美味しい醤油ら～めん「めじろ」でなく「こじろ」＠藤沢【再訪】 : こじろ

こじろ

私の好みは　醤油＞塩　ですね

2015年6月7日現在　食べログ評価　3.52

シンプルな中華そば系ラーメンが食べたくなり、久々に『こじろ』へやって来ました。
そういえば、ランチパスポートVol.2に掲載されていたことを想い出したので利用してみることに。
ピーキーなランチタイムにもかかわらず先客はゼロ。
店内は薄暗くて営業意欲が何となく感じられないのは▲
キャップをかぶった男性（店主）が一人で切り盛りしていました。
しばらくして同じくランパス使用の男性客がやって来ましたが、ちょっと寂れているような…
「こじろ」大丈夫なのか？

カウンター席で出来上がりを待ちます。
ものの5分もしないうちにランパス特製メニューが到着です。

【こじろのランチパスポートメニュー】
塩のかけラーメンセット　750円➡500円
塩ラーメンと味玉載せご飯のセットです。
店主の解説によると「ラーメンを食べ終わったら、スープをご飯に掛けて雑炊にして食べてください！」とのこと。
了解です！
前回は醤油ラーメンを食べて好印象だったので塩も楽しみです(^.^)

出て来た塩ラーメンは「かけ」のネーミング通り実にシンプル。
透明感のあるスープに細い縮れ麺。
具らしきものは無く、薬味の役割を担っている生の刻み葱と焦がし葱のW葱のみ。
そのほうがシンプルにスープの味が分かるという触れ込みですが、やっぱり口寂しく途中で飽きてきてきました。
おまけにご飯とのW炭水化物なので余計変化が欲しくなるんです。
鶏がらと魚介のWスープはあっさりとも言えますが塩がかなり強く、ご飯に掛けて丁度良い濃度。
麺は中華麺風の細麺で縮れがしっかり。
細いながら、モチッとしていて最後まで伸びなかったのは好感です。
ポイントは焦がし葱ですね。
役割が大きい！
だけど、個人的にはやっぱり醤油がいいな！こじろは。

麺を食べ終わった後、スープをたっぷりご飯に掛けて。
ご飯にも味玉に加えて焦がし葱が塗してあります。
スープの塩分がご飯と馴染むとホント、丁度いい感じに。
ここまで計算してのスープの塩分濃度なら『あっぱれ』ですが、麺単体だと汁を飲み干すのは私には厳しいかも。
それぞれのボリュームはそれほど多くはないので両方食べて丁度良い加減でした。

それにしても流行っていない感じがヒシヒシと伝わって来ました。
やっぱり場所が難しいのかもなあ。
あともう少し店内を明るくした方がいいかも。
余計なお世話かもしれませんが。

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昔々藤沢のあるところに「めじろ」という、大そう有名なラーメン屋さんがあったそうな。

「めじろ」は閉店、移転を繰り返したそうじゃが、結局店じまいをすることになったそうじゃ。

その先代の味を守ったお弟子さんが、新たに魂を込めて始めたのが「こじろ」なのじゃ。

「めじろ」の遺伝子を引き継いだ子供じゃから「こじろ」なのじゃな？

ちなみに本当の「めじろ」の息子さんは本鵠沼で名店「,麺やBar渦」を営んでおるのじゃ。

血は争えんということじゃな。

ラーメン・マニアでも何でもない宇宙ですから、「めじろ」も「こじろ」も、未だかつて一度も味わったことがありません。
したがって、店主のお人柄も、その腕前も、師弟関係の事も、何も分かっておりません。
「めじろ」の味がどれほどのものだったのか？
「こじろ」と何がどう違うのか？
そのような重要な情報の欠片すら無い、単に食べて旨かったか不味かったかだけの単純な口コミでございます。
そこのところ、よろしくご容赦お願いいたしますm(_ _)m

アクセス）
藤沢駅北口を出て大船方面へ行き、郵便局前交差点を直進、藤沢グランドホテル、ブーランジュリーのマダムルージュの前を通り抜け、次の十字路を左へ曲がると見えて来ます。
青くてでっかい「これがら～めんです」の幕（帆布？）が目印。　
駅からは5分程度の場所ですが、知らないと辿り着けないと思います。
車だと、近くにコインパーキングが複数あって便利です。

店の佇まい）
レトロな喫茶店または場末のスナック風です。
知らないと躊躇してしまいそう。

店内）
飾り気がなく素朴。
ラーメン屋にしては簡易で狭い厨房という感じ。
壁面に面したL字カウンターが4～5席、テーブル席は2人用が4卓ほど。
10人も入れば圧迫感がありそうな空間です。
みなさん黙々と食べて帰る的な…

スタッフ）
年配のおかあさんが接客。そして厨房は無口な若い男性が黙々とラーメン道です。
この雰囲気、悪くないですね。
威勢がいいとか、活気があるとかとは無縁でした。

メニュー）
●基本は醤油と塩の2ライン…
醤油ら～めん750円
塩ら～めん750円
●基本をアレンジメントした…
醤油こがしら～めん850円
塩こがしら～めん850円
●究極なら…
醤油にぼしら～めん850円
塩にぼしら～めん850円
●がっつりなら…
醤油ちゃーしゅーめん1,000円
塩ちゃーしゅーめん1,000円
●リッチにいくなら…
こじろスペシャル醤油1,200円
こじろスペシャル塩1,200円
●裏メニューなら…
犬神家すぺしゃる1,100円
しおうゆ750円

焦がし醤油をオーダーしましたが…残念ながら終了。
そうであれば、まずは基本の醤油ら～めんでしょうね！

醤油ら～めん
スープを口に含んだ瞬間、魚介の旨味がスッとふくよかに広がります。
塩辛くありません。マイルドな味わいですね。
刻み葱と焦がし葱を巧みに合わせてあります。
生葱は量多め刻み大きめ、焦がし葱は量少なめ、刻み細かめ。
このバランスに旨味の秘密があるのかもしれません。

基本の醤油ら～めんにも焦がし葱が入っているという事は、品切れだった醤油こがしら～めんとは？
何故に作ることができなかったのでしょうか？
謎です・・・

麺はモチモチ感のある中細ストレート。
けっこう好きなタイプです。
適度に歯ごたえもあります。
ただ、量は少なめですので、空腹だと物足りないと思います。

チャーシューは昔懐かしい脂身たっぷりのバラ肉の煮豚で、口で溶けちゃうレトロ調です。
子供の頃に食べた中華ラーメンはこのタイプのものが多かったので郷愁があります。
ただ、他の方たちが記述しているような炙った香ばしいものではなかったです。
それと、脂分が非常に多いので、豚脂が苦手な方は苦戦すると思います。

あとはメンマが少々と海苔が1枚。
メンマがでかいとの記述も、そんなことはなかったです…
全体的に豪華さとは無縁な瀟洒なラーメンという感じです。

呑みの〆に食べたくなる典型的なさっぱりめの美味しいラーメン。
しかし、こちら、、、店じまいが早過ぎる（21：00）のと立地に難（駅から遠い）があり、使い勝手が今一つ。
その点がちょっと残念です。
でもらーめん そよ風より、こちらの方が好みです。
スープ飲み過ぎ注意報が発令しました（笑）

リピート度　★★☆☆☆