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アバホテル金沢片町、このホテルの一階が店舗
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ホテルロビーの店舗入口
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食前のテーブル
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赤烏賊
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炙りトロ、肉厚で美味い
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甘エビ
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漬け
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煮ハマグリ
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漬けと雲丹と山芋の山かけ
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味噌汁
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鰻巻
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メニュー
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水引の箸袋と次回予約のメモ付箋
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つけ場
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大将
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【初訪問日時 2015年7月4日(土)AM.11:35】
長文なので最初に結論を記述します、最高の鮨屋で最高の鮨職人だと思います、絶対に早く行くべきですね、この鮨屋を旅行の目的にしても外れなし!
日本を代表する料理のひとつ、鮨。2014年4月に阿部首相がオバマ大統領との会食に「すきやばし次郎」を利用したことが話題になりました。またオバマ大統領は「銀座久兵衛」の出前をとっていたとも伝わっています。
今回訪れた「小松 弥助」は、その銀座久兵衛の 先代(先代とは今田寿治氏の事。創業73年の老舗「久兵衛」は、常に極上の「江戸前」の味を堪能できる店として戦前から今に至るまで数々の食通たちをうならせてきた。 初代久兵衛店主・今田寿治(いまだひさじ)は秋田で生まれ、15歳で上京。 美寿司(みすし)という寿司屋に弟子入りをする。 酒好きで、「宵越しの金は持たねえ」と毎日飲んでいたので、弟子入りをして10年近くたっても自分の店を持つことは無かった。 しかし、この酒好きが思わぬツキを呼び、浅野セメントの社長・浅野総一郎に気に入られ店を出す援助をしてもらえることになる。 昭和10年、今田が24歳の時、銀座に自分の店を出すことになる。 その店の名前が久兵衛。寿司そのものがうまいということに加え、久兵衛(今田)の人柄が魅力的だったことから、北大路魯山人、吉田茂、志賀直哉など多くの著名人が足を伸ばす店となる。 また今田は、それまでゲテモノとされていたウニやイクラの軍艦巻きを考案、それまで無かった客とカウンターごしに寿司を握るスタイルを構築するなど江戸前寿司職人の革命児的な存在だった。) をして「日本一の鮨を握る職人」といわしめたり、「東の次郎、西の弥助」と並び称されたりするお店で、アパホテル〈金沢片町〉の一階にある。外観からはとても繁盛店には見えないが、全国からこの寿司目当てにやってくる人も多いほど有名で、理由は、伝説の寿司職人”森田一夫氏”84歳の握るお寿司。多くの人に愛されるお寿司屋さんとなっている是非訪れたいと常々思っていました。
そして4月19日の営業時間内に、予約電話をするけどなかなか繋がらない、ようやく閉店時間の午後4時に繋がった、女将さん?とのやり取りは、僕「何月でも良いので土曜日2名で予約出来ますか?」女将さん?「予約は7月までお受けしていますが、テーブル席ならお取りできます」僕「カウンターで取れないでしょうか?」女将さん「残念ですが満席でございます」僕「1名ならどうでしょうか?」女将さん「1名なら大丈夫です」僕「お願いします」女将さん「それでは、7月4日(土)11時30分で予約入れておきます、ただ飲食時間は13時までとなりますがよろしいでしょうか?」僕「お願いします」以上のようなやり取りでした。
当日お店の前に到着したのが 11時20分、APAホテルロビーには「小松弥助」開店待ちの客らしき人が数名待っておられました、すべて予約客らしい、開店直前にあるカップルが飛び込みで空席を女性店員に確認していたが「今日は全て予約でふさがっています」と対応していました、本当に人気店です、そして店内に案内されたのが 11時35分でした、もちろんカウンター10席、テーブル4席全て満席です。
1貫目.赤烏賊(大将がイカを3枚におろし、短冊切にして握り、塩と酢橘と胡麻が降ってあり、そのままでいただく、赤烏賊はトロリとしとても甘く塩と絶妙にマッチ)
2貫目.炙りトロ(肉厚だがちょっと硬く感じたが噛むほどに旨みがでて抜群)
3貫目.甘エビ(醤油をつけていただいたのはこれのみ、太く大きくそして柔らかくて最高)
4貫目.鮪漬け(これも肉厚で美味かったー)
5貫目.バイ貝(塩でいただく、大将がまた言葉をかけてくれて、つい写真撮り忘れた)
6貫目.煮はまぐり(口に入れた当初は煮詰めがくどく感したが、噛むに連れて絶妙にマッチし、食べ終わるとまた欲しくなる味だ)
