フランス産を使用した「鴨せいろ」がヤバいです！！ : 梵蔵 自家挽工房

梵蔵 自家挽工房

ワンオペに問題あり！

2019年4月28日現在　食べログ評価　3.53

超久々の『梵蔵』です。
1年半ぶりくらいですかね。

既に13時半でピークタイムはとうに過ぎていましたが、空き待ちになってしまいました。
我が家の後にも常連らしきお父さんが…

すっごい人気だからというわけではなく、店内の4名用テーブルにはカップルがそれぞれ1組ずつ。
まだ配膳されてません。
右手の大テーブル6人掛けには昼飲みの男性が対角線に1名ずつ。
ぐだぐだノロノロで、らちがあかない感じで…
詰めて座れば利用できるのに…なんて思いながら待つこと30分（爆）
個室の小上がりは未使用で格子の隙間から雑然とした状態で使用していないのは歴然。
店主のワンオペで、全てが回っていないように感じられ…

妻は痺れを切らし機嫌が悪くなるし、大テーブルの昼のみグダグダは終わる気配なし。
すると、我々の前に後から入ったカップルが一番早く終わり、そこに座るという効率の悪さ。
う～ん、これはいただけないなァ。

美味しい蕎麦茶で気を静め、なににするか品定めを。
妻：天せいろ　1,900円
宇宙：鴨せいろ　1,700円
消費税別
即決で注文です。

BGMは民謡という珍しい展開♪
こちら、以前は洋楽志向だった気が…
心なしか店主も和風になってますね（笑）

天せいろ
天ぷらは海老・いんげん・かぼちゃ・エリンギ・胡麻豆腐。
薬味は葱、山葵。
辛汁は猪口で
塩付きですね。
妻の評価はまあまあと手厳しく。
妻はやはり「ひら井 3.61」だなとの注釈付き（爆）

鴨せいろ
「梵蔵」ではお初の「鴨せいろ」です。
鴨汁は太い葱に三つ葉がたくさん。
そして分厚い鴨が登場！！
あれ？なんだかヴィジュアルが違う！
肉厚でしっかりと脂が多くてワイルドな鴨ロースです。
かじってみると旨みがジュワッと口内に溢れ出し！
こりゃあ旨いな。
店主に尋ねるとフランス産で、国産モノとは別物と豪語。
確かに。
旨味が濃く、臭みもなく、ぷるんぷるん！
出汁も当然よく！
しかし、汁のかえしが相当に強く、まるで辛汁に浸けているのではと錯覚するほど！
あとで蕎麦湯で伸ばしても伸ばしても薄くならないという（笑）
せいろのつゆも濃かったので、これが「梵蔵」スタイルってことで。
蕎麦は相変わらずモチモチ感があり旨い！
コシが強い十割で、間違いないなと。
そして蕎麦湯は相変わらずドロドロで濃ゆい味わい！！

とりあえず鴨は凄かったなと！
美味しいけれど、もう少しオペレーションを何とかしないとストレス溜まっちゃいますんで、そこをなんとか！！
大テーブルは相席にしましょうよ！！

味偏差値　68
居心地度　58

常連向き　□■□□□　一見向き
男性向き　□■□□□　女性向き
庶民向き　□□□■□　高級志向
ハイＣＰ　□□■□□　ローＣＰ

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体重増減　±0.0kg
翌朝体重　69.8kg

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梵蔵 自家挽工房

湘南の名店再訪シリーズ…VOL.2

2017年12月11日現在　食べログ評価　3.57

ジャンルを問わず、宇宙がお勧めしたい店を再訪してみる企画です。
第2回は鎌倉の蕎麦専門店！

3年半ぶりというご無沙汰ぶりです( ﾟДﾟ)
材木座の奥の方なので、やや交通の便は悪いのですが、小上がりの個室以外は満席状態でした。
4人テーブルが2卓、6人～8人の大テーブルが1卓。
藤沢在住夫婦2組、若いカップル、男性シングル、年配男性2人組が食事中でした。
宇宙は大テーブルの角に。
藤沢チームの真ん前で、会話が賑やかで落ち着けませんでした（涙）

