【シリーズ俺の嫁。】　フライ、 フライヤー、 フライエスト！　　 : 神楽食堂 串家物語 ららぽーと横浜店

嫁が思い出し、「あそこの串揚げ屋さんは？」と尋ねてきた。
異論はない。
突然、その日の昼食が決まった。

休日。
ららぽーと横浜への道は、駐車場に入ろうとする車で溢れていた。
車内ではＦＭ横浜を聴いていたが、ららぽーと横浜あたりが先頭となる渋滞、
東側１キロメートル・西側３キロメートルと放送していた。
時速２キロメートル。
渋滞というより、全く動かない、という表現が近いかもしれない。
ジリジリと、夏の日差しが降り注ぐ。
幸い、冷房で心地良く、椅子に座ってのんびりできたのが、休日らしいところか。

休日、１３時。
以前、ららぽーと横浜に来た時、この串揚げ屋さんに行列ができており、嫁と「面白そうだね」と話していた。
この日も同様に混雑していた。
お店の入口には、名前と人数を書く用紙が用意されており、そこに名前と人数を書き込んだ。
ちょうど店員さんがお店の入口に出てきたので、嫁がどのくらい待つか質問してくれた。
店員さんの回答は「そうですね、１４時３０分ごろです。」であった。


９０分待ち！


どえらい人気である。
でも、嫁とのんびりしようとららぽーと横浜に来たのだから、問題はない。
それまでウィンドウ・ショッピングでも楽しもうか、と、賑やかな館内へと戻った。

ちょうど夏物のセールの時期でもある。
女の子向けの衣料品店では、店員さんたちが高くハッキリとした声で「セール中で～す！　」と誘っていた。
靴屋さんでは、夏らしいサンダルなどが目立っていた。
子供向けの店舗の多いエリアでは、子供たちの楽しそうな声で、賑やか。
つい、うっかり、録画予約がいらない時代がやってきた。
地上／ＢＳ／１１０度ＣＳデジタル方法対応、デジタル放送のまるごと録画が可能なタイムシフトマシーン。
タイムシフトマシーン録画番組の中から、ユーザーの好みの番組をピックアップ、ざんまいプレイ。
内蔵ハードディスク５ＴＢに加え、外付けＵＳＢハードディスクを最大４台まで同時接続可能。
東芝　REGZA　DBR-M490　を買いたくなってしまったが、
これは予算申請時点で嫁に却下されそうなので、我慢することにした。

休日、１４時１５分。
お店の入口に戻り、先ほど記入した用紙を眺めてみた。
すると、私たちの後ろは、およそ５組ほどで「ランチ受付終了」となっていた。
このまま人気が続けば、休日のランチタイムは、早めに店頭の用紙に名前と人数を記入しなくてはいけないであろう。
実際、１４時過ぎに何組かお店の入口にいらしていたが、ランチ受付終了というので諦めておられた。
１４時過ぎという時間でも、店頭に２０人以上待っているお店なので、みなさん興味を持つようである。

どうも１６時ごろからはディナータイムになるらしい。
お値段も変わるらしい。時間制限も変わるらしい。
そこから逆算すると、ランチライムは１４時３０分ごろスタートのお客様が最後、ということになるようである。

休日、１４時３０分、店内へ。
最初にシステムの案内を店員さんにしてもらった。

休日ランチタイムのバイキング、大人は1,600円であった。。
時間制限は７０分、とのこと。
これにソフトドリンクの飲み放題を加えるならば、プラス200円。
お酒の飲み放題を加えるならば、プラス1,000円。
事前に「揚げ物三昧でビールを呑めないのは辛いです！　」と訴えてみたところ、嫁からお許しをいただいた。
さすが俺の嫁。
というわけで、1,600円×2、プラス200円、プラス1,000円、の休日串揚げバイキング。

串揚げはもちろん、サラダ、パスタ、ごはん、カレー、デザートまで食べ放題であった。
さらりとお茶漬け、でも良いし、しっかりカレーライス、でも良いらしい。
しかも可愛いケーキも食べ放題となると、使い勝手は良く、実際、家族連れが多かった。
老若男女問わず、食べたいものを好きなだけ、というのは、やはりありがたいことだな、と思う。

