平塚の市街地はずれにあるハイクオリティなラーメン店 : 麺や七福

【３度目の訪問】

平塚にやって来ました。
今回は気になっていた第３のメニュー、
「鶏白湯・白醤油」（864円）と、
試したかった「餃子・6個」（232円）を注文。
食べログクーポンで煮玉子トッピング付です。
ちなみに、最近値上げされたようです。
全般的に50円程度上がったみたい。
新メニュー写真をアップいたしました。

15分以上かかっての登場。
出て来た丼ぶり、鰹節らしきものが載ってる。
驚くことに鶏の薄削り節とのことで、
少しづつ溶かして味の変化を楽しむとのこと。
スープを飲んでみると、意外にも粘度は弱め。
白く濁っていて、鶏の濃密な旨みがうまい。
さらりとした飲み口だが、結構パンチがある。
白醤油らしさは隠れ、鶏が前面に出る仕立て。
塩分感もややあって他と比べしっかりした味。
鶏節が溶けてもあまり変わる印象はなかった。

麺はウェーブの強い手打ち手もみ太麺。
ピロっとした表面にしっとりした芯のコシ、
食べやすく小麦感豊かな、美味しい麺♫
前回食べた中太麺と同じような気がする。
太くガッチリタイプでなく、優しい仕上がり。
※実際は中太麺とは違う打ち方の麺だそうです。

海苔はなかなか美味しく、スープに合う。
シラガ状のネギはやや浮き気味。
メンマ、青菜は良いアクセント。
玉子はデフォの白い半熟半身と、
煮玉子を割った半身2個で、どちらもうまい。
チャーシューは燻製のような特徴的な味。
もしかして鶏なのかなぁ…

餃子はかわいい一口サイズ。
小さいけど、皮はカリッとした焼き上がり、
もちっと美味しく、餡はスパイス豊かで、
肉の味がしっかりする、美味しい餃子♫
6個で232円とリーズナブルなので、
お勧めのサイドオーダーです。

鶏白湯は味のインパクトがやや強め。
個人的には質感のある白醤油か汐がいいかも…

ほぼ満席ではオペレーションがいまひとつ。
フロアの方の動きが慣れていない感じかな。
店主、厨房から怒っちゃってますし…
他の方もコメントしてらっしゃいましたが、
店主の掛け声、厨房に響いて大きすぎかも。
声を掛けて頂いてるのはとっても良いけど、
雰囲気よい店内なので、静かに食べたいかな…

やっぱり、次回はあっさり系を食べます。
中華そばっていうのも食べて見たい。
平塚に行った際は、また伺います。


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【再訪です】

年の瀬の平塚。
締めくくりはうまいラーメンで終わりたい。
ふとひらめいたのが、淡麗系の七福さん。
最初に訪れた昨年も、なぜか年末でした。
ここなら間違いないだろう。

午後2時近く、店内半数の入り。
今回は「汐ラーメン－壱・中太麺」
（702円 ※旧価格）を注文。
壱は、チャーシューが鶏もものバージョンです。
細麺か中太麺が選べるけど、汐ラーメンは
店主おすすめとあった中太麺でオーダーです。
店名にもなってる七福白醤油のラーメンを
食べないは勇気がいるが、塩を試したいので…
食べログのクーポンにあった「煮玉子」、
こちらを付けていただきました。

5分程度で出て来ました。
うわぁ… とても端正な和風仕立ての表情。
真ん中のお麩がかわいくて、お正月っぽい。
スープをすくってみると、ひゃ～美味しい♫
しっかりした旨みの和風出汁、素材は何だろう。
塩気は低いのにコクの深い味、奥深く漂う酸味。
浮いてるのは白海老から取った油とのことだが、
軽い香ばしさとほんのり海の匂いが秀逸。
塩味というか、出汁そのものを楽しむ仕立て。

麺は「手打ち手もみ」で、ウェーブが強く、
やや平た目の、ピロピロした印象の麺。
佐野ラーメンのような麺かと思ったが、
食べてみると、驚きの食感♪
表面つややか、もちっふわっとした口当たり、
だが噛むとしっかり弾力のあるコシを感じる。
結構太いのにごわごわしてなく、食べやすい。
幾重にも表情を変える、見事な打ち上がり。
麺に、小麦の優しいおいしさがあふれていて、
すすると、エビ油とスープを絶妙にまとって
何ともたまらない味わい。
これはすごい麺だと思う。

具材の鶏ももチャーシュー、表面が焦茶色。
食べてみると、ももながらしっとりジューシー。
控えめながら、しっかりと味が付いていて、
表面の香しさと相まって、存在感あるうまさ。
豚ばらチャーシューに劣らない仕上がりです。