その後も予約が入ったり、欧米外国人男女引率の通訳女性、子連れファミリーと来客は途切れず。
平日ながら中々の繁盛ぶりで。

呑む気満々でメニューに目を通すと…
厳選された蕎麦前はけっこう強気のお値段が目につきます。
鴨焼き　2,800円
天ぷら盛り合わせ　2,400円
そばがき　1,500円
だしまき　900円
…等々
たぶん複数人でシェアできる分量なのかも？
おまけに日本酒もオール1,000円なので、
う～ん、これは思慮深く頼まないと財布が爆裂しちゃいそう！！！

しばし思案しての結論は
「天せいろ」1,900円を頼んで、天ぷらを先に持ってきてもらい、蕎麦は後から作戦を発動するしかないと。
接客の女性にその旨告げると快く受けていただけました(ﾟ∀ﾟ)
ちなみに「せいろ」は900円なので「天ぷら」は1,000円という計算に。

まずは「グラスビール」500円で一人乾杯！
これはあっと言う間に無くなっちゃいました（爆）
700円出しても普通の「生ビール」にしたほうが正解ですね。

天ぷらが出されるまでにビールは終了しちゃってるので、奈良の地酒「春鹿（純米）」1,000円を注文。
過去文を読み直すと、3年半前も「春鹿」を頼んでいたことが判明（笑）
その時のお値段は700円でしたァ(>_<)
甘さをほとんど感じない超辛口。
やっぱ好きやねん！！

天ぷらは海老、かぼちゃ、茄子、エリンギ？、インゲン、梅干しの盛り合わせ。
揚がり具合は良好。
もちろん揚げたてです。
どれも素材が主張していて、平均点以上の出来。
もちろんこだわりの塩で甘さもアップ！！
ただ、海老は前回の方が明らかに旨かったような。。。

ここで蕎麦をお願いして。
やってきた蕎麦は焼物皿に直載せ。
ボリュームはやや控えめ。
かなり細打ちの十割で喉越し抜群！！
風味もしっかり感じられました。
つゆは辛味のある鰹出汁のしっかり効いた旨いもの。
山葵も葱も良好。

蕎麦湯はトロトロに白濁。
こってりしていてつゆとの相性も抜群でした。
ちょっと濃くても楽に飲めちゃいましたね。

DJブース（笑）からはTom Waitsのアルバム「Cold Beer on a Hot Night」が渋く♪

お勘定は3,400円。
比較的安くあげるには、やはりこの作戦が一番でしょうね。
人呼んで『天せいろ時間差大作戦』（爆）
お勧めです。

【結論】
◎蕎麦も天ぷらも旨いので「天せいろ」1,900円がお勧め
△蕎麦前はけっこうお高めなので一人呑みには向かないかも
○一人呑みには『天せいろ時間差大作戦』がお勧め！！
△混んでいると提供までに時間がかかることを覚悟
○人気があるので予約がマスト！

デート　○
接待　△
子連れファミリー　△
女子会　△
昼呑み　○

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翌日の体重増減　+0.1kg
累計体重変動　　-3.3kg
　 　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　
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梵蔵 自家挽工房

久々の再訪で見直したい部分満載でした

2014年3月19日現在　食べログ評価　3.57

仕事がオフのこの日は鎌倉駅周辺までウォーキング。
どうしても昼酒と美味しい蕎麦を食べたい欲求が止まらず、未訪で旨そうな候補のも見当たらなかったので再訪のこちらへ。
約1年ぶりになります。
鎌倉市街地から歩くと、けっこう遠いということを再確認。
ここまで足を延ばすのは大変なので、意外と穴場だったりするんですよね。

昼過ぎの12時半近く。
先客は女性客1名のみ。
これはノンビリできそうかな？なんてニンマリ。
でも直後に、ご婦人5人組が来襲。
こちらはコースのような料理を食べてたので事前予約組でしょう。
その後4人組の若い男女も来店。
彼らは小上がりの個室へ。
実はこれで満席です。

店は長髪の店主と美人の奥方（推定）の2名。
もちろん店主は調理、奥方が接客を担当。

店主は客からの注文が入ると、都度打った蕎麦を蕎麦打ち場で切り、厨房へ持っていく念の入れよう。
パフォーマンスも兼ねてか度々の打ち場に登場。
奥方はクールな美人。
スタイルもよく（関係ないか）見栄えがする方です。

