鹿児島物語第７章。やっぱり来ちゃった天文館むじゃき。 : 白熊菓琲

（２０１５年５月　本店初訪）

滞在二日目の昼。

天神房丸新で呑んだ芋焼酎がめっちゃ旨かったので、デザートが食べたくなりました。カフェ、ケーキ、甘味処でＢＭしている店をもう一度見ます。う～ん。ここに行くくらいなら、むじゃきで白熊くんを食べたほうがなんぼかええわ。

今回の鹿児島行きを決めたとき、白熊はコンビニでも買えるからスルーしようと決めていたむじゃき。ただ、天文館の蕎麦屋で焼酎呑んでデザートと思ったら、そりゃあむじゃきに行かないほうがおかしいでしょ。すぐ近くなんだし、行ったことないんだから。ここは、むじゃきになって行ってみるべ。

店は４階まであって、どこのフロアでも食べれるって書いてますし、ストリートのベンチでお持ち帰りを食べている人もいますね。それらしい２階へＧＯ．

結構お客さんが入っていて、窓際の席は一番奥だけ空いてました。

メニューを見ます。いろんなバリエーションがあるんやね。でも、やっぱりデフォルトがうまそう。大きさがあるんで、オネエサンを呼んで大きさの差を質問します。

『ベビーは１人前のサイズでレギュラーは２倍の量です。』

そうなんや。レギュラーという言い方なんで、そっちが１人前かと錯覚します。商売上手やね。じゃあ、

ベビー白熊（５１０円）で。

しばらくして、ご対面。

すっかり見慣れた光景ですが、いったんかき氷を食べると、いや～、やっぱりうまいよ。このシロップがすごい。これだけで、世界制覇できるんちゃう。そして、ぐるりのフルーツも改めて食べるとなかなかええもんやね。

鹿児島に行って天文館むじゃきに行ったんよ、と自慢できるかも（笑）。

しっかし、物産展の白熊くん、上手に写真撮ってるやん。

（２０１１年８月　初稿、柏の物産展にて）

何回か計画していながら未だに未訪のままの鹿児島県。計画の中には必ず入れている天文館むじゃきさんが、何とこの猛暑の中柏まで来てくれる事になりました。まさか行列に会いにじゃないでしょうねえ。柏そごうでの物産展。ＴＶのはなまるマーケットのおめざ特集と銘打ち、全国のうまいものが集結しました。

物産展の最終日、ようやく行くチャンスが巡ってきます。他にも行きたいお店がありますが、先ずはむじゃきのかき氷でからだを冷やしましょう。会場は相変わらずの大混雑。人を掻き分けながらむじゃきを探して、やっと見つけました。掻き氷マシンが中央にセットされ、その右側に長テーブルが置かれていてそこで食べるようになってます。どれどれ。サンプル品が飾ってあるショーケースを覗きます。

新聞に入っていたチラシでは７７０円の白熊しか載ってませんでしたが、実際には、その他にベビー白熊、ベビーストロベリー白熊、ベビーミルク金時があって、これらは５５１円です。どうしようか。選択肢は白熊かベビー白熊ですが、この後のことを考えてベビー白熊をお願いしました。席に案内されました。が、作るところを見たい！すぐ席を立って掻き氷マシンの前の透明衝立の前で顔をくっつけて見ます。お店の方が笑ってました。

しゅっしゅっしゅと氷をかんなで削ったような薄い氷がガラス容器にどんどん積もっていきます。この男性一人が鹿児島から来たそうです。他の方は柏の応援組。しばらくして容器に十分氷がやまになると、練乳、蜜が置いてある方へ行くと思いきや、ここでシークレットがありました。先の尖ったもので、氷の山にどんどん穴を開けています。最初どうして？と思いましたが、こうすることで、練乳や蜜がたっぷりとかけられるのですね、山を崩さずに。

おたまでたっぷりの練乳と蜜をかけて、最後に果物類を山にぶち込んで完成です。ぶち込むところは見なくていいでしょう。さっとテーブル席に戻り、配膳を待ちましょう。

おお、これこれ、これですよ。練乳でうす黄色に染まった掻き氷の山に、色とりどりのくだもの類がはめ込まれています。どこからこういう発想が出てくるんでしょうか。だから有名になって千葉からでも食べに行きたい、ってことになってるんですけど。彩りを考えて果物を配すのは分かりますけど、大きなプルーンまでは自分なら考えも及ばないと思います。

さ、いただきます。まあ、うまい。ほんとうにおいしい。このオリジナル練乳は掻き氷にぴったりですね。どくとくの旨さがあって、今まで食べてきた練乳とは違います。練乳ではなく、牛乳ベースのシロップと考えたほうがいいのかな。まあ兎に角うまい。ひんやりとした氷。氷が細かくて、すっと溶けていきます。これが柏でいただけるとは、全く予想だにしてませんでした。

とってもおいしかったです。帰り際に鹿児島から来た男の方にお礼をもうしあげました。この日が物産展の最後ですが、あくる日鹿児島のほうでイベントがありそのまま帰るそうです。いやあ、時期のせいもありますが、ひっぱりだこのむじゃきと白熊クンでした。