黄金さんで食べるようになりそうです。 : 黄金

【再訪：2016.7】

　土用の丑の日は年に数回あります。
春夏秋冬に期日が定められ、夏の丑の日は二日ある年もあります。
特に夏の丑の日はイベント的になっているように思います。
日常生活でそれらの告知を見て私もそのイベントに参加したくなります。
さて今年の夏の丑の日の本チャンうなぎを何処で食べようか？
うなぎもお店の雰囲気も好きなのは黄金さんです。
昨年に続き今年も本チャンうな重を食べるのは黄金さんかなぁと思います。
因みに丑の日当日はテイクアウトのみです。

　うな重を食べました。
先ずは肝吸いの肝をパクリと食べて吸物で流し込みました。
実は私は肝が苦手です。
昨年くらいからスタミナがつきそうなので食べだしました。
酢橘の香が良い感じの美味しい肝吸いでした。
いつものようにご飯に蓋をしたかのようにうなぎが盛られていました。
しかも黄金さんのは鰻が嬉しい二重です。
先ずは鰻を食べてその味と食感を味わい、たれがまぶされたご飯を食べて味わい、
二つを同時に食べてニンマリしました。
今回のうなぎは皮が少し硬めに焼かれていました。
それがなければベストでしたがしょうがありません。
うな重を食べる際に楽しみにしている香の物はたくわんが2枚でしたが、
黄金さんは良心的な値段なので納得です。

　約一年ぶりに食べに行き、暖簾と店内の様子が変わっていました。
暖簾は鮮やかな青色で、うなぎの文字が目立つようになっていて、
店内は明るい感じに変わっていました。
店主さんも女将さんもお元気そうでなによりでした。
いつまでも二人仲良く営まれてほしいものです。
但しご無理はなさらないようにと思います。
今年の夏季土用の丑の日のうなぎは黄金さんで食べるようになりそうです。

　四国4県で食べたうなぎの記録です。
四国４県で鰻を食す


【再訪：2015.7】

　相方と二人で土用の丑の日の鰻を食べに行きました。
”ほれ、優しい親父さんが焼く鰻…そこ行こそこ”
相方との会話はキーワードを探してよく聞かなければ
成立しないことが多々あります。
はて？と思い、考えて黄金さんだと分かりました。

　二人でうな重を食べました。
美味しい鰻でした。何より二人で食べれたことが良かったです。
私は昨年に続き今年も夏季土用の丑の日の本ちゃん鰻を
黄金さんで食べようと思っていました。
あまり鰻に興味が無い相方と一緒に食べれるとは思いませんでした。

　親父さんも女将さんもお元気そうでした。
先の記録の通りにちょっとした事情を知ってしまった私は、
強がる親父さんの女将さんへ対する優しさをとても心地よく感じます。
優しい気持ちでいることは大切です。
この先もっと歳をとっても、相方にいつまでも優しい気持ちでいようと
改めて決心させてくれるお店です。
近い将来私は相方の介護対象者になると思います。
なのでいっぱい優しくしておかないと、
老人になっていじめられたら辛いものがあります。
相方は外観や店内の状況を見て多少ですが目が点になっていました。
そんなお店ですがこのお店に連れて行きたいと思っていたので良かったです。

　今年も夏季土用の丑の日に託つけて数店で鰻を食べました。
正直言って美味しい鰻は他にもありましたが、
丑の日の本ちゃん鰻は黄金さんで食べようと思いました。
それは記録に残したとおりで、
相対的に考えて心地よく感じるお店で食べたいと思ったからです。
満足出来ました。


【再訪：2014.7】

　この時季はどうしても”うなぎ”という言葉が耳につきます。
丑の日は一年間を通して数回ありますが、
夏の丑の日は異常なまでにうなぎ興業が加熱するように毎年思います。
私もそれに乗せられる方なのですが…