この日は日本酒を呑もうと決めていたので、メインの天ざる1,850円とそば前に胡麻豆腐300円を注文。
日本酒は冷で奈良の超辛口の春鹿（純米）700円にしました。
天ざるは天ぷらのみ蕎麦前で先に持ってきていただけるようお願いしました。
もちろん快諾。

まず日本酒の春鹿。
甘さの微塵も無い記述通りの超辛口です。
これは好き嫌いが分かれそう。
個人的にはストライクですね。

胡麻豆腐
これが中々美味。
ねっとりし過ぎず、胡麻が主張しすぎず、甘さ控えめでバランスがいい。
胡麻が濃厚すぎると飽きちゃうんですが、本当に丁度いい塩梅。
当然、タレも上品でステキでした。
4.0はあげられそうな胡麻豆腐。

天ぷら盛り合わせ
天ざるの蕎麦前ですが、酒の肴にぴったり！
車海老（記載は無いけど旨みの濃さが凄かったです）
舞茸（エリンギかと思うほどのシコシコな食感、噛むと旨みがジュワッと凄い）
かぼちゃ（甘味濃厚）
茄子（揚げ方が素晴らしい）
いんげん（さっぱり）
梅干2ヶ（これが酒との相性抜群でした）

この天ぷらに触発されて、熱燗「黒帯」（純米）2合1,400円を。
熱燗はWしかないそうで、高くついちゃったな、、、と反省。
燗はぬるめでいい感じ～♪

ほろ酔いで調子良くなってきて、BGMのジャズのインストが心地よく感じられるようになり（笑）
ここのBGMはけっこうボリュームがでかいんだよね。
蕎麦屋らしからぬバランス。

ここで奥方の営業が入り、その術中に見事嵌りました。
しらすの沖漬け（価格不明）が酒にめっさ合うと勧められ、調子こいて頼んでしまいました。
煮切り醤油に漬けられ一昼夜置かれた生シラスから出たワタのような旨みが酒に合う合う。
間違いなし！

そして最後にざるそばの登場。
以前の印象だと量が少ないかな？でしたが、蕎麦前が効力を発揮したからなのか？丁度いいボリュームでした。
超細切りで十割で、繊細かつ喉越しもよく、この辺が店主のこだわりの神髄なんでしょう。
そしてこれまたこだわりの蕎麦湯。
しっかり旨み出汁の効いたそばつゆと相まってもはや別の飲み物というか一品料理。

常時セルフサービス（笑）の蕎麦茶も飲み放題はご愛嬌。
ミシュラン☆じゃなくなっちゃったけど、その実力は変わらないところ。

お勘定は5,000円弱と爆裂「やっちまったな」しちゃいましたが、まあ納得の贅沢三昧な蕎麦屋ランチもたまにはいいか（泣）

【料理・味】　蕎麦はもちろん、天ぷらが素晴らしい　呑みに行きたい店
【接客・サービス】　クールめな接客　お茶セルフ　
【雰囲気】　隠れ家で落ち着いている　喧騒から抜けだした気持ち良さ
【CP】　高めの設定なので、少し贅沢をすると金額が跳ね上がるのが…
【酒・ドリンク】　充実の日本酒ラインナップ

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材木座にひっそりと佇むミシュラン★の十割そば

長所：鎌倉観光地の喧騒から離れた落ち着いた雰囲気で十割が食せる。天ぷらが旨い！
短所：混雑時のオペレーションが心配

「ぼんぞう」と読みます。Bonzo
Led Zeppelinのドラマー、ジョン・ボーナムのあだ名がボンゾ…関係ないか。

鎌倉の材木座の住宅街にある蕎麦屋。
うっかりすると見逃します。
さりげない小さな「梵蔵」の表札と「只今営業中」の札が出ているだけなので注意です。
中が窺い知れない茶色の2階建ての木造建築。

材木座5丁目と九品寺前の交差点の間、材木座郵便局の側になります。

知らないとちょっと入るのに勇気がいる店です。
なにしろ何屋なのか、よく分からないというのが正直なところです。
まあだから隠れ家として機能するんですけどね＾＾

狭いエントランスの白い暖簾をくぐると左手に格子の引き戸があります。
ガラッと開けるとそこは白とダークブラウンを基調にしたモダンな和の世界。
無垢なテーブルと丸太をカットした上に小さな座布団を置いた椅子が個性的です。