頂いた煮玉子と、他にデフォで半身の玉子。
煮玉子は、燻製されたような感じで、
しっかりと味がついていて、美味しい。
デフォの半身は、白くて味付けは控えめ、
半熟状で、スープとの相性が良い。
しらがネギ、水菜は上品なスープを引き立てる。
繊細な穂先メンマは、上品な味付けで美味。

最後まで飲み切れるコクのあるスープ。
汐もクオリティ高い一杯でした。
いやぁ… ここ、ハンパなく美味しい♫

上品ながら彩り豊かな一杯で、
和食の汁物を頂いているような、
素晴らしい仕上がりのラーメン。
こんなにいいお店なのに、
1年前からあまり口コミも増えていないし、
並んでもいないのが、意外です。

鶏白湯系が加わり、限定で味噌などもあって、
店主は、日々研鑽されているご様子。
しらす明太丼など、サイドのご飯ものなども
きっと美味しいに違いない。

とってもおいしかったので、
2度目でいきなり点数アップと思ったが、
冷静に次に持ち越して、
流行らないうちに、また伺いたいです。


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【初回訪問】

国道1号線、平塚市内を走行中にお昼。
炎さんの担々麺でも食べようと思ったが、
食べログで、すぐ近くに3.5点台のお店を発見。
七福さん… 淡麗系とある。行ってみよう。

国道１号線の検察庁前交差点を南に入り、
平塚簡易裁判所の南側にさらに入った、
マンションのような建物の1階にある。
市街地だが、平塚駅からはかなり離れており、
地元の方しか来ないような、地味な立地。
ただ、道路の反対側に、12台停まれる
アイペックのコインパーキングがあり、
1時間200円だが、お店が提携しているので、
会計時に100円のサービス券をくれます。

店内入ると、落ち着いたレストラン風の空間。
左手に、広々とした厨房があり、
一番道路寄りに、区画された製麺室がある。
厨房に面しカウンター、奥にテーブル席2卓、
入口右手に、1グループ用の小上がり席がある。

メニューを見ると白醤油と塩のラインナップ。
それぞれ「壱」と「弐」Versionがあり、
壱はチャーシューが鶏もも肉、弐は豚ばら肉。
さらに、細麺か中太麺を選べるしくみ。
他に、鶏白湯や限定の味噌、餃子もある。
今回は最初なので、店名をまとった白醤油の
「七福ラーメン－弐」（756円 ※旧価格）を
細麺で注文。メニューには700円（※旧価格）
と書いてあるが、税別です。
駐車場が実質100円なので、856円という感覚。

午後2時近くで、店内は半数の入り。
厨房にはお店の方が5名もいらっしゃる。
年季の入ったおじさま、中年男性、若めの男性、
さらに、年配のおばさまと、若めの女性。
年上の二人の男性が製麺室で作業をされており、
若い男性が調理を担当。
他の方の口コミでは時間が掛かるとあったが、
今回は5分程度でサクっと登場しました。

見た瞬間ビックリの、麗しくも美しい眺め。
スープを一口飲むと、うわぁ… おいしいぞ♪
雑味なく塩分低め、まろやかで上質な味わい。
愛知七福醸造の白醤油を使ったとある醤油味、
軽い香りで品の良い甘み、醤油の酸味少なく、
出汁のコクと一体になった、自然な味わい。
あっさりだが、後から旨みが追いかけてくる。
和風の上品なダシのようにも、
洋風のクリアなスープのようにも感じられる
なかなかこだわりの感じられるスープです。

麺を引き上げると、薄茶色の独特の色調。
食べてみると、全粒粉の香りが華やかで、
しっかりと香ばしい味を感じる麺。
ややバサッとした食感、太さや見た目の雰囲気、
何だか日本蕎麦を食べているようだが、
優しい旨みのスープと実によくマッチし、
クオリティが高く、かつ個性的な麺です。

具材がまた、ひとつひとつ品が良い。
多めに盛られた白髪ねぎはみずみずしく、
苦みのある水菜と共に、スープに良く合う。
穂先メンマは繊細な柔らかさで酸味が良い。
半身の半熟玉子は、素材を生かす軽い味付け。
チャーシュー、しっかり味が付いており、
この丼の中で唯一、輪郭がハッキリしている。

お店お勧めの「スパイス山椒」を入れてみる。
醤油ラーメンに山椒って？と思ったが、
入れた瞬間、優しくまろやかなスープが、
キリリとシャープな味に変身します。
うわぁ、何だこれ、すごいなぁ…
華やかな味がお好きな方は、
最初から掛けると良いかも知れませんが、
インパクトがあるので、少量からお試し下さい。

素材や調理にこだわりの感じられる
とってもハイクオリティな一杯。
まろやかなスープに全粒粉の麺がマッチして、
上質感あふれるラーメンに仕上がってます。

平塚の市街地ハズレの地味な場所で
こんなハイクオリティな一杯が食べられるとは…

塩系や、他のメニューも気がかり。
また平塚方面に来ることがあったら、
ぜひまたうかがいます♫