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店名 |
閉店
武松家
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
住所 | |
交通手段 |
徒歩:JR「川崎駅」より10分ほど 京急川崎駅から479m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
10席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 近隣(仲見世通り)に灰皿多数設置 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2008年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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川崎駅駅東口の繁華街『仲見世通り商店街』にあるラーメン店です。
駅からはちょっと離れていて、いかにもという飲み屋街をすすむとあります。看板が家系の定番な感じの赤地に太い文字で屋号が書かれたスタイルのもので目立ちます。
店内は、カウンターのみで、さほど大きくありません。実際のお店の床面積はそこそこありそうなのですが、厨房が広くとられているようですね。ちゃんとしたラーメン店は、仕込み中の寸胴を置く場所が必要になるので、こういう点からもよいラーメン店であることがわかります。
入り口付近に券売機があり、食券を買って席に着きます。メニューは、標準的な醤油豚骨ラーメンの並が750円なので、家系ラーメン店では高いほうでしょう。
また、カウンターに貼ってあるメニューには、くずれ玉子(30円)とぶつ切りチャーシュー(100円)というものがありました。これはいわゆる『はねだし』なんでしょうけれど、こういうものを廉価で売ってくれるのは嬉しいですね。残念ながら、くずれ玉子は売り切れでした。チャーシューは、通常のラーメンにも1枚入っているので遠慮しました。
いただいたのは、
■醤油豚骨ラーメン・並(750円)
味の好みはすべて普通でお願いしました。
丼の縁に3枚の海苔が立ち、チャーシュー、ほうれん草、ネギが入ります。また、うずらの玉子が1個入っていますね。ラーメンオタクの方は、このうずらでラーメン店の系譜がわかるようで重要なポイントのようです。一般人からするとちょっとしたオマケのようなもので少し嬉しいですね。
海苔は厚みがあってしっかりしていますし、チャーシューもバラ肉の立派なものが厚切りになっていますね。ネギもスープに混ぜ込んで少量が入るのではなく、薬味というより具として相応の量が盛られているので、高めの価格設定のラーメンとしてはそれに見合う質や量になっているかと思います。
スープを飲むと、豚骨・醤油・脂がやや強いところでバランスが取れている印象です。この3種では、醤油が若干弱いのですが、川崎の家系ラーメン店では醤油が強めなことが多いので、この地域にあるお店にしては弱いというのが正確かもしれません。豚骨がしっかりしているのは、飲み干した後の丼に豚骨由来の粒子が残る点からも明らかです。脂分に関しては、全体に混ざり合っていますが過剰な印象はありません。
一部の家系ラーメン店では、豚の背脂やラードをフードプロセッサーにかけて、スープと混ぜ合わせることにより乳化させてクリーミーで濃厚なスープをつくるお店があります。こちらは、そういうお店が目指すべき味として目標にしているような印象のスープですね。これをちゃんと煮込んで作っているから高くなるのでしょうし、評価もされるのでしょうけれど、安易に似たような味にしても人間の舌は、そこそこ美味しく感じてしまうのが難しいところです。ですが、ここの本物の味を求めて多くのお客さんが来店しているので、本物は評価されるものでもあるともいえますね。
卓上のすりおろしにんにくを入れても、スープの力強さからか、にんにくに負けずにいい味に変化してくれます。
このお店の弱点は、この良質なスープにあって、決定的に量が少ないです。丼も上から見ると標準的なサイズですが、下にいくと絞り込まれているスリムなものです。顧客の視点では、「美味しいんだからもっと飲ませて欲しい」と思いますし、経営者の視点では「手間がかかるんだから、残さない量にさせてくれ」と考えるのでしょう。
麺は、やや縮れた家系としては標準的な太さの麺でしたが、若干喉越しがよいもので、もうちょっと噛み応えがあってもいいかとも思いました。
お店の場所が、川崎を代表する飲み屋街の仲見世通りにあります。川崎らしい酒場で飲んだ帰りに食べたら美味しい家系ラーメンかと思いますね。