無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
045-312-4027
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
けもの道から山頂へ。。
魔法の容器
記憶に残るお店はふと思い出しては行きたくなるもの。
此処、味珍がまさしくの感じだ。
JR横浜西口から地上に出れば陶器色が勢力となり空を包み隠す。青い色は切れ切れに見えるばかりだ。
梅雨が明けるか明けないかの瀬戸際なのであろう。。
徒歩2分、狸小路ってところに2店舗を構える。
ふたつのお店の小さな扉は狭隘の道を挟んではすに向かい合っている。
前回訪れた店ではない方の扉を開ける。カウンターだけの一階は既に限のないの風景。
指を二本差し、ふたりですと言えば、「お二階へどうぞ」と兄さんの威勢のよい声が。。
狭すぎる急すぎる階段を登る。
「いらっしゃい」とカウンターの白髪の親爺さん。
カウンターには5,6名様がおられる。
「ビールをください」
「生はおいていませんけれど」
「瓶で結構です」
さぁ乾杯だ!!
ビアタンふたつに麒麟を注げば泡沫が膨らんでいく。
さて部位は、、6種の中から『猪頭肉 豚の頭』『猪耳 豚の耳』『猪肚 豚の胃』の3種を選ぶ。
旨いなぁ。。
下地の調理時間はいかほどに手間を掛けているのだろうか。
どいつも柔らかくチャーミングな香りと味わいだ。コラーゲンもたっぷりだ。
ビールの次は、、当然の薬缶だ。
ピカピカの銀の薬缶を白髪の親爺さんが魔法のランプのように扱う。
軽やかな手首を上下に揺らしコップへ空高くから注ぎいれる。
落差の量までを考慮した手首は上空でスムースに止まる。落ちる液は計算通りにすりきり一杯で静止する。
お見事!!
この白髪の親爺さんの雰囲気がこれまた良いのである。
気どらず、媚びず、威張らず。。そして自然の優しさが滲み出ている。
長きに渡る客商売の重厚を感じる。
魔法の容器でいい気分だ。
すりきり一杯をちょいと啜りこみその隙間に梅エキスを加える。呑む。。そしてまた加える。。
箸休めの『腐乳 発行豆腐』『はちのすの辛みそあえ』なんとも、、まぁー、、いいね。
天空の押し相撲は時間勝負でいずれは自然の赴くままになることであろう。。
華麗なる部位の施しに自分自身の生の証を十分に感じ取ることが出来た。
来るであろう夏に備えて、、豚さんに感謝である。
口コミが参考になったらフォローしよう
sequence
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
sequenceさんの他のお店の口コミ
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
豚の味珍(まいちん)
|
---|---|
ジャンル | 豚料理、ホルモン、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
045-312-4027 |
予約可否 |
予約可 テーブル席は予約可能 |
住所 | |
交通手段 |
横浜駅 西口 JR・東横線は徒歩二分、相鉄線は徒歩三分 横浜駅から123m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
70席 (本店1・2階新店1・2階合わせて70席、1階はカウンター席です。2階のテーブルは各4人まで。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
オープン日 |
1956年 |
備考 |
トイレは、共同で女性は鍵を借りて使用できます。 |
お店のPR |
横浜遺産酒場豚の味珍
狸小路にある豚専門の酒場であります。何処にもないその独創的な豚は、耳、尻尾、胃、頭、脚、舌などを通称やかんと合わせれば至福なひとときが約束される。一人飲みならば本店、新店一階カウンターに鎮座しよう。夏のハチノス、冬の煮込みと季節限定品があり。ご常連の特別な裏アテも、ぜひ。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
固定費ゼロ。決済手数料3.24%で気軽にカード決済を導入できます。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
刺身の専門店を出る。陽はまだまだ元気だ。
せっかく狸の逃げ道まで入り込んだんで、、それ、すぐ横のまいちんの本店へ行こう。
急階段を酔った足取りで上る。危ない、危ない、手すりを掴んでゆっくりと足元を見つめて。。
よいしょっと登頂に成功すれば、頂きは相変わらずに静寂感が漂う雲海の世界である。
カウンターには遊び慣れた熟年のカップルが静かに楽しまれている。
僕らも始めよう。。
大瓶を注げば雲のような白い泡が沸き上がる。雲を吸い込めば黄金色が山頂で輝く。
息がひとつ、自然にふーっと出る。
2年ぶりの此処の2階はやっぱり居心地がいい。
親父さんは呑兵衛たちを知り尽くした仙人のようでなんとも心が落ち着く。
あては尾っぽ。。
うまいな、、相変わらずに。。
ビールの次は薬缶を頼む。薬缶の正体は生の焼酎。
仙人は手を上下に使い薬缶の口からは細い曲線が緩やかな軌道を描きグラスに満たされる。
今度はグラスを手に取りゆっくりと胃の腑に落とし込む。浸みる染み入る。いいもんだ。
短時間で3杯を飲み干す。
柔らかな豚はうまかった。
お新香もうまかった。
帰りの下山が怖い。