
さて、歩道に面した焼き台では、旦那が次々に手際良く三笠焼きを焼き上げていきます。
古びたコンロの銅板には、長年の仕事で相当な年季が入り、堪らない雰囲気を醸します。
「三笠焼」は、白餡、小豆餡ともにひとつ100円。
ずんぐりと大きく、断面は丸みを帯びた独特の形をしています。
さっそく、白餡、小豆餡を買い求めて、齧ってみると・・・・
まず、モチモチと粘る食感の皮は、とても強く、旨い。
白餡は、とろとろに煮えた白インゲンの、質の良い香りがふんわりと漂います。
小豆も、大粒の小豆がぎっしり詰まった、手作りの粒餡。
どちらも国産原料を厳選してじっくり仕込むのだとか。
ご商売を始めて、優に50年を超えるという「三笠焼き」さん。
横須賀の街では知られた存在で、断続的にふらっと客が来ては、まとめて買って行く感じです。
材料をきちんと自分で仕込んで、ひとつ100円で売る商売をやっていくのも、かなり厳しいのだと、ご主人は仰います。
それでも、手作りの旨さを求めてやってくる長年の贔屓客のためには、手を抜くわけにはいかないのだと。
「お客さんがいるから、なんとかやっている」というご商売。
でも、入居しているビルからは、幾度となく立ち退きを迫られているのだとか。
とても個性的で懐かしいこのご商売が、なんとか一日でも長く続いていくと良いですね。