その日入った食材を上手く活かした料理を提供してくれるところが良いですね！ : 居食処すえひろ

『居食処 すえひろ』には、つい最近も行ったような気がしていましたが、前回の訪問から大分時間が経っていたのですね。
鶴ヶ峰という場所柄なのでしょうか、『居食処 すえひろ』のような料理とお酒の美味しいお店のレビューが無いのは寂しいものですね。
何度か食事に行って、その度に感心させられることは、常に、新しいメニューを用意していることです。
その一つ一つのメニューが丁寧に作られていますので、シェフの料理への意気込みを感じます。
今回、一番感心したのは、「豆サラダ」でした。
普通は手間を省く為に、缶詰や出来合いの豆を野菜の上に乗せて出されると思いますが、枝豆にしろ、トウモロコシにしろ、全部手作りでした。
特に、トウモロコシは、甘くて美味しかったので、別途、「トウモロコシと枝豆」を注文してしまった程でした（笑）。
チェーンの居酒屋では、絶対に味わえない繊細な料理を味わえるのが、『居食処 すえひろ』だと思います。

お刺身も、今日は帆立貝の良いのが入ったとかで、帆立貝、キントキダイ、鯵の３点盛りを薦めてくれました。
キントキダイは、相模湾で獲れる、比較的珍しい魚ですね。
キントキダイは、「タイ」という名前ながら、「スズキ目スズキ亜目キントキダイ科キントキダイ属」だとか．．．
因みに、真ダイは、「スズキ目スズキ亜目タイ科マダイ亜科マダイ属」だそうですよ。
鯛よりも、旨みあって、柔らかく、食べやすいお刺身のような気がしました。
鯛は、コリッとした歯ごたえとさっぱりした味わいが特徴ですので、鯛が好きな人には物足りないかもしれませんが．．．

『居食処 すえひろ』は、もっと多くの方に知って頂きたいと思う反面、それなりに固定客が付いているようですので、このマイペースを保って欲しいという気も致します。

（2014.07.05 夕食）

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女性の板前さんの料理は、繊細で、盛付けもきれいですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2014.02.09 夕食）
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最近訪問した居酒屋で、最も気に入ったのが、こちら居食処 すえひろです。
料理のキレという点では、二俣川のしらはまのほうが勝るかもしれませんが、繊細さという観点で見ると、女性が板前さんをしていることもあって、居食処 すえひろに軍配が上がるように思います。
居食処 すえひろに行きたくなる要素の一つが、お通しの素晴らしさでしょうか。

今回は、写真のようなお通しで、左から鯛のカルパッチョ、きのこ、ベーコン、じゃが芋の炒め物、姫サザエとほたての煮物でした。ビールを飲むには最高のつまみですね。
これだけで、十分な一品料理だと思います。

お通しが素晴らしいので、ビールをお願いする時に、本日の日替り刺身三点盛り（¥ 1,800）だけ注文しておきました。
丁度、お通しを食べ終わった頃に、注文したお刺身の三点盛りが運ばれて来ました。
店員さんによると、今日のお刺身は、かいわり、メジマグロ、本みる貝だとか．．．
かいわりは、初めて聞く名前でしたが、インド太平洋の暖海域に分布するアジで、地域によって呼び名が違い、ヒラアジ（石川・関西・福岡・長崎）とか、シマアジ（京都・和歌山・愛媛）呼ばれているそうです。
食べてみると、確かにアジでした（笑）。
メジマグロは、クロマグロ（本マグロ）の小さいものだそうで、水揚げ高は、圧倒的にメジマグロのほうが多いのだとか．．．

お刺身を食べた後、赤ワインを飲みたくなりましたので、豚肉の料理を注文してみました。
料理名は忘れましたが、かなり厚いロース肉を塩、胡椒で焼いたものを、柚子胡椒で食べるというものでした。
焼き方も上手なんでしょうね、豚ロース肉は、とても柔らかくジューシーに焼き上がっていて、それに柚子胡椒がよく合いました。
さらに素晴らしいと思ったのが、付け合せの野菜のスティック！
マヨネーズとからし味噌で食べますが、この自家製のからし味噌の味が絶妙でした。
また食べたい一品でした。

次の一品ですが、不思議に気持ちが動いて、玉子焼きを注文しました。
これも、手の込んだ味付けの玉子焼きでした。
「こんなに美味しい玉子焼きは今まで食べたことがあったか？」
そんな感想を持つ程の美味しさでした。
美味しいだし巻き玉子は、何度となく食べましたが、居食処 すえひろの玉子焼きは、出汁は殆ど入っていないと思いますが、
味付けもよく、柔らかさも程よいものでした。
何故か、写真は少しボケてしまいましたので、その美味しさをビジュアルに伝えることはできませんが（笑）。