いずれも各自が食べたいものを取り、テーブルに持ち帰って食べる、というシステム。
串揚げは、テーブル中央に用意されているフライヤーで各自揚げる。
串ネタにねり粉・パン粉をつけるのもお客様で、とのこと。
こういう仕掛けなので、お子様にも喜んでもらえるであろう。
目安の揚げ時間が分かるよう、各テーブルに表が置かれており、親切だと感じた。

フライヤーだが、どのテーブルも１７０度となるよう調節・設定されていた。
サラダやデザートも食べ放題とはいえ、やはり串揚げ屋さんのメインは串揚げ。
そして食べ放題となると、気になるのは、油。
ランチタイムの終盤であったが、それほど油は気にならなかったし、食後も内臓が油に負けることもなかった。

ちなみに、店内にエプロンが用意されているので、気になる方は着用されたほうが良いと思う。
また、自宅で洗える服装にしたほうが、より安心できると思う。
テーブルで各自揚げる、ということを考えれば、油の香りが衣服に残ることは、ご想像いただけるであろう。

串揚げは、どの串ネタも、それほど大きくはなかった。
牛肉やベーコンは、正直に書くと、寂しい感じ。
まあ、老若男女、どなたも一口で食べられる大きさとなると、これで良いのかもしれない、とも思う。
例外は、さつまいもか。
さつまいもは、一口では頬張れないほどの十分な大きさに切られており、揚げてほくほく。
さつまいもの優しい味わいが楽しめるものであった。

季節でもあり、串揚げコーナーには夏野菜が並んでいた。
海老やソーセージ、たこ焼きなども串焼きコーナーに。

串揚げ用のソースは、７種類が用意されていた。
日によって変わるかもしれないが、甘口・辛口だけでなく、チーズソースや季節のソースなどもあった。
これをお好みで、とのこと。
辛口・チーズソース・季節のソース、３つを食べ比べてみたが、最終的には辛口ソースに戻った。

こういうお店は、家族で、もしくは親しい仲間との利用が合っていると思う。
みんなでワイワイと、揚げて食べておしゃべりして、というのが良いであろう。
４人が座れるテーブル席にお一人様、だと、少々厳しいかもしれない。
少人数の宴会ならば良いかもしれないが、絶対に接待向きのお店ではない。

やはり、串揚げにはビールが合う。
串揚げを頬張り、ビールを喉に流し込む。
なんて素敵な休日なんだ！　
さすが俺の嫁。

飲み放題なので、遠慮せずにおかわりを注文する。
ビールを２杯楽しんだ後は、ハイボール。
串揚げを頬張り、ハイボール。
なんて素敵な休日なんだ！
さすが俺の嫁。
休日のランチタイムにもお酒飲み放題を用意してくれているのは、とても嬉しいものである。

とはいえ、終盤はやはりペースは落ちる。
７０分という時間制限もあり、そろそろ最後にしましょうか、という頃合い。
嫁は嬉々としてデザートコーナーへ。
別腹らしい。
デザートもいろいろ用意されており、嫁は喜んでいた。

私はヌキカレー、要するにカレーライスのごはんヌキ。
やはり、お子様も食べられるよう、カレーは辛さ控えめ。
そこにテーブルに用意されている七味唐辛子を　バサッ！　とブチまけると、乱暴だが味わいも変わる。
そしてここは串揚げ屋さん。
串揚げコーナーから鶏肉の串を持ってきて、揚げて、カレーにのせる。
これで「なんちゃってチキンカツカレーのヌキ」が出来上がる。
なんちゃってチキンカツカレーをハイボールで流し込んで、お時間いっぱい、おなかもいっぱい。

ほろよいで帰宅。
もちろん、帰りは嫁が車を運転してくれた。
さすが俺の嫁。

2013年7月16日

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2013年12月7日 追記・写真追加 再訪

相変わらず混んでいたが、土曜日の午前、早い時間ならば、それほど待たなかった。
たまたまかもしれないけど。
食べ終わってお店を出たら、多くの方たちが待っておられたので、人気変わらずとの印象。
個人的な感想だが、ららぽーとは午前中にかぎる、と思っている。

今回の季節のソース、なかなか良かった。
辛口ソースとこの季節のソースで、今回は楽しんだ。

カレーはお子様向けの甘口。
なので、卓上の一味唐辛子や辛口ソースで変化を与えて、鶏肉をのせればチキンカツカレー。
ごはんはヌキで。