ここで味噌汁が出された。
7貫目.山かけ(漬けと雲丹と山芋と酢飯、これも美味かったー)
8貫目.鰻キュウ巻(焼きたて、熱いよと大将)
以上がお任せ握り一人前。
親方は最初に「○○さん、予約の順番があるので鮨チョット待ってね」といきなり名前を呼ばれ感動してしまった、商売だと思うが嬉しい、どの鮨も口に運び噛みしめるとその旨さでついつい笑みが出てしまう、すべてのお客が皆笑顔で嬉しそうに食していた、とにかく感動の鮨ランチでした、12時15分清算、 お任せ握り一人前5,800円(税込)でした 。
清算時に土曜日で2名カウンターでと予約をお願いしたら、空きは10月3日(土)14時30分との事、即お願いしました、家内を連れて再訪予定です、待ちどうしいなー。
【2回目訪問日時 2015年10月3日(土)PM.2:30】
前回訪問時の土曜日2名、カウンター席でと予約をお願いしたらこの日になりました、前述の条件だと3ヶ月が必要だと言う事です、いやはや大変な人気店です、平日ならもう少し短い期間の予約が出来ると思いますが?ま、金沢で名の売れている鮨店は概ね2ヶ月以上は待たないと予約が取れないのが当たり前か。
そして今日は家内を伴って3回転目の2時30分スタートです、家内がどのような評価をするか楽しみです、アパホテルのロビー(店舗入口はアパホテルロビーです)に到着したのが2時10分、ロビーのソファーに腰かけて待っていると、予約者か確認されその後女性店員が緑茶を持って来てくださいました、このような気配りも素晴らしいし店主のおもてなしの心も感じられます、そして入店がチョット遅れて2時45分に着席そして森田一夫ショーが始まり、お任せの1貫目「烏賊」が供された、これは森田氏の技で薄い烏賊の身を三枚におろし、短冊に切って握られ口に入るとその甘みと、とろ~っとした触感に圧倒される超々絶品の「烏賊」です、森田氏になぜ3枚におろすのですかと尋ねると「これによって烏賊の甘さとねっとりとした食感が増すのだよ」と答えていただきました、2貫目は「炙りトロ」で、今更ですが弥助のネタは他の江戸前鮨屋より大きめです、この「炙りトロ」を家内が食してとにかく美味いと絶句してました、その後は定番の「甘海老」「マグロの漬け」・・・・・と続き最後は熱々の「うなきゅう」でお任せ一人前が終了しました。
今日は追加をお願いしました、追加をお願いするときは親方直接ではなく女性店員に注文するのが「弥助」のルールらしいです、追加したのは「鯛」注文すると森田氏が「良いのを選んだね」と声をかけてくださった、次はあまりに美味くて感動したらしくて家内が再度「烏賊」を注文、僕も同じく注文、最後に「穴子」を2貫、これは塩とすりおろした酢橘が振られていて「そのままで召し上がれ」と弟子が。話が後先になりますが、最初の「烏賊」食べていると女性店員から席の移動をお願いされ、横へ2席移動したら丁度森田氏の正面で凄く嬉しくなり即質問、最初に親方はあちこちの鮨屋へ行かれてるんだろうけど、東京のお勧め店は?と聞いたら、逆に「教えてほしいです」と言われた、チョット気まずい雰囲気になった、自分が一番と自負しているのかも、この質問は「弥助」ではタブーかな、質問2:以前「銀座九兵衛」が金沢に出店していたと聞いたけど真意は?、森田氏:それは無いよと、森田氏は「過去に10年間銀座で修業し、「銀座九兵衛」の初代店主から知っているよ」と。逆にお客さんは何処から来たの?と聞かれ富山市内ですと答えると、「富山で家具販売の「米三」や、何とか建設(聞き取れなかった)の社長も食べに見えるよ」と、富山の名士も沢山訪れているらしい、森田氏は手を止めることもなく質問に答えてくださった、僕だけでなく他のお客とも会話しながらである。今日の鮨ランチは家内共々大満足でした、家内曰く今までで一番の鮨屋だねと、僕と同じ意見になりました、家内もまた来たいと!そしてお勘定をお願いしました、ここで初めて女将さんの登場です、この夫にしてこの女房有りと納得できる人当たりの素敵な女将で「今日は沢山の握りを召し上がっていただきありがとうございます」とお礼を言っておられ、その腰の低さや言葉尻に優しさとおもてなしの心が十分に伝わってきました、とても素敵な女将さんでした、そして今日の料金は¥17,000(2名)でした。早い機会に再訪しようと家内と話しました。
追伸
今回は絶対食べようと思っていた「小肌」「雲丹」がネタ切れで食べることが出来なかったとても残念だった、やはり最後の回だとネタ切れになってしまうらしいし、お土産の「弥次喜多(おにぎり)」もシャリが残り少ないのでと丁重に断られました、「小松弥助」の予約時間は1回転目と2回転目でないとネタ切れになります、注意しましょう。
【3回目訪問2015年11月21日(土) PM.12:30】
今月(11月)一杯で閉店するとの事で、もう予約は取れません、本当に残念、まだまだ何度も訪れたかったのに本当に残念至極です、今日は広坂の「あげは」さんにランチで伺い、入店時間迄間があったので弥助さんの店頭に行ってみました、すると外で掃除をしている女性がおられ「弥助さんの方ですか?」と尋ねると「そうです」とおっしゃいました、そこで「もう予約は受けていらっしゃらないので、せめて弥次喜多おにぎりだけでも持ち帰りで購入できませんか?」と尋ねると「じゃ親方に聞いてみますね!」と、するとシャリを仕込み中の親方にお会いできました、「あ、先日見えた方ですね、弥次喜多作りますよ」と返事をいただきました、ヤッター☺️、「それでは12時30分に取りに伺います」とお願いし、「あげは」前に戻りました。食事が終わり12時過ぎに伺うと、チョット待って下さいと言われました、嬉しくて幾らでも待ちます、はい! そして12時30分丁度に女将から手渡されました、お値段は¥2,000でした、女将が2〜3時間後に召し上がって下さいと、そして僕はお元気でと挨拶し店を後にしました、帰宅後の17時頃に頂きました、最高に旨かったです、もうこの味に会えないと思うと淋しく残念の極みです、でも一縷の望みはあるらしいのだが!