6～8人が着座できそうな大きなテーブルと4人掛けのテーブルが2卓、格子戸に守られた6人用の小上がりの個室で構成されています。
とても落ち着いたいい雰囲気ですね。
もっと詰め込もうと思えば可能なのでしょうけど、こういうゆとりがいいんですよね。
蕎麦打ちの場所も大きなガラスで覆われていてエンタテインメント性も十分です。
その奥に調理場。詳しくは窺い知ることはできません。
そしてレジを置いた会計場所は、レコード盤が置かれていて、オーディオ機器もあり、さながらDJブースの用です。
流れる音楽はソフトロックやジャジーな音楽、大人なポピュラーミュージックなど。オシャレです。

さて、オーダーです。
本当なら日本酒で一杯いきたいところですが、車で来たので残念ですが、蕎麦に専念です。

・十割蕎麦　900円
・鎌倉野菜としらす　1,550円
・鴨せいろ　1,650円
・天ざる　1,850円

大盛りは300円増しです。

基本、蕎麦は十割です。
鎌倉野菜としらすは冷製のサラダの様なもののようです。天ぷらじゃないのでご注意を！
鴨か天ぷらで迷いましたが天ぷらにしてみました。
ミシュラン★の実力を知るには蕎麦だけでなく料理も味わっておこうと思ったからです。

一番客だったので、静かな店内で、ゆったりと時間を過ごせたのは良かったですね。
これで板わさで一杯やれたらホント最高だったのに！

けっこう待ちました。
15分くらい？でも苦痛じゃなかったです。
天ぷらを揚げる音が遠くから聴こえてきます♪

山葵と葱、蕎麦汁、そして天ぷら用の塩がセットされます。
器もなかなかいいですね。

そして、蕎麦と天ぷらが同時に到着。
蕎麦の量は想像通り、普通より若干少なめ。
比較的色黒で、ブチが入ったいかにも十割という出で立ち。
蕎麦の器は笊ではなく黒くてシックな陶器の皿。
しっかり締まった歯ごたえのある強い蕎麦です。
ゆっくりめに天ぷらを交えながら食べても寿命が長いです。伸びにくくて素敵。
汁は意外とアッサリで、煩くないし上品なのかな？
ちゃんと蕎麦の良さを殺さない感じでした。

天ぷらは大きめの海老（車海老？）、季節の野菜のコンビ。
手前から食べていくと最後に海老にたどり着くことになってます（笑）
いんげん、しいたけ、ズッキーニ、エリンギ、茄子、かぼちゃ、そして海老。
揚がり具合は素敵でした。
カリカリで薄衣。油っぽくなく素材の旨味がちゃんと感じられます。
塩で食べた方が甘さが感じられてとてもいいですね。
たぶん鎌倉野菜でしょうかね？
海老は比較的大ぶり。身は弾力がありプリプリで旨味が強く水っぽくない濃い海老です。
これなら1,850円はしかたがないでしょう！
天ぷら、よかったです！

食べているうちに女子×2、男子、そしてその後男女ペアと来店。
意外と客筋は若いです。

蕎麦湯は蓋のないむき出しの器。
比較的早めに出て来たので冷めるんじゃないかとちょっと心配になりました。
色は灰色。蕎麦と同様にブチがたくさん混じっている感じの斑模様。
とろみが強く、濃い湯葉のような上級な風味です。
さすが、蕎麦湯も一品料理だと断言している店だけのことはありますね。
汁で割って飲み干し、その後は蕎麦湯だけで飲み干しました。
満点な蕎麦湯でした。

大食漢の方には量的に物足りないと思いますので大盛りは必須。
でも大盛りだからって劇的に多くはなっていなかったように見えました。
天ぷらの感じから一品系も食べてみたいですね。期待できそうです。
夜はコース料理もあるようですし、飲みに来たいです。

もちろん再訪はありですね。

ただ、混んでいる時にオペレーションがどうなのかが想像できないのがちょっと不安？
どうなんでしょう？
店内に目配せが効かない造りなだけに…

宇宙は気が長いから大丈夫だけど、短気な人だとちょっと心配。
同じく★の店のひら井もそこんところを言われちゃってるからな～
いずれにしても頑張って欲しいと思える店でした（＾0＾）/