　今月になって黄金さんで食べたのは今回で３回目です。
行く度によくぞ黄金さんを知る事が出来たと思う喜びと、
黄金さんには後継者がいるのだろうか？という不安な気持ちになります。
営まれている間はこれからも食べに行きたいと思っています。
黄金さんは私の生活圏から離れていますが、
丁度高松自動車道の三豊鳥坂ICから近く、行き帰り共に高速道路を利用すれば
体力的にも疲れないで行き来が出来ます。

　うな重を食べました。
献立はシンプルで、うな重か蒲焼か白焼きです。週末は鮎焼きもあるようです。
小鉢が付く時もありましたが、今回は漬物としょうゆ豆でした。
今の時季はお客さんが多いので漬物にしているのかもしれません。
嬉しい２段のうなぎを食べてにんまりし、さて午後も仕事を頑張ろうと思いました。

　年季を感じるお店です。
営まれているのも年配のご夫婦なので個性的なお店にも思えます。
相方を連れて行きたいのですが、さて相方はこのお店の流れに対応出来るのか…
今回も捌いたうなぎを持ったおじいさん店員さんが店内を横切り、
唖然某然としているお客さんがいました。
あのうなぎの姿を相方が見たら驚くと思います。
だけど美味しいのでいつか一緒にこのお店で食べたいと思います。

　今年の土用の丑の日の本チャンうなぎは黄金さんで食べました。
今回も美味しいうなぎに満足出来ました。


【訪問：2014.6】

　数ヶ月前に黄金さんの事を知りました。
うなぎ好きの私にとっては嬉しい事でしたが、
関東生まれの私はどうも香川で食べるうなぎに今一満足が出来ません。
しかしお店があると分かったからには食べてみたいと思いました。

　以前から幾度と無く通った事のある道沿いに黄金さんはありました。
今までに全然気がつきませんでした。今回もナビの指示通りに向かったのですが、
それでも通り過ぎてしまうほどよく見なければ分からないお店でした。

　献立はシンプルで、うな重と蒲焼と白焼のみが黒板に書かれていました。
　うな重を食べました。
程なくして料理が配膳されました。うな重に肝吸いに胡瓜の和え物でした。
うな重は重箱の真ん中にうなぎが盛り付けされ、
食欲を一層沸かすべくご飯が重箱の渕近くにバランスよく見えました。
箸で切れるような好みのうなぎではありませんでしたが、
適度に柔らかい旨いうなぎでした。
食べているとうなぎが二重になっている事に気づきました。
うな重が松竹梅などに分かれている場合に、
ランクが上になるとこのような二重うなぎがありますが、
このお店のうな重はうな重としか黒板に書いていなく、
値段も良心的だったのでお店の心遣いを感じました。

　年配のご夫婦が営まれていました。
お腹がポッコリ出た親父さんがとても愛嬌があり、
私が食べている前をうなぎを片手に通り過ぎて行きました。
”今、生きたうなぎが通った？”と食べながら思いました。
厨房からお二人の話し声が聞こえました。
親父さんが「お前が奥でテレビを見てるから～」何だのかんだのと言い、
女将さんは「私はまだ体調が～」何だのかんだのと答えていました。
すると親父さんが、お前の身体は２週間だったか20日だったかで病院から帰れた。
だからその程度の病気だったんだと…
話す内容はともかくとして、優しそうに、強がっているように返していました。
しかし私は知っています。このお店の事を数ヶ月前に知り、
営業をしているか、営業時間、定休日などを聞こうとお店へ電話をした事がありました。
その際に電話に出た親父さんはとても寂しそうな声で
「営業はしとるけど…かみさんが入院しているから…」と、話していました。
何はともあれ女将さんと一緒で嬉しそうな親父さんでした。

　ほのぼのとする雰囲気の中でうなぎを食べました。
また体感したい雰囲気なので、必ずまた食べに行きたいと思います。

　このお店は高松市から離れた三豊市にあります。
しかし幸いな事に高松自動車道のICが直ぐ近くにあるので
高速を利用すれば楽に行けます。
今年の夏の土用の丑の日にはこのお店で食べたいものです。