最後は、オリーブをもらいました。
結局、ビール、白ワインのデカンタ、赤ワイン２本を飲んでしまいました（笑）。

（2014.02.09 Dinner）
【 レビュー２回目、写真６枚追加 】

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予想外に美味しい料理の居酒屋でした！

鶴ヶ峰駅周辺の食事処も大体行き尽くしていますが、まだ、レビューしていないお店の一つが、こちらの居食処 すえひろです。
友人によると、10年くらい前に一度入ったことがあるとのことでしたが、僕にはその記憶がありませんでした。

場所は、鶴ヶ峰駅北口を降りてすぐの商店街の中ほどのビル３階にあります。
２階は、串焼の店◯座 鶴ヶ峰店が、４階は、パブスナックが入っています。

午後６時半過ぎ．．．
狭い階段を３階まで登って、ドアを開けて店内へ。
若い男性の店員さんが迎えてくれました。

ホームページの写真で見られたほうが店内の様子はよくわかりますが、入り口正面にカウンター席があり、その後ろと右側が厨房になっています。
左側の空間に、テーブル席が５卓程ありました。
僕らは、一番奥、窓際の席に座りました。

テーブルの上に置いてあったメニューを一見して、鮮魚料理の種類が多いお店なんだということがわかりました。
そのホームページには、「本格的な鮮魚料理がいただける居酒屋です。なんと本店が宅配専門の寿司店なので、鮮魚類には自信があります。」と云った記載があるように、鮮魚料理は充実しているようでした。

友人は、いつものように生ビールを注文しました。
飲み物メニューに、「モンテプルチアーノ ダブルッツオ」のデカンタがありましたので、それを注文しようと思いましたが、鮮魚料理といることでしたので、同じアルッツオ地方の白ワイン『Trebbiano D'Abruzzo 』（¥ 1,680）のデカンタをお願いしました。

お通しが来ました！
写真のような３点盛りの贅沢なお通しでした。

今まで多くの居酒屋に行っていますが、こんな豪華なお通しは初めてでした。
これだけで、デカンタは軽く飲みきっちゃう量ですね。
内容的にも凝って料理で、黄色野菜の千切りの和え物、豚肉と梅肉の揚げ物、魚と甲殻類のつみれの揚げ物に野菜の甘酢漬けの３種類でした。

メニューのサラダ類も豊富で、フレンチサラダ（¥ 680）、まめサラダ（¥ 780）、生ハムとアボガドのサラダ（¥ 840）、ブルーチーズと生ハムのサラダ（¥ 880）などがありました。
僕らは、一番シンプルなフレンチサラダをお願いしました。


マグロとアボガドの生春巻き（¥ 900）と、今日のお勧めの生春巻き（¥ 800）がありましたので、今日のお勧めの生春巻きを注文してみました。

サラダも、生春巻きも美味しかったですね。
正直なところ、料理のレベルの高さにちょっとビックリしました。
友人が、「板さんは、女性なんだよね。」とぽろっと一言．．．
気づきませんでした。
板さんは大柄な方で、そういっては失礼ですが、男性的な感じでしたので、言われるまで、ずっと男性だと思っていました（笑）。

デカンタを飲み終わったので、メニューにあったフィトウという赤ワイン（¥ 4,200）を注文してみました。
Fitou 2009は、『ドメーヌ ド ロラン』というフランスのワイナリーで作られている赤ワインで、カリニャン(60%)、グルナッシュ(30%)、シラー(10%)で構成されたワインのようです。
ものの本によると、「カリニャンは深い色合いと構成を、グルナッシュは滑らかさを、シラーは豊かな風味と余韻をワインに与えています。」

ちょっと残念だったのは、ワイングラスがガラス製ということと、ワインが冷え過ぎだったことでしょうか。
ワイングラスがクリスタル製だったら、飲み口がソフトになり、ワインの味を感じ易かったと思います。
とは言え、美味しいワインでした。


それ程、お腹も空いていませんでしたので、『本日のおすすめ』メニューから、揚げぎんなん（¥ 630）と、カキフライ（¥ 780）を注文してみました。

写真を見て頂ければわかると思いますが、予想以上の量ときれいな盛付けで、とても満足しました。

最後に、米茄子田楽（¥ 780）を食べました。
きれいな盛付けでしょう！
これが、米茄子田楽とは、写真を見ただけではわからないと思います。
味もしっかりしていて、とても良い気分でした。

「こんなお店が鶴ヶ峰にあったとは・・・」
そんな感想を抱かせるに十分な高いクオリティの料理でした。

（2014.01.12 夜）